JP3567320B2 - 鋼材の接合面加工方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は鋼材の接合面加工方法及び装置に関し、例えば鋼材を重ね合わせてボルト、リベット等の結合部材によって締め付けることにより重ね合わせ面において強固に接合できるようにしようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
建築物、橋梁等の鉄骨構造物建設現場においては、大型の鋼材や鉄骨などの一端面を、互いに直接重ね合わせるか、又は目板を重ねてボルトやリベットで締め付けることにより、鋼板や鉄骨などを接合するような手法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように鋼材や鉄骨等の建造物素材を接合するときに用いられる材料(以下これらの素材、材料を鋼材と呼ぶ)相互の接合面の摩擦係数が小さいと鋼材をボルト、リベットによって仮締め又は本締めしたときに、鋼材の継ぎ目に鋼材の自重が負荷されているため、鋼材がボルトをせん断する方向に互いに面ずれし、その結果設計仕様に従って鉄骨構造物を組み立てることができなくなるおそれがある。
【0004】
この点について従来は、鉄骨構造物を組み立てる前に、予め鋼材を野外に野積みしておくことにより鋼材の接合面を錆びさせて接合面間の摩擦係数を大きくする方法が用いられていたが、このような方法によると、鉄骨構造物の組み立て作業が一段と複雑となる問題があった。
【0005】
この問題を解決する手段として、特願平10−370260 号によって、接合面に同心円状の凹凸を有するすべり抑制加工面を形成し、当該すべり抑制加工面を摩擦接合させたり、インロー方式で噛み合わせることにより、接合耐力が格段的に大きい接合手法が提案されている。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、大きいすべり耐力を生ずるすべり抑制加工面を一段と容易かつ複雑に形成できるようにした接合面加工方法及び装置を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、加工対象である鋼材2の表面に対向して回転しながら押圧動作する工具支持部材33と、工具支持部材33に固定され、工具支持部材33の回転に応じて回転中心軸線PO1の周りを回転する転造ダイス支持部材17Aと、転造ダイス支持部材17Aの先端部に、回転中心軸線PO1と斜めに交差する中心線上を回転するように、回転自在に保持され、かつ傘型の加工刃面を有し、傘型の加工刃面の一部を転造加工面部分として鋼材2に圧接する転送ダイス17Cとを具え、工具支持部材33が回転しながら当該回転中心軸線PO1の方向に圧接動作したとき、転造ダイス17Cの転造加工面部分によって鋼材2の表面を転造加工することにより、当該鋼材2の表面にすべり抑制加工面45を形成するようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0009】
(1)第1の実施の形態の全体構成
図1及び図2において、1は全体として接合面加工装置を示し、鋼材の加工工場の自動搬送ラインによって搬送されて来る鋼材2を導入台3上に設けられている自動ライン送り電気モータ4によって駆動される送込みローラ5及び従動ローラ6によって矢印aで示す搬入方向に案内部材3Aに沿って作業台7の作業テーブル8に送り込む。
【0010】
作業台7には、作業テーブル8の上流側及び下流側にそれぞれ位置決めローラ9及び10が設けられ、図3に示すように、鋼材2の加工基準位置PO1(例えば結合孔として機能するボルト孔11の中心位置)が作業テーブル8の作業基準位置PO2と一致する位置に案内部材7Aを用いて、鋼材2を位置決めした後、加工機構部15の主軸装置16に装着された接合面加工工具17が鋼材2に圧接した状態で加工動作することにより、鋼材2が転造加工処理される。この場合、主軸装置16は接合面加工工具17を装着する出力軸を、電気モータによって回転駆動すると共に、油圧装置によって作業テーブル8の方向に下降圧接させた後上昇退避するようになされている。
【0011】
かくして加工処理された鋼材2は、排出台20に設けられたモータ21によって駆動される送出しローラ22及び従動ローラ23によって矢印bによって示す搬出方向に、案内部材20Aに沿って搬出される。
【0012】
加工機構部15は、位置調整用レール25上に載置され、これにより全体として鋼材2の搬入・搬出方向(これをx方向と呼ぶ)に主軸装置16従って接合面加工工具17を位置調整できるようにx方向に位置調整動作すると共に、位置調整機構26によって主軸装置16を鋼材2の搬入・搬出方向と直交する方向(これをy方向と呼ぶ)に位置調整する。
【0013】
かくして加工機構部15は、接合面加工処理対象である鋼材2が作業テーブル8に位置決めされたとき、x方向及びy方向について工具17の位置を調整することにより、工具17を鋼材2に予め穿設されているボルト孔11の中心位置に位置合せする。
【0014】
(2)接合面加工工具
接合面加工工具17は、図4に示すように、主軸装置16に工具17を取り付けるための円柱状取付子31(例えば30〔mm〕の太さをもつ)を上方に延長させてなる工具本体部32を有する。
【0015】
取付子31の他端には円盤状の工具支持部材30が一体に設けられており、工具支持部材33の外周面をハウジング34内に保持されている施削型ニードルベアリング35によって支持し、これにより工具支持部材33が回転中心軸線PO3を中心として回転できるようになされている。
【0016】
ハウジング34は、作業台7上に取り付けられたブラケット36( 140〔mm〕の方形形状を有する)によって、工具支持部材33を鋼材2と対向する上方位置に位置決めするように支持され、ハウジング34の鋼材2と対向する下面に、工具本体18をボルト37によって固定する。
【0017】
工具本体18は、図5に示すように、ボルト37によって工具支持部材33の下面において、回転中心軸線PO3から偏心した位置に固定される転造ダイス支持ブロック18Aを有し、転造ダイス支持ブロック18Aの先端に、円錐コロ18Bを介して、転造ダイス18Cが保持されている。
【0018】
転造ダイス支持ブロック18Aは先端に円錐面18Dを有する円柱金属材料でなり、その中心線PO4の下方延長線上の交点P1において、工具17の回転中心軸線PO3と交わるように内側に傾斜するように工具支持部材33に取り付けられている。
【0019】
転造ダイス18Cは、図6(A)及び(B)に示すように、全体として内側中心部が中空な円形皿型形状を有し、下方外側面が中心線PO4から所定の角度(例えば60度)だけ傾斜し、当該傾斜した下方外側面によって鋼材2に対する加工刃面41を形成している。
【0020】
加工刃面41には、同心円状に1又は複数条の凹凸42が形成されており、これにより加工刃面41が鋼材2の表面に対して加工動作をしたとき、転造ダイス18Cが、その加工刃面41の同心円状の凹凸42を鋼材2の表面に、スタンプするように、押し付けた状態で、転造加工をする。
【0021】
皿型の転造ダイス18Cは中心孔43を有し、この中心孔43(内側の直径が10〔mm〕で、外側の直径が20〔mm〕でなる)に下方から球体座金18Eを介して取付けボルト18Fが挿入され、取付けボルト18Fが転造ダイス支持ブロック18Aの円錐面18Dの頂部に締め付けられたとき、円錐コロ18Bを介して転造ダイス18Cが転造ダイス支持ブロック18Aの中心線PO4を中心として自在に回転できるように取付けられる。
【0022】
この結果、転造ダイス18Cの加工刃面41のうち、転造ダイス支持ブロック18Aを固定しているボルト37の直下部分が最下方の位置において、鋼材2の表面とほぼ平行になる。従って主軸装置16が下方に押下げ動作することにより工具支持部材33が降下したとき、転造ダイス17Cの加工刃面14のうち最下位置部分(中心線PO4を中心として半径方向に外方に沿った位置にある部分、以下転造ダイス18Cの加工面部分と呼ぶ)だけが鋼材2の表面に圧接するようになされている。
【0023】
(3)接合面の加工動作及び効果
以上の構成において、鋼材2が導入台3から作業台7に送りこまれて、接合孔となるボルト孔11の加工基準位置PO1(図3)が作業テーブル8の作業基準位置PO2と一致するような位置に、鋼材2が位置決めされたとき、加工機構部15の主軸装置16がx及びy方向に工具17を位置調整動作をすることにより、回転中心軸PO3がボルト孔11の加工基準位置PO1と一致する状態になる。
【0024】
この状態において、加工機構部15の主軸装置16が、主軸を電気モータによって回転させながら、油圧ポンプによって降下させることにより、工具17の転造ダイス18Cを鋼材2の表面に圧接させる。
【0025】
このとき転造ダイス18Cは、工具支持部材33から転造ダイス支持ブロック18A、円錐コロ18Bを順次介して押圧力を受けて、転造加工面部分を鋼材2の表面に圧接させることにより、加工刃面41の同心円状凹凸42を鋼材2に食い込ませるような押付け動作をする。
【0026】
この状態において、工具17が回転中心軸線PO3を中心として回転することにより、偏心した位置に取り付けられている転造ダイス支持ブロック17Aが回転中心軸線PO3 を中心として遊星振動をし、これにより、図7(A)に示すように、転造ダイス18Cの最下位置部分である転造加工面部分が支点P1 を中心としてボルト孔11の周囲を回転方向に移動して行く。
【0027】
ここで、転造ダイス18Cは、円錐コロ18B(図5)を介して回転自在に転造ダイス支持ブロック18Aに取り付けられていることにより、転造ダイス支持ブロック18Aが遊星運動する際に中心線PO4を中心として回転たとき、最下位置にある転造加工面部分が、鋼材2に垂直方向に下方に圧接しかつ鋼材2及び加工刃面41間に相対的なずれを生じさせないような状態で、中心線PO4を中心として揺動しながら加工刃面41上を移って行く。
【0028】
かくして、図7(B)及び図7(C)に示すように、転造ダイス18Cはスタンプを押すと同じような要領で、鋼材2のボルト孔11の周囲に、転造ダイス18Cの加工刃面41上に形成された同心円状の凹凸と同じ形状の山45A及び溝45Bをもつ凹凸面が転造されて行く。
【0029】
このときの鋼材2の表面は、転造ダイス18Cの凹凸部によって塑性加工されることになり、かくして、一段と強度が大きい同心円状の凹凸を有するすべり抑制加工面45が鋼材2のボルト11の周囲に形成される。
【0030】
かくするにつき、転造ダイス18Cは、鋼材2の表面に対して相対的な移動をすることなく、スタンプを押すと同様の動作態様で、同心円状の凹凸を鋼材2の表面に押し付けることにより転造作業をするので、鋼材2上に転造ダイス18Cの凹凸をこじりなく転写することができ、かくして一段と強固かつ高い位置精度で同心円状の凹凸を形成することができる。
【0031】
(4)鋼材の接合
図7(A)〜(C)について上述したようにして転造ダイス18Cによってすべり抑制加工面45が形成された鋼材2は、図8に示すように、すべり抑制加工面45が形成されていない鋼材2に重ね合わせた状態で、ボルト孔11を挿通したボルト、リベット等の結合部材によって締め付けられることにより、接合される。
【0032】
このとき、すべり抑制加工面45の凹凸のうち山45Aが接合対象となる鋼材2の表面に食い込む状態になり、その結果大きなすべり耐力をもつ摩擦接合を得ることができる。
【0033】
また、図9に示すように、接合すべき2枚の鋼材2A及び2Bについて、図7(A)〜(C)の方法によって、山45A及び溝45Bの位置が互いに逆になるようなすべり抑制加工面45をそれぞれ形成し、一方の鋼材2Aのすべり抑制加工面45の山45Aが他方の鋼材2Bのすべり抑制加工面45の溝45Bにはめ合うように噛み合わせ(これをインロー方式と呼ぶ)、この状態でボルト孔11を挿通したボルト、リベット等の結合材によって締め付けることにより接合することができる。
【0034】
このようなすべり抑制加工面45を形成するには、工具本体18の転造ダイス18Cの加工刃面41として、互いにはめ合うことができるような同心円状凹凸を有する2種類の転造ダイス18Cを用意し、この2種類の転造ダイス18Cによって鋼材2A及び2Bをそれぞれ加工するようにすれば、図9に示すようなインロー方式で接合できるようなすべり抑制加工面45A及び45Bを鋼材2A及び2B上に形成することができる。
【0035】
かくして図9に示すようなインロー方式による接合をすれば、転造により塑性加工された凹凸同士が互いにはめ合うような態様で互いに噛み合うことにより、すべり耐力が格段的に大きい鋼材の接合を実現できる。
【0036】
図20及び図21に、2板の試験鋼材T1及びT2をインロー方式で接合した場合の接合耐力試験結果を示す。
【0037】
この接合耐力試験は、図21(A)及び(B)に示すように、板状の試料鋼材T1及びT2の先端部を互いに接触させた状態において、当該先端部に穿設したボルト穴H1及びH2にボルトB1を挿通してナットB2によって締め付けた後、試料鋼材T1及びT2に矢印a1及びa2で示す方向に荷重を付与して、試料鋼材T1及びT2間の接合耐力を測定した。
【0038】
図20において、試料番号3及び4の試料は、ボルト径がM22(直径22〔mm〕)の一本の高力ボルト(熱処理された特殊鋼を用いているボルト)を、締付トルク5600で締め付けることにより試料鋼材T1及びT2を接合した。
【0039】
このとき試料鋼材T1及びT2の接合面には、それぞれ図7及び図9について上述した同心円状かつ互い違いの凹凸を有するすべり抑制加工面45が転造されており、当該すべり抑制加工面45をインロー方式で嵌め合せた状態で接合した。
【0040】
このときすべりが生ずる限界の荷重、すなわち接合耐力は、 172.0〔KN〕及び 207.5〔KN〕であった。
【0041】
試料番号1及び2は、すべり抑制加工面45を形成しない試料鋼材T1及びT2について、すべり試験をしたもので、このときの接合耐力は35.5〔KN〕及び39.0〔KN〕であった。
【0042】
このように、試料番号3及び4のようにすべり抑制加工面24B、25Cを転造加工した場合には、試料番号1及び2の場合のようにすべり抑制加工面24B及び25Cを形成しない場合と比較して、平均値で、5.09倍もの格段的に大きなすべり耐力が得られることを確認できた。
【0043】
次に、試料番号5及び6は、締付部材として中ボルト(熱処理をしていない鋼を用いたボルト)を用いて締付トルク4800で締め付けた場合には、 168.0〔KN〕及び 208.0〔KN〕の接合耐力が得られた。
【0044】
このように、ボルトとして特殊鋼を用いていない中ボルトを用いた場合であっても、すべり抑制加工面45を形成しない場合と比較して、平均値で5.04倍の接合耐力を得ることができることを確認できた。
【0045】
さらに、図20の試料番号9及び10の試料について、ボルト径がM22より細いM16(直径16〔mm〕)の高力ボルトを用いると共に、試料鋼材T1及びT2のすべり抑制加工面45をインロー方式で嵌め合せて締付トルク3000で締め付けた場合の接合耐力は、 180.0〔KN〕及び 177.1〔KN〕であった。
【0046】
さらに、試料番号11及び12の試料について、中ボルトを用いて締付トルク1550で締め付けた場合の接合耐力は、 157.0〔KN〕及び 134.2〔KN〕であった。
【0047】
このように、ボルト径を22〔mm〕から16〔mm〕に細くしても、試料番号1及び2の場合と比較して、平均で、4.79倍の接合耐力が得られた。
【0048】
これに対して、試料番号7及び8の試料について、試料鋼材T1及びT2の接合面にすべり抑制加工面45を形成せずに、2本の高力ボルトで、締付トルク5600で締め付けて接合耐力試験をしたところ、接合耐力は65.2〔KN〕及び79.4〔KN〕であった。
【0049】
このように、すべり抑制加工面45をもたない場合に、ボルトを2本用いて接合した場合には、ボルトが1本の場合(試料番号1及び2)と比較して接合耐力が約2倍になるが、この場合でも、すべり抑制加工面45をもっている場合(試料番号3及び4、5及び6、9及び10、並びに11及び12)の方が、接合耐力が2.01〜2.62倍だけ大きいことを確認できた。
【0050】
(5)第2の実施の形態
図10及び図11は第2の実施の形態を示すもので、図4及び図5との対応部分に同一符号を付して示す。
【0051】
この実施の形態の場合、転造ダイス支持ブロック18Aは円柱材料でなり、その上方端部が工具支持部材33の偏心した位置に下方から穿設された取付穴33Aに下方から垂直方向上方向に挿入された状態で、水平方向の取付ピン33Bによって抜け落ちないように工具支持部材33に支持されていると共に、垂直方向のロックキー33Cによって工具支持部材33に対してこれと一体に回転できるように固定されている。
【0052】
円柱状転造ダイス支持ブロック18Aの下端には、その中心線PO6に斜めに交差して工具17の回転中心軸線PO3に向かうように延長する中心線PO7上に、円錐面18Dが形成され、この円錐面18D上に、円錐コロ18B、球体座金18E及び取付ボルト18Fによって、皿型の転造ダイス18Cが、回転自在に、取り付けられている。
【0053】
この結果、転造ダイス18Cの加工刃面41のうち転造ダイス支持ブロック18Aの直下部分が、最下方の位置において鋼材2の表面とほぼ平行になる。従って主軸装置16が下方に押下げ動作することにより工具支持部材33が降下したとき、転造ダイス18Cの加工刃面14のうち最下位置部分(中心線PO7を中心として半径方向に外方に沿った位置にある部分、すなわち転造加工面部分)だけが鋼材2の表面に圧接する。
【0054】
図10及び図11の構成において、主軸装置16によって工具17が回転中心軸線PO3を中心にして回転しながら下方に降下すると、転造ダイス18Cのうち最下方位置にある転造加工面部分が鋼材2に圧接し、転造ダイス支持ブロック17Aが遊星運動するに従って転造加工面部分がボルト孔11の周りを移って行くことにより、図7について上述したと同様にして、ボルト孔11の周囲に、同心円状の山45A及び溝45Bでなる凹凸を有するすべり抑制加工面45が形成される。
【0055】
図10及び図11の構成によれば、工具本体18の転造ダイス支持ブロック17Aを工具支持部材33から垂直方向に下方に延長させるようにしたことにより、図4及び図5のように斜め方向に下方に突出させるようにした場合と比較して、工具支持部材33の半径方向の大きさを一段と小さくし得、またこのようにしても図4及び図5について上述したと同様の作用効果を得ることができる。
【0056】
(6)第3の実施の形態
図12及び図13は第3の実施の形態を示すもので、鋼材2の2つのボルト孔11に対してそれぞれ同時にすべり抑制加工面45を同時に形成できるようにしたものである。
【0057】
この実施の形態の場合、工具本体18は、図12及び図13において、図10及び図11との対応部分に同一符号を付して示すように、工具支持部材33の回転中心軸線PO3より偏心した中心線PO6の位置において、工具本体18の転造ダイス支持ブロック18Aが挿入され、取付けピン33B及びロックキー33Cによって転造ダイス支持ブロック18Aが工具支持部材33に一体に回転できるように固定されている。
【0058】
この場合、図13に示すように、取付孔33A内において転造ダイス支持ブロック18Aの上端部と取付孔33Aの上端部との間にばね座金33Dが介挿されていると共に、取付けピン33Bを挿通する取付け孔33Fが縦方向の長孔になっており、かつ転造ダイス支持ブロック18Aの工具取付部と工具支持部材33間にすきま33Fが設けられていることにより、工具17が鋼材2を押圧しているときばね座金33Dの弾発力に応じた押圧力を安定に供給できると共に、異常な押圧力や衝撃が工具本体18に与えられたとき、これをばね座金33Cによって吸収できるようになされている。
【0059】
工具支持部材33の上端から上方にその回転中心軸線PO3上に沿って回転軸46が延長し、転造軸受箱47の挿通孔48内を通って上方端部が転造軸受箱47の上方に突出している。
【0060】
回転軸46は軸受50及び51によって回転中心軸PO3を中心として安定に回転できるように保持されていると共に、転造軸受箱47に加工機構部15から押圧力が与えられたとき、当該押圧力が軸受52を介して転造軸受箱47から工具支持部材33、従って工具本体18に伝達できるようになされている。
【0061】
2つの工具本体18の回転軸46の上方突出端部には、互いに同じ歯数を有し、かつ互いに噛み合う歯車49が設けられ、工具回転用モータ53の出力軸が接続部54を介して歯車49に接続されることにより、各回転軸46、従って各工具17が、同一速度で回転駆動される。
【0062】
以上の構成において、鋼材2上に所定のピッチで2つのボルト孔11が穿設されている場合に、当該ピッチと同じピッチの回転中心軸PO3を中心として同じ回転数で回転駆動される工具本体18が、各ボルト孔11の周囲を遊星運動する。
【0063】
このとき、各工具本体18の転造ダイス18Cの最下位置にある転造加工面部分が、圧接位置を移しながらスタンプを押すように、鋼材2を転造加工することにより、図10及び図11について上述したと同様にしてすべり抑制加工面45を形成することができる。
【0064】
かくして図12及び図13の構成によれば、所定のピッチをもつ2つのボルト孔11の周囲に、同時に、2つのすべり抑制加工面45を形成することができ、これにより、各ボルト孔11について順次1つずつすべり抑制加工面45を形成する図10及び図11の場合と比較して、加工作業時間を半減させることができる。
【0065】
(7)第4の実施の形態
図14及び図15は第4の実施の形態を示すもので、この場合鋼材2にはx方向及びy方向にそれぞれ60〔mm〕のピッチで、6×4=24個のボルト孔11(直径20〔mm〕、でなり、x方向に6個かつy方向に4個だけマトリクス状に配列されている)が穿設され、各ボルト孔11に対して図12及び図13について上述したと同様の工具本体18、工具支持部材33及び回転軸46が用いられており、これら24本の回転軸46が転造軸受箱60によって支持されている。
【0066】
転造軸受箱60から上方に突出する回転軸46の先端は、歯車機構61を介して加工機構部62の工具回転用モータ63の出力軸63Aに結合され、これにより各工具本体18が同じ回転速度で同時に回転する。
【0067】
歯車機構61は、図16に示すように、工具回転用モータ63の出力軸に取り付けられた出力歯車G0(中央位置に設けられている)に噛み合う上側歯車G24及び下側歯車G33を通して順次24個の歯車G11ないしG46に工具回転用モータ63の回転駆動力を伝達する。
【0068】
図14ないし図16の構成によれば、鋼材2に24個もの多数のボルト孔11が穿設されている場合に、各ボルト孔11の周囲にすべり抑制加工面45を同時に加工することができ、かくして一段と加工効率が良い接合面加工装置を実現できる。
【0069】
(8)その他の実施の形態
図17は他の実施の形態を示すもので、図4との対応部分に同一符号を付して示すように、工具支持部材33の下端面において、その回転中心軸線PO3から偏心した位置に工具本体18Aが取り付けられている。
【0070】
工具支持部材33の下端面は、回転中心軸線PO3と直交する方向に対して所定角度(例えば3度)だけ傾斜していると共に、回転中心軸線PO3から3度だけ傾斜しかつ鋼材2の表面位置の交点P2において回転中心軸線PO3と交差する中心線PO10上に突出軸65が工具支持部材33と一体に回転するように突出している。
【0071】
突出軸65の先端には、スラスト玉軸受66を介して皿型の転造ダイス67が突出軸65に対して回転自在に取り付けられ、その傘型の加工刃面68の転造加工面部分が鋼材2のボルト孔11の周囲に当接するようになされている。
【0072】
この実施の形態に場合、転造ダイス67は、その中心孔部分を深溝玉軸受69及び押さえ金具70を介して取付ボルト71によって突出軸65の先端に取り付けられている。
【0073】
以上の構成において、取付子31を介して工具17が主軸装置によって回転かつ押圧動作をすると、突出軸65が工具支持部材33から偏心した位置において遊星運動をしながら工具支持部材33と一体に回転することにより、加工刃面68のうち最下点位置にある部分だけが転造加工面部分として鋼材2に押しつけられ、当該転造加工面部分が突出軸65の回転に応じてボルト孔11の周囲に移動して行くことにより、鋼材2のボルト孔11の周囲に、図7について上述したと同様にしてすべり抑制加工面45が形成される。
【0074】
かくして図17の構成によれば、図4について上述したと同様にして、鋼材2のボルト孔11を挿通したボルト及びナットによって締め付けることにより、すべり耐力が大きい状態で鋼材2を接合することができる。
【0075】
図18はさらに他の実施の形態を示すもので、図17との対応部分に同一符号を付して示すように、工具支持部材33の下端面に、円錐コロ75を介して転造ダイス76が取り付けられている。
【0076】
この実施の形態の場合、工具支持部材33の下端面には工具支持部材33の回転中心軸線PO3を中心として円錐コロ75を案内するための軸受溝77が設けられていると共に、転造ダイス76の軸受溝77と対向する位置に軸受溝77と共に円錐コロ75を挟んで案内できる形状の軸受溝78が形成されている。
【0077】
この実施の形態の場合、転造ダイス76は、その中心孔における回転中心軸線PO3の位置において、球体座金79を介して取付けボルト80によって、工具支持部材33の下端面に、揺動自在に取り付けられている。
【0078】
図18の構成において、工具支持部材33が、主軸装置16によって鋼材2に対して回転、降下動作をしたとき、円錐コロ75が工具支持部材33の回転に応じて軸受溝77及び78間に挟まれて当該軸受溝77及び78内を転がることにより、転造ダイス76の加工刃面76Aのうち最下点位置の部分が転造加工面部分として鋼材2に圧接する。
【0079】
この転造加工面部分は、工具支持部材33の回転に応じて円錐コロ75が回転中心軸線PO3を中心として円を描くように転がって行くと、ボルト孔11の周囲を移動して行くことにより、転造加工面部分は、回転中心軸線OP3から少し傾いた中心線PO10を中心として、ボルト孔11の周囲を移動して行た、これにより鋼材2に対して図17について上述したと同様にしてすべり抑制加工面45を形成する。
【0080】
図18の構成によれば、図17の場合と比較して、工具本体18の構成を一段と簡易化できる。
【0081】
図19はさらに他の実施の形態を示すもので、図18との対応部分に同一符号を付して示すように、図18の円錐コロ75に代えて、球状コロ85を用いたことを除いて図18の場合と同様の構成を有する。
【0082】
図19の構成によれば、図18について上述したと同様の作用効果を得ることができる。
【0083】
なお、上述の実施例においては、鋼材2と接する加工刃面41に同心円上の凹凸を設けた場合について述べたか、加工刃面上に形成すべき凹凸は同心円上のものに限らず、例えば網の目形状や、中心線から副方向に放射状に直線又は曲線を延長させた形状のものなどの模様をもつようにしても良く、このようにしても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
【0084】
さらに、これに代えて、模様と一緒に、例えば製造年月日、出荷元等の鋼材2や、工具17などの加工条件に関する情報を表す文字、記号を模様に含ませるようにしても良く、このようにすれば加工された鋼材について別途同様の情報をペンキで書き付けたりする必要性を無くし得る。
【0085】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、工具支持部材の回転・圧接動作に応じて、当該工具支持部材に揺動自在に取り付けた皿型の転造ダイスを鋼材の表面にスタンプを押すと同じような要領で押し付けることにより、転造ダイスの加工刃面の凹凸によって鋼材の表面にすべり抑制加工面を形成することができ、かくして鋼材を大きなすべり耐力で接合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鋼材の接合面加工装置の全体構成を示す正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】加工対象となる鋼材を示す平面図である。
【図4】本発明による鋼材の接合面加工装置に用いる接合面加工工具を示す縦断面図である。
【図5】接合面加工工具の加工工具本体の詳細構成を示す拡大断面図である。
【図6】図6(A)及び(B)は転造ダイスの詳細構成を示す拡大断面図及び端面図である。
【図7】図7(A)、(B)及び(C)は転造ダイスによる転造動作の説明に供する略線図である。
【図8】すべり抑制加工面によって鋼材を摩擦接合できることを示す略線図である。
【図9】すべり抑制加工面によってインロー方式接合をすることができることを示す略線図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態による接合面加工装置の工具の一部を破断して示す縦断面図である。
【図11】図10の工具本体の詳細構成を示す拡大断面図である。
【図12】本発明による接合面加工装置の第3の実施の形態の一部を破断して示す縦断面図である。
【図13】図12の工具本体の詳細構成を示す拡大断面図である。
【図14】本発明による接合面加工装置の第4の実施の形態を示す正面図である。
【図15】図14の側面構成を示す側面図である。
【図16】図14の歯車機構の構成を示す略線図である。
【図17】他の実施の形態の工具を示す縦断面図である。
【図18】さらに他の実施の形態の工具を示す縦断面図である。
【図19】さらに他の実施の形態の工具を示す縦断面図である。
【図20】すべり試験結果を示す図表である。
【図21】図21(A)及び(B)は、荷動試験体の構成を示す平面図及び側面図である。
【符号の説明】
1……接合面加工装置、2……鋼材、3……導入台、5……送込みローラ、6、23……従動ローラ、7……作業台、8……作業テーブル、9、10……位置決めローラ、11……ボルト孔、15、62……加工機構部、16……主軸装置、17……接合面加工工具、18……工具本体、18A……転造ダイス支持ブロック、18B……円錐コロ、18C……転造ダイス、18E……球体座金、20……排出台、22……送出しローラ、31……取付子、32……工具本体部、33……工具支持部材、34……ハウジング、41……加工刃面、42……同心円状凹凸、45……すべり抑制加工面、45A……山、45B……溝、46……回転軸、47、60……転造軸受箱、48……挿通孔、49、G0、G11〜G46……歯車、53、63……工具回転用モータ、61……歯車機構。
Claims (3)
- 加工対象である鋼材の表面に対向して回転しながら押圧動作する工具支持部材と、
上記工具支持部材に固定され、上記工具支持部材の回転に応じて上記回転中心軸線の周りを回転する転造ダイス支持部材と、
上記転造ダイス支持部材の先端部に、上記回転中心軸線と斜めに交差する中心線上を回転するように、回転自在に保持され、かつ傘型の加工刃面を有し、上記傘型の加工刃面の一部を転造加工面部分として上記鋼材に圧接する転造ダイスとを具え、上記工具支持部材が回転しながら当該回転中心軸線の方向に押圧動作したとき、上記転造ダイスの転造加工面部分によって上記鋼材の表面を転造加工することにより、当該鋼材の表面にすべり抑制加工面を形成する
ことを特徴とする鋼材の接合面加工装置。 - 加工対象である鋼材の表面に対向して回転しながら押圧動作する工具支持部材に対して、当該工具支持部材に転造ダイス支持部材を固定し、
上記工具支持部材の回転に応じて上記回転中心軸線の周りを回転する上記転造ダイス支持部材の先端部に、傘型の加工刃面を有する転造ダイスを、上記回転中心軸線と斜めに交差する中心線上を回転するように、回転自在に保持し、
上記工具支持部材が回転しながら当該回転中心軸線の方向に押圧動作したとき、上記転造ダイスの上記傘型の加工刃面の一部を転造加工部分として上記鋼材に当接することによって上記鋼材の表面を転造加工することにより、当該鋼材の表面にすべり抑制加工面を形成する
ことを特徴とする鋼材の接合面加工方法。 - 加工対象である鋼材の表面に対向して回転しながら押圧動作する工具支持部材と、
上記工具支持部材の回転中心軸線から偏心した位置において上記工具支持部材に固定され、上記工具支持部材の回転に応じて上記回転中心軸線の周りを回転する転造ダイス支持部材と、
上記転造ダイス支持部材の先端部に、上記回転中心軸線と斜めに交差する中心線上を回転するように、回転自在に保持され、かつ傘型の加工刃面を有し、上記傘型の加工刃面の一部を転造加工面部分として上記鋼材に当接する転造ダイスと
を具えることを特徴とする鋼材の接合面加工工具。
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