JP3561815B2 - 天板の高さ調節自在なワゴン - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基台の上面に設けた天板を、簡単な装置により、無段階に高さ調節できるようにした天板の高さ調節自在なワゴンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スーパーマーケット等では、上面にPOS機器等を備えるチェックアウトカウンターに、商品の入った買物篭や、買物用カートから取り出した商品を載置して、商品の精算を行っているが、客数の多い繁忙時には、チェックアウトカウンターだけでは精算を円滑に行うことができない。
【0003】
そのため、常時はチェックアウトカウンターの下方に収容されているワゴンを、チェックアウトカウンターに連結し、作業領域を広げて、精算作業を行うことがある。
【0004】
効率のよい精算作業を行うには、チェックアウトカウンターとワゴンの上面の高さを等しくして、ワゴンに載置した商品や買物篭を、チェックアウトカウンターに円滑に送れるようにする必要がある。しかし、通常、チェックアウトカウンターは、店員の身長等に応じて、その天板の高さを無段階に調節できるようにしてあるため、ワゴンの天板の高さを調節する手段を設けることも必要となる。
【0005】
従来の昇降装置としては、本出願人による特開平5−266350号公報に記載されているように、チェックアウトカウンターに併設した篭載せ台を無段階に昇降させるようにした電動式の昇降装置や、実用新案登録第3000832号公報に記載されている、机用サイドチェストの上面板を昇降させるリンク機構と、サイドチェスト本体と上限位置に達した上面板との間に配設され、上面板を上限位置で保持するストッパー機構とによるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平5−266350号公報に記載された、高さ調節手段は電動式であるため、これをワゴンに適用すると、ワゴンが高価になってしまう。
【0007】
また、実用新案登録第3000832号公報に記載されたリンク機構とストッパー機構とをワゴンに適用し、ワゴンの天板の高さを調節しうるようにしたとしても、天板は下限位置と上限位置とにしか移動できないので、無段階の高さ調節が可能なチェックアウトカウンターに対応することができない。
【0008】
本発明は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、簡単かつ安価な装置により、天板の高さを調節しうるようにした天板の高さ調節自在なワゴンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 基台の上面に、連結軸を突設するとともに、天板を、前記連結軸に沿って上下動可能で、かつ連結軸を中心に回転可能として装着し、前記基台の上面における、常時は天板により覆われ、かつ天板を所要角度回転させることにより上方に露呈するような位置に、複数のねじ孔を穿設し、各ねじ孔に螺合した高さ調節可能な支持軸の上端をもって、天板を支持する。
【0010】
(2) 上記(1)項において、天板の下面に、前記支持軸の上端部と係合する凹部を設ける。
【0011】
(3) 上記(1)または(2)項において、天板を、常時下方に付勢する付勢手段を設ける。
【0012】
(4) 上記(1)または(2)項において、天板を、常時上方に付勢する付勢手段を設ける。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照しながら説明する。
尚、以下の説明においては、図1の右側を「後方」、左側を「前方」とする。
【0014】
(1)は、下端部にアジャスタ(2)(2)を備えるとともに、後面及び下面が開口する中空の基台(3)の上面に天板(4)を設けたチェックアウトカウンターであり、天板(4)の上面には、ディスプレイ(5)、キーボード(6)、スキャナ装置(7)等からなるPOS機器が設置されている。
【0015】
(8)は、天板(4)の後端部における左右両側縁に配設されたガードストッパーで、天板(4)上の図示しない買物篭商品が、天板(4)から落下するのを防止するためのものである。
【0016】
(9)は、基台(3)の後面上端部に固着された平面視前向きU字状をなす連結杆で、後述する本発明のワゴン(10)の係止杆(25)と係合するものである。
【0017】
ワゴン(10)は、下面にキャスタ(11)を有する中空の基台(12)と、基台(12)の上方に配設され、基台(12)の上面を覆う天板(22)とを備えている。
【0018】
図2に拡大して示すように、基台(12)の上板(12a)の下面中央には、座金(13)が固着され、上板(12a)と座金(13)とに設けられた、互いに整合する通孔(14)(15)を、上端部にねじ溝(16a)が設けられた垂直な連結軸(16)が貫通している。
【0019】
連結軸(16)は、その上端が天板(22)の下面中央に設けたねじ孔(23)の上端に達するまで、ねじ孔(23)に強固に螺合されており、その結果、連結軸(16)と天板(22)とは同調して回動するようになっている。
【0020】
連結軸(16)の下端には、フランジ(17)を設けてあり、このフランジ(17)と座金(13)の間には、コイル圧縮ばね(18)が縮設され、天板(22)を常時下方に向けて付勢している。
【0021】
基台(12)の上板(12a)における下面四隅には、ナット(19)(19)が固着されており、また上板(12a)におけるナット(19)のねじ孔と整合する位置には通孔(20)が設けられている。
通孔(20)を上下方向に貫通する有頭ボルト(21)をナット(19)に螺合するとともに、その頭部(21a)を天板(22)の下面四隅に設けた凹孔(24)に嵌合することにより、天板(22)は支持されている。
【0022】
天板(22)の下面前縁には、側面視倒立内向L字形をなすとともに、左右方向に延びる係止杆(25)が固着されており、その垂下片(26)を、前述したチェックアウトカウンター(1)の連結杆(9)に上方から係合することにより、ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)に連結することができる。
【0023】
天板(22)の高さを調節するには、まずワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)から分離し、コイル圧縮ばね(18)の付勢力に抗して、天板(22)を上方に持ち上げ、有頭ボルト(21)と凹孔(24)との係合を外す。
次いで、天板(22)を図3の仮想線で示す位置まで回動させ、有頭ボルト(21)を天板(22)の側方にずらすとともに、そのまま、天板(22)を基台(12)の上面に載置する。
【0024】
この状態で、基台(12)の側板(12b)に設けた作業孔(27)から有頭ボルト(21)の突出量を調整し、再び天板(22)を上方に持ち上げた後、天板(22)を回動して、凹孔(24)を有頭ボルト(21)に嵌合すればよい。
【0025】
ワゴン(10)の高さ調節を行い、天板(22)とチェックアウトカウンター(1)の天板(4)とが等高となるようにした後、係止杆(25)を連結杆(9)に係合すれば、図1に示すように、天板同士(4)(22)の上面が同一面となるようにして、ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)に連結することができる。
【0026】
ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)から分離した後、天板(22)を、基台(12)の上面に当接する下限位置まで降下させれば、図4に示すように、ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)の内部に収納することができる。
【0027】
このように本実施例によれば、簡単かつ安価な装置により、ワゴン(10)の天板(22)の高さを無段階に調節することができるとともに、有頭ボルト(21)を凹孔(24)に嵌合することにより、天板(22)の連結軸(16)回りの回動を規制できるので、天板(22)が不用意に回転して、天板(22)上の商品等が落下したり、天板(22)と基台(12)との間に手指を挟まれたりすることもなく安全である。
また、コイル圧縮ばね(18)が天板(22)を下方に付勢しているので、天板(22)が軽量であるとしても、天板(22)が妄りに浮き上って、有頭ボルト(21)と凹孔(24)との係合が外れることはない。
【0028】
上記実施例のように、連結軸(16)のフランジ(17)と座金(13)との間にコイル圧縮ばね(18)を縮設する代わりに、基台(12)の上板(12a)と天板(22)との間にコイル圧縮ばねを縮設して、常時天板(22)を上方に付勢することもある。
このようにすれば、有頭ボルト(21)のみによって行われている天板(22)の支持を補助することができ、天板(22)上に、より多くの商品等を載置できるようになる。
【0029】
有頭ボルト(21)を立設する位置は、必ずしも上板(12a)の四隅でなくてもよく、常時は天板(22)により覆われ、天板(22)を所要角度回転させることにより上方に露呈するような位置であれば、どこでもよい。
なお、凹孔(24)を様々な位置に設ければ、天板(22)を、店員の使い勝手の良い方向に向けて支持することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a) 簡単かつ安価な装置により、ワゴンの天板の高さを無段階に調節することができる(請求項1)。
【0031】
(b) 請求項2記載の発明によれば、支持軸を凹部に嵌合することにより、天板の連結軸回りの回動を規制できるので、天板が不用意に回転して、商品等が落下したり、天板と基台との間に手指を挟まれたりすることもなく安全である。
【0032】
(c) 請求項3記載の発明によれば、天板が軽量であっても、天板が妄りに浮き上がることはなく、有頭ボルトと凹孔との係合が外れることはない。
【0033】
(d) 請求項4記載の発明によれば、支持軸のみによって行われている天板の支持を補助することができ、天板上に、より多くの商品等を載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のワゴンを、チェックアウトカウンターに連結した状態を示す側面図である。
【図2】同じくワゴンの要部の縦断側面図である。
【図3】同じくワゴンの平面図である。
【図4】同じくワゴンをチェックアウトカウンターから分離した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
(1)チェックアウトカウンター
(2)アジャスタ
(3)基台
(4)天板
(5)ディスプレイ
(6)キーボード
(7)スキャナ装置
(8)ガードストッパー
(9)連結杆
(10)ワゴン
(11)キャスタ
(12)基台
(12a)上板
(12b)側板
(13)座金
(14)(15)通孔
(16)連結軸
(16a)ねじ溝
(17)フランジ
(18)コイル圧縮ばね(付勢手段)
(19)ナット
(20)通孔
(21)有頭ボルト(支持軸)
(21a)頭部
(22)天板
(23)ねじ孔
(24)凹孔
(25)係止杆
(26)垂下片
【発明の属する技術分野】
本発明は、基台の上面に設けた天板を、簡単な装置により、無段階に高さ調節できるようにした天板の高さ調節自在なワゴンに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スーパーマーケット等では、上面にPOS機器等を備えるチェックアウトカウンターに、商品の入った買物篭や、買物用カートから取り出した商品を載置して、商品の精算を行っているが、客数の多い繁忙時には、チェックアウトカウンターだけでは精算を円滑に行うことができない。
【0003】
そのため、常時はチェックアウトカウンターの下方に収容されているワゴンを、チェックアウトカウンターに連結し、作業領域を広げて、精算作業を行うことがある。
【0004】
効率のよい精算作業を行うには、チェックアウトカウンターとワゴンの上面の高さを等しくして、ワゴンに載置した商品や買物篭を、チェックアウトカウンターに円滑に送れるようにする必要がある。しかし、通常、チェックアウトカウンターは、店員の身長等に応じて、その天板の高さを無段階に調節できるようにしてあるため、ワゴンの天板の高さを調節する手段を設けることも必要となる。
【0005】
従来の昇降装置としては、本出願人による特開平5−266350号公報に記載されているように、チェックアウトカウンターに併設した篭載せ台を無段階に昇降させるようにした電動式の昇降装置や、実用新案登録第3000832号公報に記載されている、机用サイドチェストの上面板を昇降させるリンク機構と、サイドチェスト本体と上限位置に達した上面板との間に配設され、上面板を上限位置で保持するストッパー機構とによるものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平5−266350号公報に記載された、高さ調節手段は電動式であるため、これをワゴンに適用すると、ワゴンが高価になってしまう。
【0007】
また、実用新案登録第3000832号公報に記載されたリンク機構とストッパー機構とをワゴンに適用し、ワゴンの天板の高さを調節しうるようにしたとしても、天板は下限位置と上限位置とにしか移動できないので、無段階の高さ調節が可能なチェックアウトカウンターに対応することができない。
【0008】
本発明は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、簡単かつ安価な装置により、天板の高さを調節しうるようにした天板の高さ調節自在なワゴンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 基台の上面に、連結軸を突設するとともに、天板を、前記連結軸に沿って上下動可能で、かつ連結軸を中心に回転可能として装着し、前記基台の上面における、常時は天板により覆われ、かつ天板を所要角度回転させることにより上方に露呈するような位置に、複数のねじ孔を穿設し、各ねじ孔に螺合した高さ調節可能な支持軸の上端をもって、天板を支持する。
【0010】
(2) 上記(1)項において、天板の下面に、前記支持軸の上端部と係合する凹部を設ける。
【0011】
(3) 上記(1)または(2)項において、天板を、常時下方に付勢する付勢手段を設ける。
【0012】
(4) 上記(1)または(2)項において、天板を、常時上方に付勢する付勢手段を設ける。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、添付図面を参照しながら説明する。
尚、以下の説明においては、図1の右側を「後方」、左側を「前方」とする。
【0014】
(1)は、下端部にアジャスタ(2)(2)を備えるとともに、後面及び下面が開口する中空の基台(3)の上面に天板(4)を設けたチェックアウトカウンターであり、天板(4)の上面には、ディスプレイ(5)、キーボード(6)、スキャナ装置(7)等からなるPOS機器が設置されている。
【0015】
(8)は、天板(4)の後端部における左右両側縁に配設されたガードストッパーで、天板(4)上の図示しない買物篭商品が、天板(4)から落下するのを防止するためのものである。
【0016】
(9)は、基台(3)の後面上端部に固着された平面視前向きU字状をなす連結杆で、後述する本発明のワゴン(10)の係止杆(25)と係合するものである。
【0017】
ワゴン(10)は、下面にキャスタ(11)を有する中空の基台(12)と、基台(12)の上方に配設され、基台(12)の上面を覆う天板(22)とを備えている。
【0018】
図2に拡大して示すように、基台(12)の上板(12a)の下面中央には、座金(13)が固着され、上板(12a)と座金(13)とに設けられた、互いに整合する通孔(14)(15)を、上端部にねじ溝(16a)が設けられた垂直な連結軸(16)が貫通している。
【0019】
連結軸(16)は、その上端が天板(22)の下面中央に設けたねじ孔(23)の上端に達するまで、ねじ孔(23)に強固に螺合されており、その結果、連結軸(16)と天板(22)とは同調して回動するようになっている。
【0020】
連結軸(16)の下端には、フランジ(17)を設けてあり、このフランジ(17)と座金(13)の間には、コイル圧縮ばね(18)が縮設され、天板(22)を常時下方に向けて付勢している。
【0021】
基台(12)の上板(12a)における下面四隅には、ナット(19)(19)が固着されており、また上板(12a)におけるナット(19)のねじ孔と整合する位置には通孔(20)が設けられている。
通孔(20)を上下方向に貫通する有頭ボルト(21)をナット(19)に螺合するとともに、その頭部(21a)を天板(22)の下面四隅に設けた凹孔(24)に嵌合することにより、天板(22)は支持されている。
【0022】
天板(22)の下面前縁には、側面視倒立内向L字形をなすとともに、左右方向に延びる係止杆(25)が固着されており、その垂下片(26)を、前述したチェックアウトカウンター(1)の連結杆(9)に上方から係合することにより、ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)に連結することができる。
【0023】
天板(22)の高さを調節するには、まずワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)から分離し、コイル圧縮ばね(18)の付勢力に抗して、天板(22)を上方に持ち上げ、有頭ボルト(21)と凹孔(24)との係合を外す。
次いで、天板(22)を図3の仮想線で示す位置まで回動させ、有頭ボルト(21)を天板(22)の側方にずらすとともに、そのまま、天板(22)を基台(12)の上面に載置する。
【0024】
この状態で、基台(12)の側板(12b)に設けた作業孔(27)から有頭ボルト(21)の突出量を調整し、再び天板(22)を上方に持ち上げた後、天板(22)を回動して、凹孔(24)を有頭ボルト(21)に嵌合すればよい。
【0025】
ワゴン(10)の高さ調節を行い、天板(22)とチェックアウトカウンター(1)の天板(4)とが等高となるようにした後、係止杆(25)を連結杆(9)に係合すれば、図1に示すように、天板同士(4)(22)の上面が同一面となるようにして、ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)に連結することができる。
【0026】
ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)から分離した後、天板(22)を、基台(12)の上面に当接する下限位置まで降下させれば、図4に示すように、ワゴン(10)をチェックアウトカウンター(1)の内部に収納することができる。
【0027】
このように本実施例によれば、簡単かつ安価な装置により、ワゴン(10)の天板(22)の高さを無段階に調節することができるとともに、有頭ボルト(21)を凹孔(24)に嵌合することにより、天板(22)の連結軸(16)回りの回動を規制できるので、天板(22)が不用意に回転して、天板(22)上の商品等が落下したり、天板(22)と基台(12)との間に手指を挟まれたりすることもなく安全である。
また、コイル圧縮ばね(18)が天板(22)を下方に付勢しているので、天板(22)が軽量であるとしても、天板(22)が妄りに浮き上って、有頭ボルト(21)と凹孔(24)との係合が外れることはない。
【0028】
上記実施例のように、連結軸(16)のフランジ(17)と座金(13)との間にコイル圧縮ばね(18)を縮設する代わりに、基台(12)の上板(12a)と天板(22)との間にコイル圧縮ばねを縮設して、常時天板(22)を上方に付勢することもある。
このようにすれば、有頭ボルト(21)のみによって行われている天板(22)の支持を補助することができ、天板(22)上に、より多くの商品等を載置できるようになる。
【0029】
有頭ボルト(21)を立設する位置は、必ずしも上板(12a)の四隅でなくてもよく、常時は天板(22)により覆われ、天板(22)を所要角度回転させることにより上方に露呈するような位置であれば、どこでもよい。
なお、凹孔(24)を様々な位置に設ければ、天板(22)を、店員の使い勝手の良い方向に向けて支持することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
(a) 簡単かつ安価な装置により、ワゴンの天板の高さを無段階に調節することができる(請求項1)。
【0031】
(b) 請求項2記載の発明によれば、支持軸を凹部に嵌合することにより、天板の連結軸回りの回動を規制できるので、天板が不用意に回転して、商品等が落下したり、天板と基台との間に手指を挟まれたりすることもなく安全である。
【0032】
(c) 請求項3記載の発明によれば、天板が軽量であっても、天板が妄りに浮き上がることはなく、有頭ボルトと凹孔との係合が外れることはない。
【0033】
(d) 請求項4記載の発明によれば、支持軸のみによって行われている天板の支持を補助することができ、天板上に、より多くの商品等を載置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のワゴンを、チェックアウトカウンターに連結した状態を示す側面図である。
【図2】同じくワゴンの要部の縦断側面図である。
【図3】同じくワゴンの平面図である。
【図4】同じくワゴンをチェックアウトカウンターから分離した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
(1)チェックアウトカウンター
(2)アジャスタ
(3)基台
(4)天板
(5)ディスプレイ
(6)キーボード
(7)スキャナ装置
(8)ガードストッパー
(9)連結杆
(10)ワゴン
(11)キャスタ
(12)基台
(12a)上板
(12b)側板
(13)座金
(14)(15)通孔
(16)連結軸
(16a)ねじ溝
(17)フランジ
(18)コイル圧縮ばね(付勢手段)
(19)ナット
(20)通孔
(21)有頭ボルト(支持軸)
(21a)頭部
(22)天板
(23)ねじ孔
(24)凹孔
(25)係止杆
(26)垂下片
Claims (4)
- 基台の上面に、連結軸を突設するとともに、天板を、前記連結軸に沿って上下動可能で、かつ連結軸を中心に回転可能として装着し、前記基台の上面における、常時は天板により覆われ、かつ天板を所要角度回転させることにより上方に露呈するような位置に、複数のねじ孔を穿設し、各ねじ孔に螺合した高さ調節可能な支持軸の上端をもって、天板を支持するようにしたことを特徴とする天板の高さ調節自在なワゴン。
- 天板の下面に、前記支持軸の上端部と係合する凹部を設けた請求項1記載の天板の高さ調節自在なワゴン。
- 天板を、常時下方に付勢する付勢手段を設けた請求項1または2記載の天板の高さ調節自在なワゴン。
- 天板を、常時上方に付勢する付勢手段を設けた請求項1または2記載の天板の高さ調節自在なワゴン。
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JP29114595A JP3561815B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 天板の高さ調節自在なワゴン |
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JP29114595A JP3561815B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 天板の高さ調節自在なワゴン |
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JPH09131227A JPH09131227A (ja) | 1997-05-20 |
JP3561815B2 true JP3561815B2 (ja) | 2004-09-02 |
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ID=17765029
Family Applications (1)
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JP29114595A Expired - Fee Related JP3561815B2 (ja) | 1995-11-09 | 1995-11-09 | 天板の高さ調節自在なワゴン |
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1995
- 1995-11-09 JP JP29114595A patent/JP3561815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09131227A (ja) | 1997-05-20 |
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