JP3561286B2 - 低騒音空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

低騒音空気入りラジアルタイヤ Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は空気入りラジアルタイヤにおいて、特に重荷重用ラジアルタイヤに好適なタイヤ騒音の低減化に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からリブパターンのタイヤ騒音低減化方法として、周方向に配列した繰り返し模様を複数種のピッチ長を用いてバリアブルに変化させ、その繰り返し模様が接地する時に発生する加振力の周波数を多くの値に分散させるバリアブルピッチとしたタイヤが提供されている(特公昭58−2844号)。また、別の手段としてリブ毎にピッチ数を変化させたタイヤがある(特開昭61−175104号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のバリアブルピッチを用いたタイヤでは、ピッチ長の変化が基準ピッチ長の±10〜20%にとどまる現状では十分な低騒音化の効果は得られない。十分な効果を得るためにピッチ長の比率を大きくとると、ピッチ間の剛性の変化が大きく、偏摩耗を誘発し易くなるという欠点がある。
【0004】
後者のリブ毎にピッチ数を変化させたタイヤでは、ピッチ数の比率が1〜2倍程度にとられ、ピッチ数は50〜120程度となっているが、ピッチ数がこの範囲ではピッチ数比率は3倍程度とし、且つ2倍の位置からかなり外すことが必要で、さもなくば周波数の分散が悪く低騒音化の効果が少ない。
【0005】
この発明の目的は、実際の走行時間が長い定常走行において、タイヤ騒音を有効に低減することができる空気入りタイヤを提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
通常、車両は40〜100km/hの常用速度で走行する時間が長いため、タイヤの車両騒音は、この定常走行におけるタイヤ騒音が最も問題となる。
【0007】
タイヤ騒音は、リブタイヤではタイヤ振動音がその主たるものであり、トレッドパターンのジグザグのピッチ数とタイヤ回転数で決まる加振周波数は、上記定常走行中でタイヤの接地領域近傍がもつ固有振動数と共振しレベルアップしている。この事はトレッドパターンのピッチ数を200以上、好ましくは300以上とすることによって共振時の速度を低速走行域である20〜30Km/hとし、定常走行速度では共振点を越えた加振振幅に対するタイヤ振動振幅の小さくなるところで使用することで騒音低減が図れる。これはタイヤ騒音が振動音であるとしたときの防振の考え方であり、振動エネルギーと音のエネルギーが比例することから大変効果的である。
【0008】
一般に、振動体は特定値の固有振動数Wo(トラック又はバス用等重荷重用ラジアルタイヤでは500〜700Hzが多い)をもっており、ピッチ数とタイヤの回転数によって変化する加振振動数Wがこれに一致する時、その振幅は極めて大きく増幅されるが、騒音としても定常走行速度の領域内でピーク値が表れることから明らかである。騒音の低減にはこのピーク値を絶対レベルの低い低速走行域で通過させ、定常走行では共振点から外れたW/Woが21/2 より大きくすることで加振振幅より小振幅として振動エネルギーを、すなわち音のエネルギーの小さい状態で用いることが重要である。この事は、よく知られている様に、図5に示す如く、W/Woが0〜21/2 の範囲では加振源の振動振幅よりも振動部分(音源)の振幅が大きく、W/Woが21/2 を越えると、逆に小さくなるという事実によるものである。前述のピーク値もW/Woが1となるとき、すなわち共振時に生じるもので、ピーク値まではタイヤ回転数即ち車両の速度とともに、騒音レベルの上る勾配は、ピークを越えるとその上る勾配は小さくなる。従って、常用速度でのレベルを低くするためには、その範囲でW/Wo>21/2 とすることが必要で、それによって音源の振幅を押さえることができる。なお図5は、振動数比W/Woに対する振幅比K(K=振動振幅/加振振幅)の関係を一例として示す図であるが、同グラフは振動系のもつ減衰係数によって形は変わるが、W/Wo=0でK=1、W/Wo=1でKがピーク値(大きく変わる地点)、W/Wo=21/2 でK=1となることは変化しない。
【0009】
上述のことから、加振周波数をアップする手段としては、ピッチ数を200以上、好ましくは300以上とすることが必要となる。
【0010】
すなわちこの発明は、トレッドの表面に周方向に連続する複数の縦溝と、縦溝に隣接する複数のリブ列を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、縦溝の壁面に、タイヤ幅方向への凹凸がタイヤ周方向に交互に並ぶジグザグの繰り返し模様を多数配列し、そのジグザグのピッチ数を少なくとも200以上としたことを特徴とする低騒音空気入りラジアルタイヤである。
【0011】
一方、加振源が複数の縦溝を持つパターンのごとく複数の場合、ジグザグのピッチ数とタイヤ回転数で決まる周波数は各縦溝ごとにそれぞれ決まるため、各縦溝の1次の周波数と2次以上の高調波がそれぞれにおいて重なりあえばその音圧は高いレベルを維持し騒音となって現れる。従って低騒音化するためには、この1次の周波数と2次以上の高調波、特に2次高調波の周波数が重なりあわない手段を講じることが重要となる。そこでこの発明は、各縦溝のジグザグのピッチ数を変化させ、ジグザグのピッチ数を各縦溝間で互いに異ならしめる構成を採用している。
【0012】
特にジグザグのピッチ数を少なくとも200以上とした本発明のタイヤでは、各ピッチ数とも2の倍数とならない様に最小ピッチ数の1.2〜1.7倍とすることで、1次のみならず2次も重なることがなく周波数は分散し低い音圧レベルを維持する。これはタイヤ接地領域の固有振動数は単純な1つの周波数でなく、幾分、幅を有しているためで、従って周波数の分散の場合にも基本周波数に対する比率が1.2未満では分散の効果がなく、1.7を越える時、基本周波数の2次高調波と一致するためやはり効果がない。2.2以上3付近では周波数分散によるレベル低減は非常に効果的であるが、本発明はピッチ数が200以上の範囲を目標としているので、ピッチ数が多くなりすぎ、ジグザグ状パターンではその振幅が小さくなり、湿潤路での制動性能に問題があり、ブロックパターン等横溝を有するパターンでは横溝の幅が狭くなり、やはり排水性不良の問題から湿潤路での制動性が低下するとともに、ブロックの周方向幅も狭くなり、横剛性の低下から車両の操縦安定性が悪く実用的でない。
【0013】
各縦溝のピッチ数は多いもの程、そのジグザグの振幅も小さくなるから、ピッチ数の大きい縦溝は、特に偏摩耗(リバーウェア)の生じ易いショルダー寄りに設定する方が良好である。
【0014】
なお、縦溝の壁面に形成するジグザグは、タイヤ幅方向への凹凸であれば特に限定されない。例えば三角形の山と谷とが交互に並ぶジグザグの繰り返し模様であっても、また鋸歯状や四角形状のジグザグの繰り返し模様であっても差支えない。
【0015】
【作用】
この発明は、トレッドの表面に周方向に連続する複数の縦溝と、縦溝に隣接する複数のリブ列を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、縦溝の壁面に、タイヤ幅方向への凹凸がタイヤ周方向に交互に並ぶジグザグの繰り返し模様を多数配列し、そのジグザグのピッチ数を少なくとも200以上とした低騒音空気入りラジアルタイヤであるので、タイヤの加振振動数Wが固有振動数Woに一致する共振点(ピーク値)は絶対レベルの低い低速走行域で通過し、定常走行では当該共振点(ピーク値)からはずれたW/Woを21/2 より大きくすることができるため、加振振幅より小振幅として振動エネルギーの小さい状態で走行することができるものである。従って、実際の走行時間が長い40〜100km/hの定常走行において、タイヤ騒音を低減することができる。
【0016】
また、これに加えて、ジグザグのピッチ数を各縦溝間で互いに異ならしめた場合、ジグザグのピッチ数とタイヤ回転数で決まる周波数において、各縦溝の1次の周波数と2次以上の高調波を各々重なりあわない様にすることができるので、各縦溝の1次の周波数と2次以上の高調波が重なりあう高い音圧レベルを回避することができるため、この点においてもタイヤ騒音を低減することができる。
【0017】
特に、各ピッチ数とも2の倍数とならない様に最小ピッチ数の1.2〜1.7とした場合は、1次のみならず2次も重なることがなく周波数は分散し、低いレベルを維持する。
【0018】
また、ジグザグのピッチ数の大きい縦溝をショルダー側に配置した場合は、ジグザグの振幅も小さくなるから、偏摩耗(リバーウェア)の発生をも防止することができる。
【0019】
【実施例】
図1はこの発明の低騒音空気入りラジアルタイヤの一実施例に係るトレッドパターンの概略図である。
【0020】
1はトレッド、2はトレッド1の表面にタイヤ周方向に連続する複数の縦溝、3は縦溝2に隣接する複数のリブ、4はショルダー端、5はショルダー端4側においてタイヤ周方向に延びる細溝である。CLはタイヤ中央線である。
【0021】
この実施例タイヤは、4本の縦溝2からなり、ショルダーリブ3aとメディエイトリブ3bとの間に挟まれた第1縦溝2a、メディエイトリブ3bとセンターリブ3cとの間に挟まれた第2縦溝2b、センターリブ3cとメディエイトリブ3dとの間に挟まれた第3縦溝2c、及びメディエイトリブ3dとショルダーリブ3eとの間に挟まれた第4縦溝2dから構成されている。
【0022】
各第1縦溝2a、第2縦溝2b、第3縦溝2c、第4縦溝2dの壁面には、タイヤ幅方向への凹凸がタイヤ周方向に交互に並ぶジグザグの繰り返し模様が多数配列されており、この実施例では、三角形の山6と谷7とが交互に並ぶジグザグの繰り返し模様で配列されている。図示の通り、ジグザグの山6と山6間、或いは谷7と谷7間をそれぞれ1ピッチとすると、この実施例は、縦溝2のピッチ数を異ならしめており、ピッチ数の大きい縦溝をショルダー側の縦溝1a、1dに配置する構成としている。
【0023】
図2〜図4は、供試タイヤの騒音試験結果である。騒音試験方法はJASO C606 タイヤ車体台上騒音試験方法による。タイヤサイズは10.00R20(リムサイズ20×7.00)、空気圧は725kPaを充填し、荷重は2700kgを与えた。トレッドパターン(リブ)の条件は、表1に示す。表1は供試タイヤ1〜9のピッチ数、及びタイヤ幅方向におけるジグザグの山谷間の高さ(mm)を示している。
【0024】
なお、前記図1に示した実施例は、供試タイヤ6を示している。
【0025】
【表1】
Figure 0003561286
【0026】
図2、図3及び図4から理解できる様に、供試タイヤ1はピッチ数が80ピッチと少ないため、タイヤ固有振動数との共振速度(ピーク値)が80〜90Km付近にあり、定常速度域での騒音レベルを大きくしている。ピッチ数が120とした供試タイヤ2は、全体的に騒音レベルは下がっているが、タイヤ固有振動数との共振速度(ピーク値)は50〜60Km付近にあり、定常速度域での騒音レベルの低減は充分でない。
【0027】
これに対して、ピッチ数を200とした多ピッチの供試タイヤ4は、共振速度35Km/h付近でタイヤ固有振動数との共振速度(ピーク値)があり、これは定常速度域から外れた共振倍率の低い領域にあり、全体として騒音レベルのレベルダウンが図られている。
【0028】
ただし、供試タイヤ4は各溝すべて同じピッチ数であるため、騒音の第一要因の1次周波数の分散がない。供試タイヤ5〜7は、ジグザグのピッチ数を200以上とするとともに、ジグザグのピッチ数を各縦溝間で互いに異ならしめているため、騒音の第一要因の1次周波数の分散がはかられ、騒音レベルのレベルダウンが達成されている。
【0029】
特に、供試タイヤ5供試タイヤ3と比べて、供試タイヤ6は定常走行速度領域における騒音レベルの降下が著しい。供試タイヤ5は多ピッチ化で全体として1次レベルが下がっているが、最小ピッチ数に対する多ピッチ溝のピッチ数が2倍のものが含まれているため、その1次レベルが高速度域で少ピッチの2次レベルとの重なりがあり、騒音レベルを大きくしている。
【0030】
図2、図3及び図4には、ピッチ数の多さとジグザグ等のタイヤ幅方向への出入りすなわちジグザグの山谷間の高さ(mm)との関係をも示している(表1にジグザグの山谷間の高さ(mm)を示す)。図3及び図4より、ジグザグのピッチを供試タイヤ6より増加させても、供試タイヤ7の如く幅方向の出入り、すなわちジグザグの山谷間の高さ(mm)をそのままにしたものは、騒音レベルは同等か、かえって大きくなっている。これはピッチ数増加による振動倍率の低い所で作用するようになったのであるが、幅方向の出入りがそのままのため、ピッチ毎に路面を打ちつける衝撃エネルギーがピッチ数の倍率を同じになって差し引きはかえって振動エネルギーが大きくなるからと考えられる。従って、ジグザグの山谷間の高さ(mm)を変化させることも騒音レベルの低下を達成する上で重要であることが認められる。
【0031】
また、図3及び図4より、供試タイヤ6、7は最小ピッチ数の縦溝と他の縦溝とのピッチ数比が1.2〜1.7倍の範囲にあるため、同範囲外にある供試タイヤ8及びより騒音レベルの低減効果が顕著である。これは、タイヤ接地領域の固有振動数は単純な1つの周波数でなく、幾分、幅を有しているため、周波数の分散の場合にも、基本周波数に対する比率が1.2未満では分散の効果がなく、1.7を越える時、基本周波数の2次高調波と一致するためやはり効果がないと考えられる。以上のことから、供試タイヤ6、7が、著しい騒音レベルの低減効果を発揮する。
【0032】
この発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、この実施例では、いずれも4本の縦溝でトレッドを構成しているが、他の本数であっても差支えない。なお、この発明タイヤは、リブ列を有するトレッドパターンを有するタイヤに限定しているが、これはブロックパターンを有するタイヤの場合、タイヤ幅方向に横溝が設定されるため、騒音の発生条件が自ずと相違してくるためである。ただし、ブロックを構築しない程度のサイプやスリット等はリブに形成しても差支えない。具体的には幅2mm又は深さ2mm未満の溝については、これをリブ列に形成しても、本発明のタイヤでは充分騒音低減効果が認められる。
【0033】
【発明の効果】
この発明は、トレッドの表面に周方向に連続する複数の縦溝と、縦溝に隣接する複数のリブ列を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、縦溝の壁面に、タイヤ幅方向への凹凸がタイヤ周方向に交互に並ぶジグザグの繰り返し模様を多数配列し、そのジグザグのピッチ数を少なくとも200以上とした低騒音空気入りラジアルタイヤであるので、タイヤの加振振動数Wが固有振動数Woに一致する共振点(ピーク値)を絶対レベルの低い低速走行域で通過させ、定常走行では当該共振点(ピーク値)を外すことができることから、振動エネルギーの小さい状態で走行することができる。従って実際の走行時間が長い40〜100km/hの定常走行において、タイヤ騒音を低減することができる。
【0034】
特に、ジグザグのピッチ数を各縦溝間で互いに異ならしめた場合、ジグザグのピッチ数とタイヤ回転数で決まる周波数において、各縦溝の1次の周波数と2次以上の高調波の周波数を各々重なりあわない様にすることができるので、各縦溝の1次の周波数と2次以上の高調波の周波数が重なりあう高い音圧レベルを回避することができるため、この点においてもタイヤ騒音を低減することができる。
【0035】
また、各ピッチ数とも2の倍数とならない様に最小ピッチ数の1.2〜1.7とした場合は、1次のみならず2次も重なることがなく周波数は分散し、低いレベルを維持する。
【0036】
また、ジグザグのピッチ数の大きい縦溝をショルダー側に配置した場合は、ジグザグの振幅も小さくなるから、偏摩耗(リバーウェア)の発生をも防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の低騒音空気入りラジアルタイヤの一実施例に係るトレッドパターンの概略図である。
【図2】供試タイヤ1〜3の騒音レベルと走行速度との関係を示す図である。
【図3】供試タイヤ4〜6の騒音レベルと走行速度との関係を示す図である。
【図4】供試タイヤ7〜9タイヤの騒音レベルと走行速度との関係を示す図である。
【図5】振動数比W/Woに対する振幅比K(K=振動振幅/加振振幅)の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 トレッド
2 縦溝
3 リブ
4 ショルダー端
5 細溝
6 山
7 谷
2a 第1縦溝
2b 第2縦溝
2c 第3縦溝
2d 第4縦溝
3a ショルダーリブ
3b メディエイトリブ
3c センターリブ
3d メディエイトリブ
3e ショルダーリブ

Claims (4)

  1. トレッドの表面にタイヤ周方向に連続する複数の縦溝と、縦溝に隣接する複数のリブ列を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、縦溝の壁面に、タイヤ幅方向への凹凸がタイヤ周方向に交互に並ぶジグザグの繰り返し模様を多数配列し、そのジグザグのピッチ数を少なくとも200以上とし
    ジグザグのピッチ数を各縦溝間で互いに異ならしめ、 最小ピッチ数の縦溝と他の縦溝とのピッチ数比を1.2〜1.7倍としたことを特徴とする低騒音空気入りラジアルタイヤ。
  2. 縦溝の壁面に、タイヤ幅方向への凹凸が三角形の山と谷とが交互に並ぶジグザグの繰り返し模様を多数配列したことを特徴とする請求項1記載の低騒音空気入りラジアルタイヤ。
  3. ピッチ数が大きいジグザグの繰り返し模様ほどタイヤ幅方向へのジグザグの山、谷間の高さを小さくしたことを特徴とする請求項1又は2記載の低騒音空気入りラジアルタイヤ。
  4. ピッチ数の大きい縦溝を、ショルダー側に配置したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の低騒音空気入りラジアルタイヤ。
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