JP3560349B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、レーザプリンタ等のプリンタ,複写機,ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタ等の画像形成装置においては、印刷後の画像が形成された記録紙を排出する排出口を複数備えているものがあり、ユーザによって選択された排出口に印刷後の記録紙を排出するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような画像形成装置で印刷動作が行なわれると、使用する排出口によって印刷後の記録紙は画像が下向きになって排出されたり、排紙される記録紙がオペレータの視覚範囲から外れたりすることがあるため、記録紙の印刷内容を確認するにはオペレータが手で記録紙を反転させて画像を上向きにしたり、排紙される記録紙が視覚範囲に入るように体を移動させなければならないこともあった。
【0004】
さらに、印字範囲の設定や濃度の設定ミス等で記録紙に異常な画像が形成された場合にも、上述のようにオペレータが手で記録紙を反転させたり体を移動させて確認しなければわからないので、印刷動作を直ちに停止させることができず、次の用紙が給紙されてしまい、用紙をムダにしてしまうという問題もあった。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、オペレータが印刷された記録紙を手で反転させたり体を移動させなくても、印刷とほぼ同時に記録紙上の印刷内容を確認できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、画像が形成された記録紙を排出する排出口を複数備えた画像形成装置において、各排出口に通じる排紙経路にそれぞれ前記記録紙上の画像を読み取る画像読取手段を設けると共に、該手段によって読み取られた画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示する手段を設けたものである。
また、各排出口に通じる排紙経路の合流地点に記録紙上の画像を読み取る画像読取手段を設けると共に、該手段によって読み取られた画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示する手段を設けた画像形成装置も提供する。
【0006】
なお、その各画像形成装置において、画像読取手段がLED密着センサであるとよい。また、画像読取手段によって読み取られた画像データを間引く処理を行なう手段や、画像読取手段によって読み取られた画像データを外部へ出力するインタフェース手段を設けるとよい。
【0007】
【作用】
この発明の画像形成装置によれば、画像を形成された記録紙が排出口から排出されるまでの間に画像読取手段によって記録紙上の画像を読み取り、その読み取り画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示して、その読み取り画像の状態をオペレータに知らせることにより、オペレータが印刷された記録紙を手で反転させたり体を移動させなくても、印刷とほぼ同時(記録紙が排紙される前あるいは排紙直後)に記録紙上の印刷内容を確認することができる。
【0008】
なお、その画像読取手段としてLED密着センサを用いるようにすれば、光源が不要になり、装置全体を小型化することができる。
また、画像読取手段によって読み取られた画像データを間引く処理を行なって上記液晶パネルに表示させるようにすれば、あまりスクロールさせずに1ページの画像データを表示することが可能になる。
【0009】
さらに、画像読取手段によって読み取られた画像データを外部へ出力することができるようにすれば、オペレータは装置本体から離れた場所でも記録紙に形成された画像を確認することもできる。
【0010】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1はこの発明の一実施例であるレーザプリンタの内部機構部を示す概略構成図である。
【0011】
このレーザプリンタは、本体1に給紙トレイ2を脱着可能に備え、上部に第1の排紙トレイ3を、後部に第2の排紙トレイ4をそれぞれ設けている。その2個の排紙トレイ3,4のうち、通常は第1の排紙トレイ3が選択されるが、封筒や葉書などのカールしやすい記録紙を使用する場合など、特別な場合に第2の排紙トレイ4が選択される。なお、この2個の排紙トレイへの排紙は、切換爪5によつて切換可能である。
【0012】
また、本体1の前面にはオペレーションパネル18を設けている。さらに、本体1の内部にはプリンタエンジンの作像部を構成する感光体ドラム6,帯電部7,光書込部8,現像部9,転写部10,定着部11と、給紙ローラ12及びレジストローラ対13等による給紙部と、搬送ローラとペーパガイド板等からなる排紙用搬送部14とを備えている。
【0013】
さらに、本体1の各排紙口付近の排紙経路上に、記録紙上の画像を読み取るための画像読取手段として、蛍光ランプ等の光源19,20及びフォトダイオードアレー等の光電変換部材21,22を備えている。
また、本体1の上部には、コンピュータやワードプロセッサ等のホスト装置から送られてくる文字コード等のデータに基づいてページ単位のラスタイメージデータを展開して出力するプリンタコントローラ23と、プリンタコントローラ23からのラスタイメージデータによって光書込部8のレーザダイオードをオン・オフ制御するなど各種の画像形成動作を制御するエンジンドライバ24の基板が装着されている。
【0014】
ホスト装置からのコマンドによってプリントシーケンスが開始されると、給紙ローラ12によって給紙トレイ2から給紙を始め、その記録紙の先端がレジストローラ対13に挾持された位置で一時停止する。
一方、感光体ドラム6は矢示方向へ回転し、帯電部7により帯電された表面に、光書込部8によってプリンタコントローラ23からのラスタイメージデータに応じて変調されたレーザビームを、ドラム軸方向に主走査しながら照射して露光し、潜像を形成する。
【0015】
それを、現像部9においてトナーによって現像し、転写部10によってレジストローラ対13により所定のタイミングで給送される記録紙に転写し、その後定着部11で加熱定着された記録紙を、第2の排紙トレイ4あるいは排紙用搬送部14を介した第1の排紙トレイ3へフェースアップ又はフェースダウンで排紙する。
【0016】
その際、第1の排紙トレイ3へ排紙される記録紙は、その画像面が光源19によって照明され、その反射光が光電変換部材21に入力されて、画像の読み取りが行なわれる。また、第2の排紙トレイ4へ排紙される記録紙は、その画像面が光源20によって照明され、その反射光が光電変換部材22に入力されて、画像の読み取りが行なわれる。
【0017】
図2は、プリンタコントローラ23内のこの発明に係わる部分のみ(記録画像の処理に関する部分は図示を省略)を示すブロック構成図である。
切換器31は、中央処理装置(CPU)32の指示により光電変換部材21,22のいずれかの出力を選択して出力する。すなわち、画像が形成された記録紙が第1の排紙トレイ3へ排紙される場合には光電変換部材21からの読み取り画像データを、画像が形成された記録紙が第2の排紙トレイ4へ排紙される場合には光電変換部材22からの読み取り画像データをそれぞれ選択して出力する。
【0018】
A/Dコンバータ33は、切換器31からの読み取り画像データをアナログ/デジタル変換して、画像処理部34に渡す。
画像処理部34は、A/Dコンバータ33からの読み取り画像データをシェーディング補正する。また、その読み取り画像データは表示器に合う情報量でなければならないので、その情報量を越えている場合には間引く処理も行なう。
【0019】
表示制御部35は、画像処理部34による処理が完了した読み取り画像データを1ラインずつ読み出し、それを図1のオペレーションパネル18上の表示器(液晶パネル)36に渡して、例えば図3に示すように表示させる。なお、表示器36には数行分の読み取り画像データしか表示されないが、オペレータが所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の読み取り画像データを確認する。
【0020】
このように、この実施例によれば、各排出口に通じる排紙経路にそれぞれ設けた光源19又は20と光電変換部材21又は22によって読み取った記録紙上の画像をオペレーションパネル18の表示器36に表示してオペレータに知らせるようにしたので、排紙された記録紙をオペレータが手で反転させたり体を移動させなくても、印刷と同時に記録紙上の印刷内容を確認することができる。
【0021】
なお、この実施例では読み取り画像データを表示する表示器としてオペレーションパネル18上の液晶パネルを利用したが、それ以外の液晶パネルがあればそれを利用しても構わない。
また、画像読取手段としてLED密着センサを用いるようにすれば、光源19,20が不要になり、装置全体を小型化することができる。
【0022】
さらに、図4に示すように各排出口に通じる排紙経路の合流地点にLED密着センサ40を設け、それによって記録紙上の画像を読み取るようにすれば、図1に示した実施例のように画像読取手段を排出口毎に設けないで済むし、図2に示した切換器31も不要になるので、低コスト化を計ることができる。
【0023】
さらにまた、画像処理部34で処理された読み取り画像データを図5に示すようにホストI/Fを介して外部のホスト装置42に転送できるようにすれば、オペレータはプリンタから離れた場所にいても印刷後の記録紙上の画像を確認することができる。
【0024】
なお、ホストI/F41としてRS−232Cインタフェースを使用するようにすれば、ほとんどのホスト装置にRS−232Cインタフェースが標準で備えられており、且つ双方向I/Fなので、ホスト装置との入出力を1本のケーブルで行なえるので便利である。また、ホストI/F41として双方向パラレルI/F(SCSII/F等)を使用することもできるが、そうするとRS−232Cインタフェースに比べて転送スピードが速いので、画像データを短時間でホスト装置へ送ることができ、いち早く記録紙上の画像を確認することができる。
【0025】
以上、この発明をレーザプリンタに適用した実施例について説明したが、この発明はこれに限らず、LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他の光プリンタには勿論、複写機,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置にも適用し得るものである。
【0026】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、画像形成装置において画像を形成された記録紙が排出口から排紙されるまでにその画像を読み取ることができるので、その読み取り画像の状態をオペレータに知らせることにより、そのオペレータが記録紙を手で反転させたり体を移動させたりしなくても、印刷とほぼ同時に記録紙上の印刷内容を確認することができる。
【0027】
画像読取手段を複数の排出口に通じる排紙経路の合流地点に配置すれば、排出口の数に係わらず画像読取手段が1個で済むので、低コスト化を計ることができる。
画像読取手段としてLED密着センサを使用すれば、画像読り取り用の光源が不要になるので、装置全体を小型化することができる。
【0028】
画像読取手段で読み取った画像データを外部へ出力するようにすれば、オペレータは装置本体から離れていても記録紙に形成された画像を確認することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるレーザプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
【図2】図1のプリンタコントローラ内のこの発明に係わる部分のみを示すブロック構成図である。
【図3】図1の実施例による読み取り画像の表示例を示す説明図である。
【図4】この発明の他の実施例であるレーザプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例であるレーザプリンタのプリンタコントローラ内のこの発明に係わる部分のみを示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ本体 2 給紙トレイ
3 第1の排紙トレイ 4 第2の排紙トレイ
5 切換爪 6 感光体ドラム
7 帯電部 8 光書込部
9 現像部 10 転写部
11 定着部 19,20 光源
21,22, 光電変換部材 23 プリンタコントローラ
24 エンジンドライバ 31 切換器
32 中央処理装置(CPU) 33 A/Dコンバータ
34 画像処理部 35 表示制御部
36 表示器 40 LED密着センサ
41 ホストI/F 42 ホスト装置
【産業上の利用分野】
この発明は、レーザプリンタ等のプリンタ,複写機,ファクシミリ装置などの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタ等の画像形成装置においては、印刷後の画像が形成された記録紙を排出する排出口を複数備えているものがあり、ユーザによって選択された排出口に印刷後の記録紙を排出するようにしている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、このような画像形成装置で印刷動作が行なわれると、使用する排出口によって印刷後の記録紙は画像が下向きになって排出されたり、排紙される記録紙がオペレータの視覚範囲から外れたりすることがあるため、記録紙の印刷内容を確認するにはオペレータが手で記録紙を反転させて画像を上向きにしたり、排紙される記録紙が視覚範囲に入るように体を移動させなければならないこともあった。
【0004】
さらに、印字範囲の設定や濃度の設定ミス等で記録紙に異常な画像が形成された場合にも、上述のようにオペレータが手で記録紙を反転させたり体を移動させて確認しなければわからないので、印刷動作を直ちに停止させることができず、次の用紙が給紙されてしまい、用紙をムダにしてしまうという問題もあった。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、オペレータが印刷された記録紙を手で反転させたり体を移動させなくても、印刷とほぼ同時に記録紙上の印刷内容を確認できるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、画像が形成された記録紙を排出する排出口を複数備えた画像形成装置において、各排出口に通じる排紙経路にそれぞれ前記記録紙上の画像を読み取る画像読取手段を設けると共に、該手段によって読み取られた画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示する手段を設けたものである。
また、各排出口に通じる排紙経路の合流地点に記録紙上の画像を読み取る画像読取手段を設けると共に、該手段によって読み取られた画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示する手段を設けた画像形成装置も提供する。
【0006】
なお、その各画像形成装置において、画像読取手段がLED密着センサであるとよい。また、画像読取手段によって読み取られた画像データを間引く処理を行なう手段や、画像読取手段によって読み取られた画像データを外部へ出力するインタフェース手段を設けるとよい。
【0007】
【作用】
この発明の画像形成装置によれば、画像を形成された記録紙が排出口から排出されるまでの間に画像読取手段によって記録紙上の画像を読み取り、その読み取り画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示して、その読み取り画像の状態をオペレータに知らせることにより、オペレータが印刷された記録紙を手で反転させたり体を移動させなくても、印刷とほぼ同時(記録紙が排紙される前あるいは排紙直後)に記録紙上の印刷内容を確認することができる。
【0008】
なお、その画像読取手段としてLED密着センサを用いるようにすれば、光源が不要になり、装置全体を小型化することができる。
また、画像読取手段によって読み取られた画像データを間引く処理を行なって上記液晶パネルに表示させるようにすれば、あまりスクロールさせずに1ページの画像データを表示することが可能になる。
【0009】
さらに、画像読取手段によって読み取られた画像データを外部へ出力することができるようにすれば、オペレータは装置本体から離れた場所でも記録紙に形成された画像を確認することもできる。
【0010】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
図1はこの発明の一実施例であるレーザプリンタの内部機構部を示す概略構成図である。
【0011】
このレーザプリンタは、本体1に給紙トレイ2を脱着可能に備え、上部に第1の排紙トレイ3を、後部に第2の排紙トレイ4をそれぞれ設けている。その2個の排紙トレイ3,4のうち、通常は第1の排紙トレイ3が選択されるが、封筒や葉書などのカールしやすい記録紙を使用する場合など、特別な場合に第2の排紙トレイ4が選択される。なお、この2個の排紙トレイへの排紙は、切換爪5によつて切換可能である。
【0012】
また、本体1の前面にはオペレーションパネル18を設けている。さらに、本体1の内部にはプリンタエンジンの作像部を構成する感光体ドラム6,帯電部7,光書込部8,現像部9,転写部10,定着部11と、給紙ローラ12及びレジストローラ対13等による給紙部と、搬送ローラとペーパガイド板等からなる排紙用搬送部14とを備えている。
【0013】
さらに、本体1の各排紙口付近の排紙経路上に、記録紙上の画像を読み取るための画像読取手段として、蛍光ランプ等の光源19,20及びフォトダイオードアレー等の光電変換部材21,22を備えている。
また、本体1の上部には、コンピュータやワードプロセッサ等のホスト装置から送られてくる文字コード等のデータに基づいてページ単位のラスタイメージデータを展開して出力するプリンタコントローラ23と、プリンタコントローラ23からのラスタイメージデータによって光書込部8のレーザダイオードをオン・オフ制御するなど各種の画像形成動作を制御するエンジンドライバ24の基板が装着されている。
【0014】
ホスト装置からのコマンドによってプリントシーケンスが開始されると、給紙ローラ12によって給紙トレイ2から給紙を始め、その記録紙の先端がレジストローラ対13に挾持された位置で一時停止する。
一方、感光体ドラム6は矢示方向へ回転し、帯電部7により帯電された表面に、光書込部8によってプリンタコントローラ23からのラスタイメージデータに応じて変調されたレーザビームを、ドラム軸方向に主走査しながら照射して露光し、潜像を形成する。
【0015】
それを、現像部9においてトナーによって現像し、転写部10によってレジストローラ対13により所定のタイミングで給送される記録紙に転写し、その後定着部11で加熱定着された記録紙を、第2の排紙トレイ4あるいは排紙用搬送部14を介した第1の排紙トレイ3へフェースアップ又はフェースダウンで排紙する。
【0016】
その際、第1の排紙トレイ3へ排紙される記録紙は、その画像面が光源19によって照明され、その反射光が光電変換部材21に入力されて、画像の読み取りが行なわれる。また、第2の排紙トレイ4へ排紙される記録紙は、その画像面が光源20によって照明され、その反射光が光電変換部材22に入力されて、画像の読み取りが行なわれる。
【0017】
図2は、プリンタコントローラ23内のこの発明に係わる部分のみ(記録画像の処理に関する部分は図示を省略)を示すブロック構成図である。
切換器31は、中央処理装置(CPU)32の指示により光電変換部材21,22のいずれかの出力を選択して出力する。すなわち、画像が形成された記録紙が第1の排紙トレイ3へ排紙される場合には光電変換部材21からの読み取り画像データを、画像が形成された記録紙が第2の排紙トレイ4へ排紙される場合には光電変換部材22からの読み取り画像データをそれぞれ選択して出力する。
【0018】
A/Dコンバータ33は、切換器31からの読み取り画像データをアナログ/デジタル変換して、画像処理部34に渡す。
画像処理部34は、A/Dコンバータ33からの読み取り画像データをシェーディング補正する。また、その読み取り画像データは表示器に合う情報量でなければならないので、その情報量を越えている場合には間引く処理も行なう。
【0019】
表示制御部35は、画像処理部34による処理が完了した読み取り画像データを1ラインずつ読み出し、それを図1のオペレーションパネル18上の表示器(液晶パネル)36に渡して、例えば図3に示すように表示させる。なお、表示器36には数行分の読み取り画像データしか表示されないが、オペレータが所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の読み取り画像データを確認する。
【0020】
このように、この実施例によれば、各排出口に通じる排紙経路にそれぞれ設けた光源19又は20と光電変換部材21又は22によって読み取った記録紙上の画像をオペレーションパネル18の表示器36に表示してオペレータに知らせるようにしたので、排紙された記録紙をオペレータが手で反転させたり体を移動させなくても、印刷と同時に記録紙上の印刷内容を確認することができる。
【0021】
なお、この実施例では読み取り画像データを表示する表示器としてオペレーションパネル18上の液晶パネルを利用したが、それ以外の液晶パネルがあればそれを利用しても構わない。
また、画像読取手段としてLED密着センサを用いるようにすれば、光源19,20が不要になり、装置全体を小型化することができる。
【0022】
さらに、図4に示すように各排出口に通じる排紙経路の合流地点にLED密着センサ40を設け、それによって記録紙上の画像を読み取るようにすれば、図1に示した実施例のように画像読取手段を排出口毎に設けないで済むし、図2に示した切換器31も不要になるので、低コスト化を計ることができる。
【0023】
さらにまた、画像処理部34で処理された読み取り画像データを図5に示すようにホストI/Fを介して外部のホスト装置42に転送できるようにすれば、オペレータはプリンタから離れた場所にいても印刷後の記録紙上の画像を確認することができる。
【0024】
なお、ホストI/F41としてRS−232Cインタフェースを使用するようにすれば、ほとんどのホスト装置にRS−232Cインタフェースが標準で備えられており、且つ双方向I/Fなので、ホスト装置との入出力を1本のケーブルで行なえるので便利である。また、ホストI/F41として双方向パラレルI/F(SCSII/F等)を使用することもできるが、そうするとRS−232Cインタフェースに比べて転送スピードが速いので、画像データを短時間でホスト装置へ送ることができ、いち早く記録紙上の画像を確認することができる。
【0025】
以上、この発明をレーザプリンタに適用した実施例について説明したが、この発明はこれに限らず、LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他の光プリンタには勿論、複写機,ファクシミリ装置等の他の画像形成装置にも適用し得るものである。
【0026】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、画像形成装置において画像を形成された記録紙が排出口から排紙されるまでにその画像を読み取ることができるので、その読み取り画像の状態をオペレータに知らせることにより、そのオペレータが記録紙を手で反転させたり体を移動させたりしなくても、印刷とほぼ同時に記録紙上の印刷内容を確認することができる。
【0027】
画像読取手段を複数の排出口に通じる排紙経路の合流地点に配置すれば、排出口の数に係わらず画像読取手段が1個で済むので、低コスト化を計ることができる。
画像読取手段としてLED密着センサを使用すれば、画像読り取り用の光源が不要になるので、装置全体を小型化することができる。
【0028】
画像読取手段で読み取った画像データを外部へ出力するようにすれば、オペレータは装置本体から離れていても記録紙に形成された画像を確認することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるレーザプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
【図2】図1のプリンタコントローラ内のこの発明に係わる部分のみを示すブロック構成図である。
【図3】図1の実施例による読み取り画像の表示例を示す説明図である。
【図4】この発明の他の実施例であるレーザプリンタの内部機構を示す概略構成図である。
【図5】この発明のさらに他の実施例であるレーザプリンタのプリンタコントローラ内のこの発明に係わる部分のみを示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ本体 2 給紙トレイ
3 第1の排紙トレイ 4 第2の排紙トレイ
5 切換爪 6 感光体ドラム
7 帯電部 8 光書込部
9 現像部 10 転写部
11 定着部 19,20 光源
21,22, 光電変換部材 23 プリンタコントローラ
24 エンジンドライバ 31 切換器
32 中央処理装置(CPU) 33 A/Dコンバータ
34 画像処理部 35 表示制御部
36 表示器 40 LED密着センサ
41 ホストI/F 42 ホスト装置
Claims (5)
- 画像が形成された記録紙を排出する排出口を複数備えた画像形成装置において、
前記各排出口に通じる排紙経路にそれぞれ前記記録紙上の画像を読み取る画像読取手段を設けると共に、該手段によって読み取られた画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像が形成された記録紙を排出する排出口を複数備えた画像形成装置において、
前記各排出口に通じる排紙経路の合流地点に前記記録紙上の画像を読み取る画像読取手段を設けると共に、該手段によって読み取られた画像データを所定のキー操作によってスクロールさせることにより1ページ分の画像データを確認可能な液晶パネルに表示する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 画像読取手段が、LED密着センサである請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記画像読取手段によって読み取られた画像データを間引く処理を行なう手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置において、前記画像読取手段によって読み取られた画像データを外部へ出力するインタフェース手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27625092A JP3560349B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 画像形成装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27625092A JP3560349B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06133125A JPH06133125A (ja) | 1994-05-13 |
JP3560349B2 true JP3560349B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=17566805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27625092A Expired - Fee Related JP3560349B2 (ja) | 1992-10-14 | 1992-10-14 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3560349B2 (ja) |
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1992
- 1992-10-14 JP JP27625092A patent/JP3560349B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH06133125A (ja) | 1994-05-13 |
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