JP3563964B2 - カラーel表示装置の製造方法 - Google Patents

カラーel表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3563964B2
JP3563964B2 JP17757398A JP17757398A JP3563964B2 JP 3563964 B2 JP3563964 B2 JP 3563964B2 JP 17757398 A JP17757398 A JP 17757398A JP 17757398 A JP17757398 A JP 17757398A JP 3563964 B2 JP3563964 B2 JP 3563964B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
color filter
substrates
thermosetting resin
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17757398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000010506A (ja
Inventor
幸祐 寺田
康一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP17757398A priority Critical patent/JP3563964B2/ja
Priority to US09/338,600 priority patent/US6280559B1/en
Publication of JP2000010506A publication Critical patent/JP2000010506A/ja
Priority to US09/911,512 priority patent/US6551440B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3563964B2 publication Critical patent/JP3563964B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種平面薄型表示装置に適用されるカラーEL(エレクトロルミネンセント)表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報化産業の発展に伴って、軽量で空間占有率の低い平面薄型表示装置の需要が高まっている。このような平面薄型表示装置に適用されるデバイスの中で薄膜EL素子は、自己発光型で視認性がよいことから表示品位の優れた表示装置として開発が積極的に進められている。
【0003】
薄膜EL素子はガラス基板上に、少なくとも一方に透明電極を含む2組の電極と、それに挟まれた絶縁層および発光層とを備える構造を有しており、2組の電極間に交流電界を加えることにより発光が得られるものである。現在実用化されているものは、発光効率がよく、安定して発光する発光層材料であるZnS:Mn層を用いた黄色のモノクロ表示装置のみであり、産業上の応用を広げるためにもカラーEL表示装置の開発が進められている。
【0004】
カラーEL表示装置の構造としては大別して2種類ある。1つは異なる発光色を示す発光層をエッチングとパターニングにより並置させて形成する並置方式であり、もう1つは、単一発光層をカラーフィルタにより分光してカラー表示を行うカラーフィルタ方式である。現在は、作成の簡便性からカラーフィルタ方式の開発が主に進められている。
【0005】
カラーフィルタ方式として、EL素子の上部電極を透光性電極として上部電極側から光を取出せる構造とした上で、カラーフィルタをEL素子の上部電極と近接配置する方式と、透光性を有するEL素子のEL素子基板から光を取出せる構造とした上で、EL素子基板側にカラーフィルタを形成する方式とが考えられる。前者は現在実用化されているモノクロEL表示装置と異なり、上部電極がITO(インジウム錫酸化物)であることや、カラーフィルタをEL素子の上部電極に近接させなくてはならないため、EL素子保護に用いられるシール層が薄くなることから寿命特性が低下するといった問題を有する。
【0006】
これに対して後者は、従来実用化されているモノクロEL表示装置の構造をそのまま用いることができる利点がある。しかしながら、EL素子基板は1mm程度の厚さがあるため、カラーフィルタとEL素子とを近接できないことから視野角による色ずれが生じるといった問題を有している。このような問題を解消するために、本件出願人は特願平10−16086「カラーエレトクロルミネセント表示装置の製造方法およびカラーエレトクロルミネセント表示装置」において、EL素子作製後、EL素子基板をエッチングにより薄く加工することにより、色ずれによる視野角の低下の問題を解消した。
【0007】
図8は、上記した従来のカラーEL表示装置1を示す断面図である。カラーEL表示装置1は、EL素子5とカラーフィルタ基板9との組合せから成り、EL素子5は透光性を有するEL素子基板3と、EL素子部2と、シール部4とから構成され、カラーフィルタ基板9は透光性基板7と、カラーフィルタ8とから構成される。
【0008】
EL素子基板3に形成される凹所10にカラーフィルタ基板9を嵌め込んで接着してカラーEL表示装置1が作製されるが、EL素子5作製時にはEL素子基板3には凹所10が形成されず、EL素子5はEL素子基板3にEL素子部2を形成し、シール部4のシール用基板12を設ける。その後、シール用基板12に形成された注入孔11からシール用基板12と、EL素子基板3との間に形成される空間内の空気を吸引して真空にし、ついで注入孔11からEL素子部2保護のためのシリコンオイルを注入して封止する。この後、エッチングによってEL素子基板3に凹所10を形成してカラーフィルタ8が配置される部分のEL素子基板3の厚みを薄く形成してから凹所10にカラーフィルタ基板9を嵌め込んで接着してカラーEL表示装置1を組立てる。EL素子基板3の凹所10にカラーフィルタ基板9が嵌め込まれてカラーEL表示装置1が作製されるので、カラーEL表示装置1は大きな機械的強度を有する。
【0009】
真空吸引してシリコンオイルを注入する時にはEL素子基板3は大きな厚みを有しているので、真空吸引時にEL素子基板3が割れるといったことが防がれ、さらにエッチングによってEL素子基板3を薄くした上でカラーフィルタ基板9を嵌め込んでカラーEL表示装置1を作成するので、カラーフィルタ8とEL素子部2との距離が小さくなり、色ずれによる視野角の低下が防がれる。
【0010】
またカラーフィルタ基板9とEL素子5とを接着する場合は、光硬化性樹脂13をカラーフィルタ基板9とEL素子基板3との間に介在させ、カラーフィルタ基板9の透光性基板7側から光を照射して光硬化性樹脂13を硬化させてカラーフィルタ基板9とEL素子基板3とを接着する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カラーフィルタ8は紫外線などの光硬化樹脂の硬化に必要な光を遮断するので、光硬化性樹脂13はカラーフィルタ8とEL素子基板3との間では硬化できなくなる。したがって、光硬化性樹脂13はカラーフィルタ8の設けられない透光性基板7の周縁部のみでカラーフィルタ基板9とEL素子基板3とを接着することになる。これによって接着強度が低下してしまうといった問題を有する。
【0012】
またEL素子基板3とカラーフィルタ基板9との間に接着層を充填して接着する場合、接着層のない部分、すなわち気泡が生じれば、その部分は周囲の部分と屈折率が異なることとなり、表示したときその気泡の形状が表示面に表れ、表示品位を低下させることになる。
【0013】
透光性を有する2枚のガラス基板を接着する場合、従来一方のガラス基板の表面に接着剤を薄く塗布し、その後両基板を密着させる方法が採られるが、接着剤を塗布した場合には、どうしても表面に僅かにうねりが形成されてしまい。このうねりの凹凸が基板と接する際、基板と接着剤との間に空隙が生じ、この空隙の空気の逃げ場がないときに空隙は気泡となって残留する。
【0014】
このような気泡を生じさせないで2枚の基板を接着する方法として、たとえば特開昭63−183626号公報では、基板の接着後スピンナ回転によって気泡を飛ばす方法が開示されており、また特開平9−278497号公報には基板を貼り合わせる際に基板の角度を制御する装置によって、気泡が混入しないように基板を傾けて貼り合わせる方法が開示されており、また特開平3−126646号公報には基板に接着剤を塗布する際、一側端から他側端に単調に接着層の厚みが増加するように接着層の厚みを制御し、これによって基板の貼り合わせ時に気泡の発生を防ぐ方法が開示されており、また特開平6−349962号公報には中央を高く形成したガラスの中央を溶融させて接着することによって気泡の発生を阻止した接着方法が開示されている。しかしながらこのような各公報に開示される接着方法は、いずれも複雑な構成の装置を別途に必要とし、製造コストが高くなるといった問題を有する。したがって産業上の利用を広げるためにさらに簡便な接着方法が望まれている。
【0015】
本発明の第1の目的は、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを大きな強度で接着したカラーEL表示装置の製造方法を提供することであり、本発明の第2の目的は、気泡の混入を防止することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明は、透光性を有するEL素子基板の一表面上に透光性を有する第1電極、EL発光層および第2電極が形成され、EL素子基板の他表面からEL光を出射するEL素子と、
透光性を有する基板の一表面上にカラーフィルタが設けられるカラーフィルタ基板とを準備し、
EL素子基板の他表面と、カラーフィルタ基板のカラーフィルタが設けられる側の表面との間に熱硬化性樹脂を充填し、その後熱硬化させて接着する製造方法であって、
EL素子基板とカラーフィルタ基板とを接着する際に、一方の基板に液状熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填するとともに、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを位置合わせした状態で、カラーフィルタの設けられない部分で光硬化性樹脂によって両基板を固定し、その後加熱して熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着することを特徴とするカラーEL表示装置の製造方法である。
【0017】
本発明に従えば、カラーフィルタが設けられる側のカラーフィルタ基板の表面とEL素子基板の他表面との間に熱硬化性樹脂を充填し、その後加熱することによって熱硬化性樹脂を硬化させてカラーフィルタ基板とEL素子とを接着する。従来はカラーフィルタ基板とEL素子基板との接着に光硬化性樹脂を用いるためにカラーフィルタが設けられる領域では光硬化性樹脂を硬化させることができなかったが、本発明では熱硬化性樹脂を用いることによって加熱することによって、カラーフィルタが設けられる領域においても樹脂を硬化させて、カラーフィルタ基板とEL素子基板とを接着することができる。これによって、カラーフィルタが設けられる表面全面にわたって接着層を介在して、カラーフィルタ基板とEL素子基板とを接着することができるので、充分な接着強度が得られる。一方の基板に凸状に液状熱硬化性樹脂を落滴した後両基板を密着させることによって、気泡を発生させることなく基板間に液状熱硬化性樹脂を充填することができる。基板間のカラーフィルタが設けられない部分に光硬化性樹脂を設け、EL素子の電極パターンとカラーフィルタ基板のカラーフィルタパターンとの目合わせしてEL素子基板とカラーフィルタ基板との位置合わせを行った後、光を照射して前記光硬化性樹脂を硬化させてEL素子基板とカラーフィルタ基板とを仮固定し、その後加熱して熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着する。このように基板の位置合わせを常温で行って仮固定した後、加熱硬化させることができるので、加熱して硬化させながら位置合わせを行わなければならないといった問題が解消される。
【0028】
請求項2記載の本発明は、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを接着する際に、各基板にそれぞれ熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、両基板の樹脂部の頂点が相互に接触するように2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填するとともに、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを位置合わせした状態でカラーフィルタが設けられない部分で光硬化性樹脂によって両基板を固定し、その後加熱して熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着することを特徴とする。
【0029】
本発明に従えば、EL素子基板とカラーフィルタ基板とに凸状に落滴した液状熱硬化性樹脂の頂部が接触するように2枚の基板を密着させることによって、さらに確実に気泡の混入を防いで基板間に樹脂を充填することができる。また、カラーフィルタ基板とEL素子基板とは光硬化性樹脂によって常温で位置合わせした状態で光硬化性樹脂によって仮固定されるので、加熱硬化させるときに位置合わせを行う必要がなくなる。
【0030】
請求項3記載の本発明は、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを接着する際に、一方の基板に、直線またはジグザグ形状に沿って複数箇所に熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填するとともに、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを位置合わせした状態でカラーフィルタの設けられない部分で光硬化性樹脂によって両基板を固定し、その後加熱することによって熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着することを特徴とする。
【0031】
本発明に従えば、一方の基板に直線またはジグザグ形状に沿って複数箇所に液状熱硬化性樹脂が落滴されるので、基板が長方形状であっても2枚の基板間に気泡を発生させることなく均一に効果的に液状熱硬化性樹脂を充填することができる。また、カラーフィルタ基板とEL素子基板とは位置合わせされた状態で光硬化性樹脂によって常温で仮固定されるので、加熱硬化時に位置合わせする必要がなくなる。
【0032】
請求項4記載の本発明の前記熱硬化性樹脂は、加熱すると常温時より粘性が低下する熱硬化性樹脂であり、
基板を加熱するときに、基板間の樹脂が押し広げられるように基板に力を加えることを特徴とする。
【0033】
本発明に従えば、常温で基板上に落滴した場合は、粘性が高いため好適に凸状に隆起して落滴させることができる。基板を加熱硬化させるときには液状硬化性樹脂の粘性が低下するので、樹脂が基板間に薄く均一に広がって充填され、さらに加熱して硬化点に達すると液状熱硬化性樹脂が硬化してカラーフィルタ基板とEL素子基板とが接着される。このように接着層の厚さが小さくなるので、色ずれによる視野角の低下が防がれる。
【0034】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の一形態であるカラーEL表示装置の製造方法によって製造されたカラーEL表示装置20を示す断面図である。カラーEL表示装置20は、EL素子21と、カラーフィルタ基板22とを接着して構成され、EL素子21は透光性を有するEL素子基板24と、EL素子部23と、シール部25とから構成され、カラーフィルタ基板22は透光性を有する基板31と、カラーフィルタ32とから構成される。
【0035】
EL素子21は、ガラスから成るEL素子基板24上にEL素子部23である第1電極26、第1絶縁膜27、発光層28、第2絶縁膜29、第2電極30を順次積層形成した2重絶縁型薄膜EL素子で、第1電極26はITO(インジウム錫酸化物)を電子ビーム蒸着法あるいは高周波スパッタ法により100nm程度の厚さでEL素子基板24の一表面24a上に作成し、フォトレジストを用いたウェットエッチングによりストライプ状に形成する。
【0036】
第1電極26上に積層される第1絶縁膜27は、膜厚40nm程度のSiO膜と、膜厚220nm程度のSi膜の積層膜より成り高周波スパッタ法により作製する。第1絶縁膜27上に積層する発光層28は、ZnS:Mn層をZnS:Mnとを蒸着源とした電子ビーム蒸着法により7000Å程度の膜厚で作製する。このEL発光層28は、第1および第2電極26,30間に交流電界を加えることによって、赤から緑色の発光領域を含む黄色発光を示し、赤と緑のカラーフィルタで分光することにより、赤、緑のマルチカラーEL表示装置を作成することができる。本実施形態でこのような発光層28を用いたのは、このような発光層を用いたモノクロEL表示装置がすでに実用できており、発光輝度、発光安定性などに優れた発光層材料であることが確認されているからである。本発明が実施されるカラーEL表示装置は、このような赤、緑のマルチカラーEL表示装置に限定されるものでなく、たとえばZnS:MnとSrS:Ce発光層を積層した白色EL発光を、赤、緑、青のカラーフィルタで分光することによりフルカラーのEL表示装置を作製することも可能である。
【0037】
発光層28上に積層される第2絶縁膜29は、たとえば膜厚100nm程度のSi膜と膜厚35nm程度のSiO膜の積層膜より成り、高周波スパッタ法によりそれぞれ作製する。第2絶縁膜29作製後に発光層28の結晶性を改善するために高真空アニールを行う。高真空アニールは、1×10−4Pa以下の高真空中で630℃に加熱保持して行う。
【0038】
最後に第2電極30としてAlを500nm程度の膜厚で加熱蒸着により作製し、フォトレジストを用いたウエットエッチングにより第1電極26と直交するようなストライプ状に形成し、EL素子部23が完成する。
【0039】
EL素子21の防湿シール部25の作製は、深さT1=1mm程度の深さに掘り込み加工した保護ガラス42を、EL素子部23を前記掘り込み部分に封じ込めるように配置し、保護ガラス42の周縁部をEL素子基板24の一表面24a上にエポキシ樹脂38を用いて接着する。その後、EL素子部23を封じ込めた封止空間37にシリカゲルを混入したシリコンオイルを、予め保護ガラス42に加工しておいたオイル導入口35から注入して、導入口を封止ガラス36で封止して作製する。シリコンオイルを注入する場合、オイル導入口35から封止空間37内の空気を排気して封止空間37内を真空にした状態で、オイル導入口35からシリコンオイルを吸引させて封止空間37内にシリコンオイルを充填させる。このようにオイル充填時には封止空間37内を真空にする必要があるので、EL素子基板24はオイル充填時にはこのような真空に耐え得る厚さを有する。
【0040】
EL素子基板24上にEL素子部23および防湿シール部25を形成した後、フッ酸(フッ化水素酸)を用いたエッチングによりEL素子基板24のEL素子部23に対向する部分の厚さT2が100μm程度となるように、EL素子部23が設けられる側とは反対側のEL素子基板24に凹所44を形成する。このとき、カラーフィルタ基板22の実装を考えて、EL素子基板24の周縁部が枠状に残り、カラーフィルタ基板22が嵌め込まれる部分のみを凹状にエッチング加工する。このようにEL素子基板24に凹所44を形成することによって、EL素子21とカラーフィルタ基板22とはEL素子基板24の凹所にカラーフィルタ基板22が嵌め込まれた状態で接着固定されるので、接着強度が大きくなり、カラーEL表示装置20は充分な機械的強度を有することになる。またEL素子部23とカラーフィルタ32との間に介在されるEL素子基板24がエッチングによって薄く加工されるので、EL素子部23の第1電極26とカラーフィルタ32との間隔が小さくなり、これによって色ずれによる視野角度の低下が防がれ、大きな視野角度を確保することができる。
【0041】
カラーフィルタ32は、EL素子基板24の凹所44の底面である他表面24bに直接形成し、その上に基板31を接着する方法と、カラーフィルタ32を形成した基板31をEL素子基板24の他表面24bに接着する方法とがある。後者はカラーフィルタ32とEL素子基板24との間に接着層が介在されるので、この接着層の厚さが視野角に影響を与えるが、前者は凹所44の底面であるEL素子基板24の他表面24bにカラーフィルタ32を直接形成する必要があり、作製が困難であるので、本実施形態では作製が簡便な後者の方法を採用する。
【0042】
カラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32は、透光性を有するガラス製の基板の一表面31a上に赤、緑のフィルタR,Gを交互に並べたもので、各フィルタR,G間は黒色フィルタBKが形成される。このようなカラーフィルタ基板22とEL素子21のEL素子基板24とは、カラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32側の表面、すなわちEL素子基板24の他表面24bに対向する各フィルタR,G,BKの表面および基板31の一表面31aとEL素子基板24の他表面24bとの間に熱硬化性合成樹脂33を充填して接着される。また、カラーフィルタ32が設けられない基板31の一表面31aとEL素子基板24とは、少なくとも2点(図1において基板31の両端部)で光硬化性樹脂40によって固定され、さらにカラーフィルタ基板22とEL素子基板24との間にできる隙間はシリコン樹脂41で埋められる。このようにして、カラーフィルタ基板22とEL素子21とは大きな強度で接着される。
【0043】
次にEL素子21とカラーフィルタ基板22との接着方法の概要を示す。先ず図2に示すようにカラーフィルタ基板22およびEL素子21を準備し、EL素子21のEL素子基板24の他表面24bに、たとえばFAシーラ1017C(商品名)などの熱硬化性樹脂33を図2に示すように1つの凸部を持つ山形形状に凸状に隆起するように落滴する。熱硬化性樹脂33には気泡は混入されておらず、また落滴したときに薄く広がるのでなく、前記したように凸状に隆起する程度の粘性を有し、本実施形態の熱硬化性樹脂33はこのような条件を満たすために常温25℃で1500〜3000cps程度の粘度を有する。一方カラーフィルタ基板22には、基板31の一方表面31aのカラーフィルタ32が設けられない部分の少なくとも2点に光硬化性樹脂40を載せる。
【0044】
その後、図3に示されるように密着治具46によってEL素子21とカラーフィルタ基板22とを密着させる。密着治具46は、EL基板支持台45と押圧部材47とを有し、先ずEL素子21を、EL素子基板24の他表面24bが上方を向くようにEL基板支持台45に乗載し、カラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32がEL素子基板24の他表面24bに対向するようにカラーフィルタ基板22をEL素子21上に載せ、押圧部材47によってカラーフィルタ32が設けられる側とは反対側の表面からカラーフィルタ基板22を押圧してカラーフィルタ基板とEL素子基板24とを密着させる。これによって、凸状に隆起するように落滴された熱硬化性樹脂33は放射状に押し広げられて熱硬化性樹脂33が基板間に充填されることになる。
【0045】
熱硬化性樹脂33を落滴する場合は、長方形状のEL素子基板24に応じて、図4(a)で示されるように、EL素子基板24の幅方向中央を通り長手方向に延びる中心線A1に沿って等間隔に複数、本実施形態では3箇所に熱硬化性樹脂33を凸状に落滴する。各基板21,22を対向させて相互に近接する方向に押圧すると、凸状の樹脂の頂点が先ず対向する基板に接触し、各樹脂部は頂部を中心として放射状に押し広げられ、基板間全面にわたって充填されることになる。このように一直線に沿って熱硬化性樹脂33を落滴するのでなく、図4(b)に示されるように2列に並置されるように熱硬化性樹脂33を落滴すると、相互に近接する正方形状の4点で落滴した各樹脂部が押し広げられたとき、図4(b)に示されるように4点の中心部に空隙が残された状態で樹脂が基板全面にわたって押し広げられ、空隙に閉じ込められた空気の逃げ場がなくなり、基板間に気泡として残留することになる。これに対して本実施形態では、一直線状に熱硬化性樹脂33を落滴することによって、図4(a)に示されるように空隙が形成されず、気泡が発生するといったことが確実に防がれる。
【0046】
各基板21,22を密着させて基板間に熱硬化性樹脂33を充填した後、第1電極26の電極パターンとカラーフィルタ32のパターンとの目合わせしてカラーフィルタ基板22の位置合わせをし、光硬化性樹脂40が設けられる部分に紫外線を照射して光硬化性樹脂40を硬化させてカラーフィルタ基板22とEL素子21とを仮固定する。光硬化性樹脂40は、前述したようにカラーフィルタ32が形成されない部分に設けられるので、紫外線がカラーフィルタに吸収されるといったことがなく、確実に硬化させてカラーフィルタ基板22とEL素子21とを仮固定することができる。
【0047】
次に、充填した熱硬化性樹脂33を硬化させる。熱硬化性樹脂33の接着層の厚みが大きいとカラーEL表示装置20の視野角に影響を与えるが、本実施形態で用いた熱硬化性樹脂(FAシーラ)33の粘度は、25℃の常温においては1500〜3000cps程度の高い粘性を有するため、常温で熱硬化性樹脂33を強く押し広げることは困難である。
【0048】
本実施形態で使用する熱硬化性樹脂33は、加熱することによって粘性が低下し、たとえば熱硬化する直前の温度である100℃において100cps程度またはそれ以下まで粘度が低下し、110℃で熱硬化する。したがって、図5に示されるように、カラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32の形成部に力を加えることができる治具に設置して、カラーEL表示装置20全体をオーブンに入れて加熱硬化することによって、熱硬化性樹脂33を薄く押し広げて硬化させることができる。カラーフィルタ32の形成部に力を加える治具は、本実施形態ではカラーEL表示装置20をEL素子21側を下にして支持台51に載置した状態で、カラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32形成部に重り50を乗載して、両基板22,24が相互に近接するように押圧力が作用するものとし、このようなカラーEL表示装置20をオーブンに入れ、熱硬化性樹脂33が熱硬化する温度である110℃までオーブンを加熱する。熱硬化性樹脂33は加熱中に粘性が低下するとともに、重り50によってカラーフィルタ形成部が押圧されることによって33が基板間全面にわたって薄く押し広げられて充填されることになる。このように樹脂33が薄く押し広げられ、熱硬化性樹脂33の温度が110℃に達すると熱硬化し、カラーフィルタ基板22とEL素子21とが完全に接着することになる。このとき、EL素子21とカラーフィルタ基板22とは位置合わせした状態で仮固定されているので、相互にずれて接着固定されるといったことが防がれる。また、押圧する領域がカラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32の形成部としたのは、光硬化性樹脂40による接着部分がすでに硬化し、加熱中においても光硬化性樹脂部では間隙を保ったままであるため、硬化した光硬化樹脂40の2点間にわたって重り50が乗載された場合、カラーフィルタ基板22の中央部には押圧力が作用しないためである。また、粘性を低下させて基板に力を加えて樹脂を押し広げるので、大きな力を必要とせず、容易に薄く押し広げることができる。
【0049】
このようにして熱硬化性樹脂33が薄く均一に押し広げられた状態で硬化するので、樹脂層の厚みが小さくなり、視野角による色ずれの問題が生じない。また、気泡を発生させずに基板間に熱硬化性樹脂を充填することができるので、画質の低下も防ぐことができる。
【0050】
最後にカラーフィルタ基板22と、EL素子基板24との間の空隙にシリコン樹脂41を注入してカラーEL表示装置20が完成する。
【0051】
図6は、本発明の実施の他の形態のカラーEL表示装置の製造方法において、EL素子基板24に落滴する熱硬化性樹脂33の落滴位置を示す平面図である。なお落滴位置以外は、図1〜図5に示される製造方法と同一であるので説明を省略する。
【0052】
本実施形態で使用するEL素子基板24の大きさは、横L1は26cmであり、縦L2は8cmである。このような長方形のEL素子基板24上に図6に示されるようにジグザグ状のラインA2に沿って各頂点に熱硬化性樹脂33を落滴する。落滴した各熱硬化性樹脂33の縦方向に隣接する間隔L3は4cmであり、横方向の間隔L4は2cmであり、ジグザグ状に屈曲するラインA2の内側の屈曲角θは90°<θ≦180°の範囲に選ばれる。屈曲角θが90°未満であると、相互に隣接する3点の熱硬化性樹脂33がそれぞれ放射状に押し広げられたとき、3点の中央部に空隙が形成されて気泡発生の原因となってしまう。また屈曲角が180°であると直線となることを示す。
【0053】
このように熱硬化性樹脂33をジグザグ形状に落滴することによって、長方形のEL素子基板24であっても、基板間全面にわたって均一に熱硬化性樹脂を押し広げて充填させることができる。
【0054】
また、ジグザグ状のラインA2の各頂点に落滴するだけに限らず、直線部分に落滴してもよい。また、ジグザグ状に限らず、波状のラインに沿って落滴してもよく、この場合も連続する3点の樹脂部の成す角θは90℃<θ≦180゜の範囲に選ばれ、これによって気泡を発生させることなく基板間に樹脂を充填することができる。
【0055】
図7は、本発明の実施のさらに他の形態であるカラーEL表示装置の製造方法におけるEL素子21とカラーフィルタ基板22との貼り合わせ状態を示す断面図である。この実施形態では図1〜図5に示されるカラーEL表示装置の製造方法と貼り合わせ方法のみが異なり、それ以外の製造工程は同一であるので説明を省略する。
【0056】
本実施形態では、熱硬化性樹脂をEL素子基板24に凸状に3箇所に落滴するだけに限らず、カラーフィルタ基板22のカラーフィルタ32上にも同様に3箇所に落滴する。落滴箇所は、各基板22,24を貼り合わせる際に、凸状に落滴した各熱硬化性樹脂33の頂部が相互に接触する位置に落滴させる。このようにして樹脂部の頂部が相互に接触するように両基板22,24を密着させると、頂部を中心として樹脂が放射状に広がり、気泡を発生させずに基板間に樹脂を充填することができる。このように一対の樹脂が接触するように両基板22,24を貼り合わせることによって、充填量を同一として、一箇所あたりの落滴量を低減することができるので、落滴した樹脂が広がることなく凸状に好適に落滴させることができる。また、本実施形態において落滴位置は、直線状に落滴する場合に限らず、カラーフィルタ基板22およびEL素子基板24の双方にジグザグ形状に落滴し、落滴した各熱硬化性樹脂の頂部が相互に接触するようにカラーフィルタ基板22とEL素子基板24とを密着させてもよい。
【0057】
本発明の実施のさらに他の形態として、たとえば正方形状のカラーEL表示装置の製造方法において、EL素子基板24の中央部に1箇所に熱硬化性樹脂を落滴してカラーフィルタ基板とEL素子基板とを密着させてもよく、さらにカラーフィルタ基板22およびEL素子基板24の双方の中央部に熱硬化性樹脂を落滴させて各頂部が接触するように密着させるように製造してもよい。
【0058】
また上記した各実施形態では、光硬化性樹脂をカラーフィルタ基板22上に載せてその後、両基板22,24を密着させたが、本発明の実施のさらに他の形態として各基板22,24を密着させた後にEL素子基板24とカラーフィルタ基板22との間隙に光硬化性樹脂40を注入し、紫外線照射によって硬化させるように製造してもよい。また上述した各実施形態において、熱硬化性樹脂の落滴は1箇所当り1滴に限らず、1箇所に複数滴、落滴させて凸状に隆起させてもよい。これによって、充填量を増加させることが可能となる。
【0059】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、カラーフィルタ基板とEL素子基板の両基板間に熱硬化性樹脂を充填して加熱硬化させることによって接着強度の強いカラーEL表示装置を作成することができる。そして一方の基板に凸状に液状熱硬化性樹脂を落滴した後両基板を密着させることによって、基板間に気泡を発生させることなく、熱硬化性樹脂を充填することが可能となる。また、両基板を密着させたときにEL素子基板とカラーフィルタ基板との位置合わせをした状態で光硬化性樹脂に光を照射して両基板を仮固定するので、両基板の位置合わせを常温で行うことが可能となる。このような仮固定をしない場合には、熱硬化性樹脂を加熱硬化しながら両基板の位置合わせを行わなければならないといった問題が生じるが、このような問題が解消され、生産性が向上される。
【0065】
請求項2記載の本発明によれば、各基板にそれぞれ熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、両基板の樹脂部の頂点が相互に接触するように2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填することによって、好適に凸状に樹脂を落滴させて気泡の発生を防ぐことが可能となる。また、両基板を密着させたときにEL素子基板とカラーフィルタ基板との位置合わせをした状態で光硬化性樹脂に光を照射して両基板を仮固定するので、両基板の位置合わせを常温で行うことが可能となる。このような仮固定をしない場合には、熱硬化性樹脂を加熱硬化しながら両基板の位置合わせを行わなければならないといった問題が生じるが、このような問題が解消され、生産性が向上される。
【0066】
請求項3記載の本発明によれば、長方形状の基板であっても基板間全面にわたって樹脂を押し広げて充填することが可能となる。また、両基板を密着させたときにEL素子基板とカラーフィルタ基板との位置合わせをした状態で光硬化性樹脂の光を照射して両基板を仮固定するので、両基板の位置合わせを常温で行うことが可能となる。このような仮固定をしない場合には、熱硬化性樹脂を加熱硬化しながら両基板の位置合わせを行わなければならないといった問題が生じるが、このような問題が解消され、生産性が向上される。
【0067】
請求項4記載の本発明によれば、加熱時に2枚の基板が密着するように力を加えることによって基板間の樹脂を押し広げて基板間に薄く樹脂を充填することができ、接着層の厚さを薄くすることができる。これによって、視野角による色ずれの問題が生じないカラーEL表示装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるカラーEL表示装置の製造方法によって製造されたカラーEL表示装置20を示す断面図である。
【図2】カラーフィルタ基板22およびEL素子基板21を示す断面図である。
【図3】カラーフィルタ基板22とEL素子基板24との貼り合わせ時の状態を示す断面図である。
【図4】EL素子基板24への落滴状態を示す平面図である。
【図5】カラーEL表示装置20の加熱時の状態を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の他の形態のカラーEL表示装置の製造方法におけるEL素子基板24への熱硬化性樹脂33の落滴状態を示す平面図である。
【図7】本発明の実施のさらに他の形態のカラーEL表示装置の製造方法におけるカラーフィルタ基板22とEL素子基板24とを貼り合わせ時の状態を示す断面図である。
【図8】従来のカラーEL表示装置を示す断面図である。
【符号の説明】
20 カラーEL表示装置
21 EL素子
22 カラーフィルタ基板
23 EL素子部
24 EL素子基板
25 シール部
26 第1電極
27 第1絶縁膜
28 発光層
29 第2絶縁膜
30 第2電極
31 基板
32 カラーフィルタ
33 熱硬化性樹脂
40 光硬化性樹脂

Claims (4)

  1. 透光性を有するEL素子基板の一表面上に透光性を有する第1電極、EL発光層および第2電極が形成され、EL素子基板の他表面からEL光を出射するEL素子と、
    透光性を有する基板の一表面上にカラーフィルタが設けられるカラーフィルタ基板とを準備し、
    EL素子基板の他表面と、カラーフィルタ基板のカラーフィルタが設けられる側の表面との間に熱硬化性樹脂を充填し、その後熱硬化させて接着する製造方法であって、
    EL素子基板とカラーフィルタ基板とを接着する際に、一方の基板に液状熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填するとともに、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを位置合わせした状態で、カラーフィルタの設けられない部分で光硬化性樹脂によって両基板を固定し、その後加熱して熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着することを特徴とするカラーEL表示装置の製造方法。
  2. EL素子基板とカラーフィルタ基板とを接着する際に、各基板にそれぞれ熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、両基板の樹脂部の頂点が相互に接触するように2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填するとともに、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを位置合わせした状態でカラーフィルタが設けられない部分で光硬化性樹脂によって両基板を固定し、その後加熱して熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着することを特徴とする請求項1記載のカラーEL表示装置の製造方法。
  3. EL素子基板とカラーフィルタ基板とを接着する際に、一方の基板に、直線またはジグザグ形状に沿って複数箇所に熱硬化性樹脂を凸状に隆起するように落滴し、2枚の基板を密着させて熱硬化性樹脂を基板間に押し広げて充填するとともに、EL素子基板とカラーフィルタ基板とを位置合わせした状態でカラーフィルタの設けられない部分で光硬化性樹脂によって両基板を固定し、その後加熱することによって熱硬化性樹脂を硬化させて両基板を接着することを特徴とする請求項1記載のカラーEL表示装置の製造方法。
  4. 前記熱硬化性樹脂は、加熱すると常温時より粘性が低下する熱硬化性樹脂であり、
    基板を加熱するときに、基板間の樹脂が押し広げられるように基板に力を加えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のカラーEL表示装置の製造方法。
JP17757398A 1998-06-24 1998-06-24 カラーel表示装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3563964B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17757398A JP3563964B2 (ja) 1998-06-24 1998-06-24 カラーel表示装置の製造方法
US09/338,600 US6280559B1 (en) 1998-06-24 1999-06-23 Method of manufacturing color electroluminescent display apparatus and method of bonding light-transmitting substrates
US09/911,512 US6551440B2 (en) 1998-06-24 2001-07-25 Method of manufacturing color electroluminescent display apparatus and method of bonding light-transmitting substrates

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17757398A JP3563964B2 (ja) 1998-06-24 1998-06-24 カラーel表示装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000010506A JP2000010506A (ja) 2000-01-14
JP3563964B2 true JP3563964B2 (ja) 2004-09-08

Family

ID=16033341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17757398A Expired - Fee Related JP3563964B2 (ja) 1998-06-24 1998-06-24 カラーel表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3563964B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW494447B (en) 2000-02-01 2002-07-11 Semiconductor Energy Lab Semiconductor device and manufacturing method thereof
US7579203B2 (en) 2000-04-25 2009-08-25 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device
JP4766628B2 (ja) 2000-07-31 2011-09-07 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置および表示装置の製造方法
US6822391B2 (en) 2001-02-21 2004-11-23 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, electronic equipment, and method of manufacturing thereof
KR101055197B1 (ko) 2004-06-25 2011-08-08 엘지디스플레이 주식회사 전계 발광 소자 및 그 제조방법
JP4651429B2 (ja) * 2004-12-13 2011-03-16 三洋電機株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子の封止方法
TWI405496B (zh) * 2004-12-13 2013-08-11 Sanyo Electric Co 有機電場發光元件之封裝方法,及發光面板以及顯示面板之製造方法
JP4617959B2 (ja) * 2005-03-29 2011-01-26 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、画像印刷装置および画像読み取り装置
JP2007115654A (ja) * 2005-09-26 2007-05-10 Seiko Epson Corp 発光装置、その製造方法、及び電子機器
CN102596572B (zh) * 2009-11-05 2014-08-20 旭硝子株式会社 层叠体的制造方法
WO2014199565A1 (ja) * 2013-06-10 2014-12-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 有機エレクトロルミネッセンス発光装置及び照明器具
CN106164009A (zh) * 2014-09-30 2016-11-23 积水化学工业株式会社 夹层玻璃用中间膜、卷状体、夹层玻璃、夹层玻璃用中间膜的制造方法、以及卷状体的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000010506A (ja) 2000-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6551440B2 (en) Method of manufacturing color electroluminescent display apparatus and method of bonding light-transmitting substrates
JP3563964B2 (ja) カラーel表示装置の製造方法
US6624570B1 (en) Electroluminescent display device and method for its fabrication
US7821199B2 (en) Organic electroluminescent device and manufacturing method thereof
CN101287314B (zh) 显示装置及其制造方法
TWI338530B (en) Organic light emitting display and method of fabricating the same
US20110084290A1 (en) Organic el display and method for manufacturing same
JP6092714B2 (ja) 表示装置及びその製造方法
JPH11329717A (ja) カラーelパネル
JPH10162952A (ja) 薄膜elパネル及びその製造方法
JP6266974B2 (ja) 有機el表示装置及びその製造方法
JPH06160850A (ja) 液晶表示装置
CN112885823B (zh) 显示面板及其制备方法、显示装置
JPH0632298B2 (ja) 薄膜el表示装置
WO2020199272A1 (zh) 量子点柔性oled显示装置及制备方法
KR100671197B1 (ko) 평판표시장치와 이의 제조방법
JPH11283744A (ja) El表示パネルの製造方法
JPH11283739A (ja) El表示装置の製造方法
KR20160113463A (ko) 디스플레이 장치
KR101201305B1 (ko) 평판 표시 장치 및 이의 제조 방법
JP4378798B2 (ja) 平面表示素子
JP4037546B2 (ja) 透光性基板の接着方法
JP2009152085A (ja) 有機elディスプレイおよびその製造方法
JP2001100668A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置
JP2001022293A (ja) 平面表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090611

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100611

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110611

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120611

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees