JP3564812B2 - 燃料電池発電設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融炭酸塩型燃料電池を用いた燃料電池発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
溶融炭酸塩型燃料電池は、高効率、かつ環境への影響が少ないなど、従来の発電装置にはない特徴を有しており、水力・火力・原子力に続く発電システムとして注目を集め、現在世界各国で鋭意研究開発が行われている。特に天然ガスを燃料とする溶融炭酸塩型燃料電池を用いた発電設備では、図2に示すように天然ガス等の燃料ガス1を水素を含むアノードガス2に改質する改質器10と、アノードガス2と酸素を含むカソードガス3とから発電する燃料電池11とを備えており、改質器10で作られたアノードガス2は燃料電池に供給され、燃料電池内でその大部分(例えば80%)を消費した後、アノード排ガス4として改質器の燃焼室Coに供給される。改質器10ではアノード排ガス中の可燃成分(水素、一酸化炭素、メタン等)がカソード排ガスにより燃焼し、高温の燃焼ガスにより改質室Reを加熱し改質室の燃料を改質する。改質室を出た燃焼排ガス5は空気予熱器13b、凝縮器16a、気水分離器15を通って水分を除去され、低温ブロア17cで加圧され、タービン圧縮機12から供給される加圧空気6と合流してカソードガス3となり、燃料電池のカソード側に電池反応に必要な二酸化炭素を供給する。燃料電池内でその一部が反応したカソードガス(カソード排ガス7)は、高温ブロア17bにより燃料電池の上流側に一部が循環され、残りの一部7aは改質器に燃焼用空気として供給され、残り7bはタービン圧縮機12で圧力を回収され、排熱回収装置19による熱回収後に系外に排出される。なお、図2において、13aは燃料予熱器、14は脱硫器、16bは加熱器、17dは空気ブロア、18は熱風発生炉である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、かかる燃料電池発電設備の起動は、▲1▼内部に窒素ガスを充填した状態で、熱風発生炉18により加熱器16bに熱風を供給し、加熱器16bで内部を循環する窒素ガスを加熱し、▲2▼この窒素ガスの循環により、燃料電池11と改質器10を加熱し、これらが所定の温度に達したときに、タービン圧縮機12から空気を導入して、燃料電池11を介して改質器10の燃焼室Coに空気を供給し、▲3▼次いで水蒸気8と燃料ガス1を改質器に供給して、燃料電池11を介して改質器10の燃焼室Coに燃料ガスを供給して燃焼させ、その熱で改質室Reを流れる燃料ガス1を改質して改質ガス(アノードガス2)を燃料電池11に供給し発電を開始する。
【0004】
熱風発生炉18は、発電開始後は熱風の供給を停止し、燃料電池の温度制御は高温ブロア17bによるカソードガスの循環により行うようになっている。しかし、実際には燃料電池の運転中も加熱器16bや循環ラインからの放熱が大きく、燃料電池の反応熱だけでは燃料電池の温度が維持できない問題点があった。そのため、発電開始後であっても、熱風発生炉18を運転して熱風を供給する必要があり、余分な燃料を必要とし、プラント効率が悪化する問題点があった。
【0005】
また、従来の燃料電池発電設備では、上述したように、改質器10を出た燃焼排ガスを冷却・凝縮して水分を除去しているため、例えば空気予熱器13b、凝縮器16a、気水分離器15等を必要するとと共に、凝縮熱によるヒートロスが大きく、プラント効率の向上を妨げる一因となっていた。
【0006】
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、余分な燃料を用いることなく、燃料電池の温度を所定範囲に維持することができ、かつ排ガスの冷却・凝縮を最小限に抑えて凝縮熱によるヒートロスを大幅に低減すると共に、冷却・凝縮に必要な機器をなくし、設備のコンパクト化を図ることができる燃料電池発電設備を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、燃料電池のカソードガスを間接加熱する加熱器と、該加熱器に高温ガスを供給する熱風発生炉と、該熱風発生炉に改質器の燃焼室を出た燃焼排ガスを供給する排ガスラインと、を備え、発電開始後に燃焼排ガスを熱風発生炉を通して前記加熱器に供給する、ことを特徴とする燃料電池発電設備が提供される。この構成により、燃焼室を出た燃焼排ガスによりカソードガスを間接加熱することができ、余分な燃料を用いることなく、燃料電池の温度を所定範囲に維持することができ、かつ燃焼排ガスの冷却・凝縮によるヒートロスをなくし、プラント効率を大幅に向上することができる。
【0008】
本発明の好ましい実施形態によれば、タービン圧縮機で加圧された空気を前記熱風発生炉に供給する空気供給ラインと、該空気供給ラインに設けられた空気ブロアと、外気を空気ブロアに導く逆止弁と、を備える。この構成により、内圧が低い起動時には、空気ブロアにより逆止弁を通して外気を熱風発生炉に供給することができ、タービン圧縮機が駆動され内圧が高まってきた段階では、タービン圧縮機で加圧された空気を空気ブロアにより更に高圧にして熱風発生炉に供給することができ、起動から加圧運転時まで熱風発生炉に効率的に空気を供給することができる。
【0009】
また、排気用開閉弁を有し、加熱器を通過した高温ガスをタービン圧縮機のタービン上流側に導く排気ラインと、循環用開閉弁を有し、前記高温ガスを燃料電池の上流側のカソードガスに導入する循環ラインと、を備え、起動時には排気用開閉弁のみを開いて高温ガスにより、タービン圧縮機を駆動し、発電開始後には循環用開閉弁のみを開いて燃焼排ガスをカソードガスに導入する、ことが好ましい。この構成により、起動時に、高温ガスによりタービン圧縮機を駆動して空気を内部に導入することができ、発電開始後にはCOガスを含む燃焼排ガスをカソードガスに導入して電池反応に用いることができる。なお、燃焼排ガスが混入されたカソードガスは、燃料電池を通過後にその一部がタービン圧縮機に供給されるため、発電開始後もタービン圧縮機により空気が導入される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付して使用する。
図1は、本発明による燃料電池発電設備の全体構成図である。この図において、燃料電池発電設備は、燃料電池11のカソードガス3を間接加熱する加熱器16bと、加熱器16bに高温ガスを供給する熱風発生炉18と、熱風発生炉18に改質器10の燃焼室Coを出た燃焼排ガス5を供給する排ガスライン21と、を備え、発電開始後に燃焼排ガス5を熱風発生炉18を通して加熱器16bに供給するようになっている。すなわち、本発明の燃料電池発電設備には、図2の従来例に示した空気予熱器13b,凝縮器16a,気水分離器15等がなく、燃焼室Coを出た燃焼排ガス5が排ガスライン21を介して熱風発生炉18に直接供給されるようになっている。
【0011】
この構成により、燃焼室Coを出た燃焼排ガス5によりカソードガス3を間接加熱することができ、余分な燃料を用いることなく、燃料電池11の温度を所定範囲に維持することができ、かつ燃焼排ガス5の冷却・凝縮によるヒートロスをなくし、プラント効率を大幅に向上することができる。
【0012】
また、図1の燃料電池発電設備は、タービン圧縮機12で加圧された空気6を熱風発生炉18に供給する空気供給ライン23と、空気供給ライン23に設けられた空気ブロア17dと、外気を空気ブロア17dに導く逆止弁22と、を備えている。この構成により、内圧が低い起動時には、空気ブロア17dにより逆止弁22を通して外気を熱風発生炉18に供給することができ、タービン圧縮機12が駆動され内圧が高まってきた段階では、タービン圧縮機12で加圧された空気を空気ブロア17dにより更に高圧にして熱風発生炉18に供給することができ、起動から加圧運転時まで熱風発生炉18に効率的に空気を供給することができる。
【0013】
更に、この発電設備は、加熱器16bを通過した高温ガスをタービン圧縮機12のタービン上流側に導く排気ライン25と、高温ガスを燃料電池11の上流側のカソードガス3に導入する循環ライン26と、を備えている。また、排気ライン25と循環ライン26にはそれぞれのラインを開閉させる排気用開閉弁20bと循環用開閉弁20aが設けられている。なお、この図で20cは、遮断弁であり、24は、発電開始後の燃焼排ガス5の流れを容易にするためのオリフィスである。
【0014】
この構成により、起動時には排気用開閉弁20bのみを開いて高温ガスにより、タービン圧縮機12を駆動し空気6を内部に導入することができ、発電開始後には循環用開閉弁20aのみを開いてCOガスを含む燃焼排ガス5をカソードガス3に導入して電池反応に用いることができる。その他の構成は、図2と同様である。
【0015】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】
上述したように、本発明の燃料電池発電設備は、余分な燃料を用いることなく、燃料電池の温度を所定範囲に維持することができ、かつ排ガスの冷却・凝縮を最小限に抑えて凝縮熱によるヒートロスを大幅に低減すると共に、冷却・凝縮に必要な機器をなくし設備のコンパクト化を図ることができる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料電池発電設備の全体構成図である。
【図2】従来の燃料電池発電設備の全体構成図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス
2 アノードガス
3 カソードガス
4 アノード排ガス
5 燃焼排ガス
6 空気
7 カソード排ガス
8 水蒸気
10 改質器
11 燃料電池
12 タービン圧縮機
13a 燃料予熱器
13b 空気予熱器
14 脱硫器
15 気水分離器
16a 凝縮器
16b 加熱器
17a 燃料ブロア
17b 高温ブロア
17c 低温ブロア
17d 空気ブロア
18 熱風発生炉
20a 循環用開閉弁
20b 排気用開閉弁
20c 遮断弁
21 排ガスライン
22 逆止弁
23 空気供給ライン
24 オリフィス
25 排気ライン
26 循環ライン

Claims (3)

  1. 燃料電池のカソードガスを間接加熱する加熱器と、該加熱器に高温ガスを供給する熱風発生炉と、該熱風発生炉に改質器の燃焼室を出た燃焼排ガスを供給する排ガスラインと、を備え、発電開始後に燃焼排ガスを熱風発生炉を通して前記加熱器に供給する、ことを特徴とする燃料電池発電設備。
  2. タービン圧縮機で加圧された空気を前記熱風発生炉に供給する空気供給ラインと、該空気供給ラインに設けられた空気ブロアと、外気を空気ブロアに導く逆止弁と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電設備。
  3. 排気用開閉弁を有し、加熱器を通過した高温ガスをタービン圧縮機のタービン上流側に導く排気ラインと、循環用開閉弁を有し、前記高温ガスを燃料電池の上流側のカソードガスに導入する循環ラインと、を備え、起動時には排気用開閉弁のみを開いて高温ガスにより、タービン圧縮機を駆動し、発電開始後には循環用開閉弁のみを開いて燃焼排ガスをカソードガスに導入する、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電設備。
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