JP3554491B2 - 複数製品の梱包・包装寸法設定装置 - Google Patents
複数製品の梱包・包装寸法設定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3554491B2 JP3554491B2 JP27449698A JP27449698A JP3554491B2 JP 3554491 B2 JP3554491 B2 JP 3554491B2 JP 27449698 A JP27449698 A JP 27449698A JP 27449698 A JP27449698 A JP 27449698A JP 3554491 B2 JP3554491 B2 JP 3554491B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blocks
- packaging
- block
- dimensional map
- operator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/82—Elements for improving aerodynamics
Landscapes
- Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
- Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品を複数個組み合わせて梱包もしくは包装する際の最適寸法を設定するための複数製品の梱包・包装寸法設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
梱包もしくは包装用のコンテナ、スチールケース、段ボール箱、化粧箱およびプラスチック袋等は、一般的に直方体であるのに対し、自動車部品等の製品は、丸味を帯びた非直方体状のものであることが多く、直方体に極力近似した形状となるように製品同士を現実に組み合わせる作業を行なって、梱包もしくは包装容器への収容効率を向上するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような製品同士の組み合わせを行なうためには、製品が実際に存在しなければならず、製品の入手が困難である状態では、梱包もしくは包装容器への収容効率を向上するための、梱包・包装寸法を設定することが不可能である。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、実際に製品が入手できない状態にあっても、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を設定することを可能とした複数製品の梱包・包装寸法設定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、製品を複数個組み合わせて梱包もしくは包装する際の最適寸法を設定するための複数製品の梱包・包装寸法設定装置であって、X軸、Y軸およびZ軸方向の罫線間寸法を同一とした三次元罫線で表わされる三次元マップを表示する表示手段と;前記三次元罫線で規定される立方体の前記三次元マップ上での位置、それらの立方体の組み合わせで構成されるブロックの前記三次元マップ上での姿勢変化、ならびに前記ブロックの三次元マップ上での移動をオペレータの操作に応じて指示することが可能な指示手段と;該指示手段による複数の前記立法体の位置指示に応じて一対の製品にほぼ対応した形状、寸法の一対のブロックを前記三次元マップ上に表示する第1のステップと、三次元マップ上で両ブロックのうちの一方を固定するとともに他方のブロックの姿勢をオペレータの操作による指示手段の姿勢変化指示に応じて変化させる第2のステップと、姿勢変化後の前記他方のブロックの位置を前記三次元マップ上の固定位置にある前記一方のブロックに相互に干渉しない位置までオペレータの操作による指示手段の移動指示に応じて近接させて両ブロックをオペレータがほぼ直方体状と判断する形態で組み合わせる第3のステップと、相互に組み合わされた両ブロックから成る組み合わせブロックの全体外形寸法を確定する第4のステップとを順次経過するように表示手段の表示をオペレータの操作による指示手段の指示に応じて制御する制御手段と;を含むことを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、梱包・包装すべき一対の製品に近似した一対のブロックを表示手段の三次元マップ上に表示せしめ、両ブロックの一方を固定した状態で、他方のブロックをその姿勢を変化させつつ一方のブロックに近接させ、相互の干渉を回避しつつ両ブロックをほぼ直方体状に組み合わせて組み合わせブロックを構成する処理を、表示手段の三次元マップを見ながらのオペレータの操作に伴なう指示手段の指示で制御手段が実行することになり、一対の製品にほぼ対応した三次元形状のブロックを梱包・包装容器に効率的に収容し得る直方体状に組み合わせていくことができ、現実の製品が入手できなくても、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を設定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は梱包・包装寸法設定装置の構成を示す図、図2は表示手段に表示される三次元マップを示す図、図3は三次元マップ上に一対のブロックが表示された状態を示す図、図4は一方のブロックが固定された状態で他方のブロックが姿勢変化をする状態を順次示す図、図5は固定された一方のブロックに姿勢変化後の他方のブロックが近接していく状態を順次示す図である。
【0009】
先ず図1において、この梱包・包装寸法設定装置は、パーソナルコンピュータ(パソコン)として用いられているものであり、CRTディスプレイもしくは液晶ディスプレイ等の表示手段1と、キーボードやマウス等の指示手段2と、パソコン本体6に内蔵される制御手段3とを備える。
【0010】
制御手段3は、相互間での信号の授受を可能として接続されるマイクロプロセッサ4およびメモリ5で構成されるものであり、指示手段2からの信号はパソコン本体6内の入・出力インターフェース7を介してマイクロプロセッサ4に入力され、マイクロプロセッサ4からの信号は入・出力インターフェース7を介して表示手段1に入力される。
【0011】
表示手段1は、図2で示すように、X軸、Y軸およびZ軸方向の罫線間寸法を同一とした三次元罫線で表わされる三次元マップを画面1aに表示可能であり、指示手段2の指示に伴なうマイクロプロセッサ4からの信号により、前記画面1aでの三次元マップの罫線間寸法は大小に変更される。
【0012】
指示手段2は、前記表示手段1における三次元罫線で規定される立法体の前記三次元マップ上での位置、それらの立方体の組み合わせで構成されるブロックの前記三次元マップ上での姿勢変化、ならびに前記ブロックの三次元マップ上での移動をオペレータの操作に応じて指示することが可能である。
【0013】
制御手段3は、指示手段2の指示に基づいて表示手段1の表示状態を制御するものであり、次のような第1〜第4のステップを順次経過して表示手段1の表示状態を順次変化させるとともに、最終的な梱包・包装寸法を演算する機能を果す。
【0014】
第1のステップでは、指示手段2の指示に基づいて梱包・包装すべき製品に対応した寸法の一対のブロックを表示手段1の前記三次元マップ上に表示する処理を制御手段3が実行する。
【0015】
この第1のステップにおいて、オペレータは、梱包・包装すべき製品の三次元寸法に基づいて、前記製品にほぼ対応した三次元形状のブロックを組み合わせによって構成する複数の立法体を予め設定しておき、指示手段2によって、設定した前記立法体の寸法に応じた三次元罫線の間隔を指示するとともに、各立法体の位置を指示する。これにより、図3で示すように、画面1aの三次元マップ上に、複数の立法体8,8…から成る一対のブロック91 ,92 が、製品にほぼ対応した形状、寸法を有するものとして相互に間隔をあけた位置に表示されることになる。この際、製品において外部との接触を回避すべき重要管理ポイントを予め定めておき、各ブロック91 ,92 が、その重要管理ポイントを必ず含むように前記ブロック91 ,92 の三次元形状を定めることが必要である。
【0016】
第2のステップは、図4で示すように、三次元マップ上に表示されている一対のブロック91 ,92 のうち一方のブロック91 を前記三次元マップ上で固定するとともに、他方のブロック92 の姿勢を変化させる処理を、オペレータの操作による指示手段2の指示に基づいて制御手段3が実行する。
【0017】
すなわち、図4(a)で示すように、一方のブロック91 を三次元マップ上に固定しておき、その一方のブロック91 に他方のブロック92 を組み合わせたときにオペレータがほぼ直方体状となったと判断し得る姿勢となるように、図4(a)から図4(b)を経過して図4(c)となるまで、他方のブロック92 の姿勢をX軸、Y軸およびZ軸のまわりにそれぞれ回動せしめるように、制御手段3がオペレータの操作による指示手段2からの姿勢変化指示に基づいて表示手段1での前記他方のブロック92 の表示を変化させることになる。
【0018】
この際、両ブロック9,92 の表示色を異ならせておくことにより、第3のステップ以降でのオペレータの操作が容易となる。
【0019】
第3のステップは、姿勢変化後の他方のブロック92 の位置を固定位置にある一方のブロック91 に相互に干渉しない位置までオペレータの操作による指示手段2の移動指示に応じて近接させて両ブロック91 ,92 をほぼ直方体状に組み合わせる処理を制御手段3が実行する。
【0020】
すなわち図4(c)で示したように、両ブロック91 ,92 が三次元マップ上で相互に離隔した位置にある状態から、オペレータの操作による指示手段2の移動指示に基づき、制御手段3は、図5(a)〜(c)を経過して図5(d)となるまで、一方のブロック91 に近接するように三次元マップ上で他方のブロック92 を移動させる。
【0021】
このような他方のブロック92 の一方のブロック91 への近接移動時に、両ブロック91 ,92 が相互に干渉しないように、制御手段3は両ブロック91 ,92 の三次元マップ上の位置を判断し、干渉が生じたときに、表示手段1の画面1a上に干渉が生じた旨を、たとえば両ブロック91 ,92 の表示色を変化させる等により表示することができる。そうすれば、オペレータは、その干渉が生じた旨の表示に応じて他方のブロック92 を後戻りさせるように指示手段2を操作すればよく、図5(d)で示すように、両ブロック91 ,92 でほぼ直方体状の組み合わせブロック9C が構成されたとオペレータが判断するまで、他方のブロック92 を一方のブロック91 に近接させたときに、オペレータが移動指示操作を終了することに応じて前記他方のブロック92 の移動が終了する。
【0022】
第4のステップは、図5(d)で示した組み合わせブロック9C のX軸、Y軸およびZ軸寸法を確定する演算を制御手段3が実行するものであり、図5(d)で示したように組み合わせブロック9C が構成された状態でのオペレータの操作による指示手段2の指示に基づき、制御手段3は、組み合わせブロック9C の寸法を確定することになる。
【0023】
このようにして一対の製品にほぼ対応した三次元形状のブロック91 ,92 によるほぼ直方体状の組み合わせブロック9C が表示手段1に表示されるとともに、その組み合わせブロック9C の寸法が確定されることになる。
【0024】
次にこの実施例の作用について説明すると、梱包・包装すべき製品に近似した三次元形状の一対のブロック91 ,92 を表示手段1の三次元マップ上に表示せしめ、両ブロック91 ,92 の一方91 を固定した状態で、他方のブロック92 をその姿勢を変化させつつ一方のブロック91 に近接させ、相互の干渉を回避しつつ両ブロック91 ,92 をほぼ直方体状に組み合わせて組み合わせブロック9C を構成する処理を、表示手段1の三次元マップを見ながらのオペレータの操作に伴なう指示手段2の指示で制御手段3が実行することになる。
【0025】
したがって梱包・包装容器に効率的に収容可能な直方体状に一対の製品を組み合わせたときの梱包・包装寸法を、現実の製品が入手できなくても設定することができ、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を効果的に設定することができる。
【0026】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、梱包・包装容器に効率的に収容し得る直方体状に一対の製品に近似した三次元形状のブロックを組み合わせていくことにより、現実の製品が入手できなくても、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梱包・包装寸法設定装置の構成を示す図である。
【図2】表示手段に表示される三次元マップを示す図である。
【図3】三次元マップ上に一対のブロックが表示された状態を示す図である。
【図4】一方のブロックが固定された状態で他方のブロックが姿勢変化をする状態を順次示す図である。
【図5】固定された一方のブロックに姿勢変化後の他方のブロックが近接していく状態を順次示す図である。
【符号の説明】
1・・・表示手段
2・・・指示手段
3・・・制御手段
8・・・立方体
91 ,92 ・・・ブロック
9C ・・・組み合わせブロック
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品を複数個組み合わせて梱包もしくは包装する際の最適寸法を設定するための複数製品の梱包・包装寸法設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
梱包もしくは包装用のコンテナ、スチールケース、段ボール箱、化粧箱およびプラスチック袋等は、一般的に直方体であるのに対し、自動車部品等の製品は、丸味を帯びた非直方体状のものであることが多く、直方体に極力近似した形状となるように製品同士を現実に組み合わせる作業を行なって、梱包もしくは包装容器への収容効率を向上するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような製品同士の組み合わせを行なうためには、製品が実際に存在しなければならず、製品の入手が困難である状態では、梱包もしくは包装容器への収容効率を向上するための、梱包・包装寸法を設定することが不可能である。
【0004】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、実際に製品が入手できない状態にあっても、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を設定することを可能とした複数製品の梱包・包装寸法設定装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、製品を複数個組み合わせて梱包もしくは包装する際の最適寸法を設定するための複数製品の梱包・包装寸法設定装置であって、X軸、Y軸およびZ軸方向の罫線間寸法を同一とした三次元罫線で表わされる三次元マップを表示する表示手段と;前記三次元罫線で規定される立方体の前記三次元マップ上での位置、それらの立方体の組み合わせで構成されるブロックの前記三次元マップ上での姿勢変化、ならびに前記ブロックの三次元マップ上での移動をオペレータの操作に応じて指示することが可能な指示手段と;該指示手段による複数の前記立法体の位置指示に応じて一対の製品にほぼ対応した形状、寸法の一対のブロックを前記三次元マップ上に表示する第1のステップと、三次元マップ上で両ブロックのうちの一方を固定するとともに他方のブロックの姿勢をオペレータの操作による指示手段の姿勢変化指示に応じて変化させる第2のステップと、姿勢変化後の前記他方のブロックの位置を前記三次元マップ上の固定位置にある前記一方のブロックに相互に干渉しない位置までオペレータの操作による指示手段の移動指示に応じて近接させて両ブロックをオペレータがほぼ直方体状と判断する形態で組み合わせる第3のステップと、相互に組み合わされた両ブロックから成る組み合わせブロックの全体外形寸法を確定する第4のステップとを順次経過するように表示手段の表示をオペレータの操作による指示手段の指示に応じて制御する制御手段と;を含むことを特徴とする。
【0006】
このような構成によれば、梱包・包装すべき一対の製品に近似した一対のブロックを表示手段の三次元マップ上に表示せしめ、両ブロックの一方を固定した状態で、他方のブロックをその姿勢を変化させつつ一方のブロックに近接させ、相互の干渉を回避しつつ両ブロックをほぼ直方体状に組み合わせて組み合わせブロックを構成する処理を、表示手段の三次元マップを見ながらのオペレータの操作に伴なう指示手段の指示で制御手段が実行することになり、一対の製品にほぼ対応した三次元形状のブロックを梱包・包装容器に効率的に収容し得る直方体状に組み合わせていくことができ、現実の製品が入手できなくても、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を設定することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】
図1〜図5は本発明の一実施例を示すものであり、図1は梱包・包装寸法設定装置の構成を示す図、図2は表示手段に表示される三次元マップを示す図、図3は三次元マップ上に一対のブロックが表示された状態を示す図、図4は一方のブロックが固定された状態で他方のブロックが姿勢変化をする状態を順次示す図、図5は固定された一方のブロックに姿勢変化後の他方のブロックが近接していく状態を順次示す図である。
【0009】
先ず図1において、この梱包・包装寸法設定装置は、パーソナルコンピュータ(パソコン)として用いられているものであり、CRTディスプレイもしくは液晶ディスプレイ等の表示手段1と、キーボードやマウス等の指示手段2と、パソコン本体6に内蔵される制御手段3とを備える。
【0010】
制御手段3は、相互間での信号の授受を可能として接続されるマイクロプロセッサ4およびメモリ5で構成されるものであり、指示手段2からの信号はパソコン本体6内の入・出力インターフェース7を介してマイクロプロセッサ4に入力され、マイクロプロセッサ4からの信号は入・出力インターフェース7を介して表示手段1に入力される。
【0011】
表示手段1は、図2で示すように、X軸、Y軸およびZ軸方向の罫線間寸法を同一とした三次元罫線で表わされる三次元マップを画面1aに表示可能であり、指示手段2の指示に伴なうマイクロプロセッサ4からの信号により、前記画面1aでの三次元マップの罫線間寸法は大小に変更される。
【0012】
指示手段2は、前記表示手段1における三次元罫線で規定される立法体の前記三次元マップ上での位置、それらの立方体の組み合わせで構成されるブロックの前記三次元マップ上での姿勢変化、ならびに前記ブロックの三次元マップ上での移動をオペレータの操作に応じて指示することが可能である。
【0013】
制御手段3は、指示手段2の指示に基づいて表示手段1の表示状態を制御するものであり、次のような第1〜第4のステップを順次経過して表示手段1の表示状態を順次変化させるとともに、最終的な梱包・包装寸法を演算する機能を果す。
【0014】
第1のステップでは、指示手段2の指示に基づいて梱包・包装すべき製品に対応した寸法の一対のブロックを表示手段1の前記三次元マップ上に表示する処理を制御手段3が実行する。
【0015】
この第1のステップにおいて、オペレータは、梱包・包装すべき製品の三次元寸法に基づいて、前記製品にほぼ対応した三次元形状のブロックを組み合わせによって構成する複数の立法体を予め設定しておき、指示手段2によって、設定した前記立法体の寸法に応じた三次元罫線の間隔を指示するとともに、各立法体の位置を指示する。これにより、図3で示すように、画面1aの三次元マップ上に、複数の立法体8,8…から成る一対のブロック91 ,92 が、製品にほぼ対応した形状、寸法を有するものとして相互に間隔をあけた位置に表示されることになる。この際、製品において外部との接触を回避すべき重要管理ポイントを予め定めておき、各ブロック91 ,92 が、その重要管理ポイントを必ず含むように前記ブロック91 ,92 の三次元形状を定めることが必要である。
【0016】
第2のステップは、図4で示すように、三次元マップ上に表示されている一対のブロック91 ,92 のうち一方のブロック91 を前記三次元マップ上で固定するとともに、他方のブロック92 の姿勢を変化させる処理を、オペレータの操作による指示手段2の指示に基づいて制御手段3が実行する。
【0017】
すなわち、図4(a)で示すように、一方のブロック91 を三次元マップ上に固定しておき、その一方のブロック91 に他方のブロック92 を組み合わせたときにオペレータがほぼ直方体状となったと判断し得る姿勢となるように、図4(a)から図4(b)を経過して図4(c)となるまで、他方のブロック92 の姿勢をX軸、Y軸およびZ軸のまわりにそれぞれ回動せしめるように、制御手段3がオペレータの操作による指示手段2からの姿勢変化指示に基づいて表示手段1での前記他方のブロック92 の表示を変化させることになる。
【0018】
この際、両ブロック9,92 の表示色を異ならせておくことにより、第3のステップ以降でのオペレータの操作が容易となる。
【0019】
第3のステップは、姿勢変化後の他方のブロック92 の位置を固定位置にある一方のブロック91 に相互に干渉しない位置までオペレータの操作による指示手段2の移動指示に応じて近接させて両ブロック91 ,92 をほぼ直方体状に組み合わせる処理を制御手段3が実行する。
【0020】
すなわち図4(c)で示したように、両ブロック91 ,92 が三次元マップ上で相互に離隔した位置にある状態から、オペレータの操作による指示手段2の移動指示に基づき、制御手段3は、図5(a)〜(c)を経過して図5(d)となるまで、一方のブロック91 に近接するように三次元マップ上で他方のブロック92 を移動させる。
【0021】
このような他方のブロック92 の一方のブロック91 への近接移動時に、両ブロック91 ,92 が相互に干渉しないように、制御手段3は両ブロック91 ,92 の三次元マップ上の位置を判断し、干渉が生じたときに、表示手段1の画面1a上に干渉が生じた旨を、たとえば両ブロック91 ,92 の表示色を変化させる等により表示することができる。そうすれば、オペレータは、その干渉が生じた旨の表示に応じて他方のブロック92 を後戻りさせるように指示手段2を操作すればよく、図5(d)で示すように、両ブロック91 ,92 でほぼ直方体状の組み合わせブロック9C が構成されたとオペレータが判断するまで、他方のブロック92 を一方のブロック91 に近接させたときに、オペレータが移動指示操作を終了することに応じて前記他方のブロック92 の移動が終了する。
【0022】
第4のステップは、図5(d)で示した組み合わせブロック9C のX軸、Y軸およびZ軸寸法を確定する演算を制御手段3が実行するものであり、図5(d)で示したように組み合わせブロック9C が構成された状態でのオペレータの操作による指示手段2の指示に基づき、制御手段3は、組み合わせブロック9C の寸法を確定することになる。
【0023】
このようにして一対の製品にほぼ対応した三次元形状のブロック91 ,92 によるほぼ直方体状の組み合わせブロック9C が表示手段1に表示されるとともに、その組み合わせブロック9C の寸法が確定されることになる。
【0024】
次にこの実施例の作用について説明すると、梱包・包装すべき製品に近似した三次元形状の一対のブロック91 ,92 を表示手段1の三次元マップ上に表示せしめ、両ブロック91 ,92 の一方91 を固定した状態で、他方のブロック92 をその姿勢を変化させつつ一方のブロック91 に近接させ、相互の干渉を回避しつつ両ブロック91 ,92 をほぼ直方体状に組み合わせて組み合わせブロック9C を構成する処理を、表示手段1の三次元マップを見ながらのオペレータの操作に伴なう指示手段2の指示で制御手段3が実行することになる。
【0025】
したがって梱包・包装容器に効率的に収容可能な直方体状に一対の製品を組み合わせたときの梱包・包装寸法を、現実の製品が入手できなくても設定することができ、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を効果的に設定することができる。
【0026】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、梱包・包装容器に効率的に収容し得る直方体状に一対の製品に近似した三次元形状のブロックを組み合わせていくことにより、現実の製品が入手できなくても、梱包もしくは包装容器に効率よく製品を収容するための梱包・包装寸法を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】梱包・包装寸法設定装置の構成を示す図である。
【図2】表示手段に表示される三次元マップを示す図である。
【図3】三次元マップ上に一対のブロックが表示された状態を示す図である。
【図4】一方のブロックが固定された状態で他方のブロックが姿勢変化をする状態を順次示す図である。
【図5】固定された一方のブロックに姿勢変化後の他方のブロックが近接していく状態を順次示す図である。
【符号の説明】
1・・・表示手段
2・・・指示手段
3・・・制御手段
8・・・立方体
91 ,92 ・・・ブロック
9C ・・・組み合わせブロック
Claims (1)
- 製品を複数個組み合わせて梱包もしくは包装する際の最適寸法を設定するための複数製品の梱包・包装寸法設定装置であって、X軸、Y軸およびZ軸方向の罫線間寸法を同一とした三次元罫線で表わされる三次元マップを表示する表示手段(1)と;前記三次元罫線で規定される立方体(8)の前記三次元マップ上での位置、それらの立方体(8)の組み合わせで構成されるブロック(92 )の前記三次元マップ上での姿勢変化、ならびに前記ブロック(92 )の三次元マップ上での移動をオペレータの操作に応じて指示することが可能な指示手段(2)と;該指示手段(2)による複数の前記立法体(8)の位置指示に応じて一対の製品にほぼ対応した形状、寸法の一対のブロック(91 ,92 )を前記三次元マップ上に表示する第1のステップと、三次元マップ上で両ブロック(91 ,92 )のうちの一方(91 )を固定するとともに他方のブロック(92 )の姿勢をオペレータの操作による指示手段(2)の姿勢変化指示に応じて変化させる第2のステップと、姿勢変化後の前記他方のブロック(92 )の位置を前記三次元マップ上の固定位置にある前記一方のブロック(92 )に相互に干渉しない位置までオペレータの操作による指示手段(2)の移動指示に応じて近接させて両ブロック(91 ,92 )をオペレータがほぼ直方体状と判断する形態で組み合わせる第3のステップと、相互に組み合わされた両ブロック(91 ,92 )から成る組み合わせブロック(9C )の全体外形寸法を確定する第4のステップとを順次経過するように表示手段(1)の表示をオペレータの操作による指示手段(2)の指示に応じて制御する制御手段(3)と;を含むことを特徴とする複数製品の梱包・包装寸法設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449698A JP3554491B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 複数製品の梱包・包装寸法設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27449698A JP3554491B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 複数製品の梱包・包装寸法設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000103406A JP2000103406A (ja) | 2000-04-11 |
JP3554491B2 true JP3554491B2 (ja) | 2004-08-18 |
Family
ID=17542505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27449698A Expired - Fee Related JP3554491B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 複数製品の梱包・包装寸法設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3554491B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5242184B2 (ja) * | 2008-01-29 | 2013-07-24 | 古河電気工業株式会社 | ワイヤハーネスの梱包形態検討支援装置、ワイヤハーネスの梱包形態検討支援プログラム及びワイヤハーネスの梱包形態検討方法 |
US9914278B2 (en) | 2010-08-03 | 2018-03-13 | Packsize Llc | Creating on-demand packaging based on stored attribute data |
WO2018131114A1 (ja) * | 2017-01-12 | 2018-07-19 | 株式会社日立物流 | 作業支援装置及び作業支援方法 |
-
1998
- 1998-09-29 JP JP27449698A patent/JP3554491B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000103406A (ja) | 2000-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4956790A (en) | Instruction system of remote-control robot | |
JP4002250B2 (ja) | ロボットシステム及びその制御方法 | |
EP0889383A1 (en) | Robot control device having operation route simulation function | |
JP3554491B2 (ja) | 複数製品の梱包・包装寸法設定装置 | |
JP5067768B2 (ja) | プログラム作成支援システム、及び、そのコンピュータプログラム | |
JP2000315106A (ja) | プログラマブルコントローラ | |
KR100504636B1 (ko) | 서보제어시스템 및 그의 제어방법 | |
JP2000015595A (ja) | 物体衝突検出方法およびその装置 | |
JPS62269221A (ja) | 3次元座標指示方式 | |
JPS647107A (en) | Weaving device for industrial robot | |
JPH11161310A (ja) | 遠隔操作型ロボット制御システム | |
JP2007051919A (ja) | 車両メータ装置 | |
JPH01237703A (ja) | ロボツト教示装置 | |
JPH0334939U (ja) | ||
JPH01172133U (ja) | ||
JP2000089906A (ja) | 方向データ出力装置 | |
JPH0269615A (ja) | 立体画像装置 | |
JPH09311953A (ja) | 3次元モデル表示システム | |
JP3545241B2 (ja) | 図形描画方法および図形描画システム | |
WO2022049608A1 (en) | Immersive virtual reality system | |
KR101189772B1 (ko) | 쇼 윈도우용 인조물의 제어 장치 및 그 제어 방법 | |
JPH11328434A (ja) | 画像作成装置、画像作成方法、画像作成プログラムが記録された可読記録媒体及びビデオゲーム装置 | |
JPH02271404A (ja) | ロボットのオフラインティーチングシステム | |
JP2000110199A (ja) | 建設機械の設計支援装置 | |
JPH0566706U (ja) | プログラマブルコントロール装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040414 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040507 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |