JP3555757B2 - 同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群 - Google Patents

同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペンレフィルにおけるインキ収容量の管理方法及びボールペンレフィルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から剪断減粘性を付与したインキを直に収容し、該インキの後端に、インキの消費に伴い追従するグリース状のインキ追従体を収容するとともに、インキ収容筒の先端に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップを直接あるいはチップホルダーを介して配設してなるボールペンレフィルはよく知られている。こうしたボールペンレフィルは、透明または半透明のインキ収容筒を用いることが一般的であり、インキは外部から視認可能である。
【0003】
前記したボールペンレフィルにおいては、一般的にボールペンチップのボール径がφ0.5mmやφ0.7mmのものを使用していた。しかし、近年、一つの商品においてもインキ色やボール径の異なる多種類で商品を構成することが望まれており、同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィルとして、インキ色は勿論のこと、ボール径がφ0.7mmより大きいボールペンレフィルや、極細といわれるボール径がφ0.5mm未満のボールペンレフィル等のボールペンレフィル群が切望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したボール径の大きい、例えばφ1.2mmのボールとボール径の小さい例えばφ0.3mmのボールでは、インキ消費量が大きく異なることは言うまでもなく、それに伴い、同一のインキ量における筆記距離も大きく異なる。ボールの回転によるボールペンチップの摩耗は、筆記距離に比例して多くなるため、ボール径が小さいほうが筆記距離は長くなるため前記摩耗も多くなる。その結果、インキ終了時まで安定した筆跡を得るにはインキ収容量を安易に設定できないという問題があり、ボール径にあったインキ収容量の設定が必要である。
【0005】
ところで、前述したように、ボール径の異なるボールペンレフィルを同一品種の軸筒に配設可能なボールペンレフィル群として考えた場合、インキ収容筒の全長や外径が異なると、軸筒にボールペンレフィルを配設した際にガタツキあるいは任意場所への配設が困難になるといった問題が生じるため、インキ収容筒の全長や外径を同一にする必要がある。その結果、同一のインキ収容筒を用いて、ボール径にあったインキ収容量を収容すると、インキ収容筒の後端部からインキ後端面までの距離が変化することになり見栄えが悪かった。特にボール径が小さいφ0.5mm未満の場合は、インキ収容量が少ないためインキ収容筒の後端部からインキ後端面までの距離が大きくなってしまうので、インキ収容量が不足していると思われてしまう。
【0006】
例えば、図2に示すようなボールA〜Dの径の異なる(A=φ1.0mm、B=φ0.7mm、C=φ0.5mm、D=φ0.4mm)ボールペンレフィル群(1、41、51、61)は、インキ収容筒2を同一としてあるため、インキ収容筒の内径aも同一となる。ボールA〜Dの径に比例させ、インキ収容量を変化させると、インキ収容筒2の後端からインキ後端面までの距離がF<F2<F3<F4に変化してしまう。インキ追従体4の収容量は、ボールA〜Dの径に関係なく同一としてあっても、インキ収容筒2の後端からインキ後端面までの距離F〜F4が異なるため、インキ収容筒2の後端からインキ追従体4までの距離もH<H2<H3<H4となり外観上でインキ収容量の違いが分かる。
【0007】
また、ボールペンレフィルにおいては特に低価格品においては大量生産が望まれており、生産数アップを鑑みて機械組みを行うことが一般的であり、機械組みでボールペンレフィルを製作するには、ボールペンレフィルを並べたり、運んだりする工程が必要となり、インキ収容筒の外径Mや全長Lが異なると、機械設定を変更しなければならないという問題があった。
【0008】
本発明はこうした事実に鑑みてなされたもので、同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群において、ボール径の相違による外観上のインキ収容量の違いが分からず、かつボール径の変更にともなう機械組みの設定が容易なボールペンレフィル群を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、透明または半透明のインキ収容筒に、剪断減粘性を付与したインキを直に収容し、該インキの後端に、インキの消費に伴い追従するグリース状のインキ追従体を収容するとともに、前記インキ追従体の先端に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップを直接あるいはチップホルダーを介して装着したボールペンレフィルの、該ボールペンレフィルの外径と全長が同一で前記ボールペンチップのボール径が異なる同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群において、該ボールペンレフィル群の各インキ収容筒に収容するインキ収容量を、インキ収容筒の後端部からインキ後端面までの距離を一定の距離とし、かつボールペンチップのボール径の相違に関わらず筆記可能距離が同等となるように、各インキ収容筒の内径をボール径に比例させて大径または小径としたことを特徴とする
【0010】
さらには、前記インキの消費に伴い追従するグリース状のインキ追従体の、各インキ収容筒の後端部からグリース状のインキ追従体の後端面までの距離を、一定の距離としたものである
【0011】
またさらには、前記ボールペンチップのボール径が、φ0.5mm未満のものを含むものである
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を、図面を用いて説明する。図面中、同部材及び同箇所を示すものは同じ符号を付した。
PP樹脂からなる透明のインキ収容筒2に剪断減粘性を付与したインキ3及びインキの後端に、インキの消費に伴い追従するグリース状のインキ追従体4を直接収容し、インキ収容筒2の先端開口部には、チップホルダー5の後端部5aを、チップホルダー5の先端開口部には、ボールAを回転自在に抱持したボールペンチップ6の後端部を圧入嵌合してボールペンレフィル1を得た。
【0014】
ボールペンレフィル11、21、31は、ボールペンレフィル1と同様に、インキ収容筒12、22、32の先端開口部に、チップホルダー15、25、35の後端部15a、25a、35aを、チップホルダー15、25、35の先端開口部には、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップ16、26、36の後端部を圧入嵌合している。ボール径は、A>B>C>D(A=φ1.0mm、B=φ0.7mm、C=φ0.5mm、D=φ0.4mm)であって、ボール径に比例するように、インキ収容筒の内径もa>b>c>d(a=4.0mm、b=3.4mm、c=3.2mm、d=2.8mm)とする。また、ボールペンレフィル1、11、21、31の外径Mと全長Lは同一に設定されているので、同一品種の軸筒に配設することができる。
【0015】
前記ボール径の異なるボールペンレフィル群(1、11、21、31)のインキ3の収容量は、インキ収容筒2の後端からインキ後端面までの距離F及びインキ収容筒2の後端からインキ追従体4の後端面までの距離Hは略同一となるように収容する。この時、前述したように、インキ収容筒2の内径a〜dをボール径A〜Dに比例して管理しているので、インキ収容量もボール径A〜Dに比例して収容することになる。その結果、ボールペンレフィル群における外観上のインキ収容量の相違が分からないようにするとともに、ボール径による筆記距離(インキ消費量)に対応してインキ収容量を変化することができる。すなわち、インキ消費量の少ない、ボール径の小さいボールペンレフィルにはインキ収容量を少なく設定し、インキ消費量の多い、ボール径の大きいボールペンレフィルにはインキ収容量を多く収容することが肝要である。
【0016】
また、インキ追従体の収容量もインキ収容筒2の後端からインキ追従体4の後端面までの距離Hを管理することにより外観上のインキ収容量の相違だけでなく、インキ追従体の収容量の相違も分からないので好ましい。
【0017】
尚、本実施の形態では、ボール径をφ0.4mm〜φ1.0mmとし、ボール内径をボール径に比例させ、2.8mm〜4.0mmとしてあるがこれに限るものではなく、ボール径やインキ粘度等による筆記距離(インキ消費量)によって適宜設定すればよい。また、インキ収容筒もPP樹脂に限るものでなく、外部から視認可能な透明または半透明であればよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、前述したような構造なので、同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群において、ボール径の相違による外観上のインキ収容量の違いが分からず、かつボール径の変更にともなう機械組みの設定が容易なボールペンレフィル群を提供することができた。
【0019】
さらに、ボールペンチップのボール径が、φ0.5mm未満のボールペンレフィルを含むボールペンレフィル群の場合においては、インキ収容量が少ないため、本発明は特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボール径の異なるボールペンレフィルにおける要部縦断面図である。
【図2】従来のボール径の異なるボールペンレフィルにおける要部縦断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31 ボールペンレフィル
2、12、22、32 インキ収容筒
3 インキ
4 インキ追従体
5、15、25、35 チップホルダー
6、16、26、36 ボールペンチップ
A、B、C、D ボール
F レフィル後端からインキ後端までの距離
H レフィル後端からインキ後端までの距離
a、b、c、d レフィル内径

Claims (3)

  1. 透明または半透明のインキ収容筒に、剪断減粘性を付与したインキを直に収容し、該インキの後端に、インキの消費に伴い追従するグリース状のインキ追従体を収容するとともに、前記インキ追従体の先端に、ボールを回転自在に抱持したボールペンチップを直接あるいはチップホルダーを介して装着したボールペンレフィルの、該ボールペンレフィルの外径と全長が同一で前記ボールペンチップのボール径が異なる同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群において、該ボールペンレフィル群の各インキ収容筒に収容するインキ収容量を、インキ収容筒の後端部からインキ後端面までの距離を一定の距離とし、かつボールペンチップのボール径の相違に関わらず筆記可能距離が同等となるように、各インキ収容筒の内径をボール径に比例させて大径または小径としたことを特徴とする、同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群。
  2. 前記インキの消費に伴い追従するグリース状のインキ追従体の、各インキ収容筒の後端部からグリース状のインキ追従体の後端面までの距離を、一定の距離とした、請求項1に記載した同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群
  3. 前記ボールペンチップのボール径が、φ0.5mm未満のものを含む、請求項1又は2に記載した同一品種の軸筒に配設するボールペンレフィル群
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