JP3561981B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、例えば、Y、Cr、Cbからなるコンポーネントビデオ信号をディジタル信号処理する場合に用いられる周波数13.5MHzのクロックを使って、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に各種付加データを付加するデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビデオ信号の垂直ブランキング期間を利用して、キャプション信号やビデオID信号等、各種のデータを伝送することが行われている。これら垂直ブランキング期間に重畳して送られる信号は、通常、水平周波数やカラーサブキャリア周波数と整数比の関係にあるクロックが用いられている。例えば、ビデオIDでは、クロック周波数がfsc/8(fsc:カラーサブキャリア周波数)に設定されている。また、クローズドキャプションでは、クロック周波数が32fH(fH:水平周波数)に設定されている。
【0003】
一方、ディジタルビデオ信号を圧縮して磁気テープに記録するディジタルVTRが開発されている。このようなディジタルVTRでは、輝度信号Yと、色差信号Cr、Cbとからなるコンポーネントビデオ信号でディジタル信号処理が行われている。コンポーネントビデオ信号のサンプリング周波数としては、例えば、13.5MHzが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、ディジタルビデオ信号の信号処理系では、周波数13.5MHzのクロックが用いられている。これ対して、垂直ブランキング期間に重畳して送られる付加データは、水平周波数やカラーサブキャリア周波数と整数比の関係のものが用いられている。このため、ディジタルVTRでは、垂直ブランキング期間に重畳する付加データを処理することが困難である。
【0005】
したがって、この発明の目的は、コンポーネントディジタルビデオ信号を処理するための周波数13.5MHzのクロックで、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に付加データを付加できるようにしたデータ処理装置を提供することにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、コンポーネントディジタルビデオ信号を処理するクロックをカウントし、複数種類の付加データのそれぞれの伝送クロックと等価なクロックを形成するクロック形成手段と、付加データを取り込んでおく記憶手段とを有し、記憶手段に付加データを蓄えておき、クロック形成手段からの付加データの種類に応じたクロックと等価なクロックで、記憶手段に蓄えられた付加データを読み出し、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に付加データを付加するようにしたデータ処理装置である。
【0007】
【作用】
周波数13.5MHzのクロックをカウントして、ビデオIDやクローズドキャプションのクロックを形成することで、ビデオIDやクローズドキャプションのようなビデオ信号の垂直ブランキング期間に付加するデータを、周波数13.5MHzのコンポーネントビデオ信号のサンプリング周波数のクロックを使って発生させることができる。
【0008】
【実施例】
この発明の一実施例について、以下の順序で説明する。
a.ビデオIDの信号を形成する場合の実施例
b.クローズドキャプションの信号を形成する場合の実施例
c.WSS信号を形成する場合の実施例
d.ディジタルVTRでの適用例
【0009】
a.ビデオIDの信号を形成する場合の実施例
図1は、この発明の一実施例を示すものである。この実施例では、コンポーネントビデオ信号をディジタル処理するのに用いられる周波数13.5MHzのクロックを使って、ビデオIDの信号が形成される。
【0010】
図1において、1はカウンタ、2は「29」検出デコーダ、3は「14」検出デコーダ、4はJKフリップフロップである。カウンタ1、「29」検出デコーダ2、「14」検出デコーダ3、フリップフロップ4は、周波数13.5MHzのコンポーネントビデオ信号のクロックをカウントして、ビデオIDのクロックを形成するものである。
【0011】
すなわち、図2に示すように、ビデオIDのクロック周波数はfsc/8であり、その周期は
1/(3.58MHz/8)=2.235μs
である。これに対して、13.5MHzのクロックの周期は、
1/13.5=0.07407μs
ある。このことから、
2.235/0.07407≒30
であり、13.5MHzのクロックの30クロック分がビデオIDのクロックの1周期に相当する。
【0012】
図1において、カウンタ1のクロック入力端子には、端子6から周波数13.5MHzのクロックCKが供給される。カウンタ1のイネーブル信号入力端子には、ANDゲート7の出力が供給される。ANDゲート7の一方の入力端子には、端子8から開始タイミングで「H」レベルとなる信号ENが供給される。ANDゲート7の他方の入力端には、フリップフロップ13の出力が供給される。カウンタ1のクリア端子には、端子9から読み出し時に「H」レベルとなる信号が供給される。カウンタ1のデータ入力端子には、「0」が供給される。
【0013】
カウンタ1の出力が「29」検出デコーダ2及び「14」検出デコーダ3に供給される。「29」検出デコーダ2の出力がJKフリップフロップ4のK入力端子に供給されると共に、インバータ5を介して、カウンタ1のロード端子に供給される。「14」検出デコーダ3の出力がフリップフロップ4のJ入力端子に供給される。
【0014】
端子6からの周波数13.5MHzのクロックCKがカウンタ1でカウントされ、このカウント値が「14」になると、フリップフロップ4がセットされる。そして、このカウント値が「29」になると、フリップフロップ4がリセットされると共に、カウンタ1のカウント値が「0」に戻る。それから、カウント値が「14」になると、フリップフロップ4がセットされ、カウント値が「29」になると、フリップフロップ4がリセットされると共に、カウント値が「0」に戻る。以下、同様の動作が繰り返される。その結果、フリップフロップ4からは、13.5MHzのクロックの30クロック分の周期のクロック、即ち周波数fsc/8のビデオIDのクロックと等価なクロックが得られる。このフリップフロップ4の出力は、データの読み出しクロックRCKとして用いられる。また、フリップフロップ4の反転出力は、カウンタ11のクロック入力端子に供給される。カウンタ11のクリア端子には、端子9からの信号が供給される。
【0015】
カウンタ11の出力が「22」検出デコーダ12に供給される。「22」検出デコーダ12の出力がDフリップフロップ13のD入力端子に供給される。フリップフロップ13のクロック入力端子には、フリップフロップ4の反転出力が供給される。フリップフロップ13のクリア端子には、端子9からの信号が供給される。フリップフロップ13の反転出力がANDゲート7の他方の入力端子に供給される。
【0016】
カウンタ11、「22」検出デコーダ12、フリップフロップ13は、ビデオIDの出力期間(図2でT1で示す期間)を設定するものである。カウンタ11により、反転された読み出しクロックRCKが計数される。「22」検出デコーダ12のカウント値が「22」になると、フリップフロップ13がセットされる。このフリップフロップ13の反転出力により、ANDゲート7の出力が「0」になり、カウンタ1が停止される。
【0017】
20−1〜20−20は、20ビットのビデオIDのデータを蓄えるためのDフリップフロップである。21−1〜21−3は、ビデオIDのデータの最初のリファレンス信号のパターンを発生させるためのDフリップフロップである。
【0018】
フリップフロップ20−1〜20−20が縦続接続される。フリップフロップ20−1〜20−20の縦続接続には、ANDゲート23を介して、データ入力端子22からのデータが供給される。フリップフロップ20−1〜20−20のクロック入力端子には、スイッチ回路24の出力が供給される。スイッチ回路24の一方の入力端子24Aには、端子25から書き込みクロックWCKが供給される。スイッチ回路24の他方の入力端24Bには、フリップフロップ4から読み出しクロックRCKが供給される。
【0019】
フリップフロップ21−1〜21−3が縦続接続される。フリップフロップ21−1〜21−3の縦続接続には、フリップフロップ20−1〜20−20の縦続接続の出力が供給される。フリップフロップ21−1、21−3は「0」にプリセットされ、フリップフロップ21−2は「1」にプリセットされる。フリップフロップ21−1〜21−3には、フリップフロップ4から読み出しクロックRCKが供給される。フリップフロップ21−1〜21−3の縦続接続の出力が出力端子26から出力される。
【0020】
端子27には、書き込み時に「H」となる信号WRが供給される。この端子27からの信号がANDゲート23に供給されると共に、スイッチ制御信号として、スイッチ回路24に供給される。
【0021】
この発明の一実施例の動作について説明する。ビデオIDの信号は、図2に示すように、リファレンス信号が立ち、これに続いて、20ビットのデータが続くものである。このビデオIDは、20ライン目と283ライン目に挿入されており、アスペクト比の情報等が記録されている。
【0022】
先ず、端子27からの信号WRが「H」とされ、書き込み状態とされる。データ入力端子22にデータが供給される。このデータは、ANDゲート23を介してフリップフロップ20−1〜20−20に供給される。書き込み時には、スイッチ回路24は端子24A側に設定される。このため、フリップフロップ20−1〜20−20には、書き込みクロックWCKが与えられる。これにより、フリップフロップ20−1〜20−20に、書き込みクロックWCKでデータが転送され、20ビットのデータがフリップフロップ20−1〜20−20に蓄えられる。
【0023】
読み出し時には、前述したように、カウンタ1、「29」検出デコーダ2、「14」検出デコーダ3、フリップフロップ4で、13.5MHzのクロックをカウントして、読み出しクロックRCKが形成される。そして、読み出し時には、スイッチ回路24が端子24B側に設定される。このため、フリップフロップ4から出力される読み出しクロックRCKがフリップフロップ20−1〜20−20に供給される。この読み出しクロックRCKで、フリップフロップ21−1〜21−3、フリップフロップ20−1〜20−20に蓄えられていたデータが読み出しクロックRCKで転送され、出力端子26から導出される。なお、フリップフロップ21−1〜21−3は、最初の「1」「0」のパターンを発生する。その結果、図2に示したようなビデオIDのデータを、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に挿入できる。
【0024】
ビデオIDのデータ出力期間T1は、「22」検出デコーダ12の出力から検出される。データ出力期間T1が終了すると、フリップフロップ13の反転出力がANDゲート7を介してカウンタ1のイネーブル端子に供給され、カウント動作が停止される。
【0025】
なお、上述の実施例では、NTSC方式について説明したが、このPAL方式の場合にも同様に適用できる。PAL方式の場合には、13.5MHzのクロックの27クロック分がビデオIDのクロックに相当するので、13.5MHzのクロックを27クロック分がカウントして読み出しクロックRCKを作ることができる。
【0026】
b.クローズドキャプションの信号を形成する場合の実施例
図3は、この発明の第2の実施例を示すものである。この実施例では、コンポーネントビデオ信号をディジタル処理するのに用いられる周波数13.5MHzのクロックを使って、クローズドキャプションの信号が形成される。
【0027】
図3において、カウンタ31、「26」検出デコーダ32、「13」検出デコーダ33、JKフリップフロップ34は、周波数13.5MHzのクロックをカウントして、クローズドキャプションのクロックを形成するものである。
【0028】
カウンタ31のクロック入力端子には、端子36から周波数13.5MHzのクロックCKが供給される。カウンタ31のイネーブル信号入力端子には、ANDゲート37の出力が供給される。ANDゲート37の一方の入力端子には、端子38から、開始タイミングで「H」レベルとなる信号ENが供給される。ANDゲート37の他方の入力端には、フリップフロップ48の出力が供給される。カウンタ31のクリア端子には、端子39から読み出し時に「H」レベルとなる信号RDが供給される。カウンタ31のデータ入力端子には、「0」が供給される。
【0029】
カウンタ31の出力が「26」検出デコーダ32及び「13」検出デコーダ33に供給される。「26」検出デコーダ32の出力がフリップフロップ34のK入力端子に供給されると共に、インバータ35を介して、カウンタ31のロード端子に供給される。「13」検出デコーダ33の出力がフリップフロップ34のJ入力端子に供給される。フリップフロップ34のクリア端子は、端子39からの信号が供給される。
【0030】
端子36からの周波数13.5MHzのクロックCKがカウンタ31でカウントされ、このカウント値が「13」になると、フリップフロップ34がセットされる。そして、このカウント値が「26」になると、フリップフロップ34がリセットされると共に、カウント値が「0」に戻る。以下、同様の動作が繰り返される。その結果、フリップフロップ34からは、周波数13.5MHzのクロックの27クロック分の周期のクロックが得られる。このフリップフロップ34の出力は、読み出しクロックRCKとして用いられると共に、固定パターンを発生するのに用いられる。
【0031】
フリップフロップ34の出力は、フリップフロップ44のクロック入力端子に供給される共に、ANDゲート47の一方の入力端に供給される。ANDゲート47の出力がスイッチ回路56の端子56Aに供給される。フリップフロップ34の反転出力は、カウンタ41のクロック入力端子に供給されると共に、ANDゲート46の一方の入力端に供給される。ANDゲート46の出力が読み出しクロックRCKとして導出される。
【0032】
カウンタ41のクリア端子には、端子39からの信号が供給される。カウンタ41の出力が「25」検出デコーダ42に供給されると共に、「6」検出デコーダ43に供給される。「25」検出デコーダ42の出力がJKフリップフロップ44のK入力端子に供給される。「6」検出デコーダ43の出力がフリップフロップ44のJ入力端子に供給される。フリップフロップ44のクリア端子には、端子39からの信号が供給される。フリップフロップ44の出力がANDゲート46の他方の入力端に供給されると共に、フリップフロップ45に供給される。
【0033】
フリップフロップ45のクリア端子には、端子39からの信号が供給される。フリップフロップ45の反転出力がフリップフロップ48のクロック入力端子に供給されると共に、ANDゲート47の他方の入力端に供給される。
【0034】
カウンタ41、「25」検出デコーダ42、「6」検出デコーダ43、フリップフロップ44、フリップフロップ45は、固定パターンの出力期間(図4における期間T11)とデータ出力期間(図4における期間T12)とを設定し、固定パターンの出力期間には、固定パターンが出力されるようにするものである。フリップフロップ48は、クローズドキャプション信号の出力期間(図4における期間T13)を設定するものである。
【0035】
フリップフロップ50−1〜50−16が縦続接続される。フリップフロップ50−1〜50−16は、クローズドキャプションのデータを蓄えるのである。フリップフロップ50−1〜50−16の縦続接続には、データ入力端子52からのデータが供給される。フリップフロップ50−1〜50−16のクロック入力端子には、スイッチ回路54の出力が供給される。スイッチ回路54の一方の入力端子54Aには、端子55から書き込みクロックWCKが供給される。スイッチ回路54の他方の入力端子54Bには、ANDゲート46から、読み出しクロックRCKが供給される。スイッチ回路54は、端子58からの信号WRにより切り替えられる。
【0036】
フリップフロップ51−1〜51−3が縦続接続される。フリップフロップ51−1〜51−3は、固定パターンとデータとの間の信号(図4における期間T15での信号)を形成するためのものである。フリップフロップ51−1〜51−3の縦続接続には、フリップフロップ50−1〜50−16の縦続接続の出力が供給される。フリップフロップ51−1は「1」にプリセットされ、フリップフロップ51−1、51−2は「0」にプリセットされる。フリップフロップ51−1〜51−3には、ANDゲート46からの読み出しクロックRCKが供給される。フリップフロップ51−1〜51−3の縦続接続の出力がスイッチ回路56の端子56Bに供給される。スイッチ回路56の出力が出力端子57から出力される。
【0037】
この実施例の動作について説明する。クローズドキャプションの信号は、図4に示すように、所定パターンの信号があり、これに16ビット分のデータが続くものである。このクローズドキャプションの信号は、NTSC方式の21ライン目と284ライン目に挿入されている。キャプション信号のクロックの周期は、周波数13.5MHzのクロックの27クロック分に相当する。
【0038】
先ず、スイッチ回路54が端子54A側に設定され、書き込み状態に設定される。端子52からのデータは、フリップフロップ50−1〜50−16に供給される。書き込み時には、スイッチ回路54は端子54A側に設定されるため、フリップフロップ50−1〜50−16には、書き込みクロックWCKが与えられる。これにより、フリップフロップ50−1〜50−16に、書き込みクロックWCKでデータが転送され、16ビットのデータがフリップフロップ50−1〜50−16に蓄えられる。
【0039】
21ライン目と284ライン目の垂直ブランキング期間に、このフリップフロップ50−1〜50−16に蓄えられた16ビットのデータが読み出される。
【0040】
図5は、読み出し時の各部の出力を示すものである。周波数13.5MHzのクロックの27クロック分がクローズドキャプションのクロックの1周期に相当する。カウンタ31、「26」検出デコーダ32、「13」検出デコーダ33、フリップフロップ34で、13.5MHzのクロックがカウントされ、図5Bに示すようなクロックが形成される。
【0041】
このフリップフロップ34の出力(図5B)は、カウンタ41でカウントされる。カウンタ41のカウント値が「6」になるまでは、図5Dに示すように、フリップフロップ44の反転出力は「L」レベルであり、図5Cに示すようにフリップフロップ45の反転出力は「H」レベルである。カウンタ41のカウント値が「6」になると、図5Dに示すようにフリップフロップ44がセットされ、図5Cに示すようにフリップフロップ45の反転出力が「L」レベルになる。カウンタ41のカウント値が「25」になると、フリップフロップ44の出力が「L」レベルになり、フリップフロップ45の反転出力が「H」レベルになる。
【0042】
フリップフロップ45の反転出力(図5C)が「H」レベルのときには、スイッチ回路56が端子56A側に設定されると共に、ANDゲート47が開く。このため、図5Fに示すように、フリップフロップ34の出力が固定パターンとして出力端子57から出力される。カウンタ41のカウント値が「6」になり、図5Cに示すように、フリップフロップ45の反転出力が「L」レベルになると、スイッチ回路56が端子56B側に設定されると共にANDゲート47が閉じる。このため、図5Fに示すように、固定パターンの出力が止められる。
【0043】
一方、フリップフロップ44の反転出力(図5D)が「L」レベルのときには、ANDゲート46は閉じている。このため、図5Eに示すように、フリップフロップ34の出力が読み出しクロックRCKとして出力されない。カウンタ41のカウント値が「6」になり、図5Dに示すように、フリップフロップ44の出力が「H」レベルになると、ANDゲート46が開く。このため、図5Eに示すように、フリップフロップ34の出力が読み出しクロックRCKとして出力されるようになる。
【0044】
読み出しクロックRCKは、フリップフロップ50−1〜50−16、フリップフロップ51−1〜51−3に供給される。この読み出しクロックRCKで、フリップフロップ51−1〜51−3、フリップフロップ50−1〜50−16に蓄えられていたデータが転送される。このデータがスイッチ回路56を介して、出力端子57から導出される。その結果、図5Aに示すようなクローズドキャプションの信号をビデオ信号の垂直ブランキング期間に挿入できる。
【0045】
クローズドキャプションデータ出力期間は、「25」検出デコーダ42の出力から検出される。データ出力期間が終了すると、フリップフロップ48の反転出力がANDゲート37を介してカウンタ31のイネーブル端子に供給され、カウント動作が停止される。
【0046】
c.WSS信号を形成する場合の実施例
図6は、この発明の第3の実施例を示すものである。この実施例では、コンポーネントビデオ信号をディジタル処理するのに用いられる周波数13.5MHzのクロックを使って、WSS信号が形成される。
【0047】
図6において、カウンタ61は、周波数13.5MHzのクロックをカウントして、WSS信号の読み出しクロックRCKを形成するものである。カウンタ61は、4ビットのカウンタである。カウンタ61のクロック入力端子には、端子72から周波数13.5MHzのクロックCKが供給される。カウンタ61のイネーブル信号入力端子には、ANDゲート63の出力が供給される。ANDゲート63の一方の入力端子には、端子64から開始タイミングで「H」レベルとなる信号が供給される。ANDゲート63の他方の入力端子には、フリップフロップ69の出力が供給される。カウンタ61のクリア端子には、端子65から読み出し時に「H」レベルとなる信号RDが供給される。カウンタ61のデータ入力端子には、「8」が供給される。また、この端子64からの信号は、ロードパルス発生回路62に供給される。このロードパルス発生回路62からのロードパルスにより、カウンタ61に「8」がロードされる。
【0048】
周波数13.5MHzのクロックの16クロック分が、WSS信号のクロックの周期に相当するため、4ビットカウンタ61の最上位ビットの出力から、WSS信号のクロックが得られる。この4ビットカウンタ61の最上位ビットの出力が読み出しクロックRCKとして導出される。
【0049】
カウンタ61の出力がインバータ66で反転される。この反転読み出しクロック−RCKがカウンタ67のクロック入力端子に供給される。カウンタ67のクリア端子には、端子65からの信号が供給される。カウンタ67のデータ入力端子には、「0」が供給される。カウンタ67の出力が「15」検出デコーダ68に供給される。「15」検出デコーダ68の出力がフリップフロップ69に供給される。フリップフロップ69には、インバータ66から反転読み出しクロック−RCKが供給される。フリップフロップ69の反転出力がANDゲート63に供給される。
【0050】
カウンタ67は、データ出力期間を決めているものである。データ出力期間が終了すると、フリップフロップ69の反転出力がANDゲート63を介してフリップフロップ61のイネーブル端子に供給され、カウント動作が停止される。
【0051】
カウンタ71、デコーダ80、81、フリップフロップ83は、固定パターンを発生させるために設けられている。カウンタ71のクロック入力端子には、端子72からインバータ73を介して周波数13.5MHzのクロックCKが供給される。カウンタ71のイネーブル信号入力端子には、ANDゲート74の出力が供給される。ANDゲート74の一方の入力端子には、端子75からの信号ENが供給される。端子75からの信号ENは、開始タイミングで「H」レベルとなる。ANDゲート74の他方の入力端には、フリップフロップ85の反転出力が供給される。カウンタ71のクリア端子には、端子65からの信号が供給される。
【0052】
カウンタ71の出力がデコーダ80、デコーダ81、デコーダ82に供給される。デコーダ80は、「1」、「23」、「39」、「55」、「71」、「87」、「106」、「131」を検出するものである。デコーダ81は、「15」、「31」、「41」、「63」、「79」、「98」、「117」を検出するものである。
【0053】
デコーダ80の出力がJKフリップフロップ83のJ入力端子に供給される。このデコーダ80の出力により、フリップフロップ83がセットされる。デコーダ81の出力がフリップフロップ83のK入力端子に供給される。このデコーダ81の出力により、フリップフロップ83がリセットされる。フリップフロップ83の出力から、固定パターンが得られる。この固定パターンは、スイッチ回路98の端子98Aに供給される。
【0054】
デコーダ82は、「144」を検出するものである。このデコータ82は、固定パターンの出力期間を設定するものである。デコーダ82の出力がORゲート84の一方の入力端子に供給される。ORゲート84の出力がDフリップフロップ85のデータ入力端子に供給される。フリップフロップ85の出力がORゲート84の他方の入力端子に供給される。フリップフロップ85の反転出力がANDゲート74の他方の入力端子に供給される。
【0055】
カウンタ71の出力が「144」に達すると、デコーダ82の出力が「H」レベルになり、フリップフロップ85の反転出力が「L」レベルになる。このため、カウンタ71のカウント動作が停止される。このフリップフロップ85の出力から、固定パターンの出力期間を示す信号が得られる。
【0056】
15段のシフトレジスタ91は、WSSのデータを蓄えるのである。シフトレジスタ91には、データ入力端子92からのデータが供給される。シフトレジスタ91のクロック入力端子には、スイッチ回路94の出力が供給される。スイッチ回路94の一方の入力端子94Aには、端子95から書き込みクロックWCKが供給される。スイッチ回路94の他方の入力端94Bには、カウンタ61から読み出しクロックRCKが供給される。スイッチ回路94は、端子96からの信号WRにより切り替えられる。
【0057】
シフトレジスタ91の出力が反転回路97に供給される。反転回路97には、インバータ66から、反転読み出しクロック−RCKが供給される。反転回路97は、シフトレジスタ91からのデータが「1」のときに読み出しクロックRCKを出力し、データが「0」のときに反転読み出しクロック−RCKを出力する。
【0058】
反転回路97の出力がスイッチ回路98の端子98Bに供給される。スイッチ回路98は、フリップフロップ99からのスイッチ制御信号により、設定される。フリップフロップ99には、フリップフロップ85から、固定パターンの出力期間とデータの出力期間とを設定するための信号が与えられる。
【0059】
スイッチ回路98の出力がANDゲート100の一方の入力端子に供給される。ANDゲート100の他方の入力端子には、フリップフロップ69の出力が供給される。フリップフロップ100の出力がフリップフロップ101を介して、出力端子102から出力される。
【0060】
この発明の一実施例の動作について説明する。WSSの信号は、PAL PLUS識別データで、PAL方式のビデオ信号の23ライン目の垂直ブランキング期間の前半に設けられる。このWSSの信号は、図7に示すように、所定パターンの信号があり、これに14ビットのデータが続く。図8Aに示すような「H」から「L」になるのが「1」のデータで、図8Bに示すような「L」から「H」になるのが「0」のデータである。
【0061】
データ入力端子92にデータが供給される。このデータは、シフトレジスタ91に供給される。書き込み時には、スイッチ回路94は端子94A側に設定される。このため、シフトレジスタ91には、書き込みクロックWCKでデータが転送され、このデータがシフトレジスタ91に蓄えられる。
【0062】
23ライン目の垂直ブランキング期間では、先ず、カウンタ71、デコーダ80、81、フリップフロップ83により発生された固定パターンがスイッチ回路98に供給される。スイッチ98の出力がANDゲート100、フリップフロップ101を介して、出力端子102から出力される。
【0063】
固定パターンの出力期間が終了すると、スイッチ回路98が端子98B側に切り替えられる。そして、シフトレジスタ91に蓄えられた20ビットのデータが読み出される。
【0064】
13.5MHzのクロックの16クロック分がWSSのクロックの周期に相当する。前述したように、カウンタ61の出力の最上位ビットから、読み出しクロックRCKが形成される。読み出し時には、スイッチ回路94が端子94B側に設定される。このため、カウンタ61からの読み出しクロックRCKがシフトレジスタ91に供給される。この読み出しクロックRCKで、シフトレジスタ91に蓄えられていたデータが転送される。
【0065】
シフトレジスタ91からのデータは、反転回路97を介されて、スイッチ回路98に供給される。スイッチ98の出力がANDゲート100、フリップフロップ101を介して、出力端子102から出力される。その結果、図7に示したようなWSSの信号を、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に挿入できる。
【0066】
d.ディジタルVTRでの適用例
図9は、この発明が適用できるディジタルVTRの構成を示すものである。このディジタルVTRでは、サンプリング周波数13.5MHzでディジタルコンポジットビデオ信号が処理されている。
【0067】
図9において、201は、ライン入力とカメラ入力とで切り替えられるスイッチ回路である。スイッチ回路201は、カメラ入力時には端子201A側に設定され、ライン入力時にはスイッチ回路201は端子201B側に設定される。202は、記録時と再生時とで切り替えられるスイッチ回路である。スイッチ回路202は、記録時には端子202A側に設定され、再生時には端子202B側に設定される。
【0068】
記録時から説明する。カメラで撮影した信号を記録する場合には、スイッチ回路201が端子201A側に設定され、カメラ部203からのビデオ信号がスイッチ回路201から出力される。
【0069】
ライン入力された信号を記録する場合には、スイッチ回路201が入力端子201B側に設定され、入力端子204からのビデオ信号がA/Dコンバータ205でディジタル化され、スイッチ回路201から出力される。また、入力端子204からのビデオ信号中の垂直ブランキング期間に付加データが重畳されている場合、この付加データが垂直ブランキング情報検出回路206で検出され、この付加データがコントローラ207に供給される。
【0070】
スイッチ回路201の出力がアスペクト比設定回路208を介して圧縮・伸長回路209に供給されると共に、スイッチ回路202の端子202Aに供給される。アスペクト比設定回路208は、コントローラ207からの指令により、アスペクト比を設定するものである。アスペクト比は、垂直ブランキング期間にビデオIDのデータが存在する場合には、このビデオIDのデータを用いて設定できる。また、ユーザスイッチ210からの指令により、アスペクト比を設定することができる。
【0071】
スイッチ回路202の出力は、D/Aコンバータ213でアナログ信号に戻され、出力端子214から出力される。この出力端子214からの信号により、記録信号をモニタすることができる。
【0072】
圧縮・伸長回路209は、DCTを用いて、ビデオ信号を圧縮、伸長するものである。ビデオ圧縮・伸長回路209圧縮されたビデオ信号は、AUXデータ及びサブコード埋め込み・検出回路211に供給される。AUXデータ及びサブコード埋め込み・検出回路211は、AUX領域やサブコード領域に、ビデオ信号の垂直ブランキング期間の付加データを記録する。圧縮されたビデオ信号に、AUXデータ及びサブコード埋め込み・検出回路211でAUXデータやサブコードが付加され、このビデオ信号が記録再生回路212により、磁気テープに記録される。
【0073】
次に、再生時について説明する。再生時には、スイッチ回路202が端子202B側に設定される。記録再生回路212から再生された信号は、AUXデータ及びサブコード埋め込み・検出回路211に供給され、それから、圧縮・伸長回路209に供給される。
【0074】
AUXデータ及びサブコード埋め込み・検出回路211で、AUXデータ及びサブコードデータが検出される。このAUXデータ及びサブコードデータがコントローラ207に供給される。コントローラ207は、AUXデータ及びサブコードデータから、垂直ブランキング期間に重畳するデータを検出する。この垂直ブランキング期間に重畳するデータは、データ発生回路215に供給される。
【0075】
データ発生回路215は、前述したように、周波数13.5MHzのクロックをカウントして、ビデオIDやクローズドキャプションの信号を発生するものである。このデータ発生回路215で発生されたビデオIDやクローズドキャプションの信号は、データ付加回路216に供給される。
【0076】
圧縮・伸長回路209は、再生圧縮ビデオ信号を伸長する。圧縮・伸長回路209の出力は、スイッチ回路202の端子202Bに供給される。再生時には、スイッチ回路202は端子202B側に設定されているので、圧縮・伸長回路209からのビデオ信号は、スイッチ回路202を介して、データ付加回路216に供給される。垂直ブランキング期間に付加データを重畳する場合には、データ付加回路216で、データ発生回路215からの付加データが付加される。データ付加回路216の出力がD/Aコンバータ213に供給される。D/Aコンバータ213の出力が出力端子214から出力される。
【0077】
【発明の効果】
この発明によれば、周波数13.5MHzのコンポーネントビデオ信号のサンプリング周波数のクロックをカウントして、ビデオIDやクローズドキャプションのクロックを形成することで、ビデオIDやクローズドキャプションのようなビデオ信号の垂直ブランキング期間に付加するデータを、周波数13.5MHzのコンポーネントビデオ信号のサンプリング周波数のクロックを使って発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】ビデオID信号の説明に用いる波形図である。
【図3】この発明の第2の実施例のブロック図である。
【図4】クローズドキャプション信号の説明に用いる波形図である。
【図5】この発明の第2の実施例の説明に用いるタイミング図である。
【図6】この発明の第3の実施例のブロック図である。
【図7】WSS信号の説明に用いる波形図である。
【図8】WSS信号の説明に用いる波形図である。
【図9】この発明が適用できるディジタルVTRの一例のブロック図である。
【符号の説明】
1 11 カウンタ
2,3 デコーダ
20−1〜20−2 フリップフロップ

Claims (2)

  1. コンポーネントディジタルビデオ信号を処理するクロックをカウントし、複数種類の付加データのそれぞれの伝送クロックと等価なクロックを形成するクロック形成手段と、
    上記付加データを取り込んでおく記憶手段とを有し、
    上記記憶手段に上記付加データを蓄えておき、上記クロック形成手段からの上記付加データの種類に応じたクロックと等価なクロックで、上記記憶手段に蓄えられた付加データを読み出し、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に上記付加データを付加するようにしたデータ処理装置。
  2. 更に、上記コンポーネントディジタルビデオ信号処理に用いるクロックをカウントして上記複数種類の付加データに特有の所定パターンを生成するパターン形成手段を備えるようにした請求項1記載のデータ処理装置。
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