JP3558882B2 - シート後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ等の画像形成装置によって画像形成されたシートに孔あけをしたり、画像形成されたシートを綴じたりするシート後処理装置及びこのシート後処理装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られるシート後処理装置60は、例えば、図9に示すように、画像形成装置61のシート排出口62にシート後処理装置本体63のシート導入口64を接続し、画像形成装置61から排出された画像形成後のシートをシート導入口64及びシート搬送路65を介してシート収容ステージ(最下端)S1に位置する後処理トレイ66上に積載する。その後、このシート後処理装置60は、後処理トレイ66を後処理ステージS2,S3まで上昇させ、ここでシート束をステイプラ67で綴じたり、又パンチ68で孔あけを行うようになっている。次ぎに、このシート後処理装置60は、後処理トレイ66をシート取り出しステージS4まで上昇させた後、シート取り出し手段70で後処理トレイ66上からシート束を取り出し、シート搬送ベルト71及びシート抑えローラ72等によって所望のシート積載トレイ73に仕分けして配送するようになっている(特開平8−119526号公報参照)。尚、シートとは、紙やプラスチックシート等の転写体をいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来例は、シート後処理機能といわゆるメールボックス機能とを一体化したものであり、上下動する後処理トレイ66の上部に複数のシート積載トレイ73を配置するようになっているため、各シート積載トレイ73,73間のスペースを充分に確保することができず、シート積載トレイ73上に多くのシートを積載するのが困難であるという問題があった。又、上下動する後処理トレイ66の上方にシート積載トレイ73が配置されているため、シート積載トレイのトレイ数を増加させることができないという問題点も有していた。ここで、メールボックス機能とは、印刷指示信号に付加された情報に基づいて、複数のシート積載トレイ73のうちの特定されたシート積載トレイに当該印刷指示信号に係るシートを収容させる機能をいう。
【0004】
又、上記した従来の技術は、シート取り出し手段70によって後処理トレイ66から取り出されたシートは、シート後処理装置本体63内をシート搬送ベルト71及びシート抑えローラ72によって搬送されるようになっているため、シート搬送不良を生じる虞のあることが指摘されていた。
【0005】
又、従来例は、上記したように、上下動する後処理トレイ66の上部に複数のシート積載トレイ73を配置するようになっており、構造が複雑化するため、ジャム処理等の際のメンテナンスが容易でないという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、構造が簡単で、シートの搬送不良を招来することがなく、しかもシート積載トレイ上に多くのシートを積載することができるシート後処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、画像形成後のシートを積載する第1のシート積載手段と、前記第1のシート積載手段上のシートに後処理を施す後処理手段と、前記第1のシート積載手段からシートを送り出すシート送出手段と、このシート送出手段によって送り出されたシートを積載する第2のシート積載手段と、を備ている。又、本発明は、前記第2のシート積載手段に対向して配置され、複数のシート積載トレイを備えた第3のシート積載手段と、前記第2のシート積載手段に配置され、前記第3のシート積載手段に前記第2のシート積載手段上のシートを移載するシート移載手段と、前記第2のシート積載手段を前記複数のシート積載トレイと対応する位置まで移動させる駆動手段と、を備えたことを特徴とするシート後処理装置である。
【0008】
このような構成の本発明によれば、第2のシート積載手段に対向するように第3のシート積載手段を配置してあり、第2のシート積載手段の上部に第3のシート積載手段を重ねて配置するような構成を採用していないため、第3のシート積載手段の各シート積載トレイ間のスペースを大きくとることができ、各シート積載トレイのシート積載量を多くすることが可能になる。又、本発明は、上記したように、第2のシート積載手段の上部に第3のシート積載手段を重ねて配置するような構成を採用していないため、第3のシート積載手段に多くのシート積載トレイを設置することが可能になる。
【0009】
請求項2の発明は、前記第3のシート積載手段が前記第2のシート積載手段に対して分離可能に配置されることを特徴とするシート後処理装置である。
【0010】
このような構成の本発明によれば、第3のシート積載手段を使用しない場合には、第3のシート積載手段を第2のシート積載手段から分離して、シート後処理装置をコンパクト化した状態で使用することが可能になる。
【0011】
請求項3の発明は、画像形成後のシートを積載する第1のシート積載手段と、前記第1のシート積載手段上のシートに後処理を施す後処理手段と、前記第1のシート積載手段からシートを送り出すシート送出手段と、前記シート送出手段によって送り出されたシートを積載する第2のシート積載手段とを備え、画像形成装置本体に接続されるシート後処理装置である。そして、本発明は、前記第2のシート積載手段に対して分離可能に対向配置され、複数のシート積載トレイを有する第3のシート積載手段と、前記第3のシート積載手段に前記第2のシート積載手段上のシートを移載するシート移載手段と、前記第2のシート積載手段を前記第3のシート積載手段の複数のシート積載トレイに対向するように移動させる駆動手段と、前記駆動装置と前記シート移載手段の駆動を制御し、前記第2のシート積載手段上のシートを第3のシート積載手段の特定のシート積載トレイに収納させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項4の発明は、前記第3のシート積載手段が前記シート積載トレイを多段に備え、前記多段に配置されるシート積載トレイのうちの少なくとも一つが大容量のシートを積載できるように形成されたことを特徴とするシート後処理装置である。
【0013】
このような構成の本発明によれば、特別に大量のシートを後処理する場合にも対応することができ、積載容量不足で印刷がストップすることがなく、印刷作業及び後処理作業が円滑に行われる。
【0014】
請求項5の発明は、前記第3のシート積載手段が前記第2のシート積載手段から分離されて使用されない場合、前記第2のシート積載手段上のシート積載面が前記シート送出手段に対して常時一定の高さになるように、前記制御手段によって前記駆動手段の作動を制御することを特徴とするシート後処理装置である。ここで、第2のシート積載手段上のシート積載面とは、第2のシート積載手段上にシートが積載されていない場合には第2のシート積載手段上面をいい、第2のシート積載手段上にシートが積載されている場合にはシートの最上面をいう。
【0015】
このような構成の本発明によれば、第3のシート積載手段が使用されない場合でも、第2のシート積載手段上に大量のシートを積載することが可能になる。
【0016】
請求項6の発明は、前記シート移載手段が前記第2のシート積載手段に着脱可能に設置されたことを特徴としている。
【0017】
請求項7の発明は、シート供給手段から供給されるシートに画像を形成する画像形成手段と、上記のようなシート後処理装置とを備えた画像形成装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0019】
図1は、シート後処理装置を備えた画像形成装置の概略構成図である。
【0020】
この図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置1は、画像形成装置本体2と、この画像形成装置本体2の側面に隣接して配置されたシート後処理装置3とを備えている。このうち、シート後処理装置3は、シート後処理装置本体4と、このシート後処理装置本体4に隣接して配置されるシート積載棚(第3のシート積載手段)5とを備えている。そして、画像形成装置本体2,シート後処理装置本体4及びシート積載棚5の下部には、それぞれキャスター6が取り付けられており、それらを各別に分離して移動させることができるようになっている。
【0021】
(画像形成装置本体)
画像形成装置本体2の内部には、給紙用のシートSを積載する給紙トレイ7と、この給紙トレイ7上のシートSをシート供給路8に送り出す給紙ローラ10とからなるシート供給手段11が3段に配置されている。又、画像形成装置本体2の側面側には、シートSを積載する手差し給紙トレイ12と、この手差し給紙トレイ12上のシートSをバイパス給紙路13を介して送り出す給紙ローラ14とからなるシート供給手段15とを備えている。
【0022】
この画像形成装置1は、上記シート供給手段11,15から送り出されたシートSに画像形成手段としての感光体ユニット16と転写装置17とでトナー画像を形成し、このトナー画像を定着装置18によってシートSに定着させた後、シートSを画像形成装置本体2上部のシート排出トレイ20に排紙ローラ21で排出するか、又は、画像形成装置本体2の側面に隣接配置されたシート後処理装置3に送り出すようになっている。尚、シートSをシート排出トレイ20側へ排出するか、又は、シートSをシート後処理装置3側へ排出するかの振り分けは、例えば、爪22の切換で行うことができる。
【0023】
(シート後処理装置)
シート後処理装置3は、図1及び図2に示すように、画像形成装置本体2から排出されたシートSをシート導入ローラ23によって受け取り、そのシートSをシート導入ローラ23からシート搬送ローラ24へ送り出し、シート搬送ローラ24が処理トレイ25上にシートSを送り込む。処理トレイ25は、斜めに取り付けられており、後述するベルト33に固定されたシートストッパ26が図2中下端部に位置するようになっているため、重力によってシートSの整合が行われることになる。尚、シートSの幅方向の整合は、図示しないガイドプレートや整合棒等によって行われるようになっている。
【0024】
処理トレイ25の隣接する位置には、ステイプラ27やパンチ(図示せず)等の後処理手段28が配置されており、処理トレイ25上に積載されたシート束S1にステイプル処理を施したり、又、そのシート束S1に孔あけ処理を施すようになっている。
【0025】
処理トレイ(第1のシート積載手段)25は、駆動ローラ30,従動ローラ31,テンションローラ32,これら各ローラ30,31,32に掛け渡されたベルト33及びこのベルト33に固定されたシートストッパ26によって構成されており、駆動ローラ30が排出搬送モータ34によって回転駆動されると、ベルト33が図1中A方向に往復動することができるようになっている。したがって、後処理の終了したシート束S1は、ベルト33及びシートストッパ26に支持された状態で搬送され、シート後処理装置本体4の外部側面に取り付けられた昇降トレイ(第2のシート積載手段)35上に排出される。ここで、駆動ローラ30,従動ローラ31,テンションローラ32,ベルト33及び排出搬送モータ34が、処理トレイ25上からシートSを送り出すシート送出手段36を構成している。即ち、前記処理トレイ25がシート送出手段36をも備えていることになる。
【0026】
この昇降トレイ35は、図3に示すように、シート後処理装置本体4の側面に沿って図示しないガイドレールにより上下動できるように取り付けられており、その基部35aが駆動手段37に連繋されている。駆動手段37は、シート後処理装置本体4の下部に配置された昇降トレイモータ38と、この昇降トレイモータ38の出力軸に取り付けられた駆動用プーリ40と、シート後処理装置本体4の上部に配置された従動用プーリ41と、これら駆動用プーリ40と従動用プーリ41に掛け渡された駆動用ワイヤ42とを備えている。そして、駆動用ワイヤ42は、留め具43によって昇降トレイ35に固定されている。したがって、昇降トレイモータ38によって駆動用プーリ40が回転駆動され、この駆動用プーリ40によって駆動用ワイヤ42が駆動されると、その駆動用ワイヤ42にしたがって昇降トレイ35が上下動する。
【0027】
又、昇降トレイ35には、そのシート積載面35b上のシートを図1に示すシート積載棚5へ移載するシート移載手段44が配置されている。このシート移載手段44は、昇降トレイ35のシート積載面35bに沿って移動できるように取り付けられた支持プレート45と、この支持プレート45に連繋された駆動部46とを備えている。ここで、駆動部46は、昇降トレイ35の基部35a側に配置された移載モータ47と、この移載モータ47の出力軸に取り付けられた駆動用プーリ48と、昇降トレイ35の先端部35cに配置された従動用プーリ50と、これら駆動用プーリ48と従動用プーリ50とに掛け渡された駆動用ワイヤ51とを備えている。そして、駆動用ワイヤ51が留め具52によって支持プレート45に固定されている。したがって、移載モータ47によって駆動用プーリ48が回転駆動され、この駆動用プーリ48によって駆動用ワイヤ51が駆動されると、その駆動用ワイヤ51にしたがって支持プレート45が昇降トレイ35のシート積載面35bに沿って往復動するようになっている。例えば、支持プレート45が図3中B方向へ移動することにより、昇降トレイ35上のシートを図1に示すシート積載棚5へ移載することができる。一方、支持プレート45が図3中B方向と反対の方向へ移動して、元の位置まで復帰すれば、昇降トレイ35上へのシート積載が可能になる。
【0028】
尚、シート後処理装置本体4には、シート積載面35b上のシートの最上面を検知するセンサ(図示せず)が配置され、このセンサの検知信号に基づいてシート積載面35a上の最上部のシート面の高さを一定に保つように工夫されている。
【0029】
又、シート移載手段44及び昇降トレイ35は、留め具43の固定を外し、図示しないガイドレールから外すことで、シート後処理装置本体4から取り外すことができる。これにより、シート移載手段44のない昇降トレイと交換することが可能になる。又、シート移載手段44を昇降トレイ35に着脱可能に設置し、シート移載手段44が不要な時に昇降トレイ35から取り外すように構成してもい。このような構成にすれば、メールボックス機能が不要な場合には、シート積載棚5が不要となることは勿論のこと、シート移載手段44のない昇降トレイ、即ちシートを大量に積載する機能のみを有する簡単な構造の昇降トレイでシート後処理装置3を構成することができ、安価なシート後処理装置を提供することが可能になる。
【0030】
シート積載棚5は、図1に示すように、いわゆるメールボックス機能を発揮するように、シート積載トレイ53を多段に備えている。この複数のシート積載トレイ53のうちの最下段のシート積載トレイ53は、その上部のシート積載トレイ53との間隔を大きくとってあり、大量のシートを積載することができるように構成されている。その結果、昇降トレイ35を常に空の状態しておくことができる。尚、最下段のシート積載トレイ53を除くシート積載トレイ53は、ほぼ同様の間隔で配置されている。
【0031】
(作動状態)
次ぎに、この画像形成装置1の作動状態を図4の制御ブロック図及び図5のフローチャート図に基づき詳述する。尚、以下の説明は、図1〜図3の画像形成装置1又はシート処理装置3を前提にして説明する。
【0032】
即ち、この画像形成装置1は、画像形成装置本体2に設置された操作ボタン等によってステイプル信号やメール/ストック信号が制御手段としてのコントローラ(CPU)54に入力されると、コントローラ54がそれらの信号に基づいてステイプラ27,昇降トレイモータ38,移送モータ47,排出搬送モータ34に制御信号を出力するようになっている。そして、ステイプラ27,昇降トレイモータ38,移送モータ47及び排出搬送モータ34は、そのコントローラ54からの制御信号に基づいて作動するようになっている。
【0033】
画像形成装置本体2に設置された操作ボタン等によってステイプル信号がコントローラ54に入力されると、画像形成装置本体2内の爪22がシート搬送路55a,55bを切り換え、シートSをシート後処理装置3へ導き、そのシートSをシート後処理装置本体4内の処理トレイ25上に積載するようになっている(図6参照)。所定量のシートSが積載されると、ステイプラ27が作動してシート束S1にステイプル処理を施し、シート束S1の端部を綴じる。このステイプル処理が終了すると、コントローラ54から排出搬送モータ34に制御信号が出力され、排出搬送モータ34が作動してシートストッパ26にて支持されたシート束S1を所定の高さ位置に待機している昇降トレイ35上に排出する(ステップ1(S1))。
【0034】
ここで、昇降トレイ35のシート積載面35b上にシートが積載されていない場合にはシート積載面35bの上面位置が図示しないセンサで検知され、又、シート積載面35b上にシートが積載されている場合にはそのシートの最上面位置が図示しない検知センサによって検知されて、その検知信号がコントローラ54に入力され、コントローラ54がその入力信号に基づいて昇降トレイモータ38を駆動させて、昇降トレイ35をシート束の積載が可能な位置に待機させるようになっている。
【0035】
尚、シート束S1が昇降トレイ35上に排出された後は、コントローラ54から排出搬送モータ34に逆回転信号が出力され、シートストッパ26が元の位置に復帰させられる。ここで、シート束S1が昇降トレイ35上に排出された否かの判定及びシートストッパ26が元の位置に復帰したか否かの判定は、例えば、処理トレイ25のベルト33の移動量を図示しないセンサで検知することにより行うことが可能である。そして、シートストッパ26が元の位置に復帰すると、続けて処理トレイ25上にシートSが積載されるようになっている(図2及び図7参照)。
【0036】
昇降トレイ35へのシート束S1の積載が終了すると、メール配送信号がコントローラ54に入力されているか否か判定され、メール配送信号が入力されている場合にはコントローラ54から昇降トレイモータ38に作動制御信号が出力されるようになっている(ステップ2,3(S2,3),図3及び図7参照)。ここで、メール配送信号とは、印刷指示信号に付加された情報に基づいて、複数のシート積載トレイ53のうちの特定のシート積載トレイ53に前記印刷指示信号に係る印刷済みシートSを収容させるための信号である。
【0037】
昇降トレイモータ38に作動信号が入力されると、昇降トレイモータ38が作動して駆動用ワイヤ42を駆動し、特定されたシート積載トレイ53に対応する位置まで昇降トレイ35を移動させる(ステップ4(S4))。
【0038】
昇降トレイ35が特定されたシート積載トレイ53に対応する位置まで移動すると、昇降トレイモータ38を停止させ、昇降トレイ35をその位置に保持する(ステップ5(S5))。尚、昇降トレイ35が特定されたシート積載トレイ53に対応する位置まで移動したか否かは、例えば、センサ又は昇降トレイモータ38の駆動パルス数等により検知することができる。
【0039】
次いで、移載モータ47を駆動させることにより、この移載モータ47に連繋された支持プレート45を昇降トレイ35のシート積載面35bに沿って移動させる。その結果、図8に示すように、昇降トレイ35上のシート束S1が昇降トレイ35からシート積載トレイ53へ移動する(ステップ6(S6))。
【0040】
このシート束S1の移載作業が終了したか否かがコントローラ54によって判定され、コントローラ54が移載作業終了と判断すると、支持プレート45を元の位置に戻すための制御信号がコントローラ54から移載モータ47に出力される。又、昇降トレイ35を元の位置(処理トレイ25からシートSを受け取る位置)まで戻すための制御信号がコントローラ54から排出搬送モータ34に出力される。その結果、支持プレート45が元の位置に復帰すると共に、昇降トレイ35が元の位置に復帰する(ステップ7,8(S7,8))。
【0041】
尚、ステップ3において、コントローラ54は、メール配送信号が入力されていないと判断すると、処理トレイ25から送り出されたシートSを昇降トレイ35上に積載できるように、昇降トレイモータ38を作動制御する。その結果、昇降トレイ35上の最上面のシートの位置が一定の高さになるように、昇降トレイ35が移動し、昇降トレイ35上に複数のシート束S1を重ねて積載することができる(図1参照)。即ち、この状態は、シート積載棚5を使用しない場合であり、昇降トレイ35に大量のシートを積載する場合である。
【0042】
以上のように、本実施の形態は、昇降トレイ35に対向するようにシート積載棚5を配置してあり、昇降トレイ35の上部にシート積載棚5を重ねて配置するような構成を採用していないため、シート積載棚5の各シート積載トレイ53,53間のスペースを大きくとることができ、各シート積載トレイ53のシート積載量を多くすることができる。又、本発明は、昇降トレイ35に配置されたシート移載手段44が、昇降トレイ35上のシートSをスライドさせてシート積載棚5に移載するようになっているため、シートの搬送不良を生じることなく、確実にシートを昇降トレイ35からシート積載トレイ53に移載することができる。更に、本発明は、上記したように、昇降トレイ35の上部にシート積載棚5を重ねて配置するような構成を採用しないため、構造が簡単化し、シート後処理装置3の低廉化、ひいてはシート後処理装置3を備えた画像形成装置1の低廉化を図ることができる。
【0043】
又、本実施の形態は、後処理手段28にシートの後処理作業を行わせ、この後処理作業の終了後に、シート送出手段36によって処理トレイ25上のシートSを昇降トレイ35上に送り出させ、次いで駆動手段37によって昇降トレイ35を特定のシート積載トレイ53に対応する位置まで移動させ、次いで、シート移載手段44によって昇降トレイ35上のシートを特定のシート積載トレイ53上に移載させるコントローラ54を備えているため、特定されたシート積載トレイ53上にシートを整理して積載することができ、いわゆるメールボックス機能を発揮することができる。
【0044】
又、本実施の形態は、シート積載棚5がシート積載トレイ53を多段に備え、この多段に配置されるシート積載トレイ53のうちの少なくとも一つが大容量のシートを積載できるように形成されており、特別に大量のシートを後処理する場合にも対応することができるため、シートの積載容量不足で印刷がストップするのを防止することができ、印刷作業及び後処理作業の円滑化を図ることができる。
【0045】
又、本実施の形態は、シート積載トレイ53がシート後処理装置本体4(昇降トレイ35)と分離して移動できるように構成されているため、シート積載棚5を使用しない場合、シート積載棚5をシート後処理装置本体4から分離して、シート後処理装置3をコンパクト化した状態で使用することが可能になる。したがって、シート後処理装置3を備えた画像形成装置1をコンパクト化した状態で使用することができる。
【0046】
又、本実施の形態の画像形成装置1は、上記のようなシート後処理装置3を備えているため、構造が簡単で、シートの搬送不良を招来することがなく、しかもシート積載トレイ53上に多くのシートを積載することができ、印刷作業及び後処理作業の円滑化を図ることができる。
【0047】
ここで、上記実施の形態は、シート束を一部ずつメール配送する態様を示したが、これに限られず、シート束を複数部ずつメール配送することもできる。
【0048】
又、上記実施の形態は、後処理としてステイプル処理を行う態様を示したが、ステイプル作業と同時又は別に、パンチによる孔あけ作業が適宜行われる。
【0049】
更に、上記実施の形態は、シートに後処理を施した後、シートをメール配送する態様を示したが、シートに後処理を施すことなく、シートを特定されたシート積載トレイにメール配送することができる。
【0050】
更に、加えて、本実施の形態において、メール配送を行わない場合には、シート積載棚をシート後処理装置から切り離すことができる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明のシート後処理装置は、第2のシート積載手段に対向するように第3のシート積載手段を配置してあり、第2のシート積載手段の上部に第3のシート積載手段を重ねて配置するような構成を採用していないため、第3のシート積載手段の各シート積載トレイ間のスペースを大きくとることができ、各シート積載トレイのシート積載量を多くすることができる。
【0052】
又、本発明のシート後処理装置は、上記したように、第2のシート積載手段の上部に第3のシート積載手段を重ねて配置するような構成を採用していないため、第3のシート積載手段に多くのシート積載トレイを設置することが可能になる。
【0054】
又、本発明のシート後処理装置は、上記したように、第2のシート積載手段の上部に第3のシート積載手段を重ねて配置するような構成を採用しないため、構造が簡単化し、メンテナンスが容易になる。
【0055】
又、本発明のシート後処理装置は、第3のシート積載手段が前記シート積載トレイを多段に備え、この多段に配置されるシート積載トレイのうちの少なくとも一つが大容量のシートを積載できるように形成されており、特別に大量のシートを後処理する場合にも対応することができるため、シートの積載容量不足で印刷がストップするのを防止することができ、印刷作業及び後処理作業の円滑化を図ることができる。
【0056】
又、本発明のシート後処理装置は、第3のシート積載手段が第2のシート積載手段に対して分離できるように構成されているため、第3のシート積載手段を使用しない場合、第3のシート積載手段を第2のシート積載手段から分離して、シート後処理装置をコンパクト化した状態で使用することが可能になる。したがって、シート後処理装置を備えた画像形成装置をコンパクト化した状態で使用することができる。
【0057】
又、本発明の画像形成装置は、上記のような発明に係るシート後処理装置を備えているため、構造が簡単で、シートの搬送不良を招来することがなく、しかもシート積載トレイ上に多くのシートを積載することができ、印刷作業及び後処理作業の円滑化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシート後処理装置の第1の構成図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシート後処理装置の第2の構成図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る制御ブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御フローチャート図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る第1の作動状態図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る第2の作動状態図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る第3の作動状態図である。
【図9】従来のシート後処理装置の構成図である。
【符号の説明】
1……画像形成装置、3……シート後処理装置、5……シート積載棚(第3のシート積載手段)、11……シート供給手段、16……感光体ユニット(画像形成手段)、17……転写装置(画像形成手段)、25……処理トレイ(第1のシート積載手段)、28……後処理手段、35……昇降トレイ(第2のシート積載手段)、36……シート送出手段、37……駆動手段、44……シート移載手段、53……シート積載トレイ
Claims (7)
- 画像形成後のシートを積載する第1のシート積載手段と、
前記第1のシート積載手段上のシートに後処理を施す後処理手段と、
前記第1のシート積載手段からシートを送り出すシート送出手段と、
前記シート送出手段によって送り出されたシートを積載する第2のシート積載手段と、
前記第2のシート積載手段に対向して配置され、複数のシート積載トレイを備えた第3のシート積載手段と、
前記第2のシート積載手段に配置され、前記第3のシート積載手段に前記第2のシート積載手段上のシートを移載するシート移載手段と、
前記第2のシート積載手段を前記複数のシート積載トレイと対応する位置まで移動させる駆動手段と、
を備えたことを特徴とするシート後処理装置。 - 前記第3のシート積載手段が前記第2のシート積載手段に対して分離可能に配置されることを特徴とする請求項1記載のシート後処理装置。
- 画像形成後のシートを積載する第1のシート積載手段と、
前記第1のシート積載手段上のシートに後処理を施す後処理手段と、
前記第1のシート積載手段からシートを送り出すシート送出手段と、
前記シート送出手段によって送り出されたシートを積載する第2のシート積載手段とを備え、画像形成装置本体に接続されるシート後処理装置であって、
前記第2のシート積載手段に対して分離可能に対向配置され、複数のシート積載トレイを有する第3のシート積載手段と、
前記第3のシート積載手段に前記第2のシート積載手段上のシートを移載するシート移載手段と、
前記第2のシート積載手段を前記第3のシート積載手段の複数のシート積載トレイに対向するように移動させる駆動手段と、
前記駆動装置と前記シート移載手段の駆動を制御し、前記第2のシート積載手段上のシートを第3のシート積載手段の特定のシート積載トレイに収納させる制御手段と、
を備えたことを特徴とするシート後処理装置。 - 前記第3のシート積載手段が前記シート積載トレイを多段に備え、
前記多段に配置されるシート積載トレイのうちの少なくとも一つが他のシート積載トレイよりもシートを大量に積載できるように形成されたことを特徴とする請求項1又は3記載のシート後処理装置。 - 前記第3のシート積載手段が前記第2のシート積載手段から分離されて使用されない場合、前記第2のシート積載手段上のシート積載面が前記シート送出手段に対して常時一定の高さになるように、前記制御手段によって前記駆動手段の作動を制御することを特徴とする請求項3記載のシート後処理装置。
- 前記シート移載手段が前記第2のシート積載手段に着脱可能に設置されたことを特徴とする請求項1又は3に記載のシート後処理装置。
- シート供給手段から供給されるシートに画像を形成する画像形成手段と、前記請求項1〜6のいずれか1項に記載のシート後処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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