JP3555430B2 - 画像歪み補正装置及びこれを用いた画像処理装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナなどの画像を読み取り読み取った画像を処理する画像処理装置に係り、特に高速で高精度な補正が必要な画像処理装置における画像の歪みを補正する装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
画像読み取り装置は、スキャナによって画像情報を読み取るのが一般的で、スキャナの光学系の特性である光源ムラやセンサ感度ムラを補正する方式としてはシェーディング補正方式が公知である。シェーディング補正方式は、まず基準となるシェーディング波形(白基準板の読み取り波形)を予め読み取っておき、次に画像を読み取る際に、予め読み取ったシェーディング波形で読み取る画像信号を正規化することでシェーディング歪みを補正する方式である。しかし、前提としてシェーディング波形よりも高い信号は入力されないと考えていることが多く、この場合はシェーディング波形よりも高い信号が入ると白にクリップされる。一方、ファクシミリ等の読み取りの場合は、通信毎又はページ毎にシェーディング波形を読み取り更新するのでシェーディング波形の記憶と画像読取時との時間差はなく、シェーディング波形よりも高い信号が入って白にクリップされても、その部分は実際に白と変わりないので問題にならない。
【0003】
しかしながら、読み取り装置の中には、常に動作していて、シェーディング波形を週毎、または月毎にしか更新できないものがある。
【0004】
この場合、シェーディング波形の読み取りと画像読み取り時と時間の差があるので、環境温度の変化により、シェーディング波形が変わってしまう恐れがあり、良好な補正ができない。多少精度が悪くなるがシェーディング波形よりも入力信号が低ければ、シェーディング波形後のピーク値を検出して、そのピーク値で正規化することで全体的に黒につぶれるような画質劣化は防止できる。しかし、シェーディング波形よりも高い信号が入る場合は、必要な信号がシェーディング補正の時点で白クリップされるので、以降の処理でも画質劣化は防止できない。この場合、全体的に画像が白くなり、例えば、黒細線の画像が白に擦れるという問題が起こる。
【0005】
このような問題を解決する方式として、例えば特開昭60−259063号記載のようにセンサ出力を増幅するアンプの前段に減衰機を設けて、シェーディング補正のオーバーフローを検出して減衰機を制御し、信号をシェーディング波形以内に調節する方式がある。
【0006】
また、予め記憶したシェーディング波形値にある割合で乗算することで実際のシェーディング波形より高くし、信号がシェーディング波形を超えないようにマージンを持つような方式も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭60−259063号記載の方式では、オーバーフローした際の処理がディジタル部で閉じず、アナログ部まで及ぶので処理速度が高くなると制御が難しい。
【0008】
また、予め記憶したシェーディング波形値にある割合で乗算するような方式は全てディジタル処理で実現できるが、高精度な補正ができないという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたもので、読み取り信号のピーク値が変動しても高精度なシェーディング補正を拘束に抵コストに実現できる画像歪み補正装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は 基準画像のシェーディングデータを記憶する手段と、シェーディングデータのピーク値を検出する手段と、読み取り入力データのピーク値を検出する手段と、入力データと上記記憶された基準画像のデータのピーク値とを乗算する手段と、入力データの前ラインまでのピーク値である信号ピークレジスタの値と記憶された基準画像のデータのピーク値とを乗算する手段と、2つの乗算結果を入力し、シェーディング補正を行うシェーディング補正手段とを有することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
【0012】
図1は本発明を適用した画像処理装置を示したものである。画像処理装置は光源、読み取った光を電気信号に変換するためのイメージセンサ1,アンプ2, AD変換器3,画像読み取り装置10,認識処理部6,出力装置であるプリンタ7,装置全体の制御を行うCPU8,読取媒体を搬送するための図示しないモータを制御し、1ライン分の読み取り終了後にLINEND信号を出力するメカ制御部9から構成されている。
【0013】
この画像処理装置の動作は、光源より読取媒体に光を当て、その反射光をイメージセンサ1で光電変換し、そのアナログ画像信号をアンプ2で増幅し、AD変換器3で10ビットのディジタルデータに変換し、画像歪み補正部100で画像の歪みを除去し、補正処理を行う。歪みを除去して、補正された信号Vcは画像前処理部4でフィルタ処理を施し、信号の強調または平滑化を行う。二値化処理部5は入力された多値信号を二値に変換する機能と、入力された多値信号をそのまま出力する機能とを有し、二値化した信号または多値信号をもとに認識処理部6で、文字等の画像認識を行う。又、プリンタ7から二値画像、または多値画像を出力する。
【0014】
次に、本発明の画像歪み補正部100について説明する。
【0015】
画像歪み補正部100は、レジスタ108,参照ピーク検出部101,シェーディング記憶部102,信号ピーク検出部104,乗算器106,107,シェーディング補正回路105により構成されている。
【0016】
このように構成された画像歪み補正部100は、CPU8からの命令に基づいて2つのモードで実行される。第1のモードは、シェーディング記憶モードであり、参照データとして、白,黒などの既知の画像データを読み込み、シェーディング記憶部102に記憶する。このとき白の画像データについては、例えば白紙を読み取ることにより行い、黒の画像データについては光源を消灯した状態で読み取りを行う。この際、白,黒の参照データのピーク値を記憶する。
【0017】
第2のモードは、信号読み取りモードである。このモードでは、画像を読み込みに同期してシェーディング波形を読み出し、入力信号Vi と参照ピーク検出部101からの参照ピーク信号Vwpとを乗算器106で乗算し、シェーディング記憶部102に記憶されているシェーディング波形Vw と信号ピーク検出部104からのピーク信号とを乗算器107で乗算する。次に、乗算器106で乗算された信号Vicと乗算器107で得られた信号Vwcとをシェーディング補正回路105へ入力し、シェーディング補正回路105では、次式に従って補正を行う。
【0018】
【数1】
これにより、入力信号を白シェーディング波形と黒シェーディング波形の間に抑えこむことができるので、白のクリップを防止でき、画像全体も白側に上がることを防止でき、高度なシェーディング補正を行うことが可能となる。
【0019】
ここでw、本画像歪み補正部100により良好なシェーディング補正ができることについて詳細に説明する。
【0020】
図2はシェーディング補正の概念図を示したものである。図2(a)の横軸は画素の並び方向、縦軸は輝度を示している。ここでは画像歪み補正部100への入力は10ビットの入力としているため0から1023の輝度値を示している。黒シェーディングは、黒の参照レベルを読み取った値、白シェーディングは、白の参照レベルを読み取った値である。中央部の輝度が高く周辺部が低いのは、照明の当たり方やレンズの特性によるものである。ノイズのように見える部分は、センサからの出力を増幅するアンプの特性が、センサの奇数ビット,偶数ビットで異なっているために生じるレベル差の影響によるものである。このような状態において、入力信号は図2(b)のように白のシェーディングと黒のシェーディングの間に存在するのが通常の状態である。しかし、温度による光量の変動や、読み取り原稿の地濃度により、図2(c)のように、読み取り信号がシェーディング波形をオーバーすることがある。
【0021】
この場合、入力信号をVi ,シェーディング波形をVw ,シェーディング補正結果をVc とし、数2に示すような補正を行うと、入力信号Vi がシェーディングVw より大きい場合、Vc >1となってしまう。
【0022】
【数2】
Vc =Vi /Vw …(数2)
この場合、シェーディング補正を行うと白シェーディング波形より上にある信号は白クリップされ、画像全体も白側に上がっているので全体的に濃度の薄い画像になる。
【0023】
そこで、図2(c)のように入力信号のピーク値が変動した際でも、図2(d)のように入力信号を白シェーディング波形と黒のシェーディングの間に抑さえ込むことで、白クリップを防ぎ、画像全体も白側に上がることを防止する、高精度なシェーディング補正を実現することができる。
【0024】
そこで、輝度が0〜1023、つまり1024の値をとるから、これにシェーディングのピーク値Vwpと信号のピーク値Vipを用いて正規化すると、
【0025】
【数3】
Vc =(Vi/Vw)*(Vwp/)*1024 …(数3)
となり、(数3)を変形すると(数1)となる。
【0026】
このように、本発明の画像歪み補正部100により良好なシェーディング補正を行うことができる。また、本画像歪み補正部100では信号のピーク値Vipとシェーディングのピーク値Vwpを対象的に演算し、直後に除算する構成であるため、シェーディング補正後ピーク値を用いて正規化処理する従来方式に比べ、バランスの良い高精度な演算が実現できる。
【0027】
次に、画像歪み補正部100を構成する各部について詳細に説明する。
【0028】
図7にシェーディング波形のピーク値を検出する参照ピーク検出部101の構成を示す。参照ピーク検出部101は、比較器1011とレジスタ1012,参照ピークレジスタ1013で構成されている。シェーディング波形を記憶する際に、比較器1011及びレジスタ1012で入力されるシェーディング波形のデータの最大値を検出し、LINEND信号(1ライン分の読取終了に出る信号)により、1ライン間のピーク値を参照ピークレジスタに記憶する。
【0029】
図8に信号ピーク検出部104の構成を示す。予めCPU8からレジスタ1048に初期モードを設定しセレクタ1045を切り替えて、CPU8からのデータ (ピーク初期値)をレジスタ1046に書き込む。次に読取の際にはCPU8からレジスタ1048に読取モードが設定されセレクタ1045は比較器1044の出力が選ばれる。そして、読み取り信号(Vi )はレジスタ1046のデータと比較器1043で比較され、かつ、比較器1044で前記比較器1043で比較された高い方の信号の値と参照ピークレジスタ値(Vwp)とを比較し、どちらか高い方の信号の値をレジスタ1046に設定する。そして、次の読み取り信号(Vi )とレジスタ1046のデータを比較していくことで、ピーク値を検出していく。1ライン分の読み取り信号(Vi )の入力が終了するとLINEND信号が入力され信号ピークレジスタ1047に1ライン間のピーク値が設定される。さて、このLINEND信号が入ると、セレクタ1042が切り替わりレジスタ1046からレジスタ1040の値を減算した値がレジスタ1046に入力される。LINEND信号は1クロックなので1回だけ減算された値がレジスタ
1046に設定される。
【0030】
次にシェーディング補正回路105の詳細を説明する。まずシェーディング補正回路105の構成を説明する前にシェーディング補正の概念を説明する。
【0031】
図3(a)はシェーディング除算処理の概念図を示している。図形中のGを0とするGI軸は読み取り信号のレベルを示し、Gを0とするAG軸はシェーディング波形のレベルを示している。高さ方向は補正後の出力レベルを示している。つまり、注目する補正対象画素のシェーディング波形レベルと読み取り信号レベルを入力すれば、シェーディング補正後の結果を得るための変換テーブルになっている。これを二次元的に表したものが図3(b)である。シェーディング波形がたとえば1023レベルであれば、入力信号とリニアな関係になり、もし、シェーディング波形が512であれば、その傾きは2倍になり、入力信号が511レベルで出力は1023に達する。このように補正テーブルの値は補正すべき演算結果をテーブル化したものである。
【0032】
しかし、1024レベル(10ビット)の入力を2系列持つテーブルは1Mワードのメモリが必要とされコスト上昇を避けられない。そこでテーブルを少なくするために折り畳みを実施する。まず、本テーブルは、2つの入力の除算結果を格納しているため、それぞれの入力を同じ定数で割った場合でも結果は変わらない。そこで、それぞれの入力を1/2(9bit )にすることで、図3(b)の補正空間AGICを部分空間DGHEにマッピングする。ビット精度は落ちてしまうが、これによりメモリは1/4に縮退できる。
【0033】
この動作を図4を用いて説明する。図4はシェーディング波形と入力信号の関係を概念的に示した図である。図4のaの領域は白と黒のシェーディングの範囲が狭く信号も小さい場合で、例えば、白シェーディングの値が511(9bit )未満とすると図3(b)の部分空間DGHEに相当する。図4のbの領域はシェーディング範囲が大きく、信号も大きく振れる(0〜1023)場合である。これは図3(b)の空間AGICに相当する部分である。この図4のaの領域とbの領域を共に9bit (0〜511)の信号にダイナミックに切り替えるには、図5に示すようにシェーディング波形(2つの入力の高い値の方)の最上位ビットが1であれば、2つの入力のそれぞれ最下位ビットを削除し、最上位ビットが0であれば、それぞれ最上位ビットを削除することで9bit (0〜511)化が実現できる。単純に信号の最下位ビットを削除して1/2にすると、もともと9ビットの信号しかない場合は8ビットにしてしまうが、シェーディング波形(2つの入力の高い値の方)の最上位ビットによって削除するビットを選択することにより、信号が小さくても大きくても演算精度を9ビットに保つことが可能になる。
【0034】
さて、再度、図3(b)に戻り、部分空間DGHEのさらなる縮退を検討する。シェーディング波形Wは入力信号Sより必ず高い信号であるので、仮にシェーディング波形Wより信号Sが高い場合は、全て511(上限リミッタ)の値になる。よって、部分空間DGHEのうち意味のある除算データが書かれているのは三角形DGEであり、三角形EGHは、テーブルを参照するまでもなく結果は
511(上限リミッタ)の値である。このため、テーブルのアドレスをモニターすることにより、テーブルは圧縮できる。つまり、除算データを記述してある三角形EJLを結果が自明である領域LGNに折り畳むことを考える。これは簡単なアドレス変換で可能である。これにより、テーブルを半分に縮退できる。
【0035】
以上説明した概念に基づいて構成したシェーディング補正回路105について説明する。
【0036】
図6はシェーディング補正回路105の構成を示したものである。まず、2つの入力をレンジ判定部1050で比較してどちらか値が高い方の最上位が“1”であるか“0”であるかを見て、“1”であればレンジ調整部1051,1052でアドレスのシフトを行う。また、三角形DGEに対するアクセスが行われるかどうかのチェックを折り返し検知部1057で判定し、該当すればアドレス変更部1053,1054でアドレスの折り返し処理を行う。これらの入力を用いて除算ROM1055をアクセスし結果を得、さらに、マスク処理1056において、シェーディング波形をこえる信号であればオーバーフローとして扱いテーブル索引したデータをマスクし棄却する。
【0037】
図9はレンジ調整部1051の構成を示したものである。入力信号(例えば
10ビット)は2つの経路に分れて、単純に1/2にシフトして下位1ビットを削除する(9ビット)経路と、もう一方は2倍シフトで上位を削除し、あとで1/2にし、入力信号を単純に上位1ビット削除した(9ビット)信号の経路を通る。そして、セレクタ10513でそのどちらかの信号を切り換え信号によって選択し、出力する。
【0038】
図10はオーバーフロー検知部1058の構成を示したものである。オーバーフロー検知部1058はシェーディング記憶部102から出るシェーディング波形と信号ピーク検出部104の信号ピーク値の乗算値と、入力信号Vi とシェーディング波形ピーク値である参照ピーク検出部101の出力の乗算値とを比較し、入力信号Vi とシェーディング波形ピーク値である参照ピーク検出部101の出力の乗算値が高い場合、オーバーフロー検知部1058はオーバーフロー信号“1”を出力し、マスク処理部1056に渡す。
【0039】
図11はマスク処理部1056の構成を示したものである。マスク処理部1056は、オーバーフロー信号“1”のときは除算ROM1055の出力ではなく、
“511”(9ビット:10進値)の定数値10561をセレクタ10562により選択する。
【0040】
図12は折り返し領域検知部1057の構成を示したものである。折り返し領域検知部1057は、シェーディング波形と信号ピーク値の乗算値Vicと、入力信号Vi とシェーディング波形ピーク値の乗算値Vwcのそれぞれの最上位のビットをAND回路10571を通すことで実現できる。
【0041】
図13はアドレス変更部1054の構成を示したものである。レンジ調整した信号はそのままの経路と定数“511”(10進値)10541からレンジ調整した信号を減算器10542する経路を通り、そのどちらかをセレクタ10543で折り返し領域検知の信号により切り換える。折り返し領域検知の信号が“1”のときは、図3(b)のLMEj の領域であるから折り返し領域となるので定数“511”(10進値)10541からレンジ調整した信号を減算器10542する信号を選択する。それ以外はレンジ調整した信号をそのまま出力する。
【0042】
図14はレンジ判定部1050の構成を示したものである。入力信号としてシェーディング記憶部102から出るシェーディング波形と信号ピーク検出部104の信号ピーク値の乗算値と、入力信号Vi とシェーディング波形ピーク値である参照ピーク検出部101の出力の乗算値とを比較器10501にて比較し、どちらか大きいほうの最上位ビットをセレクタ10502で選択し、出力する。
【0043】
図15はシェーディング記憶部102の構成を示したものである。アドレスカウンタ1021はセンサからのデータをラッチするタイミングで出力するENとライン同期信号であるLINENDを入力としてメモリ1023のアドレスを生成する。アドレスカウンタ1021ではENをクロックに入れ、LINENDをリセットに入れることでメモリ1023のアドレス生成を実現できる。画像の補正時(通常読み取り)の際には読み出し専用でCPU8からセレクタ1024を切り換えて“L”(Low レベル)固定で読み出しを行う。シェーディング波形の記憶時にはEN信号のタイミングで書き込む。書き込みの際、入力データVi はそのままメモリ1023に記憶される。
【0044】
図16は画像前処理部4の構成を示したものである。この構成は一般的な平滑化フィルターである。シェーディング補正回路の出力Vc を2ライン分メモリに蓄えて3×3の画素領域でコンボリュージョン演算を行う。ここでは、3×3の画素領域の全部に1/9のコンボリュージョン演算を行っており、出力Eは(a+b+c+d+e+f+g+h+i)/9の演算で表すことができる。
【0045】
図17は二値化処理部5の構成を示したものである。画像前処理部4の出力は比較器52に入り、CPU8から設定したしきい値と比較し二値化される。二値化した結果はシフトレジスタに入力しバイトづめを行い、このバイトづめされた信号と画像前処理部4の出力をそのまま下位を削った8ビットのデータとで、どちらかをCPU8からセレクタ54で選択可能になっている。
【0046】
図18はLINENDとENとA/D変換器3からのデータのタイミングを示したものである。LINEND,ENはともにメカ制御部9から作成される。
【0047】
LINENDの信号はラインの同期信号で、イメージセンサと読み取り媒体のメカ搬送の同期をとっている。このLINENDの信号は画像データが“H” (Highレベル)の時は、データは出ない。ENはセンサからの有効なデータを捕まえるラッチパルスである。A/D変換器3からのデータであるVA(V1〜Vn)をENの立ち上がりでラッチする。図1のレジスタ108は入力信号VAをENでラッチすることで確実にデータを捕まえられる。
【0048】
以上、本発明を搭載した画像歪み補正部100を1チップのLSIに入れることも考えられる。
【0049】
図19は画像歪み補正部100のLSIの構成を示したものである。
【0050】
シェーディング記憶部102で使用するメモリは容量として大きくないので内蔵メモリを使用する。また、シェーディング補正回路105で用いる除算ROMはメモリ容量が大きいので、外付けのメモリ12を用いる。図中のメモリコントローラ11は図5に示した、レンジ判定部1050,レンジ調整部1051,1052,折り返し領域検知部1057,オーバーフロー検知部1058,アドレス変更部1053,1054により構成する。入力信号は、基本となるクロック,1ライン毎に出るLINEND,A/D出力のデータをラッチするためのEN,A/D出力のデータがある。また、CPUからの入力信号として、アドレス,データにチップセレクト,ライトイネーブル,アウトプットイネーブルの制御信号がある。外付けメモリに対する信号として、チップセレクト,ライトイネーブル,アウトプットイネーブルの制御信号,アドレス,データ(入出力)がある。また、出力データを出力し、この後の二値化処理部へ渡す。
【0051】
尚、本発明を搭載した画像歪み補正部100を用いた画像読み取り装置10でA/D変換器3の出力から二値化処理部5までを1チップのLSIに入れることもできる。
【0052】
【発明の効果】
本発明によれば読み取り信号のピーク値が変動しても高精度なシェーディング補正を高速に実行する回路を低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置全体の構成を示した図である。
【図2】ピーク値を考慮したシェーディング補正の概念を示した図である。
【図3】シェーディング補正テーブルの概念を示した図である。
【図4】信号とシェーディングの関係を示す概念図である。
【図5】レンジ調整を説明するための図である。
【図6】シェーディング補正部の構成を示した図である。
【図7】参照ピーク検出部の構成を示した図である。
【図8】信号ピーク検出部の構成を示した図である。
【図9】レンジ調整部の構成を示した図である。
【図10】オーバーフロー検知部の構成を示した図である。
【図11】マスク処理部の構成を示した図である。
【図12】折り返し領域検知部の構成を示した図である。
【図13】アドレス変更部の構成を示した図である。
【図14】レンジ判定部の構成を示した図である。
【図15】シェーディング記憶部の構成を示した図である。
【図16】画像前処理部の構成を示した図である。
【図17】二値化処理部の構成を示した図である。
【図18】画像データのタイミングを説明するための図である。
【図19】本発明を搭載したLSIの構成を示した図である。
【符号の説明】
4…画像前処理部、5…二値化処理部、6…認識処理部、7…プリンタ、8…CPU、9…メカ制御部、10…画像読み取り装置、100…画像歪み補正部、101…参照ピーク検出部、102…シェーディング記憶部、104…信号ピーク検出部、105…シェーディング補正回路、106,107…乗算器、108…レジスタ。
Claims (2)
- 媒体を読み取って出力信号を出力するセンサと、
前記出力信号をディジタルの画像信号に変換するAD変換手段と、
前記画像信号を入力し画像の歪みを補正する画像歪み補正部を有する画像処理装置において、
前記画像歪み補正部は、
基準画像のシェーディングデータを記憶する記憶手段と、
前記基準画像のシェーディングデータのピーク値を検出する検出手段と、
前記センサで読み取った前記媒体の画像信号である読み取り入力データと前記基準画像のシェーディングデータのピーク値とを乗算する第1の乗算手段と、
前記読み取り入力データと前記基準画像のシェーディングデータのピーク値とを比較し、比較の結果値の大きい一方を信号のピーク値として設定するピーク設定手段と、
前記信号のピーク値と前記基準画像のシェーディングデータとを乗算する第2の乗算手段と、
前記第1の乗算手段と前記第2の乗算手段からの乗算結果を入力し補正を行う補正手段とを有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記補正手段は、
除数及び被除数の上位ビットの状態によりレンジを判定する手段と、前記判定手段の結果によりレンジ調整を行う手段を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
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