JP3563588B2 - 光波長多重化装置の光出力レベル制御装置 - Google Patents

光波長多重化装置の光出力レベル制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光波長多重化装置の光出力レベル制御装置に係り、特に多重化装置、光波長多重化装置およびこれらの間を結ぶ光ファイバ伝送路から構成される光伝送システムにおいて、光波長多重化装置から出力される光出力パワーを所定の一定レベルにするに好適な光波長多重化装置の光出力レベル制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図14には、従来の光出力レベル制御装置が適用される光波長多重化装置を含む光伝送システムの一例が示されている。図14において、送信側1は送信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置10および送信部からなる光波長多重化装置12から構成され、受信側2は受信部からなる光波長多重化装置14および受信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置16から構成されている。
【0003】
図14からわかるように、#1多重化装置10は光ファイバ302、光波長多重化装置12、 光ファイバ314、光波長多重化装置14および光ファイバ324 を介して対向する#1多重化装置16と接続され、#2多重化装置10は光ファイバ304、光波長多重化装置12、 光ファイバ314、光波長多重化装置14および光ファイバ326 を介して対向する#2多重化装置16と接続され、光波長多重化装置12は光ファイバ314 を介して対向する光波長多重化装置14と接続されている。
【0004】
図14の光伝送システムでは、#1多重化装置10はたとえば図示しない3つの低速光信号を多重化して高速光信号(波長λ1)を形成し光波長多重化装置12に送り、また#2多重化装置10も同様に図示しない3つの低速光信号を多重化して高速光信号(波長λ2)を形成し光波長多重化装置12に送る。光波長多重化装置12は波長λ1とλ2の高速光信号を合波し、合波した高速光信号をデイップスイッチや書き込み・消去可能なメモリなどにより設定された波長多重数(この例では2)の制御信号に基づく強度の励起光信号により所定の一定レベルにまで増幅し光ファイバ314 を介して光波長多重化装置14に送る。
【0005】
光波長多重化装置14は光ファイバ314 により減衰を受けた高速光信号をデイップスイッチや書き込み・消去可能なメモリなどにより設定された波長多重数(この例では2)の制御信号に基づく強度の励起光信号により所定の一定レベルにまで増幅して波長ごとに分波し、分波した波長λ1の高速光信号を#1多重化装置16に送り、分波した波長λ2の高速光信号を#2多重化装置16に送る。#1および#2多重化装置16は各々入力した高速光信号を3つの低速光信号に分離するものである。
【0006】
なお光伝送システムは国際電信電話諮問委員会(ITU−T) で勧告(G.707,G.783) された新同期インタフェースに従うSDH 伝送システムに準ずるものである。この場合、上述の低速信号はたとえば日本の電気通信技術委員会(TTC) で勧告された上記勧告に対応するSTM−0 のフレーム構造の信号であり、また高速信号はITU−T で勧告された図15に示すSTM−1 のフレーム構造の信号である。
【0007】
図14に示すように、光波長多重化装置12は光多重化回路102、多重数設定回路104、励起光源制御回路106 および励起光源回路110 と光増幅回路112 とからなる光増幅器108 から構成され、また光波長多重化装置14は多重数設定回路104、励起光源制御回路106、励起光源回路110 と光増幅回路112 とからなる光増幅器108 および光分離回路122 から構成されている。光波長多重化装置12および14のうちの多重数設定回路104 、励起光源制御回路106 および光増幅器108 は送信側1および受信側2の光出力レベル制御装置を構成している。
【0008】
図14の送信側1の動作を説明する。
【0009】
#1および#2多重化装置10からの波長がα1およびα2の高速光信号302 および304 は光多重化回路102 へ送られる。光多重化回路102 は光合波器から構成されており、光合波器は送られてきた波長λ1およびλ2の高速光信号を合波して光増幅回路112 に送る。光増幅回路112 はこの例では光ファイバ型増幅回路で構成されており、光ファイバ型増幅回路は光多重化回路102 からの高速光信号306 と励起光源回路110 からの励起光信号312 を合波し、合波した光信号のうちの信号光を所定の一定レベルにまで増幅し光ファイバ314 を介して受信側2の光増幅回路112 に送る。
【0010】
従来の光出力レベル制御装置について説明する。光増幅回路112 の光増幅利得は励起光源回路110 からの光パワー量つまり励起信号強度により変化させることができる。また光増幅回路112 において光増幅することのできる波長帯はそれぞれ固有の波長帯に限られている。光増幅回路112 がたとえば図16に示す利得特性を有する場合には、1.55μm波長帯の複数の波長を一括して増幅することができる。
【0011】
たとえば4つの波長を増幅することのできる光増幅器であっても、それを適用する光伝送システムによっては2つの波長または3つの波長を使用する場合がある。これに対応するために、従来は光増幅器108 の他に波長数を設定する多重数設定回路104 および多重数設定回路104 からの波長数に基づいて励起光源回路110 から出力される光パワー量を制御する励起光源制御回路106 が設けられる。
【0012】
またたとえばシステムの拡張により2波長から3波長に波長数を増加させたい場合がある。図17はλ1とλ2の各々入力パワーレベル値Pが光出力レベル制御装置によりAdB増幅され必要な光パワーレベル値Pにまで増幅されたことを示すものであり、この場合、多重数設定回路104 には波長数2が設定されている。図18は図17と同じ波長数の設定状態において、λ3を追加し入力波長数を3としたときの光出力レベル制御装置によりBdB増幅され光パワーレベル値Pにまで増幅されたことを示すものであり、また必要な光パワーレベル値Pにまで増幅されていないことも示している。
【0013】
これについて、別のいい方をするならば、図17では光増幅回路112 の出力314 からはP+Pで2P の光パワーが出力される。図17の状態において図18のように入力波長数を3にしても、光増幅回路112 の出力314 からは同じ2P の光パワーの出力しか得られない。したがって、1波長当たりの出力は2P/3 となり必要なパワーレベル(P)に到達しない。いずれにしても、入力波長数が増加した場合には、必要な光パワーレベル値Pまで増幅させるには励起光源回路110 から出力される光パワー量を増加せねばならない。
【0014】
またシステムの縮小によりたとえば3波長から2波長に波長数を減少させたい場合がある。図19はλ1〜λ3の3つの入力パワーレベル値Pが光出力レベル制御装置によりAdB増幅され必要な光パワーレベル値Pにまで増幅されたことを示すものであり、この場合、多重数設定回路104 には波長数3が設定されている。図20は図19と同じ波長数の設定状態において、λ3を削除し入力波長数を2としたときの光出力レベル制御装置によりCdB増幅され光パワーレベル値Pにまで増幅されたことを示すものであり、また必要な光パワーレベル値Pをこえて増幅されたことを示すものである。このことから、入力波長数が減少した場合は、必要な光パワーレベル値Pまで減少させるためには励起光源回路110 から出力される光パワー量を減少させなければならない。
【0015】
図14の受信側2の動作を説明する。
【0016】
受信側2の光増幅回路112 は光ファイバ314 により減衰を受けた高速光信号を送信側1と同じように所定の一定レベルにまで増幅し光ファイバ320 を通して光分離回路122 に送る。光分離回路122 は光分波器で構成されており、光分波器は波長λ1およびλ2により合波された入力高速光信号を各波長ごとに分波する。分波した波長λ1の高速光信号は#1多重化装置16に送られ、分波した波長λ2の高速光信号は#2多重化装置16に送られる。#1および#2多重化装置16は各々入力した高速光信号を3つの低速光信号に分離する。
【0017】
上述した従来の波長数を設定する多重数設定回路104 には、デイップスイッチや書き込み・消去可能なメモリたとえばEEPROMなどが用いられている。
【0018】
また、図10に示すように、光波長多重化装置に入力する各々多重化装置からの各々異なる波長の光パワーにばらつきがある場合がある。この場合、このままでは、光波長多重化装置から出力される光パワーがばらついてしまうため、従来はその光増幅器の入力側または出力側に波長ごとに、光分岐器、光パワーモニタ、光可変減衰器および光可変減衰器制御回路を設け、光波長多重化装置から出力される波長ごとの光パワーのばらつきを抑えていた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようなデイップスイッチや書き込み・消去可能なメモリなどによる波長多重数設定方式では波長数の変更によりデイップスイッチの再設定や書き込み・消去可能なメモリへの再書き込みを行なわなければいけないという煩わしい問題があった。
【0020】
また、波長数の変更によるデイップスイッチの再設定による設定ミスや書き込み・消去可能なメモリへの再書き込みによる書き込みミスが生じるという問題もあった。
【0021】
また、各々多重化装置からの各々異なる波長の光パワーにばらつきがある場合には、光波長多重化装置に波長ごとに、光分岐器、光パワーモニタ、光可変減衰器および光可変減衰器制御回路を設ける回路方式のため、回路構成が複雑になるなどの問題があった。
【0022】
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、波長数の変更によるデイップスイッチの再設定や書き込み・消去可能なメモリへの再書き込みを不要にでき、また簡単な回路構成で各々多重化装置からの各々異なる波長の光パワーレベルにばらつきがあっても光波長多重化装置から出力される各々異なる波長の光パワーを同じレベルに抑えることのできる光波長多重化装置の光出力レベル制御装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の課題を解決するために、少なくとも第1および第2の多重化装置と、第1の光波長多重化装置とを送信側に有する光伝送システムにおける光波長多重化装置の光出力レベル制御装置において、第1の多重化装置は、所定の複数の低速光信号を受け、各低速光信号を対応する電気信号に変換し、変換された各電気信号を多重化して高速信号を形成する第1の多重化手段と、第1の多重化手段から高速信号を受け、第1の多重化装置から出力される光の波長値に対応する第1の波長値データを生成して出力し、生成した第1の波長値データを受けた高速信号の所定の位置に挿入し、第1の波長値データの挿入された高速信号を対応する波長値を持つ光信号である第1の高速光信号に変換して出力する第1の送信手段とを有し、第2の多重化装置は、所定の複数の低速光信号を受け、各低速光信号を対応する電気信号に変換し、変換された各電気信号を多重化して高速信号を形成する第2の多重化手段と、第2の多重化手段から高速信号を受け、第2の多重化装置から出力される光の波長値に対応する第2の波長値データを生成して出力し、生成した第2の波長値データを受けた高速信号の所定の位置に挿入し、第2の波長値データの挿入された高速信号を対応する波長値を持つ光信号である第2の高速光信号に変換して出力する第2の送信手段とを有し、第1の光波長多重化装置は、第1の送信手段からの第1の高速光信号と第2の送信手段からの第2の高速光信号とを波長多重化する第1の波長多重化手段と、第1の波長多重化手段から高速光信号を受け、かつ第1の送信手段から第1の波長値データを受け、かつ第2の送信手段から第2の波長値データを受け、受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により受けた高速光信号を増幅する第1の制御光増幅手段とを有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に添付図面を参照して本発明による光波長多重化装置の光出力レベル制御装置の実施例を詳細に説明する。
【0025】
図1には本発明の光波長多重化装置の光出力レベル制御装置が適用される光伝送システムの送信側の第1の実施例が示され、図2には図1と対向する本発明の光波長多重化装置の光出力レベル制御装置が適用される光伝送システムの受信側の第1の実施例が示されている。
【0026】
図1における送信側1は送信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置20および送信部からなる光波長多重化装置22から構成され、図2における受信側2は受信部からなる光波長多重化装置24および受信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置26から構成されている。
【0027】
図1および図2からわかるように、#1多重化装置20は光ファイバ302、光波長多重化装置22、 光ファイバ314、光波長多重化装置24および光ファイバ324 を介して対向する#1多重化装置26と接続され、#2多重化装置20は光ファイバ304、光波長多重化装置22、 光ファイバ314、光波長多重化装置24および光ファイバ326 を介して対向する#2多重化装置26と接続され、光波長多重化装置22は光ファイバ314 を介して対向する光波長多重化装置24と接続されている。
【0028】
図1および図2の光伝送システムでは、#1多重化装置20はこの例では、3つの低速光信号(#1〜#3被多重信号)450 〜454 を多重化して高速信号を形成し、この形成した高速信号の所定の位置に10進数または2進数からなる波長λ1の波長値データを多重化して高速光信号(波長λ1)を形成し光ファイバ302 を介して光波長多重化装置22に送るとともに、上記10進数または2進数からなる波長λ1の波長値データを信号線332 を介して光波長多重化装置22に送る。また、#2多重化装置20も同様に、3つの低速光信号(#1〜#3被多重信号)456 〜460 を多重化して高速信号を形成し、この形成した高速信号の所定の位置に10進数または2進数からなる波長λ2の波長値データを多重化して高速光信号(波長λ2)を形成し光ファイバ304 を介して光波長多重化装置22に送るとともに、上記10進数または2進数からなる波長λ2の波長値データを信号線340 を介して光波長多重化装置22に送る。
【0029】
光波長多重化装置22は波長λ1とλ2の高速光信号を合波し、合波した高速光信号を信号線332 および340 を介して送られる波長値データから異なる波長数(この例では2)をカウントし、このカウント値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により所定の一定レベルにまで増幅し光ファイバ314 を介して光波長多重化装置24に送る。
【0030】
光波長多重化装置24は光ファイバ314 により減衰を受けた高速光信号を#1および#2多重化装置26から信号線356 および358 を介して送られる波長値データから異なる波長数(この例では2)をカウントし、このカウント値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により所定の一定レベルにまで増幅して波長ごとに分波し、分波した波長λ1の高速光信号を#1多重化装置26に送り、分波した波長λ2の高速光信号を#2多重化装置26に送る。
【0031】
#1多重化装置26は入力した高速光信号(波長λ1)を電気信号に変換し、この変換した高速信号の所定の位置に多重化される10進数または2進数からなる波長λ1の波長値データを抽出して信号線356 を介して光波長多重化装置24に送るとともに、変換した高速信号を3つの低速光信号(#1〜#3被分離信号)462 〜466 に分離する。また、#2多重化装置26も同様に入力した高速光信号(波長λ2)を電気信号に変換し、この変換した高速信号の所定の位置に多重化される10進数または2進数からなる波長λ2の波長値データを抽出して信号線358 を介して光波長多重化装置24に送るとともに、変換した高速信号を3つの低速光信号(#1〜#3被分離信号)468 〜472 に分離する。
【0032】
図1を参照すると、多重化装置20は多重化回路150 および波長値生成回路154 と波長管理バイト生成回路156 と波長管理バイト挿入回路158 と電気・光変換回路160 とからなる送信回路152 から構成され、また光波長多重化装置22は光多重化回路102、励起光源制御回路106、励起光源回路110 と光増幅回路112 とからなる光増幅器108、波長管理バイト検出回路162 および波長数カウント回路164 から構成されている。
【0033】
送信側1の光出力レベル制御装置は多重化装置20のうちの波長値生成回路154、波長管理バイト生成回路156 および波長管理バイト挿入回路158 と、光波長多重化装置22のうちの励起光源制御回路106、光増幅器108、波長管理バイト検出回路162 および波長数カウント回路164 とから構成されている。したがって従来の多重化装置10は多重化回路150 および電気・光変換回路160 から構成される。なお、図1において、図14と対応する部分には同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。
【0034】
多重化回路150 に入力されるこの例では3(#1〜#3)つの被多重信号450 〜454 または456 〜460 は、前に少し触れたようにTTC で勧告されたSTM−0 のフレーム構造を持つ信号である。多重化回路150 はこれら信号を多重化しSTM−1 のフレーム構造の信号を形成し出力336 に出力する。出力336 は波長管理バイト挿入回路158 の対応する入力と接続されている。
【0035】
波長値生成回路154 は、この例では、ディップスイッチ回路またはリードオンリーメモリ(ROM) から構成され、10進数で表現される波長値を生成する機能部である。生成された波長値は信号線330 を通して波長管理バイト生成回路136 に送られる。
【0036】
詳細には、#1多重化装置20の波長値生成回路154 はこの例では図4(a) に示す波長値が1530nm(λ1)の10進数で表現される信号を生成し、#2多重化装置20の波長値生成回路154 はこの例では図4(b) に示す波長値が1540nm(λ2)の10進数で表現される信号を生成する。
【0037】
1530nmを例にとり、波長値生成回路154 から出力される信号について、さらに詳述する。この例では一の位は0であり、十の位は3であり、百の位は5であり、千の位は1である。ROM の場合は、そのROM に一の位の0を「0000」の4ビットのデータとして記憶し、十の位の3を「0011」の4ビットのデータとして記憶し、百の位の5を「0101」の4ビットのデータとして記憶し、千の位の1を「0001」の4ビットのデータとして記憶する。なお、ROM の場合は、図示してないが波長管理バイト生成回路156 から読み出し制御信号が送られデータが読み出される。
【0038】
またディップスイッチ回路の場合は、一の位を構成するスイッチ回路が「0000」の4ビットのデータを出力し、十の位を構成するスイッチ回路が「0011」の4ビットのデータを出力し、百の位を構成するスイッチ回路が「0101」の4ビットのデータを出力し、千の位を構成するスイッチ回路が「0001」の4ビットのデータを出力するのでよい。
【0039】
なおこの例では、ROM に10進数で表現される波長値データを記憶し、ディップスイッチ回路に10進数で表現される波長値データを設定する方法としたが、ROM に2進数で表現される波長値データを記憶し、ディップスイッチ回路に2進数で表現される波長値データを設定する方法でもよい。
【0040】
波長管理バイト生成回路156 の出力に接続される出力線332 または340 は、この例では複数の信号線から構成されている。波長管理バイト生成回路156 は入力330 から入力する10進数の波長値データの前に所定のフレーム同期信号の付加されたフレーム信号を形成して出力線332 または340 中の所定の信号線に出力し、また、この10進数の波長値データおよびフレーム同期信号に同期したクロック信号を出力線332 または340 中の上記所定の信号線と異なる信号線に出力する。波長管理バイト生成回路156 はまた、上記10進数の波長値データを出力334 に出力する。
【0041】
なおこの例では、波長管理バイト生成回路156 はフレーム同期信号に10進数の波長値データの付加されたフレーム構造の信号とこの信号に同期したクロック信号の2種類の信号をそれぞれ別の信号線で波長管理バイト検出回路162 に送る方式としたが、オーバヘッドアクセス機能( 勧告G.783)を用いて波長管理バイト検出回路162 に送る方式でもよい。この方式の場合は10進数の波長値データ、Dバイトにおける先頭のD1バイトの位置を示すフレームパルス(FP)、およびこれら波長値データおよびフレームパルスに同期したクロック信号の3種類の信号をそれぞれ別々の信号線で波長管理バイト検出回路162 に送るのでよい。
【0042】
#1多重化装置20の波長管理バイト生成回路156 は、D1バイトのタイミングにおいては図4(a)に示す1バイト目のデータを、またD2バイトのタイミングにおいては図4(a)に示す2バイト目のデータをそれぞれ出力334 に出力する。同様に#2多重化装置20の波長管理バイト生成回路156 もD1バイトのタイミングにおいては図4(b)に示す1バイト目のデータを、D2バイトのタイミングにおいては図4(b)に示す2バイト目のデータをそれぞれ出力334 に出力する。出力332 および340 は波長管理バイト検出回路162 の対応する入力とそれぞれ接続されている。この場合、波長値データが2バイトなので、D3バイトは未使用である。
【0043】
なおこの例では、波長管理バイト生成回路156 はD1、D2バイトのそれぞれのタイミングに同期してそれぞれ所定のデータを送る方式としたが、上述のオーバヘッドアクセス機能を用いれば、所定のデータを送るだけでよい。
【0044】
前に触れたように、多重化回路150 から波長管理バイト挿入回路158 に送られる信号は図15に示すような構造を持つSTM−1 フレーム信号であり、そのフレーム信号は伝送路管理情報エリア(セクションオーバヘッド:SOH )および多重化情報を収容する主情報エリア(ペイロード)から構成されている。SOH はRSOH(Regenerator Section Over Head) 、ポインタおよびMSOH(Multiplex Section Over Head) に分類される。SDH 伝送システムでは多重化装置は、STM−1 フレーム内のSOH の9行すべての処理を行なっている。
【0045】
具体的には、多重化回路150 から波長管理バイト挿入回路158 にはD1〜D3バイトが未使用のSTM−1 フレーム信号が送られる。多重化回路150 からのD1バイトのタイミングに同期して波長管理バイト生成回路156 から波長管理バイト挿入回路158 に図4(a)または図4(b)に示す1バイト目のデータが、またD2バイトのタイミングに同期して図4(a)または図4(b)に示す2バイト目のデータがそれぞれ送られる。これにより、波長管理バイト挿入回路158 の出力338 からはD1〜D2バイトの位置に2進数で表現された波長値データの多重化されたSTM−1 フレーム信号が出力される。出力338 は電気・光変換回路160 に接続されている。
【0046】
#1多重化装置20の電気・光変換回路160 は波長がλ1の半導体レーザおよびその駆動回路から構成され、入力338 から入力した信号(シリアル論理データ)を駆動回路を介して半導体レーザに送り、この送られてきた論理データを光強度信号に変換して光ケーブル302 に出力する。同様に#2多重化装置20の電気・光変換回路160 は波長がλ2の半導体レーザおよびその駆動回路から構成され、入力338 から入力した信号(シリアル論理データ)を駆動回路を介して半導体レーザに送り、この送られてきた論理データを光強度信号に変換して光ケーブル304 に出力する。
【0047】
波長管理バイト検出回路162 は、入力332 および340 (または入力356 および358 )から入力する#1および#2多重化装置20(または#1および#2多重化装置26)から出力される波長λ1およびλ2に対応する2バイトからなる波長値データλ1およびλ2をそれぞれ検出し、これら検出した波長値データλ1およびλ2を出力342 に出力する。出力342 は波長数カウント回路164 に接続されている。
【0048】
波長数カウント回路164 は入力342 から入力する波長値データから異なる波長値データがいくつあるかをカウントし、このカウントに基づく波長数を出力308 に出力する回路である。この例では2を示すデータが出力308 から出力される。出力308 は励起光源制御回路106 と接続されている。
【0049】
図2を参照すると、光波長多重化装置24は励起光源制御回路106、励起光源回路110 と光増幅回路112 とからなる光増幅器108、光分離回路122、波長管理バイト検出回路162 および波長数カウント回路164 から構成され、 また、多重化装置26は光・電気変換回路174 と波長管理バイト抽出回路176 と波長管理バイト解釈回路178 とからなる受信回路172 および分離回路180 から構成されている。
【0050】
受信側2の光出力レベル制御装置は、光波長多重化装置24のうちの励起光源制御回路106、光増幅器108、波長管理バイト検出回路162 および波長数カウント回路164 と、多重化装置26のうちの波長管理バイト抽出回路176 および波長管理バイト解釈回路178 とから構成されている。したがって従来の多重化装置16は光・電気変換回路174 および分離回路180 から構成される。なお、図2において、図1および図14と対応する部分には同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。
【0051】
光・電気変換回路174 の入力324 または入力326 から入力する高速光信号は、#1または#2多重化装置20からのRSOH内のD1〜D2バイトに、10進数からなる波長値データλ1またはλ2の多重化されたSTM−1 のフレーム構造を持つ信号である。
【0052】
光・電気変換回路174 は受光素子と増幅器から構成され、光ファイバ324 または326 から入力する光強度信号を受光して電気信号に変換し、この変換した電気信号を増幅器で所定のレベルにまで増幅して出力350 に出力する光電気変換回路である。この回路からはSTM−1 のフレーム構造を持つシリアル論理データ(高速信号)が出力される。出力350 は波長管理バイト抽出回路176 の入力と接続されている。
【0053】
波長管理バイト抽出回路176 は入力350 から入力する信号をそのまま出力352 に出力するとともに、入力350 から入力する信号に含まれるD1〜D2バイトの10進数からなる波長値データλ1またはλ2を抽出して出力354 に出力する回路である。出力354 は光波長管理バイト解釈回路178 の入力と接続されている。
【0054】
なおこの例では、波長管理バイト抽出回路176 はD1、D2バイトのそれぞれのタイミングに同期して波長値データλ1またはλ2を抽出する方式としたが、上述したオーバヘッドアクセス機能を用いて上記波長値データλ1またはλ2を抽出する方式でもよい。
【0055】
波長管理バイト解釈回路178 の出力に接続される出力線356 または358 は、この例では複数の信号線から構成されている。波長管理バイト解釈回路178 は入力354 から入力する10進数の波長値データλ1またはλ2の前に所定のフレーム同期信号の付加されたフレーム信号を形成して出力線356 または358 中の所定の信号線に出力し、またこの10進数の波長値データλ1またはλ2およびフレーム同期信号に同期したクロック信号を出力線356 または358 中の上記所定の信号線と異なる信号線に出力する。
【0056】
なおこの例では、波長管理バイト解釈回路178 はフレーム同期信号に10進数の波長値データの付加されたフレーム構造の信号とこの信号に同期したクロック信号の2種類の信号をそれぞれ別の信号線で波長管理バイト検出回路162 に送る方式としたが、オーバヘッドアクセス機能を用い10進数の波長値データ、Dバイトにおける先頭のD1バイトの位置を示すフレームパルス(FP)、およびこれら波長値データおよびフレームパルスに同期したクロック信号の3種類の信号をそれぞれ別々の信号線で波長管理バイト検出回路162 に送る方式でよい。
【0057】
分離回路180 は入力352 から入力するSTM−1 のフレーム構造の信号をこの例では上述した3(#1〜#3)つの被分離信号462 〜466 または468 〜472 にそれぞれ分離する回路である。
【0058】
なお、この例では波長管理バイト検出回路162 内の回路構成は多重化装置の数が2個だから2回路構成になっているが、たとえば多重化装置の数が3個の場合は3回路構成でよい、つまり多重化装置の数に対応する数の回路構成でよい。
【0059】
図1および図2の動作を説明する。
【0060】
#1および#2多重化装置20の多重化回路150 はそれぞれ入力する3つの#1〜#3被多重信号(STM−0 フレーム信号)450 〜454 および456 〜460 を多重化して高速信号(STM−1 フレーム信号)を形成して波長管理バイト挿入回路158 に送る。また、#1多重化装置20の波長値生成回路154 は10進数からなる波長λ1の波長値データを生成して波長管理バイト生成回路156 に送り、波長管理バイト生成回路156 は、10進数からなる波長λ1の波長値データを波長管理バイト挿入回路158 に送るとともに、10進数からなる波長λ1の波長値データを信号線332 を介して光波長多重化装置22の波長管理バイト検出回路162 に送る。波長管理バイト挿入回路158 は送られてきた高速信号のD1およびD2バイトの位置に送られてきた10進数からなる波長λ1の波長値データを多重化して電気・光変換回路160 に送る。電気・光変換回路160 は、送られてきた電気信号である高速信号を光信号である高速光信号(波長λ1)に変換し光ファイバ302 を介して光波長多重化装置22の光多重化回路102 に送る。
【0061】
また#2多重化装置20の波長値生成回路154 も同様に、10進数からなる波長λ2の波長値データを生成して波長管理バイト生成回路156 に送り、波長管理バイト生成回路156 は10進数からなる波長λ2の波長値データを波長管理バイト挿入回路158 に送るとともに、10進数からなる波長λ2 の波長値データを信号線340 を介して光波長多重化装置22の波長管理バイト検出回路162 に送る。波長管理バイト挿入回路158 は送られてきた高速信号のD1およびD2バイトの位置に送られてきた10進数からなる波長λ2の波長値データを多重化して電気・光変換回路160 に送る。電気・光変換回路160 は送られてきた電気信号である高速信号を光信号である高速光信号(波長λ2)に変換し光ファイバ304 を介して光波長多重化装置22の光多重化回路102 に送る。
【0062】
光多重化回路102 は光ファイバ302 からの波長λ1の高速光信号と光ファイバ304 からの波長λ2の高速光信号を合波して光増幅回路112 に送る。一方、波長管理バイト検出回路162 は信号線332 からの波長値データλ1と信号線340 からの波長値データλ2を検出して波長数カウント回路164 に送り、波長数カウント回路164 は入力した波長値データから波長値の異なる波長数をカウントし、そのカウント値(この場合2を示す信号)を励起光源制御回路106 に送る。励起光源制御回路106 は、カウント値に基づく制御信号を形成して励起光源回路110 に送り、励起光源回路110 は送られてきた制御信号に応じた強度の励起光信号を光増幅回路112 に送る。光増幅回路112 は光多重化回路102 からの高速光信号と励起光源回路110 からの励起光信号を合波し、合波した光信号のうちの信号光を所定の一定レベルにまで増幅し光ファイバ314 を介して受信側2の光増幅回路112 に送る。
【0063】
受信側2の光増幅回路112 は光ファイバ314 により減衰を受けた高速光信号と後述する励起光源回路110 からの励起光信号を合波し、合波した光信号のうちの信号光を所定の一定レベルにまで増幅して光分離回路122 に送る。光分離回路122 は増幅した高速光信号に含まれる異なる波長を波長ごとに分波し、分波した波長λ1の高速光信号を#1多重化装置26の光・電気変換回路174 に送り、分波した波長λ2の高速光信号を#2多重化装置26の光・電気変換回路174 に送る。
【0064】
#1多重化装置26の光・電気変換回路174 は入力した高速光信号(波長λ1)を電気信号に変換し、この変換した高速信号を波長管理バイト抽出回路176 に送る。波長管理バイト抽出回路176 は受けた高速信号のD1およびD2バイトの位置に多重化される10進数からなる波長λ1の波長値データを抽出して波長管理バイト解釈回路178 に送るとともに、受けた高速信号を分離回路180 に送る。分離回路180 は受けた高速信号を3つの低速光信号(#1〜#3被分離信号)462 〜466 にそれぞれ分離して出力する。波長管理バイト解釈回路178 は受けた波長値データλ1を信号線356 を介して光波長多重化装置24の波長管理バイト検出回路162 に送る。
【0065】
また、#2多重化装置26の光・電気変換回路174 も同様に入力した高速光信号(波長λ2)を電気信号に変換し、この変換した高速信号を波長管理バイト抽出回路176 に送る。波長管理バイト抽出回路176 は、受けた高速信号のD1およびD2バイトの位置に多重化される10進数からなる波長λ2の波長値データを抽出して波長管理バイト解釈回路178 に送るとともに、受けた高速信号を分離回路180 に送る。分離回路180 は受けた高速信号を3つの低速光信号(#1〜#3被分離信号)468 〜472 にそれぞれ分離して出力する。波長管理バイト解釈回路178 は受けた波長値データλ2を信号線358 を介して光波長多重化装置24の波長管理バイト検出回路162 に送る。
【0066】
波長管理バイト検出回路162 は、信号線356 からの波長値データλ1と信号線358 からの波長値データλ2を検出して波長数カウント回路164 に送り、波長数カウント回路164 は入力した波長値データから波長値の異なる波長数をカウントし、そのカウント値(この場合2を示す信号)を励起光源制御回路106 に送る。励起光源制御回路106 は、カウント値に基づく制御信号を形成して励起光源回路108 に送り、励起光源回路108 は送られてきた制御信号に応じた強度の励起光信号を光増幅回路112 に送る。この励起光信号が上述した光増幅回路112 に送られる信号である。
【0067】
このような第1の実施例によれば、#1多重化装置20はその装置から出力される波長λ1の波長値データを生成して光波長多重化装置22に送るとともに、その装置から出力される信号の所定の位置にこの生成した波長値データλ1を多重化して光波長多重化装置22に送っている。#2多重化装置20もまた、その装置から出力される波長λ2の波長値データを生成して光波長多重化装置22に送るとともに、その装置から出力される信号の所定の位置にこの生成した波長値データλ2を多重化して光波長多重化装置22に送っている。
【0068】
光波長多重化装置22は#1と#2の多重化装置20から送られてきた波長λ1とλ2の高速光信号を合波し、#1と#2の多重化装置20から送られてきた波長値データから異なる波長数(この例では2)をカウントし、このカウント値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により上記合波した高速光信号を所定の一定レベルにまで増幅して光波長多重化装置24に送っている。このように、波長数を自動的に認識するから光波長多重化装置22から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。
【0069】
#1多重化装置26は光波長多重化装置24から出力される信号の所定の位置に多重化された波長値データλ1を抽出して光波長多重化装置24に送っている。また#2多重化装置26も光波長多重化装置24から出力される信号の所定の位置に多重化される波長値データλ2を抽出して光波長多重化装置24に送っている。
【0070】
光波長多重化装置24は#1と#2の多重化装置26から送られてきた波長値データの異なる波長数による制御信号に基づく強度の励起光信号により光波長多重化装置22からの高速光信号を所定の一定レベルにまで増幅して#1および#2の多重化装置26に送っている。このように、波長数を自動的に認識するから光波長多重化装置24から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。
【0071】
なお当然、光波長多重化装置における波長多重数が増加しても、その波長管理バイト検出回路と増加による多重化装置の波長管理バイト検出回路とをさらに接続すれば、その光波長多重化装置は増加による波長数を自動的に認識するから、その出力から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。このように第1の実施例は、上記構成により波長数の増減に対応できるという効果を有している。
【0072】
図5には本発明の光波長多重化装置の光出力レベル制御装置が適用される光伝送システムの送信側の第2の実施例が示されている。図5は送信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置28および送信部からなる光波長多重化装置30から構成されている。図5からわかるように、#1多重化装置28は信号線368 および光ファイバ372 を介して光波長多重化装置30と接続され、#2多重化装置28は信号線374 および光ファイバ376 を介して光波長多重化装置30と接続されている。
【0073】
図5の光伝送システムでは#1多重化装置28は3つの低速光信号(#1〜#3被多重信号)450 〜454 を多重化して高速信号を形成し、この形成した高速信号の所定の位置に2進数または10進数からなる自装置28の光出力レベル値に対応したデジタルデータを多重化して高速光信号(波長λ1)を形成し光ファイバ372 を介して光波長多重化装置30に送るとともに、上記2進数または10進数からなる光出力レベル値に対応したデジタルデータを信号線368 を介して光波長多重化装置30に送る。また#2多重化装置28も同様に、3つの低速光信号(#1〜#3被多重信号)456 〜460 を多重化して高速信号を形成し、この形成した高速信号の所定の位置に2進数または10進数からなる自装置28の光出力レベル値に対応したデジタルデータを多重化して高速光信号(波長λ2)を形成し光ファイバ376 を介して光波長多重化装置30に送るとともに、上記2進数または10進数からなる光出力レベル値に対応したデジタルデータを信号線374 を介して光波長多重化装置30に送る。
【0074】
光波長多重化装置30は信号線368 および374 を介して送られるデジタルデータからそのレベル差を測定し、このレベル差に基づくこの例では2つの制御信号を生成し、この生成した各々制御信号に応じて光ファイバ372 および376 を介して送られる波長λ1およびλ2の高速光信号レベルを各々制御して各々同じレベル値とし、この同じレベル値の高速光信号を合波し、この合波した高速光信号を所定の制御信号に基づく強度の励起光信号により所定のレベルにまで増幅し光ファイバ314 に出力する。
【0075】
図5を参照すると、多重化装置28は多重化回路150 および光出力レベルバイト挿入回路186 と電気・光変換回路188 と光出力レベル生成回路190 と光出力レベルバイト生成回路192 とからなる送信回路184 から構成され、また光波長多重化装置30は光多重化回路102、励起光源回路110 と光増幅回路112 とからなる光増幅器108、光出力レベルバイト検出回路194 、光出力レベル検出回路196 、光可変減衰器制御回路198 、光可変減衰器200 、202 および励起光源制御回路204 から構成されている。
【0076】
送信側の光出力レベル制御装置は多重化装置28のうちの送信回路184 と、光波長多重化装置30のうちの光出力レベルバイト検出回路194 と、光出力レベル検出回路196 と、光可変減衰器制御回路198 と、光可変減衰器200 および202 とから構成されている。なお、図5において、図1および図14と対応する部分には同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。
【0077】
光出力レベルバイト挿入回路186 については後述する。電気・光変換回路188 の入力362 には、多重化回路150 からの出力信号に光出力レベルバイト生成回路192 からの光出力レベル値データの多重化された信号が送られる。
【0078】
電気・光変換回路188 は波長がλ1またはλ2の半導体レーザ、半導体レーザの駆動回路、半導体レーザからの光信号を2つの光信号に分岐する光分岐器から構成されている。入力362 から入力する信号は駆動回路を介して半導体レーザに送られる。半導体レーザはこの送られてきた信号を光強度信号に変換して光分岐器に送る。光分岐器は入力した光強度信号を2つの光強度信号に分岐する。分岐された1つの光信号は光ファイバ364 を通して光出力レベル生成回路190 に送られ、もう1つの光信号は光ファイバ372 または376 を通して光可変減衰器200 または202 に送られる。
【0079】
なお、この例では電気・光変換回路188 の出力372 または376 から出力される光出力レベルの監視用の信号としては光信号が用いられ、その光信号は電気・光変換回路188 の出力364 から出力される回路方式となっているが、監視用の信号として半導体レーザの駆動電流値に応じる信号を信号線を通して光出力レベル生成回路190 に送る回路方式でもよい。
【0080】
光出力レベル生成回路190 は光強度検出器で構成され、この光強度検出器は入力364 から入力する光入力レベル値を対応する電気信号レベル値に変換して出力366 に出力する変換回路である。出力366 は出力レベルバイト生成回路192 の入力と接続されている。
【0081】
光出力レベルバイト生成回路192 の出力に接続される出力線368 または374 はこの例では複数の信号線から構成されている。光出力レベルバイト生成回路192 は、入力366 から入力した電気信号レベル値(または上述の半導体レーザの駆動電流値)に対応する1バイトからなるデジタルデータ(図9参照)の前に所定のフレーム同期信号の付加されたフレーム信号を形成して出力線368 または374 中の所定の信号線に出力し、このデジタルデータ値およびフレーム同期信号に同期したクロック信号を出力線368 または374 中の上記所定の信号線と異なる信号線に出力する。また出力レベルバイト生成回路192 は上述したデジタルデータ値を出力370 に出力する。出力370 は光出力レベルバイト挿入回路186 の対応する入力と接続されている。
【0082】
なおこの例では、光出力レベルバイト生成回路192 はフレーム同期信号にデジタルデータ値の付加されたフレーム構造の信号とこの信号に同期したクロック信号の2種類の信号をそれぞれ別の信号線で光出力レベルバイト検出回路194 に送る方式としたが、上述したオーバヘッドアクセス機能を用い、1バイトからなるデジタルデータ、Dバイトにおける先頭のD1バイトの位置を示すフレームパルス(FP)、およびこれらデジタルデータおよびフレームパルスに同期したクロック信号の3種類の信号をそれぞれ別々の信号線で光出力レベルバイト検出回路194 に送る方式でもよい。
【0083】
この例では多重化回路150 から光出力レベルバイト挿入回路186 にD1〜D3バイトが未使用のSTM−1 フレーム信号が送られる。多重化回路150 からのD1バイトのタイミングに同期して、光出力レベルバイト生成回路192 から光出力レベルバイト挿入回路186 に図9に示すような1バイトからなデジタルデータが送られる。これにより、光出力レベルバイト挿入回路186 の出力362 からはD1バイトの位置にデジタルデータの多重化されたSTM−1 フレーム信号が出力される。出力362 は電気・光変換回路188 に接続されている。
【0084】
なおこの例では、光出力レベルバイト生成回路192 はD1バイトのタイミングに同期して所定のデータを光出力レベルバイト挿入回路186 に送る方式としたが、上述のオーバヘッドアクセス機能を用いれば、所定のデータを光出力レベルバイト挿入回路186 に送るだけでよい。
【0085】
なおまた、この例では、光出力レベルバイト生成回路192 は光出力レベル値を2進数に変換してなる生成方式としたが、光出力レベル値を10進数に変換してなる生成方式でもよい。
【0086】
光出力レベルバイト検出回路194 は入力368 および374 から入力する#1多重化装置28および#2多重化装置28から出力される光出力レベル値に対応する1バイトからなデジタルデータをそれぞれ検出し、これら検出したデジタルデータを出力378 に出力する。出力378 は光出力レベル検出回路196 の入力と接続されている。
【0087】
光出力レベル検出回路196 は入力378 から入力するこの例では2つのデジタルデータ値がいくであるかをカウントし、さらにそのレベル差がいくつあるかをカウントし、信号線 380 を介して光可変減衰器制御回路 198 に送る。光可変減衰器制御回路 198 は、入力したそのレベル差に基づく制御信号を生成し、出力382 および384 に出力する回路である。出力382 は光可変減衰器200 と接続され、出力384 は光可変減衰器202 と接続されている。
【0088】
可変減衰器200 および202 は、入力382 および384 から入力する制御信号に応じてその減衰素子を回転する構造になっている。減衰素子はこの例では回転角に対応して蒸着厚膜を連続に変えてあり、連続した減衰量を与える構造となっている。したがって、可変減衰器200 は入力372 から入力する光レベルを入力382 から入力する制御信号に応じて減衰し出力302 に出力する。同様に可変減衰器202 も入力376 から入力する光レベルを入力384 から入力する制御信号に応じて減衰し出力304 に出力する。これにより出力302 および304 から出力される光レベルは同一のレベル値になるように制御される(図11参照)。なおこの例では、可変減衰器200 および202 の減衰素子は回転角に対応して蒸着厚膜を連続に変えるものを用いたが、回転角に対応してステップ的に減衰量を変えるものを用いてもよい。
【0089】
励起光源制御回路204 はたとえば増幅度がP αdBになるような制御信号を出力310 に出力する。これにより光増幅回路112 の出力からは図11(c) に示すようなレベル値の光信号が出力される。
【0090】
図5の動作を説明する。
【0091】
#1および#2多重化装置28の多重化回路150 は、それぞれ入力する3つの#1〜#3被多重信号(STM−0 フレーム信号)450 〜454 および456 〜460 を多重化して高速信号(STM−1 フレーム信号)を形成して光出力レベルバイト挿入回路186 に送る。また#1多重化装置28の光出力レベル生成回路190 は電気・光変換回路188 から出力される光出力レベルに対応する電気信号レベル値を生成して光出力レベルバイト生成回路192 に送る。光出力レベルバイト生成回路192 は入力した電気信号レベル値を対応する2進数からなるデジタルデータ値に変換して光出力レベルバイト挿入回路186 に送るとともに、2進数からなるデジタルデータを信号線368 を介して光波長多重化装置30の光出力レベルバイト検出回路194 に送る。光出力レベルバイト挿入回路186 は送られてきた高速信号のD1バイトの位置に送られてきた2進数からなるデジタルデータを多重化して電気・光変換回路188 に送る。電気・光変換回路188 は送られてきた電気信号である高速信号を光信号である高速光信号(波長λ1)に変換し光ファイバ372 を介して光波長多重化装置30の光可変減衰器200 に送る。
【0092】
また、#2多重化装置28の光出力レベル生成回路190 も同様に、電気・光変換回路188 から出力される光出力レベルに対応する電気信号レベル値を生成して光出力レベルバイト生成回路192 に送る。光出力レベルバイト生成回路192 は入力した電気信号レベル値を対応する2進数からなるデジタルデータ値に変換して光出力レベルバイト挿入回路186 に送るとともに、2進数からなるデジタルデータを信号線374 を介して光波長多重化装置30の光出力レベルバイト検出回路194 に送る。光出力レベルバイト挿入回路186 は送られてきた高速信号のD1バイトの位置に送られてきた2進数からなるデジタルデータを多重化して電気・光変換回路188 に送る。電気・光変換回路188 は送られてきた電気信号である高速信号を光信号である高速光信号(波長λ2)に変換し光ファイバ376 を介して光波長多重化装置30の光可変減衰器202 に送る。
【0093】
光出力レベルバイト検出回路194 は、信号線368 からのデジタルデータと信号線374 からのデジタルデータを検出して光出力レベル検出回路196 に送り、光出力レベル検出回路196 は入力したデジタルデータにおけるレベル差を測定し、光可変減衰器制御回路 198 に送る。光可変減衰器制御回路 198 は、入力したレベル差に基づく制御信号382 および384 を生成し、生成した制御信号382 を光可変減衰器200 に送り、生成した制御信号384 を光可変減衰器202 に送る。光可変減衰器200 は制御信号382 に応じて光ファイバ372 を介して送られる波長λ1の高速光信号レベルを制御して出力302 に出力し、また光可変減衰器202 も制御信号384 に応じて光ファイバ376 を介して送られる波長λ2の高速光信号レベルを制御して出力304 に出力する。これにより出力302 および304 は各々同じレベル値となる。
【0094】
この同じレベル値の高速光信号は光多重化回路102 に送られ合波され光増幅回路112 に送られる。また励起光源制御回路204 は所定の制御信号を形成して励起光源回路110 に送り、励起光源回路110 は送られてきた制御信号に応じた強度の励起光信号を光増幅回路112 に送る。光増幅回路112 は光多重化回路102 からの高速光信号と励起光源回路110 からの励起光信号を合波し、合波した光信号のうちの信号光を所定のレベルにまで増幅し出力314 に出力する。
【0095】
このような第2の実施例によれば、光波長多重化装置30は#1および#2の多重化装置28から送られてきたデジタルデータのレベル差を測定し、このレベル差に基づくこの例では2つの制御信号を生成し、この生成した各々制御信号に応じて光ファイバ372 および376 を介して送られる波長λ1およびλ2の高速光信号レベルを各々制御して各々同じレベル値とし、この同じレベル値の高速光信号を合波し、この合波した高速光信号を所定の制御信号に基づく強度の励起光信号により所定のレベルにまで増幅し光ファイバ314 に出力している。このように、#1および#2多重化装置28から出力される光出力パワーにレベル差があっても光波長多重化装置30から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。
【0096】
なお、従来はたとえば図10に示すようにレベル差があった。このように、光波長多重化装置に入力する光パワーが波長ごとにばらつきを持つ場合、光波長多重化装置から出力される光パワーが波長ごとにばらついてしまうため、従来は光増幅器の入力側または出力側に光分岐器、光パワーモニタ、光可変減衰器および光可変減衰器を設け、光波長多重化装置から出力される波長ごとの光パワーのばらつきを抑えていた。第2の実施例の場合は、光波長多重化装置が各多重化装置から出力される光出力レベルバイトを受け、これにより各多重化装置から出力される光パワーを監視しているため、従来のように波長ごとに光分岐器、光パワーモニタ、光可変減衰器および光可変減衰器を設ける必要がなくなった。つまり第2の実施例の場合は、従来より構成が簡単になり、部品点数が少なる。
【0097】
なお、図5の送信側の光伝送システムと対応する受信側の光伝送システムの第2の実施例を図6に示す。図6の受信側の説明については図2および図5の説明からわかるので省略する。
【0098】
図7には本発明の光波長多重化装置の光出力レベル制御装置が適用される光伝送システムの送信側の第3の実施例が示されている。図7は送信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置28および送信部からなる光波長多重化装置32から構成されている。図7において、図5と異なるところは、図5の光多重化回路102 から後段の回路を前段に持っていき、前段に持ってきた光多重化回路の参照符号を205 に変更し、前段に持ってきた光増幅回路112 の後段に光分岐回路206 を追加し、追加した光分岐回路206 の後段に図5の前段にあった光可変減衰器200 および202 およびそれらの制御回路を持っていき、光可変減衰器200 および202 の後段に光多重化回路208 を追加したことである。
【0099】
図7の送信側の光出力レベル制御装置も基本的には図5と同様に、多重化装置28のうちの送信回路184 と、光波長多重化装置32のうちの光出力レベルバイト検出回路194 と、光出力レベル検出回路196 と、光可変減衰器制御回路198 と、光可変減衰器200 および202 とから構成されている。なお図7において図1、図5および図14と対応する部分には同じ符号を付して示し、重複説明を省略する。
【0100】
なお、光多重化回路205 および208 についても参照符号は異なるが光多重化回路102 と基本機能は同じであり説明を省略する。また、光分岐回路206 についても参照符号は異なるが光分離回路122 と基本機能は同じであるので説明を省略する。
【0101】
図7の動作を説明する。
【0102】
図5と同様に、#1多重化装置28の光出力レベルバイト生成回路192 は自装置28の光出力レベル値に対応する2進数からなるデジタルデータを信号線368 を介して光波長多重化装置32の光出力レベルバイト検出回路194 に送る。#1多重化装置28の電気・光変換回路188 はD1バイトの位置に2進数からなるデジタルデータの多重化された高速光信号(波長λ1)を光ファイバ372 を介して光波長多重化装置32の光多重化回路205 に送る。また#2多重化装置28の光出力レベルバイト生成回路192 も同様に自装置28の光出力レベル値に対応する2進数からなるデジタルデータを信号線374 を介して光波長多重化装置32の光出力レベルバイト検出回路194 に送る。#2多重化装置28の電気・光変換回路188 もD1バイトの位置に2進数からなるデジタルデータの多重化された高速光信号(波長λ2)を光ファイバ376 を介して光波長多重化装置32の光多重化回路205 送る。
【0103】
光多重化回路205 は送られてきた高速光信号372 および376 を合波して光増幅回路112 に送る。また励起光源制御回路204 は所定の制御信号を形成して励起光源回路110 に送り、励起光源回路110 は送られてきた制御信号に応じた強度の励起光信号を光増幅回路112 に送る。光増幅回路112 は光多重化回路205 からの高速光信号と励起光源回路110 からの励起光信号を合波し、合波した光信号のうちの信号光を増幅して光分岐回路206 に送る(図12(b) 参照)。光分岐回路206 は波長ごとに分波し、分波した波長λ1の高速光信号を光可変減衰器200 に送り、また分波した波長λ2の高速光信号を光可変減衰器202 に送る。
【0104】
一方、光出力レベルバイト検出回路194 は、信号線368 からのデジタルデータと信号線374 からのデジタルデータを検出して光出力レベル検出回路196 に送り、光出力レベル検出回路196 は入力したデジタルデータにおけるレベル差を測定し、光可変減衰器制御回路 198 に送る。光可変減衰器制御回路 198 は、入力したレベル差に基づく制御信号382 および384 を生成し、生成した制御信号382 を光可変減衰器200 に送り、生成した制御信号384 を光可変減衰器202 に送る。光可変減衰器200 は制御信号382 に応じて光分岐回路206 から送られる波長λ1の高速光信号レベルを制御して出力302 に出力し、また光可変減衰器202 も制御信号384 に応じて光分岐回路206 から送られる波長λ2の高速光信号レベルを制御して出力304 に出力する。これにより出力302 および304 は各々同じレベル値となる(図12(c) 参照)。光可変減衰器200 および202 から出力された高速光信号は光多重化回路208 に送られ合波され出力390 に出力される。
【0105】
このような第3の実施例によれば、図5と同様に、#1および#2多重化装置28から出力される光出力パワーにレベル差があっても光波長多重化装置32から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。第3の実施例の場合も第2の実施例と同様に、光波長多重化装置が各多重化装置から出力される光出力レベルバイトを受け、これにより各多重化装置から出力される光パワーを監視しているため、従来のように波長ごとに光分岐器、光パワーモニタ、光可変減衰器および光可変減衰器を設ける必要がなくなった。つまり第3の実施例の場合も、従来より構成が簡単になり、部品点数も少なくなる。
【0106】
なお、図7の送信側の光伝送システムと対応する受信側の光伝送システムの第3の実施例を図8に示す。図8の受信側の説明については図2および図7の説明からわかるので省略する。
【0107】
図13には本発明の光出力レベル制御装置が適用される光波長多重化装置を含む光伝送システムの第4の実施例が示されている。図13は、双方向の光伝送システムとなっており、送受信側3は送信部からなる二台(#1、#2)の多重化装置50、受信部からなる二台(#3、#4)の多重化装置66、送信部からなる光波長多重化装置54、受信部からなる光波長多重化装置64、光多重分離回路56および保守端末またはネットワーク管理システム58から構成され、送受信側4は光多重分離回路62、受信部からなる光波長多重化装置64、受信部からなる二台(#5、#6)の多重化装置66、送信部からなる二台(#7、#8)の多重化装置50および送信部からなる光波長多重化装置54から構成されている。なお、図13の特徴は保守端末またはネットワーク管理システム58が接続されていることである。
【0108】
図13に示す送受信側3の送信部からなる光波長多重化装置54、受信部からなる光波長多重化装置64および光多重分離回路56は送受信側3の光双方波長多重化装置52を構成し、また送受信側4の光多重分離回路62、受信部からなる光波長多重化装置64および送信部からなる光波長多重化装置54は送受信側4の光双方波長多重化装置60を構成している。
【0109】
図13からわかるように、#1多重化装置50は光ファイバ400、光波長多重化装置54、 光ファイバ408、光多重分離回路56、光ファイバ412 、光多重分離回路62、光ファイバ418 、光波長多重化装置64および光ファイバ422 を介して対向する#5多重化装置66と接続され、#2多重化装置50は光ファイバ402、光波長多重化装置54、 光ファイバ408、光多重分離回路56、光ファイバ412 、光多重分離回路62、光ファイバ418 、光波長多重化装置64および光ファイバ424 を介して対向する#6多重化装置66と接続されている。
【0110】
また同様に#7多重化装置50は光ファイバ426、光波長多重化装置54、 光ファイバ420、光多重分離回路62、光ファイバ412 、光多重分離回路56、光ファイバ410 、光波長多重化装置64および光ファイバ404 を介して対向する#3多重化装置66と接続され、#8多重化装置50は光ファイバ428、光波長多重化装置54、 光ファイバ420、光多重分離回路62、光ファイバ412 、光多重分離回路56、光ファイバ410 、光波長多重化装置64および光ファイバ406 を介して対向する#4多重化装置66と接続されている。
【0111】
そして、多重化装置50の回路構成は上述した多重化装置20または28の回路構成と同じでよい。多重化装置66の回路構成は多重化装置20または28と対向する上述した多重化装置26または36の回路構成と同じでよい。光波長多重化装置54は多重化装置20または28と接続される上述した光波長多重化装置22または光波長多重化装置30または32の回路構成と同じでよい。光波長多重化装置64は光波長多重化装置22または光波長多重化装置30または32と対向する上述した光波長多重化装置24または光波長多重化装置34または38の回路構成と同じでよい。
【0112】
光多重分離回路56は光合分波器から構成されており、光合分波器は入力408 から入力する波長λ1およびλ2の合波された光信号を入出力412 に出力し、入出力412 から入力する波長λ3およびλ4の合波された光信号を出力410 に出力する。また、光多重分離回路62も光合分波器から構成されており、光合分波器は入出力412 から入力する波長λ1およびλ2の合波された光信号を出力418 に出力し、入力420 から入力する波長λ3およびλ4の合波された光信号を入出力412 に出力する。
【0113】
保守端末またはネットワーク管理システム58は、信号線414 を介して光波長多重化装置54と、信号線416 を介して光波長多重化装置64とそれぞれ接続されている。光波長多重化装置54での接続先は、光波長多重化装置22の場合は、たとえば波長管理バイト検出回路162 の入力332 および340 、またはその出力342 でよく、光波長多重化装置30および32の場合は、たとえば光出力レベルバイト検出回路194 の入力368 および374 、またはその出力378 でよい。
【0114】
光波長多重化装置54での接続先は、光波長多重化装置24の場合は、たとえば波長管理バイト検出回路162 の入力356 および358 、またはその出力342 でよく、光波長多重化装置34および38の場合は、たとえば光出力レベルバイト検出回路の2つの入力またはその出力でよい。したがって、保守端末またはネットワーク管理システム58は送られてきた波長数、波長値および光出力レベルなどの情報を、たとえばそのモニタに表示することができる。これにより、このシステムの状態を知ることができ、適切に管理することができる。
【0115】
なお、この例ではデータの多重化位置をD1〜D3バイトとしたが多重化が可能である位置であればどの位置でもよい。またなお、この例では多重化装置はSTM−1 フレ−ム信号を出力するものであるが、STM−4,16,64 などのフレ−ム信号を出力するものでもよい。
【0116】
【発明の効果】
このように本発明によれば、第1の制御光増幅手段は第1の波長多重化手段から高速光信号を受け、かつ第1の送信手段から第1の波長値データを受け、かつ第2の送信手段から第2の波長値データを受け、受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により受けた高速光信号を増幅している。したがって、波長数を自動的に認識し第1の光波長多重化装置(送信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。またこのような思想によれば、光波長多重化装置に適用される波長数が変わってもそれを自動的に認識し第1の光波長多重化装置(送信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。
【0117】
また、このように本発明によれば、第1のネットワーク管理手段(送信側)は第1の波長管理バイト検出手段に入力される第1および第2の波長値データまたは第1の波長管理バイト検出手段から出力される第1および第2の波長値データを受ける。これにより、第1のネットワーク管理手段は受けた波長数および波長値などの情報を、たとえばそのモニタに表示する。したがって、このシステムの状態を知ることができ、適切に管理することができる。
【0118】
また、このように本発明によれば、第2の制御光増幅手段は第1の受信手段から第1の波長値データを受け、かつ第2の受信手段から第2の波長値データを受け、かつ第1の制御光増幅手段から高速光信号を受け、受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により受けた高速光信号を増幅している。したがって、波長数を自動的に認識し第2の光波長多重化装置(受信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。またこのような思想によれば、光波長多重化装置に適用される波長数が変わってもそれを自動的に認識し第2の光波長多重化装置(受信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。
【0119】
また、このように本発明によれば、第2のネットワーク管理手段(受信側)は第2の波長管理バイト検出手段に入力される第1および第2の波長値データまたは第2の波長管理バイト検出手段から出力される第1および第2の波長値データを受ける。これにより、第2のネットワーク管理手段は受けた波長数および波長値の情報を、たとえばそのモニタに表示する。したがって、このシステムの状態を知ることができ、適切に管理することができる。
【0120】
また、このように本発明によれば、第1の光可変減衰手段は第1の光レベル制御手段から第1の制御信号を受け、かつ第1の送信手段から第1の高速光信号を受け、受けた第1の制御信号に応じて受けた第1の高速光信号のレベルを可変している。また第2の光可変減衰手段は第1の光レベル制御手段から第2の制御信号を受け、かつ第2の送信手段から第2の高速光信号を受け、受けた第2の制御信号に応じて受けた第2の高速光信号のレベルを可変している。したがって、第1および第2多重化装置から出力される光出力パワーにレベル差があっても第1の光波長多重化装置(送信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。また、光波長多重化装置は各多重化装置から出力される光出力パワー値に対応する光出力値データを受けてこれら各多重化装置から出力される光出力パワーを監視する回路方式なので、上述した従来の回路構成より簡単になる。
【0121】
また、このように本発明によれば、第1のネットワーク管理手段(送信側)は第1の光出力レベルバイト検出手段に入力される第1および第2の光出力値データまたは第1の光出力レベルバイト検出手段から出力される第1および第2の光出力値データを受ける。これにより、第1のネットワーク管理手段は受けた光出力レベルの情報を、たとえばそのモニタに表示する。したがって、このシステムの状態を知ることができ、適切に管理することができる。
【0122】
また、このように本発明によれば、第3の光可変減衰手段は第2の光レベル制御手段から第4の制御信号を受け、かつ第1の光分離手段から第1の高速光信号を受け、受けた第4の制御信号に応じて受けた第1の高速光信号のレベルを可変している。また第4の光可変減衰手段は第2の光レベル制御手段から第5の制御信号を受け、かつ第1の光分離手段から第2の高速光信号を受け、受けた第5の制御信号に応じて受けた第2の高速光信号のレベルを可変している。第1および第2多重化装置から出力される光出力パワーにレベル差があっても第2の光波長多重化装置(受信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。これもまた、光波長多重化装置は各多重化装置から出力される光出力パワー値に対応する光出力値データを受けてこれら各多重化装置から出力される光出力パワーを監視する回路方式なので、上述した従来の回路構成より簡単になる。
【0123】
また、このように本発明によれば、第2のネットワーク管理手段(受信側)は第2の光出力レベルバイト検出手段に入力される第1および第2の光出力値データまたは第2の光出力レベルバイト検出手段から出力される第1および第2の光出力値データを受ける。これにより、第2のネットワーク管理手段は受けた光出力レベルの情報を、たとえばそのモニタに表示する。したがって、このシステムの状態を知ることができ、適切に管理することができる。
【0124】
また、このように本発明によれば、第1の光可変減衰手段は第1の光レベル制御手段から第1の制御信号を受け、かつ第1の光分離手段から第1の高速光信号を受け、受けた第1の制御信号に応じて受けた第1の高速光信号のレベルを可変している。また第2の光可変減衰手段は第1の光レベル制御手段から第2の制御信号を受け、かつ第1の光分離手段から第2の高速光信号を受け、受けた第2の制御信号に応じて受けた第2の高速光信号のレベルを可変している。第1および第2多重化装置から出力される光出力パワーにレベル差があっても第1の光波長多重化装置(送信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。また、光波長多重化装置は各多重化装置から出力される光出力パワー値に対応する光出力値データを受けてこれら各多重化装置から出力される光出力パワーを監視する回路方式なので、上述した従来の回路構成より簡単になる。
【0125】
また、このように本発明によれば、第3の光可変減衰手段は第2の光レベル制御手段から第4の制御信号を受け、かつ第2の光分離手段から第1の高速光信号を受け、受けた第4の制御信号に応じて受けた第1の高速光信号のレベルを可変している。また第4の光可変減衰手段は第2の光レベル制御手段から第5の制御信号を受け、かつ第2の光分離手段から第2の高速光信号を受け、受けた第5の制御信号に応じて受けた第2の高速光信号のレベルを可変している。第1および第2多重化装置から出力される光出力パワーにレベル差があっても第2の光波長多重化装置(受信側)から出力される光出力レベルを必要な所定の一定レベルにすることができる。これもまた、光波長多重化装置は各多重化装置から出力される光出力パワー値に対応する光出力値データを受けてこれら各多重化装置から出力される光出力パワーを監視する回路方式なので、上述した従来の回路構成より簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2と組み合わせて、本発明の光出力レベル制御装置が適用される送信側の第1の実施例の機能ブロック図である。
【図2】図1と組み合わせて、本発明の光出力レベル制御装置が適用される受信側の第1の実施例の機能ブロック図である。
【図3】図1および図2の組み合わせ状態を示す図である。
【図4】図1の実施例で用いられる波長管理バイト生成回路の一例の動作説明図である。
【図5】本発明の光出力レベル制御装置が適用される送信側の第2の実施例の機能ブロック図である。
【図6】図5の送信側の第2の実施例に対応する本発明の光出力レベル制御装置が適用される受信側の第2の実施例の機能ブロック図である。
【図7】本発明の光出力レベル制御装置が適用される送信側の第3の実施例の機能ブロック図である。
【図8】図5の送信側の第3の実施例に対応する本発明の光出力レベル制御装置が適用される受信側の第3の実施例の機能ブロック図である。
【図9】図5および図7の実施例で用いられる光出力レベルバイト生成回路の一例の動作説明図である。
【図10】従来の光波長多重化装置の一例の動作説明図である。
【図11】図5の実施例で用いられる光波長多重化装置の一例の動作説明図である。
【図12】図7の実施例で用いられる光波長多重化装置の一例の動作説明図である。
【図13】本発明の光出力レベル制御装置が適用される送受信側の第4の実施例の機能ブロック図である。
【図14】従来の光出力レベル制御装置が適用される送受信側の一例の機能ブロック図である。
【図15】STM−1 フレーム信号のフレーム構造を示す一例の説明図である。
【図16】図14で用いられる光増幅器の動作を示す一例の説明図である。
【図17】図14で用いられる光増幅器の動作を示す一例の説明図である。
【図18】図14で用いられる光増幅器の動作を示す一例の説明図である。
【図19】図14で用いられる光増幅器の動作を示す一例の説明図である。
【図20】図14で用いられる光増幅器の動作を示す一例の説明図である。
【符号の説明】
10、16、20、26 、28、36、50、66 多重化装置
12、14、24、30、32、34、38、54、64 光波長多重化装置
52、60 光双方向波長多重化装置
56 光多重分離回路
102 、205 、208 光多重化回路
104 多重数設定回路
106 、204 励起光源制御回路
108 光増幅器
110 励起光源回路
112 光増幅回路
122 光分離回路
150 多重化回路
152 、184 送信回路
154 波長値生成回路
156 波長管理バイト生成回路
158 波長管理バイト挿入回路
160 、188 電気・光変換回路
162 波長管理バイト検出回路
164 波長数カウント回路
172 受信回路
174 光・電気変換回路
176 波長管理バイト抽出回路
178 波長管理バイト解釈回路
180 分離回路
186 光出力レベルバイト挿入回路
190 光出力バイト生成回路
192 光出力レベルバイト生成回路
194 光出力レベルバイト検出回路
196 光出力レベル検出回路
198 光可変減衰器制御回路
200 、202 光可変減衰器
206 光分岐回路

Claims (6)

  1. 少なくとも第1および第2の多重化装置と、第1の光波長多重化装置とを送信側に有する光伝送システムにおける光波長多重化装置の光出力レベル制御装置において、
    前記第1の多重化装置は、所定の複数の低速光信号を受け、該受けた各低速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換された各電気信号を多重化して高速信号を形成する第1の多重化手段と、
    該第1の多重化手段から高速信号を受け、該第1の多重化装置から出力される光の波長値に対応する第1の波長値データを生成して出力し、該生成した第1の波長値データを該受けた高速信号の所定の位置に挿入し、該第1の波長値データの挿入された高速信号を対応する該波長値を持つ光信号である第1の高速光信号に変換して出力する第1の送信手段とを有し、
    前記第2の多重化装置は、所定の複数の低速光信号を受け、該受けた各低速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換された各電気信号を多重化して高速信号を形成する第2の多重化手段と、
    該第2の多重化手段から高速信号を受け、該第2の多重化装置から出力される光の波長値に対応する第2の波長値データを生成して出力し、該生成した第2の波長値データを該受けた高速信号の所定の位置に挿入し、該第2の波長値データの挿入された高速信号を対応する該波長値を持つ光信号である第2の高速光信号に変換して出力する第2の送信手段とを有し、
    前記第1の光波長多重化装置は、前記第1の送信手段からの第1の高速光信号と前記第2の送信手段からの第2の高速光信号とを波長多重化する第1の波長多重化手段と、
    該第1の波長多重化手段から高速光信号を受け、かつ前記第1の送信手段から第1の波長値データを受け、かつ前記第2の送信手段から第2の波長値データを受け、該受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により該受けた高速光信号を増幅する第1の制御光増幅手段とを有し、
    前記第1の送信手段は、前記第1の多重化装置から出力される10進数または2進数で表現される波長値データを生成する第1の波長値生成手段と、
    該第1の波長値生成手段からの10進数または2進数で表現される波長値データを前記第1の波長値データとして出力する第1の波長管理バイト生成手段とを含み、
    前記第2の送信手段は、前記第2の多重化装置から出力される10進数または2進数で表現される第2の波長値データを生成する第2の波長値生成手段と、
    該第2の波長値生成手段からの10進数または2進数で表現された波長値データを前記第2の波長値データとして出力する第2の波長管理バイト生成手段とを含み、
    前記第1の制御光増幅手段は、前記第1の波長管理バイト生成手段から第1の波長値データを受け、かつ前記第2の波長管理バイト生成手段から第2の波長値データを受け、該受けた第1および第2の波長値データを出力する第1の波長管理バイト検出手段と、
    該第1の波長管理バイト検出手段から第1および第2の波長値データを受け、該受けたこれらデータによる波長値がどのような値を示しているかを認識し、該認識に基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号を形成する第1の波長数カウント手段とを含み、
    前記第1の送信手段は前記第1の波長管理バイト生成手段からの10進数または2進数で表現された第1の波長値データを出力するとともに挿入し、また前記第2の送信手段は前記第2の波長管理バイト生成手段からの10進数または2進数で表現された第2の波長値データを出力するとともに挿入し、該挿入による第1および第2の波長値データは前記送信側と対向する受信側に送られ、該受信側は該送られてきたこれらデータに基づく異なる波長数に基づき前記第1の制御光増幅手段から送られてきた高速光信号のレベルの制御を行なうことを特徴とする光波長多重化装置の光出力レベル制御装置。
  2. 少なくとも第1および第2の多重化装置と、第1の光波長多重化 装置とを送信側に有するとともに、該第1の多重化装置と対向する第3の多重化装置および該第2の多重化装置と対向する第4の多重化装置と、該第1の光波長多重化装置と対向する第2の光波長多重化装置とを受信側に有する光伝送システムにおける光波長多重化装置の光出力レベル制御装置において、
    前記第1の多重化装置は、所定の複数の低速光信号を受け、該受けた各低速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換された各電気信号を多重化して高速信号を形成する第1の多重化手段と、
    該第1の多重化手段から高速信号を受け、該第1の多重化装置から出力される光の波長値に対応する第1の波長値データを生成して出力し、該生成した第1の波長値データを該受けた高速信号の所定の位置に挿入し、該第1の波長値データの挿入された高速信号を対応する該波長値を持つ主光信号である第1の高速光信号に変換して出力する第1の送信手段とを有し、
    前記第2の多重化装置は、所定の複数の低速光信号を受け、該受けた各低速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換された各電気信号を多重化して高速信号を形成する第2の多重化手段と、
    該第2の多重化手段から高速信号を受け、該第2の多重化装置から出力される光の波長値に対応する第2の波長値データを生成して出力し、該生成した第2の波長値データを該受けた高速信号の所定の位置に挿入し、該第2の波長値データの挿入された高速信号を対応する該波長値を持つ主光信号である第2の高速光信号に変換して出力する第2の送信手段とを有し、
    前記第1の光波長多重化装置は、前記第1の送信手段からの第1の高速光信号と前記第2の送信手段からの第2の高速光信号とを波長多重化する第1の波長多重化手段と、
    該第1の波長多重化手段から高速光信号を受け、かつ前記第1の送信手段から第1の波長値データを受け、かつ前記第2の送信手段から第2の波長値データを受け、該受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により該受けた高速光信号を増幅する第1の制御光増幅手段とを有し、
    前記第1の送信手段は、前記第1の多重化装置から出力される10進数または2進数で表現される波長値データを生成する第1の波長値生成手段と、
    該第1の波長値生成手段からの10進数または2進数で表現される波長値データを前記第1の波長値データとして出力する第1の波長管理バイト生成手段とを含み、
    前記第2の送信手段は、前記第2の多重化装置から出力される10進数または2進数で表現される第2の波長値データを生成する第2の波長値生成手段と、
    該第2の波長値生成手段からの10進数または2進数で表現された波長値データを前記第2の波長値データとして出力する第2の波長管理バイト生成手段とを含み、
    前記第1の制御光増幅手段は、前記第1の波長管理バイト生成手段から第1の波長値データを受け、かつ前記第2の波長管理バイト生成手段から第2の波長値データを受け、該受けた第1および第2の波長値データを出力する第1の波長管理バイト検出手段と、
    該第1の波長管理バイト検出手段から第1および第2の波長値データを受け、該受けたこれらデータによる波長値がどのような値を示しているかを認識し、該認識に基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号を形成する第1の波長数カウント手段とを含み、
    前記第1の送信手段は前記第1の波長管理バイト生成手段からの10進数または2進数で表現された第1の波長値データを出力するとともに挿入し、また前記第2の送信手段は前記第2の波長管理バイト生成手段からの10進数または2進数で表現された第2の波長値データを出力するとともに挿入し、
    前記第2の光波長多重化装置は、抽出された第1および第2の波長値データを受け、かつ前記第1の制御光増幅手段から高速光信号を受け、該受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により該受けた高速光信号を増幅する第2の制御光増幅手段と、
    該第2の制御光増幅手段からの高速光信号を第1の波長値データに対応する高速光信号と第2の波長値データに対応する高速光信号とに分波する光分離手段とを有し、
    前記第3の多重化装置は、該光分離手段から第1の波長値データに対応する高速光信号を受け、該受けた高速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換した高速信号に多重化された第1の波長値データを抽出し前記第2の制御光増幅手段に出力する第1の受信手段を有し、
    前記第4の多重化装置は、前記光分離手段から第2の波長値データに対応する高速光信号を受け、該受けた高速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換した高速信号に多重化された第2の波長値データを抽出し前記第2の制御光増幅手段に出力する第2の受信手段を有することを特徴とする光波長多重化装置の光出力レベル制御装置。
  3. 請求項1に記載の光出力レベル制御装置において、前記光伝送システムの受信側は、少なくとも第3および第4の多重化装置と、第2の光波長多重化装置とを有し、
    該第2の光波長多重化装置は、抽出された第1および第2の波長値データを受け、かつ前記第1の制御光増幅手段から高速光信号を受け、該受けた第1および第2の波長値データに基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号に基づく強度の励起光信号により該受けた高速光信号を増幅する第2の制御光増幅手段と、
    該第2の制御光増幅手段からの高速光信号を第1の波長値データに対応する高速光信号と第2の波長値データに対応する高速光信号とに分波する光分離手段とを有し、
    前記第3の多重化装置は、該光分離手段から第1の波長値データに対応する高速光信号を受け、該受けた高速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換した高速信号に多重化された第1の波長値データを抽出し前記第2の制御光増幅手段に出力する第1の受信手段を有し、
    前記第4の多重化装置は、前記光分離手段から第2の波長値データに対応する高速光信号を受け、該受けた高速光信号を対応する電気信号に変換し、該変換した高速信号に多重化された第2の波長値データを抽出し前記第2の制御光増幅手段に出力する第2の受信手段を有することを特徴とする光波長多重化装置の光出力レベル制御装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光出力レベル制御装置において、
    前記第2の制御光増幅手段は、前記第1の受信手段から第1の波長値データを受け、かつ前記第2の受信手段から第2の波長値データを受け、該受けた第1および第2の波長値データを出力する第2の波長管理バイト検出手段と、
    該第2の波長管理バイト検出手段から第1および第2の波長値データを受け、該受けたこれらデータによる波長値がどのような値を示しているかを認識し、該認識に基づいて異なる波長数を計数し、該計数値に応じた制御信号を形成する第2の波長数カウント手段とを含むことを特徴とする光波長多重化装置の光出力レベル制御装置。
  5. 請求項1または請求項に記載の光出力レベル制御装置において、
    前記光伝送システムはさらに、前記第1の波長管理バイト検出手段に入力される第1および第2の波長値データまたは該第1の波長管理バイト検出手段から出力される第1および第2の波長値データを受け、該システムの管理のために該受けたこれら波長値データに基づく情報を表示する第1のネットワーク管理手段を有することを特徴とする光波長多重化装置の光出力レベル制御装置。
  6. 請求項4に記載の光出力レベル制御装置において、
    前記光伝送システムはさらに、前記第2の波長管理バイト検出手段に入力される第1および第2の波長値データまたは該第2の波長管理バイト検出手段から出力される第1および第2の波長値データを受け、該システムの管理のために該受けたこれら波長値データに基づく情報を表示する第2のネットワーク管理手段を有することを特徴とする光波長多重化装置の光出力レベル制御装置。
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