JP3561128B2 - ディジタルpll回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はディジタルPLL回路に関し、特に、コンパクトディスク(CD)またはミニディスク(MD)などのEFM(Eight to Fourteen Modulation)信号を再生するために用いられるようなディジタルPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDやMDなどに関する再生用PLL回路は、たとえば特開平1−303630号公報や特開平3−212860号公報などに記載されているように、入力信号とPLL回路で生成したPLLクロック信号との位相差を電圧に変換し、電圧−周波数変換回路を用いてPLL回路の周波数を変化させて同期を実現するのが一般的である。また、これらと同じ原理でディジタル化したディジタルPLL回路が特開平3−289820号公報において提案されている。
【0003】
また、本願出願人は、特開平8−70249号公報においてVCO素子やアナログ回路が不要な方式のディジタルPLL回路を提案したが、キャプチャレンジやロックレンジに制限があった。ここで、ロックレンジはPLL回路がロック状態で上述の転送レートのずれに対してロックし続ける範囲を意味し、キャプチャーレンジはPLL回路がアンロック状態から上述の転送レートのずれに対してロック状態へ移行できる範囲を意味している。ここで、ロックするとは、EFMI信号をPLLCKの立上がりでラッチしたとき、EFMIの幅(3T〜11T)が正しく判別できるようにPLLCKの制御が行なわれていることを意味している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
MDは小型軽量なことを特徴とするオーディオ機器であり、携帯しての使用が多く、消費電力を極力小さくして電池寿命を延ばすシステムが必然の要求として現われてくる。MDはショックプルーフメモリと呼ばれるバッファメモリを有するシステムを前提としており、これを利用して回転数一定で読出すことも可能である。この方が線速度一定で読出すよりも消費電力の面では有利である。なぜならば、記録は線速度一定で行なわれているため、線速度一定で読出す方式であれば、ディスクの内周ほど回転数を高くする必要があり、内周と外周とでは2倍ほどの回転数の差が生じ、内外周を頻繁にアクセスするような場合にスピンモータに加速,減速のための電流が流れるためである。
【0005】
回転数が一定であればスピンモータに加速,減速のための電流が流れることもなく、その分消費電力削減が可能である。しかしながら、回転数を一定にするということは、読出の線速度が2倍程度変化することを意味し、PLLのロックレンジ,キャプチャレンジはそれだけ広い必要がある。上述の特開平8−70249号公報で提案したディジタルPLL回路は、VCO素子やアナログ回路が不要なものの、ディスクからの読出速度一定のCLVシステムを前提としたものであり、回転数一定で読出すことへの適用はロックレンジ,キャプチャレンジの不足から困難であった。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、ロックレンジやキャプチャレンジを拡大でき、VCOの発振周波数を制御する方法を切換えることのできるようなディジタルPLL回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、VCO発振回路で生成されたマスタクロック信号を分周したクロック信号と入力信号との位相差を計測し、その位相差に基づいて分周の比率を制御することにより、入力信号とクロック信号との同期をとるディジタルPLL回路において、入力信号のレートを測定する入力レート測定手段と、測定されたレートの値によってVCO発振回路の入力電圧を制御する制御手段とを備え、入力レート測定手段は複数設けられ、さらに複数の入力レート測定手段のいずれかを選択するための選択手段が設けられる。
【0008】
請求項2に係る発明では、請求項1の複数の入力レート測定手段のうちの1つは、入力信号のエッジからエッジまでの長さを計測し、VCO発振回路で生成されたマスタクロック信号をもとにした基準値に対するずれ量を特定の期間累積し、その値より入力信号のレートを算出する。
【0009】
請求項3に係る発明では、請求項の複数の入力レート測定手段のうちの1つは、入力信号のエッジからエッジまでの長さを計測し、存在し得る最も長いパルス幅のみを抜き出し、VCO発振回路より生成されたマスタクロック信号をもとにした基準値に対するずれ量から入力信号のレートを算出する。
【0010】
請求項4に係る発明では、請求項2または3の制御手段は、複数の入力レート測定手段のうちの1つで算出された入力信号のレートの結果により、VCO発振回路より生成されたマスタクロック信号をもとにした基準値よりも入力レートが高いとき第1のレベル,等しいときに第2のレベル,低いときに第3のレベルの3値の信号を出力する。
【0011】
請求項5に係る発明では、さらに制御手段から出力された3値の信号をアナログ電圧に変換してVCO発振回路に与えるローパスフィルタを含む。
【0012】
請求項6に係る発明では、請求項3の複数の入力レート測定手段はVCO発振回路の入力電圧を制御する手段として一方の手段が選択されている場合でも動作する。
【0013】
請求項7に係る発明では、請求項1の選択手段が入力信号のエッジからエッジまでの最も長いパルス幅の入力レートのずれ量に応じて前記複数の入力レート選択手段のいずれかを選択する。
【0014】
請求項8に係る発明では、請求項1の複数の入力レート測定手段は、第1および第2入力レート測定手段を有し、選択手段は、第1入力レート測定手段を選択する状態の場合には、第1の条件に従って第2入力レート測定手段を選択して切換え、第2入力レート測定手段を選択する状態の場合には、第1の条件と異なる第2の条件に従って第2入力レート測定手段を選択して切換える。
【0015】
請求項9に係る発明では、請求項2の選択手段は複数の入力レート測定手段のうちのいずれか一方から他方と、他方から一方へ切換えるときにヒステリシス特性を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の一実施形態のブロック図である。図1において、MDディスク51から読出された信号はRF信号処理回路52に与えられ、波形等化処理が行なわれる。その後、処理された信号はスライス回路53に与えられてディジタル2値のEFM信号に変換される。このEFM信号はPLLクロック生成回路54と速度検出回路A55および速度検出回路B56とに与えられる。
【0017】
PLLクロック生成回路54はEFM信号に同期したPLLクロック信号を生成し、速度検出回路A55は3T〜11Tまでの信号を使用して入力レートずれ(速度ずれ)を検出する。速度検出回路A55は入力レートを7段階で表わし、PLLクロック生成回路54の自走周波数を切換える。PLLクロック生成回路54と速度検出回路A55の具体的な動作については後で詳細に説明する。
【0018】
速度検出回路B56は11Tの信号を検出し、その幅が標準値からどれだけずれているかを検出することによって、入力レートのずれを検出する。VCO制御信号出力部58は速度検出回路A55または速度検出回路B56の速度検出出力に基づいて、「H」レベル(VCO発振周波数を上げる)、「L」レベル(VCO発振周波数を下げる)、ハイインピーダンス状態(VCO発振周波数ホールド)の3値の出力を行なう。
【0019】
VCO制御信号出力部58の入力には、スイッチ57によって速度検出回路A55の出力と速度検出回路B56の出力が選択されて与えられる。選択の要因は、速度検出回路B56の結果によるが、入力レートのずれ量に応じていずれを選択するか決定される。これについても後で詳細に説明する。VCO制御信号出力部58の出力信号はローパスフィルタ(LPF)59を介してVCO60に供給される。
【0020】
図2は、図1に示した速度検出回路56の具体的な動作を説明するためのフローチャートである。速度検出回路B56は図2に示すフローチャートに従って、11Tの信号を検出してその幅を計数し、現在のVCO発振周波数より求めた基準の11Tの長さと比較することにより、入力レートに対してVCO発振周波数が高いのか低いのかを判定する。より具体的には、ステップ(図示ではSPと略称する)SP1において、時間を計数するタイマがリセットされて初期化される。ステップSP2において、EFM信号の幅をカウントする。すなわち、入力のエッジからエッジまでをMCK/4(MCKはVCOの発振周波数)でカウントする。MCK/4のクロック信号は11T信号の中に22個入るのが標準的な長さである。
【0021】
ステップSP3において、ステップSP2でカウントした結果を比較しながら最大値をホールドする。最大値のホールドはステップSP4のT1時間の間に行なわれる。このT1の期間は、複数個の11T信号がくるようにその値が設定される。ステップSP5でホールドされたカウント最大値のうちの最小値が求められる。これはバーストエラーなどの非常に長い幅の入力信号を取除くためのものである。これもやはり複数個の比較を行なうように、ステップSP6でその期間比較が行なわれる。
【0022】
ステップSP7およびステップSP8において、得られた最も確からしい11TのMCK/4のクロックによるカウント値が22と比較され、カウント値が22よりも大きければステップSP7でVCO発振周波数を下げる決定が行なわれ、カウント値が22よりも小さければステップSP8でVCO発振周波数を上げる決定が行なわれる。また、カウント値が22と等しければVCOの発振周波数が保持される。
【0023】
図3は図1に示したPLLクロック生成回路と速度検出回路A55の構成を示すブロック図であり、図4はマスタクロック信号MCKとEFMI信号とPLLクロック信号とのタイミングを示すタイムチャートであり、図5はEFMI信号とPLLクロック信号とのタイミングを示すタイムチャートである。
【0024】
次に、図3〜図5を参照して、図1に示したPLLクロック生成回路54と速度検出回路A55について詳細に説明する。速度検出回路A55は図3に示すように速度検出回路2,3とジッタ検出回路4とから構成されている。そして、PLLクロック生成回路54はCDまたはMDからの再生EFM信号から同期クロックとしてPLLクロック信号を生成する。ここで、EFM信号は3T〜11Tの幅の信号であり、ここで、EFM信号の入力レートは通常の速度(伝送レート=2.03Mbit/s)とすれば、
1T=236.2[nSEC]
MCK=33.8688[MHz]
1Tの長さはMCK,8クロック分である。MCKはVCOの発振周波数を示しており、この数値は入力レートに比例して変化する値である。たとえば、入力レートが通常の半分のときは、
1T=472.4[nSEC]
MCK=16.9344[MHz]
であり、入力レートが通常の2倍のときは、
1T=118.1[nSEC]
MCK=67.7376[MHz]
である。すなわち、
1T・MCK≒8.0 …(A)
を満たすように、VCOの発振周波数の制御が行なわれる。
【0025】
PLLクロック生成回路54には外部からマスタクロック信号MCKとEFM信号とが与えられる。そして、PLLクロック生成回路54は図4(a)に示すマスタクロック信号MCKから図4(c)に示すPLLクロック信号を生成し、このPLLクロック信号と図4(b)に示すEFM信号とが同期するように、PLLクロック信号の幅を調整する。
【0026】
すなわち、PLLクロック生成回路54は、EFM信号のエッジ(↑または↓)から通常マスタクロック信号MCKを8分周して生成しているPLLクロック信号の↓エッジの時間を計数する。この計数値(図4(c)のTe)をもとにして、3の区間PLLクロック信号の「H」レベル区間を補正する。この操作により、図4(c)に示す▲1▼での位相ずれ量が▲2▼で小さくなるようにされる。ここで、Tc/Teを位相補正ゲインと呼ぶ。
【0027】
PLLクロック生成回路54はディスクの回転速度ずれを検出し、上述の▲1▼の位相補正以外のPLLクロック信号の補正を行ない、ロックレンジを広げたり、ラフサーボ時に用いる速度検出回路2,3からの速度ずれ検出データをもとにして、図5に示すように、8個のPLLクロック信号の中でN発の幅を変化させることによって、PLLクロック信号の平均周波数を回転速度ずれに比例して変化させる。
【0028】
速度検出回路2,3では、EFM信号のパルス幅をマスタクロック信号MCKで計数することにより、速度のずれ検出を行なう。EFM信号は30nsec程度のジッタを含んでおり、また3T〜11Tの各信号はそれぞれ平均をとれば、理論値に対してオフセットをもっている。これはイコライジングの特性によって現われると思われる。図3に示した実施形態では、これらを考慮し、エッジからエッジの時間を計数することによって3T〜11Tの判定を行ない、判別した信号の通常速度時の幅からのずれ量を検出する。また、検出した3T〜11Tを加算し、768(300Hex)T分になったときの、検出したずれ量の加算値から速度ずれを算出する。
【0029】
ジッタ検出回路4は、速度検出回路2,3で求められるEFM信号のパルス幅のうち、3Tのみを取出し、マイクロコンピュータによって設定されたある範囲内の幅の値に1024発中の何発が入るかで信号のばらつきの大小を判定する。
【0030】
図6は図3に示したPLLクロック生成回路54の具体的なブロック図である。図6において、カウンタ11,12とセレクタ13はEFMI信号とPLLクロック信号との位相差を検出するものであり、カウンタ11はEFMI信号が「L」レベルから「H」レベルに立上がってから、PLLクロック信号が「L」に立下がるまでの期間のマスタクロック信号MCKを計数し、カウンタ12はEFMI信号が「H」レベルから「L」レベルに立下がってからPLLクロック信号が「L」レベルに立下がるまでの期間のマスタクロック信号MCKを計数してEFMI信号とPLLクロック信号との位相差を検出し、EFMI信号とPLLクロック信号との位相差を検出する。カウンタ11,12のそれぞれによって検出された位相差はセレクタ13に与えられる。
【0031】
セレクタ13はEFMI信号が「H」レベルの期間はカウンタ11の出力を選択し、EFMI信号が「L」レベルの期間はカウンタ12の出力を選択する。選択された位相差はテーブル14,15に与えられ、これらのテーブル14,15によってPLLクロック信号を補正するためのデータに変換される。すなわち、テーブル14,15は図1のVCO制御信号出力部58の入力が速度検出回路A55からのものであるか、あるいは速度検出回路B56からのものであるのかによって使い分けられる。
【0032】
テーブル14はVCOの制御がラフな速度検出をもとにしているとき、たとえば転送レートに対する回転速度のずれが±6%以下程度のラフサーボのときに用いられ、テーブル15はVCOの制御が密な速度検出をもとにしているとき、たとえば標準の転送レートに対する回転速度のずれが±1%以下程度の密サーボのために用いられる。このため、テーブル14は補正データを予め記憶していて、ゲイン=1/3固定で速度検出回路3から与えられた速度データ(A5〜A8)に応じて、位相差と補正データの関係をシフトする。
【0033】
なお、速度検出回路B56をもとにVCOの制御を行なっているとき、EFMの入力レートは最大±6%程度変動する。テーブル15にはEFMI信号の品質に応じた6通りのゲインが記憶されており、速度検出回路3から与えられる位相サーボゲイン切換設定信号によって切換えられる。まず、1.5T以下の信号が入力されたときには、フィンガプリントなどによる再生エラーとし、速度検出回路2からの位相補正禁止入力が発生したときには、補正を行なわないデータを出力する。
【0034】
テーブル14,15の出力はセレクタ16に与えられる。セレクタ16は速度検出回路3からのラフサーボ/密サーボなどのテーブル制御信号に応じて、テーブル14,15の出力を選択してPLLクロック生成部18に与える。PLLクロック生成部18はセレクタ16の出力に基づいて、PLLクロック信号を生成し、自走周波数制御回路17は速度データとテーブル14からの出力に基づいて、PLLクロック生成部18に対してPLLクロック信号の補正する頻度やタイミングを制御する。
【0035】
図7は図3に示した速度検出回路2の具体的なブロック図であり、図8は図7の速度検出回路2の動作を説明するための図である。
【0036】
図7において、パルス幅カウンタ21,22にはEFMI信号とマスタクロック信号MCKとが与えられる。パルス幅カウンタ21はEFMI信号の幅をマスタクロック信号MCKの立下がりエッジで計数し、パルス幅カウンタ22はEFMI信号の幅をマスタクロック信号MCKの立上がりエッジで計数する。これらのパルス幅カウンタ21,22のそれぞれの出力はテーブル回路23に与えられる。テーブル回路23は、パルス幅カウンタ21,22からのEFMI信号パルス幅の値でいずれの幅のパルスか、すなわち、3T〜11Tのいずれであるか判定できないものを無効とする働きを持つ。たとえば、速度ずれの範囲が±6%のとき、3T〜11Tの各信号は広いものほどその幅の変動が大きくなる。
【0037】
ここで、図8に示した太い実線が各長さの信号の変動する幅を示しており、A〜Dの領域は速度偏差が+方向に大きいときと−方向に大きいとき異なる隣り合うTの信号がいずれもが取り得る値の領域である。つまり、領域Dに含まれる幅の信号を検出したとき、それが速度偏差が−方向(遅い)にあって10Tの信号であったのか、あるいは速度偏差が+方向(速い)に大きく11Tの信号が検出されたのか、判断できないことになる。これを、10Tか11Tのいずれかとして扱うと、速度検出に大きな誤差を生じる。したがって、テーブル回路23は、斜線の無効エリアを定義し、特殊な出力(コードFFhex)を出力する。しかし、無効エリアでなかった場合、テーブル回路23に入力された信号はそのまま出力される。
【0038】
テーブル回路23の出力は768Tカウンタ24に与えられるとともに、速度検出回路3にずれ量を示す信号幅情報として与えられる。なお、テーブル回路23はEFMI信号の「H」レベル,「L」レベルのそれぞれでEFMカウントパルスを出力するが、EFMI信号が無効エリアのパルスであった場合はマスクされ、EFMカウントパルス(不感帯除去)として、速度検出回路2にブロックの幅のずれ量の加算のためのクロック信号として与えられる。また、本来3T未満のパルスが存在しないため、非常に細いと思われるEFMI信号が入力されたときには、位相補正を禁止する位相補正禁止信号も生成して位相制御回路1に出力する。
【0039】
図9は図3に示した速度検出回路3の具体的なブロック図である。図9において、ずれ加算器31には速度検出回路2から信号幅情報とEFMパルスカウント信号と768カウント終了信号とが与えられる。そして、ずれ加算器31は信号幅情報を加算し、このずれ量の加算値が768カウント終了時にいくらであるかによって速度のずれ量がいくらであるかを判別する。ずれ加算器31の加算値は速度テーブル32に与えられる。速度テーブル32はロックをかけるためのキャプチャレンジを広げるために7種類の速度が予め記憶されていて、ずれ加算器31の加算値に応じて速度が切換えられ、速度データを位相制御回路1とテーブル固定可変切換回路33とに与える。
【0040】
テーブル固定可変切換回路33はテーブルの可変/固定を切換えるものであり、主にラフサーボから密サーボへの切換に用いられる。これは、図1のスイッチ57の切換信号またはマイコンインタフェース34を介してマイクロコンピュータから与えられる切換信号によって切換えられる。
【0041】
図3に示したジッタ検出回路4は、速度検出回路2から与えられた信号幅情報から3Tの信号のみを取出し、マイクロコンピュータから設定された値に等しかったものの数と3T全体の個数との比率からジッタの大小を判定する。この発明の一実施形態では、3Tの信号にジッタがなくEFM入力レートとマスタクロック信号MCKの関係が前述の(A)式を満たすようにVCOが制御されている場合、3Tの信号幅をマスタクロック信号MCKで計数すれば約24カウントとなる。
【0042】
マイクロコンピュータからは通常、設定値「24」が設定され、24に等しい3T信号が多ければ多いほどジッタが少ないと判定される。また、24に等しい数値がある周期をもって増減を繰返す場合は、偏心したディスクであると判定できる。マイクロコンピュータはこの情報を基にして、位相制御回路の位相サーボゲインを切換える。通常ジッタが多いものほどゲインが小さく、偏心したディスクほどゲインを大きくした方がよい。
【0043】
図10はPLLクロック信号の平均周波数の変化を示す図であり、図11はテーブルを切換えるポイントを示す図であり、図12は入力と補正されるPLLクロック信号の幅を示す図である。
【0044】
PLLクロック信号の平均周波数の変化は図10に示すようにA〜Gの7通りがあり、A〜Gの切換は、入力信号のパルス幅を計数することによって速度偏差を判定し、図11に示すA〜Gの各テーブルが重なり合う速度偏差のポイントで切換えられる。A〜Gの各テーブルは図9に示す速度テーブル32に記憶されている。A〜Gのテーブル中で、たとえばA,Gのテーブルのみゲインが大きくされており、たとえばA,Gをゲイン=2/3とし、その他をゲイン=1/3にしている。ゲインを大きくすればキャプチャ/ロックレンジが大きくなる。その代わりに、再生エラーが悪化する可能性がある。A,Gテーブルを使用するのは通常図1のVCO制御信号出力部58の入力を速度検出回路B56の出力とした時のみであり、エラーは若干悪化してもキャプチャ/ロックレンジを優先した方が効果的である。
【0045】
上述のごとく、この実施形態によれば、位相差対分周比率の関係(ゲイン)を可変にしたので、テーブルの数を増やすことなくロックレンジ/キャプチャレンジを拡大できる。しかも、3T〜11Tの全信号を使用するために正確な速度検出ができる。さらに、この発明の一実施形態によるディジタルPLL回路は、完全にロジック回路で構成でき、LSIへの高集積化が可能となる。
【0046】
また、上述の実施形態では、PLLクロック信号のパルス幅を計数して、PLLクロック信号の標準の転送レートからのずれ、すなわちディスクの回転速度ずれを検出して、分周信号の分周比率を変化させて平均周波数を変えることができる。
【0047】
しかも、信号品質の判定をジッタ検出回路4から読取ることにより、分周比率の設定値をマイクロコンピュータが変えることによって、自動調整が可能となる。
【0048】
なお、この発明では、PLLクロック信号のパルス幅を計測することによって、EFM信号が3T〜11Tのいずれであるかを判別し、さらにEFM信号の標準の転送レートからのずれを検出して得られた2つの結果を加算し、ずれ量の加算値を3T〜11Tの判別結果の加算値で割ることによって、PLLクロック信号の標準の転送レートからのずれを検出することができる。これについて、以下に詳細に説明する。
【0049】
EFM信号のエッジからエッジをマスタクロック信号MCKの両エッジにて計数し、通常速度で検出されるであろう理論値からのずれ量から周波数のずれ量に変換し、十分大きな回数M回平均する方法が考えられる。
【0050】
nT(n=3〜11)の幅は回転数の変化により、
幅=nT/N(n=3〜11,N=[1倍速の回転速度に対する割合])
周波数で表わせば、
Nn=N/2nT …(1)
通常(1倍速)時からの周波数の変動量は
【0051】
【数1】
Figure 0003561128
【0052】
実際の回路においては、fNnを実測し、f1nを定数として扱う。量子化誤差,ジッタによるばらつきを取除くために十分大きな回数M回を加算し、平均値を周波数ずれとしている。すなわち、
【0053】
【数2】
Figure 0003561128
【0054】
ここで、Mが十分大きな値とすれば、上述の第(2)式から
【0055】
【数3】
Figure 0003561128
【0056】
であり、かつ
【0057】
【数4】
Figure 0003561128
【0058】
であるので、第(3)式より
【0059】
【数5】
Figure 0003561128
【0060】
となり、nTにオフセット量がない場合正しくNが求まる。
ところが、実際のEFM信号には、nTにより異なる量のオフセットがある。その原因としては、ディスク再生時のビット長のばらつきやRFアンプの特性により発生すると思われる。すなわち、第(1)式が次の第(5)式になる結果、第(6)式になってしまう。
【0061】
【数6】
Figure 0003561128
【0062】
すると、
【0063】
【数7】
Figure 0003561128
【0064】
第(3)式および第(4)式に相当する式は、次の第(8)式になる。
【0065】
【数8】
Figure 0003561128
【0066】
分母のN・ΔT(N)/n・Tの項が誤差として効いてくる。
上述の説明から、この発明では、まずnTの信号がΔT(N)のオフセットを持っているとき、
【0067】
【数9】
Figure 0003561128
【0068】
Nnを十分大きな値M回サンプルについてずれ加算器31で加算すれば、
【0069】
【数10】
Figure 0003561128
【0070】
である。したがって、第(10)式より
【0071】
【数11】
Figure 0003561128
【0072】
この発明においては、分母≧768TなるMで打切り、そのときの分子の値からNを求める。この方式では、ΔT(N)による速度検出の誤差が現われない。
【0073】
図13はこの発明の実施形態によって1Tないし2Tのように存在しない信号が入力された場合のタイムチャートである。図13(b)に示すように、EFMI信号が、たとえば実際には7Tであるにもかかわらず、ノイズによって1Tのように本来存在しない信号が入力されると、図13(f)に示すように、位相補正禁止信号を出力することによって悪影響を少なくできる。
【0074】
図14は図1に示した速度検出回路A,B55,56の特性を示す図であり、図15は図1に示したスイッチ57とVCO制御信号出力部58の状態遷移を示す図である。
【0075】
速度検出回路A55の動作範囲は、図14のAで示す太線の範囲であり、±5%の入力レートの範囲で速度検出が可能となる。この範囲を越えると、たとえば10Tが9Tや11Tと判定されるようなことが発生し、正しい結果が得られない。
【0076】
一方、速度検出回路B56の検出範囲は速度検出回路A55よりもはるかに広く、−50%〜+200%程度の検出範囲となる。この特性を利用してスイッチ57の切換をどうしているかを図15に示す。最初VCOの周波数は入力レートに合っておらず、速度検出回路B56の結果が±5%を越えているとすると、VCO引込み中状態となり、VCO制御信号出力部58の入力としてはスイッチ57がb側に切換えられ、図15の状態61となる。
【0077】
VCOの周波数が入力レートに相当する周波数に近づいて速度検出回路B56の結果が±2%以内の範囲に入る。すると図15の状態62になり、スイッチ57がa側に切換えられ、速度検出回路A55の出力がVCO制御信号出力部58に入力される。その結果、PLLクロック生成回路54が入力信号にロックできる状態になる。この状態は、MDの再生が安定して送られる状態を示す。この状態でサーチなどが行なわれ、再度速度検出回路B56の結果が±5%以内の範囲を越えると、再び状態61になる。63と64の遷移条件が異なるのは、条件64での引込み完了の範囲を狭くして再生中の状態62になったとき、確実にPLLがロックするようにであり、また、一旦状態62になれば、速度検出回路A55が動作する範囲では状態61への遷移を行なう必要がないためである。
【0078】
上述のごとくこの実施形態によれば、PLL回路そのものはVCO発振回路60の可変周波数クロックを基準クロックとし、EFM信号の入力レートに応じてVCO発振周波数を制御している。入力レートの測定のために速度検出回路B56でセクタシンク信号である11T信号幅を計測し、現在の基準クロックをもとにした11Tの幅からのずれ量を計測し、速度検出回路A55によって3Tから11Tの幅の基準クロックをもとにした3Tから11Tの幅からのずれ量を計測し、これらの出力をスイッチ57で切換えてVCO制御信号出力部58に与えている。速度検出回路B56は精度的には速度検出回路A55に劣るが、広い周波数範囲で入力レートを測定可能であり、速度検出回路A55は測定可能な周波数範囲で速度検出回路B56よりも劣るが、非常に精度の高い測定が可能である。
【0079】
したがって、VCOの発振周波数を信号の入力レートに近づける動作まで速度検出回路B56の出力を選択し、後者の方法でも十分測定可能な範囲までVCOの周波数が近づいた時点で速度検出回路A55の出力に切換える。前者の方法は後者を採用しているときも動作し、後者の測定範囲内に入力信号とVCO発振周波数にずれが生じたことを検出し、VCOの制御を前者の方法で切換えることが行なわれる。このように、入力レートが連続的に変化しても、あるいは不連続に変化しても、広い入力レートの範囲でPLL追従が可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、入力信号のレートを測定し、測定したレートの値によってVCO発振回路の入力電圧を制御するようにしたので、ロックレンジやキャプチャレンジを拡大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のディジタルPLL回路の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した速度検出回路B56の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】図1に示したPLLクロック生成回路と速度検出回路Aとの構成を示すブロック図である。
【図4】マスタクロック信号MCKとEFMI信号とPLLクロック信号とのタイミングを示すタイムチャートである。
【図5】EFMI信号とPLLクロック信号とのタイミングを示すタイムチャートである。
【図6】図3に示したPLLクロック生成回路の具体的なブロック図である。
【図7】図3に示した速度検出回路2の具体的なブロック図である。
【図8】図7の速度検出回路2の動作を説明するための図である。
【図9】図3に示した速度検出回路3の具体的なブロック図である。
【図10】PLLクロック信号の平均周波数の変化を示す図である。
【図11】テーブルを切換えるポイントを示す図である。
【図12】入力と補正されるPLLクロック信号の幅を示す図である。
【図13】この発明の実施形態において1Tないし2Tのように存在しない信号が入力された場合のタイムチャートである。
【図14】図1に示した速度検出回路A,Bの特性を示す図である。
【図15】図1に示したスイッチ57とVCO制御信号出力部58の状態遷移を示す図である。
【符号の説明】
2,3,55,56 速度検出回路
4 ジッタ検出回路
11,12,21,22 カウンタ
13,16 セレクタ
14,15 テーブル
17 自走周波数制御回路
18 PLLクロック生成部
23 テーブル回路
24 768Tカウンタ
31 ずれ加算器
32 速度テーブル
33 テーブル固定可変切換回路
34 マイコンインタフェース
51 MD
52 RF信号処理回路
53 スライス回路
54 PLLクロック生成回路
57 スイッチ
58 VCO制御信号出力部
59 LPF
60 VCO発振回路

Claims (8)

  1. VCO発振回路で生成されたマスタクロック信号を分周したクロック信号と入力信号との位相差を計測し、その位相差に基づいて前記分周の比率を制御することによって、前記入力信号と前記クロック信号との同期をとるディジタルPLL回路において、
    前記入力信号のレートを測定する入力レート測定手段と、
    前記入力レート測定手段によって測定されたレートの値によって前記VCO発振回路の入力電圧を制御する制御手段を備え
    前記入力レート測定手段は複数設けられ、
    前記複数の入力レート測定手段のいずれかを選択するための選択手段をさらに備えた、ディジタルPLL回路。
  2. 前記複数の入力レート測定手段のうちの1つは、前記入力信号のエッジからエッジまでの長さを計測し、前記VCO発振回路で生成されたマスタクロック信号をもとにした基準値に対するずれ量を特定の期間累積し、その値より前記入力信号のレートを算出することを特徴とする、請求項1に記載のディジタルPLL回路。
  3. 前記複数の入力レート測定手段のうちの1つは、前記入力信号のエッジからエッジまでの長さを計測し、存在し得る最も長いパルス幅のみを抜き出し、前記VCO発振回路より生成されたマスタクロック信号をもとにした基準値に対するずれ量から前記入力信号のレートを算出することを特徴とする、請求項に記載のディジタルPLL回路。
  4. 前記制御手段は、前記複数の入力レート測定手段のうちの1つで算出された入力信号のレートの結果により、前記VCO発振回路より生成されたマスタクロック信号をもとにした基準値よりも入力レートが高いとき第1のレベル,等しいときに第2のレベル,低いときに第3のレベルの3値の信号を出力することを特徴とする、請求項2または3に記載のディジタルPLL回路。
  5. さらに、前記制御手段から出力された3値の信号をアナログ電圧に変換して前記VCO発振回路に与えるローパスフィルタを含む、請求項に記載のディジタルPLL回路。
  6. 前記複数の入力レート測定手段は、前記VCO発振回路の入力電圧を制御する手段として一方の手段が選択されている場合でも動作していることを特徴とする、請求項に記載のディジタルPLL回路。
  7. 前記選択手段は、入力信号のエッジからエッジまでの最も長いパルス幅の入力レートのずれ量に応じて前記複数の入力レート測定手段のいずれかを選択することを特徴とする、請求項に記載のディジタルPLL回路。
  8. 前記複数の入力レート測定手段は、第1および第2入力レート測定手段を有し、
    前記選択手段は、前記第1入力レート測定手段を選択する状態の場合には、第1の条件に従って前記第2入力レート測定手段を選択して切換え、前記第2入力レート測定手段を選択する状態の場合には、前記第1の条件と異なる第2の条件に従って前記第2入力レート測定手段を選択して切換えることを特徴とする、請求項に記載のディジタルPLL回路。
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