JP3554642B2 - 肌質測定方法 - Google Patents
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌質測定方法に関し、詳しくは化粧品を選択する際の肌質の指標として活用できる、特に敏感肌であるかどうかの判別に有用な肌質測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品の使用に関しては個人的に肌に合わなかったり、また同一人でも季節による変動や加齢による変動、心理的影響による変動によって、適した化粧料のタイプが変わってしまう現象が見受けられる。
過去においては、このような問題は使用者自身が実際に使用した商品の特性を経験的に把握して使い分けたり、あるいは化粧アドバイザーが経験的におおまかな肌質分類を行って、適切と思われる化粧料を推奨するのが通常であった。このような方法による評価は評価者の主観に左右されやすく、また一度下された判定に心理的に縛られやすく、季節や加齢による変化があっても化粧料の選択には影響がおよびにくくなる等の弊害が考えられる。
近年、肌表面の分析方法や分析装置の進歩に伴い、この方面にも科学的な評価がなされるようになり、従来の経験的な分類やおおまかな分類に代わって、精密な分析値を用いた精度の高い分類が可能となってきており、適切な化粧料を選択できる方向に進んできている。
このような測定方法、測定機器に関する技術としては、例えば角質層標本の作製方法(特開昭63−106558号公報)、角質層の検査方法(特開昭63−113358号公報)、角層の厚さを測定する方法(特開平4−132540号)、角層ターンオーバー分布測定システム(特開平6−315484号公報)などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は従前より表皮のターンオーバー速度と角質細胞投影面積との関係から肌質の測定を試みてきた結果、表皮のターンオーバー速度と角質細胞の投影面積とに逆相関関係が認められることより、角質細胞の投影面積は肌の状態を反映していると考えているが、肌質の測定方法として見た場合には、ある程度の評価は可能であるものの、実際の肌質との不一致が多々あり、充分満足のいく測定方法とは言いがたい面がある。
本発明者等はこのような誤差を生じる理由として、従来の皮膚表面の角質の測定による評価では、肌の状態の変化はどの部位でも平均的に生じるという仮定に基づいて測定データを平均値のみで捉えてあてはめている点にあるのではないかと考えた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等はこの点について詳細に検討を加えたところ、現実の皮膚では肌状態が変化する部位と変化しない部位がモザイク状に混在していることを見いだし、このため、単に角質細胞の投影面積の平均値を中心として評価する方法では、実際の肌質とのズレが生じてくるものとの知見を得た。そして、皮膚表面の角質細胞の投影面積の平均値だけで評価するのではなく、角質細胞の投影面積のばらつきの程度をも考慮することで、肌質測定の精度が飛躍的に向上することを見いだし、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】
すなわち、本発明は皮膚表面における角質細胞の投影面積の平均値と変動係数とを測定し、これをもって肌質を精度よく測定する方法に関する。
【0006】
ここで、本発明の基礎となる角質細胞の投影面積等について述べる。角質細胞の体積は、細胞個々でほぼ一定しているため、細胞が平べったい状態となると、投影面積は大きくなる。外的刺激により角層が損傷を受けると、角層は刺激排除の方向に動き出し、角層のターンオーバー速度がアップするのである。このような外的刺激による損傷を受けた角層の細胞増殖速度が分化に必要な時間による制限を越えてしまった場合、角層の未熟な状態でのターンオーバーとなり、角質細胞本来の偏平な形態とならず投影面積が小さくなり、ばらつきを生じるようになる。このため、皮膚表面の角質細胞間に間隙が生じたり、細胞間物質の不足が生じる等の原因によりバリアー機能が低下して敏感肌となり、前述の外的刺激による損傷を受けやすくなって更に悪循環を繰り返すものと想定される。外的刺激による損傷を受けた角層の細胞増殖速度が分化に必要な時間による制限を越えない場合には、正常に近い細胞の増殖が行われるため、皮膚表面のバリアー機能が維持、回復され、健常肌へと復帰していく。従ってこの時の皮膚表面の角質細胞の投影面積の平均値とばらつきの程度を測定することにより、敏感肌か、健常肌かの測定が可能となるのである。
【0007】
本発明に用いられる皮膚表面の角質細胞の投影面積の測定は、例えば前記角質層標本の作製方法(特開昭63−106558号公報)、角質層の検査方法(特開昭63−113358号公報)に記載の方法等により角質細胞を染色し、これを画像解析装置等を用いて投影面積や変動係数を測定することができるが、その他個々の角質細胞の投影面積を測定可能な方法であれば、特にその種類を問わず本発明に応用する事が可能である。例えば、被験者の皮膚表面に筒状のカップを密着させ、ここにトライトンX等の界面活性剤の希釈液を注ぎ込み、撹拌して剥離してきた角質細胞を捕集して染色し観察するいわゆるスクラブ法や、微粘着性テープにより、皮膚表面の角質を剥離し、これを染色して観察するテープストリッピング法などが挙げられる。本発明の方法においては、投影面積を測定する角質細胞は20個以上、好ましくは50〜100個程度を測定する。測定数が増えればそれだけ測定精度も高まるが、実際の作業効率を考えると100個を越えて測定してもそれに見合った精度の向上が見られず、また20個以下であると得られる投影面積の平均値や変動係数の精度が低くなり、好ましくない。
本発明においては、角質細胞の投影面積と変動係数とを測定するにあたり、対照部位として例えば上腕内側部や胸部、背部等の通常日光等の環境要因に比較的影響されにくい部位の角質細胞を用いて、同一個体内の個人差及び年齢差をキャンセルさせてやると、測定の精度を高める事ができるので、より好ましい。
【0008】
本発明の肌質の測定方法では、測定により得られた角質細胞の投影面積の平均値をA、投影面積の変動係数をBとすると、二次元座標軸の何れをAとしてもよく、またプロットする数値はBとの相関が取れる形態を取りうるならば逆数や対数でプロットしてもかまわない。これはBの数値に関しても同様である。実際に評価に用いる場合には、評価軸の選択の仕方により敏感肌や健常肌の座標領域が変化するが、本発明者等が用いている評価軸の選定方法に従って説明をする。以下、本発明の肌質測定方法及び本発明に用いられる皮膚表面における角質細胞の投影面積の測定方法とばらつきの変動係数の測定方法について実例を挙げて詳細に説明する。
【0009】
パネラーの頬と上腕内側より角質細胞をテープストリッピング法により採取し、ゲンチアナバイオレットとブリリアントグリーンを用いて角質細胞を染色し、測定用標本とした。一標本当たり60〜100個の細胞をランダムに選択し、画像解析装置を用いて個々の投影面積を計測する。横軸に頬の細胞面積の平均値を上腕の細胞面積の平均値で除した値、縦軸を上腕の変動係数を頬の変動係数で除した値とした座標軸上に各パネラーの計算値をプロットする。問診により敏感肌と分類された30代の女性パネラー38名と、同じく健常肌と分類された30代の女性パネラー50名の2群について測定した結果、得られた各群の平均値を図1に示す。
【0010】
【図1】
【0011】
図1に見られるように、敏感肌の群と、健常肌の群ははっきりと分かれた領域に位置し、本発明の測定方法により敏感肌と健常肌とを精密に測定しうる事が証明された。
【0012】
【測定例】
本発明の測定方法により、健常肌と分類されるパネラーと、敏感肌と分類されるパネラーを、春季(4、5月)、夏季(7、8月)、秋季(10月)の季節毎に測定し、その測定精度の確認を行った。得られた結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
表1の結果から、上腕内側は、角質細胞の投影面積、ばらつきともに、肌質の相違、季節の相違による変動はほとんど見られないが、頬の部分の角質細胞にははっきりとした相違が認められる。肌質別に見ると、敏感肌は春季、夏季、秋季においては健常肌に比べ、角質細胞の投影面積は常に小さく、ばらつきは常に大きいことが明らかとなっている。このデータを前述の二次元座標軸に投影すれば季節要因や体調により、敏感肌の程度の変化までをも把握することが可能である。このように本発明の測定方法によれば、健常肌と敏感肌を明確に区別でき、また敏感肌の被験者の季節等の要因による変動も精度よく捉えることが可能であることが実証された。
【0015】
【発明の効果】
本発明の測定方法によれば、被験者にさしたる苦痛を与えることもなく、被験者の肌質を精度よく測定することができる。また、季節等による変動も敏感に捉えることができるので、被験者の測定時の肌の状態に合致した化粧料や皮膚外用剤を選択することが可能となる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】健常肌に分類されるパネラーと、敏感肌に分類されるパネラーの肌状態図。
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌質測定方法に関し、詳しくは化粧品を選択する際の肌質の指標として活用できる、特に敏感肌であるかどうかの判別に有用な肌質測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、化粧品の使用に関しては個人的に肌に合わなかったり、また同一人でも季節による変動や加齢による変動、心理的影響による変動によって、適した化粧料のタイプが変わってしまう現象が見受けられる。
過去においては、このような問題は使用者自身が実際に使用した商品の特性を経験的に把握して使い分けたり、あるいは化粧アドバイザーが経験的におおまかな肌質分類を行って、適切と思われる化粧料を推奨するのが通常であった。このような方法による評価は評価者の主観に左右されやすく、また一度下された判定に心理的に縛られやすく、季節や加齢による変化があっても化粧料の選択には影響がおよびにくくなる等の弊害が考えられる。
近年、肌表面の分析方法や分析装置の進歩に伴い、この方面にも科学的な評価がなされるようになり、従来の経験的な分類やおおまかな分類に代わって、精密な分析値を用いた精度の高い分類が可能となってきており、適切な化粧料を選択できる方向に進んできている。
このような測定方法、測定機器に関する技術としては、例えば角質層標本の作製方法(特開昭63−106558号公報)、角質層の検査方法(特開昭63−113358号公報)、角層の厚さを測定する方法(特開平4−132540号)、角層ターンオーバー分布測定システム(特開平6−315484号公報)などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者等は従前より表皮のターンオーバー速度と角質細胞投影面積との関係から肌質の測定を試みてきた結果、表皮のターンオーバー速度と角質細胞の投影面積とに逆相関関係が認められることより、角質細胞の投影面積は肌の状態を反映していると考えているが、肌質の測定方法として見た場合には、ある程度の評価は可能であるものの、実際の肌質との不一致が多々あり、充分満足のいく測定方法とは言いがたい面がある。
本発明者等はこのような誤差を生じる理由として、従来の皮膚表面の角質の測定による評価では、肌の状態の変化はどの部位でも平均的に生じるという仮定に基づいて測定データを平均値のみで捉えてあてはめている点にあるのではないかと考えた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等はこの点について詳細に検討を加えたところ、現実の皮膚では肌状態が変化する部位と変化しない部位がモザイク状に混在していることを見いだし、このため、単に角質細胞の投影面積の平均値を中心として評価する方法では、実際の肌質とのズレが生じてくるものとの知見を得た。そして、皮膚表面の角質細胞の投影面積の平均値だけで評価するのではなく、角質細胞の投影面積のばらつきの程度をも考慮することで、肌質測定の精度が飛躍的に向上することを見いだし、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】
すなわち、本発明は皮膚表面における角質細胞の投影面積の平均値と変動係数とを測定し、これをもって肌質を精度よく測定する方法に関する。
【0006】
ここで、本発明の基礎となる角質細胞の投影面積等について述べる。角質細胞の体積は、細胞個々でほぼ一定しているため、細胞が平べったい状態となると、投影面積は大きくなる。外的刺激により角層が損傷を受けると、角層は刺激排除の方向に動き出し、角層のターンオーバー速度がアップするのである。このような外的刺激による損傷を受けた角層の細胞増殖速度が分化に必要な時間による制限を越えてしまった場合、角層の未熟な状態でのターンオーバーとなり、角質細胞本来の偏平な形態とならず投影面積が小さくなり、ばらつきを生じるようになる。このため、皮膚表面の角質細胞間に間隙が生じたり、細胞間物質の不足が生じる等の原因によりバリアー機能が低下して敏感肌となり、前述の外的刺激による損傷を受けやすくなって更に悪循環を繰り返すものと想定される。外的刺激による損傷を受けた角層の細胞増殖速度が分化に必要な時間による制限を越えない場合には、正常に近い細胞の増殖が行われるため、皮膚表面のバリアー機能が維持、回復され、健常肌へと復帰していく。従ってこの時の皮膚表面の角質細胞の投影面積の平均値とばらつきの程度を測定することにより、敏感肌か、健常肌かの測定が可能となるのである。
【0007】
本発明に用いられる皮膚表面の角質細胞の投影面積の測定は、例えば前記角質層標本の作製方法(特開昭63−106558号公報)、角質層の検査方法(特開昭63−113358号公報)に記載の方法等により角質細胞を染色し、これを画像解析装置等を用いて投影面積や変動係数を測定することができるが、その他個々の角質細胞の投影面積を測定可能な方法であれば、特にその種類を問わず本発明に応用する事が可能である。例えば、被験者の皮膚表面に筒状のカップを密着させ、ここにトライトンX等の界面活性剤の希釈液を注ぎ込み、撹拌して剥離してきた角質細胞を捕集して染色し観察するいわゆるスクラブ法や、微粘着性テープにより、皮膚表面の角質を剥離し、これを染色して観察するテープストリッピング法などが挙げられる。本発明の方法においては、投影面積を測定する角質細胞は20個以上、好ましくは50〜100個程度を測定する。測定数が増えればそれだけ測定精度も高まるが、実際の作業効率を考えると100個を越えて測定してもそれに見合った精度の向上が見られず、また20個以下であると得られる投影面積の平均値や変動係数の精度が低くなり、好ましくない。
本発明においては、角質細胞の投影面積と変動係数とを測定するにあたり、対照部位として例えば上腕内側部や胸部、背部等の通常日光等の環境要因に比較的影響されにくい部位の角質細胞を用いて、同一個体内の個人差及び年齢差をキャンセルさせてやると、測定の精度を高める事ができるので、より好ましい。
【0008】
本発明の肌質の測定方法では、測定により得られた角質細胞の投影面積の平均値をA、投影面積の変動係数をBとすると、二次元座標軸の何れをAとしてもよく、またプロットする数値はBとの相関が取れる形態を取りうるならば逆数や対数でプロットしてもかまわない。これはBの数値に関しても同様である。実際に評価に用いる場合には、評価軸の選択の仕方により敏感肌や健常肌の座標領域が変化するが、本発明者等が用いている評価軸の選定方法に従って説明をする。以下、本発明の肌質測定方法及び本発明に用いられる皮膚表面における角質細胞の投影面積の測定方法とばらつきの変動係数の測定方法について実例を挙げて詳細に説明する。
【0009】
パネラーの頬と上腕内側より角質細胞をテープストリッピング法により採取し、ゲンチアナバイオレットとブリリアントグリーンを用いて角質細胞を染色し、測定用標本とした。一標本当たり60〜100個の細胞をランダムに選択し、画像解析装置を用いて個々の投影面積を計測する。横軸に頬の細胞面積の平均値を上腕の細胞面積の平均値で除した値、縦軸を上腕の変動係数を頬の変動係数で除した値とした座標軸上に各パネラーの計算値をプロットする。問診により敏感肌と分類された30代の女性パネラー38名と、同じく健常肌と分類された30代の女性パネラー50名の2群について測定した結果、得られた各群の平均値を図1に示す。
【0010】
【図1】
【0011】
図1に見られるように、敏感肌の群と、健常肌の群ははっきりと分かれた領域に位置し、本発明の測定方法により敏感肌と健常肌とを精密に測定しうる事が証明された。
【0012】
【測定例】
本発明の測定方法により、健常肌と分類されるパネラーと、敏感肌と分類されるパネラーを、春季(4、5月)、夏季(7、8月)、秋季(10月)の季節毎に測定し、その測定精度の確認を行った。得られた結果を表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】
表1の結果から、上腕内側は、角質細胞の投影面積、ばらつきともに、肌質の相違、季節の相違による変動はほとんど見られないが、頬の部分の角質細胞にははっきりとした相違が認められる。肌質別に見ると、敏感肌は春季、夏季、秋季においては健常肌に比べ、角質細胞の投影面積は常に小さく、ばらつきは常に大きいことが明らかとなっている。このデータを前述の二次元座標軸に投影すれば季節要因や体調により、敏感肌の程度の変化までをも把握することが可能である。このように本発明の測定方法によれば、健常肌と敏感肌を明確に区別でき、また敏感肌の被験者の季節等の要因による変動も精度よく捉えることが可能であることが実証された。
【0015】
【発明の効果】
本発明の測定方法によれば、被験者にさしたる苦痛を与えることもなく、被験者の肌質を精度よく測定することができる。また、季節等による変動も敏感に捉えることができるので、被験者の測定時の肌の状態に合致した化粧料や皮膚外用剤を選択することが可能となる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】健常肌に分類されるパネラーと、敏感肌に分類されるパネラーの肌状態図。
Claims (3)
- 被験者の顔面における複数個の角質細胞の投影面積の平均値と、被験者の顔面における複数個の角質細胞の投影面積の変動係数とを二次元座標軸上にプロットし、そのプロットの属する領域により被験者の肌質を測定する事を特徴とする肌質測定方法。
- 更に被験者の日光等の外部環境に暴露される事の少ない部位における複数個の角質細胞を対照部位として使用し、この対照部位における角質細胞の投影面積の平均値と変動係数とを用いて、被験者の顔面における複数個の角質細胞の投影面積の平均値と変動係数における同一個体内の個体差や年齢差による誤差をキャンセルして得た数値を二次元座標上にプロットし、そのプロットの位置する座標領域により、肌質を測定する事を特徴とする請求項1に記載の肌質測定方法。
- 被験者の顔面における複数個の角質細胞の投影面積の平均値を対照部位の複数個の角質細胞の投影面積の平均値で除した数値と、被験者の顔面における複数個の角質細胞の投影面積の変動係数を被験者の対照部位における複数個の角質細胞の投影面積の変動係数で除した数値とを二次元座標軸上にプロットし、そのプロットの属する位置により被験者の肌質を測定する事を特徴とする請求項2に記載の肌質測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31426896A JP3554642B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 肌質測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31426896A JP3554642B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 肌質測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10142224A JPH10142224A (ja) | 1998-05-29 |
JP3554642B2 true JP3554642B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=18051319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31426896A Expired - Fee Related JP3554642B2 (ja) | 1996-11-11 | 1996-11-11 | 肌質測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554642B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3980774B2 (ja) * | 1998-10-13 | 2007-09-26 | ポーラ化成工業株式会社 | 敏感肌の鑑別法 |
JP2003028856A (ja) * | 2001-07-10 | 2003-01-29 | Shiseido Co Ltd | 肌状態判断方法および肌状態判断マップ |
US7317818B2 (en) * | 2001-11-26 | 2008-01-08 | L'ORéAL S.A. | Method of enabling an analysis of an external body portion |
JP6534951B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2019-06-26 | 御木本製薬株式会社 | 皮膚ターンオーバーの評価方法 |
JP6850194B2 (ja) * | 2017-05-23 | 2021-03-31 | 花王株式会社 | 肌状態評価方法及び肌状態評価装置 |
JP6854702B2 (ja) * | 2017-05-23 | 2021-04-07 | 花王株式会社 | 肌荒れ評価方法及び肌荒れ評価装置 |
JP6686223B1 (ja) * | 2019-10-24 | 2020-04-22 | 株式会社アイム | 肌状態評価方法 |
-
1996
- 1996-11-11 JP JP31426896A patent/JP3554642B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10142224A (ja) | 1998-05-29 |
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