JP3567839B2 - 熱抵抗制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱抵抗制御装置に関し、特に放熱径路における各材料の割合を電気的に変えることにより熱抵抗を制御する熱抵抗制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子機器や精密機器(以下、単に機器と略す)においては、それらの動作時および非動作時の高温側および低温側の温度範囲が規定されることが多い。特に人工衛星等の宇宙機に搭載される機器において、宇宙機の外表面に太陽光が入射する場合と入射しない場合とで、その高温側、低温側ともに熱的に厳しい条件となる。近年、ミッションの多様化、コンピュータの高性能化に伴い、機器の発熱量が大きく増加している。こうした熱的に厳しい機器は通常、機器側の熱放射面または衛星構体側の放熱体取付部までの放熱経路における熱抵抗をできるだけ小さくするように機器を取り付け、機器の温度が高温側の許容温度範囲内になるようにしている。しかし、衛星の軌道やミッションに伴う衛星の姿勢変更によっては放熱量の方が大きく増大し、高温側の対策のために機器が冷却過剰になり、機器の温度が低温側の許容温度範囲内に収まるようにヒータを取り付けて暖める場合がある。これらは放熱経路の熱抵抗が一定となっているために生じる問題である。放熱経路の熱抵抗を制御することで高温時には熱抵抗の値を小さくして機器からの放熱を大きくし、低温時には熱抵抗の値を大きくして機器からの放熱を小さくすることができれば、保温用のヒータが必要なくなるとともに、衛星に必要な電力を減らすことができる。
【0003】
このような熱抵抗制御技術の一例として、特開平05−251595号公報記載の「可変熱抵抗装置」が知られている。
【0004】
この公報に記載された可変熱抵抗装置は、圧電素子の発生力を利用して電気的に熱抵抗を変化させる装置であり、放熱経路にある2つの熱伝導体間の接触面に圧電素子を配置し、圧電素子に印加する電圧により熱伝導体を加圧し、これら熱伝導体間の熱抵抗を変化させる技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の熱抵抗制御装置は、熱を放熱したいときに圧電素子からの発熱量は大きくなり、放熱するためにさらに熱を発生させていることになるので、熱抵抗値を小さい状態で維持するためには、常に圧電素子に最大電圧を加えつづけなければならないという欠点を有している。
【0006】
また、圧電素子の発生力はそのまま接触圧にはならずに熱伝導体を変形させるために使われてしまう。一般に熱伝導率のよい物質としては銅やアルミニウムなどの金属が挙げられ、これらの熱抵抗を小さくするためにはできるだけ厚い金属にしなければならないが、そのような金属を変形させるには大きな力が必要となる。小さい力で変形を行うためには厚さの薄い部分を設ける必要があるが、その部分では熱抵抗が大きくなり、金属の熱伝導率の良さを活かせない。より多くの力を発生させるために圧電素子を多量に用いれば、その分可変熱抵抗装置からの発熱量が増大する。一方、放熱シートのような変形しやすい物質の熱伝導率は金属とは数桁以上悪い性能のものしか存在しないため、全体としては熱抵抗を小さくできない。従って、熱抵抗を小さくすることが困難なため放熱能力の増大に対応できない構造になるという欠点を有している。
【0007】
本発明の目的は、熱抵抗を小さくでき放熱能力に優れた熱抵抗制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の熱抵抗制御装置は、発熱体取付部と、放熱体取付部と、これら取付部と第1、第2の断熱材および第3、第4の断熱材を介して接続した第1の支持構造物および第2の支持構造物とを備えた箱型の構造体であって、
前記第1の支持構造物側に充填された第1の充填材と、前記第2の支持構造物側に充填された第2の充填材と、これら第1、第2の充填材および前記発熱体取付部と接触する第1の対面部および前記放熱体取付部と接触する第2の対面部とに囲まれた放熱径路と、この放熱径路を移動する良熱伝導体と、この良熱伝導体と第5の断熱材を介して接続したシャフトと、このシャフトを移動させる駆動部と、この駆動部を制御するコントローラとを備えたことを特徴としている。
【0010】
前記コントローラから前記駆動部へ指令を出すと、前記シャフトに前記第5の断熱材を介して取り付けられた前記良熱伝導体が前記放熱径路の間を移動し、これにより前記放熱径路に占める前記良熱伝導体の割合を変化させ、前記放熱径路に対し前記良熱伝導体の占有率がもっとも大きくなるようにすることで前記放熱径路の熱抵抗を小さくし、前記放熱径路に対し前記良熱伝導体の占有率がもっとも小さくなるようにすることで前記放熱径路の熱抵抗を大きくすることを特徴としている。
【0011】
前記放熱径路との前記第1、第2の対面部以外の前記発熱体取付部および前記放熱体取付部と前記第1の充填材の接触面に第1、第2の断熱層を、同様に前記放熱径路との前記第1、第2の対面部以外の前記発熱体取付部および前記放熱体取付部と前記第2の充填材の接触面に第3、第4の断熱層を設けたことを特徴としている。
【0012】
前記発熱体取付部と前記放熱体取付部とが前記第1、第2、第3および第4の断熱材を介さずに直接第1、第2の支持構造物によって取り付けられていることを特徴としている。
【0013】
前記第1の支持構造物にばねによる第1の圧縮展開機構を設け、前記第2の支持構造物に第2の圧縮展開機構を設け、これら第1、第2の圧縮展開機構は前記発熱体取付部と前記良熱伝導体との隙間および前記放熱体取付部と前記良熱伝導体との隙間をそれぞれ小さくし、接触面圧を生じさせることを特徴としている。
【0014】
前記良熱伝導体がくさび型の良熱伝導体であり、前記発熱体取付部の形状も前記くさび型の良熱伝導体の形状に合うように作られていることを特徴としている。
【0015】
前記良熱伝導体がくさび型の良熱伝導体であり、前記放熱体取付部の形状も前記くさび型の良熱伝導体の形状に合うように作られていることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明の熱抵抗制御装置の原理図である。
【0019】
図1を参照すると、熱抵抗制御装置1は発熱体2と放熱体3との間に取り付けられる。熱抵抗制御装置1は、放熱経路に1つあるいは複数の材料を使用し、放熱経路における各材料の占める割合を変化させることにより、熱抵抗を電気的に制御するものである。
【0020】
図2は本発明の熱抵抗制御装置の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0021】
図2に示す本実施の形態は、発熱体取付部10と、放熱体取付部20と、これら取付部と断熱材31a,31bおよび断熱材31c,31dを介して接続した支持構造物30aおよび支持構造物30bとを備えた箱型の構造体であって、支持構造物30a側に充填された充填材7と、支持構造物30b側に充填された充填材7aと、これら充填材7,7aおよび発熱体取付部10と接触する対面部11および放熱体取付部20と接触する対面部21とに囲まれた放熱径路6と、この放熱径路6を移動する良熱伝導体44と、この良熱伝導体44と断熱材43を介して接続したシャフト42と、このシャフト42を移動させる駆動部5と、駆動部5を制御するコントローラ4とから構成されている。なお、充填材7,7aは同一であってもよい。つまり、しきりがなく1つの領域を形成していてもよい。
【0022】
動作原理は、コントローラ4から駆動部5へ指令を出すと、シャフト42に断熱材43を介して取り付けられた良熱伝導体44が放熱経路6の間を移動する。
【0023】
これにより放熱経路6に占める良熱伝導体44の割合を変化させることができる。発熱体取付部10と放熱体取付部20との間の熱抵抗は、放熱経路6に占める良熱伝導体44の占める割合によって変化することから、発熱体取付部10と放熱体取付部20との間の熱抵抗を電気的に制御することができる。
【0024】
つまり、熱抵抗制御装置1は放熱経路6に占める良熱伝導体44の割合を変化させることにより熱抵抗を電気的に制御するものである。良熱伝導体44は断熱材43を介してシャフト42に取り付けられている。断熱材43は熱伝導率ができるだけ小さいものが望ましい。それは熱抵抗制御装置1において熱抵抗を最小にする際、シャフト42を介して外部から熱が流入するのを防ぎ、また熱抵抗の評価の際にシャフト42を介する熱の出入りが外乱となるのを防ぐためである。シャフト42の位置はコントローラ4からの指令により駆動部5によって制御される。良熱伝導体44は発熱体取付部10と放熱体取付部20との間に配置されている。ここで発熱体取付部10は図1に示す発熱体2そのものであってもよく、また放熱体取付部20は放熱体3そのものであってもよい。
【0025】
発熱体取付部10と放熱体取付部20は、断熱材31a,31bと支持構造物30aおよび断熱材31c,31dと支持構造物30bを介して取り付けられている。シャフト42が支持構造物30bを貫通する部分は、発熱体取付部10、放熱体取付部20および断熱材31c,31d、支持構造物30bにより囲まれる部分に満たされた充填材7aがある場合に、熱抵抗制御装置1の外部に熱が流出しないように密閉できるようなシール材32が取り付けられている。
【0026】
また熱抵抗制御装置1は、発熱体取付部10、放熱体取付部20、断熱材31a,31b,31c,31dおよび支持構造物30a,30bにより囲まれる箱型構造とすることで、機器取付面としての機械的強度・剛性を高めている。発熱体取付部10は発熱体取付面12から良熱伝導体44との対面部11へと向かう放熱経路6の熱抵抗が小さくなるように肉厚の形状であるが、支持構造物30a,30bへと向かう部分は熱抵抗が大きくなるよう薄肉形状としている。同様に放熱体取付部20も良熱伝導体44との対面部21から放熱体取付面22へと向かう放熱経路6の熱抵抗が小さくなるよう肉厚の形状であるが、支持構造物30a,30bへと向かう部分は熱抵抗が大きくなるよう薄肉形状としている。
【0027】
従って、発熱体取付部10の熱のほとんどは良熱伝導体44を介して放熱体取付部20へと伝わる。発熱体取付部10と良熱伝導体44および放熱体取付部20と良熱伝導体44のそれぞれの隙間は、良熱伝導体44が移動に支障がない範囲においてできるだけ小さいことが望ましい。これは熱抵抗制御装置1の放熱能力をできるだけ高めるためである。発熱体取付部10、放熱体取付部20および断熱材31a,31b,31c,31d、支持構造物30a,30bにより囲まれる部分には、発熱体取付部10と良熱伝導体44および放熱体取付部20と良熱伝導体44のそれぞれの隙間の熱抵抗を小さくするように充填材7,7aが挿入されている。充填材7,7aとしては、気体、液体およびゲル状物質があげられるが、材質として熱伝導率が高く、良熱伝導体44が可動し易いよう粘性の小さい材料が望ましい。
【0028】
なお上述の通り、1つの熱抵抗制御装置1に対して1つの良熱伝導体44を配置した場合について説明したが、良熱伝導体44の数に制限はない。熱抵抗制御装置1についての寸法についても、寸法による制約はなく、必要な放熱量が多い場合には寸法を大きくすることによって放熱能力を調整することができる。
【0029】
また、良熱伝導体44の形状は直方体の場合について説明したが、良熱伝導体44の形状に制約はない。さらにまた、充填材7,7aがあるものとして説明したが、充填材7,7aがない場合についても発熱体取付部10と良熱伝導体44および放熱体取付部20と良熱伝導体44それぞれの隙間は十分小さく放射による熱結合が期待できることから、充填材7,7aの有無による制約はない。
【0030】
図3は図2の実施の形態の熱抵抗が小さい場合の動作を説明する図である。
【0031】
また、図4は図2の実施の形態の熱抵抗が大きい場合の動作を説明する図である。
【0032】
なお、図3,図4において図2に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0033】
図3を参照して、熱抵抗制御装置1の熱抵抗を小さくする場合の動作について説明すると、コントローラ4の指令により駆動部5がシャフト42の位置を変化させて、放熱経路6のうち良熱伝導体44の占有率がもっとも大きくなるようにする。このときシャフト42のすべての位置の中で最も放熱径路6の熱抵抗が小さくなる。
【0034】
次に図4を参照して、熱抵抗制御装置1の熱抵抗を大きくする場合の動作について説明すると、コントローラ4の指令により駆動部5がシャフト42の位置を変化させて、放熱経路6のうち良熱伝導体44の占有率がもっとも小さくなるようにする。このときシャフト42のすべての位置の中で最も放熱径路6の熱抵抗が大きくなる。
【0035】
図5は本発明の熱抵抗制御装置の第二の実施の形態を示すブロック図である。
【0036】
なお、図5において図2に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0037】
図5を参照すると、放熱径路6との対面部11,21以外の発熱体取付部10と充填材7の接触面および放熱体取付部20と充填材7の接触面にそれぞれ断熱層8a,8bが、同様に放熱径路6との対面部11,21以外の発熱体取付部10と充填材7aの接触面および放熱体取付部20と充填材7aの接触面にそれぞれ断熱層8c,8dが設けられている。充填材7,7aがあると、放熱経路6以外からも充填材7,7aを介して発熱体取付部10と放熱体取付部20の間で熱の出入りが生じるため、熱抵抗制御装置1の熱抵抗の上限値が低下する。そこで断熱層8a〜8dを設けることにより、熱抵抗制御装置1の熱抵抗の上限値を大きくすることができる。
【0038】
図6は本発明の熱抵抗制御装置の第三の実施の形態を示すブロック図である。
【0039】
なお、図6において図2に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0040】
図6を参照すると、発熱体取付部10と放熱体取付部20が断熱材を介さずに直接支持構造物30a,30bによって取り付けられている。断熱材31a〜31dを介さないことにより、支持構造物30a,30bからの熱の出入りを積極的に利用することができる。熱抵抗制御装置1の熱抵抗の上限値が低下することになるが、下限値をより低くすることができるため、大きな発熱機器に対応することができる。また支持構造物30a,30bとしては銅やアルミニウム等の金属の使用が考えられ、熱抵抗制御装置1の強度・剛性をさらに高めることができる。
【0041】
図7は本発明の熱抵抗制御装置の第四の実施の形態を示すブロック図である。
【0042】
なお、図7において図2に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0043】
図7を参照すると、支持構造物30aにばね等による圧縮展開機構9aが設けられ、支持構造物30bにばね等による圧縮展開機構9bが設けられている。圧縮展開機構9a,9bの圧縮機構は発熱体取付部10と良熱伝導体44との隙間および放熱体取付部20と良熱伝導体44との隙間をそれぞれ小さくし、接触面圧を生じさせるためのものである。図2の例では発熱体取付部10と良熱伝導体44および放熱体取付部20と良熱伝導体44それぞれの間の熱の出入りは、充填材7,7aまたは放射を介して行われるが、接触面圧を生じさせることにより発熱体取付部10と良熱伝導体44および放熱体取付部20と良熱伝導体44それぞれの間の熱抵抗を低くすることができる。一方、圧縮展開機構9a,9bの展開機構は熱抵抗制御装置1の熱抵抗の値を変化させる際に、良熱伝導体44が可動しやすいようにするためのものである。圧縮展開機構9a,9bは通常圧縮側に働くようにすることで、熱抵抗の値を変化させるとき以外では消費電力が発生しないようにすることができる。
【0044】
図8は本発明の熱抵抗制御装置の第五の実施の形態を示すブロック図である。
【0045】
なお、図8において図2に示す構成要素に対応するものは同一の参照数字または符号を付し、その説明を省略する。
【0046】
図8を参照すると、良熱伝導体がくさび型良熱伝導体45になっており、また発熱体取付部10側の形状もくさび型良熱伝導体45の形状に合うように作られている。この場合、くさび型良熱伝導体45の割合ではなく、発熱体取付部10と放熱体取付部20との間にあるくさび型良熱伝導体45の大きさを変えることにより熱抵抗を制御するものである。
【0047】
なお、くさび型良熱伝導体45の形状に発熱体取付部10側の形状を合せたが、放熱体取付部20側の形状を合せるようにしても同じである。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱抵抗制御装置は、熱抵抗の制御を良熱伝導体の位置制御に置き換えることで、外部からの電気的な良熱伝導体位置制御により熱抵抗を制御できるという効果を有している。
【0049】
また、熱抵抗の抵抗値を変化させるときのみ駆動装置を動かす電力が必要であり、いかなる位置状態においても熱抵抗を維持するための消費電力は必要ないので、熱抵抗を制御させて運用する際の電力を低減させるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱抵抗制御装置の原理図である。
【図2】本発明の熱抵抗制御装置の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図3】図2の実施の形態の熱抵抗が小さい場合の動作を説明する図である。
【図4】図2の実施の形態の熱抵抗が大きい場合の動作を説明する図である。
【図5】本発明の熱抵抗制御装置の第二の実施の形態を示すブロック図である。
【図6】本発明の熱抵抗制御装置の第三の実施の形態を示すブロック図である。
【図7】本発明の熱抵抗制御装置の第四の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】本発明の熱抵抗制御装置の第五の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 熱抵抗制御装置
2 発熱体
3 放熱体
4 コントローラ
5 駆動部
6 放熱径路
7,7a 充填材
8a,8b,8c,8d 断熱層
9a,9b 圧縮展開機構
10 発熱体取付部
11 対面部
12 発熱体取付面
20 放熱体取付部
21 対面部
22 放熱体取付面
30a,30b 支持構造物
31a,31b,31c,31d 断熱材
32 シール材
42 シャフト
43 断熱材
44 良熱伝導体
45 くさび型良熱伝導体

Claims (7)

  1. 発熱体取付部と、放熱体取付部と、これら取付部と第1、第2の断熱材および第3、第4の断熱材を介して接続した第1の支持構造物および第2の支持構造物とを備えた箱型の構造体であって、
    前記第1の支持構造物側に充填された第1の充填材と、前記第2の支持構造物側に充填された第2の充填材と、これら第1、第2の充填材および前記発熱体取付部と接触する第1の対面部および前記放熱体取付部と接触する第2の対面部とに囲まれた放熱径路と、この放熱径路を移動する良熱伝導体と、この良熱伝導体と第5の断熱材を介して接続したシャフトと、このシャフトを移動させる駆動部と、この駆動部を制御するコントローラとを備えたことを特徴とする熱抵抗制御装置。
  2. 前記コントローラから前記駆動部へ指令を出すと、前記シャフトに前記第5の断熱材を介して取り付けられた前記良熱伝導体が前記放熱径路の間を移動し、これにより前記放熱径路に占める前記良熱伝導体の割合を変化させ、前記放熱径路に対し前記良熱伝導体の占有率がもっとも大きくなるようにすることで前記放熱径路の熱抵抗を小さくし、前記放熱径路に対し前記良熱伝導体の占有率がもっとも小さくなるようにすることで前記放熱径路の熱抵抗を大きくすることを特徴とする請求項1記載の熱抵抗制御装置。
  3. 前記放熱径路との前記第1、第2の対面部以外の前記発熱体取付部および前記放熱体取付部と前記第1の充填材の接触面に第1、第2の断熱層を、同様に前記放熱径路との前記第1、第2の対面部以外の前記発熱体取付部および前記放熱体取付部と前記第2の充填材の接触面に第3、第4の断熱層を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱抵抗制御装置。
  4. 前記発熱体取付部と前記放熱体取付部とが前記第1、第2、第3および第4の断熱材を介さずに直接第1、第2の支持構造物によって取り付けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱抵抗制御装置。
  5. 前記第1の支持構造物にばねによる第1の圧縮展開機構を設け、前記第2の支持構造物に第2の圧縮展開機構を設け、これら第1、第2の圧縮展開機構は前記発熱体取付部と前記良熱伝導体との隙間および前記放熱体取付部と前記良熱伝導体との隙間をそれぞれ小さくし、接触面圧を生じさせることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱抵抗制御装置。
  6. 前記良熱伝導体がくさび型の良熱伝導体であり、前記発熱体取付部の形状も前記くさび型の良熱伝導体の形状に合うように作られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱抵抗制御装置。
  7. 前記良熱伝導体がくさび型の良熱伝導体であり、前記放熱体取付部の形状も前記くさび型の良熱伝導体の形状に合うように作られていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の熱抵抗制御装置。
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