JP3555690B2 - 線材供給装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1)
作用(図1)
実施例(図1〜図8)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は線材供給装置に関し、特に複数の線材を1つの巻線装置に供給する線材供給装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、例えば偏向ヨーク等の鉄心にマグネツトワイヤを巻回することによつてコイルを形成する巻線装置においては、複数のマグネツトワイヤを同一の鉄心に巻回するようになされたものがある。
【0004】
この種の巻線装置においては、回転負荷を与えることができるようになされた1つのブレーキプーリに複数のマグネツトワイヤを同時に掛け、すべてのマグネツトワイヤに対して同時に張力(以下これをテンシヨンと呼ぶ)を付加するようなテンシヨン制御手段を有する線材供給装置が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかる構成のテンシヨン制御手段においては、同一のブレーキプーリに複数のマグネツトワイヤを掛けてテンシヨン制御を行うようになされていることにより、マグネツトワイヤ同士がからみ合つて各マグネツトワイヤに対してそれぞれ適正なテンシヨンを加えることが困難な問題があつた。
【0006】
また従来のテンシヨン制御装置のブレーキプーリは、マグネツトワイヤのテンシヨン変動に応じて所定のガイド部材上を移動するようになされているが、当該ブレーキプーリは複数のマグネツトワイヤを掛けるようになされていることにより、大型化することを避け得ず、この結果当該ブレーキプーリのガイド部材による移動がマグネツトワイヤのテンシヨン変動に追従し得ず、均一なテンシヨンで巻線することが困難であつた。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、一段と均一かつ適正なテンシヨンで線材を供給し得る線材供給装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数の線材22を1つの巻線機30に供給する線材供給装置10において、リニアガイドレール56、66に摺動自在に保持され当該ガイドレール56、66によるガイド方向に所定の付勢手段55、65によつて付勢された移動手段46、48と、所定の制動力を与えられたブレーキプーリ44とを備え、対応する線材22を移動プーリ46、48及びブレーキプーリ44に掛合することにより線材22に対して所定の張力を付加するようにした複数の張力調整手段11と、複数の線材22ごとに設けられた複数の張力調整手段11を支持する複数の支柱12、13、14と、支柱12、13、14をそれぞれ支持する複数の第1の支持手段16、18B、17と、第1の支持手段16、17を支柱12、13、14の配置間隔が変化する方向に回動する回動手段16A、17Aとを備えるようにする。
【0009】
また本発明においては、線材供給装置10は、複数の張力調整手段11を支持する支柱12、13、14を、当該支柱を回動軸として回動するように支持する第2の支持手段18A、18B、18Cを備え、第2の支持手段によつて張力調整手段11の支持角度を任意に変えることにより、張力調整手段11から送出される線材22の送出方向を任意に変えるようにする。
【0014】
【作用】
複数の線材22に対してそれぞれ個別に設けられた張力調整手段11によつて、各線材22それぞれの張力を調整するとともに、第1の支持手段16、17によつて、複数の張力調整手段11の配置間隔を変化させ、さらに第2の支持手段によつて、各張力調整手段11の支持角度を変化させて当該張力調整手段11から送出される線材22の送出方向をそれぞれ任意に変えるようにすることにより、各線材22をそれぞれ均一かつ適正な張力で巻線機30に供給することができる。
【0015】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0016】
図1において10は全体として線材供給装置を示し、複数の線材ボビン21から供給される複数のマグネツトワイヤ22を巻線器30の鉄心31に巻回する際に、各マグネツトワイヤ22のテンシヨンを所定値に制御するようになされている。
【0017】
すなわち線材供給装置10は、基台19上に植立された支柱12、13及び14にそれぞれ3つのテンシヨン制御部11を有し、各テンシヨン制御部11には線材ボビン21から供給されるマグネツトワイヤ22をそれぞれ1本ずつ導入し、それぞれのマグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨン制御を行つて巻線器30に送出するようになされている。
【0018】
すなわち図2に示すように、各テンシヨン制御部11は線材ボビン21から供給されるマグネツトワイヤ22をガイド41及び42を介した後、フエルトパツド43において挟み込まれ、さらに磁力式のブレーキプーリ44に約1回転巻き付けられる。さらに当該マグネツトワイヤ22はブレーキプーリ44から固定プーリ45を介して移動プーリ46に掛けられる。
【0019】
移動プーリ46はガイド56上を移動する移動部材51上に形成されている。当該移動部材51は、支持部材52及び57によつて支持されたばねガイド53上を摺動するようになされている。このばねガイド53の一部にはばね固定部材54が固定されており、当該ばね固定部54及び移動部材51間にコイルばね55が保持されている。
【0020】
従つて移動プーリ46に掛けられたマグネツトワイヤ22のテンシヨンによつて移動プーリ46が移動部材51と共にコイルばね55が縮む方向に移動し、コイルばね55のテンシヨンが所定値に至つた位置で停止する。従つて移動プーリ46においては、コイルばね55のばね定数によつて決定されたテンシヨンがマグネツトワイヤ22に加わる。
【0021】
また当該移動プーリ46に掛けられたマグネツトワイヤ22はさらに固定プーリ47を介して続く第2の移動プーリ48に掛けられる。この移動プーリ48は上述の移動プーリ46と同様にして、ガイド66上を移動する移動部材62上に形成されている。当該移動部材62は支持部材61及び67によつて支持されたばねガイド64上を摺動するようになされている。このばねガイド64の一部にはばね固定部材63が固定されており、当該ばね固定部63及び移動部材62間にコイルばね65が保持されている。
【0022】
従つて移動プーリ48に掛けられたマグネツトワイヤ22のテンシヨンによつて移動プーリ48が移動部材62と共にコイルばね65が縮む方向に移動し、コイルばね65の付勢力が所定値に至つた位置で停止する。従つて移動プーリ48においては、コイルばね65のばね定数によつて決定されたテンシヨンがマグネツトワイヤ22に加わる。
【0023】
また当該移動プーリ48に掛けられたマグネツトワイヤ22はさらに固定プーリ49及びワイヤガイド69を介して当該テンシヨン制御部11から巻線機30に送出される。
【0024】
ここでばね固定部材63及び54はそれぞれ移動プーリ48及び46の移動ストロークとばね65及び55の押し圧との関係によつて任意の位置に固定し得るようになされている。
【0025】
すなわち図3は図2におけるA方向の矢視図を示し、ばねガイド64にばね固定部材63が摺動自在に嵌合され、ねじ孔63Aに螺合された固定ねじ63Bによつてばねガイド64上の任意の位置で固定することができる。
【0026】
この結果、マグネツトワイヤ22の初期の伸縮量を任意に設定して当該マグネツトワイア22の初期テンシヨン及び戻りストロークを任意に設定することができ、例えばマグネツトワイヤ22の線材径に応じた自由なテンシヨンの設定を行うことができる。
【0027】
またばね固定部材54においても同様にしてばねガイド53上の任意の位置に固定し得るようになされており、マグネツトワイヤ22の初期テンシヨン及び戻りストロークを任意に設定することができる。
【0028】
またテンシヨン制御部11においては、固定プーリ49マグネツトワイヤ22が送出される接線方向にワイヤガイド69の中心がくるように配置されており、固定プーリ49とワイヤガイド69との間の角度は常に固定されている。従つてマグネツトワイヤ22は常にワイヤガイド69の中心部を通過することになる。
【0029】
この結果ワイヤガイド69に対するマグネツトワイヤ22の挿入角度及び接触面積が常に一定となることにより、マグネツトワイヤ22を一段と安定して巻線機に供給することができる。
【0030】
ここで各支柱12、13及び14を支持するスタンドユニツト15(図1)は、基台19上においてスライド基台16が回動軸16Aを回動中心として矢印aで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に設けられている。
このスライド基台16上には支持部材18Aを介して支柱12が植立されている。この支柱12には3つのテンシヨン制御部11が支持固定されている。
【0031】
また基台19上には支持部材18Bを介して支柱13が植立固定されており、当該支柱13には3つのテンシヨン制御部11が支持固定されている。
【0032】
さらに基台19上にスライド基台17が回動軸17Aを回動中心として矢印bで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に設けられている。
このスライド基台17上には支持部材18Cを介して支柱14が植立固定されている。この支柱14には3つのテンシヨン制御部11が支持固定されている。
【0033】
ここで図3、図4及び図5に示すように、スライド基台16は基台19上の間座74A上を摺動し得るように支持されており、ボールキヤスタ73Aによつて回動軸16A回りに回動し得る。またスライド基台17は基台19上の間座74B上を摺動し得るように支持されており、ボールキヤスタ73Bによつて回動軸17A回りに回動し得る。
【0034】
またスライド基台16の回動軸16Aが設けられた端部に対して反対側の端部は基台19上に形成された突起部71A上を摺動し得るようになされ、当該スライド基台16が矢印aで示す方向に対して最も逆方向に回動した状態において当該スライド基台16上に設けられたねじ72Aを突起部71Aのねじ孔に螺合することにより、当該位置においてスライド基台16を固定することができる。
【0035】
これに対してスライド基台17においては、当該スライド基台17の回動軸17Aが設けられた端部に対して反対側の端部は基台19上に形成された突起部71B上を摺動し得るようになされ、当該スライド基台17が矢印bで示す方向に対して最も逆方向に回動した状態において当該スライド基台17上に設けられたねじ72Bを突起部71Bのねじ孔に螺合することにより、当該位置においてスライド基台16を固定することができる。
【0036】
また基台19にはキヤスタ75(図3及び図4)が設けられており、当該線材供給装置10を容易に移動することができると共に、基台19にキヤスタ75と共に設けられたストツパ76によつて床に対して固定することができる。
【0037】
以上の構成において、線材ボビン21の各マグネツトワイヤ22を巻線器30において鉄心31に巻回する場合、線材ボビン21から一旦線材供給装置10に供給されたマグネツトワイヤ22は1本ずつ各テンシヨン制御部11に導入され、磁力式のブレーキプーリ44及び移動プーリ46、48によつて所定のテンシヨンが付加されて送り出される。
【0038】
このときマグネツトワイヤ22が緩むと、移動プーリ46及び48がコイルばね55及び65によつて押し戻されることにより、当該マグネツトワイヤ22の緩みをほぼ一定のテンシヨンを保つたまま吸収することができる。
【0039】
このように各テンシヨン制御部11に導入されたマグネツトワイヤ22は、1本ずつ所定のテンシヨンに制御され、当該各テンシヨン制御部11から送り出されることにより、各マグネツトワイヤ22ごとに適正のテンシヨンを保ちながら巻線器30において鉄心31に巻回される。
【0040】
従つて複数のマグネツトワイヤを1つのプーリを介して巻線器30に送出するといつた従来の線材供給装置に比して、各マグネツトワイヤ22のテンシヨンのばらつきをなくすことができると共に、当該マグネツトワイヤ22の絡みを防止することができる。
【0041】
以上の構成によれば、複数のマグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨン制御部11を設け、それぞれのマグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨン制御をするようにしたことにより、複数のマグネツトワイヤ22をそれぞれ均一なテンシヨンで巻回することができ、これによりマグネツトワイヤ22が絡む等の不良品の発生を未然に防止することができると共に当該マグネツトワイヤ22が巻回されてなるコイルを品質を均一化することができる。
【0042】
因に、各マグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨンを付加することができることにより、鉄心31に巻回する複数のマグネツトワイヤ22をそれぞれ線径の異なるものとした場合、各テンシヨン制御部11のテンシヨンの設定値を変えることにより、各マグネツトワイヤ22に対して適正なテンシヨンを付加することができる。
【0043】
また各テンシヨン制御部11を支持するスタンドユニツト15において、基台19上に設けられたスライド基台16を矢印a方向に回動し得るようにすると共に、スライド基台17を矢印b方向に回動し得るようにしたことにより、各テンシヨン制御部11(特に支柱13に支持されたテンシヨン制御部)にマグネツトワイヤ22を掛合する作業、及び各テンシヨン制御部11のメンテナンスを一段と容易にすることができる。
【0044】
またばね固定部材63及び54をばねガイド64及び53の任意の位置に固定し得るようにしたことにより、マグネツトワイヤ22に与えるテンシヨンを任意に設定でき、例えば線材径の異なるマグネツトワイヤ22を供給する場合等においても、当該線径に合つたテンシヨンを任意に設定することができる。
【0045】
また固定プーリ49から直接ワイヤガイド69にマグネツトワイヤ22を送出することにより、固定プーリ49から送出されたマグネツトワイヤ22を常に一定の角度でワイヤガイド69に通すことができ、この分マグネツトワイヤ22を安定して供給することができる。
【0046】
なお上述の実施例においては、テンシヨン制御部11の設置角度を一定とした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、テンシヨン制御部11を任意の角度に支持するようにしても良い。
【0047】
すなわち図7はテンシヨン制御部11を回動自在に支持する支持手段80を示し、支柱12には支持ブロツク84が固定されており、当該支持ブロツク84に形成された凹部84Aには回動連結部材85の突起部85Aが挿入され、回動ピン81によつて矢印fで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に枢支されている。この回動連結部材85は支持ブロツク84に設けられた締め付けねじ等の摩擦手段によつて支持ブロツク84に固定することができる。
【0048】
また回動連結部材85には固定ピン82が突設されており、テンシヨン制御部11の嵌合孔82Aを固定ピン82に嵌合することにより、テンシヨン制御部11を矢印eで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に枢支することができる。このテンシヨン制御部11は締め付けねじ83によつてスリツト82Bを締め付けることにより、固定ピン82及び嵌合孔82Aを摩擦力によつて固定し、これにより回動連結部材85にテンシヨン制御部11を所定の角度で固定することができる。
【0049】
また支柱12は基台15(図1)上に設けられた支持部材18Aの支持孔に対して矢印g(図7)で示す方向又はこれとは逆方向に回動し得る状態で支持されており、当該支柱12を矢印gで示す方向又はこれとは逆方向に回動することにより、これに応じてテンシヨン制御部11も同様の方向に回動することができる。
【0050】
かくしてテンシヨン制御部11は支柱12の矢印g方向又はこれとは逆方向への回動と、回動連結部材85の支持ブロツク84に対する矢印fで示す方向又はこれとは逆方向への回動と、テンシヨン制御部11の回動連結部材85に対する矢印eで示す方向又はこれとは逆方向への回動とに応じて任意の方向に回動することができる。
【0051】
従つて3本の支柱12、13及び14に代えて、例えば図8に示すように5本の支柱101〜105(支柱12と同様にして基台15上に回動自在に支持されている)にテンシヨン制御部11を図7について上述した支持ブロツク84、回動連結部材85によつて支持することにより、複数のテンシヨン制御部11から送出されるマグネツトワイヤ22の方向がノズル82に収束するように各テンシヨン制御部11を所定の角度に傾けて固定することにより、各テンシヨン制御部11から送出されるマグネツトワイヤ22が各テンシヨン制御部11のワイヤガイド69(図2)の中心を常に通る状態に保ちながら、各マグネツトワイヤ22をノズル82において収束させることができる。
【0052】
この結果各テンシヨン制御部11から送出されるマグネツトワイヤ22にワイヤ歪みが発生することを防止し得、マグネツトワイヤ22を安定した状態で巻線機に供給することができると共に、マグネツトワイヤ22に歪みを発生させることなく収束方向を任意に設定することができる。
【0053】
また上述の実施例においては、本発明を偏向ヨークのコイルを製造する巻線器30の線材供給装置10に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は複数の線材を所定の巻線対象に巻回する巻線器の線材供給装置に広く適用することができる。
【0054】
また上述の実施例においては、ブレーキプーリ44として磁力式のものを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、摩擦式、ドラムブレーキ式又はデイスクブレーキ式等の種々のブレーキプーリを用いることができる。
【0055】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数の線材を巻回する際に、各線材の張力を張力調整手段によつて個別に制御するとともに、複数の張力調整手段それぞれの間隔及び支持方向を個別に変化させることにより、すべての線材を均一な張力の基で巻線対象に巻回することができる線材供給装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による線材供給装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるテンシヨン制御部の構成を示す側面図である。
【図3】本発明による固定部材の固定方法を示す側面図である。
【図4】線材供給装置を示す側面図である。
【図5】線材供給装置を示す正面図である。
【図6】線材供給装置のスタンドユニツトを示す平面図である。
【図7】他の実施例によるテンシヨン制御部の取り付け方法を示す部分的斜視図である。
【図8】他の実施例によるテンシヨン制御部の取り付け方法を示す部分的斜視図である。
【符号の説明】
10……線材供給装置、11……テンシヨン制御部、15……スタンドユニツト、16、17……スライド基台、16A、17A……回動軸、19……基台、21……線材ボビン、22……マグネツトワイヤ、30……巻線器、31……鉄心。
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
産業上の利用分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段(図1)
作用(図1)
実施例(図1〜図8)
発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】
本発明は線材供給装置に関し、特に複数の線材を1つの巻線装置に供給する線材供給装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、例えば偏向ヨーク等の鉄心にマグネツトワイヤを巻回することによつてコイルを形成する巻線装置においては、複数のマグネツトワイヤを同一の鉄心に巻回するようになされたものがある。
【0004】
この種の巻線装置においては、回転負荷を与えることができるようになされた1つのブレーキプーリに複数のマグネツトワイヤを同時に掛け、すべてのマグネツトワイヤに対して同時に張力(以下これをテンシヨンと呼ぶ)を付加するようなテンシヨン制御手段を有する線材供給装置が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかる構成のテンシヨン制御手段においては、同一のブレーキプーリに複数のマグネツトワイヤを掛けてテンシヨン制御を行うようになされていることにより、マグネツトワイヤ同士がからみ合つて各マグネツトワイヤに対してそれぞれ適正なテンシヨンを加えることが困難な問題があつた。
【0006】
また従来のテンシヨン制御装置のブレーキプーリは、マグネツトワイヤのテンシヨン変動に応じて所定のガイド部材上を移動するようになされているが、当該ブレーキプーリは複数のマグネツトワイヤを掛けるようになされていることにより、大型化することを避け得ず、この結果当該ブレーキプーリのガイド部材による移動がマグネツトワイヤのテンシヨン変動に追従し得ず、均一なテンシヨンで巻線することが困難であつた。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、一段と均一かつ適正なテンシヨンで線材を供給し得る線材供給装置を提案しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、複数の線材22を1つの巻線機30に供給する線材供給装置10において、リニアガイドレール56、66に摺動自在に保持され当該ガイドレール56、66によるガイド方向に所定の付勢手段55、65によつて付勢された移動手段46、48と、所定の制動力を与えられたブレーキプーリ44とを備え、対応する線材22を移動プーリ46、48及びブレーキプーリ44に掛合することにより線材22に対して所定の張力を付加するようにした複数の張力調整手段11と、複数の線材22ごとに設けられた複数の張力調整手段11を支持する複数の支柱12、13、14と、支柱12、13、14をそれぞれ支持する複数の第1の支持手段16、18B、17と、第1の支持手段16、17を支柱12、13、14の配置間隔が変化する方向に回動する回動手段16A、17Aとを備えるようにする。
【0009】
また本発明においては、線材供給装置10は、複数の張力調整手段11を支持する支柱12、13、14を、当該支柱を回動軸として回動するように支持する第2の支持手段18A、18B、18Cを備え、第2の支持手段によつて張力調整手段11の支持角度を任意に変えることにより、張力調整手段11から送出される線材22の送出方向を任意に変えるようにする。
【0014】
【作用】
複数の線材22に対してそれぞれ個別に設けられた張力調整手段11によつて、各線材22それぞれの張力を調整するとともに、第1の支持手段16、17によつて、複数の張力調整手段11の配置間隔を変化させ、さらに第2の支持手段によつて、各張力調整手段11の支持角度を変化させて当該張力調整手段11から送出される線材22の送出方向をそれぞれ任意に変えるようにすることにより、各線材22をそれぞれ均一かつ適正な張力で巻線機30に供給することができる。
【0015】
【実施例】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0016】
図1において10は全体として線材供給装置を示し、複数の線材ボビン21から供給される複数のマグネツトワイヤ22を巻線器30の鉄心31に巻回する際に、各マグネツトワイヤ22のテンシヨンを所定値に制御するようになされている。
【0017】
すなわち線材供給装置10は、基台19上に植立された支柱12、13及び14にそれぞれ3つのテンシヨン制御部11を有し、各テンシヨン制御部11には線材ボビン21から供給されるマグネツトワイヤ22をそれぞれ1本ずつ導入し、それぞれのマグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨン制御を行つて巻線器30に送出するようになされている。
【0018】
すなわち図2に示すように、各テンシヨン制御部11は線材ボビン21から供給されるマグネツトワイヤ22をガイド41及び42を介した後、フエルトパツド43において挟み込まれ、さらに磁力式のブレーキプーリ44に約1回転巻き付けられる。さらに当該マグネツトワイヤ22はブレーキプーリ44から固定プーリ45を介して移動プーリ46に掛けられる。
【0019】
移動プーリ46はガイド56上を移動する移動部材51上に形成されている。当該移動部材51は、支持部材52及び57によつて支持されたばねガイド53上を摺動するようになされている。このばねガイド53の一部にはばね固定部材54が固定されており、当該ばね固定部54及び移動部材51間にコイルばね55が保持されている。
【0020】
従つて移動プーリ46に掛けられたマグネツトワイヤ22のテンシヨンによつて移動プーリ46が移動部材51と共にコイルばね55が縮む方向に移動し、コイルばね55のテンシヨンが所定値に至つた位置で停止する。従つて移動プーリ46においては、コイルばね55のばね定数によつて決定されたテンシヨンがマグネツトワイヤ22に加わる。
【0021】
また当該移動プーリ46に掛けられたマグネツトワイヤ22はさらに固定プーリ47を介して続く第2の移動プーリ48に掛けられる。この移動プーリ48は上述の移動プーリ46と同様にして、ガイド66上を移動する移動部材62上に形成されている。当該移動部材62は支持部材61及び67によつて支持されたばねガイド64上を摺動するようになされている。このばねガイド64の一部にはばね固定部材63が固定されており、当該ばね固定部63及び移動部材62間にコイルばね65が保持されている。
【0022】
従つて移動プーリ48に掛けられたマグネツトワイヤ22のテンシヨンによつて移動プーリ48が移動部材62と共にコイルばね65が縮む方向に移動し、コイルばね65の付勢力が所定値に至つた位置で停止する。従つて移動プーリ48においては、コイルばね65のばね定数によつて決定されたテンシヨンがマグネツトワイヤ22に加わる。
【0023】
また当該移動プーリ48に掛けられたマグネツトワイヤ22はさらに固定プーリ49及びワイヤガイド69を介して当該テンシヨン制御部11から巻線機30に送出される。
【0024】
ここでばね固定部材63及び54はそれぞれ移動プーリ48及び46の移動ストロークとばね65及び55の押し圧との関係によつて任意の位置に固定し得るようになされている。
【0025】
すなわち図3は図2におけるA方向の矢視図を示し、ばねガイド64にばね固定部材63が摺動自在に嵌合され、ねじ孔63Aに螺合された固定ねじ63Bによつてばねガイド64上の任意の位置で固定することができる。
【0026】
この結果、マグネツトワイヤ22の初期の伸縮量を任意に設定して当該マグネツトワイア22の初期テンシヨン及び戻りストロークを任意に設定することができ、例えばマグネツトワイヤ22の線材径に応じた自由なテンシヨンの設定を行うことができる。
【0027】
またばね固定部材54においても同様にしてばねガイド53上の任意の位置に固定し得るようになされており、マグネツトワイヤ22の初期テンシヨン及び戻りストロークを任意に設定することができる。
【0028】
またテンシヨン制御部11においては、固定プーリ49マグネツトワイヤ22が送出される接線方向にワイヤガイド69の中心がくるように配置されており、固定プーリ49とワイヤガイド69との間の角度は常に固定されている。従つてマグネツトワイヤ22は常にワイヤガイド69の中心部を通過することになる。
【0029】
この結果ワイヤガイド69に対するマグネツトワイヤ22の挿入角度及び接触面積が常に一定となることにより、マグネツトワイヤ22を一段と安定して巻線機に供給することができる。
【0030】
ここで各支柱12、13及び14を支持するスタンドユニツト15(図1)は、基台19上においてスライド基台16が回動軸16Aを回動中心として矢印aで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に設けられている。
このスライド基台16上には支持部材18Aを介して支柱12が植立されている。この支柱12には3つのテンシヨン制御部11が支持固定されている。
【0031】
また基台19上には支持部材18Bを介して支柱13が植立固定されており、当該支柱13には3つのテンシヨン制御部11が支持固定されている。
【0032】
さらに基台19上にスライド基台17が回動軸17Aを回動中心として矢印bで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に設けられている。
このスライド基台17上には支持部材18Cを介して支柱14が植立固定されている。この支柱14には3つのテンシヨン制御部11が支持固定されている。
【0033】
ここで図3、図4及び図5に示すように、スライド基台16は基台19上の間座74A上を摺動し得るように支持されており、ボールキヤスタ73Aによつて回動軸16A回りに回動し得る。またスライド基台17は基台19上の間座74B上を摺動し得るように支持されており、ボールキヤスタ73Bによつて回動軸17A回りに回動し得る。
【0034】
またスライド基台16の回動軸16Aが設けられた端部に対して反対側の端部は基台19上に形成された突起部71A上を摺動し得るようになされ、当該スライド基台16が矢印aで示す方向に対して最も逆方向に回動した状態において当該スライド基台16上に設けられたねじ72Aを突起部71Aのねじ孔に螺合することにより、当該位置においてスライド基台16を固定することができる。
【0035】
これに対してスライド基台17においては、当該スライド基台17の回動軸17Aが設けられた端部に対して反対側の端部は基台19上に形成された突起部71B上を摺動し得るようになされ、当該スライド基台17が矢印bで示す方向に対して最も逆方向に回動した状態において当該スライド基台17上に設けられたねじ72Bを突起部71Bのねじ孔に螺合することにより、当該位置においてスライド基台16を固定することができる。
【0036】
また基台19にはキヤスタ75(図3及び図4)が設けられており、当該線材供給装置10を容易に移動することができると共に、基台19にキヤスタ75と共に設けられたストツパ76によつて床に対して固定することができる。
【0037】
以上の構成において、線材ボビン21の各マグネツトワイヤ22を巻線器30において鉄心31に巻回する場合、線材ボビン21から一旦線材供給装置10に供給されたマグネツトワイヤ22は1本ずつ各テンシヨン制御部11に導入され、磁力式のブレーキプーリ44及び移動プーリ46、48によつて所定のテンシヨンが付加されて送り出される。
【0038】
このときマグネツトワイヤ22が緩むと、移動プーリ46及び48がコイルばね55及び65によつて押し戻されることにより、当該マグネツトワイヤ22の緩みをほぼ一定のテンシヨンを保つたまま吸収することができる。
【0039】
このように各テンシヨン制御部11に導入されたマグネツトワイヤ22は、1本ずつ所定のテンシヨンに制御され、当該各テンシヨン制御部11から送り出されることにより、各マグネツトワイヤ22ごとに適正のテンシヨンを保ちながら巻線器30において鉄心31に巻回される。
【0040】
従つて複数のマグネツトワイヤを1つのプーリを介して巻線器30に送出するといつた従来の線材供給装置に比して、各マグネツトワイヤ22のテンシヨンのばらつきをなくすことができると共に、当該マグネツトワイヤ22の絡みを防止することができる。
【0041】
以上の構成によれば、複数のマグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨン制御部11を設け、それぞれのマグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨン制御をするようにしたことにより、複数のマグネツトワイヤ22をそれぞれ均一なテンシヨンで巻回することができ、これによりマグネツトワイヤ22が絡む等の不良品の発生を未然に防止することができると共に当該マグネツトワイヤ22が巻回されてなるコイルを品質を均一化することができる。
【0042】
因に、各マグネツトワイヤ22に対して個別にテンシヨンを付加することができることにより、鉄心31に巻回する複数のマグネツトワイヤ22をそれぞれ線径の異なるものとした場合、各テンシヨン制御部11のテンシヨンの設定値を変えることにより、各マグネツトワイヤ22に対して適正なテンシヨンを付加することができる。
【0043】
また各テンシヨン制御部11を支持するスタンドユニツト15において、基台19上に設けられたスライド基台16を矢印a方向に回動し得るようにすると共に、スライド基台17を矢印b方向に回動し得るようにしたことにより、各テンシヨン制御部11(特に支柱13に支持されたテンシヨン制御部)にマグネツトワイヤ22を掛合する作業、及び各テンシヨン制御部11のメンテナンスを一段と容易にすることができる。
【0044】
またばね固定部材63及び54をばねガイド64及び53の任意の位置に固定し得るようにしたことにより、マグネツトワイヤ22に与えるテンシヨンを任意に設定でき、例えば線材径の異なるマグネツトワイヤ22を供給する場合等においても、当該線径に合つたテンシヨンを任意に設定することができる。
【0045】
また固定プーリ49から直接ワイヤガイド69にマグネツトワイヤ22を送出することにより、固定プーリ49から送出されたマグネツトワイヤ22を常に一定の角度でワイヤガイド69に通すことができ、この分マグネツトワイヤ22を安定して供給することができる。
【0046】
なお上述の実施例においては、テンシヨン制御部11の設置角度を一定とした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、テンシヨン制御部11を任意の角度に支持するようにしても良い。
【0047】
すなわち図7はテンシヨン制御部11を回動自在に支持する支持手段80を示し、支柱12には支持ブロツク84が固定されており、当該支持ブロツク84に形成された凹部84Aには回動連結部材85の突起部85Aが挿入され、回動ピン81によつて矢印fで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に枢支されている。この回動連結部材85は支持ブロツク84に設けられた締め付けねじ等の摩擦手段によつて支持ブロツク84に固定することができる。
【0048】
また回動連結部材85には固定ピン82が突設されており、テンシヨン制御部11の嵌合孔82Aを固定ピン82に嵌合することにより、テンシヨン制御部11を矢印eで示す方向又はこれとは逆方向に回動自在に枢支することができる。このテンシヨン制御部11は締め付けねじ83によつてスリツト82Bを締め付けることにより、固定ピン82及び嵌合孔82Aを摩擦力によつて固定し、これにより回動連結部材85にテンシヨン制御部11を所定の角度で固定することができる。
【0049】
また支柱12は基台15(図1)上に設けられた支持部材18Aの支持孔に対して矢印g(図7)で示す方向又はこれとは逆方向に回動し得る状態で支持されており、当該支柱12を矢印gで示す方向又はこれとは逆方向に回動することにより、これに応じてテンシヨン制御部11も同様の方向に回動することができる。
【0050】
かくしてテンシヨン制御部11は支柱12の矢印g方向又はこれとは逆方向への回動と、回動連結部材85の支持ブロツク84に対する矢印fで示す方向又はこれとは逆方向への回動と、テンシヨン制御部11の回動連結部材85に対する矢印eで示す方向又はこれとは逆方向への回動とに応じて任意の方向に回動することができる。
【0051】
従つて3本の支柱12、13及び14に代えて、例えば図8に示すように5本の支柱101〜105(支柱12と同様にして基台15上に回動自在に支持されている)にテンシヨン制御部11を図7について上述した支持ブロツク84、回動連結部材85によつて支持することにより、複数のテンシヨン制御部11から送出されるマグネツトワイヤ22の方向がノズル82に収束するように各テンシヨン制御部11を所定の角度に傾けて固定することにより、各テンシヨン制御部11から送出されるマグネツトワイヤ22が各テンシヨン制御部11のワイヤガイド69(図2)の中心を常に通る状態に保ちながら、各マグネツトワイヤ22をノズル82において収束させることができる。
【0052】
この結果各テンシヨン制御部11から送出されるマグネツトワイヤ22にワイヤ歪みが発生することを防止し得、マグネツトワイヤ22を安定した状態で巻線機に供給することができると共に、マグネツトワイヤ22に歪みを発生させることなく収束方向を任意に設定することができる。
【0053】
また上述の実施例においては、本発明を偏向ヨークのコイルを製造する巻線器30の線材供給装置10に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は複数の線材を所定の巻線対象に巻回する巻線器の線材供給装置に広く適用することができる。
【0054】
また上述の実施例においては、ブレーキプーリ44として磁力式のものを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、摩擦式、ドラムブレーキ式又はデイスクブレーキ式等の種々のブレーキプーリを用いることができる。
【0055】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、複数の線材を巻回する際に、各線材の張力を張力調整手段によつて個別に制御するとともに、複数の張力調整手段それぞれの間隔及び支持方向を個別に変化させることにより、すべての線材を均一な張力の基で巻線対象に巻回することができる線材供給装置を実現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による線材供給装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるテンシヨン制御部の構成を示す側面図である。
【図3】本発明による固定部材の固定方法を示す側面図である。
【図4】線材供給装置を示す側面図である。
【図5】線材供給装置を示す正面図である。
【図6】線材供給装置のスタンドユニツトを示す平面図である。
【図7】他の実施例によるテンシヨン制御部の取り付け方法を示す部分的斜視図である。
【図8】他の実施例によるテンシヨン制御部の取り付け方法を示す部分的斜視図である。
【符号の説明】
10……線材供給装置、11……テンシヨン制御部、15……スタンドユニツト、16、17……スライド基台、16A、17A……回動軸、19……基台、21……線材ボビン、22……マグネツトワイヤ、30……巻線器、31……鉄心。
Claims (2)
- 複数の線材を1つの巻線機に供給する線材供給装置において、
リニアガイドレールに摺動自在に保持され、当該ガイドレールによるガイド方向に付勢手段によつて付勢された移動プーリと、所定の制動力を与えられたブレーキプーリとを有し、対応する上記線材を上記移動プーリ及び上記ブレーキプーリに掛合することにより、当該線材に対して所定の張力を付加するようにした複数の張力調整手段と、
上記複数の線材ごとに設けられた複数の上記張力調整手段を支持する複数の支柱と、
上記支柱をそれぞれ支持する複数の第1の支持手段と、
上記第1の支持手段を上記支柱の配置間隔が変化する方向に回動する回動手段と
を具えることを特徴とする線材供給装置。 - 上記複数の張力調整手段を支持する上記支柱を、当該支柱を回動軸として回動
するように支持する第2の支持手段
を具えることを特徴とする請求項1に記載の線材供給装置。
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