JP3572830B2 - 双方向データ通信方法及びそれを用いた双方向データ通信装置 - Google Patents

双方向データ通信方法及びそれを用いた双方向データ通信装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ放送または電話回線により伝達されるデータ放送信号における双方向データ通信方法および、その方法による双方向データ通信装置に係り、その装置はテレビ放送または電話回線により伝達されるデータ放送信号を復号するデータ放送デコーダ部と、テレビ放送またはデータ放送の映像信号を表示する表示部と、電話回線に接続されたモデムとを備えた双方向通信装置に関するものである。
【0002】
特に、電話回線には応答サーバと個人情報サーバとが接続されたシステムに係る双方向通信方法およびその方法を用いた双方向通信装置に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
図23はインタラクティブ機能付きのデータ放送システムの概略構成を示すブロック図である。図23において、1はテレビ放送局、2はデータ放送デコーダ2aとモデム2bとを備えたテレビジョン受像機を兼ねるデータ放送受信装置、3はデータ放送受信装置2と電話回線4を介して接続されるとともにテレビ放送局1と電話回線5を介して接続された応答サーバである。
【0004】
テレビ放送局1では、文字・図形のデータやインタラクティブ性を付加するためのプログラムを決められた基準のもとで符号化してデータ信号に変換し、同期符号や誤り訂正符号などを加え、データパケットに割り付けたデータ放送信号とし、これを文字多重信号の場合と同様に映像信号の垂直帰線消去期間(VBL)に重畳し、電波に変換して放送する。
【0005】
データ放送受信装置2では、データ放送デコーダ2aにおいてデータ放送信号を復号し、記憶し、表示し、必要に応じて解読して所定の処理を実行する。テレビ放送の内容が例えばテレビショッピングやアンケート調査の場合、データ放送信号として注文先や相手先の電話番号やファクシミリ番号が含まれ、これがメモリに記憶される。
【0006】
データ放送受信装置2における入力手段により商品名、購入数、購入者氏名・住所やアンケート調査の応答データなどを付加して、メモリに記憶させる。そして、自動ダイヤルしてモデム2bを介し電話回線4を通じて応答サーバ3に対して必要なデータを送信する。
【0007】
なお、応答サーバ3は各家庭からの注文や応答を収集し、予め準備してあるテレビ放送局1や情報提供会社・サービス会社からの指示に従ってデータ処理を行い、その処理結果をテレビ放送局1や情報提供会社・サービス会社に送信する。このようにして、インタラクティブ(双方向性)なデータの送受信が行われる。
【0008】
ユーザーがデータ放送受信装置2と情報提供会社・サービス会社の応答サーバー3との間でのオンラインサービスの提供を受ける場合、例えばオンラインショッピングの場合に、実際に商品をユーザーに配達したり、料金を徴収するには、ユーザーの氏名・住所・電話番号などの個人情報が不可欠となる。
【0009】
ところで、この個人情報を応答サーバー自体で保持・管理するとなれば、利用する応答サーバーが増えるごとに、あるいは応答サーバーが新設されるごとに、個人情報をその応答サーバーに登録しなければならなくなる。このようないちいちの個人情報の登録は面倒なことである。しかも、個人情報を保持・管理する応答サーバーが増えるに従って個人情報が外部に不測に流出するおそれが増え、プライバシー保護の問題が生じてくる。
【0010】
そこで、このような不都合を解消するために、情報提供会社・サービス会社の応答サーバーとは別に、個人情報の保持・管理を一元的に行う個人情報サーバーという機関を設立することが考えられる。個々の応答サーバーは、商品注文の成立があった場合に限って、その取引相手の個人情報を個人情報サーバーに問い合わせて入手するようにする。大勢のユーザーの個人情報を専用の個人情報サーバーで一元的に保持・管理することで、いちいちの登録のわずらわしさ、および膨大な個人情報の外部流出の問題が解消される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
テレビ放送にデータ放送信号を重畳すれば、非常に広いエリア(広域)にわたって安価に様々な情報を伝達することが可能である。これにより様々な情報提供会社が情報を伝達することが可能になる。
【0012】
しかしながら、個人ユーザーが個人情報を商業的な情報提供会社・サービス会社へ提供するため、膨大な個人情報の流出などが起きた場合、プライバシー保護などの問題が発生しうる。このため、個人ユーザーの情報を保護する必要がある。
【0013】
特に、この個人情報を応答サーバー自体で保持・管理するとなれば、応答サーバの数が増える毎に個人情報をそれぞれに登録しなければならず、面倒であると共に、個人情報が外部に不測に流出するおそれが増え、プライバシー保護の問題が生じてくる。
【0014】
また、上記したようにデータ放送受信装置と応答サーバーとの間で電話回線を介して行われるオンラインショッピングをはじめとする各種のオンラインサービスの提供を受けるためには、氏名・住所・電話番号などのユーザー個人情報の登録が不可欠となる。
【0015】
ところが、これらの個人情報は変わり得るものである。住居移転をすれば住所・電話番号が変わる。住居移転をしなくても電話番号を変えることもあり得る。結婚等の理由により氏名が変わることもある。個人情報が変わったにもかかわらず、個人情報サーバーにすでに登録されている個人情報が元のままの状態であると、ユーザー側ではオンラインサービスの提供が受けられず、また、情報提供会社・サービス会社側では商行為が成り立たなくなる。ユーザーは受益者負担の原則から、自己の個人情報が変わったときには、自ら積極的に個人情報サーバーに対して新たな個人情報の登録のしなおし(更新登録)を行うべきものである。
【0016】
しかしながら、実際上は、更新登録すべきであると気付くのは、オンラインサービスの提供を利用するときとなる場合が多い。まだ更新登録をしていない段階であるので、現実にはいざというときにオンラインサービスの提供を受けることができない。これでは双方向データ通信システムが有機的に機能しているとはいいがたい。
【0017】
そこで、双方向データ通信システムを有機的に機能させるために、定期的に、ユーザーに対して個人情報の変更があれば更新登録をすべきことを積極的に促すという対策が考えられる。
【0018】
本発明はこのような個人情報サーバに記録されるべきユーザ情報を有効に管理して、上記課題の解決を図ることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本願発明はテレビ放送または電話回線により伝達されるデータ放送信号を復号するステップと、前記復号されたテレビ放送またはデータ放送の情報を表示するステップと、ユーザーが電話回線を介して個人情報サーバーにユーザー情報を提供するステップと、前記ユーザ情報の個人情報サーバへの登録、更新、確認に係る情報管理を行うステップとを有することを特徴とする双方向データ通信方法を提供するものである。
【0020】
この方法を用いた装置として、テレビ放送または電話回線により伝達されるデータ放送信号を復号するデータ放送デコーダ手段と、このデータ放送デコーダ手段により復号されたテレビ放送またはデータ放送の情報を表示する表示手段と、前記電話回線に接続されたモデムと、このモデムを介して、個人情報サーバに記録されるべきユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、を備え、ユーザーが電話回線を介して個人情報サーバーに前記ユーザー情報を提供すると共に、前記ユーザ情報管理手段により前記ユーザ情報の個人情報サーバへの登録、更新、確認に係る情報管理を行う双方向データ通信装置を提供するものである。
【0021】
これにより、ユーザ情報の保護、更新、登録が確実に行われ、双方向通信に起こる弊害を未然に防ぐことが出来る。
【0022】
又特に、個人情報の保持・管理を一元的に行う個人情報サーバーという機関を設立することににより、個人情報を応答サーバのそれぞれに登録する必要が無くなる効果に加えて、この個人情報サーバの個人情報の登録、更新、照合確認するユーザ情報管理手段を双方向データ通信装置自体に設けることにより、個人情報の登録、更新、照合確認が容易になり、且つ保護がより確実になるものである。。
【0023】
また、上記ユーザ情報を管理するステップが、ユーザーが電話回線を介して応答サーバーに暗号化された第1の情報を送信するステップと、個人情報サーバーから暗号化された確認応答を前記応答サーバーを経て受信するステップと、前記確認応答を復号化する鍵情報を受信するステップと、前記鍵情報により前記第1の情報の送信を確認するステップと、前記第1の情報を補完する暗号化された第2の情報を前記応答サーバーを経て前記個人情報サーバーに送信するステップと、前記個人情報サーバーは前記第2の情報に基づいてユーザー情報を前記応答サーバーに送信し、この情報を前記応答サーバーが第3者に供給するステップを有することを特徴とする双方向データ通信方法を提供するものである。
【0024】
この方法を用いた装置として、上記ユーザ情報管理手段が ユーザーが電話回線を介して応答サーバーに暗号化された第1の情報を送信する手段と、個人情報サーバーから暗号化された確認応答を前記応答サーバーを経て受信する手段と、この確認応答を復号化する鍵情報を受信する手段と、この鍵情報により前記第1の情報の送信を確認する手段と、前記第1の情報を補完する暗号化された第2の情報を前記応答サーバーを経て前記個人情報サーバーに送信する手段と、を備え、前記個人情報サーバーは前記第2の情報に基づいてユーザー情報を前記応答サーバーに送信し、この情報を前記応答サーバーが第3者に供給することにより、更に、データの保護が強化される。即ち、ユーザーが注文が受信されたことを確認でき、この注文時において、情報提供会社・サービス会社は個人情報を保存することができず、ユーザーの個人情報を注文に対する応答として一回のみ利用することが可能であることになり、ユーザー情報を確実に保護することが出来る。
【0025】
上記ユーザ情報を管理するステップが、一旦電話回線が切断された所定時間後、個人情報サーバーからのユーザー情報をもとに電話回線の接続照合を行うステップと、照合がとれれば手続の完了を表示し、とれない場合は手続未完了を表示するステップを有することを特徴とする双方向データ通信方法を提供するものである。その方法を用いた装置として、情報提供会社・サービス会社とは別の個人情報の管理を行う個人情報サーバーに簡便にユーザー登録を行い、ユーザー情報を保護するシステムにおいて、上記ユーザ情報管理手段が、一旦電話回線が切断された所定時間後、個人情報サーバーからのユーザー情報をもとに電話回線の接続照合を行う手段を有し、照合がとれれば手続の完了を表示し、とれない場合は手続未完了を表示する表示手段を設けることにより、データの更新が確実となる。
【0026】
また、さらに上記ユーザ情報を管理するステップが、登録されているユーザ情報の月日のデータを現在日時と比較するステップと、一致したときまたはそれ以降の一定期間、ユーザー個人情報の変更があるならば更新登録を促す旨のメッセージを表示するステップとを有する双方向データ通信方法を提供するものである。この方法を用いた装置として、上記ユーザ情報管理手段が、登録されているユーザ情報の月日のデータを現在日時と比較する手段と、一致したときまたはそれ以降の一定期間、ユーザー個人情報の変更があるならば更新登録を促す旨のメッセージを表示する手段とを有することにより、更にデータ更新が効率的に、確実に行われる。即ち、氏名・住所・電話番号などのユーザー個人情報が変わっている場合でも、更新登録促しのメッセージを表示するので、更新登録が行われ、双方向データ通信システムを有機的に機能させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に係る双方向データ通信システムは、個人情報サーバーと放送局と双方向データ通信装置からなる双方向データ通信システムであって、前記個人情報サーバーは、少なくとも所定月日を含む個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、現在日時を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した前記現在日時が前記個人情報記憶手段が記憶した前記所定月日以降の一定期間に含まれる場合に、端末識別情報を含むメッセージ送信指令を送信する指令送信手段とを備え、前記放送局は、前記メッセージ送信指令を受信する指令受信手段と、所定のメッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、前記指令受信手段が前記メッセージ送信指令を受信した場合に、前記端末識別情報及び前記メッセージ記憶手段が記憶した前記所定のメッセージを放送信号として送信する放送送信手段とを備え、前記双方向データ通信装置は、前記端末識別情報及び前記所定のメッセージを含む放送信号を受信する放送受信手段と、前記放送受信手段が受信した前記端末識別情報に応じて前記所定のメッセージを表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0028】
本発明の請求項2に係る双方向データ通信システムは、個人情報サーバーと放送局と双方向データ通信装置からなる双方向データ通信システムであって、前記個人情報サーバーは、少なくとも所定月日を含む個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、現在日時を計測する計測手段と、前記計測手段が計測した前記現在日時が前記個人情報記憶手段が記憶した前記所定月日以降の一定期間に含まれる場合に、端末識別情報を含むメッセージ送信指令を送信する指令送信手段と、前記個人情報記憶手段が記憶した前記個人情報に基づいてメッセージを作成し送信するメッセージ送信手段とを備え、前記放送局は、前記メッセージ送信指令を受信する指令受信手段と、前記指令受信手段が前記メッセージ送信指令を受信した場合に、前記端末識別情報を放送信号として送信する放送送信手段とを備え、前記双方向データ通信装置は、前記端末識別情報を含む放送信号を受信する放送受信手段と、前記放送受信手段が受信した前記端末識別情報に応じて、前記メッセージ送信手段が送信した前記メッセージを取得し表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0029】
本発明の請求項3に係る双方向データ通信システムは、請求項1または2記載の双方向データ通信システムにおいて、前記双方向データ通信装置は、前記表示手段の表示を消去する消去信号を作成し送信する消去信号送信手段を更に備え、前記個人情報サーバーは、前記消去信号送信手段が送信した前記消去信号を受信した場合に、前記指令送信手段が前記メッセージ送信指令を送信しないよう制御することを特徴とする。
【0057】
以下、本発明に係る双方向データ通信方法の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0058】
(実施の形態1)
図1は実施形態の双方向データ通信方法のユーザーの送受信端末である双方向データ通信装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0059】
図1において、双方向データ通信装置10は次のように構成されている。11はシステム全体の制御を司るCPU(中央演算処理装置)、12はその制御のためのプログラムを格納しているROM(リードオンリーメモリ)、13は制御・演算を補助するとともに復号されたデータ放送信号を格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)、14は受信アンテナ(図示せず)で受信したテレビ信号の入力端子、15は入力したテレビ信号から希望するチャンネルの映像信号を選局し復調する映像信号受信部、16は復調された映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されているデータ放送信号を分離し復号するデータ放送デコーダ部、17は映像信号受信部15からの映像信号とRAM13からのデータ放送信号とを切り換えて送出する映像切換部、18は映像信号受信部15におけるチャンネル選局部での受信チャンネルの切り換えや表示部19における画面分割やデータ放送信号のスクロールなどの表示状態の制御や映像切換部17の制御を行う表示制御部、19はCRTやLCDなどの表示部、20はデータ入力も行える操作パネルやリモコンなどの操作入力部、21は入力インターフェイス、22はデジタルデータをアナログ音声信号レベルに変換して電話回線との双方向通信を行うモデム、23はCPU11とROM12からモデム22までの各部とを接続しているバス、24はモデム22を電話回線30に接続するためのNCU(Network Control Unit:回線接続部)である。また、40は電話回線30を介して双方向データ通信方法10のNCU24とインタラクティブ(双方向性)に接続された応答サーバである。また、50は電話回線30を介して双方向データ通信方法10のNCU24および応答サーバ40とインタラクティブ(双方向性)に接続された個人情報サーバーである。
【0060】
まず、データ放送番組の受信の一般的な動作を説明する。映像信号受信部15は受信したテレビ信号から選局し、その受信チャンネルのテレビ信号を映像切換部17に送出するとともにデータ放送デコーダ部16に送出する。データ放送デコーダ部16では選局した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されているデータ放送信号を分離して復号し、RAM13に送出して一時的に格納する。表示制御部18は映像切換部17を制御し、映像信号受信部15からのテレビ放送の映像信号かRAM13から読み出したデータ放送信号のいずれかを表示部19に送出する。表示制御部18はまた表示部19における表示形態をフル画面とするか2画面とするかの制御を行うとともに、フル画面の下辺または上辺に文字データをテロップ的にスクロール表示させたりする。表示制御部18が行う制御は操作入力部20からの入力指令によって決定される。
【0061】
データ放送に係る番組内容が例えば視聴者参加のクイズ番組やバラエティ番組やアンケート調査である場合、ユーザーは予め設定された回答の中から1つを選択する操作を行い、自動ダイヤル指令を出すと、CPU11はモデム22、NCU24、電話回線30を介して応答サーバ40に自動ダイヤルし、回答の情報を応答サーバ40に提供する。応答サーバ40は必要に応じて情報に加工を施し、結果を放送局に電話回線を介して通信する。
【0062】
次に、双方向データ通信装置10を電話回線30を介して応答サーバー40、個人情報サーバ50に接続して、商品の注文をする場合の動作を図2、3、4を用いて説明する。
【0063】
図2はこのときのデータのやりとりを示すものであり、図3はそのデータの内容を示すものであり、図4はデータやりとりの時系列を示すものである。
【0064】
まず、ユーザーの動作を説明する。
ユーザーの端末では、ユーザー保護のため、個人情報を一括して保持している個人情報サーバー50から暗号を解読するための鍵情報を記憶している状態にある(ステップS11)。
【0065】
テレビ放送局60、または電話回線を介して、物品情報が提供され、この放送は受信され表示される(ステップS12)。注文を確認することにより、図3の注文確認データ1(端末ID、ユーザーIDからなる)が応答サーバー40に送信される(ステップS13)。この段階では、具体的な注文情報まで送信する必要はない。応答サーバー40は、ユーザーと物品を実際に販売する販売会社や種々のサービス会社、情報提供会社、テレビ放送局、電話回線などを介して情報を提供する放送局などとの橋渡しをし、複数存在するものである。
【0066】
一旦電話回線が切断された後、応答サーバー40からの受信を待機して(ステップS14)、所定時間に暗号化ユーザー情報を受信出来なかった場合は、終了する(ステップS16、17)。暗号化ユーザー情報を受信出来た(ステップS15)場合は、先に受信している暗号解読鍵情報を用いて、暗号化ユーザー情報を解読する(ステップS18)ことによりユーザー情報を表示する(ステップS19)。これによって、ユーザーは注文が受信されたことが確認できる。
【0067】
応答サーバー40に対して接続要求を行い、注文確認データ2(端末ID、ユーザーID、パスワード、注文物品情報)を送信することで、具体的な注文をする(ステップS20)。これにより注文処理は完了する(ステップS21)。
【0068】
次に応答サーバー40の動作を説明する。
応答サーバー40は、電話回線を介されて個人ユーザーの端末からの接続を受信出来る状態にある(ステップS31)。個人ユーザーから接続を確認し注文確認データ1を受信し(ステップS32)、ここから端末IDを抜き取り個人情報サーバー50に送信する(ステップS33)。
【0069】
個人情報サーバー50からの送信を待機し(ステップS34)、所定時間内に受信出来なかったら、回線を切断する(ステップS36、37)。
【0070】
個人情報サーバー50から暗号化ユーザー情報(サービス会社コード、端末ID、ユーザーID、暗号化された個人の住所、名前等の情報からなる)を受信する(ステップS38)と、それをユーザーに転送する。ユーザーから注文確認データを受信すると(ステップS39)、暗号化されたままの端末ID・商品データ(端末ID、ユーザーID、暗号化されたパスワード、注文物品情報からなる)を抜き取り、個人情報サーバー50に送信する(ステップS40)。個人情報サーバー50からの受信を待機し(ステップS41)、所定時間内に受信できない場合は処理を完了する(ステップS43、44)。
【0071】
個人情報サーバー50からユーザー情報(名前、電話番号、住所等)を受信すると物品販売会社などにこれを注文情報として送信し(ステップS45)、受注処理は完了する(ステップS46)。物品販売会社70などはこれを受信し個人ユーザーに物品などを送付し、代金をユーザーから徴収する。
【0072】
なお、クレジットカード番号がユーザー情報として提供され代金支払を完了する形でもよい。
【0073】
ここで、応答サーバーは注文確認データ1、2とユーザ情報を照合しても、暗号化の仕方が常に同一とは限らないので、一回の注文で特定の住所、名前を有するユーザーが特定の物品を購入したことは、確認できるが、次の注文では注文確認データ1、2を受信した段階では、どのユーザーが注文したかを同定できず、ユーザーの保護が可能となるものである。
【0074】
次に個人情報サーバー50の動作を説明する。
個人情報サーバー50は各ユーザーに暗号解読鍵情報を送信し(ステップS51)、応答サーバー40から受信を待機している状態に有る(ステップS52)。
【0075】
なお、暗号解読鍵情報はユーザーに定期的に提供してもいいし、注文を受ける度に提供してもよい。
【0076】
応答サーバー40から端末IDデータを受信すると(ステップS53)、個人情報サーバー50が備えたデータベースからユーザー情報を検索し(ステップS54)、これを暗号化し(ステップS55)、暗号化ユーザー情報(サービス会社コード、端末ID、ユーザーID、暗号化された個人の住所、名前等の情報からなる)として応答サーバー40に送信する(ステップS56)。
【0077】
これが応答サーバー40を経て、ユーザーに送信されることによりユーザーへの注文確認となり、ユーザーからの具体的な注文を応答サーバーを経て、端末ID・商品データとして受信すると(ステップS57)、データベースでユーザー情報を検索し(ステップS58)、これを応答サーバー40に送信する(ステップS59)。これにより一注文の個人情報サーバー50の動作が完了する。
【0078】
なお、暗号化はデータ通信の速度および個人情報の大きさにより決定されるものである。
【0079】
また個人情報を2回応答サーバー40に提供しているが、その提供の仕方も本実施の形態に限定されるものではない。1回目のデータ送信(注文確認データ1)時により多くの情報を暗号化しておいても支障はない。
【0080】
以下、本発明に係る双方向データ通信装置の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0081】
(実施の形態2)
実施形態の双方向データ通信装置の電気的構成は実施の形態1の図1の構成と同じであるので、図1の構成の説明は省略する。動作について図5、図6に示すフローチャートを用い説明する。
【0082】
まず、データ放送番組の受信の一般的な動作を説明する。図1の映像信号受信部15は受信したテレビ信号から選局し、その受信チャンネルのテレビ信号を映像切換部17に送出するとともにデータ放送デコーダ部16に送出する。データ放送デコーダ部16では選局した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されているデータ放送信号を分離して復号し、RAM13に送出して一時的に格納する。表示制御部18は映像切換部17を制御し、映像信号受信部15からのテレビ放送の映像信号かRAM13から読み出したデータ放送信号のいずれかを表示部19に送出する。表示制御部18はまた表示部19における表示形態をフル画面とするか2画面とするかの制御を行うとともに、フル画面の下辺または上辺に文字データをテロップ的にスクロール表示させたりする。表示制御部18が行う制御は操作入力部20からの入力指令によって決定される。
【0083】
データ放送に係る番組内容が例えば視聴者参加のクイズ番組やバラエティ番組やアンケート調査である場合、ユーザーは予め設定された回答の中から1つを選択する操作を行い、自動ダイヤル指令を出すと、CPU11はモデム22、NCU24、電話回線30を介して応答サーバ40に自動ダイヤルし、回答の情報を応答サーバ40に提供する。応答サーバ40は必要に応じて情報に加工を施し、結果を放送局に電話回線を介して通信する。
【0084】
次に、双方向データ通信装置10を電話回線30を介して個人情報サーバ50に接続して、登録を行う場合の動作を説明する。
【0085】
図5のフローチャートに従って個人ユーザーの動作を説明する。
ユーザーは、ユーザー電話回線を介して個人情報サーバー50にユーザー情報を入力し(ステップS111)、個人情報サーバー50に接続要求を行う(ステップS112)。
【0086】
接続を確認し(ステップS113)、接続出来なかった場合はもう一度接続要求を行う(ステップS112)。
【0087】
これにより、データー放送受信装置の機器IDとユーザー情報をサーバに送信し(ステップS114)、一端電話回線が切断される。(ステップS115)そして所定時間(ステップS116)後、前記個人情報サーバーから前記ユーザー情報をもとに電話回線の接続を行い(ステップS117)、接続できた場合は、機器IDをサーバに送信し(ステップS119)、照合を行い、サーバから確認され(ステップS120)、確認され照合がとれれば登録完了を表示する。(ステップS121)、所定時間内に接続されないときは(ステップS118)、未登録を表示する(ステップS122)。
【0088】
次に図6のフローチャートに従って個人情報サーバーの動作を説明する。
個人情報サーバー50は、電話回線を介されて個人ユーザーの端末からの接続を受信出来る状態にある。(ステップS1101)個人ユーザーから接続を確認し(ステップS1102)、これにより、機器IDとユーザー情報をサーバに受信し(ステップS1103)、機器IDを記録する。(ステップS1104)さらにユーザー情報から電話番号を抜き取り(ステップS1105)、一端電話回線を切断する。(ステップS1106)そして所定時間後、個人情報サーバー50から個人ユーザー情報をもとに電話回線の接続要求を行い(ステップS1107)、接続を確認し(ステップS1108)、接続できた場合は、機器IDを受信し(ステップS1109)、照合を行い(ステップS1111)、個人端末に確認を送信(ステップS1112)し、登録を完了する。機器IDの照合が一致しなかった場合は個人端末に不一致を送信する。(ステップS1113)これにより個人情報サーバーもしくはユーザーが電話回線の接続を切断する事が可能となる。
【0089】
接続ができなかった場合(ステップS1110)、接続要求に戻る(ステップS1107)。
【0090】
(実施の形態3)
次に、登録の仕方を図7、8、9を用いて説明する。
【0091】
図7のフローチャートに従って個人ユーザーの動作を説明する。
ユーザーは、ユーザー電話回線を介して個人情報サーバー50にユーザー情報を入力する。
【0092】
ユーザーは個人情報サーバー50に接続すると、サーバー50からデータか送信されるまで待機し(ステップS131)、県名、市名、町名のリスト受信し表示される(ステップS132)事によりユーザー自身の県名、市名、町名を選択することが可能である(ステップS133)。
【0093】
更に、確定キーを押す事により(ステップS135)、サーバー50に選択された情報が送信されより詳しい住所のデータがサーバ50より送信される。
【0094】
この操作をくり返し送信することにより住所を確定でき、サーバー50に送信する事が可能となる。
【0095】
図8のフローチャートに従って個人情報サーバーの動作を説明する。
ザーバー50は、住所情報を電話回線を介して個人ユーザーに提供し、個人ユーザーからの送信を待機しており(ステップS1201)、ユーザーの選択を受信すると、地域データベース(DB)を検索し(ステップS1203)、更に詳しい住所情報を個人端末に送信する(ステップS1204)。
【0096】
さらにこの操作をくり返し、住所が確定されると、終了し(ステップS1202)、住所情報をユーザーデータベースに登録する(ステップS1205)。
【0097】
なお、住所のデータベースは端末自体が備えていても構わない。
ここで、図9は、ユーザーの選択のしかたを示すものであり、図9(b)のような選択画面をカーソル選択する事により住所を確定するものである。
【0098】
住所データベースは図10のように階層構造になっており、ユーザーの選択により、より詳しい住所のリストが選択されるものである。
【0099】
(実施の形態4)
次に、双方向データ通信装置10を電話回線30を介して個人情報サーバ50に接続して、個人データの更新を行う場合の動作を説明する。
【0100】
図11のフローチャートに従って個人ユーザーの動作を説明する。
ユーザーが、電話番号、双方向データ通信装置10の機器ID、住所などのユーザー情報を変更しており、その手続を完了しているときは、変更フラグが立っておらず(ステップS141)、立てていないときは、個人情報サーバー50からの接続を待機している状態にある(ステップS142)。
【0101】
変更フラグが立っていれば、前記個人情報サーバー50への変更登録が済んでいないことが判明し、手続が完了するものである(ステップS141)。
【0102】
接続されると(ステップS143)、電話回線を介して個人情報サーバー50に変更されたユーザー情報を個人情報サーバー50に送信し、手続が完了となる(ステップS145、147)。
【0103】
この手続の具体的な流れは、前記実施の形態で示した通りである。
接続出来なかった場合は、個人情報サーバーへの変更登録が済んでいないことが判明し、手続が完了するものである(ステップS146)。
【0104】
次に図12のフローチャートに従って個人情報サーバーの動作を説明する。
個人情報サーバー50は、電話回線を介されて個人ユーザーの端末からのを接続要求を行い(ステップS1302)、接続を確認すると(ステップS1303)、これにより、機器IDとユーザー情報を受信し(ステップS1304)、個人情報サーバーのデーターベースの機器IDなどのユーザー情報を比較する(ステップS1305)。
【0105】
照合が不可能なときは、個人情報サーバーのデータベースに変更フラグを立てて接続を終了する。
【0106】
ユーザー情報が変更されていないとき、及び、変更された情報を再登録するときは、この情報を格納し手続が完了する。この手続の具体的な流れは、前記実施の形態2で示した図5のフローチャートの通りであり、図7の(ステップ131)において、登録完了表示を行うと同時に、前記変更プラグを立っていない状態にする。前記再登録時の個人情報サーバーの動作は図8はフローチャートの通りであり、図8の(ステップS1205)において、データベース登録するとともに、ユーザーデータベースの変更フラグを立っていない状態にする。
【0107】
照合が不可能なときは、個人情報サーバーのデーターベースに変更フラグを立て接続を終了する。
【0108】
なお、ユーザー情報の変更は、個人情報サーバー50の接続要求により開始されるのとは別に、ユーザーが定期的に接続要求することにより、機器ID、住所、電話番号などの個人情報の定期的変更が可能となる。
【0109】
以下、本発明に係る双方向データ通信装置の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0110】
(実施の形態5)
図13は実施の形態5に係る双方向データ通信装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0111】
図13において、実施の形態1、2、3、4と同一の機能のところは同一番号を付与している。又、同一機能の構成の説明を省略する。
【0112】
なお、40は電話回線30を介して双方向データ通信装置10のNCU24とインタラクティブ(双方向性)に接続された応答サーバー、50は電話回線30を介して双方向データ通信装置10のNCU24および応答サーバー40とインタラクティブ(双方向性)に接続された個人情報サーバー、60はテレビ放送局である。図示はしていないが、応答サーバー40は複数あり、それぞれの応答サーバー40が電話回線30を介して個人情報サーバー50に接続されている。また、各応答サーバー40および個人情報サーバー50が電話回線30を介してテレビ放送局60と接続されている。
【0113】
まず、ユーザー個人情報の初期登録の動作を説明する。通常、双方向データ通信装置10が購入されたとき、あるいはオンラインサービスの契約を締結するときに、個人情報サーバー50に対するユーザー個人情報の初期登録を行う。この初期登録は電話回線30を介して行われる。すなわち、ユーザーは操作入力部20を操作して表示部19に個人情報登録のメニューを表示させ、キー操作によりユーザー登録要求を端末IDとともにモデム22および電話回線30を介して個人情報サーバー50に送出する。端末IDはROM12に格納されている。これを受けた個人情報サーバー50は登録プログラムを電話回線30を介して双方向データ通信装置10にダウンロードする。そのプログラムはRAM13に格納される。ユーザーはキー操作により氏名・住所・電話番号・生年月日・性別などの個人情報を入力する。その個人情報は電話回線30を介して個人情報サーバー50に送出されハードディスクに格納される。個人情報のうち生年月日に基づいた誕生日が双方向データ通信装置10のRAM13に登録される。次に、個人情報サーバー50から登録した電話番号で自動ダイヤルして登録完了の確認を行い、個人情報サーバー50からユーザーIDを送出し、双方向データ通信装置10は受け取ったユーザーIDをRAM13に登録した後、登録プログラムを消去する。なお、前記登録プログラムはあらかじめ端末のメモリに格納されており、個人情報サーバーからダウンロードすることなく、端末で個人情報を入力し、その後電話回線を介して個人情報サーバーへ登録処理を行うことも可能である。
【0114】
以上により、個人情報サーバー50においてユーザーIDとともに氏名・住所・電話番号などのユーザー個人情報が登録され、双方向データ通信装置10のRAM13に所定の月日としてのユーザーの誕生日が登録されたことになる。
【0115】
次に、データ放送番組の受信の一般的な動作を説明する。映像信号受信部15は受信したテレビ信号から選局し、その受信チャンネルのテレビ信号を映像切換部17に送出するとともにデータ放送デコーダ部16に送出する。データ放送デコーダ部16では選局した映像信号の垂直帰線消去期間に重畳されているデータ放送信号を分離して復号し、RAM13に送出して一時的に格納する。表示制御部18は映像切換部17を制御し、映像信号受信部15からのテレビ放送の映像信号かRAM13から読み出したデータ放送信号のいずれかを表示部19に送出する。表示制御部18はまた表示部19における表示形態をフル画面とするか2画面とするかの制御を行うとともに、フル画面の下辺または上辺に文字データをテロップ的にスクロール表示させたりする。表示制御部18が行う制御は操作入力部20からの入力指令によって決定される。
【0116】
データ放送に係る番組内容が例えば視聴者参加のクイズ番組やバラエティ番組やアンケート調査である場合、ユーザーは予め設定された回答の中から1つを選択する操作を行い、自動ダイヤル指令を出すと、CPU11はモデム22、NCU24、電話回線30を介して応答サーバー40に自動ダイヤルし、回答の情報を応答サーバー40に提供する。応答サーバー40は必要に応じて情報に加工を施し、結果を放送局60に電話回線を介して通信する。
【0117】
次に、テレビ放送の内容もしくは応答サーバーからの送信情報をみてオンラインショッピングをする場合の動作を簡単に説明する。送信されてきた商品情報が表示部19に表示される。操作入力部20の操作により注文確認を指示すると、注文確認データ(端末ID・ユーザーID・パスワード・注文商品情報)が電話回線30を介して応答サーバー40に送信され、注文処理が完了する。応答サーバー40は個人情報サーバー50に対して端末IDを送信し、個人情報サーバー50からユーザー個人情報(氏名・住所・電話番号など)を受信し、これを商品販売会社などに注文情報として送信し、受注処理を完了する。商品販売会社はユーザー個人情報に基づいて該当するユーザーに注文の商品を送付し、代金をユーザーから徴収する。
【0118】
次に、誕生日メッセージ表示の動作について説明する。すでに説明したように、双方向データ通信装置10のRAM13にはユーザーの誕生日のデータが登録されており、個人情報サーバー50ではユーザーIDとともに氏名・住所・電話番号などのユーザー個人情報が登録されている。テレビ放送局60からは常時的に放送波により誕生日メッセージが送信されている。この誕生日メッセージには、誕生日がきた旨とともにユーザー個人情報の変更に伴う更新登録のすすめのメッセージが含まれている。例えば、「お誕生日おめでとうございます。あなたの氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」といった内容である。誕生日メッセージは放送波の垂直帰線消去期間に重畳されている。この誕生日メッセージは双方向データ通信装置10において常に受信されているが、誕生日がくるまでは表示されない。
【0119】
図14のフローチャートに示すように、双方向データ通信装置10の電源をONすると、CPU11は、内蔵タイマーに基づく現在日時がRAM13に登録されている誕生日に達したかどうか、すなわち誕生日またはそれ以降の日であるかどうかを判断し(ステップS151)、達していないときは誕生日メッセージの表示を禁止する(ステップS155)が、誕生日に達したときは誕生日から例えば1か月以内かどうかを判断し(ステップS152)、1か月以内であればデータ放送デコーダ部16で復号した誕生日メッセージを表示部19において表示する(ステップS153)。これで誕生日から1か月の間は双方向データ通信装置10の電源をONするたびに誕生日メッセージが表示されることになる。タイムアップするのを待って(ステップS154)、誕生日メッセージの表示を禁止(停止)する(ステップS155)。ユーザーはこの誕生日メッセージを見て、現在の氏名・住所・電話番号などの個人情報がすでに個人情報サーバー50に登録している氏名・住所・電話番号などから変わっているのかどうかの判断を促され、変わっているときは更新登録すべきことを促される。誕生日から1か月を超えているときは、すでにユーザーに充分にメッセージが伝わっているものとして、誕生日メッセージの表示は行わない(ステップS155)。
【0120】
個人情報が変わっているとき、ユーザーは個人情報サーバー50に対して個人情報の更新登録を行う。これにより、引き続きオンラインサービスの提供を受けることができる。
【0121】
ところで、誕生日から1か月間にわたって誕生日メッセージの表示が行われることは、ユーザーにとってわずらわしく感じられる。これを解消するのが図15(a)のフローチャートに示す動作である。ユーザーは誕生日メッセージの表示を行わせないようにしたいとき、操作入力部20(リモコン)において消去キーを操作する。CPU11は消去キーが操作されたかどうかを判断し(ステップS1401)、操作されたときは表示フラグFをリセットする(ステップS1402)。そして、図14のフローチャートにおいてステップS152aを追加し、表示フラグFがセットされているときに限って誕生日メッセージの表示を行い(ステップS153)、表示フラグFがリセットされているときは誕生日メッセージの表示を行わないようにする(ステップS155)。
【0122】
表示フラグFをリセットしたままであると、次の年の誕生日がきたときに誕生日メッセージの表示が行われないことになる。そこで、図15(b)に示すように誕生日から例えば11か月が経過したかどうかを判断し(ステップS1501)、経過したときには表示フラグFをセットの状態に戻す(ステップS1502)。すると、ステップS152aの判断がYESとなり、再び、誕生日メッセージの表示が行われる。
【0123】
(実施の形態6)
上記実施の形態5の場合の誕生日メッセージの内容は、「氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」といった内容であった。これに対して、すでに登録済みの具体的な氏名・住所・電話番号などの個人情報を表示させることが考えられる。つまり、誕生日メッセージとして、例えば、「お誕生日おめでとうございます。あなたの登録された氏名・住所・電話番号は……、……、……ですが、変更はありませんか。変更がありましたら、更新登録をして下さい。」といった内容である。このような内容の誕生日メッセージを表示させるのが実施の形態5である。そのような個人情報を含んだ誕生日メッセージは放送局60からではなく個人情報サーバー50から送信されてくるものである。したがって、そのメッセージ送信は常時的にではなく、要求のあったときに限って送信される。
【0124】
動作を図16のフローチャートで説明する。双方向データ通信装置10の電源をONすると、CPU11は、内蔵タイマーに基づく現在日時がRAM13に登録されている誕生日に達したかどうかを判断し(ステップS1601)、達していないときは動作を終了するが、誕生日に達したときは誕生日から例えば1か月以内かどうかを判断し(ステップS1602)、1か月を超えていれば動作を終了するが、1か月以内であれば電話回線30を介して個人情報サーバー50に対して自動ダイヤルを行う。このとき、端末IDを送るとともに誕生日メッセージ送信要求を行う(ステップS1603)。そして、個人情報サーバー50からの受信を待つ(ステップS1604)。個人情報サーバー50は、双方向データ通信装置10からの誕生日メッセージ送信要求があったときは、個人情報を含んだ誕生日メッセージを要求のあった端末IDの双方向データ通信装置10に対して送信する。双方向データ通信装置10では、受信した個人情報を含んだ誕生日メッセージをRAM13に格納し(ステップS1605)、その誕生日メッセージを表示部19において表示する(ステップS1606)。これで誕生日から1か月の間は双方向データ通信装置10の電源をONするたびに誕生日メッセージが表示されることになる。タイムアップするのを待って(ステップS1607)、誕生日メッセージの表示を停止し(ステップS1608)、RAM13から誕生日メッセージを消去する(ステップS1609)。ユーザーはこの氏名・住所・電話番号などの個人情報を具体的に含んだ誕生日メッセージを見て、現在の氏名・住所・電話番号などの個人情報とすでに個人情報サーバー50に登録している氏名・住所・電話番号などの個人情報との比較対照をきわめて明瞭に行うことになり、変わっているのかどうかの判断を強く促され、変わっているときは更新登録すべきことを促される。誕生日から1か月を超えているときは、個人情報サーバー50に対するメッセージ送信要求は行わない。
【0125】
誕生日メッセージを確認した後での、誕生日から1か月間の誕生日メッセージの表示を禁止したい場合には、消去キーを操作して、図15と同様に処理すればよい。
【0126】
(実施の形態7)
実施の形態7は個人情報サーバー50に代えて応答サーバー40から誕生日メッセージの送信を受けるものである。この場合の誕生日メッセージは、氏名・住所・電話番号などの具体的な個人情報を含むものではなく、放送波の場合と同様に一般的な「お誕生日おめでとうございます。あなたの氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」といった内容である。
【0127】
動作としては、図16のフローチャートにおいてステップS1603で「個人情報サーバーに」を「応答サーバーに」に置き換え、ステップS1605で「個人情報を含んだ誕生日メッセージ」に代えて単なる「誕生日メッセージ」と置き換えればよい。
【0128】
(実施の形態8)
実施の形態8は、誕生日メッセージを外部から受信することに代えて、双方向データ通信装置10の内部において発するものである。すなわち、ROM12にあらかじめ誕生日メッセージを書き込んでおき、CPU11の日時判断により現在日時が誕生日になったとき(およびそれから1か月間)、ROM12より誕生日メッセージを読み出して表示部19に表示するものである。この実施の形態の場合、ROM12に大きなメモリ容量を必要とするが、メッセージ表示の制御はきわめて簡単なものとなる。
【0129】
(実施の形態9)
上記の各実施の形態5〜8では操作入力部20の操作によって誕生日のデータをRAM13に登録しておくようにしていた。これは、現在日時が誕生日になったかどうかの判断を双方向データ通信装置10において行うようにするためである。その基本に、その誕生日はその双方向データ通信装置10のユーザーの誕生日であるから、双方向データ通信装置10において誕生日を登録するのが自然であるという考えがある。しかし、停電になったり、コンセントを抜いたりすると、RAM13から誕生日のデータが消えてしまう。そうなると、再度の誕生日の登録操作が必要となるが、ユーザーをわずらわせることになるし、忘れられる可能性もある。
【0130】
そこで、誕生日のデータを個人情報サーバー50において登録しておき、誕生日になったかどうかを個人情報サーバー50において管理してもらうという考え方がでてくる。これに従ったのが、以下に述べる実施の形態9である。
【0131】
個人情報サーバー50において、氏名・住所・電話番号のほかにユーザーの生年月日(誕生日)、端末IDなどのユーザー個人情報の登録が行われているとする。個人情報サーバー50のCPUは、内蔵タイマーに基づく現在日時が登録されている誕生日に達したかどうかを判断し、達したときは放送局60に対して該当する端末IDとメッセージ送信指令とを送出する。放送局60は、受け取った端末IDと誕生日メッセージを放送波にのせて送出する。この処理は原則として誕生日から1か月の間にわたって行われるものとする。
【0132】
動作を図17のフローチャートに従って説明する。双方向データ通信装置10において、CPU11は、電源ON時に放送局60から端末IDを受信したかどうかを判断し(ステップS1701)、受信したときはその受信した端末IDとROM12から読み出した端末IDとを比較する(ステップS1702)。比較の結果、2つの端末IDが一致しているときは(ステップS1703でYES)、放送局60から受信した誕生日メッセージを表示部19に表示する(ステップS1704)。このときに表示される誕生日メッセージは普通のもので、例えば前述のとおりの「お誕生日おめでとうございます。あなたの氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」といった内容である。
【0133】
(実施の形態10)
誕生日のデータを双方向データ通信装置10のRAM13に登録しない型式において、誕生日メッセージとして個人情報を含んだ誕生日メッセージを表示させる方式も考えられる。これが実施の形態9である。個人情報を含んだ誕生日メッセージの入手は個人情報サーバー50へのアクセスによって行う。すなわち、図18のステップS1701〜S1703の続きに、図16のステップS1603〜S1609を実行するように構成したものである。
【0134】
双方向データ通信装置10において、CPU11は、電源ON時に放送局60から端末IDを受信したかどうかを判断し(ステップS1701)、受信したときはその受信した端末IDとROM12から読み出した端末IDとを比較する(ステップS1702)。比較の結果、2つの端末IDが一致しているときは(ステップS1703でYES)、電話回線30を介して個人情報サーバー50に対して自動ダイヤルを行う。このとき、図16に示すように端末IDとともに誕生日メッセージ送信要求を行う(ステップS1603)。そして、個人情報サーバー50からの受信を待つ(ステップS1604)。個人情報サーバー50は、双方向データ通信装置10からの誕生日メッセージ送信要求があったときは、氏名・住所・電話番号などの個人情報を含んだ誕生日メッセージを要求のあった端末IDの双方向データ通信装置10に対して送信する。双方向データ通信装置10では、受信した個人情報を含んだ誕生日メッセージをRAM13に格納し(ステップS1605)、その誕生日メッセージを表示部19において表示する(ステップS1606)。これで誕生日から1か月の間は双方向データ通信装置10の電源をONするたびに誕生日メッセージが表示されることになる。タイムアップするのを待って(ステップS1607)、誕生日メッセージの表示を停止し(ステップS1608)、RAM13から誕生日メッセージを消去する(ステップS1609)。
【0135】
(実施の形態11)
上記の実施の形態9,10において、ユーザーが誕生日メッセージまたは個人情報を含んだ誕生日メッセージを確認した後で、誕生日から1か月間にわたるメッセージ表示のわずらわしさから解消されるようにしたものである。
【0136】
図15の場合と同様に、ユーザーは誕生日メッセージの表示を行わせないようにしたいとき、操作入力部20(リモコン)において消去キーを操作する。図15(a)に示すように、CPU11は消去キーが操作されたかどうかを判断し(ステップS1401)、操作されたときは表示フラグFをリセットする(ステップS1402)。そして、図18のフローチャートにおいてステップS1703aを追加し、表示フラグFがセットされているときに限って誕生日メッセージの表示を行い(ステップS1704)、表示フラグFがリセットされているときは誕生日メッセージの表示を行わないようにする(ステップS1706)。表示フラグFをリセットしたままであると、次の年の誕生日がきたときに誕生日メッセージの表示が行われないことになる。
【0137】
そこで、図15(b)に示すように、誕生日から例えば11か月が経過したかどうかを判断し(ステップS1501)、経過したときには表示フラグFをセットの状態に戻す(ステップS1502)。すると、図17のステップS1703aの判断がYESとなり、再び、誕生日メッセージの表示が行われる。
【0138】
もう1つの方式として、操作入力部20において消去キーが操作されたときには、放送局60からの誕生日メッセージの送出を行わないように構成することが考えられる。すなわち、消去キーが操作されたときに双方向データ通信装置10から個人情報サーバー50に自動ダイヤルして、端末IDとともに消去信号を送る。消去信号を受けた個人情報サーバー50は、該当する端末IDの個人情報として表示フラグFをリセットする。個人情報サーバー50のCPUは、表示フラグFがリセットされているときは現在日時が誕生日に達したときでも、放送局60に対する端末IDの送出を行わない。したがって、放送局60からは端末ID・誕生日メッセージの送出は行われない。誕生日から例えば11か月が経過したときには表示フラグFをセットの状態に戻すことにより、次の誕生日がきたときには、再度の誕生日メッセージの送出が行われる。
【0139】
なお、上記実施の形態5〜11において、現在日時と比較すべき所定の月日として誕生日を代表的にあげたが、これに限定されるものではなく、ユーザーは所望の月日を登録してよいものとする。
【0140】
以上の実施の形態5〜11では、1年に1度の機会をもって更新登録促しのメッセージを表示するようにしたものであった。これに対して、以下に説明する実施の形態は1年を四季に分け、季節ごとに更新登録促しのメッセージを表示することで、更新登録促しの機会を増やしたものである。
【0141】
なお、表示フラグは個人情報サーバーにおいて保持することも可能である。
(実施の形態12)
季節の変わり目の日付として、T,T,T,Tの4つの日付を設定するとともに、これらの日付のそれぞれに対応させて4種類の季節メッセージM,M,M,Mを設定する。具体的にここでは、一例として単純に、Tを12月31日、Tを3月31日、Tを6月30日、Tを9月30日とする。そして、季節メッセージMとして例えば「あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、あなたの氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」を設定し、季節メッセージMとして例えば「ずいぶん暖かくなってまいりました。桜の花がきれいですね。さて、……(同文)……」を設定し、季節メッセージMとして例えば「今年の夏は大変暑いですね。お変わりありませんか。さて、……(同文)……」を設定し、季節メッセージMとして例えば「秋も日一日と深まってまいりました。かぜをひかないように注意しましょう。さて、……(同文)……」を設定する。(同文)のところは「あなたの氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」である。
【0142】
双方向データ通信装置10においてCPU11は、内蔵タイマーに基づいて季節フラグFの管理を行う。すなわち、図18のフローチャートに示すように、季節変わり目日付Tになったかどうかを判断し(ステップS1801)、なったときは季節フラグFをリセットし(ステップS1802)、次に季節変わり目日付Tになったかどうかを判断し(ステップS1803)、なったときは季節フラグFをリセットし(ステップS1804)、次に季節変わり目日付Tになったかどうかを判断し(ステップS1805)、なったときは季節フラグFをリセットし(ステップS1806)、次に季節変わり目日付Tになったかどうかを判断し(ステップS1807)、なったときは季節フラグFをリセットする(ステップS1808)。
【0143】
放送局60において、季節変わり目日付を判断して、前記4種類の季節メッセージM〜Mのうちから現在の季節に応じた季節メッセージを選択し、常時的に放送波にのせて送信する。
【0144】
双方向データ通信装置10においてデータ放送サービス受信のモードになると、図19のフローチャートの動作が実行される。放送局60からの季節メッセージを受信し(ステップS1901)、季節フラグFがリセットされているかどうかを判断し(ステップS1902)、リセットされているときは表示部19に受信した季節メッセージを表示し(ステップS1903)、表示があったことを示すために季節フラグFをセットする(ステップS1904)。これにより、その季節の挨拶と更新登録促しとからなるメッセージが表示されたことになる。1度、そのメッセージの表示が行われると、季節フラグFがセットとされているので、ステップS62の判断がNOとなり、メッセージの表示は行わない。
【0145】
具体的には次のとおりである。例えば12月31日(T)になると、季節フラグFがリセットされる。翌日の1月1日にデータ放送サービスを受信すると、季節メッセージMの「あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、あなたの氏名・住所・電話番号などに変更がありましたら、更新登録をして下さい。」を受信して表示する。次に、1月2日にデータ放送サービスを受信しても季節フラグFがセットされているので、季節メッセージMの表示は行われない。次に、3月31日(T)になると、季節フラグFが再びリセットされ、その後にデータ放送サービスを受信すると、季節メッセージMが表示され、さらにその後に同サービスを受信しても季節メッセージMの表示は行われない。以下同様であり、1年のうちに4回の更新登録促しのメッセージの表示が行われ、更新登録促しの機会が多くなっている。
【0146】
(実施の形態13)
この実施の形態13は、個人情報サーバー50に登録されている氏名・住所・電話番号などのユーザー個人情報をも表示させるものである。図20のフローチャートに示すように、放送局60からの季節メッセージを受信し(ステップS2001)、季節フラグFがリセットされているかどうかを判断し(ステップS2002)、リセットされているときは電話回線30を介して個人情報サーバー50に対して自動ダイヤルを行い、端末IDを送るとともにユーザー個人情報の送信の要求を行う(ステップS2003)。そして、個人情報サーバー50からの受信を待つ(ステップS2004)。個人情報サーバー50は、双方向データ通信装置10からの要求に従って登録してあるユーザー個人情報を要求のあった端末IDの双方向データ通信装置10に対して送信する。双方向データ通信装置10では、放送局60から受信した季節メッセージと個人情報サーバー50から受信したユーザー個人情報とを表示部19に表示し(ステップS2005)、表示があったことを示すために季節フラグFをセットする(ステップS2006)。これにより、その季節の挨拶と更新登録促しと氏名・住所・電話番号などの具体的な個人情報とからなるメッセージが表示されたことになる。1度、そのメッセージの表示が行われると、季節フラグFがセットとされているので、ステップS72の判断がNOとなり、メッセージの表示は行わない。
【0147】
(実施の形態14)
この実施の形態14は、季節フラグFの判断を応答サーバーで行い、季節メッセージを応答サーバーから送信するようにしたものである。双方向データ通信装置10側の動作を示す図21と応答サーバー40側の動作を示す図22のフローチャートで説明する。
【0148】
双方向データ通信装置10から電話回線30を介して応答サーバー40に対してオンラインサービスを利用するとき、図22に示すように、応答サーバー40に対するアクセスを実行し(ステップS2101)、このときに季節フラグFと端末IDを応答サーバー40に送る(ステップS2102)。応答サーバー40においては、図22に示すように、送られてきた季節フラグFがリセットされているかどうかを判断し(ステップS2201)、リセットされているときには個人情報サーバー50にアクセスしてユーザー個人情報(氏名・住所・電話番号など)を入手し(ステップS2202)、季節の挨拶と更新登録促しと氏名・住所・電話番号などの具体的な個人情報とからなるメッセージを受け取った端末IDの双方向データ通信装置10に対して電話回線30を介して送信し(ステップS2203)、以下は通常のオンラインサービス処理を実行する(ステップS2204)。双方向データ通信装置10側では、応答サーバー40から送信されてきた季節の挨拶と更新登録促しと氏名・住所・電話番号などの具体的な個人情報とからなるメッセージを受信し(ステップS2103)、表示部19にそのメッセージを表示し(ステップS2104)、表示されたことを示すために季節フラグFをセットする(ステップS2105)。以下は通常のオンラインサービス処理を実行する(ステップS2106)。
【0149】
一度、ステップS2103のメッセージ表示が行われると、季節フラグFがセットされるので、次に図18の処理により季節フラグFがリセットされるまでは、オンラインサービスのアクセスを行っても、応答サーバー40側では図22のステップS2201の判断がNOとなり、ステップS2202,S2203の処理はスキップして、通常のオンラインサービス処理(ステップS2204)へ進む。
【0150】
(実施の形態15)
実施の形態15は、実施の形態14においてユーザー個人情報の送信・表示を省略したものである。すなわち、図22のステップS2202のユーザー個人情報の入手処理は省略する。ステップS2203では季節の挨拶と更新登録促しとからなるメッセージを双方向データ通信装置10に送信する。また、図21のステップS2103,S2104の受信・表示の対象は季節の挨拶と更新登録促しとからなるメッセージとなる。
【0151】
上記の実施の形態12〜15においては4つの季節変わり目ごとに互いに異なる季節メッセージを用意したが、これに代えて常に共通のメッセージとしてもよい。例えば「ごきげんいかがですか。」などが考えられる。また、1年を4つに分けることは一例であり、2つに分けたり、6つに分けたり、12に分けてもよい。分ける数が多いほど更新登録促しの機会を多く与えることができる。また、図18のT,T,T,Tの季節変わり目日付はすべての双方向データ通信装置10において共通の固定値であってもよいが、そうすると、ユーザー個人情報の更新登録の処理が一時期に集中し無秩序な接続トライつまりは回線の混雑が起きやすい。そこで、双方向データ通信装置10の製造過程(出荷前)において、端末IDを登録するときなどに、機種毎あるいはロット毎に季節変わり目日付を少しずつずらせて登録しておく。そうすると更新登録の処理のタイミングが分散され、処理が全体としてスムーズに行われる。
【0152】
【発明の効果】
以上の実施例からも明らかのように、本発明によれば、ユーザ情報の保護、更新、登録が確実に行われ、双方向通信に起こる弊害を未然に防ぐことが出来る。
【0153】
特に、個人情報の保持・管理を一元的に行う個人情報サーバーという機関を設立することににより、個人情報を応答サーバのそれぞれに登録する必要が無くなる効果に加えて、この個人情報サーバの個人情報の登録、更新、照合確認するユーザ情報管理手段を双方向データ通信装置自体に設けることにより、個人情報の登録、更新、照合確認が容易になり、且つ保護がより確実になるものである。
【0154】
また、個人情報の管理が可能な双方向のデータ通信が可能となり、その効果はユーザーにとって必要不可欠な効果を奏するものである。
【0155】
更に、長期にわたって個人情報の管理が可能となり、その効果は双方向メディアにとって必要不可欠な効果を奏するものである。
【0156】
更に又、氏名・住所・電話番号などのユーザー個人情報が変わっている場合でも、更新登録促しのメッセージを表示するので、更新登録が行われ、双方向データシステムを有機的に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る双方向データ通信装置の電気的構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1に係る動作説明図
【図3】実施の形態1に係るデータ内容を示す図
【図4】実施の形態1に係る動作説明に供するフローチャート
【図5】実施形態2に係る動作説明に供するフローチャート
【図6】実施形態2に係る動作説明に供するフローチャート
【図7】実施形態3に係る動作説明に供するフローチャート
【図8】実施形態3に係る動作説明に供するフローチャート
【図9】実施形態3に係選択方法の動作説明のための図
【図10】実施形態3に係る地域データベースを示す図
【図11】実施形態4に係る動作説明に供するフローチャート
【図12】実施形態4に係る動作説明に供するフローチャート
【図13】本発明の実施の形態5に係る双方向データ通信装置の電気的構成を示すブロック図
【図14】実施の形態5における誕生日メッセージの表示の動作を説明するフローチャート
【図15】誕生日メッセージのたびたびの表示を避けるための動作を説明するフローチャート
【図16】実施の形態6における個人情報を含んだ誕生日メッセージの表示の動作を説明するフローチャート
【図17】実施の形態9における誕生日メッセージの表示の動作を説明するフローチャート
【図18】実施の形態10における季節変わり目日付による季節フラグのリセットの動作を説明するフローチャート
【図19】実施の形態10における季節メッセージの表示の動作を説明するフローチャート
【図20】実施の形態13における個人情報を含んだ季節メッセージの表示の動作を説明するフローチャート
【図21】実施の形態14における双方向データ通信装置側の個人情報を含んだ季節メッセージの表示の動作を説明するフローチャート
【図22】実施の形態14における応答サーバー側の個人情報を含んだ季節メッセージの送信の動作を説明するフローチャート
【図23】従来技術に係る双方向データ通信システムの概略のブロック図
【符号の説明】
1 テレビ放送局
2 データ放送受信装置
2a データ放送デコーダ
2b モデム
3 応答サーバー
4 電話回線
5 電話回線
10 双方向データ通信装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 テレビ信号入力端子
15 映像信号受信部
16 データ放送デコーダ部
17 映像切換部
18 表示制御部
19 表示部
20 操作入力部
21 入力インターフェイス
22 モデム
23 バス
24 NCU
30 電話回線
40 応答サーバー
50 個人情報サーバー
60 放送局
70 物品販売会社

Claims (3)

  1. 個人情報サーバーと放送局と双方向データ通信装置からなる双方向データ通信システムであって、
    前記個人情報サーバーは、
    少なくとも所定月日を含む個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
    現在日時を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記現在日時が前記個人情報記憶手段が記憶した前記所定月日以降の一定期間に含まれる場合に、端末識別情報を含むメッセージ送信指令を送信する指令送信手段とを備え、
    前記放送局は、
    前記メッセージ送信指令を受信する指令受信手段と、
    所定のメッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、
    前記指令受信手段が前記メッセージ送信指令を受信した場合に、前記端末識別情報及び前記メッセージ記憶手段が記憶した前記所定のメッセージを放送信号として送信する放送送信手段とを備え、
    前記双方向データ通信装置は、
    前記端末識別情報及び前記所定のメッセージを含む放送信号を受信する放送受信手段と、
    前記放送受信手段が受信した前記端末識別情報に応じて前記所定のメッセージを表示する表示手段とを備えることを特徴とする双方向データ通信システム。
  2. 個人情報サーバーと放送局と双方向データ通信装置からなる双方向データ通信システムであって、
    前記個人情報サーバーは、
    少なくとも所定月日を含む個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
    現在日時を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記現在日時が前記個人情報記憶手段が記憶した前記所定月日以降の一定期間に含まれる場合に、端末識別情報を含むメッセージ送信指令を送信する指令送信手段と、
    前記個人情報記憶手段が記憶した前記個人情報に基づいてメッセージを作成し送信するメッセージ送信手段とを備え、
    前記放送局は、
    前記メッセージ送信指令を受信する指令受信手段と、
    前記指令受信手段が前記メッセージ送信指令を受信した場合に、前記端末識別情報を放送信号として送信する放送送信手段とを備え、
    前記双方向データ通信装置は、
    前記端末識別情報を含む放送信号を受信する放送受信手段と、
    前記放送受信手段が受信した前記端末識別情報に応じて、前記メッセージ送信手段が送信した前記メッセージを取得し表示する表示手段とを備えることを特徴とする双方向データ通信システム。
  3. 前記双方向データ通信装置は、
    前記表示手段の表示を消去する消去信号を作成し送信する消去信号送信手段を更に備え、
    前記個人情報サーバーは、
    前記消去信号送信手段が送信した前記消去信号を受信した場合に、前記指令送信手段が前記メッセージ送信指令を送信しないよう制御することを特徴とする請求項1または2記載の双方向データ通信システム。
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