JP3572119B2 - Method and apparatus for separating and recovering two acids from an acid mixture such as nitric hydrofluoric acid waste liquid - Google Patents
Method and apparatus for separating and recovering two acids from an acid mixture such as nitric hydrofluoric acid waste liquid Download PDFInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は硝フッ酸廃液等の酸混合液からの二種の酸の分離回収装置、さらに詳しくは、硝フッ酸等の混合酸を含有する廃液中から、その硝酸とフッ酸をそれぞれ別々に分離回収する方法と、その分離回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の硝フッ酸等の廃液を処理する方法として本発明に近似する先行技術として特公平5−32088 号や特開平1−130782号に開示された発明がある。
【0003】
すなわちこれらの発明は、図6に示すように先ず硝フッ酸廃液等の酸混合液を濃縮室3a及び脱酸室2aを備えた第一電気透析装置1aへ供給し、前記酸混合液に含有される一方の酸(フッ酸)をそのまま脱酸室2aを通過させるとともに、他方の酸(硝酸)をの脱酸室2a側から濃縮室3a側へ移動させ、次に一方の酸であるフッ酸をpH調整槽4aでアルカリ(たとえばKOH)を添加して中和して金属等を沈澱分離し、その濾液をバイポーラ膜、陽イオン交換膜、陰イオン交換膜を備えた第二電気透析装置6aを通過させて一方の酸とアルカリとに分離するとともに脱塩水は分離回収し、その一方の酸を前記第一電気透析装置1aの濃縮室3a側へ供給して該第一電気透析装置1aの濃縮室3aから硝フッ酸混合液を回収する方法である。
【0004】
また、特開平1−130782号の発明にあっては、上記のような工程を経る他に、第二電気透析装置6aから分離されたフッ酸を、第一電気透析装置1aへ供給される原液としての廃液の流路に戻すこととしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれにしても上記従来の発明では、第一電気透析装置1a,第二電気透析装置6aにより分離回収される酸は、あくまで混合酸としての硝フッ酸である。
【0006】
従って、このような混合酸中の硝酸とフッ酸とのそれぞれの濃度を調整するのは容易ではない。
【0007】
一方、上記のような硝フッ酸は、一般にステンレス鋼の洗浄用として使用されるものであるが、このようなステンレス鋼は、複数箇所の酸洗槽で洗浄される。
【0008】
その際、洗浄を好適に行うために各酸洗槽内の硝フッ酸中の硝酸とフッ酸との重量比はそれぞれ異なるように調整されている。
【0009】
よって、このような各酸洗槽へ、仮に上記のような処理装置で分離回収された硝フッ酸を戻そうとしても、分離回収された硝フッ酸中の硝酸とフッ酸とのそれぞれの濃度を調整するのが容易でないために、そのままの状態では分離回収された硝フッ酸を再利用することはできない。
【0010】
このように、回収される酸が混合酸としての硝フッ酸であり、その混合酸中の硝酸とフッ酸との濃度調整が容易でないために、その硝フッ酸の再利用を図る上で上記のような問題点が生じていたのである。
【0011】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、上記のような電気透析装置により硝酸とフッ酸とをそれぞれ別々に分離回収することを可能とし、ひいては上記のような再利用を図る上での硝酸とフッ酸とのそれぞれの濃度調整を容易にすることを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、硝フッ酸廃液等の酸混合液からの二種の酸の分離回収方法とその装置としてなされたもので、分離回収方法としての特徴は、硝フッ酸廃液等の酸混合液を、濃縮室3及び脱酸室2を備えた第一電気透析装置1へ供給し、前記酸混合液に含有される一方の酸を前記第一電気透析装置1の脱酸室2を通過させるとともに、他方の酸は該第一電気透析装置1の濃縮室3側へ移動させ、次に該第一電気透析装置3の脱酸室2を通過する一方の酸をアルカリで中和し金属等を沈澱分離した後、濾液をバイポーラ膜24、陽イオン交換膜22、陰イオン交換膜23を備えた第二電気透析装置6に供給して該第二電気透析装置6から一方の酸を分離回収するとともに、該第二電気透析装置6通過後の脱塩水を前記第一電気透析装置1の濃縮室3側へ供給して該第一電気透析装置1の濃縮室3から他方の酸を分離回収することにある。
【0013】
また、分離回収装置としての特徴は、硝フッ酸廃液等の酸混合液を供給して該酸混合液に含有される二種の酸を分離して通過させるべく、濃縮室3、及び脱酸室2を備えた第一電気透析装置1と、該第一電気透析装置1の通過後の一方の酸を中和し金属等を沈澱分離するためのpH調整槽4と、該pH調整槽4で金属等の沈澱分離された濾液を供給してアルカリ、一方の酸、及び脱塩水をそれぞれ分離すべくバイポーラ膜24、陽イオン交換膜22、陰イオン交換膜23を備えた第二電気透析装置6とからなり、しかも前記第一電気透析装置1の濃縮室3側に、第二電気透析装置6からの脱塩水を供給する脱塩液供給流路が接続されてなることにある。
【0014】
この場合、第二電気透析装置6通過後の脱塩水を、濃縮室14及び脱塩室15を備えた第三電気透析装置13でさらに脱塩した後に第一電気透析装置1の濃縮室3側へ供給することも可能である。
【0015】
【作用】
そして、上記のような分離回収装置を稼働すると、先ず原液としての硝フッ酸廃液等の酸混合液が、第一電気透析装置1へ供給される。
【0016】
供給された酸混合液中の一方の酸はそのまま脱酸室2を通過する一方、他方の酸は脱酸室2から濃縮室3へ移動する。
【0017】
次に第一電気透析装置1の脱酸室2を通過した一方の酸は、pH調整槽4でアルカリによって中和され、そのアルカリの添加により金属等がスラッジとして沈澱分離される。
【0018】
沈澱分離後の濾液は、第二電気透析装置6に供給され、その第二電気透析装置6で前記一方の酸と、アルカリと、脱塩水とに分離され、一方の酸はそのまま分離回収される。
【0019】
一方、脱塩水は第一電気透析装置1の濃縮室3側へ戻される。
【0020】
このように脱塩水が濃縮室3側へ供給された後、その濃縮室3から他方の酸が分離回収されることとなる。
【0021】
以上のようにして、酸混合液中から一方の酸と他方の酸とがそれぞれ別々に分離回収されることとなるのである。
【0022】
尚、第二電気透析装置6通過後の脱塩水を、濃縮室14及び脱塩室15を備えた第三電気透析装置13でさらに脱塩した後に第一電気透析装置1の濃縮室3側へ供給すれば、脱塩水中の塩の濃度をさらに低くした状態で第一電気透析装置1に供給することができる。
【0023】
【実施例】
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1
本実施例は、酸混合液の一例としての硝フッ酸廃液からの硝酸とフッ酸との分離回収方法及び装置の実施例であり、先ず、その分離回収装置の構成について説明する。
【0024】
図1において、1は原液としての硝フッ酸廃液を硝酸と、フッ酸及び金属類に分離するための第一電気透析装置で、脱酸室2と濃縮室3とに区画されている。
【0025】
4は、前記第一電気透析装置の脱酸室2を通過するフッ酸を中和するためのpH調整槽で、流路5を介して前記第一電気透析装置の脱酸室2に接続されている。
【0026】
6は、前記pH調整槽4で中和されて金属等が沈澱分離された濾液を、酸、アルカリ、及び脱塩水に分離するための第二電気透析装置で、バイポーラ膜24、陽イオン交換膜22、陰イオン交換膜23、脱塩室7,酸ライン8、及びアルカリライン9を備えた構成からなり、その脱塩室7の入口部が流路10を介して前記pH調整槽4に接続されてなるとともに、脱塩室7の出口部が流路11を介して該第一電気透析装置1の濃縮室3の入口部に接続されている。
【0027】
また、第二電気透析装置6のアルカリライン9は流路12を介してpH調整槽4に接続されている。
【0028】
次に、上記のような構成からなる分離回収装置で、硝フッ酸廃液から硝酸とフッ酸を分離回収する方法について説明する。
【0029】
先ず、ステンレス鋼材等を洗浄した後の硝フッ酸廃液を、第一電気透析装置1へ供給する。
【0030】
この第一電気透析装置1に供給された硝フッ酸廃液中の硝酸は、その第一電気透析装置1の脱酸室2から濃縮室3に移動し、その濃縮室3を通過して分離される。
【0031】
一方、硝フッ酸廃液中のフッ酸は、廃液中に含有されている金属類とともに前記第一透析装置1の脱酸室2をそのまま通過し、流路5を経てpH調整槽4へ供給される。
【0032】
pH調整槽4に供給されたフッ酸には、水酸化カリウム(KOH)が添加されて中和される。
【0033】
このとき、金属スラッジとして鉄化合物が沈澱し、その濾液(KF)が流路10を経て第二電気透析装置6に供給される。
【0034】
第二電気透析装置6に供給された濾液(KF)は、その第二電気透析装置6の脱塩室7を通過する。
【0035】
また、供給されたKFは、第二電気透析装置6内で電離して該第二電気透析装置6の酸ライン8からフッ酸(HF)が分離され、アルカリライン9からは水酸化カリウム(KOH)が分離される。
【0036】
これをより詳細に説明すると、前記濾液(KF)は、第二電気透析装置6の脱塩室7を通過するが、このとき脱塩室7中のKFは、図2に示すようにK+イオンとF−イオンとに電離している。
【0037】
そして、陽イオンであるK+は陽イオン交換膜22を介してアルカリライン9側へ移動し、陰イオンであるF−は陰イオン交換膜23を介して酸ライン8側へ移動する。
【0038】
一方、バイポーラ膜24に接液するアルカリライン9と酸ライン8に存在する水の一部がバイポーラ膜24内部に浸透し、H+とOH−とに電離し、H+は陰極側に移動し、OH−は陽極側に移動する。
【0039】
従って、バイポーラ膜24内で電離したH+は、バイポーラ膜24の陽イオン交換側を介して酸ライン8側へ移動し、その酸ライン8において上記のようにして得られたF−と結合してHFが生成され、そのHFが酸ライン8から分離回収されることとなる。
【0040】
また、バイポーラ膜24内で電離したOH−は、バイポーラ膜24の陰イオン交換側を介してアルカリライン9側へ移動し、そのアルカリライン9において上記のようにして得られたK+と結合してKOHが生成され、そのKOHがアルカリライン9から分離されることとなる。
【0041】
一方、脱塩室7では、濾液中に含有されているKFが脱塩された状態で通過する。
【0042】
脱塩室7において、K+及びF−はそれぞれアルカリライン9,酸ライン8に移動をし、KFが消費されることにより濃度が低くなり、消費されなかったKFはそのまま脱塩室7を通過することとなる。
【0043】
そして、酸ライン8から分離されたフッ酸(HF)はそのまま回収され、アルカリライン9から分離された水酸化カリウム(KOH)は流路12を介してpH調整槽4へ戻されて中和用のアルカリとして再利用される。
【0044】
一方、脱塩室7を通過する脱塩水(希釈されたKF)は、流路11を経て第一電気透析装置1の濃縮室3へ戻される。
【0045】
そして、第一電気透析装置1の濃縮室3からは、硝酸(HNO3)のみが分離回収されることとなるのである。
【0046】
以上のように、本実施例においては、第一電気透析装置1からは硝酸(HNO3)のみが分離回収され、第二電気透析装置6からはフッ酸(HF)のみが分離回収されることとなるため、硝フッ酸廃液中から硝酸(HNO3)とフッ酸(HF)とをそれぞれ別々に分離回収しうることとなった。
【0047】
実施例2
本実施例は、硝フッ酸廃液からの硝酸とフッ酸との分離回収方法及び装置の他の実施例である。
【0048】
本実施例においては、上記実施例のように第二電気透析装置6の脱塩室7を通過した脱塩水を、上記実施例1のように第一電気透析装置1の濃縮室3側に戻さずにそのまま回収し、第一電気透析装置1の濃縮室3側には別途準備した水を供給する点で上記実施例1と相違する。
【0049】
すなわち、上記実施例1のように第二電気透析装置6から分離された脱塩水を上記実施例1のように第一電気透析装置1の濃縮室3側に供給する代わりに、別途準備した水を供給することによっても、前記第一電気透析装置1から硝酸(HNO3)のみが回収されることとなるのである。
【0050】
その他の分離回収装置の構成や分離回収方法は、上記実施例1と同じであるためその詳細な説明は省略する。
【0051】
実施例3
本実施例は、硝フッ酸廃液からの硝酸とフッ酸との分離回収方法及び装置のさらに他の実施例である。
【0052】
本実施例においては、pH調整槽4と第二電気透析槽6との間に、濃縮室14及び脱塩室15を有する第三電気透析装置13を設けた点が上記実施例1や実施例2と相違する。
【0053】
すなわち、本実施例では上記のような第三電気透析装置13の入口部が流路16を介してpH調整槽4に接続され、またその第三電気透析装置13の出口部が流路17を介して前記第二電気透析装置6の入口部に接続されている。
【0054】
さらに、第二電気透析装置6の出口部は、流路18を介して第三電気透析装置13の脱塩室15側の入口部に接続され、その第三電気透析装置13の脱塩室15側の出口部は、流路19を介して第一電気透析装置1の濃縮室3側に接続されている。
【0055】
また、前記流路19から分岐された流路20が、第二電気透析装置6の入口部に接続されている。
【0056】
その他の分離回収装置の構成は、上記実施例1と同じであるためその詳細な説明は省略する。
【0057】
本実施例においては、pH調整槽4で中和して金属等の沈澱分離された濾液が流路16を介して第三電気透析装置13に供給され、その第三電気透析装置13の濃縮室14を通過し、流路17を介して第二電気透析装置6へ供給される。
【0058】
第二電気透析装置6では、上記実施例1と同様に酸ライン8からフッ酸(HF)が分離回収され、アルカリラインから水酸化カリウム(KOH)が分離されてpH調整槽4へ戻されるが、脱塩室6を通過する脱塩水は流路18を介して第三電気透析室13の脱塩室15側に供給された後に、流路19を介して第一電気透析装置1の濃縮室3に供給される。
【0059】
この場合、第二電気透析装置6を通過して第三電気透析装置13に供給された脱塩水中のフッ化カリウム(KF)は、濃縮室14側に移動する。
【0060】
従って、第三電気透析装置13を通過した脱塩水中のフッ化カリウム(KF)の濃度は、通過前の脱塩水中のフッ化カリウム(KF)の濃度に比べて低くなる。
【0061】
この結果、第一電気透析装置1から分離回収される硝酸の純度が、実施例1に比べると高くなるという利点がある。
【0062】
尚、第三電気透析装置13の脱塩室15を通過した脱塩液は、第一電気透析装置1へ戻されるとともに、分岐された流路20を介して第二電気透析装置6への戻されて再利用される。
【0063】
実施例4
本実施例は、硝フッ酸廃液からの硝酸とフッ酸との分離回収方法及び装置のさらに他の実施例である。
【0064】
本実施例においても、上記実施例3のような濃縮室14及び脱塩室15を有する第三電気透析装置13が設けられているが、その第三電気透析装置13を設ける位置や流路の接続状態が実施例3と相違する。
【0065】
すなわち、本実施例では第三電気透析装置13はpH調整槽4と直接接続されておらず、その第三電気透析装置13の濃縮室14の出口部は、pH調整槽4と第二電気透析装置6とを接続する流路10に、流路21を介して分岐的に接続されている。
【0066】
また、第三電気透析装置13の濃縮室14の入口部は、第二電気透析装置6の酸ライン8と流路22を介して接続されている。
【0067】
その他の分離回収装置の構成は、上記実施例3と同じであるためその詳細な説明は省略する。
【0068】
本実施例においては、pH調整槽4で中和,沈澱分離された濾液は、実施例1と同様に第二電気透析装置6へ供給される点で実施例3と相違しているが、第二電気透析装置6で分離された脱塩水は実施例1のように直接第一電気透析装置1に戻されるのではなく、実施例3と同様に第三電気透析装置13の脱塩室15に供給される。
【0069】
その後、第三電気透析装置13を通過した脱塩水が第一電気透析装置1及び第二電気透析装置6にそれぞれ戻されるのは、実施例3と同様である
【0070】
本実施例においても、第三電気透析装置13を通過した脱塩水中のフッ化カリウム(KF)の濃度が、通過前の脱塩水中のフッ化カリウム(KF)の濃度に比べて低くなるため、実施例3と同様に第一電気透析装置1から分離回収される硝酸の純度が高くなるのである。
【0071】
試験例
尚、実施例1乃至実施例4の分離回収装置の各箇所における各イオンや金属の濃度を測定したところ、次表1のとおりであった。
【0072】
【表1】
【0073】
尚、表1において、(1) 〜(10)はそれぞれ次の箇所又は液を示す。
(1) 原液としての廃酸
(2) 第一電気透析装置の脱酸室の出口近辺
(3) 第一電気透析装置の濃縮室の入口近辺
(4) 第一電気透析装置から回収された硝酸
(5) pH調整槽へ供給するための水酸化カリウム(KOH)
(6) 第二電気透析装置の入口近辺
(7) 第二電気透析装置からの脱塩水
(8) 第二電気透析装置から回収されたフッ酸(HF)
(9) 第三電気透析装置からの脱塩水
(10)pH調整槽通過後の濾液
表1において、数字の単位はg/lである。
【0074】
上記表1からも明らかなように、各実施例ともフッ酸及び硝酸の回収率は非常に良好であった。
【0075】
その他の実施例
尚、上記実施例では、酸混合液として硝フッ酸廃液を用い、その廃液中の硝酸とフッ酸とを分離回収する場合について説明したが、廃液中に含有される酸の種類はこれに限定されるものではなく、これ以外の酸の分離回収に適用することも可能である。要は、解離度の異なる2種以上の酸が混合された混合酸であれば本発明を適用することができる。
【0076】
また、廃液の種類も、ステンレス鋼材の洗浄後の廃液の他、他の種類の廃液に本発明を適用することも可能である。
【0077】
さらに、本発明は、主として上記のような廃液に適用することを主眼とするものではあるが、廃液以外の酸混合液に本発明を適用することも可能である。
【0078】
【発明の効果】
叙上のように、本発明においては、第二電気透析装置通過後の一方の酸がそのまま分離回収され、第二電気透析装置通過後の脱塩水が第一電気透析装置の濃縮室側に供給されてその第一電気透析装置の濃縮室から他方の酸が分離回収されるため、混合酸中の二種の酸をそれぞれ別々に回収することが可能となった。
【0079】
従って、たとえばステンレス鋼の洗浄用として使用される硝フッ酸を貯留する酸洗槽に、上記のような分離回収方法によりにそれぞれ別々に回収した硝酸とフッ酸とを供給する場合、その供給量を調整すれば、酸洗槽内の硝フッ酸中の硝酸とフッ酸との重量比を調整しうるため、その硝フッ酸中の硝酸とフッ酸との濃度調整を容易に行うことができるという効果がある。
【0080】
よって、このような場合に廃液として処理された硝フッ酸の再利用を有効に図ることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の硝フッ酸廃液からの硝酸とフッ酸との分離回収装置の概略ブロック図。
【図2】第二電気透析装置の内部構造を示す概略図。
【図3】他実施例の分離回収装置の概略ブロック図。
【図4】他実施例の分離回収装置の概略ブロック図。
【図5】他実施例の分離回収装置の概略ブロック図。
【図6】従来の分離回収装置の概略ブロック図。
【符号の説明】
1…第一電気透析装置 2…脱酸室
3…濃縮室 6…第二電気透析装置
13…第三電気透析装置 14…濃縮室
15…脱塩室 22…陽イオン交換膜
23…陰イオン交換膜 24…バイポーラ膜[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to an apparatus for separating and recovering two kinds of acids from an acid mixture such as a nitric hydrofluoric acid waste liquid, and more specifically, separates nitric acid and hydrofluoric acid separately from a waste liquid containing a mixed acid such as nitric hydrofluoric acid. The present invention relates to a method for separating and collecting, and a separation and collecting device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is prior art invention disclosed in Tokuoyake flat 5-32088 Patent and JP flat 1-130782 as approximating to the present invention as a method for processing waste such as this kind of nitric hydrofluoric acid.
[0003]
That is, in these inventions, as shown in FIG. 6, first, an acid mixture such as a nitric hydrofluoric acid waste liquid is supplied to a first electrodialysis apparatus 1a having a
[0004]
Further, in the invention of JP flat 1-130782, in addition to going through the steps described above, the hydrofluoric acid which is separated from the second electrodialysis device 6a, is supplied to the first electrodialysis device 1a It is to be returned to the flow path of the waste liquid as a stock solution.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in any case, in the above conventional invention, the acid separated and recovered by the first electrodialysis device 1a and the second electrodialysis device 6a is nitric hydrofluoric acid as a mixed acid.
[0006]
Therefore, it is not easy to adjust the respective concentrations of nitric acid and hydrofluoric acid in such a mixed acid.
[0007]
On the other hand, the above-mentioned nitric hydrofluoric acid is generally used for cleaning stainless steel, and such stainless steel is cleaned in a plurality of pickling tanks.
[0008]
At that time, the weight ratio between nitric acid and hydrofluoric acid in the nitric hydrofluoric acid in each pickling tank is adjusted so as to be different from each other in order to preferably perform the cleaning.
[0009]
Therefore, even if it is attempted to return the nitric hydrofluoric acid separated and recovered by the above-described processing apparatus to each of such pickling tanks, the respective concentrations of nitric acid and hydrofluoric acid in the separated and recovered nitric hydrofluoric acid Since it is not easy to adjust the concentration, nitric hydrofluoric acid separated and recovered cannot be reused as it is.
[0010]
As described above, the acid to be recovered is nitric hydrofluoric acid as a mixed acid, and it is not easy to adjust the concentration of nitric acid and hydrofluoric acid in the mixed acid. Such a problem has arisen.
[0011]
The present invention has been made in order to solve the above-described problems, and it has become possible to separately separate and recover nitric acid and hydrofluoric acid by the above-described electrodialysis apparatus, and thus, as described above. An object of the present invention is to make it easy to adjust the concentrations of nitric acid and hydrofluoric acid for reuse.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made as a method and an apparatus for separating and recovering two kinds of acids from an acid mixture such as a nitric acid hydrofluoric acid waste liquid in order to solve such problems. An acid mixture such as a nitric hydrofluoric acid waste liquid is supplied to a
[0013]
The separation and recovery device is characterized by a
[0014]
In this case, the desalinated water after passing through the
[0015]
[Action]
Then, when the above-mentioned separation and recovery apparatus is operated, first, an acid mixture such as a nitric acid hydrofluoric acid waste liquid as a stock solution is supplied to the first
[0016]
While one of the acids in the supplied acid mixture passes through the deoxidizing
[0017]
Next, one of the acids that has passed through the deoxidizing
[0018]
The filtrate after precipitation and separation is supplied to a
[0019]
On the other hand, the desalinated water is returned to the
[0020]
After desalting water is supplied to the concentrating
[0021]
As described above, one acid and the other acid are separately separated and recovered from the acid mixture.
[0022]
The desalinated water after passing through the
[0023]
【Example】
Hereinafter, examples of the present invention will be described.
Example 1
The present embodiment is an embodiment of a method and an apparatus for separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid from nitric acid hydrofluoric acid waste liquid as an example of an acid mixed solution. First, the configuration of the separation and recovery apparatus will be described.
[0024]
In FIG. 1,
[0025]
Reference numeral 4 denotes a pH adjusting tank for neutralizing hydrofluoric acid passing through the deoxidizing
[0026]
[0027]
Further, the
[0028]
Next, a method of separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid from nitric hydrofluoric acid waste liquid with the separation and recovery apparatus having the above configuration will be described.
[0029]
First, the nitric hydrofluoric acid waste liquid after washing the stainless steel material or the like is supplied to the
[0030]
The nitric acid in the nitric hydrofluoric acid waste liquid supplied to the
[0031]
On the other hand, the hydrofluoric acid in the nitric hydrofluoric acid waste liquid passes directly through the deoxidizing
[0032]
The hydrofluoric acid supplied to the pH adjusting tank 4 is neutralized by adding potassium hydroxide (KOH).
[0033]
At this time, the iron compound precipitates as metal sludge, and the filtrate (KF) is supplied to the
[0034]
The filtrate (KF) supplied to the
[0035]
The supplied KF is ionized in the
[0036]
To explain this in more detail, the filtrate (KF) passes through the
[0037]
Then, K + as a cation moves toward the
[0038]
On the other hand, a part of the water existing in the
[0039]
Therefore, H + ionized in the
[0040]
The OH − ionized in the
[0041]
On the other hand, in the
[0042]
In the
[0043]
Then, the hydrofluoric acid (HF) separated from the acid line 8 is recovered as it is, and the potassium hydroxide (KOH) separated from the
[0044]
On the other hand, the desalinated water (diluted KF) passing through the
[0045]
Then, only the nitric acid (HNO 3 ) is separated and recovered from the
[0046]
As described above, in the present embodiment, only nitric acid (HNO 3 ) is separated and collected from the
[0047]
Example 2
This embodiment is another embodiment of a method and an apparatus for separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid from nitric hydrofluoric acid waste liquid.
[0048]
In this embodiment, the desalinated water that has passed through the
[0049]
That is, instead of supplying the desalinated water separated from the
[0050]
The other configuration of the separation and recovery apparatus and the separation and recovery method are the same as those in the first embodiment, and thus detailed description thereof will be omitted.
[0051]
Example 3
This embodiment is still another embodiment of a method and an apparatus for separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid from nitric hydrofluoric acid waste liquid.
[0052]
In this embodiment, a
[0053]
That is, in the present embodiment, the inlet of the
[0054]
Further, the outlet of the
[0055]
A
[0056]
The other configuration of the separation and recovery device is the same as that of the first embodiment, and thus the detailed description thereof is omitted.
[0057]
In the present embodiment, the filtrate neutralized in the pH adjusting tank 4 and subjected to precipitation separation of metal or the like is supplied to the
[0058]
In the
[0059]
In this case, the potassium fluoride (KF) in the demineralized water supplied to the
[0060]
Therefore, the concentration of potassium fluoride (KF) in the demineralized water that has passed through the
[0061]
As a result, there is an advantage that the purity of nitric acid separated and recovered from the
[0062]
The desalinated liquid that has passed through the
[0063]
Example 4
This embodiment is still another embodiment of a method and an apparatus for separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid from nitric hydrofluoric acid waste liquid.
[0064]
Also in this embodiment, the
[0065]
That is, in this embodiment, the
[0066]
The inlet of the
[0067]
The other configuration of the separation / recovery device is the same as that of the third embodiment, and the detailed description is omitted.
[0068]
This embodiment is different from the third embodiment in that the filtrate neutralized and precipitated and separated in the pH adjusting tank 4 is supplied to the
[0069]
Thereafter, the desalinated water that has passed through the
Also in the present embodiment, the concentration of potassium fluoride (KF) in the demineralized water that has passed through the
[0071]
Test example The concentrations of each ion and metal in each part of the separation and recovery apparatus of Examples 1 to 4 were measured, and the results are as shown in Table 1 below.
[0072]
[Table 1]
[0073]
In Table 1, (1) to (10) indicate the following parts or liquids, respectively.
(1) Waste acid as a stock solution (2) Near the outlet of the deoxidizing chamber of the first electrodialyzer (3) Near the inlet of the concentrating chamber of the first electrodialyzer (4) Nitric acid recovered from the first electrodialyzer (5) Potassium hydroxide (KOH) to be supplied to the pH adjustment tank
(6) Near the inlet of the second electrodialysis device (7) Demineralized water from the second electrodialysis device (8) Hydrofluoric acid (HF) recovered from the second electrodialysis device
(9) Demineralized water from the third electrodialysis device (10) Filtrate after passing through the pH adjusting tank In Table 1, the unit of the number is g / l.
[0074]
As is clear from Table 1 above, the recoveries of hydrofluoric acid and nitric acid were very good in each example.
[0075]
Other Examples In the above example, the case of using nitric hydrofluoric acid waste liquid as the acid mixture and separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid in the waste liquid has been described.However, it is contained in the waste liquid. The type of acid used is not limited to this, and the present invention can be applied to separation and recovery of other acids. In short, the present invention can be applied to a mixed acid in which two or more acids having different degrees of dissociation are mixed.
[0076]
In addition, the present invention can be applied to other types of waste liquid in addition to the waste liquid after washing the stainless steel material.
[0077]
Further, although the present invention is mainly intended to be applied to the waste liquid as described above, the present invention can also be applied to an acid mixture other than the waste liquid.
[0078]
【The invention's effect】
As described above, in the present invention, one acid after passing through the second electrodialysis device is separated and recovered as it is, and the demineralized water after passing through the second electrodialysis device is supplied to the concentration chamber side of the first electrodialysis device. Then, the other acid was separated and recovered from the concentration chamber of the first electrodialysis apparatus, so that it was possible to separately recover the two acids in the mixed acid.
[0079]
Therefore, for example, when supplying nitric acid and hydrofluoric acid separately collected by the above-described separation and recovery method to a pickling tank storing nitric hydrofluoric acid used for washing stainless steel, the supply amounts By adjusting the weight ratio of nitric acid and hydrofluoric acid in nitric hydrofluoric acid in the pickling tank, the concentration of nitric acid and hydrofluoric acid in the nitric hydrofluoric acid can be easily adjusted. This has the effect.
[0080]
Therefore, in such a case, there is an advantage that the nitric hydrofluoric acid treated as a waste liquid can be effectively reused.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic block diagram of an apparatus for separating and recovering nitric acid and hydrofluoric acid from nitric hydrofluoric acid waste liquid according to one embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram showing the internal structure of a second electrodialysis device.
FIG. 3 is a schematic block diagram of a separation and recovery apparatus according to another embodiment.
FIG. 4 is a schematic block diagram of a separation and recovery apparatus according to another embodiment.
FIG. 5 is a schematic block diagram of a separation and recovery apparatus according to another embodiment.
FIG. 6 is a schematic block diagram of a conventional separation and recovery device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (4)
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JP15941695A JP3572119B2 (en) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | Method and apparatus for separating and recovering two acids from an acid mixture such as nitric hydrofluoric acid waste liquid |
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