JP3572064B2 - 画像読み取り装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージスキャナ、ファクシミリ装置などにおいて原稿画像を読み取る画像読み取り装置及びその制御方法に関し、特に、LED(発光ダイオード)アレイからなる線状光源で原稿を照射し、その線状イメージをCCD(電荷結合素子)1次元イメージセンサーで撮像する構成の原稿読み取り装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナ、ファクシミリなどに使われている一般的な画像読み取り装置として、図14に示すような縮小光学系を用いる装置が知られている。
この装置は、原稿56を照射する長手方向に伸びた光源55、装置全体を小型化するために光路を折り曲げるミラー54、原稿情報光を結像させるレンズ52、白出力波形のレンズcos4乗則を補正する白基準補正板(シェーディング板)53、光情報を電気信号に変換するラインCCD撮像素子(以下CCD)51から構成されている。さらにCCD1から出力される電圧波形を画像処理系に受け渡す前にA/D変換するA/Dコンバータ等のIC(図示せず)が設けられている。この後に続くシェーディンク補正回路では、ライン方向に光源が均一に照射されないためと、ラインCCDの各々の画素感度が異なるため、予め白基準と称する各画素間の白でのバラツキを参照して、原稿読みとり時のラインCCD出力の画素間のバラツキを補正する。
このような画像読み取り装置においては、装置を低コストにするために、光源についても、安価なXeランプやLEDなどが使用されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では、光源としてのXeランプやLED等は絶対的な光量が少ないため、安定した画像情報を得るためにはCCD1による読み取りの蓄積時間を長くしたり、受光系の感度を上げることが必要になるという問題があった。現状ではCCDデバイスの高速駆動化の開発が進められてはいるものの、原稿の光情報を光電変換するためのCCDの受光部の感度特性には限界があり、安定したS/N比を得るためには充分な光量で原稿を照射する必要があった。このためLED等の駆動電流を上げて光量を増やそうとすると、LED自体の発熱により、光の波長の変化や順方向電圧の変化により電流の変化が生じ、安定した光量を得ることができないという欠点があった。
【0004】
また、このとき蓄積時間によってLED等の駆動電流を可変にすると、蓄積時間によってLED等の自己発熱による蓄熱特性が異なるため、CCDセンサーの出力が変化してしまうという欠点があった。
【0005】
また、ノート・パソコンに入っているプリンタに印字ヘッドやインクタンク・ユニットを着脱可能に装着することが可能な形態を取る必要があり、外形の小型化という制約からスキャナ回路も簡素化しなければならないという問題点もあった。
さらに、2次電池による駆動が可能なノート・パソコンなどでは、消費電力についても可能な限り減らしたいという問題があった。
【0006】
そこで本発明の目的は、読取動作時の光源への供給電流の制御により、原稿読み取りに充分な光量を得つつ、安定した画像情報を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像読み取り装置は、光源を搭載するとともに往復移動可能とされたキャリッジと、上記キャリッジの往路方向への移動の際に上記光源に電流を流し復路方向への移動の際に上記光源に電流を流さない第1のモードと、上記キャリッジの往路方向への移動及び復路方向への移動いずれの際にも上記光源に電流を流す第2のモードとを選択して、上記キャリッジの往復移動における上記光源に流す平均電流が一定となるように制御する制御手段とを備えた点に特徴を有する。
【0009】
【作用】
本発明によれば、蓄積時間を変えて解像度を変える場合に光源の蓄熱変化による光量、波長の不安定領域と光電変換出力レンジを一定に保ち、光源の蓄熱の安定化をはかることができる。
【0010】
また、他の発明によれば、制御手段は、設定手段により高い解像度が設定されると、蓄積時間を短くなるように制御し、低い解像度が設定されれば蓄積時間が長くなるように制御する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明による画像読み取り装置をノートパソコンで用いる場合のシステムの実施の形態を示す。
図1において、100はノートパソコン、200はノートパソコン100に内蔵されたプリンタユニット、10は画像読み取り装置としてのスキャナユニット、30は印字ヘッド(BJヘッド)である。スキャナユニット10と印字ヘッド30とは選択的にプリンタユニット200に接続される。
【0012】
スキャナユニット10には、CCD13、その出力を増幅するアンプ14、原稿を照明する光源を含む光学系15、クロック発生回路16、A/D変換、シェーディング補正、光源17の制御等を含む処理を行う制御処理部17等が設けられている。
【0013】
スキャナユニット10内では上述のCCD出力がアンプ14を経てA/Dとシェーディング補正回路・エッジ強調・2値化等を含む画像処理系からなる制御処理部17に入力され、制御処理部17からは画像処理後の画像データをクロック同期式のシリアル転送でヘッドフレキを経てプリンタユニット200に接続される。また同時にプリンタユニット200からは後述する図9に示すS1及びS2の切り替えによる光源電流変更及び制御処理部17での画像処理設定・出力タイミング等を同様にコントロール可能となっている。
【0014】
図2はスキャナユニット10の外観図である。同図において、キャリッジに設置されたときの位置決めを行う位置決め穴1Bと位置決め溝1Cとが設けられている。読み取り方向の姿勢を決めるのが基準壁1であり、キャリッジ側の基準壁(不図示)に片寄せされることによりその搭載位置を決定する。20Aは、プリンタユニットに装着時に電気的接触をはかるための内部I/Fであるところのコネクタ部である。
【0015】
図3は光学系15の構成を示す。
同図において、光源であるところの複数個のLED(λ=570nm)3が読み取り幅方向よりも長く配列されている。このLED3に近傍して集光手段である円筒形状のロッド・レンズ6がLED3の並び方向と平行に設置されている。LED3の照射中心はロッド・レンズ6のレンズ作用面の中心を通過し、原稿面を斜めに照射する構成となっている。
【0016】
原稿からの反射光は、光源中心が原稿と略直角方向に設けられた第1の結像系レンズであるフィールド・レンズ7を通過した後、読み取り幅方向と平行に設けられたミラー5により光軸の進行方向が90゜折り曲げられて原稿と略平行な光線とされる。11はアパーチャであり、フィールド・レンズ7の結像面はこの位置とされる。アパーチャ11の後方には第2の結像系レンズであるところの結像レンズ(不図示)が設けられている。
結像レンズの結像位置は光電変換素子13(CCD)の位置である。なお、結像系レンズの配置は、縮小比0.45158に設置されている。
【0017】
ラインCCDセンサ13は、128画素で構成され、キャリア駆動方向(主走査方向)と垂直方向に光学的に並んでいる構造となっている。従って、光学的にキャリアと垂直方向に並んだ画素群は垂直方向(副走査方向)に光学的に360dpiの画素解像度を得るように配置されている。キャリアの移動速度とキャリア移動方向解像度との関係により蓄積時間が可変となるが、キャリアの移動速度と蓄積時間とを独立してコントロール可能となっている。すなわち、キャリア・モータ駆動速度が651ppsの場合には、蓄積時間を256μsecの設定でキャリア移動方向解像度360dpiとなり、同じキャリア速度で、蓄積時間を512μsecと設定するとキャリア移動方向解像度は180dpiとなる。
【0018】
図1のプリンタユニット200において、プリンタ用CPUとコントローラにより、3つのモータ(キャリッジ用、ラインフィード用、オートシートフィード用)制御、4つのセンサ(ホーム・ポジション検出、ASFポジション検出、給紙検出、排紙検出)、スキャナユニット、印字ヘッドの駆動制御を行っている。スキャナユニット10及び印字ヘッド30は、いずれか一方のユニットがプリンタユニット200に着脱可能な構成となっている。またコントロールGAにより各種信号が切り替え可能となっている。プリンタ用CPUはプリンタ及びスキャナ制御を接続ユニットにより切り替えて制御している。具体的には1ライン分のスキャン情報を各種モーターを駆動させスキャンしつつRAM内に格納し、スキャン後に展開処理を行いつつ接続されるインターフェースを介してノートPC100本体へ転送する。PC本体においてはこれらの1ラインデータをさらに全領域分つなぎ合わせて所望の画像処理をさらに実施したのち、ファイル化される。スキャナユニット又は印字ヘッドとその接合部は、プリンタユニットのキャリッジ部分にコンタクト電極が設けられ、各ユニットを装着時に圧力により接続している。その際、搭載ユニットの判別方法としては、キャリッジ・コンタクト部に2ビットのヘッドIDを持っていて、装着後ヘッドIDを読み込み、スキャナユニット10と印字ヘッド30との判別を行い、制御ビンの内容を対応させる。
【0019】
次に図4を用いてプリンタユニットへの取り付け状態について説明する。
スキャナユニット10は、プリンタに用いられる印字ヘッド30と同形状であり、図示のようにカートリッジ化されている。40はキャリッジであり、スキャナユニット10のコネクタ部を介して本体より読み取り信号送受信する接点部が有る。CCD13からの読み取り信号は、接点部及びフレキシブル・ケーブル44を介してプリンタ・ユニット200のCPUで処理される。
キャリッジ40は、フレームの側板部45A、45Bの間にスライド軸とスライド板47に沿って往復運動をすることで読み取りが行われる。48は駆動モータで、ベルトを介してキャリッジ40を移動させる。
【0020】
図5はノート・パソコン100の外観図である。液晶表示装置101は、TFTで11.8インチカラー表示であり、開閉が可能になっている。キーボード102は、液晶表示装置101が開かれたときに操作可能となる。尚、図示されていないが、プリンタユニットは本体の後方部に収納されている。
【0021】
図6はノート・パソコン100のブロック図である。駆動源として、ACアダプタ(定格電圧20[V]、54[W])とニッケル水素2次電池(定格電圧12[V]、2700[mA/h])とが設けられている。内蔵している機能としては、フレキシブル・ディスク・コントローラ(FDC)、ハード・ディスク・コントローラ(HDC)、キーボード・コントローラ(KBC)、VGAコントローラ(VGAC)などの周辺器機用コントローラが有る。更に、内蔵のプリンタユニットが内部バスにより接続されている。
【0022】
次に光源であるLED3の電気的特性について図7と図8を用いて説明する。図7は周囲温度(Ta)と相対発光強度(Iv)の関係図である。周囲温度が上がるとLEDの発光強度が下がっていることがわかる。
図8は周囲温度(Ta)と順方向電圧の関係図である。周囲温度が上がるとLEDの順方向電圧が低下していることがわかる。
【0023】
LED駆動回路を図9に示す。小形形状に収めるために回路は簡素化が必要であり、定電圧駆動方式を採用している。光源のLEDとしてLED1〜LED7の7個を直列に配置し、各LED電流切り換えが2段階可能となっている。これはトランジスタ02、03を信号S1、S2により切り換え制御することで行われる。S1が”High”、S2が”Low”で強電流(約20[mA])、S1が”Low”、S2が”High”で弱電流(約10[mA])が流れる。
【0024】
ここで一般に行われる制御について説明すると、本実施の形態によるスキャナユニット10を用いてキャリア速度651ppでプリンタユニット200から給紙した白基準シートを蓄積時間256[μsec]にて、LEDの強電流状態(S1”High”、S2”Low”20[mA]として読み続けたCCDの出力データを図10のBに示す。また、蓄積時間を512[μsec]にてLEDの強電流状態(S1”High”、S2”Low”20[mA]として読み続けたCCDの出力データを図10のAに示す。横軸は時間(単位:秒)で光源のLEDが点灯してからの時間を示す。縦軸はスキャナからのCCD出力を256段階で表現したときのA/Dコンバータに取り込んだ数値と同条件でLED非点灯にて取り込んだ数値との差分であり、実際入力に対して線形な出力を表している。本実施の形態のスキャナユニットは、読み取り幅128画素構成になっているが、データに載せているのは、代表値として、63〜66番目の中心部画素のものである。
【0025】
次に、本発明による制御を図11及び図12を用いて説明する。
まず、ノートパソコン100(以下、PC)より読み取り開始のコマンドを受け付けると、LEDに読み取りにおける平均電流(ここではS1”Low”、S2”High”の10mAと同一のため弱電流状態)を流して事前にLEDが安定するように点灯させる保熱モードとして、これが一定時間経た後、読み取りモードのキャリア移動方向解像度が180dpiか360dpiかによって処理を分岐する。
【0026】
360dpiが選択されると、読み取り領域終了かどうかの判別後、読み取り領域終了でなければ、スキャナユニットのレジスタへ蓄積時間256[μsec]・強電流状態(S1”High”、S2”Low”20[mA])を設定し、キャリアを右方向に移動しつつCCDの構成で128dot×1ライン分(360dpi)のデータを読み取りバッファに格納する。片方向スキャンのため戻り時にスキャナユニットのレジスタへ蓄積時間256[μsec]・電流オフ状態(S1”Low”、S2”Low”0[mA])を設定した後、上記一時格納された読み取りバッファから読み出しながら、上記1ライン分のデータをPCに転送する。最後に1ライン分のラインフィードを実施して、上記読み取り領域終了かどうか判別に戻り、終了していなければ上記動作を読み取り領域終了まで繰り返す。読み取り領域終了ならば上記保熱モードに移行し、解像度360dpiの場合の読み取り範囲における読み取り動作を終了する。
【0027】
180dpiの場合には、読み取り終了かどうかの判別の後、読み取り領域終了でなければ、スキャナユニットのレジスタへ蓄積時間512[μsec]・弱電流状態(S1”Low”、S2”High”10[mA])を設定し、キャリアを右方向に移動しつつCCDの構成で128dot×1ライン分(180dpi)のデータを読み取りバッファに格納する。片方向スキャンのため戻り時にスキャナユニットのレジスタへ弱電流状態(S1”Low”、S2”High”10[mA])を再設定した後、上記一時格納された読み取りバッファから取り出して縦方向(ラインCCDのならび方向)の解像度を360dpiから180dpiへ変換しながら、上記1ライン分のデータをPCに転送する。最後に1ライン分のラインフィードを実施して上記読み取り領域終了かどうかの判別に戻り、終了していなければ上記動作を読み取り領域終了まで繰り返す。読み取り領域終了ならば上記保熱モードに移行し、解像度180dpiの場合の読み取り範囲における読み取り動作を終了する。
【0028】
次に上記制御について説明する。
(1)光源発熱安定化について
360dpi(蓄積時間256[μsec]の場合には、LED電流はキャリア移動においてスキャン時には20[mA]、戻りは0[mA]となり、ここではキャリア速度が一定なので、キャリアの往復での一周期における平均電流は10[mA]となる。また、キャリアの戻り方向で読みとった1ライン分のバッファのデータをPCに転送するので、転送のオーバーヘッドが無く待ち時間無しに引き続いて次のスキャンが可能である。このため結果的に読み取り範囲における読み取り動作中の平均電流も10[mA]となる。次に、180dpi(蓄積時間512[μsec])の場合には、キャリアの移動方向に関係無くLED電流は常に10[mA]で、結果的に読み取り範囲における読み取り動作中の平均電流も10[mA]となる。さらに、待機中も双方の平均電流に等しい電流をLEDに流すことで、蓄積時間に関係無くLEDへの平均電流を一定とし、読み取り動作時のLEDの蓄積による変化を最小限に押さえることができる。
【0029】
(2)CCDの出力について
360dpiは蓄積時間256[μsec]・スキャン時のLED電流20[mA]で、このとき図13におけるAAで示すように出力されるとすると、180dpiでは蓄積時間512[μsec]・スキャン時のLED電流10[mA]であるため、蓄積時間によりCCD出力は線形なため360dpiに比べて180dpiでは倍の出力となるが、LED電流と明るさ及びCCD出力も線形なため、360dpiに比べて180dpiでは1/2出力となる。このため結果的にCCD出力としては相殺されて図13におけるBBとなる。すなわち、AAとBBとは基本的に同じレベルで、蓄積時間によらずCCD出力が一定となり、さらに解像度によらず後段のA/D変換器及びシェーディング補正回路に安定した出力を供給可能となる。
【0030】
本実施の形態では分かりやすくするために、LED電流を2段階切り替えとしたが、多段階でのLED電流を選択可能としても当然差し支えない。さらに、キャリアのスキャン時の駆動速度と戻り時の駆動速度とを同一としたが、前述の多段階でのLED電流の選択があれば実現可能であることは自明である。また、本実施の形態では保持における電流制御は一定電流としたが、相当するデューティ間欠制御であっても差し支えないことも自明である。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、読取動作時の光源の蓄熱による変化を最小限に抑えることができる。したがって、光源の蓄熱の安定化をはかり、原稿読み取りに充分な光量を得つつ、安定した画像情報を得ることができる。特に、例えばノート・パソコンの内部に装着する場合などのように、寸法的制約による簡素化された回路条件及び消費電力を抑えるという条件のなかで効果がある。
【0032】
また、電荷の蓄積時間と光源に流す電流との積が所定値となるように制御することにより、蓄積時間によらず光電変換手段の出力が一定となり、さらに解像度によらず後段に設けた回路に安定した出力を供給可能となり、安定した画像を読み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシステムの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明によるスキャナユニットの実施の形態を示す外観図である。
【図3】スキャナユニットの光学系部品配置を示す斜視図である。
【図4】スキャナユニットと印字ヘッドのプリンタへの脱着状態を示す斜視図である。
【図5】ノートパソコンの外観図である。
【図6】ノートパソコンのブロック図である。
【図7】LEDの相対発光強度−温度特性図である。
【図8】LEDの電圧−温度特性図である。
【図9】LED駆動回路の回路図である。
【図10】LED連続点灯時におけるCCD出力特性図である。
【図11】制御動作を示すフローチャートである。
【図12】制御動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明によるLED制御におけるCCD出力特性図である。
【図14】従来の画像読み取り装置の原理的な構成図である。
【符号の説明】
10 スキャナユニット
13 ラインCCD撮像素子
15 光学系
17 制御処理部
1 基準壁
1B 位置決め穴
1C 位置決め溝
20A コネクタ部
3 LED
5 ミラー
6 ロッドレンズ
7 フィードレンズ
40 キャリッジ
100 ノートパソコン
200 プリンタユニット
Claims (8)
- 光源を搭載するとともに往復移動可能とされたキャリッジと、
上記キャリッジの往路方向への移動の際に上記光源に電流を流し復路方向への移動の際に上記光源に電流を流さない第1のモードと、上記キャリッジの往路方向への移動及び復路方向への移動いずれの際にも上記光源に電流を流す第2のモードとを選択して、上記キャリッジの往復移動における上記光源に流す平均電流が一定となるように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする画像読み取り装置。 - 上記制御手段は読み取り開始コマンドを受け付けると上記平均電流を上記光源に事前に流す制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装置。
- 上記制御手段は上記第2のモードにおける上記キャリッジの復路方向への移動の際に連続して電流を上記光源に流す制御を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像読み取り装置。
- 上記光源は電流が流れることにより点灯することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像読み取り装置。
- 光源を搭載するとともに往復移動可能とされたキャリッジの往路方向への移動の際に上記光源に電流を流し復路方向への移動の際に上記光源に電流を流さない第1のモードと、上記キャリッジの往路方向への移動及び復路方向への移動いずれの際にも上記光源に電流を流す第2のモードとを選択して、上記キャリッジの往復移動における上記光源に流す平均電流が一定となるように制御することを特徴とする画像読み取り装置の制御方法。
- 読み取り開始コマンドを受け付けると上記平均電流を上記光源に事前に流す制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の画像読み取り装置の制御方法。
- 上記第2のモードにおける上記キャリッジの復路方向への移動の際に連続して電流を上記光源に流す制御を行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読み取り装置の制御方法。
- 上記光源は電流が流れることにより点灯することを特徴とする請求項5〜7の何れか1項に記載の画像読み取り装置の制御方法。
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