JP3556524B2 - コンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材 - Google Patents

コンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、地表勾配が急な所に設置されたコンクリ−ト製マンホ−ルでは、その側壁に直接、排水用流入管を設けて放出すると、いわゆる滝落しとなって、汚物が側壁に飛び散って附着したり、インバ−トやその周辺に汚物が堆積して、マンホ−ルの機能を失うと共に、この流入管と流出管との段差が0.6m以上あるとインバ−ト等底部を洗掘ないし浸食することになる。
【0003】
そのため、マンホ−ルの手前または内部において、塩ビ製の立ち下がり管(布設場所の広狭は勿論、例えば布設勾配の急な場合の外副管と、勾配のゆるやかな場合の内副管)、すなわち、一般的には流入管を穿孔して90°支管を介して接続する構造にするため、流入管より1サイズ下の口径の副管を設け、前記滝落しをなくして洗掘等を防ぐと共に、マンホ−ル本体の点検・掃除にも支障のないようにしている。
【0004】
かかる副管付コンクリ−ト製マンホ−ルの代表例について述べる。図6において、100はマンホ−ル本体で、その底部にインバ−ト101を形成しており、天井部は蓋102で覆われている。
【0005】
このマンホ−ル本体100の側壁には、塩ビ製(合成樹脂製)の排水用流入管103が接続され、また、インバ−ト101には塩ビ製(合成樹脂)の流出管104が接続されている。
【0006】
そして、この流入管103にはチ−ズ状の継手(クロス管)105を介して副管106が立ち下がっている。この副管106は、接着受口カラ−107や90°エルボ108等から構成され、止金具109によってマンホ−ル本体100の側壁に固定されている。
【0007】
また、前記継手105は塩ビ管(合成樹脂製)であって、流入管側には、その短管部が若干長寸になったゴム輪受口110を設け、これと反対下流側には横向きキャップ111を挿入する挿入口(水平点検掃除口)を設け、また、上向きには溢流兼点検口(垂直点検掃除口)112をそれぞれ設けている。
【0008】
この横向きキャップ111はマンホ−ル本体100内の作業を考慮して常時閉塞しているので、これに流入管104の排水の流れによる動圧がかかることから、複数の蝶ネジ(不図示)で縫い付けて着脱可能に固定している。
【0009】
なお、継手本体105の外面には、補強用のFRPコ−ティング114や、コンクリ−トとのモルタルコ−キングを向上させるための砂付加工を施している。
【0010】
ところが、かかる副管付コンクリ−ト製マンホ−ルには、1)横向きキャップ111の内側の付近に汚物が残り、それが堆積し、ひいては副管106を閉塞する、2)横向きキャップ111は複数の蝶ネジで固着しているので、取外した蝶ネジが紛失することもあり、また、その取外しも面倒になる、という問題点があった。
【0011】
ところで、本出願人はこの種、副管付コンクリ−ト製マンホ−ルについて多数 の提案(例えば特開平9−60784号公報、特開平9−196274号公報、特開平10−61865号公報、特開平10−252129号公報参照)を行い、商品化しているが、前記問題点の解決についても、次のような提案を行い権利化している(特許第2886482号公報参照)。
【0012】
すなわち、図7に示すように水平状流入管80と垂直状副管81とを90°大曲りエルボ82で接続し、この90°大曲りエルボ82の外曲壁83を、前記流入管80と略同一軸線で、かつ、その反対下流側に着脱自在に固定したプラグ84の嵌合部88、つまり先端面で形成した副管付コンクリ−ト製マンホ−ルを提案した。
【0013】
したがって、かかる合成樹脂製のプラグ付クロス管(プラグ付の十字状管継手ともいう)により、流入管80と副管81とを特にその90°大曲りエルボ82で接続したので、その接続部において、排水が円滑に流れて固形物の残留がなく、ひいては副管81の管詰りを防止し、また、副管81への掃除具の挿入も容易にできる。
【0014】
しかも、90°大曲りエルボ82の外曲壁83の殆ど全部をプラグ84の先端面で構成したので、プラグ84の取外し時のみ、オ−バ−ホ−ル的な掃除ができることから、従来例の問題を解決すると共に、新たな有益な効果を発揮している。
【0015】
なお、かかるプラグ付クロス管をもつ副管について更に述べる。この90°大曲りエルボ82の内曲壁85は継手本体86で構成されており、この継手本体86を水平状に延長した延長部にプラグ挿入口(水平点検掃除口)87を設け、このプラグ挿入口87にプラグ84を挿入している。
【0016】
また、このプラグ84の嵌合部88の外端にはフランジ89が一体形成され、また、継手本体86のプラグ挿入口87の開口端にはフランジ90が形成され、両フランジ89,90は、複数のボルト・ナットにより、または、継手本体86のプラグ挿入口87とプラグ84の嵌合部88とをバョネット結合(差込継手)機構で着脱自在に固着している。
【0017】
また、継手本体86には、上向きにリング91を嵌着したキャップ挿入口(垂直点検掃除口)92が設けられ、このキャップ挿入口92に、ツマミ93を有するキャップ94が着脱自在に挿入されている。勿論、このキャップ94を挿入しなくてもよい。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる提案のプラグ付クロス管をもつ副管では、その後、次のような不充分な点が判明した。
【0019】
本来、コンクリ−ト製マンホ−ルに副管を付設すると、この副管では排水の流れの直進性が阻害されることから、掃流力ないし流下能力の低下をきたし、管詰りが多発しがちとなる。そのため、この副管には必ず掃除口が設けられ掃除を容易にしている。
【0020】一方、下水には多種多様な病原菌が含まれることから、この清掃作業にはゴム手袋やゴム長靴等を着用することが義務付けられており、素手で行うことを禁止しているので、前記のプラグ84がキャップ94の着脱が面倒となることは歪めない。
【0021】
そこで本発明は、前記の特許第2886482号公報で示すプラグ付クロス管において判明した清掃作業に尚面倒な点を解消することを目的とし、併せて、例えば急な地表勾配に埋設されるコンクリ−ト製マンホ−ルのアタッチメントに好個とすることを目的とした。
【0022】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明は、流入管と、コンクリ−ト製マンホ−ルの内部に設けられた副管とを接続する合成樹脂製のプラグ付クロス管であって、該プラグ付クロス管を、90°大曲りエルボ状形体の継手本体と、該継手本体に前記流入管の反対下流側で着脱自在に装着され、かつ、その先端面が前記90°エルボ状形体の外曲壁の一部または全部を担持したプラグと、から構成し、前記継手本体を、前記流入管を接続する第1の接続部と、前記副管を接続する第2の接続部と、前記第1の接続部の反対下流側に形成され、かつ、前記プラグにより常時閉塞された水平点検掃除口と、前記継手本体に設けられ、かつ、前記第2の接続部の管軸上方でプラグ嵌合部で一部開き状に常時開口している垂直点検掃除口と、から構成し、前記プラグを閉塞した状態で垂直点検掃除口から排水のオ−バ−フロを行わせると共に、プラグ付クロス管をコンパクトに構成したことを特徴とするコンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材を要旨とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明を、添付図面に示す実施の形態例により詳細に述べる。
図1は本発明の第1の実施の形態例の概略図、図2(A)は図1の要部拡大図、図2(B)は図1の他の一部の詳細断面図、図3(C)は図2(A)の更に要部拡大図、図3(D)は(C)の斜視図、図4は図1の更に他の要部の詳細斜視図、図5は本発明の第2の実施の形態例の概略図であって、図6および図7で示す従来例と共通する部分は省略する。
【0024】
本発明の第1の実施の形態例の、例えば1号マンホ−ル(内径90cm)といわれる小形コンクリ−ト製マンホ−ル1に用いる合成樹脂製のプラグ付クロス管2をもつ副管3は、その塩ビ製流入管4の口径が100〜300mmφで、布設勾配が88‰〜268‰の、いわゆる急勾配のものに適用される。
【0025】
したがって、本来、地表勾配の急な所であるので、外副管付マンホ−ルとし、その外副管の周囲をコンクリ−ト打ちを行い、その工費を必要とすべきところ、本実施の形態例では、後記の球面自在継手7や「V型自在継手」を特に介在させて内副管付コンクリ−ト製マンホ−ルに構成して、高価な前記工費より安価な継手を用いて全体として節約し、かつ、狭小な場所でも施工できるようにしたものである。
【0026】
更に、コンクリ−ト打ちによる養生期間も必要でなく、施工期間が短縮できるものである。
【0027】
この流入管4は、図1に示すようにマンホ−ル本体5の側壁6に設けたプラグ付クロス管2に接続され、このプラグ付クロス管2には、急な地表勾配を吸収する約30°の範囲で首振りができる球面自在継手7を介することにより、前記副管3が垂直状で、かつ、狭い空間の小形マンホ−ルの側壁6に可及的に近接して立ち下がるように取付けられる。
【0028】
そして、この球面自在継手7付副管3には、管布設工事で屡々使用され、したがって、量産化されて安価になっている取付管用ゴム輪自在受口片受直管を転用している。
【0029】
この副管3の下端には90°曲管8が接続され、この90°曲管8はマンホ−ル本体5のインバ−ト部9に臨んで開口している。また、この副管3は止金具10により側壁6に固定される。
【0030】
ここにおいて、前記プラグ付クロス管2は、次のような構造になっている。図2(A)および図3(C),(D)において、このプラグ付クロス管2は、90°大曲りエルボ状(90°エルボ等も含むもの)形体の継手本体11と、該継手本体11に流入管4の反対下流側で着脱自在に固着されたプラグ12と、から構成されている。
【0031】
この継手本体11は、布設勾配の急な流入管4を接続する第1の接続部(例えばTS接合用受口)13と、該第1の接続部13に接続された90°大曲りエルボ状形体における内曲壁14と外曲壁15と、これらの曲壁に続いて形成され、かつ、略垂直状の副管3の上端に設けられた球面自在継手7を接続する第2の接続部(例えばTS接合用受口)16と、前記第1の接続部13の管軸a上の下流側に形成され、かつ、プラグ12により常時閉塞されている水平点検掃除口17と、前記外曲壁15に設けられ、かつ、前記第2の接続部16の管軸bの上方近傍で常時開口している垂直点検接続口18と、から構成されている。
【0032】
そして、この垂直点検掃除口18は、水平点検掃除口17を閉塞しているプラグ12と交叉して、そのプラグ12の嵌合部19により、その開口部の一部が閉塞され、残りの開口部により、球面自在継手7や副管3や90°曲管8および流入管4に対し、ミラ−等の点検用棒状器具(不図示)を挿入して点検することができると共に、細い塩ビ管等棒掃除具を挿入して副管3等の管詰りを簡単な作業により掃除できるようにしている。
【0033】
したがって、垂直点検掃除口18では満管流の排水をオ−バフロ−させて、流入管4の滞流をなくして管詰りを防止し、また、マンホ−ル蓋(102)を開けさえすれば、たとえ素手によっても点検掃除ができ、その作業を楽にすることができる。
【0034】
また、この継手本体11は、第1の接続部13が200mmφの接着受口、第2の接続部16が150mmφの接着受口、垂直点検掃除口18の外径が165mmφで、かつ、第2の接続部16の管軸bより35mmだけ第1の接続部13側に片寄って構成していることから、例えばアロン化成KK製品の商品名「VU大曲りY」の継手を若干加工して転用することができる。
【0035】
すなわち、この「VU大曲りY」の継手の上流側受口を切落し、この切断箇所に、同じく商品名「ワンタッチ開閉密閉式蓋(OCO)」の枠を突合せ溶接して接続すると共に、このVU大曲りYの継手のストレ−ト管体を開口し、その開口部にカラ−体からなる垂直点検掃除口18を突合せ溶接して形成すると、この継手本体11が構成できる。
【0036】
したがって、既製の安価なVU大曲りYの継手を利用して若干加工を施せば、この継手本体11が製造でき、小形コンクリ−ト製マンホ−ルに用い安価なアタッチメントを提供することができるのである。勿論、金型を起してこれを射出成形により一発成形してもよい。
【0037】
次に、プラグ12について述べる。図2(A)、図3(C)および同(D)において、このプラグ12は合成樹脂射出成形品であって、その嵌合部19と、その一端に固着(接着接合)された大径の円板状頭部20と、から構成され、この頭部20に、前記「ワンタッチ開閉密閉式蓋(OCO)」を転用し、また、嵌合部19は特に、次のように構成している。
【0038】
すなわち、嵌合部19の先端面21は、本来、90°大曲りエルボ状形体の外曲壁15の一部を形成するものであるが、本実施の形態例の嵌合部19の先端面21は、この外曲壁15の一部を基本にして、水平点検掃除口17との嵌合面積を拡大するため、排水の流れの両側に突出部22,22を設け、この突出部22,22による凹部と、前記外曲壁15の一部とを滑らかな曲面で連ねている。
【0039】
したがって、嵌合部19の先端面21は、90°大曲りエルボ状形体の外曲壁15の一部と、その凹部との組合せで構成され、排水の流れがその先端面21の両側から中央に案内され、かつ、流入管4より1サイズ下の副管3方向へ絞られて案内される。
【0040】
すなわち、プラグ12の嵌合部19の先端面21には逆L字底状の底をもつ下向き溝を形成している。
【0041】
また、円板状頭部20の外面にはコ字状取手23を設け、プラグ12を水平点検掃除口17に対し位置決めすると共に、着脱開閉自在とするときの把持部としている。
【0042】
この円板状頭220の内側における嵌合部19にはゴム輪24を嵌着し、水平点検掃除口17とのシ−ルをしている。
【0043】
また、水平点検掃除口17にプラグ12を固着するために、次のようなバョネット結合 機構を用いている。
【0044】
すなわち、図3(C),(D)および図4において、このバョネット結合機構は、プラグ12の嵌合部19の外面に設けた複数の移動側係合差込片25,25…と、水平点検掃除口17の内面に設けた前記移動側係合差込片25の数に対応した数の固定側係合案内片26,26…とから構成され、プラグ12を水平点検掃除口17に内嵌してこれらの移動側係合差込片25を固定側係合案内片26の案内用段部に当接させて回転すると、当接したままで隣接の固定側係合案内片26に係合して両者で挟まれ固定される。
【0045】
そして、このプラグ12の回転にはその先端面21の向きを正姿勢に規制するため、適当なフ−ルプ−ルフ(foolproof、誤作業防止)装置を設けている。
【0046】
勿論、前記移動側係合案内片をプラグ12側に、固定側係合差込片を水平点検掃除口17側に設けてもよい。
【0047】
要するに、プラグ12に移動側係合子を、水平点検掃除口17に固定側係合子をそれぞれ設ければよい。
【0048】
次に、このバョネット結合機構の1例について述べる。移動側係合差込片25の1つは、図3に示すように、嵌合部19と一体射出成形されたもので、これには平面視での長方形突起に切欠段部を設けて細身27を形成している。
【0049】
固定側係合案内片26の1つは、図4に示すように、水平点検掃除口17と一体射出成形されたもので、水平点検掃除口17の開口側に前記案内段である3段の第1、第2および第3の段部28,29,30を設けたもので、第3の段部30と、隣設の固定側係合案内片26の第1の段部28の裏面との間隙31に、前記移動側係合差込片25の細身27を嵌入して、両者で挟んで固定するようになっている。
【0050】
したがって、プラグ12を時計方向に押しながら回転させると固定され、反時計方向に回転させても、この間隙31には長方形体突起状移動側係合差込片25が嵌入できないようになっていて、作業を容易にしている。
【0051】
勿論、固定されたプラグ12を開放(取外す)には、プラグ12を反時計方向に回転させる。
【0052】
なお、前記フ−ルプ−ルフ装置は図示していないが、これには各種のものが考えられる。例えば、水平点検掃除口17の管頂側の1対の固定側係合案内片26の間隔を大にして、かつ、プラグ12の先端面21の90°大曲りエルボ状形体の外曲壁15側近傍の移動側係合差込片25の代りに、長寸の円弧でできた円弧状片を用いて前記間隔大の部分にしか当接できないようにすると、常に、プラグ12の先端面21の外曲壁15が水平点検掃除口17の管頂に位置し、セットされて固定されたプラグ12の位置は正姿勢となって、小径の副管3への排水が漏斗状に絞られて案内される。
【0053】
以上要するに、布設勾配の急な流入管4と、90°エルボ状形体の外曲壁のプラグ12と、副管3の球面自在継手7とが排水を円滑に誘導して、流れの直進性阻害をカバ−している。つまり、この3部品のみからなる構成が、勾配や90°外曲壁や角度修正の角度について好コンビを形成している。
【0054】
次に、本発明の第2の実施の形態例のコンクリ−ト製マンホ−ル1に用いるプラグ付クロス管2付の副管3Aについて述べる。
【0055】
前記第1の実施の形態例のものと相違する点(共通点は説明を省略)は、球面自在継手7の代りに、いわゆる取付管用ゴム輪受口32を用いている。この取付管用ゴム輪受口32は安価であるが、首振り角度が約5°であるため、流入管4の布設勾配は通常のものないし若干急なものに好都合に適用されて、副管3を側壁6に可及的に近接して取付けるようにしている。
【0056】
勿論、流入管4の布設勾配が前記のように急な場合には、プラグ付クロス管3の上流側に、可変角度が0〜30°の範囲で調節できる管継手、すなわち、アロン化成KK製「V型自在継手」(不図示)を介在させてもよい。
【0057】
次に、前記止金具10について述べる。図2(B)において、コンクリ−ト製の側壁6に穿設した小孔に、打込みアンカ−33を叩き込むと、アンカ−シャンクの先端が拡がり、打込みアンカ−33は側壁6に固定される。
【0058】
この打込みアンカ−33に、副管3を囲繞して締付けたステンレス振止めバンド34の基部をボルト34で縫付け固定する。
【0059】
したがって、この止金具10によると、完成されたコンクリ−ト製マンホ−ルの側壁6の任意の位置で、副管3の垂下状態に応じて副管3を確実に固定することができる。
【0060】
また、前記プラグ12の嵌合部19に、垂直点検掃除口18と上方から目視可能に連通する開口部を形成して、その先端面21を短縮しなくてもよいし、また、このプラグ12の上面を水平状に切欠いて半月状に形成してもよく、この場合も本明細書では水平点検掃除口17を常時閉塞したものと称する。
【0061】
【発明の効果】
本発明によると、90°大曲りエルボ状形体の外曲壁を担持するプラグを用い、しかも、プラグ付クロス管をコンパクトに構成しながら、ひいては、マンホ−ル内の空間を大にしながら、垂直点検掃除口を常時、1部開きにしたので、マンホ−ルの蓋さえ開くと、副管の管詰りやその点検に対し、簡単な点検掃除ができ、地下に埋設したマンホ−ル用副管部材の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の概略図である。
【図2】(A)は図1の要部拡大図、(B)は図1の他の一部の詳細断面図図1の平面図である。
【図3】(C)は図2(A)の更に要部拡大図、(D)は(C)の斜視図図1の側面図である。
【図4】図1の更に他の要部の詳細斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態例の概略図である。
【図6】従来例である。
【図7】他の従来例である。
【符号の説明】
1…マンホ−ル、2…プラグ付クロス管、3…副管、4…流入管、12…プラ、15…外曲壁、17…水平点検掃除口、18…垂直点検掃除口、21…先端面、25…移動側係合差込片、26…固定側係合案内片

Claims (1)

  1. 流入管と、コンクリ−ト製マンホ−ルの内部に設けられた副管とを接続する合成樹脂製のプラグ付クロス管であって、
    該プラグ付クロス管を、90°大曲りエルボ状形体の継手本体と、該継手本体に前記流入管の反対下流側で着脱自在に装着され、かつ、その先端面が前記90°エルボ状形体の外曲壁の一部または全部を担持したプラグと、から構成し、
    前記継手本体を、前記流入管を接続する第1の接続部と、前記副管を接続する第2の接続部と、前記第1の接続部の反対下流側に形成され、かつ、前記プラグにより常時閉塞された水平点検掃除口と、前記継手本体に設けられ、かつ、前記第2の接続部の管軸上方でプラグ嵌合部で一部開き状に常時開口している垂直点検掃除口と、から構成し、
    前記プラグを閉塞した状態で垂直点検掃除口から排水のオ−バ−フロを行わせると共に、プラグ付クロス管をコンパクトに構成したことを特徴とするコンクリ−ト製マンホ−ル用副管部材。
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