JP3563849B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体装置及びその製造方法に係わり、特に、シリサイドを有する抵抗素子を備えた半導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリサイドを有する抵抗素子を備えた半導体装置について、その製造方法、例えば特開平2−299261号公報に示された方法、について図28ないし図32に従って説明する。
【0003】
まず、図28に示すように、P型シリコン基板101の一主面にイオン注入によりN型埋め込み層102となる不純物拡散層103を形成する。
【0004】
次に、図29に示すように、上記P型シリコン基板101上に化学的気相成長法によりP型エピタキシャル層104を形成する。
その後、熱処理を行い、不純物拡散層103中に含まれる不純物を拡散することにより、埋め込み層102を形成する。
【0005】
更に、図30に示すように、エピタキシャル層104の表面の抵抗素子の端子となる部分105を囲むように素子分離膜106を形成する。
【0006】
次に、図31に示すように、端子となる部分105とN型埋め込み層102とを電気的に接続するN型不純物拡散層107をイオン注入及び熱拡散を行うことによりエピタキシャル層104内部に形成する。
【0007】
次に、図32に示すように、エピタキシャル層104の表面の素子分離膜106以外の部分にシリサイド108をチタンとの反応を起こすことで形成し、抵抗素子の端子109を形成する。
【0008】
上記ように製造された抵抗素子110を備えた半導体装置においては、その形成工程において、N型埋め込み層102となる不純物領域103上にエピタキシャル層104を形成しているので、抵抗素子110中の不適当な部分にシリサイド108が形成されない。
【0009】
叉、本発明の属する技術分野における従来技術としては、例えば特表平4−37163公報に示された半導体装置がある。
この公報に示される半導体装置においては、その形成工程において、端子以外の表面上に絶縁層を介して多結晶シリコンが形成されているので、工程数が増すことなしに端子以外の表面上にシリサイドが形成されない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来の半導体装置においては、その形成工程において、P型シリコン基板上にエピタキシャル層を形成しなければならないという問題があった。叉、多結晶シリコン表面及び端子となる表面上に形成されたシリサイドがはい上がりにより相互に接触するため、端子間の短絡が起きるという問題があった。叉、シリサイドは端子となる部分のみに形成され、実質的に、他の部分には形成されてはならないという制約もあった。
【0011】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、エピタキシャル層を形成することなしに、抵抗素子の不適当な部分にシリサイドが形成されないという効果を有する半導体装置およびその製造方法を得ることである。叉、第2の目的は、工程数が増すことなしに、不必要な部分にシリサイドが形成されない抵抗素子を形成することができ、かつ、シリサイドのはい上がりによる端子間の短絡を起こさないという効果を有する半導体装置およびその製造方法を得ることである。叉、第3の目的は、抵抗素子が端子以外の部分にシリサイドを有する場合においても抵抗素子として使用できるという効果を有する半導体装置およびその製造方法を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る半導体装置は、半導体基板の一主面から不純物を導入して形成され、上記一主面に露出して絶縁膜で囲まれた一対の第1露出面に、それぞれ端子となるシリサイドが形成された第1導電型の抵抗領域と、上記半導体基板の一主面から不純物を導入し、上記抵抗領域に接合面を介して接合するように形成され、上記一対の第1露出面の間で上記一主面に露出する第2露出面を有する第2導電型の不純物領域とを備え、上記第2露出面にもシリサイドが形成され、また上記不純物領域の少なくとも一部は上記抵抗領域に突出して形成されているものである。
【0014】
また、半導体基板の一主面から不純物を導入して形成され、上記一主面に露出する露出領域の端部に、端子となるシリサイドが形成された抵抗領域と、上記露出領域の端部間の露出面上に絶縁膜を介し、互いに隙間をおいて形成された複数の導電層とを備え、上記複数の導電層は、上記隙間を通ってイオンが注入されることにより、上記半導体基板の一主面に上記抵抗領域が形成されるような形状に形成されているものである。
【0015】
また、複数の導電層の側面に、隙間から露出面が露出しないようにサイドウオールを形成したものである。
【0016】
また、半導体基板の一主面に形成された複数の溝の側面と底面に接し、また上記各溝の間で上記一主面に露出する複数の露出面に接して延長された抵抗素子と、上記複数の露出面に形成された複数のシリサイドとを備えたものである。
【0017】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の一主面に露出する複数の露出面を囲む形状に絶縁膜を形成する工程と、上記半導体基板の一主面に、上記複数の露出面から、第1の導電型を呈するための不純物を導入することにより第1導電型の抵抗領域を形成する工程と、上記複数の露出面の中の、一対の端子を形成するための第1露出面からの不純物の導入をマスクした状態で、上記半導体基板の一主面に、上記第1露出面間の第2露出面から、不純物を導入することにより第2導電型の不純物領域を形成する工程と、上記第1露出面および第2露出面にシリサイドを形成し、上記第1露出面上に上記一対の端子を得る工程と、上記第2露出面から第2導電形を呈するための不純物を導入することにより、上記抵抗領域内に突出した部分を上記不純物領域に形成する工程とを具備するものである。
【0020】
また、半導体基板の一主面上に露出する露出領域に、絶縁膜を介し、互いに隙間をおいて複数の導電層を形成する工程と、上記隙間を通って上記露出領域に不純物を導入抵抗領域を形成する工程と、上記複数の各導電層の側面に絶縁性を有するサイドウォールを形成する工程と、上記複数の導電層と上記サイドウォールとで覆われている部分の両側における上記露出領域の端部にシリサイドを形成し、併せて上記各導電層の上にシリサイドを形成する工程とを具備するものである。
【0021】
また、半導体基板の一主面に複数の溝を形成する工程と、上記複数の溝の側面と底面に接し、また上記各溝の間で上記一主面の露出する複数の露出面に接して延長されるように、不純物を導入することにより抵抗素子を形成する工程と、
上記複数の各溝に絶縁体を埋め込む工程と、上記露出面に上記溝を挟むようにシリサイドを形成する工程とを具備するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下に、この発明の実施の形態1について図1ないし図6に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1を示す要部断面図であり、図1において、1はP型のシリコン基板からなる半導体基板、2はこの半導体基板1の一主面に形成されるP型ウェル、3は上記半導体基板1の一主面に形成され、素子間を電気的に分離するための分離酸化膜からなる分離絶縁膜であり、3aは分離絶縁膜3の形成工程において同時に形成される分離絶縁膜である。
【0023】
4は上記半導体基板1の一主面に形成され、周囲をP型ウェル2に囲まれているN型不純物拡散層からなる抵抗領域であり、5は抵抗領域4の露出面に形成されたシリサイドからなる端子6a、6bと接する位置に形成された、N型不純物を高濃度に含む抵抗領域4の高濃度部であり、この端子6a、6bはそれぞれ分離絶縁膜3、3aに囲まれている。また、7は上記半導体基板1の一主面に形成され、端子6a、6b間において抵抗領域4と接合面を有する不純物領域であり、6cは分離絶縁膜3aに囲まれた不純物領域7の露出面に形成されたシリサイドである。
【0024】
8は上記半導体基板1上に形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜であり、9はこのゲート絶縁膜8上に形成されたポリシリコンからなるゲート電極であり、その上面6dにはシリサイドが形成されており、10は上記ゲート絶縁膜8及びゲート電極9の両側面にそれぞれ形成されたTEOS膜からなるサイドウォールである。
【0025】
11aは上記半導体基板1の一主面に形成された低濃度のN型不純物領域からなり、上記ゲート電極9の下及びその近傍に位置するソース/ドレイン領域の低濃度部であり、11bは半導体基板1の一主面に形成された高濃度のN型不純物領域からなり、上記低濃度部11aの外側に位置するソース/ドレイン領域の高濃度部であり、その露出面にはシリサイド6e、6fが形成されている。
ここで、12は抵抗領域4及び不純物領域7等からなる抵抗素子であり、13はソース/ドレイン領域11a、11b及びゲート電極9等からなるN型MOSトランジスタである。
【0026】
つぎに、このように構成された半導体装置の製造方法について図2ないし図6を用いて説明する。図2ないし図6は本実施の形態1を示す半導体装置を工程順に示したものである。
まず図2に示されるように、P型の半導体基板1の一主面にPウェル2及び分離絶縁膜3を形成する。この場合、後に不純物領域7の露出面の周囲を囲むこととなる分離絶縁膜3aを形成する。この半導体基板1上にレジスト14を塗布後、分離絶縁膜3a以外の分離絶縁膜3上にエッジがくるようにレジスト14のパターニングを行い、このレジスト14をマスクとしてひ素イオンなどのN型不純物をイオン注入して抵抗領域4を形成する。
【0027】
具体的には、例えば、ヒ素イオンを打ち込み、レジスト14の除去後熱処理を行い、抵抗領域4を形成する。
ここで、例えば、半導体装置がCMOS構造をとる場合においては、上記N型不純物イオンの注入によりN型ウェルの形成を同時に行っても良い。
【0028】
次に、図3に示すように、半導体基板1上に熱処理によりゲート絶縁膜8を形成し、その上にゲート電極9となるポリシリコンを成膜し、パターニングによりゲート電極9を形成し、このゲート電極9をマスクとしてN型不純物を注入し、ソース/ドレイン領域の低濃度部分11aを形成し、その後、半導体基板1の一主面上にサイドウォール10となるTEOS膜からなる絶縁膜15を成膜する。
【0029】
次に図4に示すように、絶縁膜15を異方性エッチングすることによりサイドウォール10を形成する。このサイドウォール10、ゲート電極9、分離酸化膜3、及び、分離絶縁膜3a上にエッジがかかるように形成されたレジスト16をマスクとしてひ素イオンなどのN型の不純物イオンを注入し、ソース/ドレイン領域の高濃度部11bおよび抵抗領域の高濃度部5を形成する。
【0030】
ここで、例えば、半導体装置がCMOS構造をとる場合においては、上記レジスト16のパターニングは、P型のMOSトランジスタ及びP型の抵抗素子へのイオン注入の阻止に用いられるレジストのパターニングと同時に行っても良い。
【0031】
次に図5に示すように、上記レジスト16を除去し、不純物領域7が形成される領域を除く半導体基板1の一主面上にレジスト17をエッジが分離絶縁膜3aにかかるようにパターニングし、これをマスクとしてP型の不純物イオンを注入し不純物領域7を形成する。
ここで、例えば、半導体装置がCMOS構造をとる場合においては、上記P型の不純物イオンの注入は、P型のMOSトランジスタのソース/ドレイン領域の高濃度部及びP型の抵抗素子の高濃度部の形成に用いられるP型不純物イオンの注入と同時に行っても良い。
【0032】
次に図6に示すように、上記レジスト17を除去し、ゲート電極9のポリシリコンを含むシリコンの露出面6上にチタン等の高融点金属を成膜し、熱処理する事によりシリサイドを形成する。
【0033】
このように構成された半導体装置においては、抵抗領域4の1対の端子6a、6b間において、抵抗領域4との接合面を有する不純物領域7を形成したので、エピタキシャル層を形成することなしに、抵抗素子12の不適当な部分にシリサイドが形成されずに抵抗領域4を形成することが可能となる。
また、本実施の形態1においては、P型を示す部分をN型に、N型を示す部分をP型に、それぞれ反対の極性を示すように変えても良く、この場合においても、上記と同様の効果を得ることが可能となる。
【0034】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2を示すものであり、上記した実施の形態1に対して、以下に示す点で相違するだけであり、他の点については上記した実施の形態1と同様である。
具体的には、18は抵抗領域4の端子6a、6b上に形成されるコンタクトホール19a、19b及びソース/ドレイン領域11上に形成されるコンタクトホール19e、19fを有する層間絶縁層であり、20a、20b、20e、20fは上記コンタクトホール19a、19b、19e、19f内及び上記層間絶縁膜18上に形成された配線であり、端子6a、6b及びソース/ドレイン領域11にそれぞれ電気的に接続されており、20cは不純物領域7上に形成されたシールド用導電膜であり、上記配線20a、20bを形成する金属膜と同じ工程でパターニングされたものである。
【0035】
本実施の形態2においては、図7に示すように、不純物領域7をフローティング状態にされており、配線用の金属膜からなるシールド用導電膜20cでシールドされているので、上記抵抗領域4と不純物領域7のPN接合は寄生容量を持たず、この抵抗素子4を含む抵抗素子12aを備えた半導体装置の動作を高速にすることが可能となる。また、この場合にも、実施の形態1と同様の効果を得られることとなる。
叉、本実施の形態2においては、シールド用導電膜20cを配線20a、20bと同じ金属膜で形成しているが、このシールド用導電膜20cは配線用の金属膜と同じか、それよりも下層の導電膜であれば良く、その場合においても、上記と同様の効果を得ることができる。
【0036】
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3を示すものであり、上記した実施の形態1に対して以下に示す点で相違するだけであり、その他の点については上記した実施の形態1と同様である。
具体的には、18は抵抗領域4の端子6a、6b及び不純物領域7の露出面に形成されたシリサイド6c上に形成されるコンタクトホール19a、19b、19g、並びに、ソース/ドレイン領域11上に形成されるコンタクトホール19e、19fを有する層間絶縁層であり、20a、20b、20g、20e、20fは上記コンタクトホール19a、19b、19g、19e、19f内及び上記層間絶縁膜18上に形成された配線であり、端子6a、6b、6c及びソース/ドレイン領域11にそれぞれ電気的に接続されており、かつ、配線20gには常にPN接合が順バイアスにならないような電位が印加されている。
【0037】
本実施の形態3においては、図8に示すように、不純物領域7に配線20gを介してP型の不純物領域7とN型の抵抗領域4とのPN接合が順バイアスにならないような電位を印加し、常にバイアス固定しているので、上記不純物領域7と抵抗領域4のPN接合に寄生容量が発生することとなり、この部分が容量素子として働くので、素子12bは全体として抵抗素子と容量素子を並列につないだ場合と同様の振る舞いをし、ローパスフィルタ等として利用することが可能となる。また、この場合にも、実施の形態1と同様の効果を得られることとなる。
【0038】
また、本実施の形態3においては、P型を示す部分をN型に、N型を示す部分をP型に、それぞれ反対の極性を示すように変え、かつ、配線20gには常に正の電位が印加しても良く、この場合においても、上記と同様の効果を得ることが可能となる。また、この場合にも、実施の形態1と同様の効果を得られることとなる。
【0039】
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4を示すものであり、上記した実施の形態3に対して以下に示す点で相違するだけであり、その他の点については上記した実施の形態3と同様である。
【0040】
具体的には、6aは抵抗領域4の露出面にシリサイドを形成した1対の端子の一方の端子であり、6gは抵抗領域4の露出面及び不純物領域7の露出面にシリサイドを形成したものであり、抵抗領域4の1対の端子の他方の端子である。18は抵抗領域4の端子6a、6g上に形成されるコンタクトホール19a、19h及びソース/ドレイン領域11上に形成されるコンタクトホール19e、19fを有する層間絶縁層であり、20a、20h、20e、20fは上記コンタクトホール19a、19h,19e、19f内及び上記層間絶縁膜18上に形成された配線であり、端子6a、6g及びソース/ドレイン領域11にそれぞれ電気的に接続されている。ここで、配線20aは常に配線20hより高電位になるように電位が印加されており、そのため素子12cに印加されるバイアスの方向は常に一定である。
【0041】
本実施の形態4においては、素子12cに印加するバイアスの方向を常に一定にしているので、つまり、抵抗領域4の高濃度部5b及び不純物領域7には配線20hより常に負の電位が印加されているので、上記実施の形態3と比較して、不純物領域7と抵抗領域4の間の分離酸化膜3aを取り除いて、2つの領域のそれぞれに接続していた配線20b、20gを1つの配線20hにしても良く、素子12cの面積を小さくすることができる。また、この場合にも、実施の形態3と同様の効果を得られることとなる。
【0042】
叉、図10に示すように、抵抗領域4の一方の端子6bと不純物領域7の露出面に形成されたシリサイド6cを、例えばTiNからなる導電層21を用いて電気的に接続し、上記と同様に、配線20aには常に正の電位、配線20bには常に負の電位が印加しても良く、この場合にも、上記と同様の効果を得ることができる。
【0043】
実施の形態5.
以下に、この発明の実施の形態5について図11及び図12に基づいて説明する。図11はこの発明の実施の形態5を示す要部断面図であり、図1にて示した実施の形態1に対し、不純物領域7の一部22が抵抗領域4内に突出して形成されている点について相違するだけであり、その他の点については上記した実施の形態1と同様である。
【0044】
次に、このように構成された半導体装置の製造方法について図12に基づいて説明する。図12はこの発明の実施の形態5を示す半導体装置の製造工程を示したものである。
本実施の形態5においても、シリコンの露出面6にシリサイドを形成する工程までは、図2ないし図6にて示した実施の形態1の工程と同様である。
上記シリサイド形成後、図12に示すように、半導体基板1の一主面上に、不純物領域7が開口するコンタクトホール23を有する層間絶縁膜24を形成し、このコンタクトホール23を通してP型の不純物イオンを注入し、不純物領域7の抵抗領域4内に突出する部分22を形成する。
【0045】
このように製造された半導体装置においては、不純物領域7の突出部22が抵抗領域4内に突出しているため、突出部22を設けていない実施の形態1に対し抵抗値が変化する。つまり、半導体基板1に抵抗素子12を一端形成した後に、突出部22を形成するためのイオン注入の制御およびコンタクトホールの開口の制御を行うことにより、抵抗素子12dの抵抗値を制御することができる。したがって、ゲートアレイのような下地が同一で配線工程以後に品種展開を図るデバイスにおいては、この半導体装置の製造方法を用いることにより、同じ下地を用いた場合においても抵抗値を品種毎に変化させることが可能となる。
【0046】
上記効果に加え、さらに実施の形態5においては、上記突出部22形成用イオン注入をMOSトランジスタのソース/ドレイン部への接合リーク防止用のイオン注入(SAC注入)と同時に行うことにより、工程数を低減することが可能となる。
また、この場合にも、実施の形態1と同様の効果を得られることとなる。
【0047】
実施の形態6.
以下に、この発明の実施の形態6について図13ないし図16に基づいて説明する。図13はこの発明の実施の形態6を示す要部断面図であり、図13において、1はP型のシリコン基板からなる半導体基板、2はこの半導体基板1の一主面に形成されるP型ウェル、3は上記半導体基板1の一主面に形成され、素子間を電気的に分離するための分離絶縁膜であり、3aは分離絶縁膜3の形成工程において同時に形成される絶縁膜である。
4は上記半導体基板1の一主面に形成され、周囲をP型ウェル2に囲まれているN型不純物拡散層からなる抵抗領域であり、5は抵抗領域4の露出面に形成されたシリサイドからなる端子6a、6bと接する位置に形成された、N型不純物を高濃度に含む抵抗領域4の高濃度部であり、この端子6a、6bはそれぞれ分離絶縁膜3、3aに囲まれている。
【0048】
8は上記半導体基板1上に形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜であり、9はこのゲート絶縁膜8上に形成されたポリシリコンからなるゲート電極であり、その上面6dにはシリサイドが形成されており、10は上記ゲート絶縁膜8及びゲート電極9の両側面にそれぞれ形成されたTEOS膜からなるサイドウォールである。
11aは上記半導体基板1の一主面に形成された低濃度のN型不純物領域からなり、上記ゲート電極9の下及びその近傍に位置するソース/ドレイン領域の低濃度部であり、11bは半導体基板1の一主面に形成された高濃度のN型不純物領域からなり、上記低濃度部11aの外側に位置するソース/ドレイン領域の高濃度部であり、その露出面にはシリサイド6e、6fが形成されている。
【0049】
25は端子6a、6bを除く抵抗領域4の露出面上に形成された、上記ゲート絶縁膜8を形成する工程において同時に形成されたシリコン酸化膜からなる絶縁膜であり、26はこの絶縁膜25および分離絶縁膜3a上に形成され、上記ゲート電極9を形成する工程において同時に形成されたポリシリコンからなる導電層であり、その上面6hにはシリサイドが形成されている。27は導電層26の両側面にそれぞれ形成されたTEOS膜からなるサイドウォールである。
ここで、12eは抵抗領域4、導電層26等からなる抵抗素子であり、13はソース/ドレイン領域11a、11b及びゲート電極9等からなるN型MOSトランジスタである。
【0050】
つぎに、このように構成された半導体装置の製造方法について図14ないし図16を用いて説明する。図14ないし図16は本実施の形態6を示す半導体装置を工程順に示したものである。
まず図14に示されるように、P型の半導体基板1の一主面にPウェル2及び分離絶縁膜3を形成する。この場合、後に端子6a、6bの周囲を囲むこととなる分離絶縁膜3aを同時に形成する。次に、この半導体基板1上にレジスト14を塗布後、分離絶縁膜3上にエッジがくるようにレジスト14のパターニングを行い、このレジスト14をマスクとしてひ素イオンなどのN型不純物をイオン注入して抵抗領域4を形成する。
【0051】
具体的には、例えば、ヒ素イオンを打ち込み、レジスト14の除去後熱処理を行い、抵抗領域4を形成する。
ここで、例えば、半導体装置がCMOS構造をとる場合においては、上記N型不純物イオンの注入によりN型ウェルの形成を同時に行っても良い。
【0052】
次に、図15に示すように、半導体基板1上に熱処理によりゲート絶縁膜8及び絶縁層25となるシリコン酸化膜を形成し、その上にゲート電極9及び導電層25となるポリシリコンを成膜し、パターニングによりゲート電極9及び導電層26を形成し、このゲート電極9をマスクとしてN型不純物を注入しソース/ドレイン領域の低濃度部分11aを形成し、半導体基板1の一主面上及びゲート絶縁膜9及び導電層26上にサイドウォール10、27となるTEOS膜15を成膜する。
【0053】
次に図16に示すように、TEOS膜15を異方性エッチングすることによりサイドウォール10、27を形成し、このサイドウォール10、27、ゲート電極9、導電層26および分離絶縁膜3、3aをマスクとしてひ素イオンなどのN型の不純物イオンを注入し、ソース/ドレイン領域の高濃度部11bおよび抵抗領域4の高濃度部5を形成する。
その後、ゲート電極9のポリシリコンを含むシリコンの露出面6上にチタン等の高融点金属を成膜し、熱処理する事によりシリサイドを形成する。
【0054】
このように構成された半導体装置においては、抵抗領域4の1対の端子6a、6bのそれぞれが分離絶縁膜3、3aに囲まれ、それらを除く抵抗領域4の露出面上に絶縁膜25を介し導電層26を設けたので、工程数が増すことなしに、1対の端子6a、6b以外にシリサイドが形成されない抵抗素子12eを形成することが可能となり、かつ、シリサイドのはい上がりによる端子6a、6b間の短絡を起こしにくくなる。
【0055】
実施の形態7.
以下に、この発明の実施の形態7について図17ないし図23に基づいて説明する。図17はこの発明の実施の形態7を示す要部断面図であり、図17において、1はP型のシリコン基板からなる半導体基板、2はこの半導体基板1の一主面に形成されるP型ウェル、3は上記半導体基板1の一主面に形成され、素子間を電気的に分離するための分離酸化膜からなる絶縁膜である。
4は上記半導体基板1の一主面に形成され、周囲をP型ウェル2に囲まれているN型不純物拡散層からなる抵抗領域であり、5は抵抗領域4の露出面に形成されたシリサイドからなる端子6a、6bと接する位置に形成された、N型不純物を高濃度に含む抵抗領域4の高濃度部である。
【0056】
8は上記半導体基板1上に形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜であり、9はこのゲート絶縁膜8上に形成されたポリシリコンからなるゲート電極であり、その上面6dにはシリサイドが形成されており、10は上記ゲート絶縁膜8及びゲート電極9の両側面にそれぞれ形成されたTEOS膜からなるサイドウォールである。
11aは上記半導体基板1の一主面に形成された低濃度のN型不純物領域からなり、上記ゲート電極9の下及びその近傍に位置するソース/ドレイン領域の低濃度部であり、11bは半導体基板1の一主面に形成された高濃度のN型不純物領域からなり、上記低濃度部11aの外側に位置するソース/ドレイン領域の高濃度部であり、その露出面にはシリサイド6e、6fが形成されている。
【0057】
また、28は上記半導体基板1上に形成されたシリコン酸化膜からなり、上記ゲート絶縁膜8を形成する工程において同時に形成された絶縁膜であり、29は上記ゲート電極9を形成する工程において同時に、絶縁膜28上に所望の大きさのドット形状に形成され、かつ、所望の間隔でアレイ状に配置されたポリシリコンからなる導電層であり、その上面6iにはシリサイドが形成されている。30は導電層29の両側面にそれぞれ形成されたTEOS膜からなるサイドウォールであり、導電層29の隙間に抵抗領域4aの露出面が開口しないように敷き詰められて形成されている。
ここで、12fは抵抗領域4及び導電層29等からなる抵抗素子であり、13はソース/ドレイン領域11a、11b及びゲート電極9等からなるN型MOSトランジスタである。
【0058】
つぎに、このように構成された半導体装置の製造方法について図18ないし図21を用いて説明する。図18ないし図21は本実施の形態7を示す半導体装置を工程順に示したものである。
まず図18に示されるように、P型の半導体基板1の一主面にPウェル2及び分離絶縁膜3を形成する。この半導体基板1上にレジスト14を塗布後、分離酸化膜3上にエッジがくるようにレジスト14のパターニングを行い、このレジスト14をマスクとしてひ素イオンなどのN型不純物をイオン注入して所望の濃度を有する抵抗領域4aを形成する。この時、後に形成される不純物領域4aの内の他方の濃度を有するものは、イオン注入されないようにレジストにより覆われている。
【0059】
具体的には、例えば、ヒ素イオンを打ち込み、レジスト14の除去後熱処理を行い、抵抗領域4aを形成する。
ここで、例えば、半導体装置がCMOS構造をとる場合においては、上記N型不純物イオンの注入によりN型ウェルの形成を同時に行っても良い。
【0060】
次に、図19に示すように、半導体基板1上に熱処理によりゲート絶縁膜8及び絶縁膜28となるシリコン酸化膜を形成し、その上にゲート電極9及び導電層29となるポリシリコンを成膜し、通常の写真製版技術を用いパターニングを行う。この時、導電層29は所望の大きさのドット状に形成されており、かつ、所望の間隔でアレイ状に配置されている。
ここで、分離絶縁膜3、ゲート電極9をマスクとして、ひ素イオンなどのN型不純物をイオン注入してソース/ドレイン領域の低濃度部分11aを形成すると同時に、分離絶縁膜3、導電層29をマスクとしてもう一方の濃度の抵抗領域4aを形成する。
【0061】
次に図20に示すように、半導体基板1の一主面上及びゲート絶縁膜9及び導電層29上にTEOS膜を成膜し、異方性エッチングすることによりサイドウォール10及び30を形成する。この時、サイドウォール30は図21に示すように、導電層29の隙間に抵抗領域4aの露出面が開口しないように敷き詰められて形成されている。このサイドウォール10、30、ゲート電極9、導電層29および分離絶縁膜3をマスクとしてひ素イオンなどのN型の不純物イオンを注入し、ソース/ドレイン領域の高濃度部11bおよび抵抗領域4の高濃度部5を形成する。
その後、ゲート電極9のポリシリコンを含むシリコンの露出面6上にチタン等の高融点金属を成膜し、熱処理する事によりシリサイドを形成する。
【0062】
このように構成された半導体装置においては、導電層29の形成後においても、導電層29の隙間を通るイオン注入により、抵抗領域4aを形成することができるように、導電層29を所望の大きさのドット形状に形成し、かつ、それらを所望の間隔でアレイ状に配置したので、工程数が増すことなしに、1対の端子6a、6b以外にシリサイドが形成されない抵抗素子12fを形成することが可能となり、かつ、レジストマスクによる抵抗領域4aの形成と合わせて、写真製版工程を増加することなしに2種類の抵抗値を有する抵抗領域4aを形成することが可能となり、しかも、端子間の導電層29が一体の物でないため、その一部がはい上がりにより接続する場合にも、全体として端子6a、6b間の短絡を起こさないことが可能となる。
【0063】
叉、本実施の形態7においては、導電層29の形状を所望の大きさのドット形状に形成し、かつ、それらをアレイ状に配置していたが、その代わりに、図22及び図23に示すように、導電層29を所望の幅のライン状に形成し、かつ、それらを所望の間隔を有するストライプ状に配置しても良く、この場合においても、工程数が増すことなしに、端子6a、6b以外にシリサイドが形成されない抵抗素子12fを形成することが可能となり、かつ、レジストマスクによる抵抗領域4aの形成と合わせて、写真製版工程を増加することなしに2種類の抵抗値を有する抵抗領域4aを形成することが可能となる。特に、図22に示すように、ラインの方向を、端子と端子を結ぶ方向に対し垂直な方向にすれば、ドット形状の場合と同様に、端子間の導電層29が一体の物でないため、その一部がはい上がりにより接続する場合にも、全体として端子6a、6b間の短絡を起こさないことが可能となる。
【0064】
実施の形態8.
以下に、この発明の実施の形態8について図24ないし図27に基づいて説明する。図24はこの発明の実施の形態8を示す要部断面図であり、図24において、1はP型のシリコン基板からなる半導体基板、2はこの半導体基板1の一主面に形成されるP型ウェルである。
【0065】
8は上記半導体基板1上に形成されたシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜であり、9はこのゲート絶縁膜8上に形成されたポリシリコンからなるゲート電極であり、その上面6dにはシリサイドが形成されており、10は上記ゲート絶縁膜8及びゲート電極9の両側面にそれぞれ形成されたTEOS膜からなるサイドウォールである。
【0066】
11aは上記半導体基板1の一主面に形成された低濃度のN型不純物領域からなり、上記ゲート電極9の下及びその近傍に位置するソース/ドレイン領域の低濃度部であり、11bは半導体基板1の一主面に形成された高濃度のN型不純物領域からなり、上記低濃度部11aの外側に位置するソース/ドレイン領域の高濃度部であり、その露出面にはシリサイド6e、6fが形成されている。
【0067】
31は素子分離用拡散領域であり高濃度のP型の拡散層であり、32はN型の不純物拡散層からなる抵抗素子であり、半導体基板1の一主面に形成されている複数の溝33を挟んだ両側の露出面のそれぞれに1対の端子6a、6bを含むシリサイド6が形成されているものであり、5はこの抵抗素子の高濃度部であり、34は溝33に埋め込まれている絶縁物である。
【0068】
つぎに、このように構成された半導体装置の製造方法について図25ないし図27を用いて説明する。図25ないし図27は本実施の形態8を示す半導体装置を工程順に示したものである。
まず図25に示されるように、P型の半導体基板1の一主面にPウェル2を形成する。その後、所望の位置に溝33を形成し、分離用溝33aには素子分離用拡散領域31をイオン注入により形成する。
【0069】
次に、図26に示すように、半導体基板1上にレジスト35を塗布後、パターニングを行い、このレジスト35をマスクとして、溝33の側面及び底面に、ひ素イオンなどのN型不純物を、例えば回転注入を用いて導入し抵抗領域32を形成する。
ここで、この抵抗領域32は窒化マスクによる不純物デポ拡散によっても形成することができる。
【0070】
次に、図27に示すように、半導体基板1上の全面に絶縁膜を成膜し、これをエッチバックする事により溝33に絶縁体34を埋め込む。
その後、通常の方法を用いて、MOSトランジスタを形成し、ゲート電極9のポリシリコン及び抵抗素子32の露出面を含むシリコンの露出面6にチタン等の高融点金属を成膜し、熱処理する事によりシリサイドを形成する。
【0071】
このように構成された半導体装置においては、溝33の側面及び底面に、例えば回転注入叉は窒化膜マスクによる不純物デポ拡散等を用いて、ひ素イオンなどのN型不純物を導入し、抵抗領域32を形成したので、当該抵抗素子32が端子6a、6b以外の部分にシリサイド6を有する場合においても、抵抗素子として使用可能となる。
【0072】
【発明の効果】
この発明に係る半導体装置は、その製造工程において、エピタキシャル層を形成することなしに、抵抗素子の不適当な部分にシリサイドが形成されないという効果を有するものである。
【0073】
又、この発明に係る半導体装置は、工程数が増すことなしに、不必要な部分にシリサイドが形成されない抵抗素子を形成することができ、かつ、シリサイドのはい上がりによる端子間の短絡を起こさないという効果を有するものである。
【0074】
又、この発明に係る半導体装置は、抵抗素子が端子以外の部分にシリサイドを有する場合においても抵抗素子として使用できるという効果を有するものである。
【0075】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、エピタキシャル層を形成することなしに、抵抗素子の不適当な部分にシリサイドが形成されないという効果を有するものである。
【0076】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、工程数が増すことなしに、不必要な部分にシリサイドが形成されない抵抗素子を形成することができ、かつ、シリサイドのはい上がりによる端子間の短絡を起こさないという効果を有するものである。
【0077】
この発明に係る半導体装置の製造方法は、抵抗素子が端子以外の部分にシリサイドを有する場合においても抵抗素子として使用できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す要部断面図。
【図2】この発明の実施の形態1を工程順に示す要部断面図。
【図3】この発明の実施の形態1を工程順に示す要部断面図。
【図4】この発明の実施の形態1を工程順に示す要部断面図。
【図5】この発明の実施の形態1を工程順に示す要部断面図。
【図6】この発明の実施の形態1を工程順に示す要部断面図。
【図7】この発明の実施の形態2を示す要部断面図。
【図8】この発明の実施の形態3を示す要部断面図。
【図9】この発明の実施の形態4を示す要部断面図。
【図10】この発明の実施の形態4を示す要部断面図。
【図11】この発明の実施の形態5を示す要部断面図。
【図12】この発明の実施の形態5を工程順に示す要部断面図。
【図13】この発明の実施の形態6を示す要部断面図。
【図14】この発明の実施の形態6を工程順に示す要部断面図。
【図15】この発明の実施の形態6を工程順に示す要部断面図。
【図16】この発明の実施の形態6を工程順に示す要部断面図。
【図17】この発明の実施の形態7を工程順に示す要部断面図。
【図18】この発明の実施の形態7を工程順に示す要部断面図。
【図19】この発明の実施の形態7を工程順に示す要部断面図。
【図20】この発明の実施の形態7を工程順に示す要部断面図。
【図21】この発明の実施の形態7を示す要部平面図。
【図22】この発明の実施の形態7を示す要部平面図。
【図23】この発明の実施の形態7を示す要部平面図。
【図24】この発明の実施の形態8を示す要部断面図。
【図25】この発明の実施の形態8を工程順に示す要部断面図。
【図26】この発明の実施の形態8を工程順に示す要部断面図。
【図27】この発明の実施の形態8を工程順に示す要部断面図。
【図28】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図。
【図29】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図。
【図30】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図。
【図31】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図。
【図32】従来の半導体装置の製造方法を工程順に示す要部断面図。
【符号の説明】
1 半導体基板、 2 ウェル、 3 、3a 分離酸化膜、
4 抵抗領域、 5 抵抗領域の高濃度部、
6、6a、6b、6c、6d、6e、
6f、6g、6h、6i シリサイド、 7 不純物領域、
8 ゲート絶縁膜、 9 ゲート電極、
10 サイドウォール、 11 ソース/ドレイン領域、
11a ソース/ドレイン領域の低濃度部、
11b ソース/ドレイン領域の高濃度部、
12、12a、12b、12c、12d、12e、12f 抵抗素子、
13 MOSトランジスタ、 14 レジスト、 15 絶縁膜、
16 レジスト、 17 レジスト、 18 層間絶縁膜、
19、19a、19b、19e、19f、19g、19h コンタクトホール、 20、20a、20b、20c、20e、20f、20g、20h配線、 21 導電層、 22 不純物領域の突出部、
23 コンタクトホール、 24 層間絶縁膜、 25 絶縁膜、
26 導電層、 27 サイドウォール、 28 絶縁膜、
29 導電層、 30 サイドウォール、 31 素子分離用拡散領域、
32 抵抗素子 33 溝、 33a 分離用溝、 34 絶縁体、
35 レジスト。

Claims (7)

  1. 半導体基板の一主面から不純物を導入して形成され、上記一主面に露出して絶縁膜で囲まれた一対の第1露出面に、それぞれ端子となるシリサイドが形成された第1導電型の抵抗領域と、
    上記半導体基板の一主面から不純物を導入し、上記抵抗領域に接合面を介して接合するように形成され、上記一対の第1露出面の間で上記一主面に露出する第2露出面を有する第2導電型の不純物領域とを備え、上記第2露出面にも、シリサイドが形成されており、また上記不純物領域の少なくとも一部は上記抵抗領域内に突出して形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板の一主面から不純物を導入して形成され、上記一主面に露出する露出領域の端部に、端子となるシリサイドが形成された抵抗領域と、
    上記露出領域の端部間の露出面上に、絶縁膜を介し、互いに隙間をおいて形成された複数の導電層とを備え、
    上記複数の導電層は、上記隙間を通ってイオンが注入されることにより、上記半導体基板の一主面に上記抵抗領域が形成されるような形状に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 複数の導電層の側面に、隙間から露出面が露出しないようにサイドウオールが形成された請求項記載の半導体装置。
  4. 半導体基板の一主面に形成された複数の溝の側面と底面に接し、また上記各溝の間で上記一主面に露出する複数の露出面に接して延長された抵抗素子と、
    上記複数の露出面に形成された複数のシリサイドとを備えた半導体装置。
  5. 半導体基板の一主面に露出する複数の露出面を囲む形状に絶縁膜を形成する工程と、
    上記半導体基板の一主面に、上記複数の露出面から、第1の導電型を呈するための不純物を導入することにより第1導電型の抵抗領域を形成する工程と、
    上記複数の露出面の中の、一対の端子を形成するための第1露出面からの不純物の導入をマスクした状態で、上記半導体基板の一主面に、上記第1露出面間の第2露出面から、不純物を導入することにより第2導電型の不純物領域を形成する工程と、
    上記第1露出面および第2露出面にシリサイドを形成し、上記第1露出面上に上記一対の端子を得る工程と
    上記第2露出面から第2導電型を呈するための不純物を導入することにより、上記抵抗領域内に突出した部分を上記不純物領域に形成する工程と
    を含むの半導体装置の製造方法。
  6. 半導体基板の一主面に露出する露出領域上に、絶縁膜を介し、互いに隙間をおいて複数の導電層を形成する工程と、
    上記隙間を通って上記露出領域に不純物を導入し抵抗領域を形成する工程と、
    上記複数の各導電層の側面に絶縁性を有するサイドウォールを形成する工程と、
    上記複数の導電層と前記サイドウォールとで覆われている部分の両側における上記露出領域の端部にシリサイドを形成し、併せて上記各導電層の上にシリサイドを形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板の一主面に複数の溝を形成する工程と、
    上記複数の溝の側面と底面に接し、また上記各溝の間で上記一主面に露出する複数の露出面に接して延長されるように、不純物を導入することにより抵抗素子を形成する工程と、
    上記複数の各溝に絶縁体を埋め込む工程と、
    上記各露出面に上記溝を挟むようにシリサイドを形成する工程とを含む半導体装置の製造方法。
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