JP3426088B2 - ディジタルpll回路 - Google Patents

ディジタルpll回路

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JP3426088B2
JP3426088B2 JP16206696A JP16206696A JP3426088B2 JP 3426088 B2 JP3426088 B2 JP 3426088B2 JP 16206696 A JP16206696 A JP 16206696A JP 16206696 A JP16206696 A JP 16206696A JP 3426088 B2 JP3426088 B2 JP 3426088B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルPLL
(Phase Locked Loop)回路に関し、特に、コンパクトデ
ィスク(CD)またはミニディスク(MD)などのEF
M(Eight to Fourteen Moduration)信号を再生するため
に用いられるディジタルPLL回路に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】CDやMDなどに関する再生用のPLL
回路は、例えば、特開平1−303630号公報の「デ
ジタルディスク再生装置の同期検出装置」や特開平3−
212860号公報の「クロック生成用PLL回路」等
に開示されているように、入力信号と、PLL回路で生
成したPLLクロック信号との位相差を電圧に変換し、
電圧−周波数変換回路を用いてPLL回路の周波数を変
化させて同期を実現するのが一般的である。また、特開
平3−289820号公報には、上記のアナログPLL
と同じ原理でディジタル化した「ディジタルPLL」回
路が開示されている。 【0003】しかし、上記のアナログPLL回路におい
て、ゲインを切り換えるなどの処理を行うには、位相差
を電圧に変換するオペアンプの抵抗を切り換えるなどの
操作が必要であり、回路規模が大きくなったり、温度特
性が問題になったりする。また、上記のディジタルPL
L回路においても、ディジタル制御発振器が必要であ
り、この部分をLSI内部に取込むことが非常に困難で
あるといった問題点があった。 【0004】そこで、上記のPLL回路のもつ欠点を改
善すべく、本願出願人が出願した「ディジタルPLL回
路」(特願平6−136942号)がある。上記公報の
ディジタルPLL回路では、発振回路で生成された固定
周波数の信号を分周したクロック信号と入力信号との位
相差を計測し、その計測結果に基づいて前記分周の比率
を制御してクロック信号と入力信号との同期をとること
を提案している。また、上記構成によればLSIへの高
集積化が可能であるので、信号品質に応じて容易にゲイ
ンを切り換えることができるという利点もある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記のようなディジタ
ルPLL回路においては、ディスクの回転速度の偏差に
起因するEFM変調された信号EFMIの転送速度の偏
差を検出し、検出された偏差に基づいてPLLクロック
の周波数補正を行っているため、ディスクの回転速度偏
差が大きくなってくると、隣り合う大きさのパルス幅に
おいて、幅狭側のパルス幅の最大偏差の値と、幅広側の
パルス幅の最小偏差の値によっては、パルス幅の偏差が
重なり合う領域が存在することになる。 【0006】例えば、実施の形態で示した図6は、上記
のようなディジタルPLL回路において、ディスクの回
転数に偏差があるときのパルス幅3T〜11Tの各信号
が取りうる変動幅の一例を示したものであるが、同図の
場合、7Tと8Tとの間、8Tと9Tとの間、9Tと1
0Tとの間、10Tと11Tとの間にそれぞれ重なり合
う領域A、B、C、Dが形成されている。 【0007】したがって、例えば、領域D内の幅を有す
る信号は、10Tのパルス幅を有している信号なのか、
11Tのパルス幅を有している信号なのかを判断するこ
とができない。だからといって、この信号を、10Tか
11Tのいずれか一方のパルス幅として扱うのでは、速
度検出に大きな誤差を生じ、ロックレンジが制限されて
しまうという問題があった。 【0008】そこで、上記の発明ではnTと(n+1)
T〔n=3〜11〕の間に上記領域A〜Dを含む斜線部
の無効エリア(不感帯)En を定義している。これによ
って、無効エリアEn 内のパルス幅を有する信号が検出
されれば、この信号を無効とするとともに、この分のパ
ルス幅だけを抽出して加算することによって、速度検出
に大きな誤差が生じないようにしている。 【0009】しかしながら、図15に示すように、速度
偏差が有る場合には、各パルス幅の平均値(同図の○の
位置)が、偏差の一方に偏ってしまうことが生じる。こ
の結果、例えば、±6%の最大速度偏差を許容する場合
に+6%の速度偏差があると、特にパルス幅の広い信号
において、上記平均値付近のパルス幅が不感帯に属する
ことによって切り捨てられて、信号の欠落が増大するよ
うなことが生じる。 【0010】また、図16に示すように、実線G1 〜G
4 はそれぞれ、速度偏差に対して4T、6T、8T、1
1Tの信号のパルス幅が、正しく判定される認識率を示
しており、また破線H1 〜H5 は隣り合うパルス幅と誤
認識される確率を示すもので、破線H1 は8Tが9T、
破線H2 は5Tが6T、破線H3 は11Tが10T、破
線H4 は8Tが7T、破線H5 は6Tが5Tと誤認識さ
れる確率の例を示している。 【0011】速度偏差と認識率もしくは誤認識率とが上
記のような関係を有していても、ジッタが無い場合に
は、図17の点線Iに示すように、入力信号の速度偏差
と検出速度偏差との間にはほぼ正比例の関係が成立する
が、ディスクから再生される信号EFMIには、回転変
動以外のジッタ成分も含まれているため、実際には実線
Jや一点鎖線Kのように速度偏差が大きい領域で、入力
される実際の速度偏差に対して検出速度偏差の誤差が生
じてしまう。特に、速度偏差が大きく、信号のパルス幅
の取り得る範囲が隣接する信号の上記不感帯との境界付
近まで分布する、例えば、図15の11Tのような分布
を有している場合には、その数10%が10Tと判定さ
れることもあり得る。この場合、ゲインを大きくしてや
ることで若干は改善されるものの、エラーレートが悪化
するなどの問題があった。 【0012】本発明は、上記の問題点に鑑み、上記の検
出された速度偏差による誤差を少なくすることが可能な
ディジタルPLL回路を提供することにある。 【0013】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るデ
ィジタルPLL回路は、上記の課題を解決するために、
発振回路で生成された固定周波数の信号を分周したクロ
ック信号と、入力信号との位相差を計測し、その位相差
に基づいて、前記分周の比率を制御して前記入力信号と
同期したクロック信号を出力するディジタルPLL回路
において、上記入力信号のパルス幅を計測するパルス幅
計測手段と、パルス幅判定基準に照らして、前記パルス
幅計測手段にて計測された入力信号のパルス幅が複数あ
所定のパルス幅のうちの何れであるかを判定するパル
ス幅判定手段と、前記所定のパルス幅に対する入力信号
パルス幅のズレ量を検出し、検出したズレ量を加算
し、このズレ量の加算値を前記パルス幅判定手段で判定
された所定のパルス幅の加算値で除算することによっ
て、前記入力信号の標準の転送レートからのズレ量を検
出するズレ検出手段とが設けられており、上記パルス幅
判定手段速度偏差に応じて異なるパルス幅判定基準
複数格納しており、速度偏差に基づいて前記パルス幅
判定基準の何れかを選択することを特徴としている。 【0014】通常、標準の転送レートからのズレ量に応
じて、パルス幅の偏差が決定されるが、所定のパルス幅
と判定されるパルス幅の範囲において、最も分布数が多
い平均値付近のパルス幅が上記パルス幅の範囲内に入る
ように、パルス幅の位置を設定してやれば、誤認識され
る信号が減少し、より正確に同期させることが可能とな
る。したがって、上記構成のように、ディスクの回転速
度の偏差が大きくても、偏差に応じたパルス幅判定基準
を選択させることにより、より正確に入力信号を認識さ
せることが可能となるため、ディスクのアクセス時等、
回転速度が変化するときでも読み取りの追従性が向上
し、通常より速い高速再生や遅い低速再生動作への応用
なども可能となる。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態であるディ
ジタルPLL回路について、図1ないし図14に基づい
て説明すれば、以下の通りである。なお、本発明に係る
ディジタルPLL回路は、CDまたはMDから再生され
たEFM変調されている信号EFMIから同期クロック
としてPLLクロック信号PLLCK(以下、単に信号
PLLCKと称する)を生成するものである。また、上
記において、信号EFMIは、基本的に1T=236.
2[nsec]として、3T〜11Tのパルス幅を有する信
号であり、上記1Tの長さはマスタクロック信号MCK
(以下、単に信号MCKと称する)の8クロック分に相
当するものであるとする。さらに、信号(例えば、信号
MCKや信号EFMIなど)のレベルが変化する部分を
エッジと称し、「L」レベルから「H」レベルに立ち上
がる場合を↑エッジ、「H」レベルから「L」レベルに
立ち下がる場合を↓エッジと表現することにする。 【0016】図1に示すように、上記ディジタルPLL
回路1には、位相制御回路2と第1速度検出回路3、第
2速度検出回路4とジッタ検出回路5が設けられてお
り、まず、これら各部の構成とその動作を以下に説明す
る。 【0017】上記位相制御回路2は、外部から入力され
た信号MCKと信号EFMIとによって、信号PLLC
Kを生成している。上記信号PLLCKは基本的に信号
MCKを8分周して生成されるものであるが、信号PL
LCKの幅は、最終的には、位相制御回路2において、
信号EFMIと同期するように調整される。上記の動作
に関して、図2に示すように、位相制御回路2には、H
区間カウンタ11、L区間カウンタ12、セレクタ1
3、16、テーブル14、15、そして自走周波数制御
回路17、PLLクロック生成回路18が設けられてい
る。 【0018】上記において、H区間カウンタ11とL区
間カウンタ12とセレクタ13とによって、信号EFM
Iと信号PLLCKとの位相差を検出する位相差検出手
段が構成されており、H区間カウンタ11では、信号E
FMIの↑エッジから信号PLLCKの次の↓エッジま
での期間、信号MCKのパルス数をカウントして、位相
差Teを検出し、L区間カウンタ12では、信号EFM
Iの↓エッジから、信号PLLCKの次の↓エッジまで
の期間、信号MCKのパルス数をカウントして、位相差
Te′を検出し、得られた位相差Te、Te′はセレク
タ13に与えられる。また、セレクタ13にも信号EF
MIが入力され、セレクタ13からは信号EFMIが
「H」レベルにあるときには位相差Teが出力され、信
号EFMIが「L」レベルにあるときには位相差Te′
が出力される。 【0019】出力された位相差TeもしくはTe′はテ
ーブル14、15に与えられ、これらのテーブル14、
15によって信号PLLCKを補正するためのデータに
変換される。上記において、テーブル14はサーボ回路
がCDの回転制御をラフにサーボするときに用いられ、
テーブル15はサーボ回路が密にサーボするときに用い
られるというように、テーブル14、15は、読出速度
を一定にするためのサーボ回路の状態によって使い分け
られている。このために、テーブル14は補正データを
予め記憶していて、ゲイン=1/3固定で第2速度検出
回路4から与えられた速度データcに応じて、位相差と
補正データの関係をシフトする。なお、ラフサーボ時は
速度が最大±6%変動する。 【0020】一方、テーブル15には、信号EFMIの
品質に応じた6通りのゲインが記憶されており、前記第
2速度検出回路4から与えられる位相サーボゲイン切換
設定信号aによって切り換えられる。また、1.5T以下
の信号が入力されたときには、再生エラーと判断し、第
1速度検出回路3からの位相補正禁止信号eが入力され
たときには、補正を行わない速度データを出力する。テ
ーブル14、15の出力が与えられるセレクタ16で
は、第2速度検出回路4からのラフサーボ/密サーボな
どのテーブル制御信号bに応じて、テーブル14、15
のいずれかの出力を選択してPLLクロック生成回路1
8に与える。 【0021】また、PLLクロック生成回路18には、
自走周波数制御回路17から、第2速度検出回路4から
の速度データcとテーブル14からの出力に基づいて検
出された回転速度ズレの値によって決定される制御信号
が入力されている。そして、PLLクロック生成回路1
8は、この制御信号によって、信号PLLCKを補正す
る頻度やタイミングを制御し、補正された信号PLLC
KとEFMパルスカウントdを生成して、出力する。例
えば、図3には、上記位相制御回路2に入力される信号
MCK(図3(a))と、4Tのパルス幅を有する信号
EFMI(図3(b))と、該信号MCKから生成され
た後、信号EFMIとの位相差が補正される信号PLL
CK(図3(c))とが示されている。同図では、位相
差Teに基づいて、信号PLLCKの区間3における
「H」レベル区間が補正されているが、「H」レベル区
間を位相補正量Tcだけ短くなるように補正した結果、
位相差Te′は、Te′=Te−Tcとなっている。上
記において、Tc/Teは位相補正ゲインと呼ばれてい
る。 【0022】また、位相制御回路2は、上記の位相差T
eにおける位相補正以外の信号PLLCKの補正を行っ
てロックレンジを広げたり、ラフサーボ時に適用する第
1速度検出回路3および第2速度検出回路4からの速度
ズレ検出データに基づいて、図4に示すように、信号P
LLCK中の、8個のパルスを1単位として、8個中N
個のパルスの幅を変化させることによって、上記1単位
毎に信号PLLCKの平均周波数を回転速度ズレに比例
して変化させている。例えば、速度偏差が0であれば図
4(a)に示すタイミングで同期しているが、図4
(b)の場合、速度偏差がマイナスであり、参照符αで
示される8個のパルスあたり1個のパルスの幅を広げる
ことにより速度ズレを補正して、同期させている。この
補正は8個のパルス単位で行われている。 【0023】次に、第1速度検出回路3および第2速度
検出回路4を説明するが、第1速度検出回路3および第
2速度検出回路4では、信号EFMIのパルス幅を信号
MCKのパルス数で計数することにより、速度のズレ検
出を行っている。なお、信号EFMIは、実際には30
[nsec]程度のジッタを含んでいるため、3T〜11T
の各信号はそれぞれ平均をとれば、理論値に対してオフ
セットを持っている。そこで、上記のディジタルPLL
回路1では、前記速度ズレやオフセット等を考慮し、エ
ッジからエッジまでの時間を計ることによって3T〜1
1Tの判定を行い、判別した信号の基準速度におけるパ
ルス幅からのズレ量を検出している。また、検出した3
T〜11Tのパルス幅を有する信号を加算していき、パ
ルス幅の加算値が768Tになった時点で検出されたズ
レ量加算値から速度ズレを算出している。 【0024】なお、上記でパルス幅の加算値が768T
のときのズレ量加算値を用いるのは、あまり大きく取り
過ぎると速度の平均値からのズレを計算するための時間
がかかりすぎて、速度変動が激しいときには追随できな
くなる一方、小さく取り過ぎれば、速度変動量が大きい
場合に、平均値自体の変動によって誤差が大きくなって
しまうからであり、上記信号EFMIの場合において
は、実験的に上記768Tを含む適切な時間幅が求めら
れ、その中から、768T(=3×16×16=300
(hex))を、マイコンが処理しやすい数値として選
択したものである。 【0025】上記第1速度検出回路3には、図5に示す
ように、パルス幅カウンタ21、22と、テーブル回路
23と768Tカウンタ24が設けられている。そし
て、パルス幅カウンタ21、22にはそれぞれ信号EF
MIと信号MCKとが与えられており、パルス幅カウン
タ21では信号EFMI間のパルス幅を信号MCKの↓
エッジによって計数して、パルス幅カウント値rを出力
し、パルス幅カウンタ22では信号EFMI間のパルス
幅を信号MCKの↑エッジによって計数して、パルス幅
カウント値sを出力している。上記パルス幅カウンタ2
1、22で得られたパルス幅カウント値r、sはテーブ
ル回路23に与えられ、テーブル回路23は、パルス幅
カウント値r、sによて、信号EFMI中のパルス幅が
3T〜11Tのいずれであるか判定できないものを無効
パルスとして判定する。 【0026】上記において、速度ズレの範囲が±6%で
あっても、パルス幅の広いものほど幅の変動の絶対値が
大きくなる。図6は、上記パルス幅が変動した場合の3
T〜11Tの幅の信号における変動幅を示しているが、
同図の領域A〜Dは、nTと(n+1)Tとの間におい
て、速度偏差によって、nTのときの最大のパルス幅よ
りも(n+1)Tのときの最小のパルス幅が小さいと
き、nTおよび(n+1)Tの両者が取りうるパルス幅
の領域を示すものである。 【0027】例えば、領域Dに含まれる幅の信号を検出
した場合には、この信号が速度偏差が−方向(遅い)に
ある10Tの信号と、+方向(速い)にある11Tの信
号とのいずれが検出されたのかが判断できない。この信
号を、10Tか11Tのいずれか一方の信号のみとして
扱うと、速度検出に大きな誤差を生じてしまうので、テ
ーブル回路23では、nTと(n+1)Tの間に上記領
域A〜Dを含む無効エリアE(斜線部)を定義し、この
無効エリアEに相当するパルス幅の信号が検出されたと
きには、無効を意味する特殊なコードを出力するように
なっている。もちろん、検出された信号のパルス幅が無
効エリアE内になかった場合には、テーブル回路23に
入力された信号がそのまま出力されることになる。そし
て、テーブル回路23からの信号幅情報は、768Tカ
ウンタ24に与えられるとともに、ズレ量を示す信号幅
情報fとして第2速度検出回路4に与えられる。 【0028】また、テーブル回路23は信号EFMIの
「H」レベル、「L」レベルのそれぞれでEFMカウン
トパルスgを出力しているが、信号EFMIが無効エリ
アEのパルスであった場合はマスクされるため、不感帯
が除去されたものになる。そして、このEFMカウント
パルスgは、速度検出回路2に対して、パルス幅のズレ
量を加算するためのクロック信号として与えられる。さ
らに、テーブル回路23には速度データcとノイズON
/OFF信号iとが入力されている。これは、例えば極
端な場合であるが、回転速度が2倍になれば10Tの信
号は5T幅になるというように、回転速度に偏差がある
ことが信号EFMIの幅に偏差が生じる大きな要因の一
つとなっており、回転速度の偏差が大きくなると、信号
におけるパルス幅の偏差も大きくなってしまう。そこ
で、テーブル回路23に速度データcを入力し、この速
度データcに応じて、パルス幅の判定値、あるいは基準
からのパルス幅のズレ量のデータを切り換えている。ま
た、入力されたノイズON/OFF信号iに基づいて、
位相補正禁止信号eを出力している。 【0029】上記のテーブル回路23の構成とその動作
について、図7に示すブロック図を参照して説明する。
図7に示すように、テーブル回路23には、加算回路3
1と信号幅判別テーブル32とパルス幅検出部33と不
感帯検出部34とAND回路35、36とが設けられて
いる。 【0030】入力されたパルス幅カウント値r、sは加
算回路31で一つの信号として加算され、信号EFMI
の幅情報として信号幅判別テーブル32に入力される。
通常1倍速の回転速度では、3Tの信号は48カウン
ト、4Tの信号は64カウント、5Tの信号は…、とい
うように表され、信号幅判別テーブル32では、上記幅
情報に基づいて、何Tの信号かの判別値である信号幅情
報(3T〜11T)jと、各信号幅nTからのカウント
値のズレ量である信号幅情報(ズレ量)fを出力する。 【0031】不感帯検出部34では信号幅情報(3T〜
11T)jおよび信号幅情報(ズレ量)fから、パルス
幅の判別が不能(各Tの中間にあっていずれか判定でき
ない)である場合、信号EFMIのエッジからエッジま
でに1回発生するEFMパルスカウントdをマスクする
マスク信号を出力する。そして、上記AND回路36で
は、EFMパルスカウントd中の隣り合うパルス幅の間
にあって、いずれのパルス幅とも判定ができないパルス
幅を上記マスク信号によってマスクして出力する。これ
が、EFMパルスカウント(不感帯除去)gである。こ
のときの速度偏差に応じた不感帯と3T〜11Tの判別
区間は図8に示す通りである。図中の○が各パルス幅に
おける平均値を表し、斜線部が不感帯としてマスクされ
る無効エリアEを示している。また、本来3T未満のパ
ルスが存在しないため、パルス幅検出部33では信号幅
情報(3T〜11T)jにおいて、2T以下のパルス幅
が入力されたことを検出する。この検出信号とノイズO
N/OFF信号iがAND回路35に入力され、位相補
正を禁止する位相補正禁止信号eを生成して位相制御回
路2に出力する。 【0032】上記の信号幅判別テーブル32の内容例の
一部を図9に示す。図9において、×の値は特殊なコー
ドが出力される不感帯、すなわち、図8に示す無効エリ
アEの領域であることを意味している。ここでは速度偏
差をDv (%)として、−6≦Dv <−3、−3≦Dv
<+3、+3≦Dv <+6%の3種のテーブルを示した
が、速度偏差に応じてさらに細く、テーブルを設定して
やれば速度検出の精度は向上する。また−6%未満や+
6%以上の領域においてもテーブルを設定してやること
により、ロックレンジを拡大することができる。 【0033】一方、第2速度検出回路4には、図10に
示すように、ズレ加算器41と、速度テーブル42と、
テーブル固定可変切換回路43と、マイコンインターフ
ェース44とが設けられている。上記ズレ加算器41に
は前記第1速度検出回路3から信号幅情報(ズレ量)f
とEFMパルスカウント信号gと768Tカウント終了
信号hとが与えられており、ズレ加算器41では、信号
幅情報(ズレ量)fの入力開始から768Tカウント終
了信号hが与えられる迄の間、加算して得られるズレ量
加算値tがいくらであるかによって速度のズレ量がいく
らであるかを判別する。 【0034】上記ズレ加算器41からのズレ量加算値t
は速度テーブル42に与えられるが、速度テーブル42
にはロックをかけるためのキャプチャレンジを広げるた
めに7種類の速度が予め記憶されていて、上記ズレ量加
算値tに応じて速度が切り換えられ、速度データcを位
相制御回路2とテーブル固定可変切換回路43とに与え
る。 【0035】テーブル固定可変切換回路43はテーブル
の可変/固定を切り換える切換信号uと、外部から与え
られるCLVサーボロック信号oとに基づいて出力する
テーブル制御信号bを切り換えるものであり、このテー
ブル制御信号bには、ラフサーボ制御用やから密サーボ
制御用のものがある。上記切換信号uは図示しないディ
ジタルPLL回路1を含む記録再生装置全体を制御する
マイコンからの指令であるマイコン設定pがマイコンイ
ンタフェース44を介して変換することにより得られ
る。また、位相制御回路2に与えられる前記位相サーボ
ゲイン切換設定信号aもこのマイコンインタフェース4
4によって出力されている。 【0036】最後に、ジッタ検出回路5についてはその
構成は特別のものではないので、内部構成の説明はしな
いが、図1に基づいてその動作を簡単に説明すると、ジ
ッタ検出回路5には、信号幅情報(3T〜11T)jと
EFMパルスカウントgとマイコン設定pと信号MCK
が入力されており、第1速度検出回路3および第2速度
検出回路4で求められる信号EFMIのパルス幅3T〜
11Tの信号幅情報(3T〜11T)jから、EFMパ
ルスカウントgをロードパルスとして、3Tの信号幅情
報のみをラッチして取出し、マイコン設定pの信号の中
から、図示しないマイコンで予め設定されている3Tの
信号幅の値を取り出し、この値と等しかったものの数と
3Tのパルス幅の全体の個数との比率からジッタの大小
を判定して、結果をマイコンリード信号qとして出力す
る。 【0037】本実施の形態では、3Tの信号において、
ジッタがなく速度が標準であれば、3×236.2=7
08.6[nsec]であると判別される。すなわち、3
3.8688[MHz]の信号MCKのパルス数で計数し
てやれば、24カウント(≒33.8688×103 ×
708.6×10-6)となる。したがって、マイクロコ
ンピュータからは通常、設定値「24」が設定され、2
4に等しい3T信号が多ければ多いほどジッタが少ない
と判定されることになる。また、24に等しい数値があ
る周期をもって増減を繰返す場合は、偏心したディスク
であると判定できる。マイクロコンピュータは、これら
の情報に基づいて、位相制御回路2の位相サーボゲイン
を切り換える。通常ジッタが多いものほどゲインを小さ
くし、偏心したディスクほどゲインを大きくした方がよ
い。 【0038】上記のディジタルPLL回路1において、
信号PLLCKの平均周波数の変化は、図11に示すよ
うに、信号PLLCKの平均周波数の変化のパターンと
して、F1 〜F7 までの7つのテーブルが用意されてい
る。そして、テーブルF1 〜F7 の切換は、判定した速
度偏差に基づいて、図12に示すテーブルF1 〜F7
互いに重なり合う速度偏差のポイントL1 〜L6 でそれ
ぞれ切り換えられる。なお、上記テーブルF1 〜F
7 は、速度テーブル42に記憶されている。 【0039】上記テーブルF1 〜F7 の中で、例えば、
その他のゲインを1/3のままで、F1 、F7 のテーブ
ルのゲインのみを、点線の両矢印に示すように2/3に
大きくしてやれば、キャプチャレンジ/ロックレンジを
大きくすることができる。この場合、再生エラーが悪化
する可能性があるが、F1 、F7 テーブルを使用するの
は通常ラフサーボ時のみであるため、総合的な同期信号
の精度を考えると、エラーが若干悪化してもキャプチャ
レンジ/ロックレンジを優先した方がより精度向上には
効果的であると言える。なお、図13に、入力される信
号PLLCKと補正される信号PLLCKの幅との間の
関係を示した。 【0040】上記のように、位相差と分周比率の関係
(ゲイン)を可変にすることにより、テーブルの数を増
やすことなくロックレンジ/キャプチャレンジを拡大で
きる。しかも、3T〜11Tの全信号を使用するために
正確な速度検出ができる。さらに、上記ディジタルPL
L回路1は、完全にロジック回路で構成できるので、L
SIへの高集積化が可能となる。また、本実施の形態で
は、信号PLLCKのパルス幅を計数して、信号PLL
CKの標準の転送レートからのズレ、すなわちディスク
の回転速度ズレを検出して、分周信号の分周比率を変化
させて平均周波数を変えることができる。しかも、信号
品質の判定をジッタ検出回路5から読み取ることによ
り、分周比率の設定値をマイクロコンピュータが変える
ことによって、自動調整が可能となる。 【0041】なお、本実施の形態では、信号PLLCK
のパルス幅を計測することによって、信号EFMIが3
T〜11Tのいずれであるかを判別し、さらに信号EF
MIの標準の転送レートからのズレを検出して得られた
2つの結果を加算し、ズレ量の加算値を3T〜11Tの
判別結果の加算値で割ることによって、信号PLLCK
の標準の転送レートからのズレを検出することができ
る。 【0042】上記の方法について、以下、詳細に説明す
る。信号EFMIのエッジからエッジまでを信号MCK
の両エッジにて計数し、通常速度で検出されるであろう
理論値からのズレ量から周波数のズレ量に変換し、十分
大きな回数M回平均する方法が考えられる。nT(n=
3〜11)の幅は回転数の変化により、幅=nT/N
(N=1倍速の回転速度に対する割合)と表され、これ
を周波数で表せば、 fNn=N/2nT …(1) となる。通常(1倍速)時からの周波数の変動量をFn
とすると、 【0043】 【数1】 【0044】である。実際の回路においては、fNnを実
測し、f1nを定数として扱う。量子化誤差、ジッタによ
るバラツキを取り除くために十分大きな回数M回を加算
し、平均値を周波数ズレとしている。すなわち、全体の
周波数の変動量をFとして、 【0045】 【数2】【0046】である。ただし、 【0047】 【数3】 【0048】である。ここで、Mが十分大きな値とすれ
ば、上記の第(2)式から、 【0049】 【数4】 【0050】である。したがって、周波数の変動量F
は、 【0051】 【数5】 【0052】となる。またこのとき、 【0053】 【数6】 【0054】であるので、第(4)式より、 【0055】 【数7】 【0056】となり、nTにオフセット量がない場合、
正しくNが求まる。 【0057】ところが、実際の信号EFMIには、nT
によって異なる量のオフセットを有している場合がほと
んどである。その発生原因としては、ディスク再生時の
ビット長のバラツキやRFアンプの特性が考えられる。
すなわち、第(1)式が次の第(6)式になる結果、第
(7)式になってしまう。 【0058】 【数8】 【0059】すると、 【0060】 【数9】 【0061】であるから、第(3)式および第(5)式
に相当する式は次の第(9)式になる。 【0062】 【数10】【0063】したがって、実際の周波数の変動量Fにお
いては、分母のN・ΔTn (N)/(n・T)の項が誤
差として効いてくることがわかる。上記の説明から、こ
の発明では、まずnTの信号がΔTn (N)のオフセッ
トを持っているとき、 【0064】 【数11】 【0065】であり、TNnを十分大きな値M回サンプル
についてズレ加算機31で加算すれば、 【0066】 【数12】 【0067】である。したがって、第(11)式より、 【0068】 【数13】 【0069】上記において、分母≧768TなるMで打
切り、そのときの分子の値からNを求める。この方式で
は、ΔTn (N)による速度検出の誤差が現れない。例
えば、本実施の形態のディジタルPLL回路1に対し
て、図14(b)に示すように、信号EFMIにおい
て、実際には7Tであるにも係わらず、ノイズγによっ
て1Tのように本来存在していない信号が入力される
と、図14(f)に示すように、位相補正禁止信号eに
おいて、信号δが出力されることにより、図14(h)
に示すように、EFMパルスカウントにおいて不感帯が
除去され、パルス幅が誤認識されることがなく、入力信
号をより正しく再生することが可能となる。 【0070】なお、上記では、従来の一般的な光ディス
クへの記録方式を前提として、パルス幅が3Tから11
Tの間で変化するものとしたが、上記実施の形態に限定
されることなく、高密度記録等に対応して、さらに多く
種類のパルス幅の判別を行わせるようにした場合であっ
ても、同様に適用することが可能である。 【0071】 【発明の効果】請求項1の発明に係るディジタルPLL
回路は、以上のように、入力信号のパルス幅を計測する
パルス幅計測手段と、パルス幅判定基準に照らして、
記パルス幅計測手段にて計測された入力信号のパルス幅
複数ある所定のパルス幅のうちの何れであるかを判定
するパルス幅判定手段と、前記所定のパルス幅に対する
入力信号のパルス幅のズレ量を検出し、検出したズレ量
加算し、このズレ量の加算値を前記パルス幅判定手段
で判定された所定のパルス幅の加算値で除算することに
よって、前記入力信号の標準の転送レートからのズレ量
を検出するズレ検出手段とが設けられており、上記パル
ス幅判定手段速度偏差に応じて異なるパルス幅判定
基準複数格納しており、速度偏差に基づいて前記パル
ス幅判定基準の何れかを選択する構成である。それゆ
え、ディスクの回転速度の偏差が大きくても、偏差に応
じたパルス幅判定基準を選択させることにより、確実に
同期させて正確に入力信号を認識させることが可能とな
るため、ディスクのアクセス時等、回転速度が変化する
ときでも読み取りの追従性を向上させることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施の形態に係るディジタルPLL回路の構
成を示すブロック図である。 【図2】図1に示す位相制御回路のブロック図である。 【図3】マスタクロック信号MCKと信号EFMIとP
LLクロック信号PLLCKの関係を示すタイミングチ
ャートである。 【図4】信号EFMIとPLLクロック信号PLLCK
との関係を示すタイミングチャートである。 【図5】図1に示す第1速度検出回路のブロック図であ
る。 【図6】図5のテーブル回路に入力される信号のパルス
幅の変動を示す説明図である。 【図7】図5に示すテーブル回路のブロック図である。 【図8】本発明の実施の一形態に係る速度偏差に応じた
信号幅判別テーブルの説明図である。 【図9】図8の信号幅判別テーブルの具体的な内容を示
す表である。 【図10】図1に示す第2速度検出回路のブロック図で
ある。 【図11】マスタクロック信号に対するPLLクロック
信号の平均周波数の変化パターンを示す説明図である。 【図12】速度偏差に対して、上記変化パターンを切り
換えるためのポイントを示す説明図である。 【図13】入力されるPLLクロック信号と補正される
PLLクロック信号の関係を示す説明図である。 【図14】本発明に係るディジタルPLL回路に対し
て、本来あり得ないパルス幅の入力信号が入力されたと
きに、各部を流れる信号を示すタイミングチャートであ
る。 【図15】従来のディジタルPLL回路における信号幅
判別テーブルの例を示す説明図である。 【図16】速度偏差に対するパルス幅の正しい認識率及
び隣接するパルス幅の誤認識率を関係を示すグラフであ
る。 【図17】入力された信号幅情報と検出された信号幅情
報との関係を示すグラフである。 【符号の説明】 1 ディジタルPLL回路 2 位相制御回路 3 第1速度検出回路(パルス幅計測手段) 4 第2速度検出回路(パルス幅判定手段・ズレ検出
手段) 5 ジッタ検出回路 32 信号幅判別テーブル(パルス幅判定基準) MCK マスタクロック信号(固定周波数の信号) EFMI 信号EFMI(入力信号) PLLCK PLLクロック信号(クロック信号) 3T〜11T パルス幅

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】発振回路で生成された固定周波数の信号を
    分周したクロック信号と、入力信号との位相差を計測
    し、その位相差に基づいて、前記分周の比率を制御して
    前記入力信号と同期したクロック信号を出力するディジ
    タルPLL回路において、 上記入力信号のパルス幅を計測するパルス幅計測手段
    と、 パルス幅判定基準に照らして、前記パルス幅計測手段に
    計測された入力信号のパルス幅が複数ある所定のパル
    ス幅のうちの何れであるかを判定するパルス幅判定手段
    と、前記所定の パルス幅に対する入力信号のパルス幅のズレ
    量を検出し、検出したズレ量を加算し、このズレ量の加
    算値を前記パルス幅判定手段で判定された所定のパルス
    幅の加算値で除算することによって、前記入力信号の標
    準の転送レートからのズレ量を検出するズレ検出手段と
    が設けられており、 上記パルス幅判定手段速度偏差に応じて異なるパル
    ス幅判定基準複数格納しており、速度偏差に基づいて
    前記パルス幅判定基準の何れかを選択することを特徴と
    するディジタルPLL回路。
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