JP3560081B2 - プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法 - Google Patents

プリンタ制御装置及びプリンタ制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法に係り、特に、入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムを備えたプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ローカルエリアネットワークで使用される通信プロトコルには種々の種類があり、ローカルエリアネットワークに接続されたワークステーションとプリンタとが共通の通信プロトコルを持たないときにはデータを送信することができない場合がある。これに対応するために、図4に示すように、特定の通信プロトコルを別の通信プロトコルに変換するゲートウエイを備えた印刷システムの技術が開示されている(特開平第3−75921号公報、出願人:富士ゼロックス株式会社)。この印刷システムでは、ワークステーションからFTP(ファイル転送プロトコル)等で送出されたプリントファイルをゲートウエイでPrinting/XNS(ゼロックスネットワークシステム)に変換してプリンタに送出しているので、ワークステーションは他のワークステーションにファイルを転送すると同様にプリンタへ印刷データを送りプリントすることが可能となる。
【0003】
しかし、ワークステーションからプリンタへプリント要求をする場合には、希望するプリントが可能であるかを知るために、ワークステーションからプリンタの現在のステータスを確認しなければならない。このため、図5に示すように上記の印刷システムでは、ワークステーションからプリンタにプリンタ特性要求信号を送信してプリンタからプリンタの機能を表すプリンタ特性信号を受信し、更にプリンタにプリンタ状態要求信号を送信してプリンタの状態を表すプリンタ状態信号を受信し、印刷可能のときに、印刷データを転送して印刷データを識別するためのリクエストIDを獲得する。その後、リクエストIDにより印刷データのプリントが終了したかを問い合わせていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記開示された技術では、ワークステーション側ではプリント可能か否かを知るために、逐一プリンタの特性及びプリンタの状態を問い合わせなければならなかったので、手間がかかると共に、プリントが可能であることを知るまでに時間がかかる、という問題点があった。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して、通信プロトコルを変更せずにプリンタのステータス(プリンタの機能及び状態)をFTPのLIST(リスト)コマンドにより得ることができるプリンタ制御装置及びプリンタ制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムを備え、当該ファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを有する記憶手段と、プリンタのステータスを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記疑似ファイル疑似ファイル名を予め定められた疑似ファイル名に変更する疑似ファイル名変更手段と、を備えている。
また、請求項2に記載の発明は、ファイル転送プロトコルによって送受信されたデータに基づいてプリンタを制御するプリンタ制御装置において、入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムを備え、当該ファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを有する記憶手段と、プリンタのステータスを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応じて前記疑似ファイルの疑似ファイル名を予め定められた疑似ファイル名に変更する疑似ファイル名変更手段と、を備えている。
【0007】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明に更に、前記疑似ファイル名のファイル名表示要求を除いて要求を拒否する拒否手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に、少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを記憶し、プリンタのステータスを検出し、検出結果に応じて前記疑似ファイルの疑似ファイル名を予め定められた疑似ファイル名に変更するものである。
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明に更に前記疑似ファイル名のファイル名表示要求を除いて要求を拒否する制御段階を含むものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明に更に、クライアントからの要求に応じて、前記疑似ファイル名を含んだファイル名一覧を前記クライアントに送信する送信手段を更に備えたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の発明に更に、クライアントからの要求に応じて、前記疑似ファイル名を含んだファイル名一覧を前記クライアントに送信することを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1及び請求項2に記載のプリンタ制御装置によれば、記憶手段は入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムを備え、当該ファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを有している。検出手段によりプリンタのステータスが検出される。疑似ファイル名変更手段により検出手段の検出結果に応じて疑似ファイル疑似ファイル名が予め定められた疑似ファイル名に変更される。このように、疑似ファイル疑似ファイル名がプリンタのステータスに応じて予め定められた疑似ファイル名に変更されるので、プリンタ制御装置の外部からはFTPのLIST(リスト)コマンドで疑似ファイル名を呼び出してプリンタのステータスを獲得することができる。
【0009】
そして、請求項に記載のプリンタ制御装置によれば、請求項1又は請求項2に記載のプリンタ制御装置に更に、疑似ファイル名のファイル名表示要求を除いて要求を拒否する拒否手段を備えたことを特徴とするので、プリンタ制御装置の外部からはファイルと同様に扱われる疑似ファイル名に対して削除・変更等の要求は実行されず誤操作や誤動作から疑似ファイル名を保護することができる。
また、請求項4に記載のプリンタ制御方法によれば、入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムによって管理されるファイルディレクトリ上に少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを有し、検出されたプリンタのステータスに応じて疑似ファイルの疑似ファイル名が予め定められた疑似ファイル名に変更される。このように、疑似ファイルの疑似ファイル名がプリンタのステータスに応じて予め定められた疑似ファイル名に変更されるので、プリンタ制御装置の外部からはFTPのLIST(リスト)コマンドで疑似ファイル名を呼び出してプリンタのステータスを獲得することができる。
さらに、請求項5に記載のプリンタ制御方法によれば、請求項4に記載のプリンタ制御方法に更に、疑似ファイル名のファイル名表示要求を除いて要求を拒否する制御段階を含むので、プリンタ制御装置の外部からはファイルと同様に扱われる疑似ファイル名に対して削除・変更等の要求は実行されず誤操作や誤動作から疑似ファイル名を保護することができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明に係るプリンタ制御装置の実施例を図1乃至図3を参照して説明する。
【0011】
図1に示すように、ホストコンピュータ12は、LAN(Local Area Network)等に代表されるバス型のネットワーク16とのインターフェイスとしてFTPクライアントプログラム14を備えており、FTPクライアントプログラム14を介してプリンタ制御装置20と接続されている。なお、本実施例では、以下、FTPクライアントプログラム14がFTPクライアントであるものとして説明する。
【0012】
プリンタ制御装置20は、FTPサーバプログラム22、ファイルシステム24、ディスク装置28、疑似ファイル名指示部30、プリンタ状態検出部32、コンソール制御部34及びデータ出力部36を備えている。
【0013】
FTPサーバプログラム22は、FTPクライアントプログラム14からFTPプロトコルで規定されたリクエストに応じてサービスを行うソフトウエアであり、ネットワーク16に接続されている。FTPサーバプログラム22は、図示しないCPU、ROM、RAM等で構成されている。
【0014】
FTPサーバプログラム22にはディスク装置28内のファイル環境を制御するファイルシステム24が接続されている。ファイルシステム24は疑似ファイル管理部26を有している。疑似ファイル管理部26はファイルシステム24の一部であり、ファイルシステム24が管理するファイルディレクトリ上に生成される疑似ファイル(詳細後述)を管理するためのものである。また、疑似ファイル管理部26は、後述する疑似ファイル名指示部30から通知されたファイル名称に対して疑似ファイルのディレクトリにアクセスして疑似ファイルの名称を変更すると共に、ファイルシステム24が管理するファイルディレクトリ内で疑似ファイルのディレクトリを保護するものである。
【0015】
ファイルシステム24にはコンソール制御部34及びデータ出力部36が接続されている。コンソール制御部34は、オペレータコンソール40を制御し、オペレータコンソール40からのリクエストをファイルシステム24に伝え、ファイルシステム24からの結果をオペレータコンソール40に通知するものである。データ出力部36はプリンタエンジン38にプリントデータを出力するものである。
【0016】
プリンタエンジン38には、プリンタエンジン38の状態を検出するプリンタ状態検出部32が接続されている。プリンタ状態検出部32には疑似ファイル名指示部30が接続されており、疑似ファイル名指示部30には疑似ファイル管理部26が接続されている。疑似ファイル名指示部30は、プリンタエンジン38の種々の状態に対応したファイル名称を予め記憶しており、プリンタ状態検出部32で検出されたプリンタの状態に対応したファイル名称を疑似ファイル管理部26に出力するものである。
【0017】
次に、プリンタ制御装置20の動作について図2を参照して説明する。まず、ステップ100では、FTPクライアントであるFTPクライアントプログラム14から所定の信号を受信したか否かを判断する。否定判断のときは、所定の信号を受信するまで待機するためにステップ100に戻る。一方、肯定判断のときは、次のステップ102において受信した信号がファイル名一覧を要求するLIST<CR>コマンドか否かを判断する。肯定判断のときは、次のステップ104において、ファイルシステム24にFTPクライアントからのファイル名要求があったことを通知する。
【0018】
この通知を受けると、ファイルシステム24の疑似ファイルシステム管理部26は、コンソール制御部34を介してのファイル名の要求か否かを判断することによって、ファイル名の要求がFTPクライアントからか、オペレータコンソール40からかを判断する。
【0019】
ファイル名の要求がFTPクライアントからのものであれば、ファイルシステム24はファイルディレクトリ上のファイル記述子によりファイル名の一覧の作成を開始する。
【0020】
一方、ファイル名の要求がオペレータコンソール40からのものであれば、疑似ファイルシステム管理部26は疑似ファイルのディレクトリの保護を行う。ここで、疑似ファイルのディレクトリの保護とは、ファイルシステム32外からの要求でコンソール制御部34を介して疑似ファイルの内容すなわち疑似ファイル名をリードしようとする場合に、ファイル名一覧は元より疑似ファイルの存在自体を隠蔽してリードを抑止することをいう。
【0021】
次のステップ106では、ファイル名一覧のデータをファイルシステム24から受け取り、FTPクライアントにファイル名一覧の中に疑似ファイル名を含めたデータを送信する。
【0022】
ここで、FTPクライアントに送信されるデータについて詳述する。送信されるデータにはプリンタ特性とプリンタ状態とが含まれる。プリンタ特性(Printer Properties)とは、プリンタ制御装置20及びプリンタエンジン38(以下、これらを総称してプリンタという。)が固有に有する機能をいい、例えば、media(メディア)、staple(ステープル)、twoSided(ツーサイデド)等の機能をいう。mediaは、一時的にプリントデータを格納するディスク装置28とは異なるプリントデータを保存するためのフロッピディスク等の媒体の有無を示し、stapleはホッチキスとじ機能の有無を示し、twoSidedは両面プリント機能の有無を示す。なお、XSN/Printing プロトコルでは、プリンタ特性は次の通り定義されている。
【0023】
Figure 0003560081
FTPクライアント側に表示される表示例を示せば次の通りであり、疑似ファイル名のデータ構造自体がプリンタ特性を表している。
【0024】
PP:med =FD :stap=NO :twoS=YES ;
なお、上述したプリンタ特性の定義と本表示例を比較すれば明らかなように、「PP:」で始まる疑似ファイル名の第4カラム目から第11カラム目までは、プリント特性のmediaを表し、第13カラム目から第20カラム目まではstapleを表し、第22カラム目から第29カラム目まではtwoSidedを表している。
【0025】
また、プリンタ状態は、プリンタがどのような状態にあるかを表すものであり、例えば、spooler(スプーラ)、formatter(フォーマッタ)、printer(プリンタ)、media(メディア)等のプリンタの構成部の状態を表している。spoolerはプリンタ外部から要求を受け付けると共にプリントデータを一時的に格納する部分であり、formatterは入力されたデータをプリント可能なイメージに変換する部分である。printerは実際にプリンタエンジン38を駆動する部分であり、mediaは搭載された媒体で使用できるものを示す。なお、XSN/Printing プロトコルでは、プリンタ状態は次の通り定義されている。
【0026】
Figure 0003560081
FTPクライアント側に表示される表示例を示せば次の通りであり、疑似ファイル名のデータ構造自体がプリンタステータスを表している。
【0027】
PS:spl =avai:fmt=avai:prt=avai:med=FD ;
なお、上述したプリンタステータスの定義と本表示例を比較すれば明らかなように、「PS:」で始まる疑似ファイル名の第4カラム目から第11カラム目まではプリンタステータスのspoolerを表し、第13カラム目から第20カラム目まではformatterを表し、第22カラム目から第29カラム目まではprinterを表し、第31カラム目から第38カラム目まではmediaを表している。
【0028】
これにより、FTPクライアント側では受信したファイル名リストから例えば「PP:」「PS:」をキーワードとして疑似ファイル名を認識することで、プリンタ特性及びプリンタ状態を確認することができる。
【0029】
次のステップ108では、FTPクライアントからプリントデータを受信したか否を判断する。否定判断のときは、プリントデータを受信するまで待機するためにステップ108へ戻る。一方、肯定判断のときは、次のステップ110において、FTPサーバプログラム22はファイルシステム24にプリントデータの受信を通知する。これにより、ファイルシステム24は、ファイルの生成を行い、ファイルディレクトリにファイル管理に必要なファイル制御情報を格納するための新たなファイル記述子を作成する。また、ステップ110ではFTPサーバプログラム22は受信したプリントデータを順次ファイルシステム24に転送する。これにより、ファイルシステム24は生成したファイルに転送されたプリントデータを格納し、全てのプリントデータを格納した後、対応するファイル記述子を更新する。
【0030】
次のステップ112では、ファイル記述子が更新されたか否かによりプリントデータの格納が完了したか否かを判断する。否定判断のときは、プリントデータの格納が完了するまで待機するためにステップ112へ戻る。一方、肯定判断のときは、次のステップ114においてリクエストIDを特定し、リクエストIDを図示しないRAMに記憶する。このリクエストIDは、FTPサーバプログラム22が受信したそれぞれのプリントデータに対してプリントデータを識別するためのユニークな識別子である。次にステップ116では、リクエストID信号FTPクライアントに送信して、FTPサーバプログラム22の動作は終了する。
【0031】
なお、FTPクライアントプログラム14とFTPサーバプログラム22とで行われる信号シーケンスを図3に示す。
【0032】
これ以降、FTPクライアント側では、受信したリクエストIDを用いて送信したプリントデータのプリントが終了したかどうかを問い合わせることが可能となる。従って、ステップ102で否定判断のときは、ステップ118において、例えば、このリクエストIDによるプリント終了の問い合わせに対する応答等の別処理が行われる。
【0033】
データ出力部36は定期的にファイルシステム32にアクセスし、新たなプリントデータの格納が終了すると、そのファイルをエンジンプリンタ38に出力する。また、ファイルシステム32上に複数個のファイルがあるときには、それらのファイルを待ち行列によるキュー管理によりプリンタエンジン38への出力順序を制御する。なお、プリンタ状態検出部32はプリンタエンジン38の状態を定期的に検出している。
【0034】
このように本実施例によれば、プリントデータを送信する前にFTPによるLIST<CR>コマンドでプリンタ特性及びプリンタ状態を確認することができる。従って、図5に示した従来の印刷システムがプリンタ特性及びプリンタ状態を別々に問い合わせるを得ないのに対して、本実施例では図3に示したようにプリンタ特性及びプリンタ状態を一度に確認することができる。このため、FTPにおいて使い勝手の悪さをなくすことができ、しかもLIST<CR>コマンドで一度にプリンタ特性及びプリンタ状態を確認できるので、確認するための時間を短縮することができる。
【0035】
また、本実施例では疑似ファイル名そのままを用いているので、ファイルを開く必要はなく、高速にプリンタ情報を確認することができる。従って、ファイルシステムにより特定のファイルにプリンタ情報を格納し、FTPサーバプログラムは該特定のファイルリードすることでプリンタ情報を確認することも可能であるが、この場合に生ずるネットワークを介してのファイルオープンによるタイムラグをなくすることが可能となる。
【0036】
また、本実施例ではオペレータコンソールからの要求ではファイル名要求は受け付けないので、オペレータの誤解や例えばファイル削除要求等の誤った操作からファイルシステムを保護することができる。
【0037】
なお、本実施例では、「PP:」及び「PS:」をキーワードとして疑似ファイル名を確認したが、ファイル一覧のリストの先頭の1番目と2番目を疑似ファイル名としこの順番によってプリンタ特性及びプリンタ状態を確認してもよい。
【0038】
また、図4に示すゲートウエイを介してホストコンピュータからプリンタへプリント要求をする印刷システムでは、本実施例に示したプリンタ制御装置をゲートウエイに備えればよい。このようにすれば、プリンタ特性及びプリンタ状態を確認することができるので、ムダなファイル転送を防止することができると共に、従来のようにプリンタがビジー状態でもホストコンピュータからゲートウエイまでは一方的にプリントデータが送信されことはなくなるので、ゲートウエイのバッファが圧迫されることを防止することができる。
【0039】
また、本実施例のプリンタ状態検出部はプリンタエンジンの状態を定期的に検出しているが、プリンタエンジンからプリンタエンジンの状態を受信するようにしてもよい。
【0040】
また、本実施例ではオペレータコンソールからのファイル名要求に対してファイル名一覧のデータ送信を拒否して疑似ファイル名を含めたファイル名一覧を隠蔽する場合について説明したが、疑似ファイル名のみを出力するようにしてもよい。更に、例えば、アプリケーションソフトからの要求があった場合に同様に隠蔽してもよい。このようにすれば、アプリケーションソフト製作時に余計な負担がかからずにすむ。従って、本発明には次の技術的態様が含まれる。
【0041】
プリンタのステータスを問い合わせた問い合わせ元を識別する問い合わせ元識別手段と、前記疑似ファイル名を予め定められた問い合わせ元に対してのみファイル名要求表示を許可する許可手段と、を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ制御装置。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、請求項2及び請求項4に記載の発明によれば、疑似ファイルに付与された疑似ファイル名がプリンタのステータスに応じて予め定められた疑似ファイル名に変更されるので、プリンタ制御装置の外部からはFTPのLIST(リスト)コマンドで疑似ファイル名を呼び出してプリンタのステータスを獲得することができる、という効果を得ることができる。
【0043】
そして、請求項3及び請求項5に記載の発明によれば、プリンタ制御装置の外部からはファイルと同様に扱われる疑似ファイル名に対して削除・変更等の要求は実行されず誤操作や誤動作から疑似ファイル名を保護することができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタ制御装置の実施例の構成の概略を示したブロック図である。
【図2】プリンタ制御装置のFTPサーバプログラムの動作を示す流れ図である。
【図3】FTPクライアントプログラム及びFTPサーバプログラム間の信号シーケンスを示す線図である。
【図4】ゲートウエイを介してホストコンピュータからプリンタへプリント要求をする印刷システムの従来例を示した図である。
【図5】従来の印刷システムの信号シーケンスを示す線図である。
【符号の説明】
20 プリンタ制御装置
24 ファイルシステム
26 疑似ファイル管理部(疑似ファイル名変更手段、拒否手段)
30 疑似ファイル名指示部(疑似ファイル名変更手段)
32 プリンタ状態検出部(検出手段)

Claims (7)

  1. 入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムを備え、当該ファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを有する記憶手段と、
    プリンタのステータスを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて前記疑似ファイルの疑似ファイル名を予め定められた疑似ファイル名に変更する疑似ファイル名変更手段と、
    を備えたプリンタ制御装置。
  2. ファイル転送プロトコルによって送受信されたデータに基づいてプリンタを制御するプリンタ制御装置において、
    入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムを備え、当該ファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを有する記憶手段と、
    プリンタのステータスを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応じて前記疑似ファイルの疑似ファイル名を予め定められた疑似ファイル名に変更する疑似ファイル名変更手段と、
    を備えたプリンタ制御装置。
  3. 前記疑似ファイル名のファイル名表示要求を除いて要求を拒否する拒否手段を更に備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ制御装置。
  4. ファイル転送プロトコルによって送受信されたデータに基づいてプリンタを制御するプリンタ制御方法において、
    入力された印刷データを一時的に格納するためのファイルシステムが管理するファイルディレクトリ上に、少なくともプリンタのステータスを表す疑似ファイル名が付与された疑似ファイルを記憶し、
    プリンタのステータスを検出し、
    検出結果に応じて予め前記疑似ファイルの疑似ファイル名を予め定められた疑似ファイル名に変更する、
    プリンタ制御方法。
  5. 前記疑似ファイル名のファイル名表示要求を除いて要求を拒否することを特徴とする請求項4に記載のプリンタ制御方法。
  6. クライアントからの要求に応じて、前記疑似ファイル名を含んだファイル名一覧を前記クライアントに送信する送信手段を更に備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプリンタ制御装置。
  7. クライアントからの要求に応じて、前記疑似ファイル名を含んだファイル名一覧を前記クライアントに送信することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプリンタ制御方法。
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