JP3553918B2 - エッジルータ装置及びネットワーク管理システムとそのプログラム並びにネットワーク管理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、Diff−servなどのパケット優先度を設定可能なパケット通信網において、クライアント側ユーザ端末からの操作でサーバ側ユーザ端末が送信するパケットの優先度を変更可能なエッジルータ装置及びネットワーク管理システムとそのプログラム並びにネットワーク管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パケット通信網には複数種の通信網が存在するが、その中にはパケットに優先度を付けて優先度の高いパケットほど高速にパケットを転送することができるパケット通信網が存在する。その一例としてDiff−servベースのパケット通信網を挙げることができる。
【0003】
図9に従来例としてのDiff−servベースパケット通信網の構成を示す。図において、21はパケット通信網で、通信網の末端に設けられた複数のエッジルータ装置210と、複数のコアルータ装置220とを備え、エッジルータ装置210とコアルータ装置220との間及び複数のコアルータ装置220間はパケット通信線241を介して接続されている。さらに、各エッジルータ装置210は制御通信網242を介してネットワーク管理装置230に接続されている。
【0004】
上記構成のDiff−servベースのパケット通信網21では、パケットに優先度を付けてその優先度に従って各ルータでパケットを配送することができる。
【0005】
パケットに優先度を付ける方法としては2種類の方法がある。その一つは、ユーザ端末22において、パケットのヘッダ部分の優先度フィールドに優先度を付加してパケット通信網21に送信する方法である。他の一つはアクセス線路24を介してユーザ端末22が接続されたエッジルータ装置210内のポリシー制御部211において、ユーザ端末22が送信したパケットのヘッダ部分の優先度フィールドを変更する方法である。
【0006】
図10に、エッジルータ装置210の一構成例を示す。このエッジルータ装置210は、ポリシー制御部211と、ポリシーテーブル212、パケット課金部213を備え、ポリシーテーブル212には、パケットの送信元アドレス、送信先アドレス、パケット優先度が1組の情報として複数の情報がリストとして保存されている。
【0007】
ポリシー制御部211は、ユーザ端末22からアクセス線路24を介してパケット301を受信すると、そのパケット301のヘッダ部分にある送信元アドレスと送信先アドレスを取得してポリシーテーブル212内の情報と比較する。この比較の結果、該当する情報がポリシーテーブル212にあれば、その中に記録されている優先度をパケット301のヘッダ部分の優先度フィールドに付加したパケット302を生成してパケット通信網21内のコアルータ装置220に送信する。 上記2つの方法の何れかによって、パケット301を送信するユーザ端末22で優先度を付加したパケットを生成する、もしくはアクセス線路24を介してユーザ端末22に接続されているエッジルータ装置210のポリシー制御部301において優先度を付加したパケット302を生成して、このパケット302をコアルータ装置220へ送信し、高優先度のパケットほど高速に転送することができる。
【0008】
また、上記エッジルータ装置210において、優先度が付けられたパケットをカウントして課金することができる。この場合、エッジルータ装置210のパケット課金部213において、通過するパケットを優先度毎に分類して、パケット数と各パケットのバイト長をカウントする。このカウントした値は、一定期間毎にネットワーク管理装置230によって制御通信網242を介して集計され、優先度毎の料金を掛け合わせた値がユーザ端末22の管理者に課金される。
【0009】
ここで、カウント対象のパケットには、ユーザ端末22が送信するパケットと、ユーザ端末22に送られてくるパケットの2種類があるが、どちらか一方のパケットをカウントして課金するか、もしくは両方をカウントして課金するかは、ネットワークサービス提供者の課金ポリシーに依存する。
【0010】
このようにして従来は、パケットの送信側においてのみパケットに優先度を付加して、その優先度付きパケットの課金処理を行えるようになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来例では、パケットの優先度を変更できるのは、送信側のみであった。さらに、パケットに対する課金処理に関しても、送信パケットだけに課金するか、送受信の両方のパケットに課金するかのどちらかを固定的に選択できるだけであった。
【0012】
このような従来例の方式は、クライアント・サーバ形式でパケット転送を行う場合に多くの問題点があった。クライアント・サーバ形式とは、クライアント側ユーザ端末がサーバ側ユーザ端末に要求を出して、サーバ側ユーザ端末から情報を入手する形式である。一例としては、クライアント側ユーザ端末がサーバ側ユーザ端末に要求を出して、サーバ側ユーザ端末が保持しているファイルをダウンロードする場合がある。さらに、サーバ側ユーザ端末が、音楽や映像等のストリーム型のデータを保持していて、クライアント側ユーザ端末がサーバ側ユーザ端末に要求してそれらのストリームデータを入手する場合がある。
【0013】
このクライアント・サーバ形式では、データを要求するのはクライアント側ユーザ端末であるが、そのデータを送信するのはサーバ側ユーザ端末である。このためクライアント側ユーザ端末が、サーバ側ユーザ端末からのデータを高優先パケットで配送してほしい場合は、クライアント側ユーザ端末の管理者がサーバ側ユーザ端末の管理者になんらかの方法で連絡をしてサーバ側ユーザ端末の送信パケットの優先度を変更してもらう必要がある。
【0014】
さらに、サーバ側ユーザ端末が送信するパケットの課金はサーバ側ユーザ端末の管理者に課されるため、サーバ側ユーザ端末の管理者は高優先パケットの料金を何らかの方法でクライアント側ユーザ端末の管理者に支払ってもらう必要がある。もし、クライアント側のエッジルータ装置210でクライアント側ユーザ端末が送信したパケットとクライアント側ユーザ端末がサーバ側ユーザ端末から受信したパケットの両方のパケットに対して課金するという課金ポリシーにすれば、サーバ側では課金されないが、クライアント側ユーザ端末内のアプリケーションの中にサーバとして情報を提供するアプリケーションが混在している場合は問題の解決にはならない。
【0015】
このように従来の方式では、クライアント側ユーザ端末の管理者とサーバ側ユーザ端末の管理者で何らかの方法で連絡を取り、パケット優先度の変更と課金処理の付け替えをする必要がある。この連絡による方法は取引の信用度を確保するために複雑な処理が必要となる。また、フリーソフトを配布するような決済手段を持っていないサーバでは、クライアントからの高優先度パケットによる配送要求に答えるために決済手段を持つのは運営上困難である。さらに、個人レベルでパケット網に常時接続して自由に情報発信をするような使い方を考えた場合に、個人レベルで立ち上げたサーバに複雑な取引システムをサポートさせることは、大衆のネットワーク通信への参加を阻害する要因にもなる。
【0016】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、サーバ側ユーザ端末の管理者が全く意識する必要なしにクライアント側ユーザ端末に対して高優先度のパケットを送信できるように設定することができ、さらには、その課金を高優先度パケットを要求したクライアント側ユーザ端末の管理者が支払うように自動的に設定できるエッジルータ装置及びネットワーク管理システムとそのプログラム並びにネットワーク管理方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、パケットの優先度を設定可能なパケット通信網の末端に設けられ、該パケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する手段と、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度をポリシーテーブルに従って変更する手段とを有する複数のエッジルータ装置と、該エッジルータ装置と通信網を介して接続されたネットワーク管理装置とからなるネットワーク管理システムにおける前記エッジルータ装置とネットワーク管理装置を次のように構成した。
【0018】
前記エッジルータ装置は、前記ユーザ端末から送信され、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報を含むポリシー設定要求のパケットを前記アクセス線路から受信する手段と、前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットから該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出する手段と、前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更する手段と、前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送する手段と、前記ネットワーク管理装置からポリシー設定要求を受信する手段と、前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更する手段とを備えている。
【0019】
また、前記ネットワーク管理装置は、前記エッジルータ装置から前記通信網を介して送信されたポリシー設定要求を受信する手段と、該受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスを抽出する手段と、該抽出した送信元アドレスのユーザ端末と前記アクセス線路によって接続されているエッジルータ装置へ前記受信したポリシー設定要求を転送する手段とを備えている。
【0020】
上記ネットワーク管理システムでは、ユーザ端末からポリシー設定要求を送信することにより、このユーザ端末から特定の送信先アドレスのユーザ端末に送信されるパケットの優先度を変更することができると共に、特定の送信元アドレスのユーザ端末から自己ユーザ端末に送信されるパケットの優先度を変更することができる。
【0021】
即ち、ユーザ端末から送信されるポリシー設定要求のパケットには、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報が含まれている。このポリシー設定要求のパケットは、エッジルータ装置によって受信される。このエッジルータ装置は、パケットの優先度を設定可能なパケット通信網の末端に設けられて、このパケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する装置であり、前記パケット通信網内でのパケット優先度を設定したパケット転送をすることができる。
【0022】
前記エッジルータ装置は、前記ユーザ端末からポリシー設定要求のパケットを受信すると、ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットから、このポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出し、このポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更する。また、エッジルータ装置は、前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送する。さらに、エッジルータ装置は、他のエッジルータ装置から前記ネットワーク管理装置を介してポリシー設定要求を受信したときに、この受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更する。
【0023】
また、前記ネットワーク管理装置は、エッジルータ装置から通信網を介して送信されたポリシー設定要求を受信し、この受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスを抽出して、抽出した送信元アドレスのユーザ端末とアクセス線路によって接続されているエッジルータ装置へ前記受信したポリシー設定要求を転送する。
【0024】
上記構成によって、例えば、クライアント側のユーザ端末がサーバ側のユーザ端末に要求を送信してサーバ側ユーザ端末から情報を入手するクライアント・サーバ形式の場合、クライアント側ユーザ端末からポリシー設定要求を送信して、サーバ側ユーザ端末からデータを高優先パケットで配送させることが可能となる。このとき、サーバ側ユーザ端末の管理者に対して連絡をしなくても、サーバ側ユーザ端末の送信パケットの優先度を変更することができる。従って、サーバ側ユーザ端末が保持している音楽や映像等のストリーム型のデータをクライアント側ユーザ端末がダウンロードするときに、サーバ側ユーザ端末の送信パケットの優先度を変更することにより、高速なダウンロードが可能となる。
【0025】
また、本発明では、エッジルータ装置に、ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットのヘッダ部の内容から、このポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出する手段を備えた。これにより、ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを容易に且つ確実に抽出することができる。
【0026】
また、本発明では、エッジルータ装置が、アクセス線路で接続されるユーザ端末の管理者にとって課金対象となる受信パケットの種別情報と課金対象外となる送信パケットの種別情報を格納する課金テーブルと、この課金テーブルに従って前記アクセス線路で接続されるユーザ端末のパケット通信に課金する手段を備えることにより、上記ポリシー設定要求によって生じた高優先度通信パケットに対する課金が、上記ポリシー設定要求を送信したユーザ端末の管理者に対して自動的に課せられるようにした。
【0027】
即ち、このネットワーク管理システムでは、エッジルータ装置に、アクセス線路を介してユーザ端末からから受信した通信パケットを課金対象とし且つ前記課金テーブルで指定されている受信パケットを課金対象とすると共に前記課金テーブルで指定されている送信パケットを課金対象外として前記アクセス線路で接続されるユーザ端末のパケット通信に課金する手段と、ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求で指定される通信パケットに対してこのポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスで特定されるユーザ端末の管理者に課金しないように課金テーブルの内容を変更する手段とを備えた。
【0028】
上記構成によって、例えば前述した一例のクライアント・サーバ形式のように、クライアント側ユーザ端末の管理者がポリシー設定要求を送信して、サーバ側ユーザ端末からデータを高優先パケットで配送させるように設定したときに、このポリシー設定要求によって生じた高優先度通信パケットに対する課金は、上記ポリシー設定要求を送信した管理者に対して自動的に課せられるようになる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0030】
図1は本発明の一実施形態におけるパケット通信網及びネットワーク管理システムを示す構成図である。図において、11はDiff−servベースのパケット通信網で、通信網の末端に設けられた複数のエッジルータ装置110(110A,110B,110C,…)と、複数のコアルータ装置120とを備え、各エッジルータ装置110の間には1つ以上のコアルータ装置120がパケット通信線141を介して接続されている。さらに、各エッジルータ装置110は制御通信網142を介して、このパケット通信網11を管理するネットワーク管理装置130に接続されている。また、各ユーザ端末12(12A,12B,12C)がアクセス線路13(13A,13B,13C)を介してエッジルータ装置110(110A,110B,110C)に接続されている。図1においては、クライアント側ユーザ端末12Aがアクセス線路13Aを介してエッジルータ装置110Aに接続され、サーバ側ユーザ端末12Bがアクセス線路13Bを介してエッジルータ装置110Bに接続され、ユーザ端末12Cがアクセス線路13Cを介してエッジルータ装置110Cに接続されている。
【0031】
エッジルータ装置110は、周知のコンピュータを主体として構成され、コンピュータプログラムに基づいて動作するもので、図2に示すように、ユーザ要求処理部401と、ポリシー制御部402、ポリシーテーブル403、パケット課金部404、課金テーブル405、ルーティング制御部406、主制御部407、通信処理部408、及びユーザ要求処理部401と、ポリシー制御部402、パケット課金部404、ルーティング制御部406を接続するパケット通信路410を備え、パケット通信網11と、ユーザ端末12及びこのパケット通信網11以外のパケット通信網との接続を行い、通信パケットの転送を行うと共に、通信パケットの優先度設定処理と通信パケットに対する課金処理を行う。
【0032】
主制御部407は、通信処理部408と通信網142を介してネットワーク管理装置130との間で通信を行い、ネットワーク管理装置130から受信した制御命令を実行すると共にエッジルータ装置110内に保持している情報をネットワーク管理装置130に送信する。さらに、主制御部407は、制御バス409によってユーザ要求処理部401と、ポリシー制御部402、パケット課金部404、ルーティング制御部406に接続され、これらの動作制御を行う。
【0033】
ユーザ要求処理部401は、アクセス線路13を介してユーザ端末12から受信した要求を受け付けて主制御部407に通知する。ユーザ要求処理部401の内部には、図3に示すように、Webサーバ411と要求処理サーバ412が存在し、これらはアクセス線路13に接続されたパケット通信路410に接続されている。つまり、Webサーバ411と要求処理サーバ412は特定のポート番号で起動しているネットワーク上のアプリケーションである。ユーザ端末12の管理者は、Web端末で要求を出す場合はWebサーバ411にアクセスし、ユーザ端末12上のアプリケーションから通信によって要求を出したい場合は要求処理サーバ412にアクセスする。どちらも受け付ける情報の内容は同じであり、その手段が異なるだけである。
【0034】
ポリシー制御部402は、ポリシーテーブル403を参照してポリシー制御を行う。ポリシーテーブル403には、送信元アドレスと、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別、パケット優先度の各項目の情報を1組として、複数組の情報を持つテーブルである。また、プロトコル種別は、パケットの種別を識別する項目で、本実施形態ではTcpかUdpが設定される。
【0035】
ポリシー制御部402は、ユーザ端末12側のアクセス線路13からコアルータ装置120側のパケット通信線141へ向かって送信されるパケットのヘッダ情報を抽出して、このヘッダ情報に含まれる送信元アドレスと、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別が、ポリシーテーブル403に存在する情報と一致するか否かをチェックする。もし一致すれば、そのパケットの優先度をポリシーテーブル403に記載されている優先度に付け替える。また、ポリシーテーブル403内のどの情報とも一致しなければ、ポリシー制御部402はパケットの優先度を変えないでそのまま転送する。尚、ポリシーテーブル403において、送信元ポート番号が省略されていれば、すべての送信元ポート番号が対象となる。同様に送信先ポート番号が省略されていれば、すべての送信先ポート番号が対象となる。さらに、ポリシーテーブル403において、プロトコル種別が省略されていれば、すべてのプロトコルが対象になる。
【0036】
パケット課金部404は、エッジルータ装置110にアクセス線路13で接続されたユーザ端末12の通信パケットに対して課金処理を行うものであり、課金テーブル405を参照して通過パケットのカウントとこれに基づくパケットの課金処理を行い、ユーザ端末12毎の集計結果をネットワーク管理装置130に通知する。
【0037】
課金テーブル405は、通常の課金対象となる通信パケット以外に課金対象となる受信パケットの種別情報と、課金対象外となる送信パケットの種別情報が格納されているテーブルである。上記パケットの種別情報としては、送信元アドレスと、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別、課金フラグの各項目の情報を1組として、複数組の情報が格納されている。ここで、課金フラグは、課金をするかしないかを指示する2値のフラグである。
【0038】
また、パケット課金部404は、ユーザ端末12側のアクセス線路13からコアルータ装置120側のパケット通信線141へ向けて送信されるパケットは原則として課金対象とし、さらに上記課金テーブル405に指定されている受信パケットに対して課金すると共に、上記課金テーブル405に指定されている送信パケットに対して課金対象外とする。この課金されたパケットの料金は、ユーザ端末12の管理者に請求される。
【0039】
ここで、パケット課金部404は、上記アクセス線路13で接続されたユーザ端末12からの送信パケットであっても、このパケットのヘッダ情報に含まれる送信元アドレスと、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別が、課金テーブル405に存在するアドレス情報(送信元アドレス、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別)と一致して、且つ、その課金フラグが課金しない設定になっている場合は、パケット課金部404は該当するパケットを課金対象にはしない。
【0040】
逆にパケット課金部404は、コアルータ装置120側のパケット通信線141からユーザ端末12側のアクセス線路13へ向けて受信されるパケットは原則として課金対象とはしない。また、この受信パケットであっても、このパケットのヘッダ情報に含まれる送信元アドレスと、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別が、課金テーブル405に存在するアドレス情報(送信元アドレス、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別)と一致して、且つ、その課金フラグが課金する設定になっている場合は、パケット課金部404は該当するパケットを課金対象とする。この受信パケットの料金は、パケットの送信先ユーザ端末12の管理者に請求される。
【0041】
尚、ポリシーテーブル403と課金テーブル405を1つのテーブルにまとめることも可能であることは言うまでもない。その場合、その1つのテーブルが所持する情報は、送信元アドレス、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別、パケット優先度、及び課金フラグになる。このまとめたテーブルは、ポリシー制御部402とパケット課金部404の両方から参照されることになる。
【0042】
ルーティング制御部406は、アクセス線路13を介してユーザ端末12から送られてきたパケットに対して最適な経路のパケット通信線141を選択して転送すると共に、パケット通信線141を介してユーザ端末12に向けて送られてきたパケットをユーザ端末12に転送する。
【0043】
ネットワーク管理装置130は、周知のコンピュータを主体として構成され、コンピュータプログラムに基づいて動作するもので、図4に示すように、主制御部501と、各エッジルータ装置110と制御通信網142を介して接続された通信処理部502、キーボードやモニター装置などを含む入出力部503、記憶部504を備え、ネットワーク内のエッジルータ装置110のアドレス情報を記憶部504に保持して、エッジルータ装置110と共にポリシー設定処理を行う。さらに、ネットワーク管理装置130は、エッジルータ装置110内で各ユーザ端末12への課金を集計し、各ユーザ端末12の管理者への請求書の発行処理を行う。
【0044】
上記構成において、本発明のネットワーク管理システムは、各エッジルータ装置110とネットワーク管理装置130とを含む。
【0045】
次に、上記ネットワーク管理システムにおいて、ユーザ端末12からエッジルータ装置110に対してポリシー設定要求を送信することにより特定のユーザ端末との間のパケット優先度を変更する手順及び各装置における処理について図5乃至図7のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
ここでは、クライアント・サーバ形式を例にとり、クライアント側ユーザ端末12Aがサーバ側ユーザ端末12Bに要求を出して、サーバ側ユーザ端末12Bからストリーム型のデータを入手する際に、サーバ側ユーザ端末12Bの送信パケットの優先度をクライアント側ユーザ端末12Aの管理者が変更する場合に重点を置いて説明する。
【0047】
クライアント側ユーザ端末12Aの管理者が、自己端末12Aからの送信パケットの優先度或いは特定のユーザ端末12から自己端末12Aへ送信されるパケットの優先度を変更したいときは、アクセス線路13を介して自己端末12Aが接続しているエッジルータ装置110Aにポリシー設定要求のパケットを送信する。
【0048】
また、ポリシー設定要求には、優先度の変更対象となるパケットの送信側を特定するための送信元アドレスと送信元ポート番号、受信側を特定するための送信先アドレスと送信先ポート番号、パケットのプロトコル種別、及び変更後のパケット優先度の情報が記載される。尚、送信元ポート番号が省略されている場合は送信元アドレス上のすべてのポートが対象となる。同様に、送信先ポート番号か省略されている場合は送信先アドレス上のすべてのポートが対象となる。さらにプロトコル種別が省略されている場合はすべてのプロトコルが対象となる。
【0049】
エッジルータ装置110は、ユーザ端末12からのポリシー設定要求を受信したか否かを監視する(SA1)と共に、ネットワーク管理装置130からポリシー設定要求を受信したか否かを監視している(SA14)。
【0050】
ユーザ端末12が上記のポリシー設定要求を送信すると、このポリシー設定要求は、アクセス線路13Aを介してユーザ端末12に接続されたエッジルータ装置110のユーザ要求処理部401によって受け付けられる(SA2)。
【0051】
ユーザ要求処理部401において、要求処理サーバ412が要求を受けた場合は、要求処理サーバ412はポリシー設定要求パケットのヘッダ部に格納されている情報からポリシー設定要求を送信したユーザ端末12のアドレスを要求元アドレスとして抽出する。また、Webサーバ411が要求を受けた場合は、Webのログイン処理によってユーザ端末12のアドレスが要求元アドレスとして抽出される(SA3)。この後、ユーザ要求処理部401は、ポリシー設定要求と抽出した要求元アドレスを主制御部407へ送る。
【0052】
ユーザ要求処理部401からポリシー設定要求と要求元アドレスを受け取った主制御部407は、ポリシー設定要求の内容から送信元アドレスを抽出し(SA4)、この抽出した送信元アドレスと要求元アドレスが同一であるか否かを比較する(SA5)。この比較の結果、これらが異なるときは後述するSA7のエラー処理に移行し、同一の場合は変更命令と共にポリシー設定要求の内容をポリシー制御部402に送る。
【0053】
尚、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者が、自己ユーザ端末12Aから送信するパケットの優先度を変更する場合、送信元アドレスと要求元アドレスが同一になる。
【0054】
変更命令と共にポリシー設定要求の内容を受け取ったポリシー制御部402は、ポリシー設定要求の内容に基づいてポリシーテーブル403の内容を変更する、或いはポリシー設定要求の内容をポリシーテーブル403に追加することによって、要求元アドレスのユーザ端末12から送信されるパケットの優先度を変更し、設定完了を主制御部407に通知し(SA6)、後述するSA12の処理に移行する。尚、前述したようにユーザ端末12の管理者が自己ユーザ端末12Aから送信するパケットの優先度を変更した場合、この変更に応じて自動的に課金され、上記管理者に請求されることになる。
【0055】
一方、上記SA5の比較の結果、前記抽出した送信元アドレスと要求元アドレスが異なるときは、主制御部407は、ポリシー設定要求の内容から送信先アドレスを抽出し(SA7)、この抽出した送信先アドレスと要求元アドレスが同一であるか否かを比較する(SA8)。この比較の結果、送信先アドレスと要求元アドレスが異なる場合は後述するSA13の処理に移行し、これらが同一の場合は、このポリシー設定要求を制御通信網142を介してネットワーク管理装置130に転送する(SA9)。この後行われるネットワーク管理装置130における処理(SB1〜SB9)と送信側のエッジルター装置110における処理(SA14〜SA18)に関しては後述する。
【0056】
尚、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者が、サーバ側ユーザ端末12Bから送信されるパケットの優先度を変更する場合、送信先アドレスと要求元アドレスが同一になる。
【0057】
この後、主制御部407は、ネットワーク管理装置130から設定完了の通知を受信したか否かを監視し(SA10)、ネットワーク管理装置130から設定拒絶通知を受け取ったときは後述するSA13の処理に移行し、設定完了通知を受け取ったときは上記ポリシー設定要求のアドレス情報(送信元アドレス、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別)で指定されるパケットを課金対象にするように課金テーブル405の内容を変更する(SA11)。
【0058】
これにより、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者がサーバ側ユーザ端末12Bから送信されるパケットの優先度を変更して高速転送できるようにしたときには、この高優先度パケットに対しては、クライアント側ユーザ端末12Aが接続されたエッジルータ装置110Aのパケット課金部404で課金され、このパケットに対する料金は、自動的にクライアント側ユーザ端末12Aの管理者に請求されることになる。
【0059】
次いで、主制御部407は、ユーザ要求処理部401に命じてクライアント側ユーザ端末12Aに対して全ての設定が終了した旨を通知する(SA12)。
【0060】
また、上記SA8の比較の結果、送信先アドレスと要求元アドレスが異なるとき、或いは、上記SA10の判定の結果、ネットワーク管理装置130から設定拒絶通知を受け取ったときは、主制御部407は、エラー処理を行う(SA13)。
【0061】
このエラー処理において、上記SA8の比較の結果、送信先アドレスと要求元アドレスが異なるときは、ポリシー設定要求を送信したユーザ端末12の管理者が自分とは全く無関係なユーザ端末12に係るポリシーを変更しようとしていることになるので、主制御部407は、エラーとしてポリシー設定要求を拒絶する旨を、ユーザ要求処理部401に命じてクライアント側ユーザ端末12Aに対して通知する。また、上記SA10の判定の結果、ネットワーク管理装置130から設定拒絶通知を受け取ったときは、主制御部407は、ポリシーの設定変更ができなかった旨を、ユーザ要求処理部401に命じてポリシー設定要求を送信したユーザ端末12に対して通知する。
【0062】
一方、ネットワーク管理装置130では、主制御部501が、エッジルター装置110からポリシー設定要求を受信したか否かを監視している(SB1)。上記SA9の処理においてエッジルータ装置110からネットワーク管理装置130にポリシー設定要求が転送されると、ネットワーク管理装置130の主制御部501は、通信処理部502を介してこのポリシー設定要求を受け取り(SB2)、ポリシー設定要求の内容から送信元アドレスを抽出する(SB3)。
【0063】
次いで、ネットワーク管理装置103は、この送信元アドレスを収容するエッジルータが存在するか否かを判定する(SB4)。この判定の結果、ポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスを収容するエッジルータ装置110が存在しないときは後述するSB9の処理に移行し、存在するときは、このポリシー設定要求を、送信元アドレスのユーザ端末12がアクセス線路13によって接続されているエッジルータ装置110に通信処理部502を介して転送する(SB5)。
【0064】
例えば、上記のようにクライアント側ユーザ端末12Aの管理者が、サーバ側ユーザ端末12Bから自己ユーザ端末12Aに対して送信されるパケットの優先度を変更するときは、クライアント側ユーザ端末12Aから送信されたポリシー設定要求はエッジルータ装置110Aからネットワーク管理装置130を介してサーバ側ユーザ端末12Bがアクセス線路13によって接続されているエッジルータ装置110Bに転送される。これにより、ポリシー設定要求に基づくパケット優先度の変更処理がサーバ側のエッジルータ装置110Bによって行われ、その処理結果が応答通知として、エッジルータ装置110Bからネットワーク管理装置130に通知される。各エッジルータ装置110における、サーバ側エッジルータ装置110Bとしての処理(SA14〜SA18)に関しては後述する。
【0065】
次いで、ネットワーク管理装置130の主制御部501は、ポリシー設定要求の転送先のエッジルータ装置110から応答通知を受信したか否かを監視し(SB6)、応答通知を受信したときはこれを受け取る(SB7)。さらに、主制御部501は、この応答通知に対応するポリシー設定要求の送信元のエッジルータ装置110に上記応答通知を転送する(SB8)。これにより、サーバ側のエッジルータ装置110Bによって行われたパケット優先度の変更処理結果が、応答通知としてクライアント側のエッジルータ装置110Aに転送され、エッジルータ装置110Aでは上記SA10の処理が行われる。
【0066】
また、上記SB4の判定の結果、上記抽出した送信元アドレスを収容するエッジルータ装置110が存在しないときは、ネットワーク管理装置130は、エラー処理を行う(SB9)。このエラー処理では、ポリシー設定要求を拒絶する旨を応答通知として、この応答通知をポリシー設定要求の送信元のエッジルータ装置110に送信する。
【0067】
一方、ネットワーク管理装置130からポリシー設定要求を受信したエッジルータ装置110では、即ち、上記サーバ側のエッジルータ装置110Bでは、以下の処理が行われる。
【0068】
エッジルータ装置110は、ユーザ端末12からのポリシー設定要求を受信したか否かを監視する(SA1)と共に、ネットワーク管理装置130からポリシー設定要求を受信したか否かを監視しており(SA14)、主制御部407はネットワーク管理装置130からポリシー設定要求を受信したときにこれを受け取る(SA15)。
【0069】
次いで、主制御部407は、変更命令と共にポリシー設定要求の内容をポリシー制御部402に送る。
【0070】
変更命令と共にポリシー設定要求の内容を受け取ったポリシー制御部402は、ポリシー設定要求の内容に基づいてポリシーテーブル403の内容を変更する、或いはポリシー設定要求の内容をポリシーテーブル403に追加することによって、上記送信元アドレスで特定されるユーザ端末12から上記送信先アドレス(要求元アドレス)へ向けて送信されるパケットの優先度を変更し、設定完了を主制御部407に通知する(SA16)。この後、主制御部407は、上記ポリシー設定要求のアドレス情報(送信元アドレス、送信元ポート番号、送信先アドレス、送信先ポート番号、プロトコル種別)で指定されるパケットを課金対象外にするように課金テーブル405の内容を変更する(SA17)。これにより、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者がサーバ側ユーザ端末12Bから送信されるパケットの優先度を変更して高速転送できるようにしたときには、この高優先度パケットに対しては、サーバ側ユーザ端末12Bが接続されたエッジルータ装置110Bのパケット課金部404で課金されることがなく、サーバ側ユーザ端末12Bの管理者に請求されることがない。このパケットに対する料金は、自動的にクライアント側ユーザ端末12Aの管理者に請求されることになる。
【0071】
この後、主制御部407は、ポリシーテーブル403及び課金テーブル405の設定が完了したことを表す設定完了通知(応答通知)をネットワーク制御装置130に送信する(SA18)。
【0072】
一方、上記手順で設定した内容を解除するには、上記手順と同様の手順でクライアント側ユーザ端末12Aが接続されたエッジルータ装置110Aのポリシーテーブル403と課金テーブル405、及びサーバ側ユーザ端末12Bが接続されたエッジルータ装置110Bのポリシーテーブル403と課金テーブル405を変更して、設定を元に戻せば良い。
【0073】
前述したように、上記実施形態によれば、エッジルータ装置110とコアルータ装置120で構成されるパケット通信網11において、クライアント側ユーザ端末12Aがサーバ側ユーザ端末12Bからのパケットの優先度を、サーバ側ユーザ端末12Bの管理者がまったく関知せずに、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者の自由に変更することができる。さらに、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者がサーバ側ユーザ端末12Bから自己端末12Aに向けて送信されるパケットの優先度を変更した時のパケット課金は、クライアント側のエッジルータ装置110Aで処理され、クライアント側ユーザ端末12Aの管理者に料金請求が行われ、サーバ側ユーザ端末12Bの管理者には課金されない。そのため、悪意な設定でサーバ側ユーザ端末12Bの管理者が知らない間にサーバ側に課金される心配がない。従って、本実施形態では、パケット通信網11の提供者がポリシー制御と課金処理を行うので、パケット通信網11の利用者すなわちクライアント側ユーザ端末12Aの管理者とサーバ側ユーザ端末12Bの管理者及びその他のユーザ端末12の管理者が課金処理に関して特別な処理を行う必要はない。
【0074】
また、上記のコンピュータプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体を作成することにより、上記コンピュータプログラムを容易に配布することができる。また、通信網を介して上記コンピュータプログラムを配布してもよいことは言うまでもない。
【0075】
尚、上記図1は、サーバ側ユーザ端末12Bがネットワーク管理装置130によって管理されるエッジルータ装置110Bに接続された構成になっているが、図8に示すように、エッジルータ装置110Bにアクセス線路13Bを介して接続されたグローバルネットワーク610にサーバ側ユーザ端末12Bが接続されている場合においても本発明は有効である。サーバ側エッジルータ装置110Bがグローバルネットワーク610を介したサーバ側ユーザ端末12Bからのパケットのヘッダ部を見て処理すれば、図1の構成と同様の処理が可能である。ただし、図8の構成においては、グローバルネットワーク610内に関してはサーバ側ユーザ端末12Bからのパケットの優先度を変更することはできない。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザ端末からポリシー設定要求を送信することにより、このユーザ端末から特定の送信先アドレスのユーザ端末に送信されるパケットの優先度を変更することができると共に、特定の送信元アドレスのユーザ端末から自己ユーザ端末に送信されるパケットの優先度を変更することができるため、例えば、クライアント側のユーザ端末がサーバ側のユーザ端末に要求を送信してサーバ側ユーザ端末から情報を入手するクライアント・サーバ形式の場合、サーバ側ユーザ端末の管理者に対して連絡をしなくても、サーバ側ユーザ端末の送信パケットの優先度をクライアント側ユーザ端末の管理者が変更することができるので、サーバ側ユーザ端末が保持している音楽や映像等のストリーム型のデータをクライアント側ユーザ端末がダウンロードするときに、高速なダウンロードを簡単な操作で可能にすることができる。
【0077】
また、ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットのヘッダ部の内容から、このポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出することにより、ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを容易に且つ確実に抽出することができる。
【0078】
さらに、前記エッジルータ装置において課金処理が行われる場合に、上記ポリシー設定要求によって生じた課金対象となる高優先度通信パケットに対する課金が、上記ポリシー設定要求を送信したユーザ端末の管理者に対して自動的に課せられるようにしたので、上記のようなクライアント・サーバ形式の場合においてもサーバ側ユーザ端末の管理者に課金の付け替えのための複雑な処理の負担をかけることがない。
【0079】
さらにまた、クライアント側ユーザ端末内のアプリケーションの中にサーバとして情報を提供するアプリケーションが混在している場合や、そのサーバがフリーソフトを配布するような決済手段を持っていない場合にも、パケット優先度変更に伴う面倒な課金の付け替えのための複雑な処理を行う必要がないため、個人レベルで立ち上げたサーバとしてのユーザ端末の管理者が複雑な取引システムをサポートする必要がないので、大衆のネットワーク参加を阻害する要因を低減することができ、ネットワーク通信の普及と向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるパケット通信網及びネットワーク管理システムを示す構成図
【図2】本発明の一実施形態におけるエッジルータ装置を示す構成図
【図3】本発明の一実施形態におけるユーザ要求処理部を示す構成図
【図4】本発明の一実施形態におけるネットワーク管理装置を示す構成図
【図5】本発明の一実施形態におけるエッジルータ装置の本発明に係る処理の流れを示すフローチャート
【図6】本発明の一実施形態におけるエッジルータ装置の本発明に係る処理の流れを示すフローチャート
【図7】本発明の一実施形態におけるネットワーク管理装置の本発明に係る処理の流れを示すフローチャート
【図8】本発明の一実施形態における他の例のパケット通信網及びネットワーク管理システムを示す構成図
【図9】従来例のDiff−servベースパケット通信網の構成を示す図
【図10】従来例のエッジルータ装置の構成を示す図
【符号の説明】
11…パケット通信網、12(12A,12B,12C)…ユーザ端末、13(13A,13B,13C)…アクセス線路、110(110A,110B,110C)…エッジルータ装置、120…コアルータ装置、130…ネットワーク管理装置、141…パケット通信線、142…制御通信網、401…ユーザ要求処理部、402…ポリシー制御部、403…ポリシーテーブル、404…パケット課金部、405…課金テーブル、406…ルーティング制御部、407…主制御部、408…通信処理部、410…パケット通信路、411…Webサーバ、412…要求処理サーバ、501…主制御部、502…通信処理部、503…入出力部、504…記憶部、610…グローバルネットワーク。
Claims (14)
- パケットの優先度を設定してパケット転送可能なパケット通信網の末端に設けられ、該パケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する手段と、少なくともパケットの送信元アドレスと送信先アドレス及びパケット優先度が1組の情報として格納されるポリシーテーブルと、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度を前記ポリシーテーブルに従って変更する手段とを有するエッジルータ装置であって、
前記ユーザ端末から送信され、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報を含むポリシー設定要求のパケットを前記アクセス線路から受信する手段と、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットから該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出する手段と、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更する手段と、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送する手段と、
前記ネットワーク管理装置からポリシー設定要求を受信する手段と、
前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更する手段とを備えている
ことを特徴とするエッジルータ装置。 - 前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットのヘッダ部から該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出する手段を備えている
ことを特徴とする請求項1に記載のエッジルータ装置。 - 前記アクセス線路で接続されるユーザ端末の管理者にとって課金対象となる受信パケットの種別情報と課金対象外となる送信パケットの種別情報を格納する課金テーブルと、
前記アクセス線路を介してユーザ端末から受信した通信パケットを課金対象とし且つ前記課金テーブルで指定されている受信パケットを課金対象とすると共に前記課金テーブルで指定されている送信パケットを課金対象外として前記アクセス線路で接続されるユーザ端末のパケット通信に課金する手段と、
前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求で指定される通信パケットに対して該ポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスで特定されるユーザ端末の管理者に課金しないように前記課金テーブルの内容を変更する手段とを有する
ことを特徴とする請求項1に記載のエッジルータ装置。 - パケットの優先度を設定可能なパケット通信網の末端に設けられ、該パケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する手段と、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度をポリシーテーブルに従って変更する手段とを有する複数のエッジルータ装置と、該エッジルータ装置と通信網を介して接続されたネットワーク管理装置とからなるネットワーク管理システムであって、
前記エッジルータ装置は、
前記ユーザ端末から送信され、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報を含むポリシー設定要求のパケットを前記アクセス線路から受信する手段と、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットから該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出する手段と、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更する手段と、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送する手段と、
前記ネットワーク管理装置からポリシー設定要求を受信する手段と、
前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更する手段とを備え、
前記ネットワーク管理装置は、
前記エッジルータ装置から前記通信網を介して送信されたポリシー設定要求を受信する手段と、
該受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスを抽出する手段と、
該抽出した送信元アドレスのユーザ端末と前記アクセス線路によって接続されているエッジルータ装置へ前記受信したポリシー設定要求を転送する手段とを備えている
ことを特徴とするネットワーク管理システム。 - 前記エッジルータ装置は、前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットのヘッダ部から該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出する手段を備えている
ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク管理システム。 - 前記エッジルータ装置は、
前記アクセス線路で接続されるユーザ端末の管理者にとって課金対象となる受信パケットの種別情報と課金対象外となる送信パケットの種別情報を格納する課金テーブルと、
前記アクセス線路を介してユーザ端末から受信した通信パケットを課金対象とし且つ前記課金テーブルで指定されている受信パケットを課金対象とすると共に前記課金テーブルで指定されている送信パケットを課金対象外として前記アクセス線路で接続されるユーザ端末のパケット通信に課金する手段と、
前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求で指定される通信パケットに対して該ポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスで特定されるユーザ端末の管理者に課金しないように前記課金テーブルの内容を変更する手段とを有する
ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク管理システム。 - パケットの優先度を設定してパケット転送可能なパケット通信網の末端に設けられ、該パケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する手段と、少なくともパケットの送信元アドレスと送信先アドレス及びパケット優先度が1組の情報として格納されるポリシーテーブルと、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度を前記ポリシーテーブルに従って変更する手段とを有するコンピュータを主体として構成されたエッジルータ装置のコンピュータプログラムであって、
前記ユーザ端末から送信され、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報を含むポリシー設定要求のパケットを前記アクセス線路から受信したときに、該受信したポリシー設定要求のパケットから該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出するステップと、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更するステップと、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送するステップと、
前記ネットワーク管理装置からポリシー設定要求を受信したときに、該ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更するステップとを含む
ことを特徴とするエッジルータ装置のコンピュータプログラム。 - ユーザ端末からのアクセス線路をパケット通信網に接続する手段と、少なくともパケットの送信元アドレスと送信先アドレス及びパケット優先度が1組の情報として格納されるポリシーテーブルと、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度を前記ポリシーテーブルに従って変更する手段と、前記ユーザ端末の管理者にとって課金対象となる受信パケットの種別情報と課金対象外となる送信パケットの種別情報が格納されている課金テーブルと、前記アクセス線路を介してユーザ端末から受信した通信パケットを課金対象とし且つ前記課金テーブルで指定されている受信パケットを課金対象とすると共に前記課金テーブルで指定されている送信パケットを課金対象外として前記ユーザ端末のパケット通信に課金する手段とを有するコンピュータを主体として構成されたエッジルータ装置のコンピュータプログラムであって、
前記ユーザ端末から送信され、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報を含むポリシー設定要求のパケットを前記アクセス線路から受信したときに、該受信したポリシー設定要求のパケットから該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出するステップと、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更するステップと、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送するステップと、
前記ネットワーク管理装置からポリシー設定要求を受信したときに、該ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更するステップと、
前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求で指定される通信パケットに対して該ポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスで特定されるユーザ端末の管理者に課金しないように前記課金テーブルの内容を変更するステップとを含む
ことを特徴とするエッジルータ装置のコンピュータプログラム。 - 前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットのヘッダ部から前記ユーザ端末のアドレスを抽出するステップを含む
ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のエッジルータ装置のコンピュータプログラム。 - パケットの優先度を設定してパケット転送可能なパケット通信網の末端に設けられ、且つ該パケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する手段と、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度をポリシーテーブルに従って変更する手段とを有する複数のエッジルータ装置に対して通信網を介して接続されたコンピュータを主体として構成されているネットワーク管理装置のコンピュータプログラムであって、
前記エッジルータ装置から前記通信網を介して送信されたポリシー設定要求を受信するステップと、
該受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスを抽出して、該抽出した送信元アドレスのユーザ端末と前記アクセス線路によって接続されているエッジルータ装置へ前記受信したポリシー設定要求を転送するステップとを含む
ことを特徴とするネットワーク管理装置のコンピュータプログラム。 - 前記請求項7乃至請求項10の何れかに記載のコンピュータプログラムが記録されているコンピュータ読み取り可能な情報記録媒体。
- パケットの優先度を設定可能なパケット通信網の末端に設けられ、且つ該パケット通信網以外のユーザ端末からのアクセス線路を前記パケット通信網に接続する手段と、前記ユーザ端末が送信したパケットの優先度をポリシーテーブルに従って変更する手段とを有する複数のエッジルータ装置と、該エッジルータ装置に対して通信網を介して接続されたネットワーク管理装置とからなるネットワークシステムのネットワーク管理方法であって、
前記エッジルータ装置は、
前記ユーザ端末から送信され、少なくともパケットの送信元アドレスと、送信先アドレス、パケット優先度のそれぞれの情報を含むポリシー設定要求のパケットを前記アクセス線路から受信したときに、該受信したポリシー設定要求のパケットから該ポリシー設定要求を送信したユーザ端末のアドレスを抽出し、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシーテーブルの内容を前記ポリシー設定要求の内容に基づいて変更し、
前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求の送信先アドレスと前記抽出したユーザ端末のアドレスが同一であるときに、前記ポリシー設定要求をネットワーク管理装置へ転送し、
前記ネットワーク管理装置からポリシー設定要求を受信したときに、該ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求の内容に基づいて前記ポリシーテーブルの内容を変更し、
前記ネットワーク管理装置は、
前記エッジルータ装置から前記通信網を介して送信されたポリシー設定要求を受信し、
該受信したポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスを抽出して、該抽出した送信元アドレスのユーザ端末と前記アクセス線路によって接続されているエッジルータ装置へ前記受信したポリシー設定要求を転送する
ことを特徴とするネットワーク管理方法。 - 前記エッジルータ装置は、前記ユーザ端末から受信したポリシー設定要求のパケットのヘッダ部の内容から前記ユーザ端末のアドレスを抽出する
ことを特徴とする請求項12に記載のネットワーク管理方法。 - 前記エッジルータ装置は、
前記アクセス線路で接続されるユーザ端末の管理者にとって課金対象となる受信パケットの種別情報と課金対象外となる送信パケットの種別情報とを課金テーブルに格納して保持し、
前記アクセス線路を介してユーザ端末から受信した通信パケットを課金対象とし且つ前記課金テーブルで指定されている受信パケットを課金対象とすると共に前記課金テーブルで指定されている送信パケットを課金対象外として前記アクセス線路で接続されるユーザ端末のパケット通信に課金し、
前記ネットワーク管理装置から受信したポリシー設定要求で指定される通信パケットに対して該ポリシー設定要求に含まれる送信元アドレスで特定されるユーザ端末の管理者に課金しないように前記課金テーブルの内容を変更する
ことを特徴とする請求項12に記載のネットワーク管理方法。
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