JP3563903B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に代表されるような自動発着信機能を有する通信装置、特に、送信側装置にセットされた送信情報を受信側装置から発呼して取り出すことができるポーリング機能を有する通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ポーリング機能を有する通信装置の従来技術としては、例えば、特開平3−191667号公報に記載の「画像通信装置」や特開平4−119067号公報に記載の「リモートポーリング方式」等がある。
【0003】
特開平3−191667号公報に記載のものは、記憶装置内に格納されたデータを用いてポーリング要求を許可または禁止する制御部を備えることにより、データの機密性を損なうことなく適切にポーリング送受信を管理するようにしたものである。
【0004】
また、特開平4−119067号公報に記載のものは、外線に接続されたファクシミリ装置A局と内線に接続されたファクシミリ装置C局とを中継する中継局Bを設け、該中継局Bは、A局から独自モードでポーリング要求とC局の内線番号が送られてくると、C局とポーリング通信を行い、その後、C局から得た画情報をA局に送信することにより、ポーリングを可能にするようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のファクシミリ装置等においては、送信側ファクシミリ装置と受信側ファクシミリ装置が加入する回線の料金体系が異なる場合でも、それらの料金体系に拘わらず、通常は画情報が入力された発呼側が画情報をそのまま送信していた。また、ポーリング機能は、相手先が必要に応じて都合のよい時間に原稿を受信したい場合や相手先が回線使用料(通信料金)を負担すべき場合等のポーリング機能本来の目的にのみ使用されている。
【0006】
しかしながら、送信側と受信側で加入する回線の料金体系が異なる場合、受信側がポーリング受信を行った方が回線使用料が安価となる場合に使用者の不利益となることがあった。特に、同じ会社の本支店間等でファクシミリの送受信を頻繁に行う場合は、どちらが回線使用料を負担しても不都合が生じないため、できるだけ安価な回線使用料とすることが望まれる。
【0007】
そこで、本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、ポーリング機能を有効に利用して回線使用料(通信料金)の削減を図ることができる通信装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1に記載の発明は、ポーリング機能を有する通信装置において、自装置が加入する通信回線の料金体系と相手装置が加入する通信回線の料金体系を表す料金パラメータを記憶する料金パラメータ記憶手段と、情報送信時に、前記料金パラメータ記憶手段に記憶された料金パラメータに基づき、自装置から相手装置に送信する場合の通信料金と、相手装置にポーリング要求を行って相手装置が自装置からポーリング受信する場合の通信料金とを演算する通信料金演算手段と、前記通信料金演算手段による演算結果に基づき、ポーリング機能を用いた場合と用いない場合の優位性を判定し、より優位な機能を選択する優位性判定手段とを備え、ポーリング機能を用いる場合は、自装置側のIDコードを所定の通信プロトコルを用いて相手装置に送信するようにしたものである。これにより、情報の送り手側の通信装置が持つ料金パラメータに基づき、自装置側から通常送信した場合と相手装置側からポーリング受信した場合のそれぞれのトータル料金を比較して優位な方を選択し、情報の受け手側がポーリング受信した方が回線利用料(通信料金)が有利な時は、情報の受信側に対して送信側がポーリング要求のメッセージを伝えて回線を切断する。その後、受信側からポーリング発呼し情報を受信することで、回線使用料の削減を図ることができる。そして、自装置側のIDコードを送出することにより、受信側が不正に利用されるのを防ぐようにする。
【0009】
さらに、請求項2に記載の発明は、前記請求項1記載の通信装置において、送信する情報を蓄積する情報蓄積手段を有し、前記通信料金演算手段は、情報蓄積手段に蓄積された送信情報量を加味した通信料金を演算するようにしたものである。このように、情報蓄積手段を使用して、蓄積された送信情報量によって正確な通信料金を把握することにより、より一層の回線使用料の節約が図れる。
【0011】
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2記載の通信装置において、相手装置側のIDコードが予め登録されている場合に、前記ポーリング機能を実行するようにしたものである。このように、相手装置側のIDコードが予め登録されている場合のみポーリング要求を行うことにより、不本意な相手にポーリング要求がなされるのを防ぐようにする。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置において、前記優位性判定手段がポーリング機能を選択した場合であっても、ポーリング要求が相手装置から拒否された場合には続行して情報の通常送信を行うようにしたものである。このように、相手先からポーリング要求が拒否された時には続行して通常送信を行うことにより、ポーリング要求が成立しなかった場合でも、その通信料金を無駄にしないようにする。
【0013】
一方、請求項5に記載の発明は、前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置において、相手装置からの着呼があると、自装置側のIDコードとポーリング受信可能であることを所定の通信プロトコルを用いて相手装置に送信するようにしたものである。これにより、上記のような機能を有する装置からポーリング要求を行えるので、送受信のいずれの場合でも通信料金を削減することができる。
【0014】
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の通信装置において、相手装置からのポーリング要求を受けても、相手装置側からのIDコードが自装置側に登録されていない場合は、所定の通信プロトコルを用いて相手装置からのポーリング要求を拒否するようにしたものである。このように、相手装置側のIDコードが自装置に登録されていないとポーリング要求を受け付けないので、不正にポーリング要求が行われない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本願の各発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本願の各発明に係る通信装置の実施形態であるファクシミリ装置の全体構成例を示すブロック図である。
【0017】
図において、1は装置各部の制御処理、及びファクシミリ伝送制御手順の処理を行うシステム制御部で、CPU(中央処理装置)等によって構成されており、本願に係わるポーリング機能及び通信料金演算手段や優位性判定手段も当該システム制御部1により実現される。2はシステム制御部1が実行する制御処理プログラム及び当該制御処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御部1のワークエリアを構成するシステムメモリ、3は本ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのパラメータメモリであり、本願発明に係わる料金パラメータを記憶する料金パラメータ記憶手段も当該パラメータメモリ3により実現されている。
【0018】
4は所定の解像度で原稿を走査して画像を読み取り、この読取り画像に所定の各種画像処理を施すスキャナ、5は他のファクシミリ装置から受信した画像データや前記スキャナ4で読み取られた画像データを所定の解像度で記録するプロッタ、6は前記スキャナ4で読み取られた画像データやプロッタ5に出力するための画像データを一時記憶するためのバッファメモリ、7は増設メモリ等のICカードを装着するためのICカードスロット、8は本装置を操作するための操作表示部で、各種操作キーや各種表示器から成る。
【0019】
9は読み取った画像データを符号化圧縮したり、符号化圧縮されている画像データを元の画像データに復号化再生するデータ圧縮再生部(DCR)、10は符号化圧縮された状態の画情報を一時蓄積するための画情報蓄積部(SAF)、11はG3ファクシミリ装置のモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやり取りするための低速モデム機能(V.21モデム)、および主に画像データをやり取りするための高速モデム機能(V.29モデム、V.27terモデム)を備えたモデム、12は本ファクシミリ装置を公衆回線に接続するためのもので、自動発着信機能を備えた網制御部(NCU)である。
【0020】
これらのシステム制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、バッファメモリ6、ICカードスロット7、操作表示部8、データ圧縮再生部9、画情報蓄積部10、モデム11、および網制御部12はシステムバス13に接続されており、これらの各要素間でのデータのやり取りは主として当該システムバス13を介して行われるが、モデム11と網制御部12との間のデータのやり取りは直接行われている。
【0021】
次に、上記実施形態のファクシミリ装置の本願発明に係る動作について、図2〜図5を参照しながら説明する。なお、図2は送信側ファクシミリ装置の動作フローチャート、図3は受信側ファクシミリ装置の動作フローチャート、図4は本実施形態においてポーリング要求を行ったときの通信手順の一例を示す図、図5は同じくポーリング要求を行ったときに受信側でIDコードが拒否された時の通信手順の一例を示す図である。
【0022】
さて、送信側ファクシミリ装置において、オペレータが送信原稿を装置にセットし、相手先FAX番号やポーリング要求等の指示を入力して、スタートボタンを押すことにより送信要求を行うと、セットされた送信原稿がスキャナ4により読み込まれ、読み込まれた画像データはバッファメモリ6を介してデータ圧縮再生部9により符号化圧縮されて、画情報蓄積部10に蓄積される(図2の判断101のYES→処理102)。
【0023】
そして、入力された相手先FAX番号に自動ダイヤルして発呼を行う(処理103)。このとき、図4、図5に示すように、送信側からは、呼び出し信号であるRING(リンギング)信号が受信側に送られ、受信側ではリンギング検出により回線の極性を反転し、この極性反転を送信側で検出することにより、送信側と受信側の回線が接続される。その後、送信側からは、自局がファクシミリで自動発信していることを受信側に知らせるCNG信号が送信され、受信側からは、自局がファクシミリで受信状態になったことを送信側に知らせるCED信号が送信される。
【0024】
送信側ファクシミリ装置は、上記発呼処理の後に、オペレータによりポーリング要求の指示があったか否かを確認する(図2の判断104)。なお、送信毎にオペレータがポーリング要求指示を行うかはこの限りではなく、デフォルトでイネーブルとされていてもよい。ポーリング要求の指示があれば(又はデフォルト状態のままであれば)、パラメータメモリ3に記憶された自装置及び相手装置側の料金パラメータと、画情報蓄積部10に蓄積された送信画情報量とに基づき、自装置から相手装置に通常送信する場合の通信料金と、相手装置にポーリング要求を行って相手装置が自装置からポーリング受信する場合の通信料金とを演算する(図2の判断104のYES→処理105)。すなわち、通常の送信を行った場合の料金と、ポーリング要求指示の最低1通話料金に相手先からのポーリング受信による相手先の負担分を加えたポーリングに要するトータル料金を演算する。
【0025】
そして、演算して得られた通常送信料金とポーリングトータル料金とを比較して、ポーリングの優位性(すなわち、通常送信料金>ポーリングトータル料金)を判断する(図2の判断106)。ここで、ポーリングの優位性がないと判断された場合、または前記判断104でポーリング要求指示がなかった場合は、処理115に移行して通常の送信処理を実行する。一方、ポーリングの優位性が確認されれば、次の処理107に進む。
【0026】
また、相手装置(受信側ファクシミリ装置)では、図3に示すように、着呼があると、受信時に送信側へ自機の機能を知らせる非標準機能信号であるNSF信号を送信する(判断201のYES→処理202)。ここで、本機能(ポーリング機能)の受信能力、IDコードの宣言を行う。
【0027】
送信側ファクシミリ装置では、この相手装置からのNSF信号を受信する(図2の処理107)。上述したように、この情報内には、本機能の受信能力及び相手先のIDコードが宣言されている。
【0028】
送信側ファクシミリ装置は、相手装置からのNSF信号を受信すると、本機能の能力が宣言されているかを判断し、宣言されていれば、さらに、相手先のIDコードが自装置側のパラメータに登録されているか否を確認する(図2の判断108のYES→判断109)。相手先IDコードが登録されていない時、又は前記判断108で本機能が宣言されいない時は、処理115に移行して通常の送信処理を実行する。
【0029】
一方、相手先IDコードが登録されておれば、送信時に受信側へどのような送信条件で送信するかを知らせる非標準機能設定信号であるNSS信号を送信する(図2の判断109のYES→処理110)。このNSS信号の中に、本機能の能力、ポーリングの要求、自装置のIDコードが宣言されている。なお、NSS信号の中身は任意なので、ポーリング内容として、自機のFAX番号、ポーリングファイルNo.等を含ませてよい。この後、再びNSF信号を受信しなければ、図4に示すように、設定したモデム速度でトレーニングを行って、相手装置からのトレーニングチェックTCF信号が来るのを待つ(判断111のNO→判断112のNO→処理110のループ)。
【0030】
受信側ファクシミリ装置では、前記NSF送信処理の後に、上記送信側からのNSS信号を受信し、相手装置からの本機能の能力の宣言、ポーリング要求、IDコード、FAX番号、ポーリングファイルNo.等を受け取る(図3の処理202→処理203)。そして、まず、NSSで本機能が宣言されているか否かを判断し、宣言されていれば、さらにポーリング要求がなされているか否かを判断する(判断204のYES→判断205)。ここで、ポーリング要求がなされていないか、または前記判断204で本機能の宣言がなされていない場合は、処理210に移行して通常の受信処理を実行する。
【0031】
一方、ポーリング要求がなされておれば、さらに、自機に登録されているポーリング認可IDコードと受信したIDコードが一致するか否かを判断する(図3の判断205のYES→判断206)。ここで、IDコードが一致しておれば、モデムトレーニングが成功したことを送信側に知らせる応答信号であるCFR信号を返し、送信側からの要求に対する肯定応答とする(処理207)。
【0032】
送信側ファクシミリ装置では、受信側からのCFR信号を受け取った場合、受信側がポーリング要求を受けたものとして、回線を切ることを知らせるDCN信号を送信して、回線を切断する(図2の判断112のYES→処理113→処理114)。後は、従来からのポーリング機能と同様に、相手先からの送信の指示がくるのを待ち、相手から送信の指示があると自動的に画情報蓄積部10に蓄積されている画情報を送信する。
【0033】
受信側ファクシミリ装置も、送信側からのDCN信号を受信すると、回線を切断する(図3の処理208→処理209)。後は、従来からのポーリング機能と同様に、受信側からダイヤルして送信を指示し、送信側の画情報蓄積部10に蓄積されている画情報を受信する。
【0034】
以上のように、送信側ファクシミリ装置が持つ料金パラメータに基づき、自装置側から通常送信した場合と相手装置側からポーリング受信した場合のそれぞれのトータル料金を比較して優位な方を選択し、相手装置側がポーリング受信した方が回線利用料(通信料金)が有利な時は、受信側に対して送信側がポーリング要求のメッセージを伝えて回線を切断し、その後、受信側からポーリング発呼し情報を受信することで、全体としての回線使用料の削減を図ることができる。
【0035】
また、画情報蓄積部10を使用して、蓄積された送信画情報量によって正確な通信料金を把握することにより、より一層の回線使用料の節約が図れる。
【0036】
また、送信側ファクシミリ装置は受信側のIDコードが予め登録されている場合のみポーリング要求を行うことにより、不本意な相手にポーリング要求がなされるのを防ぐことができる。
【0037】
一方、受信側ファクシミリ装置において、図3の前記判断206で、相手装置(送信側ファクシミリ装置)からのIDコードが自装置に登録されていない場合は、図5に示すように、再びNSF信号により本機能の非宣言を行う(図3の判断206のNO→処理202)。
【0038】
送信側ファクシミリ装置では、図2の処理110でNSS送信を行った後に、相手装置より再びNSF信号の受信を行ったかを確認している(判断111)。ここで、NSF受信を行い、本機能の非宣言が行われていた場合、自装置側のIDコードが拒否されたものとして、NSS信号で本機能の非宣言を行い(判断111のYES→処理116)、処理115に移行して通常の送信処理を実行する。
【0039】
受信側ファクシミリ装置では、前記処理202のNSF送信により本機能の非宣言を行った後、NSSを受信すると、送信側の本機能の非宣言を確認し(処理203→判断204のNO)、処理210に移行して通常の受信処理を実行する。
【0040】
すなわち、前記図4に示したように受信側からのCFR信号の後に回線切断を行うのではなく、図5に示すように、受信側からのCFR信号に継続して、送信側から再トレーニング(リトレーニング)を行って、画情報蓄積部10に蓄積された画情報を送信する。画情報の送信終了後は、画情報の終了を受信側に通知するためのEOP信号を送信する。受信側は画情報が正常に受信できたら、その旨を示す応答信号であるMCF信号を送信する。そして、送信側からのDCN信号の発信によって回線切断をそれぞれ行う。
【0041】
以上のように、送信側のIDコードを受信側に送信することにより、受信側が不正に利用されることを防ぐことができ、送信側のIDコードが受信側に登録されていないとポーリング要求を受け付けないので、不正にポーリング要求が行われることがなくなる。
【0042】
また、相手先からポーリング要求が拒否された時には続行して通常送信を行うことにより、ポーリング要求が成立しなかった場合でも、その通信料金を無駄にすることがなくなる。
【0043】
なお、上記実施形態においては、本願発明をファクシミリ装置に適用した場合について説明したが、ポーリング機能を有する通信装置であれば、例えば電子メール装置などにも適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本願の請求項1記載の発明によれば、ポーリング機能を有する通信装置において、自装置が加入する通信回線の料金体系と相手装置が加入する通信回線の料金体系を表す料金パラメータを記憶する料金パラメータ記憶手段と、情報送信時に、前記料金パラメータ記憶手段に記憶された料金パラメータに基づき、自装置から相手装置に送信する場合の通信料金と、相手装置にポーリング要求を行って相手装置が自装置からポーリング受信する場合の通信料金とを演算する通信料金演算手段と、前記通信料金演算手段による演算結果に基づき、ポーリング機能を用いた場合と用いない場合の優位性を判定し、より優位な機能を選択する優位性判定手段とを備えたことにより、自装置側から送信した場合と相手装置側からポーリング受信した場合のそれぞれのトータル料金を比較して優位な方を選択できるので、全体としての通信料金の削減効果が期待できる。そして、ポーリング機能を用いる場合は、自装置側のIDコードを所定の通信プロトコルを用いて相手装置に送信するようにしたので、前記効果に加えて、受信側が不正に利用されるのを防ぐ効果が期待できる。
【0045】
さらに、請求項2記載の発明によれば、前記請求項1記載の通信装置において、送信する情報を蓄積する情報蓄積手段を有し、前記通信料金演算手段は、情報蓄積手段に蓄積された送信情報量を加味した通信料金を演算するようにしたので送信情報量によって正確な通信料金が容易に類推でき、より一層の節約効果が期待できる。
【0047】
また、請求項3記載の発明によれば、前記請求項1又は請求項2記載の通信装置において、相手装置側のIDコードが予め登録されている場合に、前記ポーリング機能を実行するようにしたので、請求項1又は請求項2の効果に加えて、相手装置側のIDコードが予め登録されている場合のみポーリング要求が行われるため、不本意な相手にポーリング要求が行われるのを防ぐ効果がある。
【0048】
また、請求項4記載の発明によれば、前記請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置において、前記優位性判定手段がポーリング機能を選択した場合であっても、ポーリング要求が相手装置から拒否された場合には続行して情報の通常送信を行うようにしたので、請求項1ないし請求項3の効果に加えて、相手先からIDコードが拒否された時に続行して画情報を送信できるため、ポーリング要求が成立しなかった場合でも、その通信料金を無駄にすることがなくなる。
【0049】
一方、請求項5記載の発明によれば、前記請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置において、相手装置からの着呼があると、自装置側のIDコードとポーリング受信可能であることを所定の通信プロトコルを用いて相手装置に送信するようにしたので、請求項1ないし請求項4の効果に加えて、上述したような機能を有する通信装置からポーリング要求を行えるので、送受信のいずれの場合であっても通信料金の削減効果が期待できる。
【0050】
また、請求項6記載の発明によれば、前記請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の通信装置において、相手装置からのポーリング要求を受けても、相手装置側からのIDコードが自装置側に登録されていない場合は、所定の通信プロトコルを用いて相手装置からのポーリング要求を拒否するようにしたので、請求項1ないし請求項5の効果に加えて、相手装置側のIDコードが自装置に登録されていないとポーリング要求を受け付けないため、不正にポーリング要求が行われることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるファクシミリ装置の全体構成例を示すブロック図。
【図2】上記実施形態における送信側ファクシミリ装置の動作フローチャート。
【図3】同じく、受信側ファクシミリ装置の動作フローチャート。
【図4】本実施形態においてポーリング要求を行ったときの通信手順の一例を示す図。
【図5】同じくポーリング要求を行ったときに受信側でIDコードが拒否された時の通信手順の一例を示す図。
【符号の説明】
1 システム制御部
2 システムメモリ
3 パラメータメモリ
4 スキャナ
5 プロッタ
6 バッファメモリ
7 ICカードスロット
8 操作表示部
9 データ圧縮再生部
10 画情報蓄積部
11 モデム
12 網制御部
Claims (6)
- ポーリング機能を有する通信装置において、
自装置が加入する通信回線の料金体系と相手装置が加入する通信回線の料金体系を表す料金パラメータを記憶する料金パラメータ記憶手段と、
情報送信時に、前記料金パラメータ記憶手段に記憶された料金パラメータに基づき、自装置から相手装置に送信する場合の通信料金と、相手装置にポーリング要求を行って相手装置が自装置からポーリング受信する場合の通信料金とを演算する通信料金演算手段と、
前記通信料金演算手段による演算結果に基づき、ポーリング機能を用いた場合と用いない場合の優位性を判定し、より優位な機能を選択する優位性判定手段とを備え、
ポーリング機能を用いる場合は、自装置側のIDコードを所定の通信プロトコルを用いて相手装置に送信することを特徴とする通信装置。 - 送信する情報を蓄積する情報蓄積手段を有し、
前記通信料金演算手段は、情報蓄積手段に蓄積された送信情報量を加味した通信料金を演算することを特徴とする請求項1記載の通信装置。 - 相手装置側のIDコードが予め登録されている場合に、前記ポーリング機能を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信装置。
- 前記優位性判定手段がポーリング機能を選択した場合であっても、ポーリング要求が相手装置から拒否された場合には続行して情報の通常送信を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の通信装置。
- 相手装置からの着呼があると、自装置側のIDコードとポーリング受信可能であることを所定の通信プロトコルを用いて相手装置に送信することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の通信装置。
- 相手装置からのポーリング要求を受けても、相手装置側からのIDコードが自装置側に登録されていない場合は、所定の通信プロトコルを用いて相手装置からのポーリング要求を拒否することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の通信装置。
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