JP3111926B2 - 波長多重伝送方法及び波長多重伝送装置 - Google Patents

波長多重伝送方法及び波長多重伝送装置

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JP3111926B2 JP09105918A JP10591897A JP3111926B2 JP 3111926 B2 JP3111926 B2 JP 3111926B2 JP 09105918 A JP09105918 A JP 09105918A JP 10591897 A JP10591897 A JP 10591897A JP 3111926 B2 JP3111926 B2 JP 3111926B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に波長多重伝送
方法及び波長多重伝送装置に関する。
【0001】
【従来の技術】図7は従来の波長多重伝送装置の構成を
示すブロック図である。この図において、波長多重伝送
装置は、送信側1と受信側2とに分れ、光ファイバケー
ブルからなる伝送路3を介して接続されている。送信側
1は電気・光変換部4と波長多重部5とから構成され、
受信側2は波長分離部6と光・電気変換部7と複数のフ
レーム同期部8とから構成されている。まず、送信側1
において、電気・光変換部4は複数の入出力端を有し、
複数の同期したディジタル信号をそれぞれ異なる波長の
光信号に変換して出力する。この場合、各ディジタル信
号にはフレーム同期信号が含まれている。波長多重部5
は複数の入力端と1つ出力端を有し、複数の光信号を波
長多重し多重化信号として出力する。
【0002】次に、受信側2において、波長分離部6は
一つの入力端と複数の出力端を有し、多重化信号を波長
ごとに分離して出力するものである。光・電気変換部7
は複数の入出力端を有し、複数の光信号をディジタル信
号に変換して出力する。フレーム同期部8は波長分離部
6にて分離された光信号に含まれるフレーム同期信号を
抽出する。ここで、各信号ごとにフレーム同期部8を設
ける理由は、波長多重により複数の同期した信号を同時
に伝送する場合、波長多重に使用する光の波長の差によ
って伝送路3上で遅延差が生じて位相がずれて受信され
るからである。このため、従来は波長ごとに分離した各
信号に対してそれぞれフレーム同期部8を設けて同期を
とるようにしている。
【0003】このような構成の波長多重伝送装置におい
て、送信側1にディジタル信号S1〜Snが入力される
と、それぞれ波長の異なる光信号に変換された後、波長
多重され、多重化信号として伝送路3へ送出される。伝
送路3へ送出された多重化信号は受信側2で受信されて
波長ごとに分離された後、ディジタル信号に変換されて
出力される。また変換された各ディジタル信号に含まれ
るフレーム同期信号が抽出され、各ディタル信号の処理
に用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には以下に掲げる問題点があった。
【0005】受信側2において各信号ごとにフレーム同
期部8を必要とするので、その分、回路規模が大きくな
って、コスト高になると共に消費電力が大きくなってい
る。また、回路自体も複雑になることから故障の面で信
頼性が低くなっている。
【0006】異なる波長の信号間で伝送路の伝搬遅延時
間差を小さくする方法として、例えば特開昭63−05
9227号公報に示されたものがある。これは、使用す
る光の波長を伝送路の零分散波長近傍に設定するように
したものである。しかしながら、この方法はあくまでも
伝搬遅延時間差を小さくするものであり、完全に零にな
らないことから各信号ごとにフレーム同期部を設ける必
要がある。また、使用する光の波長を伝送路の零分散波
長近傍に設定することから、波長の長さにもよるが、光
の波長を零分散波長近傍以外に設定する場合と比べて使
用できる数に限界がある。
【0007】本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、コストの上昇を最
小限に抑えながらも回路の簡素化及び低消費電力化を図
ることができる波長多重伝送方法及び波長多重伝送装置
を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る波長多重伝
送方法の要旨は、フレーム同期信号が含まれた複数の電
気信号を電気・光変換手段によりそれぞれ波長の異なる
光信号に変換し、電気・光変換手段から出力される複数
の光信号を波長多重手段により多重化信号として伝送路
へ送出し、伝送路を介して送られてきた多重化信号を波
長分離手段により波長ごとに分離し、波長分離手段によ
り分離された複数の光信号のそれぞれを光・電気変換手
段により電気信号に変換することを備えた波長多重伝送
方法において、波長多重に使用される光の各波長の違い
によって生じる、伝送路上での光信号間の位相差が生じ
ないように各波長ごとに割り当てられた遅延量に従って
初期遅延挿入を行う初期遅延挿入手段により複数の電気
信号のそれぞれを電気・光変換手段に供給する点にあ
る。
【0009】本発明に係る波長多重伝送装置の要旨は、
フレーム同期信号が含まれた複数の電気信号をそれぞれ
波長の異なる光信号に変換する電気・光変換手段と、こ
の電気・光変換手段から出力される複数の光信号を波長
多重して伝送路へ送出する波長多重手段と、伝送路を介
して送られてきた多重化信号を波長ごとに分離する波長
分離手段と、この波長分離手段により分離された複数の
光信号のそれぞれを電気信号に変換する光・電気変換手
段とを備えた波長多重伝送装置において、波長多重に使
用される光の各波長の違いによって生じる、伝送路上で
の光信号間の位相差が生じないように各波長ごとに割り
当てられた遅延量に従って初期遅延挿入を行う、複数の
電気信号のそれぞれを電気・光変換手段に供給する初期
遅延挿入手段を設けた点にある。
【0010】なお、請求項4又は11における「段数」
は、「遅延量」に応じて変化するものである。ただし、
伝送路長が固定の場合には、予め定めることもできる。
【0011】上記構成によれば、波長多重を行なう光の
各波長の違いによって伝送路上で生ずる光信号間の位相
差が生じないように補償されるので、受信側において複
数の光信号を全て同位相で受信することが可能になる。
したがって、受信側では一つのフレーム同期手段で複数
の電気信号(ディジタル信号)に対して同期をとること
ができ、受信側の回路規模を小さくできる効果が得られ
る。また、初期遅延挿入手段は、複数個の記憶手段と、
これらの記憶手段を制御する制御手段とから構成できる
簡単なもので済むことから、従来のようなフレーム同期
手段を複数個有する場合と比べて回路規模を小さくでき
ることは明らかである。そして、回路規模を小さくでき
ることからコストの低減、低消費電力化を図ることがで
き、さらに回路自体が簡素化するので故障が生ずる確率
が低くなり、信頼性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。 (実施の形態1) A.波長多重伝送装置の動作 図1は本発明に係る波長多重伝送装置の実施の形態1の
構成を示すブロック図である。なお、この図において前
述した図6と共通する部分に同一の符号を付けてその説
明を省略する。この実施の形態1の波長多重伝送装置
は、波長多重に使用する光の波長と伝送距離とから伝送
路3上で生ずる光信号間の位相差を補償する初期遅延挿
入部12を有すると共に、一つのフレーム同期部8を有
するものである。
【0013】初期遅延挿入部12は、電気・光変換部4
の前段に設けられ、図2のブロック図に示すように、複
数個の書き込み/読み出し可能なメモリ(記憶手段)2
01、202、…、20nと、各メモリ201、202、
…、20nの書き込み/読み出しを制御するCPU(制
御手段)21とを備えており、伝送路3上で生ずる光信
号間の位相差を補償する遅延量に基づいて複数の同期し
たディジタル信号S1、S2、…、Snのそれぞれの読み
出し/書き込みタイミングを制御する。この場合、伝送
路3上で生ずる光信号間の位相差は、波長多重に使用す
る光の波長と伝送距離とから算出することができる。そ
して、この位相差は基準となる波長すなわち分散零の波
長に対して近似的に比例関係(比例係数は伝送路の素材
の違いや分散零の波長によって変わる)にあるので、分
散零の波長との波長差が大きくなるに従って遅延量を増
加させ、また伝送距離が長くなる場合にも増加させる。
【0014】このように初期遅延挿入部12は、分散零
の波長との波長差と伝送距離とにより決まる遅延量に基
づいてディジタル信号S1、S2、…、Snのそれぞれの
読み出し/書き込みタイミングを制御して伝送路3上で
生ずる光信号間の位相差を補償する。ここで、例えばデ
ィジタル信号S1を分散零の波長で光信号に変換する際
の読み出し/書き込みタイミングをT1とすると、ディ
ジタル信号S2以降の読み出し/書き込みタイミングT
2、T3、…、TnはT1に対して徐々に長くなる。す
なわち、T1>T2>T3>…>Tnとなる。このよう
にして伝送路3上で生ずる光信号間の位相差を補償する
ことにより、受信側11において複数の光信号の全てが
同位相になり、受信側11では一つのフレーム同期部8
でディジタル信号S1、S2、…、Snの全てに対して同
期をとることが可能になる。B.波長多重伝送装置の動
作 次に、上記構成による波長多重伝送装置の動作につ
いて説明する。複数の同期したディジタル信号S1、S
2、…、Snが送信側10に入力されると、各ディジタル
信号S1、S2、…、Snに対して予め割り当てられた遅
延量に応じた読み出し/書き込みタイミングで各メモリ
201、202、…、20nに対して書き込み及び読み出
しが行なわれる。このようにして初期遅延が与えられた
後、各ディジタル信号S1、S2、…、Snがそれぞれ対
応する波長の光に変換される。そして波長多重され、こ
れにより得られた多重化信号が伝送路3を介し受信側1
1に送られる。受信側11では、送られてきた多重化信
号が波長ごとに光信号に分離された後、ディジタル信号
S1、S2、…、Snに変換されて出力される。また、デ
ィジタル信号S1からフレーム同期信号が抽出され、デ
ィジタル信号S1、S2、…、Snの全てに対して同期を
とる処理に用いられる。
【0015】このように、この実施の形態1では、送信
側10の電気・光変換部4の前段に、複数の読み出し/
書き込み可能なメモリ201、202、…、20nと、各
波長ごとに割り当てられた遅延量に従ってディジタル信
号S1、S2、…、Snのメモリ201、202、…、20n
に対する読み出し/書き込みタイミングを制御するCP
U21とからなる初期遅延挿入回路12を設けたので、
受信側11において複数の光信号の全てを同位相にでき
る。したがって、受信側11では一つのフレーム同期部
8で複数のディジタル信号に対して同期をとることがで
き、受信側11の回路規模を小さくできる効果が得られ
る。
【0016】また、初期遅延挿入回路12は、複数個の
メモリと、これらのメモリを制御するCPUとから構成
できる簡単なもので済むことから、例えば図3のブロッ
ク図に示すようなフレーム同期回路(1ビット即時シフ
トリセット計数形フレーム同期回路)と比べても回路規
模を小さくできることは明らかである。そして、回路規
模を小さくできることから、コストの低減、低消費電力
化を図ることができ、さらに回路自体が簡素化するので
故障が生ずる確率が低くなり、信頼性の向上を図ること
ができる。 (実施の形態2)図4は本発明に係る波長多重伝送装置
の実施の形態2の構成を示すブロック図である。この実
施の形態2の波長多重伝送装置は、上記実施の形態1の
波長多重伝送装置の構成に加えて、受信側11に光・電
気変換部7から出力される複数のディジタル信号S1、
S2、…、Snのうちの一つを選択する選択部14を設け
たものである。この選択部14により選択されたディジ
タル信号Sがフレーム同期部8に入力される。
【0017】光・電気変換部7から出力される複数のデ
ィジタル信号S1、S2、…、Snのうちの一つを任意に
選択できるようにすることで、現在選択しているディジ
タル信号Sからフレーム同期信号を抽出できなくなった
場合など、現在選択しているディジタル信号Sに代えて
他のディジタル信号Sを選択することができる。なお、
選択部14によるディジタル信号Sの選択は手動で行な
うようになっている。 (実施の形態3)図5は本発明に係る波長多重伝送装置
の実施の形態3の構成を示すブロック図である。この実
施の形態3の波長多重伝送装置は、上記実施の形態1の
波長多重伝送装置の構成に加えて、受信側11に光・電
気変換部7から出力される複数のディジタル信号S1、
S2、…、Snのうちの一つを外部から供給される選択信
号に基づいて択一的に選択する選択部15と、フレーム
同期部8からのフレーム同期信号を監視し、フレーム同
期信号に異常があった場合に正常なフレーム同期信号が
得られるまで選択部15に対して継続して選択信号を供
給するフレーム同期信号監視制御部16とを設けたもの
である。
【0018】選択部15とフレーム同期信号監視制御部
16を設けることで、現在選択しているディジタル信号
Sからフレーム同期信号を抽出できなくなった場合に正
常なフレーム同期信号が得られるまで複数のディジタル
信号S1、S2、…、Snを1個ずつ選択することができ
る。フレーム同期信号監視制御部16におけるフレーム
同期信号の異常の検出には、例えば単安定マルチバイブ
レータが用いられる。また、選択部15の制御には例え
ばカウンタが用いられ、これにより選択信号を変える。
【0019】ここで、図6は単安定マルチバイブレータ
を用いたフレーム同期信号異常検出回路を示す図であ
る。この図において、B入力端にはフレーム同期信号が
入力され、Q出力端から断検出出力が得られる。また、
C−C/R端子間には時定数を設定するコンデンサCと
抵抗Rが接続される。フレーム同期信号が入力される
と、その立ち上がり時からコンデンサCと抵抗Rで設定
された期間だけQ出力端の出力が「H」レベルになり、
この期間以内に次のフレーム同期信号が入力されればQ
出力端の出力が「H」レベルのまま継続する。これに対
して、期間以内にフレーム同期信号の入力がなければQ
出力端の出力が「L」レベルになり、断検出出力が得ら
れる。
【0020】なお、上記実施の形態1〜3では、初期遅
延挿入部12として、複数の書き込み/読み出し可能な
メモリ201、202、…、20nと、各メモリ201、2
02、…、20nの書き込み/読み出しを制御するCPU
21とからなるものであったが、各ディジタル信号S
1、S2、…、Snを電気・光変換部4に供給するタイミ
ングを調整すればよいので、例えばフリップフロップを
多段接続するようにしてもよい。また、上記実施の形態
1〜3では、分散零の波長と基準としたが、これに限定
されるものではない。分散零の波長以外を基準とした場
合は各ディジタル信号S1、S2、…、Snに対する遅延
量を増減させればよいということになる。
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至5又
は8乃至12のいずれかに記載の発明によれば、波長多
重に使用される光の各波長の違いによる伝送路上での光
信号間の位相差が生じないように各波長ごとに割り当て
られた遅延量に従って複数の電気信号のそれぞれを電気
・光変換手段に供給するので、受信側において複数の光
信号を全て同位相で受信することが可能になり、これに
よって一つのフレーム同期手段で複数のディジタル信号
に対して同期をとることができ、受信側の回路規模を小
さくできる効果が得られる。また、初期遅延挿入手段
は、入力される複数の電気信号のそれぞれに対して時間
的な差を持って次段の電気・光変換手段に供給するだけ
の機能で済むことから、従来のようなフレーム同期手段
を複数個有する場合と比べて回路規模を小さくできるこ
とは明らかである。そして、回路規模を小さくできるこ
とからコストの低減、低消費電力化を図ることができ、
さらに回路自体が簡素化するので故障が生ずる確率が低
くなり、信頼性の向上を図ることができる。
【0021】また、請求項6又は13記載の発明によれ
ば、光・電気変換手段から出力される複数の電気信号の
なかから任意の一つを選択できるので、現在選択してい
る電気信号からフレーム同期信号を抽出できなくなった
場合など、現在選択している電気信号に代えて他の電気
信号を選択することができ、伝送の信頼性を確保するこ
とができる。
【0022】また、請求項7又は14記載の発明によれ
ば、光・電気変換手段から出力される複数の電気信号の
なかから常にフレーム同期信号を抽出できるものが自動
的に選択されるので、伝送の信頼性を確実に確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る波長多重伝送装置の実施の形態
1の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態1の波長多重伝送装置を構成する
初期遅延挿入部の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 1ビット即時シフトリセット計数形フレーム
同期回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明に係る波長多重伝送装置の実施の形態
2の構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明に係る波長多重伝送装置の実施の形態
3の構成を示すブロック図である。
【図6】 実施の形態3の波長多重伝送装置に用いられ
るフレーム同期信号異常検出回路を示す図である。
【図7】 従来の波長多重伝送装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
3 伝送路 4 電気・光変換部 5 波長多重部 6 波長分離部 7 光・電気変換部 8 フレーム同期部 12 初期遅延挿入部 14、15 選択部 16 フレーム同期信号監視制御部 201、202、…、20n メモリ 21 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08 H04L 7/00 - 7/10

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム同期信号が含まれた複数の電気
    信号を電気・光変換手段によりそれぞれ波長の異なる光
    信号に変換し、該電気・光変換手段から出力される複数
    の光信号を波長多重手段により多重化信号として伝送路
    へ送出し、該伝送路を介して送られてきた前記多重化信
    号を波長分離手段により波長ごとに分離し、該波長分離
    手段により分離された複数の光信号のそれぞれを光・電
    気変換手段により電気信号に変換することを備えた波長
    多重伝送方法において、 波長多重に使用される光の各波長の違いによって生じ
    る、伝送路上での光信号間の位相差が生じないように各
    波長ごとに割り当てられた遅延量に従って初期遅延挿入
    を行う初期遅延挿入手段により前記複数の電気信号のそ
    れぞれを前記電気・光変換手段に供給し、 さらに、前記光・電気変換手段から出力される複数の電
    気信号のうちの一つからフレーム同期信号をフレーム同
    期手段により抽出すること を特徴とする波長多重伝送方
    法。
  2. 【請求項2】 前記初期遅延挿入手段は、波長多重に使
    用される光の各波長のうちの分散零の波長を基準とし
    て、その分散零の波長との波長差に応じて値を設定した
    遅延量に従って前記複数の電気信号のそれぞれを前記電
    気・光変換手段に供給することを特徴とする請求項1記
    載の波長多重伝送方法。
  3. 【請求項3】 前記初期遅延挿入手段は、複数の記憶手
    段により読み出し/書き込みを行い、各波長ごとに割り
    当てられた遅延量に従って前記複数の電気信号の前記複
    数の記憶手段への読み出し/書き込みタイミングを制御
    手段により変えることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の波長多重伝送方法。
  4. 【請求項4】 前記初期遅延挿入手段は、各波長ごとに
    設けられ、各波長ごとに割り当てられた遅延量に応じた
    段数のフリップフロップを通過させることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の波長多重伝送方法。
  5. 【請求項5】前記光・電気変換手段から出力される複数
    の電気信号のうちの任意の一つを選択手段により選択し
    て前記フレーム同期手段に供給することを特徴とする請
    求項1乃至請求項4記載の波長多重伝送方法。
  6. 【請求項6】 前記光・電気変換手段から出力される複
    数の電気信号のうちの一つを、外部から制御される選択
    手段により択一的に選択し、 フレーム同期信号監視制御手段により、前記フレーム同
    期手段の出力を監視し、フレーム同期信号が抽出されな
    い場合に前記選択手段を制御して抽出元の電気信号を選
    択し直すことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の
    波長多重伝送方法。
  7. 【請求項7】 フレーム同期信号が含まれた複数の電気
    信号をそれぞれ波長の異なる光信号に変換する電気・光
    変換手段と、この電気・光変換手段から出力される複数
    の光信号を波長多重して伝送路へ送出する波長多重手段
    と、前記伝送路を介して送られてきた前記多重化信号を
    波長ごとに分離する波長分離手段と、この波長分離手段
    により分離された複数の光信号のそれぞれを電気信号に
    変換する光・電気変換手段とを備えた波長多重伝送装置
    において、 波長多重に使用される光の各波長の違いによって生じ
    る、伝送路上での光信号間の位相差が生じないように各
    波長ごとに割り当てられた遅延量に従って初期遅延挿入
    を行う、前記複数の電気信号のそれぞれを前記電気・光
    変換手段に供給する初期遅延挿入手段を備え、 前記光・電気変換手段から出力される複数の電気信号の
    うちの一つからフレーム同期信号を抽出するフレーム同
    期手段を設けたことたことを特徴とする波長多重伝送装
    置。
  8. 【請求項8】 前記初期遅延挿入手段は、波長多重に使
    用される光の各波長のうちの分散零の波長を基準とし
    て、その分散零の波長との波長差に応じて値を設定した
    遅延量に従って前記複数の電気信号のそれぞれを前記電
    気・光変換手段に供給するものであることを特徴とする
    請求項7記載の波長多重伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記初期遅延挿入手段は、複数の読み出
    し/書き込み可能な記憶手段と、各波長ごとに割り当て
    られた遅延量に従って前記複数の電気信号の前記複数の
    記憶手段への読み出し/書き込みタイミングを変える制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項7又は8に記
    載の波長多重伝送装置。
  10. 【請求項10】 前記初期遅延挿入手段は、各波長ごと
    に設けられ、各波長ごとに割り当てられた遅延量に応じ
    た段数のフリップフロップを通過させる機能を有するこ
    とを特徴とする請求項7又は8に記載の波長多重伝送装
    置。
  11. 【請求項11】 前記光・電気変換手段から出力され
    る複数の電気信号のうちの任意の一つを選択して前記フ
    レーム同期手段に供給する選択手段を設けたことを特徴
    とする請求項7乃至請求項10記載の波長多重伝送装
    置。
  12. 【請求項12】 前記光・電気変換手段から出力される
    複数の電気信号のうちの一つを外部からの制御により択
    一的に選択する選択手段と、前記フレーム同期手段の出
    力を監視し、フレーム同期信号が抽出されない場合に前
    記選択手段を制御して抽出元の電気信号を選択し直すフ
    レーム同期信号監視制御手段とを設けたことを特徴とす
    る請求項7乃至請求項10記載の波長多重伝送装置。
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