JP3572525B2 - バンジョー形車軸ハウジングの形成方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に車軸アセンブリ(axle assembly)、ことにこのような車軸アセンブリ用のバンジョー形ハウジング(banjo−type housing)を形成する改良された方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
車軸アセンブリは、多くの車両に一般に使われているよく知られた構造である。このような車軸アセンブリは、車両のエンジンからその車輪に回転動力を伝えるようにした若干の部品を備えている。典型的には車軸アセンブリは、非回転支持体内に回転可能に支えた差動装置を備えている。この差動装置は、車両エンジンから延びる入力駆動軸と、車両車輪に延びる1対の出力車軸との間に連結してある。車軸は、支持体に固定した各回転管内に納めてある。すなわち駆動軸により差動装置の回転により車軸の対応する回転を生ずる。支持体及び各管は、差動装置及び車軸が車軸アセンブリ内で回転するように支えてあるから、車軸アセンブリの駆動列部品用のハウジングを形成する。
【0003】
車軸ハウジングは一般に2種類の基本形式に分類される。第1の車軸ハウジング形式は、一般にソールズベリ(Salisbury)形又はスパイサ(Spicer)形の車軸アセンブリと呼ばれる1つにまとめ上げた支持体構造である。この構造では支持体(回転差動装置を納める)は2個の管(回転車軸を納める)に直接連結してある。支持体の後部に穴を設けこの支持体内で差動装置を組立てることができる。この穴は使用中にカバーにより閉じられる。この種の一つにまとめ上げた支持体車軸ハウジング構造は、経済的に作られ種々の車両に容易に適合する。
【0004】
第2の車軸ハウジング形式は分離できる支持体構造である。この構造では、各車軸管は、別個に支持体から離して形成した中央部材により相互に連結してある。この中央部材は、一般に形状が中空円筒形でこれを貫いて大きい大体において円形の穴を形成してある。組立て中に差動装置を先ず支持体内に組付け、次いで支持体を中央部材に取付ける。このような車軸ハウジングの全形状(すなわち中央部材とこれから延びる細長い各管との大体丸い形状)は一般にバンジョー形楽器の形状に類似している。従ってこのような車軸ハウジングは一般にバンジョー形車軸ハウジング(banjo−type axle housing)と呼ばれる。バンジョー形車軸ハウジングは、支持体及び差動装置をサービス用車軸アセンブリからその他の部品の防げにならないで除くことができるから有利である。
【0005】
従来、バンジョー形車軸ハウジングを形成するには複数の方法が使われている。第1の公知の方法では3個の各別の部品として中空円筒形の中央部材と2個の管とを形成していた。これ等の管は次いで、ハウジングを形成するのに溶接又はその他の手段により中央部材に固定する。第2の公知の方法では単一の管状素材からハウジング全体を形成した。この管状素材の中心を貫いて穴を切抜き、次いで中空円筒形の中央部材に形成すると共に、管状素材の互いに対向する端部部分をこの管状素材から外方に延ばし各管を形成した。第3の公知の方法では、2個の管の各端部から一体に中央部材を形成した。このことは、2個の各管の一端部を分割し、これ等の分割端部を互いに離して広げ、これ等の広げた2つの端部を中空円筒形の中央部材を形成するように互いに固定することによって行った。
【0006】
これ等の方法のうちの任意の方法によりバンジョー形車軸ハウジングを構成し、次いで、各管の外端部にフランジを形成し又は固定する。これ等のフランジは、車軸アセンブリに車輪端部のブレーキ及びその他の部品を取付ける取付け面を形成する。すなわち各フランジの相対的な又車軸アセンブリの他の部品(たとえば支持体、差動装置及び車軸)に対する位置が重要であるのは明らかである。これ等の部品の不適正な整合は、振動、騒音及び早過ぎ摩耗を生ずる。
【0007】
前記した公知の各方法は、バンジョー形車軸ハウジングを形成するのに有効に使われているが、車軸アセンブリの種々の部品を相対的に適正に位置させるのにすべて多くの製造段階を必要とすることが分っている。すなわち公知の方法で行われているような多くの製造段階を必要としないで製造の時間及び製造の費用を減らす、バンジョー形車軸ハウジングを形成する改良された方法を提供することが望ましい。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、種々の車軸装置に使うバンジョー形車軸ハウジングを形成する改良された方法の2つの実施例に係わる。初めに管の一端部を互いに対向して縦方向に延びる1対のみぞ穴を形成することにより、上側部及び外側部に分割する。これ等の上側部及び下側部は相互に離して広げて枠状の端部部分を形成する。同様にして第2の管を形成する。次いで2個の管を各枠状の端部部分が互いに接触するように端部と端部とを突合せの関係に位置させる。次に各管の接触端部部分を互い溶接して、中心穴を貫いて形成した基本的バンジョー形車軸ハウジングを形成する。このような端部部分の上側部及び下側部は相互にわずかに離して広げて溶接したハウジングに所望の表面圧縮応力を導入するのがよい。次いで取付板及び後部カバーを車軸ハウジングに穴の互いに対向する側で取付ける。取付板には大体卵形の穴を設けてある。次いで各フランジは車軸ハウジングの各端部に固定され、又は一体に形成してある。各フランジは、次に取付板を貫いて形成した各穴を精密に位置決めするのに使う。このような各穴を車軸アセンブリ用の支持体をバンジョー形車軸ハウジングに取付けるように設ける。或はこれ等の穴は取付板を貫いて前もって形成してもよい。この場合取付板は、バンジョー形車軸ハウジングに対しこのフランジに固定するのに先だってフランジにより適正に位置決めする。すなわち両実施例において取付板を貫いて形成した穴は各管の端部でフランジに対し精密に位置決めする。前記したように各フランジは、車軸アセンブリの振動、騒音及び早すぎ摩耗を避けるように支持体、差動装置及び車軸(これ等の位置はすべて取付板を貫いて形成した穴により定める)に対して精密に位置決めすることが大切である。
【0009】
本発明の種々の目的及び利点は添付図面による好適な実施例についての以下の詳細な説明から明らかである。
【0010】
【実施例】
図1ないし12には本発明によるバンジョー形車軸ハウジングを形成する方法の第1の実施例を例示してある。初めに図1及び2に示すように中空円筒形の管10を用意する。管10は、鋼のような適当な材料で形成され、継目なし構造にするのがよい。次に図3及び4に示すように互いに対向する縦方向に延びる1対のみぞ穴11,12を管10の一端部に形成する。各みぞ穴11,12は、管10の端部を上側部10a及び下側部10bに分割する。各みぞ穴11,12は、板取り(blanking)、のこ引き(sawing)又はその他任意の公知の方法により形成できる。各みぞ穴12の長さは、形成しようとするバンジョー形車軸ハウジングの寸法によって変る。便宜上みぞ穴11は管10の前向きの側に形成するものとし、又みぞ穴12は管10の後向きの側に形成するものとする。
【0011】
次になお図3及び4に示すように、前向きのみぞ穴11の各側で管10の上側部10a及び下側部10bの縁部に1個所又は複数の切欠き13を形成する。各切欠き13は、形状が円形でないのがよく板取りにより形成する。このような切欠き13は後向きのみぞ穴12の各側では管10の上側部10a及び下側部10bに形成する必要がない。なお詳しく後述するように切欠き13は、バンジョー形車軸ハウジングの車軸アセンブリの他の部品の組付けを容易にするように管10に設ける。
【0012】
図5及び6に示すように管10の端部の上側部10a及び下側部10bは、次いで相互に離して広げて管10に対し枠状の端部部分を形成する。これと同時に上側部10a及び下側部10bは、それぞれ大体において半円形の形状(図2及び4に明示してある)から大体において半長方形の形状(図6に明示してある)に形成する。この形成は、普通の高温、中温又は常温の形成法により行うことができる。図5及び6に示すように形成した管[以下形成した管と呼ぶ]10は、バンジョー形車軸ハウジングの一方の半部分を構成する。バンジョー形車軸ハウジングの他方の半部分は、第2の形成管10′(図7)を形成するように前記した処理を反復することにより形成する。第2の形成した管10′は第1の形成した管10と形状を同じにしてみぞ穴11′,12′により形成された分割した上側部10a′及び下側部10b′を備えるのがよい。しかし2個の形成管10,10′は同じ形状を持つように形成する必要はない。
【0013】
本方法の次の段階で、2個の形成した管10,10′を互いに連結し基本的バンジョー形車軸ハウジングを形成する。そのためには2個の形成した管10,10′を図7に示すように端部と端部とが接触するように向きを定める。従って内側の各枠状の端部部分は相互に隣接して配置され、外側の各円筒形の管端部は互いに同軸に整合する。各形成した管10,10′をこの位置に向きを定めて保持するには普通の取付具を使えばよい。
【0014】
2個の形成した管10,10′は、次いで各上側部10a,10a′及び下側部10b,10b′の係合縁部に沿って互いに溶接する。各上側部10a,10a′及び各下側部10b,10b′は、互いに溶接するのに先だってそれぞれ相互にわずかに広げるのがよい。このような広げ作用により各側部10a,10a′,10b,10b′の湾曲外面に所望の圧縮応力が生ずる。これ等の表面圧縮応力により、2個の形成した管10,10′を互いに溶接したときにハウジング全体の強度が増す。このようにして、貫通して形成された卵形の穴14を持つ中央部材とこれから外方に同軸に延びる2個の円筒形の管10,10′とを備えたバンジョー形車軸ハウジングの基本構造を形成する。便宜上穴14は、各管10,10′の上向きの側部からその下向きの側部まで延びるものとする。
【0015】
本方法の次の段階では穴14の前向きの側部のまわりの取付板15(図8に示してある)と穴14の後向きの側部のカバー板16(図9に示してある)とを固定する。取付板15及びカバー板16は共に、各管10,10′と同じ材料で形成され任意普通の手段たとえば溶接により各管に固定する。取付板15は、大体において扁平で、大きい大体において卵形の貫通する穴15aを形成してある。図10に示すように取付板15は、その一部が各管10,10′の前部の上側部10a及び下側部10bにより形成した各切欠き13上に延びるように配置する。後述の理由で取付板15は、各管10,10′に固定するときにこれ等の管に対して精密に位置決めする必要はない。穴14の前向きの側のまわりに固定するときに、取付板15は後述のように支持体を取付け、この支持体に車軸アセンブリの各部品を保持する表面を形成する。
【0016】
カバー板16は、差動装置の種々の部品と内部に取付けようとする車軸アセンブリの他の部品とを受入れる形状にしてある。穴14の後向きの側部に固定すると、カバー板16はこのような部品の保護カバーになる。カバー板16は単独で封入部品を保護するが取付面を形成するようには作用しないから、カバー板16も又各管10,10′に固定するときにこれ等の管に対し精密に位置決めする必要はない。
【0017】
本方法の次の段階では各管10,10′の反対側の端部にフランジ17を設ける。フランジ17は、ブレーキ(図示してない)と、車軸アセンブリに組付けようとする車輪端部の他の部品とに対する取付面を形成する。すなわち各フランジ17の相対位置と、車軸アセンブリの他の回転部品に対する位置とが重要である。図11に示すようにブレーキ用のフランジ17は、各管10,10′の端部に押込まれ、これ等の管に溶接等により固定された別個の部品として形成すればよい。或は各ブレーキ用のフランジ17は、たとえばすえ込み(upsetting)のような普通の方法により管10,10′に一体に形成してもよい。いずれの場合にも各フランジ17は管10,10′の対向端部に固定してある。
【0018】
前記したように各フランジ17は車軸アセンブリの他の回転部品とくに差動装置及び車軸に対して精密に位置させることが大切である。このために取付板15を貫いて複数個の穴18を形成する。各穴18の場所に、図12に示したフランジ17の位置に関連して定める。このことは、フランジ17を取付具に支え、各フランジ17の固定位置に対し所定の場所で穴18をあけることによってできる。各穴18は、支持体を取付板15にすなわち車軸アセンブリに取付けるようにボルト(図示してない)又は類似の手段を受入れるために設けてある。すなわち各穴18をフランジ17に対し精密に位置させることにより、支持体を取付板15に固定するときに、フランジ17と、車軸アセンブリの車輪端部とに対し確実に精密に位置させることができる。従って支持体に回転可能に支えた差動装置と、その他の駆動列部品とは、車軸アセンブリ内に適性に位置させることができる。
【0019】
支持体を取付板15に固定するには、取付板15の後方から穴18を貫いてボルトを挿入し、前方に延びるようにする。すなわち各ボルトの頭部は、それぞれ管10,10′に形成した切欠き13,13′内に受れる。前記したように各切欠き13,13′は、非円形の形状、なるべくはボルトの頭部と同じ非円形の形状に形成してある。すなわち支持体を取付板15に固定するときは、各切欠き13,13′にボルトの頭部がはまり、ボルトの回転を妨げる。各穴18の位置は、各フランジ17に対して精密に定めることが大切であるが、各切欠き13,13′はこのように精密に位置決めする必要はない。各支持体を取付板15に固定すると、カバー板16は管10,10′に固定して穴14の後向きの側を閉じる。
【0020】
支持体は、その中に車軸アセンブリの差動装置を回転可能に支えるから、さらに差動装置は各管10,10′を貫いて外向きに延びる車軸の内端部を回転可能に支えるから、各穴18の位置が車軸アセンブリ内の車軸の内端部の相対位置を定めるのは明らかである。従って各穴18は、各管10,10′の端部のフランジ17を貫いて形成した軸線方向に延びる穴(図示してない)の位置を精密に位置決めするのに使うことができる。このような穴は、その中に車軸アセンブリ内の車軸の外端部の位置を定める車輪軸受を受入れるように設ける。すなわち車軸アセンブリの前部の駆動軸部品がフランジ17及び穴18を基準にして相対的に迅速容易に位置決めされるのは明らかである。
【0021】
すなわち得られるバンジョー形車軸ハウジング構造が、取付板15を貫いて形成した穴18をフランジ17に対して精密に位置させるように形成するのは明らかである。従って車軸アセンブリの差動装置及び車軸は、車軸アセンブリに組付けようとする車輪端部のブレーキ及びその他の部品に対して精密に位置させられる。前記した車軸アセンブリを形成する方法は、各フランジ17を各管10,10′に取付板15を固定する直前に管10,10′の端部に固定するようにしてあるが、このようなフランジ17は、本方法の実際上どの前段階で管10,10′の端部に固定し又は形成してもよいのは明らかである。たとえばフランジ17は、図7に示すように各管10,10′を互いに溶接した直後に、管10,10′の端部に固定すればよい。本方法の重要な特徴は、各穴20の位置がフランジ17の位置に関連して定められるから、穴18の形成に先だってフランジ17を固定することである。
【0022】
前記したように取付板15を貫いて形成した穴15aは一般に卵形である。この形状は従来の穴の大体において円形の形状より好適である。よく知られているように車軸アセンブリの駆動軸部品は使用中にトルク力を受ける。このようなトルク力は差動装置及び支持体を車軸ハウジングに対して回転する傾向があり望ましくない。卵形の形状の穴15aは、このような相対回転を積極的に停止する作用をする。このために差動装置の内部部品(たとえば車軸用軸受キャップ)は、取付板15を貫いて形成した穴15aの主要車軸部分内に位置するように位置決めする。十分に大きいトルク力を受けると、軸受キャップが穴の小軸側にはまり相対回転を防ぐ。
【0023】
図13ないし15にはバンジョー形車軸ハウジングを形成する本方法の他の実施例を例示してある。図1ないし7について述べた方法の各段階を初めに前記したようにして行う。図13は、図7に示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴14の内向きの側部のまわりに固定するようにした取付板20を示す。前記した取付板15とは異なって、この実施例の取付板20は、これを貫いて複数個の穴21を前もって形成してある。これ等の前もって形成した穴21は、取付板15を貫いて形成した前記した穴18と同じ機能を持つ。
【0024】
各穴21は、取付板20を貫いて前もって形成してあるから、取付板20は管10,10′に形成したフランジ17に対して前もって位置決めしなければならない。すなわち図14に示すように各フランジ17は、管10,10′に取付板20を固定するのに先だってこれ等の管に固定し又は形成しなければならない。従って取付板20を貫いて形成した穴21は、図15に示すように取付板20を各管10,10′に固定するときに、フランジ17に対して精密に位置させられる。
【0025】
以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種々の変化変型を行うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明形成方法によりバンジョー形車軸ハウジングの一部を形成するのに使う管の側面図である。
【図2】図1に示した管の2−2線に沿い矢印の向きに見た端面図である。
【図3】図1に示した管をその一端部に上側部及び下側部を形成するように1対の互いに対向する縦方向のみぞ穴を形成して示す側面図である。
【図4】図3に示した管の4−4線に沿い矢印の向きに見た端面図である。
【図5】図3の管の枠状端部部分を形成するように相互に離して広げた上下の側部を示す側面図である。
【図6】図5に示した管の6−6線に沿い矢印の向きに見た端面図である。
【図7】互いに同じ様に形成した2個の管を、バンジョー形車軸ハウジングの基本構造を形成するように端部と端部とを突き合わせにして示す側面図である。
【図8】図7で示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴の前向きの側のまわりに固定するのに適する取付板の側面図である。
【図9】図7に示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴の後向きの側のまわりに固定するのに適するカバー板の側面図である。
【図10】図8の取付板及び図9のカバー板を固定して示すバンジョー形車軸ハウジングの側面図である。
【図11】各管の端部に固定したブレーキフランジを示す図10と同様な側面図である。
【図12】取付板を貫いて形成した複数個の穴を示す図11と同様な側面図である。
【図13】図7に示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴の前向きの側のまわりに固定するのに適する取付板の他の実施例の側面図である。
【図14】各管の端部に前もって固定したブレーキ・フランジを示すバンジョー形車軸ハウジングの図7と同様な側面図である。
【図15】図13の取付板が固定された別の実施例を示す図14と同様な側面図である。
【符号の説明】
10,10′ 管
11,12 みぞ穴
14 穴
15 取付板
17 フランジ
18 穴
【産業上の利用分野】
本発明は、一般に車軸アセンブリ(axle assembly)、ことにこのような車軸アセンブリ用のバンジョー形ハウジング(banjo−type housing)を形成する改良された方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
車軸アセンブリは、多くの車両に一般に使われているよく知られた構造である。このような車軸アセンブリは、車両のエンジンからその車輪に回転動力を伝えるようにした若干の部品を備えている。典型的には車軸アセンブリは、非回転支持体内に回転可能に支えた差動装置を備えている。この差動装置は、車両エンジンから延びる入力駆動軸と、車両車輪に延びる1対の出力車軸との間に連結してある。車軸は、支持体に固定した各回転管内に納めてある。すなわち駆動軸により差動装置の回転により車軸の対応する回転を生ずる。支持体及び各管は、差動装置及び車軸が車軸アセンブリ内で回転するように支えてあるから、車軸アセンブリの駆動列部品用のハウジングを形成する。
【0003】
車軸ハウジングは一般に2種類の基本形式に分類される。第1の車軸ハウジング形式は、一般にソールズベリ(Salisbury)形又はスパイサ(Spicer)形の車軸アセンブリと呼ばれる1つにまとめ上げた支持体構造である。この構造では支持体(回転差動装置を納める)は2個の管(回転車軸を納める)に直接連結してある。支持体の後部に穴を設けこの支持体内で差動装置を組立てることができる。この穴は使用中にカバーにより閉じられる。この種の一つにまとめ上げた支持体車軸ハウジング構造は、経済的に作られ種々の車両に容易に適合する。
【0004】
第2の車軸ハウジング形式は分離できる支持体構造である。この構造では、各車軸管は、別個に支持体から離して形成した中央部材により相互に連結してある。この中央部材は、一般に形状が中空円筒形でこれを貫いて大きい大体において円形の穴を形成してある。組立て中に差動装置を先ず支持体内に組付け、次いで支持体を中央部材に取付ける。このような車軸ハウジングの全形状(すなわち中央部材とこれから延びる細長い各管との大体丸い形状)は一般にバンジョー形楽器の形状に類似している。従ってこのような車軸ハウジングは一般にバンジョー形車軸ハウジング(banjo−type axle housing)と呼ばれる。バンジョー形車軸ハウジングは、支持体及び差動装置をサービス用車軸アセンブリからその他の部品の防げにならないで除くことができるから有利である。
【0005】
従来、バンジョー形車軸ハウジングを形成するには複数の方法が使われている。第1の公知の方法では3個の各別の部品として中空円筒形の中央部材と2個の管とを形成していた。これ等の管は次いで、ハウジングを形成するのに溶接又はその他の手段により中央部材に固定する。第2の公知の方法では単一の管状素材からハウジング全体を形成した。この管状素材の中心を貫いて穴を切抜き、次いで中空円筒形の中央部材に形成すると共に、管状素材の互いに対向する端部部分をこの管状素材から外方に延ばし各管を形成した。第3の公知の方法では、2個の管の各端部から一体に中央部材を形成した。このことは、2個の各管の一端部を分割し、これ等の分割端部を互いに離して広げ、これ等の広げた2つの端部を中空円筒形の中央部材を形成するように互いに固定することによって行った。
【0006】
これ等の方法のうちの任意の方法によりバンジョー形車軸ハウジングを構成し、次いで、各管の外端部にフランジを形成し又は固定する。これ等のフランジは、車軸アセンブリに車輪端部のブレーキ及びその他の部品を取付ける取付け面を形成する。すなわち各フランジの相対的な又車軸アセンブリの他の部品(たとえば支持体、差動装置及び車軸)に対する位置が重要であるのは明らかである。これ等の部品の不適正な整合は、振動、騒音及び早過ぎ摩耗を生ずる。
【0007】
前記した公知の各方法は、バンジョー形車軸ハウジングを形成するのに有効に使われているが、車軸アセンブリの種々の部品を相対的に適正に位置させるのにすべて多くの製造段階を必要とすることが分っている。すなわち公知の方法で行われているような多くの製造段階を必要としないで製造の時間及び製造の費用を減らす、バンジョー形車軸ハウジングを形成する改良された方法を提供することが望ましい。
【0008】
【発明の概要】
本発明は、種々の車軸装置に使うバンジョー形車軸ハウジングを形成する改良された方法の2つの実施例に係わる。初めに管の一端部を互いに対向して縦方向に延びる1対のみぞ穴を形成することにより、上側部及び外側部に分割する。これ等の上側部及び下側部は相互に離して広げて枠状の端部部分を形成する。同様にして第2の管を形成する。次いで2個の管を各枠状の端部部分が互いに接触するように端部と端部とを突合せの関係に位置させる。次に各管の接触端部部分を互い溶接して、中心穴を貫いて形成した基本的バンジョー形車軸ハウジングを形成する。このような端部部分の上側部及び下側部は相互にわずかに離して広げて溶接したハウジングに所望の表面圧縮応力を導入するのがよい。次いで取付板及び後部カバーを車軸ハウジングに穴の互いに対向する側で取付ける。取付板には大体卵形の穴を設けてある。次いで各フランジは車軸ハウジングの各端部に固定され、又は一体に形成してある。各フランジは、次に取付板を貫いて形成した各穴を精密に位置決めするのに使う。このような各穴を車軸アセンブリ用の支持体をバンジョー形車軸ハウジングに取付けるように設ける。或はこれ等の穴は取付板を貫いて前もって形成してもよい。この場合取付板は、バンジョー形車軸ハウジングに対しこのフランジに固定するのに先だってフランジにより適正に位置決めする。すなわち両実施例において取付板を貫いて形成した穴は各管の端部でフランジに対し精密に位置決めする。前記したように各フランジは、車軸アセンブリの振動、騒音及び早すぎ摩耗を避けるように支持体、差動装置及び車軸(これ等の位置はすべて取付板を貫いて形成した穴により定める)に対して精密に位置決めすることが大切である。
【0009】
本発明の種々の目的及び利点は添付図面による好適な実施例についての以下の詳細な説明から明らかである。
【0010】
【実施例】
図1ないし12には本発明によるバンジョー形車軸ハウジングを形成する方法の第1の実施例を例示してある。初めに図1及び2に示すように中空円筒形の管10を用意する。管10は、鋼のような適当な材料で形成され、継目なし構造にするのがよい。次に図3及び4に示すように互いに対向する縦方向に延びる1対のみぞ穴11,12を管10の一端部に形成する。各みぞ穴11,12は、管10の端部を上側部10a及び下側部10bに分割する。各みぞ穴11,12は、板取り(blanking)、のこ引き(sawing)又はその他任意の公知の方法により形成できる。各みぞ穴12の長さは、形成しようとするバンジョー形車軸ハウジングの寸法によって変る。便宜上みぞ穴11は管10の前向きの側に形成するものとし、又みぞ穴12は管10の後向きの側に形成するものとする。
【0011】
次になお図3及び4に示すように、前向きのみぞ穴11の各側で管10の上側部10a及び下側部10bの縁部に1個所又は複数の切欠き13を形成する。各切欠き13は、形状が円形でないのがよく板取りにより形成する。このような切欠き13は後向きのみぞ穴12の各側では管10の上側部10a及び下側部10bに形成する必要がない。なお詳しく後述するように切欠き13は、バンジョー形車軸ハウジングの車軸アセンブリの他の部品の組付けを容易にするように管10に設ける。
【0012】
図5及び6に示すように管10の端部の上側部10a及び下側部10bは、次いで相互に離して広げて管10に対し枠状の端部部分を形成する。これと同時に上側部10a及び下側部10bは、それぞれ大体において半円形の形状(図2及び4に明示してある)から大体において半長方形の形状(図6に明示してある)に形成する。この形成は、普通の高温、中温又は常温の形成法により行うことができる。図5及び6に示すように形成した管[以下形成した管と呼ぶ]10は、バンジョー形車軸ハウジングの一方の半部分を構成する。バンジョー形車軸ハウジングの他方の半部分は、第2の形成管10′(図7)を形成するように前記した処理を反復することにより形成する。第2の形成した管10′は第1の形成した管10と形状を同じにしてみぞ穴11′,12′により形成された分割した上側部10a′及び下側部10b′を備えるのがよい。しかし2個の形成管10,10′は同じ形状を持つように形成する必要はない。
【0013】
本方法の次の段階で、2個の形成した管10,10′を互いに連結し基本的バンジョー形車軸ハウジングを形成する。そのためには2個の形成した管10,10′を図7に示すように端部と端部とが接触するように向きを定める。従って内側の各枠状の端部部分は相互に隣接して配置され、外側の各円筒形の管端部は互いに同軸に整合する。各形成した管10,10′をこの位置に向きを定めて保持するには普通の取付具を使えばよい。
【0014】
2個の形成した管10,10′は、次いで各上側部10a,10a′及び下側部10b,10b′の係合縁部に沿って互いに溶接する。各上側部10a,10a′及び各下側部10b,10b′は、互いに溶接するのに先だってそれぞれ相互にわずかに広げるのがよい。このような広げ作用により各側部10a,10a′,10b,10b′の湾曲外面に所望の圧縮応力が生ずる。これ等の表面圧縮応力により、2個の形成した管10,10′を互いに溶接したときにハウジング全体の強度が増す。このようにして、貫通して形成された卵形の穴14を持つ中央部材とこれから外方に同軸に延びる2個の円筒形の管10,10′とを備えたバンジョー形車軸ハウジングの基本構造を形成する。便宜上穴14は、各管10,10′の上向きの側部からその下向きの側部まで延びるものとする。
【0015】
本方法の次の段階では穴14の前向きの側部のまわりの取付板15(図8に示してある)と穴14の後向きの側部のカバー板16(図9に示してある)とを固定する。取付板15及びカバー板16は共に、各管10,10′と同じ材料で形成され任意普通の手段たとえば溶接により各管に固定する。取付板15は、大体において扁平で、大きい大体において卵形の貫通する穴15aを形成してある。図10に示すように取付板15は、その一部が各管10,10′の前部の上側部10a及び下側部10bにより形成した各切欠き13上に延びるように配置する。後述の理由で取付板15は、各管10,10′に固定するときにこれ等の管に対して精密に位置決めする必要はない。穴14の前向きの側のまわりに固定するときに、取付板15は後述のように支持体を取付け、この支持体に車軸アセンブリの各部品を保持する表面を形成する。
【0016】
カバー板16は、差動装置の種々の部品と内部に取付けようとする車軸アセンブリの他の部品とを受入れる形状にしてある。穴14の後向きの側部に固定すると、カバー板16はこのような部品の保護カバーになる。カバー板16は単独で封入部品を保護するが取付面を形成するようには作用しないから、カバー板16も又各管10,10′に固定するときにこれ等の管に対し精密に位置決めする必要はない。
【0017】
本方法の次の段階では各管10,10′の反対側の端部にフランジ17を設ける。フランジ17は、ブレーキ(図示してない)と、車軸アセンブリに組付けようとする車輪端部の他の部品とに対する取付面を形成する。すなわち各フランジ17の相対位置と、車軸アセンブリの他の回転部品に対する位置とが重要である。図11に示すようにブレーキ用のフランジ17は、各管10,10′の端部に押込まれ、これ等の管に溶接等により固定された別個の部品として形成すればよい。或は各ブレーキ用のフランジ17は、たとえばすえ込み(upsetting)のような普通の方法により管10,10′に一体に形成してもよい。いずれの場合にも各フランジ17は管10,10′の対向端部に固定してある。
【0018】
前記したように各フランジ17は車軸アセンブリの他の回転部品とくに差動装置及び車軸に対して精密に位置させることが大切である。このために取付板15を貫いて複数個の穴18を形成する。各穴18の場所に、図12に示したフランジ17の位置に関連して定める。このことは、フランジ17を取付具に支え、各フランジ17の固定位置に対し所定の場所で穴18をあけることによってできる。各穴18は、支持体を取付板15にすなわち車軸アセンブリに取付けるようにボルト(図示してない)又は類似の手段を受入れるために設けてある。すなわち各穴18をフランジ17に対し精密に位置させることにより、支持体を取付板15に固定するときに、フランジ17と、車軸アセンブリの車輪端部とに対し確実に精密に位置させることができる。従って支持体に回転可能に支えた差動装置と、その他の駆動列部品とは、車軸アセンブリ内に適性に位置させることができる。
【0019】
支持体を取付板15に固定するには、取付板15の後方から穴18を貫いてボルトを挿入し、前方に延びるようにする。すなわち各ボルトの頭部は、それぞれ管10,10′に形成した切欠き13,13′内に受れる。前記したように各切欠き13,13′は、非円形の形状、なるべくはボルトの頭部と同じ非円形の形状に形成してある。すなわち支持体を取付板15に固定するときは、各切欠き13,13′にボルトの頭部がはまり、ボルトの回転を妨げる。各穴18の位置は、各フランジ17に対して精密に定めることが大切であるが、各切欠き13,13′はこのように精密に位置決めする必要はない。各支持体を取付板15に固定すると、カバー板16は管10,10′に固定して穴14の後向きの側を閉じる。
【0020】
支持体は、その中に車軸アセンブリの差動装置を回転可能に支えるから、さらに差動装置は各管10,10′を貫いて外向きに延びる車軸の内端部を回転可能に支えるから、各穴18の位置が車軸アセンブリ内の車軸の内端部の相対位置を定めるのは明らかである。従って各穴18は、各管10,10′の端部のフランジ17を貫いて形成した軸線方向に延びる穴(図示してない)の位置を精密に位置決めするのに使うことができる。このような穴は、その中に車軸アセンブリ内の車軸の外端部の位置を定める車輪軸受を受入れるように設ける。すなわち車軸アセンブリの前部の駆動軸部品がフランジ17及び穴18を基準にして相対的に迅速容易に位置決めされるのは明らかである。
【0021】
すなわち得られるバンジョー形車軸ハウジング構造が、取付板15を貫いて形成した穴18をフランジ17に対して精密に位置させるように形成するのは明らかである。従って車軸アセンブリの差動装置及び車軸は、車軸アセンブリに組付けようとする車輪端部のブレーキ及びその他の部品に対して精密に位置させられる。前記した車軸アセンブリを形成する方法は、各フランジ17を各管10,10′に取付板15を固定する直前に管10,10′の端部に固定するようにしてあるが、このようなフランジ17は、本方法の実際上どの前段階で管10,10′の端部に固定し又は形成してもよいのは明らかである。たとえばフランジ17は、図7に示すように各管10,10′を互いに溶接した直後に、管10,10′の端部に固定すればよい。本方法の重要な特徴は、各穴20の位置がフランジ17の位置に関連して定められるから、穴18の形成に先だってフランジ17を固定することである。
【0022】
前記したように取付板15を貫いて形成した穴15aは一般に卵形である。この形状は従来の穴の大体において円形の形状より好適である。よく知られているように車軸アセンブリの駆動軸部品は使用中にトルク力を受ける。このようなトルク力は差動装置及び支持体を車軸ハウジングに対して回転する傾向があり望ましくない。卵形の形状の穴15aは、このような相対回転を積極的に停止する作用をする。このために差動装置の内部部品(たとえば車軸用軸受キャップ)は、取付板15を貫いて形成した穴15aの主要車軸部分内に位置するように位置決めする。十分に大きいトルク力を受けると、軸受キャップが穴の小軸側にはまり相対回転を防ぐ。
【0023】
図13ないし15にはバンジョー形車軸ハウジングを形成する本方法の他の実施例を例示してある。図1ないし7について述べた方法の各段階を初めに前記したようにして行う。図13は、図7に示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴14の内向きの側部のまわりに固定するようにした取付板20を示す。前記した取付板15とは異なって、この実施例の取付板20は、これを貫いて複数個の穴21を前もって形成してある。これ等の前もって形成した穴21は、取付板15を貫いて形成した前記した穴18と同じ機能を持つ。
【0024】
各穴21は、取付板20を貫いて前もって形成してあるから、取付板20は管10,10′に形成したフランジ17に対して前もって位置決めしなければならない。すなわち図14に示すように各フランジ17は、管10,10′に取付板20を固定するのに先だってこれ等の管に固定し又は形成しなければならない。従って取付板20を貫いて形成した穴21は、図15に示すように取付板20を各管10,10′に固定するときに、フランジ17に対して精密に位置させられる。
【0025】
以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発明はなおその精神を逸脱しないで種々の変化変型を行うことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明形成方法によりバンジョー形車軸ハウジングの一部を形成するのに使う管の側面図である。
【図2】図1に示した管の2−2線に沿い矢印の向きに見た端面図である。
【図3】図1に示した管をその一端部に上側部及び下側部を形成するように1対の互いに対向する縦方向のみぞ穴を形成して示す側面図である。
【図4】図3に示した管の4−4線に沿い矢印の向きに見た端面図である。
【図5】図3の管の枠状端部部分を形成するように相互に離して広げた上下の側部を示す側面図である。
【図6】図5に示した管の6−6線に沿い矢印の向きに見た端面図である。
【図7】互いに同じ様に形成した2個の管を、バンジョー形車軸ハウジングの基本構造を形成するように端部と端部とを突き合わせにして示す側面図である。
【図8】図7で示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴の前向きの側のまわりに固定するのに適する取付板の側面図である。
【図9】図7に示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴の後向きの側のまわりに固定するのに適するカバー板の側面図である。
【図10】図8の取付板及び図9のカバー板を固定して示すバンジョー形車軸ハウジングの側面図である。
【図11】各管の端部に固定したブレーキフランジを示す図10と同様な側面図である。
【図12】取付板を貫いて形成した複数個の穴を示す図11と同様な側面図である。
【図13】図7に示したバンジョー形車軸ハウジングを貫いて形成した穴の前向きの側のまわりに固定するのに適する取付板の他の実施例の側面図である。
【図14】各管の端部に前もって固定したブレーキ・フランジを示すバンジョー形車軸ハウジングの図7と同様な側面図である。
【図15】図13の取付板が固定された別の実施例を示す図14と同様な側面図である。
【符号の説明】
10,10′ 管
11,12 みぞ穴
14 穴
15 取付板
17 フランジ
18 穴
Claims (2)
- バンジョー形車軸ハウジングの形成方法において、
(a)それぞれ1対の枠状の割り端部部分を持つ1対の管を用意する段階と、
(b)前記管の割り端部部分を互いに接触する関係に位置させる段階と、
(c)前記管の割り端部部分を相互にわずかに広げてこれ等の割り端部部分の表面に圧縮応力を導入する段階と、
(d)前記管の割り端部部分を前記互いにわずかに離して広げた関係を保ちながら互いに固定して車軸ハウジングを形成する段階と、
を包含するバンジョー形車軸ハウジングの形成方法。 - バンジョー形車軸ハウジングの形成方法において、
(a)貫通する穴を形成した中央部材と、この中央部材から延びる1対の管とを備えたハウジングを用意する段階と、
(b)このハウジングに取付板を固定する段階と、
(c)前記管のうちの一方の管の端部にフランジを設ける段階と、
(d)前記管のうちの一方の管の端部に設けたフランジの位置に関連して定められた場所において前記取付板を貫いて穴を形成する段階と、
を包含するバンジョー形車軸ハウジングの形成方法。
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