JP2005203924A - 原稿読取装置、コンピュータプログラム、原稿読取システム、及び、原稿読取方法 - Google Patents

原稿読取装置、コンピュータプログラム、原稿読取システム、及び、原稿読取方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光源を切り替えて発光させる際において、光源と発光制御部とを接続するケーブルの電位の変化を抑えることが可能な原稿読取装置等を実現する。
【解決手段】互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置において、前記発光制御部は、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチを有し、前記LED光源は、前記アノード側スイッチをオンして点灯し、前記アノード側スイッチをオフして消灯する。
【選択図】 図9

Description

この発明は、複数色の光を発する光源を用いる原稿読取装置、コンピュータプログラム、原稿読取システム、及び、原稿読取方法に関する。
複数色の光を発する光源を用いた原稿読取装置としては、R(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の色成分を有する光を発光する3つのLED(発光ダイオード)を切り替えて点灯し、原稿に照射した反射光をイメージセンサにて受光することにより原稿を読み取るカラースキャナが知られている。このようなカラースキャナは、所定方向に移動可能に設けられたキャリッジにLEDを用いてライン状に発光するように構成された光源が搭載されている。一方、カラースキャナ本体には電源部を有しLEDを発光させるための発光制御部が備えられており、この発光制御部とキャリッジのLEDとがケーブルにて接続され、発光制御部からケーブルを介してLEDに電気が供給されている。すなわち、ケーブルには、各LEDのカソード側及びアノード側のそれぞれと発光制御部とを接続する心線が含まれている。
電源部は、カラースキャナが有するセンサや、キャリッジを駆動するためのモータ、冷却用のファンなど各種電気部品に供給する電気を共用して電源コストを抑えている。このため、発光制御部からは比較的高い電圧の電気がLEDに供給される場合がある。
また、点灯回路には、3つのLEDのカソード側に接続されるケーブルを介して、発光する色に対応するスイッチが各々設けられており、このスイッチを切り替えることにより発光すべき色のLEDを点灯させている。
LEDを切り替えるためのスイッチが、LEDのカソード側に設けられているため、LEDの非点灯時には、スイッチが遮断されており、発光制御部からスイッチの開放端子までは、電源電圧とほぼ同等の電位を有している。すなわち、各LEDのカソード側及びアノード側のそれぞれと発光制御部とを接続する心線のすべてが電源電圧と同等の電位を有していることになる。そして、いずれかの色の光を発するために、所定のスイッチをオンすると、電量が流れて、LEDのアノード側と発光制御部とを接続する心線の電位は数ボルト、LEDのカソード側と発光制御部とを接続する心線の電位はほぼ0となる。このため、LEDを切り替えるたびに発光制御部における入出力端子間の電圧が大きく変位することになる。
一方、キャリッジと、スキャナ本体とを接続するケーブルは、キャリッジの移動を許容するために比較的長く設けられている。このため、ケーブルにて接続されている発光制御部における入出力端子間の電位が大きく変位すると、ケーブルがアンテナとなって電磁波を放出する畏れがあるという課題があった。
この発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、光源を切り替えて発光させる際において、光源と発光制御部とを接続するケーブルの電位の変化を抑えることが可能な原稿読取装置、コンピュータプログラム、原稿読取システム、及び、原稿読取方法を実現することにある。
主たる発明は、互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置において、前記発光制御部は、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチを有し、前記LED光源は、前記アノード側スイッチをオンして点灯し、前記アノード側スイッチをオフして消灯することを特徴とする原稿読取装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明確にする。
本発明によれば、LED光源を切り替えて発光させる際において、LED光源と発光制御部とを接続するケーブルの電位の変化を抑えることが可能な原稿読取装置、コンピュータプログラム、原稿読取システム、及び、原稿読取方法を実現することが可能である。
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置において、前記発光制御部は、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチを有し、前記LED光源は、前記アノード側スイッチをオンして点灯し、前記アノード側スイッチをオフして消灯することを特徴とする原稿読取装置である。
このような原稿読取装置によれば、LED光源を点灯及び消灯するためのアノード側スイッチは、LED光源に接続されたケーブルと、LED光源に電気を供給する発光制御部との間に介在されているので、アノード側スイッチをオフした状態では、アノード側スイッチよりLED光源側が発光制御部と遮断されている。このため、アノード側スイッチよりLED光源側は、発光制御部側の電位に影響されず、アノード側スイッチよりLED光源側に設けられたケーブルの電位は、LED光源を点灯及び消灯するためにアノード側スイッチをオン/オフしても大きく変化しない。すなわち、光の色を切り替えるためにアノード側スイッチをオン/オフする際において、ケーブルの電位の変化を抑えることが可能であり、よってケーブルから電磁波が放出されることを抑えることが可能である。
かかる原稿読取装置において、前記発光制御部は、前記複数のLED光源のカソード側と前記ケーブルを介して接続されたカソード側スイッチを有し、前記カソード側スイッチをオンした後に、前記アノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯させることが望ましい。
互いに異なる色の光を発する複数のLED光源は、LED光源のカソード側にLED光源を点灯及び消灯させるためのスイッチが設けられている場合がある。このような場合であっても、アノード側スイッチをオフした状態にて、カソード側スイッチをオンすることにより、アノード側スイッチよりLED光源側の電位を、アノード側スイッチより発光制御部側の電位に影響され難い状態にすることが可能である。このため、カソード側にスイッチを有する場合であっても、カソード側スイッチをオンした後に、アノード側スイッチをオンしてLED光源を点灯させることにより、ケーブルから電磁波が放出されることを抑えることが可能である。よって、互いに異なる色の光を発する複数のLED光源として汎用品を用いることも可能である。
かかる原稿読取装置において、前記アノード側スイッチは、前記複数のLED光源に対し1つ設けられ、前記カソード側スイッチは、各色の光を発する各LED光源に対応してそれぞれ設けられ、前記カソード側スイッチにて前記LED光源が発する光の色が切り替えられることが望ましい。
このような原稿読取装置によれば、LED光源のアノード側、及び、カソード側のいずれかに、各色の光を発する各LED光源に対応したスイッチを設けておくことにより、複数のLED光源を容易に切り替えることが可能である。このため、アノード側スイッチは、前記複数のLED光源に対し1つとすることにより、スイッチのみならず電磁波を放出する原因となりやすいケーブルの心線をも削減することが可能である。
かかる原稿読取装置において、前記LED光源が発する光の色を切り替える際には、前記アノード側スイッチがオフされていることが望ましい。
このような原稿読取装置によれば、光の色を切り替える際は、所定の色のLED光源に対応するカソード側スイッチをオフして、他の色のLED光源に対応するカソード側スイッチをオンする場合なので、この間にアノード側スイッチがオフされていることになる。すなわち、光の色を切り替える際にアノード側スイッチがオフされていることにより、アノード側スイッチよりLED光源側の電位が、アノード側スイッチより発光制御部側の電位に影響されない状態にすることが可能である。このため、光の色を切り替える際に、ケーブルから電磁波が放出されることを抑えることが可能である。
かかる原稿読取装置において、前記複数のLED光源は、前記発光制御部に対し相対的に移動可能であることを特徴とする。
このような原稿読取装置の場合には、複数のLED光源を発光制御部に対し相対的に移動可能とするために、ケーブルを十分に長くする必要があり、電磁波を放出するアンテナとなりやすいが、アノード側スイッチによりLED光源をオン/オフすることにより、ケーブルの電位が大きく変化しにくい状態に保つことが可能である。このため、アノード側スイッチによりLED光源をオン/オフすることは、複数のLED光源が発光制御部に対し相対的に移動可能な構成において、特に優れた効果を奏する。
かかる原稿読取装置において、前記LED光源は、所定の方向に移動する移動体に搭載されており、前記光の色として、赤色、緑色、青色の3色を用い、1画素に相当する情報を読み取るために前記移動体が移動する間に、前記3色を切り替えて、各色の前記LED光源を少なくとも1回ずつ点灯させることが望ましい。
このような原稿読取装置によれば、1画素に相当する情報を読み取るために移動体が移動する間に、各色のLED光源を少なくとも1回ずつ点灯させると、光の色を切り替える際に、スイッチを高速にオン/オフしなければならない。このとき、カソード側スイッチのみにてLED光源を点灯及び消灯すると、カソード側スイッチのオン/オフに応じて、ケーブルの電位が大きく振れ、高周波の電磁波を放出する畏れがあるが、アノード側スイッチによりLED光源をオン/オフすることにより、ケーブルの電位の変化を小さく抑えることが可能である。このため、アノード側スイッチによりLED光源をオン/オフすることは、複数のLED光源を高速に切り替えて点灯させる構成において、特に優れた効果を奏する。
かかる原稿読取装置において、一定の電流を前記LED光源に供給するための定電流電源を有し、前記アノード側スイッチは、前記定電流電源と、前記ケーブルとの間に設けられていることが望ましい。
定電流電源から供給される電気は、一定の電流を流そうとするため、スイッチ等により回路が遮断されていると、電位が高くなりやすいが、定電流電源とケーブルとの間にアノード側スイッチが設けられた上記構成の原稿読取装置によれば、ケーブルと定電流電源との間にて回路が遮断されているので、ケーブルの電位が大きく変化し難い状態に保つことが可能である。このため、アノード側スイッチによりLED光源をオン/オフすることは、定電流電源にてLED光源を点灯させる構成において、特に優れた効果を奏する。
また、赤色、緑色、青色の3色の光を発する3つのLED光源と、前記3つのLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記3つのLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、一定の電流を前記LED光源に供給するための定電流電源と、を備え、前記LED光源は、前記発光制御部に対し相対的に移動する移動体に搭載されており、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置において、前記発光制御部は、前記3つのLED光源に対して1つ設けられ、前記3つのLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されるとともに前記定電流電源と前記ケーブルとの間に設けられたアノード側スイッチと、前記3つのLED光源のカソード側と前記ケーブルを介して接続され各色の光を発する各LED光源に対応してそれぞれ設けられたカソード側スイッチとを有し、1画素に相当する情報を読み取るために前記移動体が移動する間に、前記3色を切り替えて、各色の前記LED光源を少なくとも1回ずつ点灯させる際に、前記カソード側スイッチをオンした後に、前記アノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯させ、 前記カソード側スイッチにて前記LED光源が発する光の色を切り替える際には、前記アノード側スイッチがオフされていることを特徴とする原稿読取装置である。
このような原稿読取装置によれば、既述のすべての効果を奏するため、本発明の目的が最も有効に達成される。
また、互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置に、前記発光制御部に備えられ前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続された前記アノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯し、前記アノード側スイッチをオフして前記LED光源を消灯する機能を実現するためのコンピュータプログラムも実現可能である。
また、コンピュータ本体、及び、前記コンピュータ本体に接続され、互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置、を有する原稿読取システムにおいて、前記発光制御部は、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチを有し、前記LED光源は、前記アノード側スイッチをオンして点灯し、前記アノード側スイッチをオフして消灯することを特徴とする原稿読取システムも実現可能である。
互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る際に、前記発光制御部が有し、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯するステップと、前記アノード側スイッチをオフして消灯するステップとを有することを特徴とする原稿読取方法も実現可能である。
===原稿読取装置の全体構成===
図1は本発明にかかる原稿読取装置の一例としてのカラースキャナ10の概略構成を示す説明図である。
カラースキャナ10は、原稿5が載置される原稿台ガラス7と、原稿台ガラス7に載置された原稿5の読み取り面を原稿台ガラス7側に押圧するための原稿台カバー6と、原稿台ガラス7を介して対向し原稿5と一定の間隔を保ちながら原稿5に沿って移動する移動体としてのキャリッジ16と、キャリッジ16を移動するための駆動手段18と、キャリッジ16を安定した状態にて移動させるための規制ガイド20と、カラースキャナ10の各要素を駆動制御するための制御部50とを有している。
キャリッジ16には、原稿台ガラス7を介して原稿5に3色の光を照射する光源としての光源部8と、原稿5による反射光を集光させるロッドレンズアレイ14と、レンズを透過した反射光を受けて光量情報として取り込み、この光量情報を信号として出力するイメージセンサとしてのリニアCCDセンサ15とが一体に構成された密着型イメージセンサユニット、及び、前記規制ガイド20と係合するガイド受け部29が設けられている。本実施形態では、密着型イメージセンサユニットとしてCIS(Contact Image Sensor)ユニット1を用いている例について説明する。CISユニット1の詳細については後述する。
前記規制ガイド20は、キャリッジ16が移動する方向(以下、移動方向という)に沿って設けられ、ステンレス製の円筒材で形成されている。この規制ガイド20は、キャリッジ16に設けられ、スラスト軸受でなる2カ所のガイド受け部29を貫通している。キャリッジ16に設けられた2カ所のガイド受け部29の移動方向における間隔を広げることにより、キャリッジ16を、より安定させて移動させることが可能となる。
駆動手段18は、キャリッジ16に固定された環状のタイミングベルト181と、このタイミングベルト181と噛み合うプーリ182を備え、移動方向の一方の端側に配置されたパルスモータ183と、他方の端側に配置されてタイミングベルト181に張力を付与するアイドラプーリ184とで構成されている。このパルスモータ183は、制御部50のモータドライバ217により駆動され、パルスモータ183の回転速度に応じて変更されるキャリッジ16の移動速度により、読み取った画像を移動方向に拡大及び縮小することが可能となる。
そして、カラースキャナ10では、光源部8が赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の光を切り替えながら発して原稿5を照射し、その反射光をロッドレンズアレイ14にてリニアCCDセンサ15上に集光させつつ、キャリッジ16を原稿5に沿って移動させる。カラースキャナ10は、リニアCCDセンサ15が受けた光の量を示す光量情報としての電圧値を所定の周期で取り込むことにより、1周期の間にキャリッジ16が移動した距離分の画像を1ライン分に相当するデータとして読み取る。このとき、1ライン分に相当するデータとして、R成分、G成分、B成分の3つの光量情報が取り込まれる。この光量情報は、後述するAFE部23に信号として出力される。
===CISユニット(密着型イメージセンサユニット)の構成===
図2は、CISユニットの構成を説明するための図であり、図3はCISユニットの側面図である。
CISユニット1は、LED(発光ダイオード)光源11を備える光源部8、結像光学系としてのロッドレンズアレイ14、及び、受光素子がライン状に配置されたリニアCCDセンサ15を備えている。
光源部8は、カラー画像を読み取り可能とするために、LED光源としての赤色(R)の光を発する赤色LED11r、緑色(G)の光を発する緑色LED11g、及び青色(B)の光を発する青色LED11bを有するLED11と、導光体12と、導光体カバー13とを有している。
各LED11r,11g,11bの入力側(アノード側)は、端子が1つにまとめられ、制御部50とを繋ぐケーブルとしてのフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCという)30の1本の心線と接続され、出力側(カソード側)は、各LEDの端子が、制御部50と繋がれたFFC30の1本の心線と各々接続されている。
そして、例えば本実施例の光源部8は図示するように、各LED11r,11g,11bは導光体12における長手方向Yの一方の端面12a側に、各LED11r、11g、11bが発した光が端面12aから導光体12に入射するよう位置決めされて取り付けられる。ここで、導光体12の長手方向Yは、キャリッジ16の移動方向と直交する方向、すなわち、リニアCCDセンサ15が有する複数の受光素子が配列されている方向であり、以下、素子配列方向ともいう。
導光体12は、ガラスなどの光透過部材で形成される。導光体12には拡散面12b及び射出面12cが形成されている。拡散面12bは波状に形成されている。射出面12cは導光体12において導光体カバー13の開口部13aに配置される。射出面12cはレンズ形状に形成され、拡散面12bで散乱された光を、ロッドレンズアレイ14上方に向けて照射するように射出面12cから放出する。これにより光が所定方向に放射され、原稿の、ロッドレンズアレイ14の情報に位置する領域が照射される。射出面12cをレンズ形状にすると、レンズ形状にしない場合に比べて、ロッドレンズアレイ14上方の原稿、すなわち原稿の読み取り領域を含む範囲を、より明るく照らすことができる。
導光体カバー13は、光反射性の良い例えば白色の光不透過部材で形成され、空気層を介して導光体12の外側を覆うよう取り付けられている。導光体カバー13は導光体12から所定方向と異なる方向に漏れた光を導光体12中に再び戻す。導光体カバー13を取り付けると、光の利用効率を向上させることができる。
ロッドレンズアレイ14は、素子配列方向に沿って一列に配列された複数の円柱形状のレンズ(ロッドレンズ)14aを有する。ロッドレンズ14aは、リニアCCDセンサ15の鉛直上に配置され、後述する受光素子と一対一に対応して設けられている。ロッドレンズアレイ14は、原稿による反射光を受けて、直上に位置する原稿の読取領域の像を、光学像として各ロッドレンズ14aによりリニアCCDセンサ15に原稿と等倍率にて結像する。
リニアCCDセンサ15は、ロッドレンズアレイ14の直下にてCISユニット1の長手方向に沿って直線状に配列された複数の受光素子、MOSトランジスタスイッチなどで構成される。リニアCCDセンサ15は、ロッドレンズアレイ14により結像された光学像の濃淡を光量情報として所定の周期にて取り込み、この光量情報に相関する電気信号を出力する。これにより光学像を電気信号に変換する。リニアCCDセンサ15は、可視光、赤外光、紫外光等、所定の波長領域の光を光電変換して得られる電荷をフォトダイオード等の受光素子に受光時間としてのチャージ期間だけ蓄積し、受光素子ごとの受光量に応じた電気信号を、MOSトランジスタスイッチを用いて出力する。
次に、導光体12の作用について説明する。
図4は、LED11が発した光を導光体12の長手方向Yに導光し所定方向に放射して原稿を照射する様子を示す模式図、図5は、リニアCCDセンサに光学像が結像される様子を説明するための図である。光源のLED11が発した光は導光体12の端面12aから導光体12の内部に入射し、内面反射を繰り返しながら導光体12の長手方向Yに導かれる。導かれた光が拡散面12bに入射した場合、入射した光は拡散又は反射されてその一部が射出面12cから放射される。射出面12cから放射された光は、図6に示すように、原稿5におけるロッドレンズアレイ14及びリニアCCDセンサ15の上方に位置する領域を照射する。照射された光は、原稿にて反射してロッドレンズアレイ14に入射し、リニアCCDセンサ15上にて結像する。このとき、リニアCCDセンサ15の上方に位置する原稿の読取領域の光学像、すなわち一ライン分の光学像がリニアCCDセンサ15にて所定の周期で取り込まれ、受光素子毎の受光量に応じた電気信号が出力される。
===制御部の構成===
図6は、制御部50の一例を示すブロック図である。
カラースキャナ10の制御部50は、キャリッジ16と共に移動しない部分、すなわちカラースキャナの本体側に設けられ、キャリッジ16に搭載されたCISユニット1とはFFC30にて電気的に接続されている。制御部50は、カラースキャナ10全体の制御を司る制御手段としてのCPU54と、カラースキャナ10の各部を制御するためのプログラムや、各種データが記憶されているROM、プログラムや各種データが一時的に記憶されるRAM、書き換え可能なEEPROM等のメモリ28と、光源を制御して発光させるための発光制御部としての光源ドライバ22と、リニアCCDセンサ15を駆動するためのセンサドライバ25と、リニアCCDセンサ15から出力される信号が入力されるAFE部23と、AFE部23からの出力を所定のデジタル画像データに変換するためのデジタル信号処理部24と、キャリッジ16を移動させるためのパルスモータ183を駆動するモータドライバ217と、外部のホストコンピュータ(不図示)との入出力手段としてのインターフェース52とを備えている。
図7は、光源ドライバ22の一例を説明するためのブロック図である。
光源ドライバ22は、カラースキャナ10の本体側に設けられた電源から供給される電気を定電流制御し一定の電流を供給する定電流電源としての定電流回路36と、定電流制御された電気を光源ドライバ22から出力するための出力端子(不図示)と定電流回路36との間に設けられたアノード側スイッチ34と、出力端子から出力された電気がLEDを経由して光源ドライバ22に入力される入力端子(不図示)と、入力端子と光源ドライバ22のグランドとの間に設けられたカソード側スイッチ32とを有している。
光源ドライバ22の出力端子と接続される光源部8のアノード側端子は1つなのでアノード側スイッチ34は1つであり、光源ドライバ22の入力端子と接続される光源部8のカソード側端子は発光する色ごとにそれぞれ設けられているので、カソード側スイッチ32も、各LED11にそれぞれ対応させて3つ設けられている。すなわち、カソード側スイッチ32がオンすることにより対応するLED11が選択され、カソード側スイッチ32と、アノード側スイッチ34とがいずれもオンしたときに、カソード側スイッチ32にて選択されたLED11が点灯する。アノード側スイッチ34及びカソード側スイッチ32はいずれも、例えば電界効果トランジスタであり、CPU54からの信号に基づいてオン/オフが制御される。
センサドライバ25は、リニアCCDセンサ15の駆動制御を行う回路であり、MOSトランジスタスイッチのオン/オフを制御し、受光素子に蓄積された電荷の読み取りを制御する回路である。
モータドライバ217は、キャリッジ16を移動させるためのパルスモータ183を所定の速度にて駆動するための駆動回路である。キャリッジ16は、モータドライバ217により駆動されたパルスモータ183の動力が、タイミングベルト181によってキャリッジ16に伝達されて移動方向に移動する。
AFE(Analog Front End)部23は、アナログ信号処理部23a、A/D変換器23b等から構成される。アナログ信号処理部23aは、CISユニット1から出力されたアナログの画像信号に対して増幅、オフセット補正を含む雑音低減処理等の信号処理を施して画像信号を出力する。A/D変換器23bは、アナログ信号処理部23aから出力された画像信号を所定ビット長のデジタル表現のデジタル画像データに量子化して出力する。
デジタル信号処理部24は、AFE部23から出力されたデジタル画像データに対し、ガンマ補正、画素補間法による欠陥画素の補間、シェーディング補正、画像信号の鮮鋭化等の処理を行う。尚、デジタル信号処理部24で施す上記各種の処理は、CPU54にて実行されるコンピュータプログラムによる処理に置き換えてもよい。デジタル信号処理部24で各種の処理が施されたデジタル画像データは、一旦メモリ28に記憶され、一定量のデータが蓄積されるとインターフェース52を介してパーソナルコンピュータ、画像処理部を有するプリンタ等に転送される。
===カラースキャナの読み取り動作===
図8は、カラースキャナの読み取り動作を示すフローチャートである。
カラースキャナ10は、原稿台ガラス7に原稿5が載置され、読み取り領域の指定情報と共に、読み取り開始指令を受信すると、制御部50の制御により、読み取り処理を開始する(S102)。まず、キャリッジ16を原稿載置領域の外側となる所定の位置に移動し(S104)、各色の光によるリニアCCDセンサ15の出力を調整する(S106)。リニアCCDセンサ15の出力の調整については後述する。
リニアCCDセンサ15の出力の調整が終了すると、キャリッジ16を移動方向に所定の速度にて移動し、リニアCCDセンサ15の鉛直上に読み取り領域の端が位置すると、読み取り処理を開始する(S108)。
読み取り処理では、リニアCCDセンサ15にて、センサドライバ25により一定の周期にて各受光素子にて受光した光量を光量情報として取り込み、この光量情報に相関する電気信号を出力する。
一方キャリッジ16は、モータドライバ217により駆動されるステッピングモータ183により所定の速度にて移動しつつ、LED11はR・G・Bの3色の光を切り替えて順次発する。このとき、LED11は、リニアCCDセンサ15が光量情報を取り込む周期(以下、取込周期という)の間に、いずれかの色のLED11が1回発光するように制御される。そして、各色の光が照射されている間は、リニアCCDセンサ15上に、各色成分の光学像が投影されるため、リニアCCDセンサ15は、投影される3色の光学像の濃淡を光量情報として、順次取り込み、各色の光による光量情報に相関する電気信号を出力する。このとき、連続して投影される3色の光学像による各受光素子の出力は、1画素に対応する電気信号であり、リニアCCDセンサ15全体では、素子配列方向の1ライン分に対応する電気信号である。
この1ライン分の読み取り処理は、キャリッジ16が移動しつつ継続して行われ(S110)、リニアCCDセンサ15により取り込まれた3色の光学像による素子配列方向の1ライン分の電気信号は、順次AFE部23に出力されてデジタル情報としてのデジタル画像データに変換される(S112)。AFE部23から出力されたデジタル画像データは、デジタル信号処理部24にて各種の処理が施される(S114)。処理されたデジタル画像データはインターフェース52を介し、図示しないパーソナルコンピュータ等に転送される(S116)。
キャリッジ16が読み取り領域の指定情報にて指定された領域を通過すると(S118)、リニアCCDセンサ15による光量情報の取り込みを終了する(S120)。その後、キャリッジ16が所定の位置に移動して読み取り処理を終了する(S122)。
===リニアCCDセンサの取込タイミングとLEDの発光タイミング===
上述したように、キャリッジ16を移動しつつ、光源部8が赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の3色の光を適宜切り替えながら発して、リニアCCDセンサ15にて光量情報を所定の周期で読み込むことにより、1周期の間にキャリッジ16が移動した距離分の画像を、出力する画像に対応する1画素ライン分の光量情報として取り込んでいく。ここで、1画素ラインとは、キャリッジ16の移動方向と直交する方向に配列された受光素子にて、キャリッジ16が移動方向に1画素分移動するときに取り込まれる光量情報に対応する原稿の領域を示している。
カラースキャナ10に読み取られる1画素ライン分のデジタル画像データは、3色の光によるリニアCCDセンサ15が有する各受光素子の出力に基づいて生成される。すなわち、3色の光を各々発した際における各受光素子の出力のバランスによりデジタル画像データの1画素の色が決定されることになる。このため、3色の光を各々発した際における同一の原稿に対する各受光素子の出力を、原稿5の読み取りを開始する前に、所定の基準に基づいて調整しておく。
また、光源として用いるLED11は、蛍光灯等と比較して消費電力が小さく、制御が容易であるが輝度が小さい。このため、リニアCCDセンサ15から出力される信号は微弱である。一方、リニアCCDセンサ15から出力された信号は、デジタル画像データに変換するためにA/D変換器23bに入力されるが、A/D変換器23bにて変換した後のデジタル画像データにおけるビット分解能を高めるために、A/D変換器23bには変換可能な信号の値の最大値を入力することが望ましい。このため、各色の光によりA/D変換器23bに入力される信号の値を、いずれもA/D変換器23bにて変換可能な信号の最大値となるように予め調整しておく。
図9は、リニアCCDセンサの取込周期とLEDの発光開始タイミングとを説明するためのタイミングチャートである。
リニアCCDセンサ15の取込タイミングは、所定の周期(取込周期)に予め設定されている。リニアCCDセンサ15の取込周期は、リニアCCDセンサ15に照射された光の情報を蓄える受光時間としてのチャージ期間と、蓄えられた情報をAFE部23に転送する転送期間とに分けられ、一定の周期にて送られる電荷読み出しパルスにて区切られる。チャージ期間は、電荷読み出しパルスの立ち下がりから、次の電荷読み出しパルスの立ち上がりまでの期間であり、転送期間は、電荷読み出しパルスの立ち上がりから立ち下がりまでの期間である。すなわち、この例では電荷読み出しパルスがLowレベルのときがチャージ期間であり、Highレベルのときが転送期間である。
キャリッジ16が1画素ライン分の原稿を読み取るために移動する間隔を1画素区間とする。1画素区間は、ある電荷読み出しパルスの立ち下がりから、3つ後の電荷読み出しパルスの立ち下がりまでである。すなわち、1画素区間には、3つの電荷読み出しパルスが含まれており、最初の電荷読み出しパルスの立ち下がりまでが、赤色(R)の光による光量情報が取り込まれるR取込期間、2番目の電荷読み出しパルスの立ち下がりまでが、緑色(G)の光による光量情報が取り込まれるG取込期間、3番目の電荷読み出しパルスの立ち下がりまでが、青色(B)の光による光量情報が取り込まれるB取込期間である。そして、R取込期間、G取込期間、B取込期間の各チャージ期間にて、発光されたLEDによる光量情報が、各転送期間にてそれぞれAFE部23に転送される。
R取込期間、G取込期間、B取込期間の各取り込み期間における各LED11r、11b、11gの発光タイミングは、上述したように、CPU54からの信号に基づいて、アノード側スイッチ34がオン/オフされるタイミングにて設定されているが、光源部8はカソード側に設けられたカソード側スイッチ32にて、点灯するLED11が切り替えられように構成されている。このため、アノード側スイッチ34を接続した状態にてカソード側スイッチ32をオン/オフすると、光源部8と光源ドライバ22とを接続しているFFC30の電位が大きく変化し、FFC30から電磁波が放出される畏れがある。このため、本実施形態のカラースキャナ10では、いずれかのLED11を点灯及び消灯するためのスイッチとしてアノード側スイッチ34を用い、FFC30の電位の変化を抑えるために、カソード側スイッチ32をオン/オフする際には、アノード側スイッチ34をオフしておくように設定している。
例えば、図9に示すように、各色のLED11r、11b、11gは1画側間において赤色、緑色、青色の順にて切り替えられて1回ずつ発光するように設定されており、各LED11r、11b、11gの発光開始タイミングは、発光しようとする色に対応する取込期間の直前の取込期間が終了した直後に所定のLED11が発光するように設定されている。すなわち、赤色のLED11rを発光する場合には、その直前のB取込期間における転送期間終了直後に、アノード側スイッチ34をオンするように設定されている。このため、各色のLED11r、11b、11g毎に設けられたカソード側スイッチ32は、発光させるべき色に対応する取込期間の直前の取込期間にて発光させたLED11に対応するカソード側スイッチ32がオフされた後であって、当該直前の取込期間が終了する前に、発光させるべきLED11に対応するカソード側スイッチ32をオンするように設定されている。このように各LED11を切り替えて発光させる制御は、メモリ28等に記憶されたプログラムに基づくCPU54の処理により実行される。
===LEDの切り替えに伴う電位の変化===
本実施形態におけるLED11の切り替え制御と、この制御によるFFC30及び各LED11の電位の変化を1画素区間について説明する。
図10は、本実施形態のカラースキャナにて、LEDを切り替えて点灯させた場合のFFC及び各LEDの電位の変化を示す概念図である。
所定の1画素ライン分の原稿を読み取る場合には、直前に読み取られた画素のB取込期間において、青色LED11bに対応するカソード側スイッチ32bがオフされた後であって、B取込期間の転送期間が終了する前に、赤色LED11rに対応するカソード側スイッチ32rをオンする。このとき、光源ドライバ22の定電流回路36の電位Vccが例えば42Vであったとすると、図7に示した定電流回路36からアノード側スイッチ34までの電位はVccとほぼ同じの約42Vとなる。一方、対応するカソード側スイッチ32rがオンされた赤色LED11rよりカソード側はFFC30を介して光源ドライバ22のグランドに接続されているので、赤色LED11rよりカソード側の電位は0である。そして、赤色LED11r及び赤色LED11rのアノード側とアノード側スイッチ34までのFFC30を含む範囲の電位は不定であるがほぼ0の状態となる。また、カソード側スイッチ32g、32bがオフの状態である緑色LED11g及び青色LED11bと、緑色LED11g及び青色LED11bからカソード側スイッチ32g、32bまでの範囲の電位はそれぞれほぼ0の不定な状態となる。すなわち、アノード側スイッチ34がオフされ、赤色LED11rのカソード側スイッチ32rがオンされた状態では、アノード側スイッチ34から光源ドライバ22のグランドまでが接続されて、電位はほぼ0の状態となる。
赤色LED11rに対応するカソード側スイッチ32rがオンされて、前記直前に読み取られた画素のB取込期間において転送期間が終了すると、アノード側スイッチ34がオンされる。このとき、一定の電流が赤色LED11rに流れ、赤色LED11rは赤色の光を発する。そして、定電流回路36からアノード側スイッチ34を介して赤色LED11rのアノード側までの電位は、赤色LED11rの電圧降下分の電位Vfr、例えば4Vとなる。また、赤色LED11rは光源ドライバ22のグランドと接続されているので、赤色LED11rから光源ドライバ22までの電位は0である。また、また、カソード側スイッチ32g、32bがオフの状態である緑色LED11g及び青色LED11bは、それぞれ赤色LED11rの電圧降下分の電位Vfrと緑色LED11gの電圧降下分の電位Vfgとの差(Vfr−Vfg)、及び、赤色LED11rの電圧降下分の電位Vfrと青色LED11bの電圧降下分の電位Vfbとの差(Vfr−Vfb)となり、その値は例えば1V程度である。また、緑色LED11g及び青色LED11bからカソード側スイッチ32g、32bまでの範囲の電位は、それぞれ1V程度の不定な状態となる。すなわち、アノード側スイッチ34がオンされ、赤色LED11rのカソード側スイッチ32rがオンされた赤色LED11rが発光している状態では、FFC30の電位は、最大4V程度となる。
赤色LED11rを発光させて所定時間経過後にアノード側スイッチ34をオフし、赤色LED11rを消灯させる。このとき、定電流回路36から光源ドライバ22のグランドまでの各部位の電位は、赤色LED11rを点灯させる前のアノード側スイッチ34がオフされ、赤色LED11rのカソード側スイッチ32rがオンされた状態と同様になり、アノード側スイッチ34から光源ドライバ22のグランドまでが接続されて、電位はほぼ0の状態となる。
赤色LED11rを消灯させた後に、発光する色を切り替えるため赤色LED11rのカソード側スイッチ32rをオフする。このとき、定電流回路36からアノード側スイッチ34までの電位はほぼ42Vとなる。一方、各LED11r、11g、11bに対応しているカソード側スイッチ32r、32g、32bは光源ドライバ22のグランドに接続されているので、各カソード側スイッチ32r、32g、32bのグランド側の電位は0である。そして、アノード側スイッチ34からカソード側スイッチ32までの範囲の電位は、いずれもほぼ0の不定な状態となる。
赤色LED11rのカソード側スイッチ32rがオフされて、R取込期間の転送期間が終了する前に、緑色LED11gに対応するカソード側スイッチ32gをオンする。このとき、定電流回路36からアノード側スイッチ34までの電位はほぼ42Vとなる。一方、対応するカソード側スイッチ32gがオンされた緑色LED11gよりカソード側は、FFC30を介して光源ドライバ22のグランドに接続されているので、電位は0である。そして、緑色LED11g及び緑色LEDのアノード側とアノード側スイッチ34までのFFC30を含む範囲の電位は不定であるが、ほぼ0の状態となる。また、カソード側スイッチ32r、32bがオフの状態である赤色LED11r及び青色LED11bと、赤色LED11r及び青色LED11bからカソード側スイッチ32r、32bまでの範囲の電位はそれぞれほぼ0の不定な状態となる。すなわち、アノード側スイッチ34がオフされ、緑色LED11gのカソード側スイッチ32gがオンされた状態では、アノード側スイッチ34から光源ドライバ22のグランドまでが接続されて、電位はほぼ0の状態となる。
緑色LED11gに対応するカソード側スイッチ32gがオンされて、直前のR取込期間において転送期間が終了すると、アノード側スイッチ34がオンされる。このとき、一定の電流が緑色LED11gに流れ、緑色LED11gは緑色の光を発する。そして、定電流回路36からアノード側スイッチ34を介して緑色LED11gのアノード側までの電位は、緑色LED11gの電圧降下分の電位Vfg、例えば4.5Vとなる。また、緑色LED11gは光源ドライバ22のグランドと接続されているので、緑色LED11gから光源ドライバ22までの電位は0である。また、また、カソード側スイッチ11r、11bがオフの状態である赤色LED11r及び青色LED11bは、それぞれ緑色LED11gの電圧降下分の電位Vfgと赤色LED11rの電圧降下分の電位Vfrとの差(Vfg−Vfr)、及び、緑色LED11gの電圧降下分の電位Vfgと青色LED11bの電圧降下分の電位Vfbとの差(Vfg−Vfb)となり、その値は例えば1.5V程度である。また、赤色LED11r及び青色LED11bからカソード側スイッチまでの範囲の電位は、それぞれ1.5V程度の不定な状態となる。すなわち、アノード側スイッチ34がオンされ、緑色LED11gのカソード側スイッチがオンされた緑色LED11gが発光している状態では、FFC30の電位は、最大4.5V程度となる。
緑色LED11gを発光させて所定時間経過後にアノード側スイッチ34をオフし、緑色LED11gを消灯させる。このとき、定電流回路36から光源ドライバ22のグランドまでの各部位の電位は、緑色LED11gを点灯させる前のアノード側スイッチ34がオフされ、緑色LED11gのカソード側スイッチがオンされた状態と同様になり、アノード側スイッチ34から光源ドライバ22のグランドまでが接続されて、電位はほぼ0の状態となる。
緑色LED11gを消灯させた後に、発光する色を切り替えるため緑色LED11gのカソード側スイッチ32gをオフする。このとき、定電流回路36からアノード側スイッチ34までの電位はほぼ42Vとなる。一方、各LED11r、11g、11bに対応しているカソード側スイッチ32r、32g、32bは光源ドライバ22のグランドに接続されているので、各カソード側スイッチ32r、32g、32bのグランド側の電位は0である。そして、アノード側スイッチ34からカソード側スイッチ32までの範囲の電位は、いずれもほぼ0の不定な状態となる。
緑色LED11gのカソード側スイッチ32gがオフされて、G取込期間の転送期間が終了する前に、青色LED11bに対応するカソード側スイッチ32bをオンする。このとき、定電流回路36からアノード側スイッチ34までの電位はほぼ42Vとなる。一方、対応するカソード側スイッチ32bがオンされた青色LED11bよりカソード側は、FFC30を介して光源ドライバ22のグランドに接続されているので、電位は0である。そして、青色LED11b及び青色LED11bのアノード側とアノード側スイッチ34までのFFC30を含む範囲の電位は不定であるがほぼ0の状態となる。また、カソード側スイッチ32r、32gがオフの状態である赤色LED11r及び緑色LED11gと、赤色LED11r及び緑色LED11gからカソード側スイッチ32r、32gまでの範囲の電位はそれぞれほぼ0の不定な状態となる。すなわち、アノード側スイッチ34がオフされ、青色LED11bのカソード側スイッチ32bがオンされた状態では、アノード側スイッチ34から光源ドライバ22のグランドまでが接続されて、電位はほぼ0の状態となる。
青色LED11bに対応するカソード側スイッチ32bがオンされて、G取込期間において転送期間が終了すると、アノード側スイッチ34がオンされる。このとき、一定の電流が青色LED11bに流れ、青色LED11bは青色の光を発する。そして、定電流回路36からアノード側スイッチ34を介して青色LED11bのアノード側までの電位は、青色LED11bの電圧降下分の電位Vfb、例えば4.5Vとなる。また、青色LED11bは光源ドライバ22のグランドと接続されているので、青色LED11bから光源ドライバ22までの電位は0である。また、また、カソード側スイッチ32r、32gがオフの状態である赤色LED11r及び緑色LED11gは、それぞれ青色LED11bの電圧降下分の電位Vfbと赤色LED11rの電圧降下分の電位Vfrとの差(Vfb−Vfr)、及び、青色LED11bの電圧降下分の電位Vfbと緑LED11gの電圧降下分の電位Vfgとの差(Vfb−Vfg)となり、その値は例えば1.5V程度である。また、赤色LED11r及び緑色LED11gからカソード側スイッチ32r、32gまでの範囲の電位は、それぞれ1.5V程度の不定な状態となる。すなわち、アノード側スイッチ34がオンされ、青色LED11bのカソード側スイッチ32bがオンされた青色LED11bが発光している状態では、FFC30の電位は、最大4.5V程度となる。
青色LED11bを発光させて所定時間経過後にアノード側スイッチ34をオフし、青色LED11bを消灯させる。このとき、定電流回路36から光源ドライバ22のグランドまでの各部位の電位は、青色LED11bを点灯させる前のアノード側スイッチ34がオフされ、青色LED11bのカソード側スイッチ32bがオンされた状態と同様になり、アノード側スイッチ34から光源ドライバのグランドまでが接続されて、電位はほぼ0の状態となる。
青色LED11bを消灯させた後に、発光する色を切り替えるため青色LED11bのカソード側スイッチ32bをオフする。このとき、定電流回路36からアノード側スイッチ34までの電位はほぼ42Vとなる。一方、各LED11r、11g、11bに対応しているカソード側スイッチ32r、32g、32bは光源ドライバ22のグランドに接続されているので、各カソード側スイッチ32のグランド側の電位は0である。そして、アノード側スイッチ34からカソード側スイッチ32までの範囲の電位は、いずれもほぼ0の不定な状態となる。
本実施形態のカラースキャナ10によれば、アノード側スイッチ34をオフした状態にて、カソード側スイッチ32をオンすることにより、アノード側スイッチ34より各LED11r、11g、11b側の電位が、アノード側スイッチ34より光源ドライバ22側の電位に影響されない状態にすることが可能である。このため、カソード側スイッチ32をオンした後に、アノード側スイッチ34をオンしてLED11を点灯させることにより、FFC30から電磁波が放出されることを抑えることが可能である。
図11は、アノード側にスイッチがない場合のLEDの切り替えによる電位の変化を示した概念図である。図示するようにアノード側スイッチがない場合には、カソード側のスイッチをオン/オフする毎に、FFC,及び、各LEDの電位が電源電位Vcc近くまで急激に上昇しLEDを点灯した際には、電位が大きく急激に下降するが、上述したカラースキャナのようにアノード側スイッチ34を設け、LEDを切り替える際にはアノード側スイッチ34をオフすることにより、図10のように電位の変化を抑えることが可能である。
すなわち、光の色を切り替える際には、アノード側スイッチ34がオフされていることにより、アノード側スイッチ34よりLED11側の電位が、アノード側スイッチ34より光源ドライバ22側の電位に影響されない状態にすることが可能である。このため、光の色を切り替える際に、FFC30から電磁波が放出されることを抑えることが可能である。
アノード側スイッチ34によりLED11をオン/オフすることは、上記実施形態のようにFFC30を十分に長くする必要があるような、複数のLEDが光源ドライバ22に対し相対的に移動可能な構成において、特に優れた効果を奏する。
また、本実施形態のように1画素に相当する情報を読み取るためにキャリッジ16が移動する間に、各色のLED11r、11g、11bを少なくとも1回ずつ点灯させると、光の色を切り替える際に、アノード側スイッチ34及びカソード側スイッチ32を高速にオン/オフしなければならない。このとき、FFC30の電位がスイッチ32,34のオン/オフに応じて、大きく振れると高周波の電磁波を放出する畏れがあるが、アノード側スイッチ34によりLED11をオン/オフすることにより、FFC30の電位を安定した状態に保つことが可能である。
本実施形態ではLED11に供給する電気は定電流回路36から供給されるので一定の電流を流そうとする。このためにアノード側スイッチ34、カソード側スイッチ32等により回路が遮断されていると、電位が高くなりやすいが、定電流回路36とFFC30との間にアノード側スイッチ34が設けられて、FFC30と定電流回路36との間にて回路を遮断することが可能なので、FFC30の電位を安定した状態に保つことが可能である。
本実施形態においては、LED11のアノード側とカソード側とにそれぞれスイッチ34,32を備えた例について説明したが、スイッチは、アノード側にのみ設けられている構成であっても構わない。この場合には、LED11に接続されたFFC30と、LED11に電気を供給する光源ドライバ22との間に介在されているアノード側スイッチ34のみにてLED11を点灯及び消灯することになるので、アノード側スイッチ34をオフした状態であっても、アノード側スイッチ34よりLED11側の電位が、アノード側スイッチ34より光源ドライバ22側の電位に影響されない。すなわち、アノード側スイッチ34よりLED11側に設けられたFFC30の電位は、LED11を点灯及び消灯するためにアノード側スイッチ34をオン/オフしても大きく変化しない。このため、アノード側のみに設けられたスイッチにより、光の色を切り替えるためにLED11を点灯及び消灯したとしても、FFC30から電磁波が放出されることを抑えることが可能である。しかしながら、色を切り替えて発光させる汎用のLEDは、カソード側にスイッチが設けられている場合が多いため、アノード側にもスイッチを設け、カソード側のスイッチを切り替える際には、アノード側のスイッチをオフしておく上記実施形態の構成が好ましく、アノード側にもスイッチを設けることにより汎用品を用いてコストを抑えることが可能である。
===その他の実施形態===
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態においては、イメージセンサとしてリニアCCDセンサ15を用いた例について説明したが、イメージセンサは受光素子がライン状に配置されたCMOSセンサを用いてもよい。
上記実施形態においては、光源を、赤色のLED11r、緑色のLED11g、青色のLED11bを有するLED11と、導光体12と、導光体カバー13とを有し、導光体12の一方の端面12aに配置された各色のLED11r,11g,11bが発した光が導光体12に入射して原稿を照射する光源部8としたが、複数の各色のLED11r,11g,11bがそれぞれライン状に配置されたLEDアレイを光源として用いてもよい。この場合には、高い光量を得ることが可能であるが、LED個々のばらつきを抑える制御が必要であり、また、多くのLEDを用いるためコストが高騰する畏れがある。このため、上記実施形態の光源部8の方が優れている。また、光源が発する光の色をR・G・Bの3色としたが、これに限らず必要に応じて、その他の色の光を用いてもよい。
また、上記実施例ではLED11を素子配列方向の一方の端面12a側のみに配置する例を示したが、いくつかのLEDを他方の端面12d側に配置してもよい。すなわち、LED11は導光体12の長手方向Yの両端部に配置してもよい。具体的には例えば、LED11r、11g及び11bを一つずつ端面12a側に配置し、残りの各一つのLED11r、11g及び11bを端面12d側に配置してもよい。LEDを両端部に配置すると、いずれか一方の端部にのみ配置する場合に比べて原稿をより均一に照射できる。
また、導光体12に、LED11が配置された端面12aから素子配列方向に離れるにつれて導光体12の断面積が小さくなるように形成すると、導光体12の長手方向全域に亘ってより均一な輝度の光を原稿に照射できる。
上記実施形態において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
本発明は、原稿に照射した光をセンサにて受けてデジタル画像データに変換する原稿読取印刷装置に適用可能である。例えば、原稿読取部を備えたファクシミリ装置やコピー装置にも適用可能である。
<<<原稿読取システム等の構成>>>
次に、本発明に係る実施形態の一例である原稿読取システム、コンピュータプログラムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図12は、原稿読取システムの外観構成を示した説明図である。コンピュータシステム700は、コンピュータ本体702と、表示装置704と、原稿読取装置706と、入力装置708と、データ読取装置710とを備えている。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。原稿読取装置706は、上記に説明されたカラースキャナが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。データ読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図13は、図12に示した原稿読取システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ本体702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、原稿読取装置706が、コンピュータ本体702、表示装置704、入力装置708、及び、データ読取装置710と接続されてコンピュータシステムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、コンピュータシステムが、コンピュータ本体702とプリンタ706から構成されても良く、印刷システムが表示装置704、入力装置708及びデータ読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、上述した実施形態における、カラースキャナを制御するコンピュータプログラムが、コンピュータ本体側のメモリに記憶されており、コンピュータ側にてこのコンピュータプログラムを実行することにより、上述した実施形態のスキャナ動作を達成してもよい。
このようにして実現された原稿読取システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
本発明にかかる原稿読取装置の一例としてのカラースキャナの概略構成を示す説明図。 CISユニットの構成を説明するための図。 CISユニットの側面図。 LEDが発した光を導光体の長手方向Yに導光し所定方向に放射して原稿を照射する様子を示す模式図。 リニアCCDセンサに光学像が結像される様子を説明するための図。 制御部の一例を示すブロック図。 光源ドライバの一例を示すブロック図。 カラースキャナの読み取り動作を示すフローチャート。 リニアCCDセンサの取込周期とLEDの発光タイミングとを説明するためのタイミングチャート。 LEDを切り替えて点灯させた場合のFFC及び各LEDの電位の変化を示す概念図。 アノード側にスイッチがない場合のLEDの切り替えによる電位の変化を示した概念図。 原稿読取システムの外観構成を示した説明図。 図12に示した原稿読取システムの構成を示すブロック図。
符号の説明
1 CISユニット 5 原稿
6 原稿台カバー 7 原稿台ガラス
8 光源部 10 カラースキャナ
11 LED 11b 青色LED
11g 緑色LED 11r 赤色LED
12 導光体 12a 導光体の一方の端面
12b 拡散面 12c 射出面
12d 導光体の他方の端面 13 導光体カバー
13a 導光体カバーの開口部 14 ロッドレンズアレイ
15 リニアCCDセンサ 16 キャリッジ
18 駆動手段 20 規制ガイド
22 光源ドライバ 23 AFE部
23a アナログ信号処理部 23b A/D変換器
24 デジタル信号処理部 25 センサドライバ
28 メモリ 29 ガイド受け部
30 FFC(フレキシブルフラットケーブル)
32、32r、32g、32b カソード側スイッチ
34 カソード側スイッチ 36定電流回路
50 制御部 52 インターフェース
54 CPU 181 タイミングベルト
182 プーリ 183 パルスモータ
184 アイドラプーリ
700 原稿読取システム 702 コンピュータ本体
704 表示装置 706 原稿読取装置(カラースキャナ)
708 入力装置 708A キーボード
708B マウス 710 データ読取装置
710A フレキシブルディスクドライブ装置
710B CD−ROMドライブ装置
802 内部メモリ
804 ハードディスクドライブユニット
Fcc 電源電位
Vfr 赤色LEDの電圧降下分の電位
Vfg 緑色LEDの電圧降下分の電位
Vfb 青色LEDの電圧降下分の電位

Claims (11)

  1. 互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、
    前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、
    前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置において、
    前記発光制御部は、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチを有し、
    前記LED光源は、前記アノード側スイッチをオンして点灯し、前記アノード側スイッチをオフして消灯することを特徴とする原稿読取装置。
  2. 請求項1に記載の原稿読取装置において、
    前記発光制御部は、前記複数のLED光源のカソード側と前記ケーブルを介して接続されたカソード側スイッチを有し、
    前記カソード側スイッチをオンした後に、前記アノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯させることを特徴とする原稿読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の原稿読取装置において、
    前記アノード側スイッチは、前記複数のLED光源に対し1つ設けられ、
    前記カソード側スイッチは、各色の光を発する各LED光源に対応してそれぞれ設けられ、前記カソード側スイッチにて前記LED光源が発する光の色が切り替えられることを特徴とする原稿読取装置。
  4. 請求項3に記載の原稿読取装置において、
    前記LED光源が発する光の色を切り替える際には、前記アノード側スイッチがオフされていることを特徴とする原稿読取装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の原稿読取装置において、
    前記複数のLED光源は、前記発光制御部に対し相対的に移動可能であることを特徴とする原稿読取装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の原稿読取装置において、
    前記LED光源は、所定の方向に移動する移動体に搭載されており、
    前記光の色として、赤色、緑色、青色の3色を用い、
    1画素に相当する情報を読み取るために前記移動体が移動する間に、前記3色を切り替えて、各色の前記LED光源を少なくとも1回ずつ点灯させることを特徴とする原稿読取装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の原稿読取装置において、
    一定の電流を前記LED光源に供給するための定電流電源を有し、
    前記アノード側スイッチは、前記定電流電源と、前記ケーブルとの間に設けられていることを特徴とする原稿読取装置。
  8. 赤色、緑色、青色の3色の光を発する3つのLED光源と、
    前記3つのLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記3つのLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、一定の電流を前記LED光源に供給するための定電流電源と、を備え、
    前記LED光源は、前記発光制御部に対し相対的に移動する移動体に搭載されており、
    前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置において、
    前記発光制御部は、前記3つのLED光源に対して1つ設けられ、前記3つのLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されるとともに前記定電流電源と前記ケーブルとの間に設けられたアノード側スイッチと、前記3つのLED光源のカソード側と前記ケーブルを介して接続され各色の光を発する各LED光源に対応してそれぞれ設けられたカソード側スイッチとを有し、
    1画素に相当する情報を読み取るために前記移動体が移動する間に、前記3色を切り替えて、各色の前記LED光源を少なくとも1回ずつ点灯させる際に、
    前記カソード側スイッチをオンした後に、前記アノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯させ、
    前記カソード側スイッチにて前記LED光源が発する光の色を切り替える際には、前記アノード側スイッチがオフされていることを特徴とする原稿読取装置。
  9. 互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、
    前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、
    前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置に、
    前記発光制御部に備えられ前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続された前記アノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯し、前記アノード側スイッチをオフして前記LED光源を消灯する機能を実現するためのコンピュータプログラム。
  10. コンピュータ本体、及び、
    前記コンピュータ本体に接続され、互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、
    前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、
    前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る原稿読取装置、を有する原稿読取システムにおいて、
    前記発光制御部は、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチを有し、
    前記LED光源は、前記アノード側スイッチをオンして点灯し、前記アノード側スイッチをオフして消灯することを特徴とする原稿読取システム。
  11. 互いに異なる色の光を発する複数のLED光源と、
    前記複数のLED光源とケーブルを介して接続され、前記LED光源に電気を供給して前記複数のLED光源のうちいずれかのLED光源を点灯して発光させるための発光制御部と、を備え、
    前記LED光源が発する光の、原稿による反射光を用いて前記原稿を読み取る際に、
    前記発光制御部が有し、前記複数のLED光源のアノード側と前記ケーブルを介して接続されたアノード側スイッチをオンして前記LED光源を点灯するステップと、
    前記アノード側スイッチをオフして消灯するステップとを有することを特徴とする原稿読取方法。
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JP2008228030A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Seiko Epson Corp 画像読取装置及びその制御方法
US7573015B2 (en) 2007-09-03 2009-08-11 Seiko Epson Corporation Image reading device and image reading method
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