JP3558504B2 - 焼却炉の燃焼物供給方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、都市ゴミや下水処理汚泥等の廃棄物の焼却処理に用いられる焼却炉に係り、焼却炉の燃焼物供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の焼却炉では、ごみピットに貯留した都市ゴミ等の固形廃棄物をバケットクレーンによって焼却炉のホッパに投入するとともに、低熱量廃棄物である下水処理汚泥をスクリューコンベアによりホッパに投入し、これらの廃棄物をホッパの下端から炉内へプッシャによって切り出している。焼却炉における廃棄物の処理量の管理は、バケットクレーンによって投入する固形廃棄物の処理量を一回の投入動作ごとに重量として計測し、スクリューコンベアによって投入する低熱量廃棄物の処理量をスクリューコンベアの稼動時間として計測することにより行なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の構成において、固形廃棄物および低熱量廃棄物の炉内へ投入する処理量の制御は、施設に搬入する固形廃棄物および低熱量廃棄物のそれぞれの搬入量から算出する必要処理量に応じて個別に行なっている。低熱量廃棄物はごみ質(発熱量)の変動幅が小さく、固形廃棄物は水分の変化によるごみ質(発熱量)の変動幅が大きいので、固形廃棄物のごみ質の変動は、炉内の燃焼状態が変動する主要因となっており、焼却炉の排ガス性状を一定基準に維持する上で炉内に投入する廃棄物のごみ質を均質化することが課題であった。
【0004】
本発明は上記した課題を解決するものであり、炉内に投入する固形廃棄物と低熱量廃棄物の処理量を統合して管理することによりごみ質を均質化し、炉内の燃焼状態を安定化することができる焼却炉の燃焼物供給方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明の焼却炉の燃焼物供給方法は、ホッパから炉内に廃棄物を投入する焼却炉において、ホッパの通路の途中に上下一対のダンパ装置を設け、双方のダンパ装置により通路空間を仕切って計量単位空間を形成し、上部開口よりホッパへ投入した固形廃棄物を上位のダンパ装置の開動により計量単位空間に導き、計量単位空間に連通してホッパに接続した低熱量廃棄物供給手段により設定量の低熱量廃棄物を計量単位空間に供給し、下位のダンパ装置の開動により計量単位空間内の固形廃棄物および低熱量廃棄物からなる廃棄物を計量単位ごとに投下するに際し、
固形廃棄物を計量単位空間に導いた後に下位のダンパ装置に加わる荷重量を計量単位における固形廃棄物の重量として計測し、予め経験則により求めた水分を含む固形廃棄物の単位体積当たりの重量と燃焼時に生成する単位重量当たりの発熱量との相関関係に基づいて、固形廃棄物の計測重量から当該固形廃棄物の単位重量当たりの発熱量を算出し、算出した発熱量を指標として低熱量廃棄物の設定量を増減することにより、ホッパから炉内に投入する廃棄物の単位重量当たりの発熱量を均一化するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、焼却炉1は、都市ごみ等の固形廃棄物2と下水処理汚泥等の低熱量廃棄物3を焼却処理するもので、固形廃棄物2および低熱量廃棄物3からなる廃棄物をホッパ4からプッシャ5により炉内に切り出す構造を有している。
【0007】
ホッパ4には通路の途中に介在して上下一対のダンパ装置6,7が設けてあり、双方のダンパ装置6,7により通路空間を仕切って計量単位空間8を形成している。上位のダンパ装置6は炉内の火炎がホッパ4の上層の廃棄物へ引火することを阻止する逆火防止機能を兼ねるものであり、下位のダンパ装置7には歪みゲージ等の荷重量を計測するセンサ手段が設けてあり、下位のダンパ装置7に加わる荷重量を計量単位における廃棄物の重量として計測する重量計測装置9がセンサ手段に接続して設けてある。
【0008】
ホッパ4には計量単位空間8に連通して低熱量廃棄物供給手段をなすスクリューコンベア10が接続してあり、スクリューコンベア10は低熱量廃棄物3を計量単位空間8に供給するもので、ポンプ等によって代替することも可能である。スクリューコンベア10にはその稼動を制御するスクリューコンベア制御装置11が接続してあり、スクリューコンベア制御装置11には汚泥処理量入力回路12が接続してある。汚泥処理量入力回路12は、焼却炉1の運転を制御する運転制御装置(図示せず)に組み込んだ回路であり、施設に搬入する低熱量廃棄物3の搬入量から必要処理量を算出し、スクリューコンベア10によって計量単位空間8に供給する低熱量廃棄物3の設定量をスクリューコンベア制御装置11に指示する。
【0009】
重量計測装置9には熱量換算回路13が接続してあり、熱量換算回路13は汚泥処理量入力回路12と同様に運転制御装置(図示せず)に組み込んだ回路である。熱量換算回路13は、予め経験則により求めた水分を含む固形廃棄物の単位体積当たりの重量と燃焼時に生成する単位重量当たりの発熱量との相関関係をデータとして格納している。この相関関係は、固形廃棄物の単位体積当たりの重量が軽い程に水分が低く、その単位重量当たりの発熱量が高いごみ質と推量することができ、逆に固形廃棄物の単位体積当たりの重量が重い程に水分が高く、その単位重量当たりの発熱量が低いごみ質と推量することができることを示すものである。熱量換算回路13は、計測した固形廃棄物の重量を前記相関関係に照らして当該固形廃棄物の単位重量当たりの発熱量を算出し、算出した発熱量をスクリューコンベア制御装置11に指示する。
【0010】
以下、上記した構成における作用を説明する。焼却炉1の運転時には、下位ののダンパ装置7が閉じた状態において、上位のダンパ装置6の開動により固形廃棄物2を計量単位空間8に導き、上位のダンパ装置6を閉動する。
【0011】
次に、計量単位空間8に導いた固形廃棄物の重量を重量計測装置9により計測し、計測重量を熱量換算回路13に入力する。熱量換算回路13は、格納した相関関係のデータに照らして計測結果の固形廃棄物の重量から当該固形廃棄物の単位重量当たりの発熱量を算出し、算出した発熱量をスクリューコンベア制御装置11に入力する。
【0012】
スクリューコンベア制御装置11は、汚泥処理量入力回路12から入力する設定量に見合うように低熱量廃棄物3の供給量を追従制御するとともに、予め設定する許容範囲内において熱量換算回路13から入力した発熱量を指標として低熱量廃棄物3の設定量を増減する。例えば、熱量換算回路13から入力する発熱量が高い場合には、低熱量廃棄物3の設定量を増加し、熱量換算回路13から入力する発熱量が低い場合には、低熱量廃棄物3の設定量を減少する。
【0013】
次に、スクリューコンベア制御装置11はスクリューコンベア10を制御して補正した設定量に見合う低熱量廃棄物3を計量単位空間8に供給する。この後、下位のダンパ装置7の開動により計量単位空間内の固形廃棄物2および低熱量廃棄物3からなる廃棄物を計量単位ごとに投下する。
【0014】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、水分を含む固形廃棄物の単位体積当たりの重量と燃焼時に生成する単位重量当たりの発熱量との相関関係に照らして、計測した固形廃棄物の重量から固形廃棄物の単位重量当たりの発熱量を算出し、算出した発熱量を指標として低熱量廃棄物の設定量を増減することにより、ホッパから炉内に投入する廃棄物の単位重量当たりの発熱量を均一化することができ、炉内に投入する固形廃棄物と低熱量廃棄物の処理量を統合して管理することによりごみ質を均質化し、炉内の燃焼状態を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における焼却炉の構成を示す摸式図である。
【符号の説明】
1 焼却炉
2 固形廃棄物
3 低熱量廃棄物
4 ホッパ
5 プッシャ
6,7 ダンパ装置
8 計量単位空間
9 重量計測装置
10 スクリューコンベア
11 スクリューコンベア制御装置
12 汚泥処理量入力回路
13 熱量換算回路

Claims (1)

  1. ホッパから炉内に廃棄物を投入する焼却炉において、ホッパの通路の途中に上下一対のダンパ装置を設け、双方のダンパ装置により通路空間を仕切って計量単位空間を形成し、上部開口よりホッパへ投入した固形廃棄物を上位のダンパ装置の開動により計量単位空間に導き、計量単位空間に連通してホッパに接続した低熱量廃棄物供給手段により設定量の低熱量廃棄物を計量単位空間に供給し、下位のダンパ装置の開動により計量単位空間内の固形廃棄物および低熱量廃棄物からなる廃棄物を計量単位ごとに投下するに際し、
    固形廃棄物を計量単位空間に導いた後に下位のダンパ装置に加わる荷重量を計量単位における固形廃棄物の重量として計測し、予め経験則により求めた水分を含む固形廃棄物の単位体積当たりの重量と燃焼時に生成する単位重量当たりの発熱量との相関関係に基づいて、固形廃棄物の計測重量から当該固形廃棄物の単位重量当たりの発熱量を算出し、算出した発熱量を指標として低熱量廃棄物の設定量を増減することにより、ホッパから炉内に投入する廃棄物の単位重量当たりの発熱量を均一化することを特徴とする焼却炉の燃焼物供給方法。
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