JP3558716B2 - 柵柱 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、支柱間に張架する鎖を支柱内に出し入れ自在に収納した柵柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
路地や車庫への車両の進入を随時遮断するのに有効な簡易の車止めとして、地表に立設される複数の可動支柱の頂部どうしを鎖で連結した構成の柵柱がよく用いられる。この種の車止めに用いられる柵柱は、地中に埋設された筒状体の内部に支柱が出没自在に設けられており、支柱どうしを連結する鎖が支柱の内部に出し入れ可能に収納できるようになったものが多い。
【0003】
例えば実開昭56−39567号「鎖を内蔵した柵柱」に開示された柵柱は、中空の支柱の上方側面に凹陥部を設け、その垂直壁に形成した透孔を介して鎖を支柱内に出し入れできるよう構成されている。しかしながら、こうした従来の柵柱は、支柱から引き出される鎖が透孔において直角に折り曲げられ、凹陥部の縁部において水平方向に屈曲されるために、鎖を引き出す際にきわめて大きな抵抗を受けやすく、また鎖の端部が凹陥部内方の垂直壁に沿って位置するため、奥から摘まみ出すさいに凹陥部の縁で指に傷を負いやすい等の問題があった。
【0004】
そこで、こうした問題を解消するため、例えば実公平4−44653号「柵柱」には、図7に示したように、側面に窓孔1aを有し、地上に立設される中空の支柱1の内側に、隔壁2により空室3を画成するとともに、この空室3の底面に窓孔1aよりも小さな連通孔3aを形成し、この連通孔3aを介して鎖4の出し入れを案内し、かつ鎖4の先端に取り付けられた留め輪4aを係止するようにした柵柱10が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の柵柱10は、隔壁2によって画成された空室3の底部に、鎖4の短径よりも大径で留め輪4aの直径よりも小径の連通孔3aを穿設してあるが、空室の底部の板にドリル、打ち抜き等で孔を単に開口してあるだけであり、ヤスリなどでバリなどは除去されているが、連通孔3aの開口部周囲は直角に切り取られている状態であるため、鎖を斜め上方に引っ張るようにしたとしても、その角部で引っ掛かってしまうという問題点が残っていた。
【0006】
また、上記従来の柵柱10は、留め輪4aの引き出し待機空間となる空室3を画成する断面コ字状の隔壁2を、窓孔1aの周縁部で支柱1の内壁に溶接固定するか、或いは支柱1頂部の開口から支柱1内壁と隔壁上縁部とを溶接するなどして支柱1に固設する必要があり、必要な取り付け強度を得るために要求される溶接作業が非常に面倒であり、製作に時間がかかるといった課題があった。
【0007】
さらに、図7で示すように、この連通孔3aが留め輪4aを窓孔1aの円形開口と直交させた状態に係止する開口形状であるため、支柱1内に収容された鎖4を外に引き出すさいに人差し指等の指を窓孔1a内に差し入れるにしても、差し入れ可能な面積が実質的には窓孔1aの開口面積の半分以下に制限されてしまい、指先を窓孔1a内に挿入するさいに留め輪4aを横方向に押し退けて傾斜させなければならないケースもあり、指先の挿入も勘で行わなければならないという欠点があった。また、指先の挿入を容易にするため、窓孔1aの開口面積を不必要に大きくした場合には、激しい雨が降るような悪天候時に支柱1内に雨露が進入しやすく、支柱1内部の錆発生の原因を作りやすい等の課題があった。
【0008】
従って、本発明の目的は、中空の支柱の内部に、鎖を案内しかつ鎖端部の留め輪を係止する案内係止環を設けることにより、簡単な構成で鎖の出し入れの案内と鎖端部の留め輪の確実な係止を可能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、側面に穿設された鎖通用窓孔を有し、地上に立設される中空の支柱と、先端部が留め輪で終端され、前記鎖通用窓孔を介して前記支柱内に出し入れ自在に収容される鎖と、前記支柱内に固設され、前記鎖の出し入れを案内する案内口を形成するとともに、前記鎖の収容時に前記留め輪を前記案内口の開口部にて引き出し待機姿勢で係止する案内係止環とを具備し、前記支柱が、前記鎖通用窓孔とは反対側に穿設され、他の支柱に収容された鎖の先端に付いた留め輪が挿入される留め輪掛止窓孔を有しており、前記隔壁が、前記挿入された留め輪を掛止して離脱不能にロックするロック機構を、前記留め輪掛止窓孔内方の所定位置に固設してあり、前記案内係止環と前記ロック機構は、予め取り付け手段を介して表裏に背中合わせに固設されており、該案内係止環が、前記鎖通用窓孔近傍に配されるように位置にくるように、前記取り付け手段を前記支柱に固着し、前記案内係止環は、楕円状環体を短軸に沿って屈曲し、該屈曲部が前記支柱の軸線にほぼ直交する案内口を形成するよう前記取り付け手段に固設するようにし、前記留め輪が前記鎖通用窓孔と対向した待機姿勢をとるようにしたことを特徴とする柵柱を提供し、前記目的を達成するものである。
【0013】
さらに、本発明は、前記案内係止環は、断面が丸みを有する形状に形成され、前記鎖との引っ掛かりを少なくするようにしたことを特徴とする柵柱を提供することにより、前記目的を達成するものである。
【0014】
【作用】
本発明によれば、側面に穿設された鎖通用窓孔を有し、地上に立設される中空の支柱に、先端部が留め輪で終端された鎖を、前記鎖通用窓孔を介して前記支柱内に出し入れ自在に収容するとともに、支柱内に固設した案内係止環が、鎖の出し入れを案内する案内口を形成するとともに、鎖の収容時に留め輪を案内口の開口部にて引き出し待機姿勢で係止するようにし、支柱の内部への鎖の出し入れを容易かつ確実なものとする。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1ないし図6を参照して説明する。図1は、本発明の柵柱の一実施例を示す一部切截正面図、図2,3は、それぞれ図1に示した柵柱の縦断面図及び一部側面図、図4は、図2に示したロック機構部分の斜視図、図5,6は、それぞれ図4に示した案内係止環の正面図及び平面図である。
【0016】
図1に示す柵柱11は、地中に埋設した筒状体12の内部に中空の支柱13を出没自在に収納したものであり、筒状体12内から支柱13を引き上げることにより車止めとして機能させることができる。引き上げ状態は自動ロックされ、支柱13の下部に設けた孔からロック解除用ロッド(図示せず)を挿通してロック解除することにより、支柱13は筒状体12内に押し込むことができる。
【0017】
隣接する支柱13どうしを連結するための鎖14は、図2に示したように、先端部と末端部がそれぞれ留め輪14aと重り14bで終端されており、車止めするときに留め輪14aを指に掛けて支柱13内から引っ張り出され、隣接する支柱13の所定箇所に留め輪14aを掛止させることにより支柱13間に張架される。また、この車止め状態では、末端部の重り14bは、支柱13内に係止されて鎖14の抜け止めとして機能する。
【0018】
支柱13の上部側面には、図3に示したように、鎖14を出し入れするための円形の鎖通用窓孔13aと隣接支柱13から延びる鎖14の留め輪14aを挿入して掛止するための偏平な留め輪掛止窓孔13bが、それぞれ支柱13の直径を挟んで対向する位置に穿設してある。また、留め輪掛止窓孔13bの上方には、留め輪14aの掛止を解除するためのキー(図示せず)を差し込むためのキー穴13cが穿設してある。また、支柱13内の鎖通用窓孔13aと留め輪掛止窓孔13bとの間の中空部には、図4に示すように、隣接支柱13からの鎖14の留め輪14aを掛止してロックするロック機構15と、内蔵する鎖14の留め輪14aを案内係止する案内係止環16とが、取り付け金具17の表裏に背中合わせした状態で固設してある。取り付け金具17は、基板17aの上下端に半円板状の舌片17b,17cを互いに逆向きにほぼ直角に折り曲げ形成したものであり、ロック機構15と案内係止環16とを予め基板17aの表裏に背中合わせに溶接固定した状態で支柱13内に装着され、鎖通用窓孔13aの内方に留め輪14aの引き出し待機空間を画成する。取り付け金具17の上側舌片17bの両端には、一対の支持脚18a,18bが溶接により取り付けてあり、これらの支持脚18a,18bの先端を支柱13の上端開口部の周縁に溶接することにより、取り付け金具17は支柱13内の所定位置に固定される。このように、取り付け金具17は支柱13に固着され、取り付け金具17の下側舌片17cの上面は留め輪掛止窓孔13bの奥方に留め輪14aのための確固たる進入路を形成する。
【0019】
なお、支柱13は、取り付け金具17を内装した後で鍔付きキャップ19を被着して上端開口部を覆うようにしており、このキャップ19は支柱13を筒状体12に収容したときに筒状体12の開口部周縁に係止されて蓋の役目を果たす。また、キャップ19の中央部に把手19aが出没自在に組み付けてあり、この把手19aを把持してキャップ19を上方に持ち上げることにより、筒状体12内から支柱13を引き上げることができる。
【0020】
ロック機構15は、取り付け金具17に固着された逆コ字状の保持部材20にばね付勢されたロックピン21を取り付け金具17に昇降可能に支持して構成してある。ロックピン21は、保持部材20の上下2箇所を挿通しており、その中途に嵌着したC型ワッシャ22と上端部に遊嵌させたD型ワッシャ23との間に、ロックピン21に巻装したコイルばね24が圧縮嵌装してある。また、このロックピン21は、留め輪掛止窓孔13b内に挿入された留め輪14aに押動されて上動するよう、留め輪14aの先端が当たる下端部を傾斜カム面21aに加工してある。さらに、ロックピン21の上端部は、揺動運動によりロックピン21を昇降するロック解除レバー25の一端にピン結合してある。ロック解除レバー25は、保持部材20の天板先端部に締結した軸受部材26に枢支してあり、ロックピン21のピン結合部分のほぼ真上にキー受け板27が前傾姿勢で溶接固定してある。キー受け板27は、キー穴13cの開口部に正対しており、キー穴13cから挿入したキーにより奥方に押すことにより、ロック解除レバー25を揺動させるようになっている。
【0021】
案内係止環16は、取り付け金具17の基板17aに固設され、鎖14の出し入れを案内する案内口を形成するとともに、鎖14の収容時に留め輪14aを案内口の開口部にて引き出し待機姿勢で係止するための部材である。実施例に示した案内係止環16は、図5,6にも示したように、楕円状環体を短軸に沿ってほぼ直角に屈曲し、この屈曲部16aが支柱13の軸線にほぼ直交する案内口を形成するよう基板17aに固設してある。また、この屈曲部16aの形状は、留め輪14aの引き出しを容易にするため、留め輪14aが鎖通用窓孔13aに同じ向きで係止されるような工夫が凝らしてある。すなわち、図5からも明らかなように、屈曲部16aを正面から見たときに先端を中心に上に凸に湾曲するような加工が施してあり、この加工により留め輪14aは高さ的に最も低い左右の屈曲部16aに支持された状態、換言すれば鎖通用窓孔13aに対しほぼ軸線が同方向を向くような係止位置で止まる。なお、当然のことながら、左右の屈曲部16aの間隔は、留め輪14aの外径よりも小さく、鎖14の短径よりは大きい。
【0022】
ところで、車止めを用いて車両を遮断する場合、まず支柱13を筒状体12内から引き出してロックし、地上に立設する。次に、支柱13内の引き出し待機空間に待機する留め輪14aに指を掛け、鎖14を支柱13内から引き出す。この場合、前述したように、留め輪14aが鎖通用窓孔13aに同方向を向いているため、鎖通用窓孔13aの全開口面積が指掛けに利用でき、従って楽に引き出し作業を行うことができる。引き出した鎖14の留め輪14aは、隣接支柱13の留め輪掛止窓孔13bに挿入され、ロックピン21によりロックする。すなわち、留め輪掛止窓孔13b内に挿入された留め輪14aがロックピン21先端の傾斜カム面21aを押動することで、ロックピン21がコイルばね24に抗して上動し、留め輪14aがロックピン21の真下を通過し終えた時点でロックピン21がコイルばね24の付勢力と自重により元の位置に復帰し、留め輪14aはロックピン21により掛止ロックされる。一方、支柱13が内蔵する鎖14末端部の重り14bは案内係止環16に向かって上動し、案内係止環16で係止されて、鎖14の抜けを防止する。
【0023】
車止めを解放するときは、ロック解除キーをキー穴13cに挿入し、これをキー受け板27に圧し当ててロック解除レバー25を押圧させる。その結果、ロック解除レバー25は上方に枢動し、それまでロックピン21が掛止していた留め輪14aは掛止解除され、留め輪14aを窓孔13bから引き抜いて鎖14とともに元の支柱13へと戻すことができる。このとき、鎖14は重り14bに作用する重力と自重とで鎖通用窓孔13a内に滑り込むが、案内係止環16の断面が円形状であるので角がなく、かつ、案内係止環の屈曲部16aに沿って支柱13内に案内されるため、鎖の収容動作は非常に滑らかである。最後に、留め輪14aが案内係止環16の屈曲部16aに係止され、支柱13内への鎖14の収容は完了する。
【0024】
このように、取り付け金具17に固設した案内係止環16によって鎖14の出し入れの案内及び鎖14先端の留め輪14aの係止を行うことができ、案内係止環16自体の丸みおよび案内係止環の湾曲に沿って鎖14の出し入れを円滑に案内することができる。また、案内係止環16としては、鎖14の通過は許容する一方で留め輪14aの通過は阻止する寸法形状の環状体であれば、どのような形状にしてもよく、完成品であっても、またはリング等を折り曲げ加工して製作しても良く、容易に部品を入手できるため製造が容易である。
【0025】
また、鎖14先端の留め輪14aを隣接する支柱13の留め輪掛止窓孔13bに挿入してロック機構15により離脱不能にロックすることができ、鎖通用窓孔13aの側から特殊な工具類を挿入しても取り付け金具17によって阻止されるため、ロック機構15を不正にロック解除することはできず、車止め等として確実に目的を遂行することができる。
【0026】
さらにまた、案内係止環16とロック機構15を、予め取り付け金具17の表裏に背中合わせに固設するため、取り付け金具17を取り付けベースに利用して案内係止環16とロック機構15とを事前に位置決めすることができ、鎖通用窓孔13aと留め輪掛止窓孔13bに対する案内係止環16とロック機構15の各位置決め精度を、きわめて高い精度で確保することができる。また、こうして取り付け金具17をベースにロック機構15に対し相互に位置決めされた案内係止環16は、取り付け金具17を支柱13に固着することにより、支柱13に固着されるようにしたから、案内係止環16が鎖通用窓孔13aに対して所定の位置関係で鎖14のための案内口を容易に形成することができ、かつ、鎖14の案内機能と留め輪14aの係止機能を安定して維持することができる。
【0027】
また、案内係止環16が、楕円状環体を短軸に沿ってほぼ直角に屈曲し、この屈曲部16aが支柱13の軸線にほぼ直交する案内口を形成するよう取り付け金具17に固設されるようにしたから、市販されている楕円形状のリングを短軸に沿って屈曲するだけで案内係止環16を構成でき、案内口が支柱13の軸線にほぼ直交するため、支柱13に出し入れされる鎖14が支柱13側面の鎖通用窓孔13aを介して、直接的に、案内係止環16内周の湾曲形状に沿って案内され、従って優れて円滑に鎖14を案内することができる。また、金型等を用いて特殊な形状の案内係止環16を構成せずに済むため、製作が容易であり、かつ、部品点数も少なくて済むため、製造コストの切り下げが可能である。
【0028】
なお、上記実施例では、楕円形状の環体を短軸部分で屈曲して案内係止環16を形成したが、楕円形状の環体を屈曲させずに楕円形状のまま取り付け金具17と鎖通用窓孔13aの開口縁部との間に架設することもできる。その場合の案内係止環は、鎖通用窓孔13aに対して後傾姿勢をとるが、鎖14の出し入れ案内や留め輪14aの係止に何ら支障となることはない。
【0029】
また、上記実施例において、支柱13は、断面円形状のものに限らず、中空の角柱で構成することもできる。また、鎖14の末端部には重り14bを連結したが、重り14bに代えて留め輪や係止部付きの板材等を用いることもできる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鎖通用窓孔の内方に、鎖の出し入れを案内する案内口を形成する案内係止環を固設し、鎖の収容時に留め輪を案内口の開口部にて引き出し待機姿勢で係止するようにしたから、取り付け金具に固設した案内係止環によって鎖の出し入れの案内及び鎖先端の留め輪の係止を行うことができる。従って、案内係止環の湾曲に沿って鎖の出し入れを円滑に案内することができ、また案内係止環としては、鎖の通過は許容する一方で留め輪の通過は阻止する寸法形状の環状体を用いればよく、完成品を入手して容易に固設できるため製造が容易である等の優れた効果を奏する。
【0031】
また、本発明は、支柱が、取り付け手段を隔てて前記鎖通用窓孔とは反対側に穿設され、他の支柱に収容された鎖の先端に付いた留め輪が挿入される留め輪掛止窓孔を有しており、前記取り付け手段が、前記挿入された留め輪を掛止して離脱不能にロックするロック機構を、前記留め輪掛止窓孔内方の所定位置に固設してあるため、鎖先端の留め輪を隣接する支柱の留め輪掛止窓孔に挿入してロック機構により離脱不能にロックすることができ、鎖通用窓孔の側から特殊な工具類を挿入しても取り付け手段によって阻止されるため、ロック機構を不正にロック解除することはできず、車止め等として確実に目的を遂行することができる等の効果を奏する。
【0032】
さらにまた、本発明は、案内係止環とロック機構を、予め取り付け手段の表裏に背中合わせに固設するため、取り付け手段を取り付けベースに利用して案内係止環とロック機構を事前に位置決めすることができ、鎖通用窓孔と留め輪掛止窓孔に対する案内係止環とロック機構の各位置決め精度を、きわめて高い精度で確保することができ、またこうして取り付け手段をベースにロック機構に対し相互に位置決めされた案内係止環は、取り付け手段を支柱に固着することにより、支柱に固着されるようにしたから、案内係止環が鎖通用窓孔に対して所定の位置関係で鎖のための案内口を形成する状態を、より確固たるものとすることができ、鎖の案内機能と留め輪の係止機能を長期に亙って安定して維持できる等の効果を奏する。
【0033】
また、本発明は、案内係止環が、楕円状環体を短軸に沿ってほぼ直角に屈曲し、この屈曲部が前記支柱の軸線にほぼ直交する案内口を形成するよう取り付け手段に固設されるようにしたから、市販されている楕円形状のリングを短軸に沿って屈曲するだけで案内係止環を構成でき、案内口が支柱の軸線にほぼ直交するため、支柱に出し入れされる鎖が支柱側面の鎖通用窓孔というよりは、実質的には案内係止環内周の湾曲形状に沿って案内され、従って優れて円滑に鎖を案内することができ、また金型等を用いて特殊な形状の案内係止環を構成せずに済むため、製作が容易であり、製造コストの切り下げが可能である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の柵柱の一実施例を示す一部切截正面図である。
【図2】図1に示した柵柱の縦断面図である。
【図3】図1に示した柵柱の一部側面図である。
【図4】図2の主要部分の拡大斜視図である。
【図5】図4に示した案内係止環の正面図である。
【図6】図4に示した案内係止環の平面図である。
【図7】従来の柵柱の一例を示す一部切截正面図である。
【符号の説明】
11 柵柱
13 支柱
13a 鎖通用窓孔
13b 留め輪用掛止窓孔
13c キー穴
14 鎖
14a 留め輪
14b 重り
15 ロック機構
16 案内係止環
16a 屈曲部
17 取り付け金具

Claims (2)

  1. 側面に穿設された鎖通用窓孔(13a)を有し、地上に立設される中空の支柱(13)と、
    先端部が留め輪(14a)で終端され、前記鎖通用窓孔を介して前記支柱内に出し入れ自在に収容される鎖(14)と、
    前記支柱内に設けられ、前記鎖(14)の出し入れを案内する案内口を形成するとともに、前記鎖の収容時に前記留め輪(14a)を前記案内口の開口部にて引き出し待機姿勢で係止する案内係止環(16)と、を具備し、
    前記支柱(13)は、前記鎖通用窓孔(13a)とは反対側に穿設され、他の支柱に収容された鎖の先端に付いた留め輪(14a)が挿入される留め輪掛止窓孔(13b)を有しており、前記挿入された留め輪(14a)を掛止して離脱不能にロックするロック機構が、前記留め輪掛止窓孔(13b)内方の所定位置に固設してあり、
    前記案内係止環(16)と前記ロック機構は、予め取り付け手段(17)を介して表裏に背中合わせに固設されており、該案内係止環(16)が、前記鎖通用窓孔(13a)近傍に配されるように位置にくるように、前記取り付け手段(17)を前記支柱に固着し、
    前記案内係止環(16)は、楕円状環体を短軸に沿って屈曲し、該屈曲部(16a)が前記支柱の軸線にほぼ直交する案内口を形成するよう前記取り付け手段(17)に固設するようにし、前記留め輪(14a)が前記鎖通用窓孔(13a)と対向した待機姿勢をとるようにしたことを特徴とする柵柱。
  2. 前記案内係止環(16)は、断面が丸みを有する形状に形成され、前記鎖(14)との引っ掛かりを少なくするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の柵柱。
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