JP3567735B2 - 半導体回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波信号をオン・オフする回路に用いる半導体回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高周波信号のオン・オフを行うためのスイッチとして、一般的には出力端子間容量の小さい金属接点リレ−が使用されるが、接点の信頼性の向上、小型化、チャタリングの防止等のために、図13に示すような半導体回路が知られている。
【0003】
この半導体回路は、3つの半導体システムA〜Cで構成されている。なお、半導体システムA〜Cの構成は同じであるので、サフィックスa,b,cを付して、半導体システムAについてのみ説明を行う。
【0004】
半導体システムAは、ソ−ス端子及びゲ−ト端子が互いに接続された2つのNMOSFET11a,12aと、NMOSFET11a,12aのソ−ス端子及びゲ−ト端子にそれぞれアノ−ド及びカソ−ドが接続された太陽電池13aと、太陽電池13aに光学的に結合された発光ダイオ−ド14aとで構成され、発光ダイオ−ド14aのアノ−ド端子及びカソ−ド端子はそれぞれ1次側入力端子15a,16aに接続されている。このとき、NMOSFET11a,12aのドレイン端子は2次側端子となる。
【0005】
そして、3つの半導体システムA〜Cの一方の2次側端子を接続し、他方の2次側端子をそれぞれ2次側入力端子I2,2次側出力端子O2及び2次側入出力端子IOとする。
【0006】
このような半導体回路で半導体システムA,Bを同時にオン・オフさせ、半導体システムCを半導体システムA,Bと相補的にオフ・オンさせることによって効果的に高周波信号の遮断ゲインを高めている。
【0007】
以下、従来例に係る半導体回路の動作について図面に基づき説明する。図14は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。信号伝達時には、半導体システムA,Bをオンさせるために1次側入力端子15a,16a間及び15b,16b間に電流を流し、半導体システムCをオフさせるために1次側入力端子15c,16c間には電流を流さない。この状態では、高周波入力信号S1はオン状態にある半導体システムA,Bを通過して2次側出力端子O2に出力され(出力信号S2a)、オフ状態にある半導体システムCの出力容量を通して2次側入出力端子IOに流れる信号成分は微少である。
【0008】
信号遮断時には、半導体システムA,Bをオフさせるために1次側入力端子15a,16a間及び15b,16b間には電流を流さず、半導体システムCをオンさせるために1次側入力端子15c,16c間に電流を流す。この状態では、高周波入力信号S1(周波数をfとする)はオフ状態にある半導体システムAの出力容量11a’,12a’(各々の寄生容量をCとする)を通過し、その多くはオン状態にある半導体システムC(オン抵抗をRとする)に流れて、半導体システムBの出力容量11b’,12b’(各々の寄生容量をCとする)を流れて2次側出力端子O2に到達する信号成分は微少(出力信号S2b)である。この場合、負荷抵抗RLを有する場合の入出力間の遮断特性は、
【0009】
【数1】
Figure 0003567735
【0010】
で表される。
ここで、図13は、図15に示す単純な半導体回路の特性を改善したものである。動作についてはここでは省略するが、図15に示す構成の半導体回路の場合、入出力間の遮断特性は、
【0011】
【数2】
Figure 0003567735
【0012】
となり、例えば、C=5pF,R=20Ω(1つ分は10Ω),RL=50Ω,f=1MHzとした場合、図15の半導体回路の遮断特性の絶対値は、
【0013】
【数3】
Figure 0003567735
【0014】
となり、図13の半導体回路の遮断特性の絶対値は、
【0015】
【数4】
Figure 0003567735
【0016】
となり、図13の半導体回路では遮断特性が3桁改善されている。
従って、図13の構成にすることによって遮断時に信号が出力側に伝送されるのを効率的に防ぐことができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図13に示すような半導体回路では、遮断時に信号が出力側に伝送されるのを効率的に防ぐことができるが、スイッチ素子が6個、太陽電池が3個必要であることから、一つの半導体パッケ−ジに封止することが困難であった。
【0018】
また、発光ダイオ−ドのオン・オフも逆位相で駆動する必要があり、少なくとも半導体システムA,Bと半導体システムCの各々の太陽電池13a,13bと13cとの間では光の干渉が発生しないように光遮断手段を備える必要があった。
【0019】
また、半導体システムA〜Cの全てのパッケ−ジを分離しても前述と同様の動作をするが、部品点数の増加、コストアップ等の問題があった。
【0020】
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、オフ時の入出力間遮断特性を大きく劣化させることなく、部品点数を減少させることができる半導体回路を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、入力側の信号に応答して発光する発光ダイオ−ドと、該発光ダイオ−ドからの光信号を受けて光起電力を発生する光電変換素子と、該光電変換素子の光起電力をゲ−ト・ソ−ス間に印加されてドレイン・ソ−ス間をオン状態にする第一及び第二のNMOSFETと、該光電変換素子の光起電力を印加されてオフ状態にするスイッチング素子とを有して成り、前記NMOSFETのソ−ス端子同士が接続され、前記NMOSFETのドレイン端子が2次側入力端子及び2次側出力端子にそれぞれ接続され、前記スイッチング素子の一方の端子が前記NMOSFETのソ−ス端子に接続され、他方の端子が2次側入出力端子に接続され、前記NMOSFETと前記スイッチング素子とは前記発光ダイオ−ドへの信号入力によって相補的にオン・オフするようにしたことを特徴とするものである。
【0022】
請求項1記載の発明は、前記スイッチング素子として、PMOSFETを用い、該PMOSFETのソ−ス端子が前記NMOSFETのソ−ス端子に接続され、前記PMOSFETのドレイン端子が前記2次側入出力端子に接続されたことを特徴とするものである。
【0025】
請求項1記載の発明は、前記PMOSFETのドレイン端子と前記2次側入出力端子との間に、ドレイン端子から2次側入出力端子の方向が順方向となるようにダイオードを介在させたことを特徴とするものである。
【0028】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の半導体回路において、前記NMOSFETとして、ボディフロ−ティング構造のものを用いたことを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
【0030】
参考例1
図1は、本発明の一参考例に係る半導体回路図であり、図2は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。本参考例に係る半導体回路は、2つのエンハンスメント型のNMOSFET1,2のソ−ス端子同士及びゲ−ト端子同士が接続され、NMOSFET1,2のソ−ス端子にアノ−ドが接続され、ゲ−ト端子にカソ−ドが接続されるように光電変換素子としての太陽電池3が設けられ、太陽電池3に光学的に結合されるように発光ダイオ−ド4が設けられている。
【0031】
また、NMOSFET1,2のソ−ス端子及びゲ−ト端子にそれぞれソ−ス端子及びゲ−ト端子が接続されるようにスイッチング素子としてのデプレッション型のPMOSFET5が設けられている。
【0032】
ここで、発光ダイオ−ド4のアノ−ド端子及びカソ−ド端子はそれぞれ1次側入力端子I1a,I1bに接続され、NMOSFET1のドレイン端子は2次側入力端子I2に接続され、NMOSFET2のドレイン端子は2次側出力端子O2に接続され、PMOSFET5のドレイン端子は2次側入出力端子IOに接続されている。本参考例の形態では、発光ダイオ−ド4への信号入力によって、NMOSFET1,2とPMOSFET5とが相補的にオン/オフするようにしたものである。
【0033】
以下、本参考例に係る半導体回路の動作について図2に基づき説明する。先ず、信号伝達(オン)時には、NMOSFET1,2をオンさせるために1次側入力端子I1a,I1bに電流を入力し、発光ダイオ−ド4を発光させる。この時、太陽電池3からそれぞれNMOSFET1,2とPMOSFET5のゲ−ト端子に駆動電圧が印加され、NMOSFET1,2は共にオン状態に、PMOSFET5はオフ状態になる。この状態では、高周波入力信号S1はオン状態にあるNMOSFET1,2を通過して2次側出力端子O2に出力され(出力信号S2a)、オフ状態にあるPMOSFET5の出力容量5a(ここで、出力容量はドレイン・ソ−ス間の寄生容量とゲ−ト・ドレイン間の寄生容量の和である)を通して2次側入出力端子IOに流れる信号成分は微少である。
【0034】
次に、信号遮断(オフ)時には、NMOSFET1,2をオフさせ、PMOSFET5をオンさせるために1次側入力端子I1a,I1bには電流を流さず、発光ダイオ−ド4を発光させない。この時、太陽電池3の出力は0となり、NMOSFET1,2は共にオフ状態に、PMOSFET5はオン状態になる。この状態では、高周波入力信号S1(周波数をfとする)はオフ状態にあるNMOSFET1の出力容量1a(出力容量をCとする)を通過し、その多くはオン状態にあるPMOSFET5(オン抵抗をRとする)に流れて、NMOSFET2の出力容量2aを流れて2次側出力端子O2に到達する信号成分は微少(出力信号S2b)である。この場合、負荷抵抗RLを有する場合の入出力間の遮断特性は、
【0035】
【数5】
Figure 0003567735
【0036】
で表される。遮断特性の絶対値は、
【0037】
【数6】
Figure 0003567735
【0038】
となり、従来例として図13に示す半導体回路より遮断利得が約2倍になり、遮断特性が若干劣化しているが、桁が変わる程度の変化はない。
【0039】
従って、本参考例の形態の構成にすることによって、オフ時の入出力間遮断特性を大きく劣化させることなく、使用しているスイッチング素子が3つ(NMOSFET1,2とPMOSFET5)、太陽電池が1つ(太陽電池3)ですみ、発光ダイオ−ド4からの同一の信号で前記スイッチング素子が相補スイッチング動作をするので信号源も1つですみ、部品点数を減少させ、単純な構成でパッケ−ジングすることができる。
【0040】
ここで、本参考例の形態においては、NMOSFET1及びPMOSFET5の内蔵ダイオ−ド(ボディダイオ−ド)によって、信号電位が共通電位よりも低くなると(例えば2次側入力端子I2の電位が2次側入出力端子IOの端子電圧よりも低くなると)、2次側入出力端子IOから2次側入力端子I2側に電流が流れてしまうという問題があるので、信号電位に予めバイアス直流電圧を重畳した上で使用しなければならない。
【0041】
なお、NMOSFET1,2としてボディフロ−ティング構造のものを用いれば、信号電位に予めバイアス直流電圧を重畳させる必要はない。
【0042】
参考例2=
図3は、本発明の他の参考例に係る半導体回路図であり、図4は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。本参考例に係る半導体回路は、参考例1として図1に示す半導体回路図において、NMOSFET1,2の代わりにボディフロ−ティング構造を有するエンハンスメント型のNMOSFET6,7を用い、PMOSFET5の代わりにスイッチング素子としてのP型接合型FET(PJFET)8を用いた構成である。つまり、PJFET8のゲ−ト端子及びソ−ス端子がそれぞれNMOSFET6,7のゲ−ト端子及びソ−ス端子に接続され、PJFET8のドレイン端子が2次側入出力端子IOに接続され、発光ダイオ−ド4への信号入力によってNMOSFET6,7とPJFET8とが相補的にオン/オフするようにしたものである。
【0043】
なお、動作については参考例1と略同様なので、ここでは説明を省略する。
【0044】
参考例の構成にすることによって、オフ時の入出力間遮断特性を大きく劣化させることなく、使用しているスイッチング素子が3つ(NMOSFET6,7とPJFET8)、太陽電池が1つ(太陽電池3)ですみ、発光ダイオ−ド4からの同一の信号で前記スイッチング素子が相補スイッチング動作をするので信号源も1つですみ、部品点数を減少させ、単純な構成でパッケ−ジングすることができる。
【0045】
なお、本参考例においても参考例1に用いたNMOSFET1,2を用いてもよく、その場合、信号電位に予めバイアス直流電圧を重畳した上で使用しなければならない。
【0046】
参考例3=
図5は、本発明の他の参考例に係る半導体回路図であり、図6は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。本参考例に係る半導体回路は、参考例1として図1に示す半導体回路図において、PMOSFET5のドレイン端子と2次側入出力端子IOとの間にコンデンサ9を介在させた構成である。
【0047】
なお、動作については参考例1と略同様なので、ここでは説明を省略する。
【0048】
ここで、コンデンサ9の容量をC2とし、負荷抵抗RLを有する場合の入出力間の遮断特性は、
【0049】
【数7】
Figure 0003567735
【0050】
で表される。C=2.5pF,C2=10pF,R=40Ω,RL=50Ωとした時の遮断特性の絶対値は、
【0051】
【数8】
Figure 0003567735
【0052】
となり、従来例として図13に示す半導体回路より遮断利得が約520倍になり、遮断特性がかなり劣化しているが、従来例として図15に示す単純な半導体回路に比べて1桁以上遮断特性が向上している。
【0053】
なお、本参考例においては、コンデンサ9の耐圧の許容範囲において、任意の電位を2次側入力端子I2と2次側入出力端子IO間に印加することができる。
【0054】
参考例1では、NMOSFET1及びPMOSFET5の内蔵ダイオード(ボディダイオード)によって、信号電位が共通電位よりも低くなると(例えば、2次側入力端子I2の電位が2次側入出力端子IOの端子電圧よりも低くなる)、2次側入出力端子IOから2次側入力端子I2側に電流が流れてしまうという問題があるが、参考例2においても、NMOSFET6,7の代わりにNMOSFET1,2を用いた場合には、同様の問題が生じる。
【0055】
従って、本参考例の構成にすることにより、オフ時の入出力間遮断特性を従来例として図15に示す半導体回路よりも低減させつつ、信号電圧をコンデンサ9の耐圧の許容範囲まで任意に変動させることができ、使用しているスイッチング素子が3つ(NMOSFET1,2とPMOSFET5)、太陽電池が1つ(太陽電池3)ですみ、発光ダイオ−ド4からの同一の信号で前記スイッチング素子が相補スイッチング動作をするので信号源も1つですみ、部品点数を減少させ、単純な構成でパッケ−ジングすることができる。
【0056】
なお、本参考例で用いるコンデンサ9は、半導体基板上に形成する場合、一般的に酸化膜で構成することが多く、その場合の耐圧は酸化膜の絶縁耐圧に依存することになる。
【0057】
参考例4=
図7は、本発明の他の参考例に係る半導体回路図であり、図8は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。本実施の形態に係る半導体回路は、参考例3として図5に示す半導体回路図において、PMOSFET5の代わりにPJFET8を用いた構成である。つまり、PJFET8のゲート端子及びソース端子がそれぞれNMOSFET1,2のゲート端子及びソース端子に接続され、ドレイン端子がコンデンサ9の一方の端子に接続されている。
【0058】
なお、動作については参考例1と略同様なので、ここでは説明を省略する。
【0059】
参考例の構成にすることによって、オフ時の入出力間遮断特性を従来例として図15に示す半導体回路よりも低減させつつ、信号電圧をコンデンサ9の耐圧とPJFET8のゲート電圧の和の範囲まで任意に変動させることができ、使用しているスイッチング素子が3つ(NMOSFET1,2とPJFET8)、太陽電池が1つ(太陽電池3)ですみ、発光ダイオ−ド4からの同一の信号で前記スイッチング素子が相補スイッチング動作をするので信号源も1つですみ、部品点数を減少させ、単純な構成でパッケ−ジングすることができる。
【0060】
=実施形態=
図9は、本発明の実施の形態に係る半導体回路図であり、図10は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。本実施の形態に係る半導体回路は、参考例3として図5に示す半導体回路図において、コンデンサ9の代わりにダイオード10を用い、PMOSFET5のドレイン端子から2次側入出力端子IOの方向に順方向となるようにダイオード10を接続した構成である。つまり、PMOSFET5のドレイン端子にダイオード10のアノード端子が接続され、2次側入出力端子IOにカソード端子が接続されている。
【0061】
なお、動作については実施の形態1と略同様なので、ここでは説明を省略する。
【0062】
本実施の形態の構成にすることによって、オフ時の入出力間遮断特性を従来例として図15に示す半導体回路よりも低減させつつ、信号電圧をダイオード10の耐圧の許容範囲まで任意に変動させることができ、使用しているスイッチング素子が3つ(NMOSFET1,2とPMOSFET5)、太陽電池が1つ(太陽電池3)ですみ、発光ダイオ−ド4からの同一の信号で前記スイッチング素子が相補スイッチング動作をするので信号源も1つですみ、部品点数を減少させ、単純な構成でパッケ−ジングすることができる。
【0063】
なお、本実施の形態に用いるダイオード10は、半導体基板上に形成する場合、一般的に接合によって構成し、その場合の耐圧は接合耐圧に依存することになり、酸化膜により構成する場合よりも自由に耐圧設計を行うことができる。
【0064】
参考例5
図11は、本発明の他の参考例に係る半導体回路図であり、図12は、上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。本参考例に係る半導体回路は、参考例4として図7に示す半導体回路図において、コンデンサ9の代わりにダイオード10を用い、PJFET8のドレイン端子から2次側入出力端子IOの方向に順方向となるようにダイオード10を接続した構成である。つまり、PJFET8のドレイン端子にダイオード10のアノード端子が接続され、2次側入出力端子IOにカソード端子が接続されている。
【0065】
なお、動作については参考例1と略同様なので、ここでは説明を省略する。
【0066】
参考例の構成にすることによって、オフ時の入出力間遮断特性を従来例として図15に示す半導体回路よりも低減させつつ、信号電圧をダイオード10の耐圧とPJFET8のゲート電圧の和の範囲まで任意に変動させることができ、使用しているスイッチング素子が3つ(NMOSFET1,2とPJFET8)、太陽電池が1つ(太陽電池3)ですみ、発光ダイオ−ド4からの同一の信号で前記スイッチング素子が相補スイッチング動作をするので信号源も1つですみ、部品点数を減少させ、単純な構成でパッケ−ジングすることができる。
【0067】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、入力側の信号に応答して発光する発光ダイオ−ドと、発光ダイオ−ドからの光信号を受けて光起電力を発生する光電変換素子と、光電変換素子の光起電力をゲ−ト・ソ−ス間に印加されてドレイン・ソ−ス間をオン状態にする第一及び第二のNMOSFETと、光電変換素子の光起電力を印加されてオフ状態にするPMOSFETやPJFET等のスイッチング素子とを有して成り、NMOSFETのソ−ス端子同士が接続され、NMOSFETのドレイン端子が2次側入力端子及び2次側出力端子にそれぞれ接続され、スイッチング素子の一方の端子がNMOSFETのソ−ス端子に接続され、他方の端子が2次側入出力端子に接続され、NMOSFETとスイッチング素子とは発光ダイオ−ドへの信号入力によって相補的にオン・オフするようにしたので、オフ時の入出力間遮断特性を大きく劣化させることなく、部品点数を減少させることができる半導体回路を提供することができた。
【0069】
請求項1記載の発明は、 PMOSFET ドレイン端子と前記2次側入出力端子との間に、ドレイン端子から2次側入出力端子の方向が順方向となるようにダイオードを介在させたので、入力信号電圧をダイオードの耐圧の許容範囲内で任意の電圧を入力することができる。
【0072】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の半導体回路において、NMOSFETとして、ボディフロ−ティング構造のものを用いたので、請求項1に記載の効果に加えて、信号電位に予めバイアス直流電圧を重畳させる必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一参考例に係る半導体回路図である。
【図2】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図3】本発明の他の参考例に係る半導体回路図である。
【図4】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図5】本発明の他の参考例に係る半導体回路図である。
【図6】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図7】本発明の他の参考例に係る半導体回路図である。
【図8】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図9】本発明の実施形態に係る半導体回路図である。
【図10】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図11】本発明の他の参考例に係る半導体回路図である。
【図12】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図13】従来例に係る半導体回路図である。
【図14】上図に係る半導体回路の電流経路図であり、(a)は信号伝達時の電流経路図であり、(b)は信号遮断時の電流経路図である。
【図15】従来例に係る半導体回路図である。

Claims (2)

  1. 入力側の信号に応答して発光する発光ダイオ−ドと、該発光ダイオ−ドからの光信号を受けて光起電力を発生する光電変換素子と、該光電変換素子の光起電力をゲ−ト・ソ−ス間に印加されてドレイン・ソ−ス間をオン状態にする第一及び第二のNMOSFETと、該光電変換素子の光起電力を印加されてオフ状態にするスイッチング素子とを有し、前記NMOSFETのソ−ス端子同士が接続され、前記NMOSFETのドレイン端子が2次側入力端子及び2次側出力端子にそれぞれ接続され、前記スイッチング素子の一方の端子が前記NMOSFETのソ−ス端子に接続され、他方の端子が2次側入出力端子に接続され、前記NMOSFETと前記スイッチング素子とは前記発光ダイオ−ドへの信号入力によって相補的にオン・オフするようにしたものであり、前記スイッチング素子として、 PMOSFET を用い、該 PMOSFET のソ−ス端子が前記 NMOSFET のソ−ス端子に接続され、前記 PMOSFET のドレイン端子が前記2次側入出力端子に接続されたものであり、前記 PMOSFET のドレイン端子と前記2次側入出力端子との間に、ドレイン端子から2次側入出力端子の方向が順方向となるようにダイオードを介在させたことを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  2. 前記NMOSFETとして、ボディフロ−ティング構造のものを用いたことを特徴とする請求項1に記載の半導体回路。
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