JP3553420B2 - ディジタル形周波数継電器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力系統を保護する,サンプリング方式のディジタル形周波数継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に、従来のディジタル形周波数継電器について説明する。ここでは、従来のディジタル形周波数継電器を、不足周波数継電器に適用した場合について説明する。
図5は、周波数継電器が適用される電力系統を示す系統図である。図5において、1は周波数継電器、2は送電線、3は送電線用遮断器、4は電気所への母線、5は変圧器用遮断器、6は配電用変圧器、7は周波数継電器1に系統電圧を入力する計器用変成器である。
【0003】
図6は、従来のディジタル形周波数継電器の構成図である。図6において、11は、計器用変成器7の2次回路により取り込まれた系統電圧から、周波数導出アルゴリズムAを用いて、電力系統の周波数に対応する値(以下、周波数対応値という。)を導出する周波数変換器である。この周波数導出アルゴリズムは、周波数変換精度、量子化誤差、過渡特性等から決定される。ここで周波数導出アルゴリズムAは、例えば、下記の(1)に示されるものである。
【0004】
【数1】
ここで、vは系統電圧、tは時刻を示す。また、Tはサンプリング間隔であり、T=30°は30°毎にサンプリングし、そのデータを蓄積することを示す。また、3Tは90°前の、6Tは180°前の、12Tは360°前の、15Tは450°前の、それぞれサンプリングデータを示す。また、このような周波数導出アルゴリズムは、一般に、導出精度を高くすると導出可能な帯域が狭くなり、これを広くすれば導出精度が低くなるという特性をもつ。
【0005】
また、12は周波数変換器11で導出された周波数対応値が、所定値K1よりも大きいか、小さいかの判定を行なう判定部、13は系統電圧が所定値V1よりも低くなると出力を出すUV(Under Voltage)検出部、14はUV検出部の出力を反転させる否定回路、15は判定部12の出力と否定回路14の出力とを入力とする論理積回路である。
【0006】
この従来のディジタル形周波数継電器では、判定部12が出力を出し、かつUV検出部13が出力を出さない場合、すなわち、周波数変換器11が導出する周波数対応値が所定値K1よりも低く、かつ系統電圧が所定値V1よりも高い場合に、論理積回路15が出力を出し、これにより、変圧器用遮断器5により遮断され、電力系統から切り離し、負荷制限する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、ディジタル形周波数継電器は、電力系統の周波数が周波数変換器の導出可能な帯域外となると、誤動作を起こす場合がある。
【0008】
そして、上述のように、周波数変換器が有する周波数導出アルゴリズムは、その導出精度を高くすると、導出可能な帯域は狭くなり、これを広くすると導出精度は低くなるので、従来のディジタル形周波数継電器は、電力系統の周波数が所定の範囲内か範囲外かの判定を高い精度で行なうために導出精度が高い周波数導出アルゴリズムを用いた場合に、導出可能な帯域が狭くなり、誤動作を起こす可能性が高くなるという問題があった。
【0009】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、導出可能な帯域が狭くなることなく、電力系統の周波数が所定の範囲内か範囲外かの判定を、高い精度で行なうことができるディジタル形周波数継電器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るディジタル形周波数継電器は、電力系統の周波数が所定の範囲外になったとき出力を出すディジタル形周波数継電器において、上記電力系統の周波数に対応する値を導出する,第2の周波数対応値導出手段よりも導出可能な帯域は狭いが導出精度が高い第1の周波数対応値導出手段と、上記電力系統の周波数に対応する値を導出する,上記第1の周波数対応値導出手段よりも導出精度は低いが導出可能な帯域が広い第2の周波数対応値導出手段と、上記第2の周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が、上記所定の範囲を含み該所定の範囲よりも広く定義される範囲内であると判定した場合に、上記第1の周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が上記所定の範囲内か範囲外かを判定する判定手段とを備えるものである。
【0011】
本発明の請求項2に係るディジタル形周波数継電器は、電力系統の周波数が所定の範囲外になったとき出力を出すディジタル形周波数継電器において、上記電力系統の周波数に対応する値を導出する,その導出精度が判定手段の制御により変化する周波数対応値導出手段と、上記周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が、上記所定の範囲内か範囲外かを判定する判定手段とを備え、上記判定手段が、上記周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が、上記所定の範囲を含み該所定の範囲よりも広く定義される範囲内であると判定した場合に、上記周波数対応値導出手段の導出精度が高くなるように制御するものとしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、不足周波数継電器を例として説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるディジタル形周波数継電器の構成図である。図において、11は、系統電圧から、下記の(1)に示される,導出精度の高い周波数導出アルゴリズムAを用いて、電力系統の周波数に対応する値(以下、周波数対応値という。)を導出する第1の周波数変換器である。
【0014】
【数2】
16は、系統電圧から、周波数導出アルゴリズムAよりも導出可能な帯域が広い,下記の(2)に示される周波数導出アルゴリズムBを用いて、周波数対応値を導出する第2の周波数変換器である。
【数3】
1200は、第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値、及び第2の周波数変換器16が導出した周波数対応値が、所定値K1よりも低くなると出力を出す判定部、13は系統電圧が所定値V1よりも低くなると、出力を出すUV検出部、14はUV検出部13の出力を入力とする否定回路、15は判定部1200の出力と否定回路14の出力とを入力とする論理積回路である。
【0015】
以下に、動作について説明する。
図2は、判定部1200の動作を説明するためのフローチャートである。
判定部1200は、第2の周波数変換器16が導出した周波数対応値を取り込み(ステップ1230)、この値が、第1の周波数変換器11が導出可能な帯域内の,所定値K1よりも小さい所定値K2よりも大きいか小さいかの判定を行なう(ステップ1231)。判定結果が所定値K2よりも大きい場合には、導出精度の高い第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値を入力とし、この値が所定値K1よりも大きいか小さいかの判定を行ない、所定値K1よりも小さい場合に出力を出す(ステップ1232)。また、判定結果が所定値K2よりも小さい場合には、そのまま、第2の周波数変換器16が導出した周波数対応値を入力とし、この値は所定値K1よりも小さいので、出力を出す(ステップ1233)。
【0016】
そして、ディジタル形周波数継電器1は、判定部1200が出力を出し、かつ、UV検出部13が出力を出さない場合、すなわち、電力系統の周波数が所定値よりも小さく、かつ系統電圧が所定値V1よりも高い場合に、論理積回路15は出力を出す。UV検出部13が出力を出す場合、及び判定部1200が出力を出さない場合には、論理積回路15は出力を出さない。
【0017】
このように、本実施の形態1によるディジタル形周波数継電器によれば、判定部は、導出可能な帯域の広い第2の周波数変換器が導出する周波数対応値に基づいて、電力系統の周波数が、第1の周波数変換器が導出可能な帯域内の,所定値K1よりも小さい所定値K2よりも大きいと判定した場合に、導出精度の高い第1の周波数変換器が導出する周波数対応値に基づいて、電力系統の周波数が所定値よりも大きいか小さいかの判定を行なうので、導出可能な帯域が狭くなることなく、電力系統の周波数が所定値よりも大きいか小さいかの判定を、高い精度で行なうことができる。
【0018】
実施の形態2.
図3は、本発明の実施の形態2によるディジタル形周波数継電器の判定器の動作を説明するためのフローチャートである。
【0019】
本実施の形態2によるディジタル形周波数継電器は、図1の判定部1200を、図3に示されるフローチャートのように動作するものとし、さらに、図1の第2の周波数変換器16をなくしたものであり、その他の構成は、図1に示される上記実施の形態1によるディジタル形周波数継電器と同様である。
【0020】
第1の周波数変換器11は、下記の(1)に示される周波数導出アルゴリズムAを有する。
【0021】
【数4】
この(1)に示される周波数導出アルゴリズムAをf(3T)とすると、f(T)は、下記の(3)に示される周波数導出アルゴリズムCとなる。すなわち、周波数導出アルゴリズムAの90°前のサンプリングデータを代入するところに30°前のサンプリングデータを代入し、同様に180°前のところには60°前の、360°前のところには120°前の、450°前のところには150°前の、それぞれサンプリングデータを代入したものが、周波数導出アルゴリズムCであり、両者は実質的に同じアルゴリズムである。
【0022】
【数5】
ここで、周波数導出アルゴリズムAは、周波数導出アルゴリズムCよりも、その導出精度が高い。
【0023】
そして、第1の周波数変換器11の導出精度を高くする場合には、周波数導出アルゴリズムAとなるように、また、導出可能な帯域を広くする場合には、周波数導出アルゴリズムCとなるように、判定部1200により制御される。
【0024】
以下に、判定部1200の動作について説明する。
判定部1200は、第1の周波数変換器11が周波数導出アルゴリズムCを用いて導出した周波数対応値を取り込み(ステップ1220)、この値が、周波数導出アルゴリズムAで導出可能な帯域内の,所定値K1よりも小さい所定値K2よりも大きいか小さいかの判定を行なう(ステップ1221)。判定結果が所定値K2よりも大きい場合には、周波数導出アルゴリズムAを用いて、周波数対応値を導出するように第1の周波数変換器11を制御し、この値が所定値K1よりも大きいか小さいかの判定を行ない、所定値K1よりも小さい場合に出力を出す(ステップ1222)。判定結果が所定値K2よりも小さい場合には、そのまま、周波数導出アルゴリズムCを用いて導出された周波数対応値を入力とし、この値は所定値K1よりも小さいので、出力を出す(ステップ1223)。
【0025】
このように、本実施の形態2によるディジタル形周波数継電器によれば、判定部は、導出可能な帯域が広くなるようにした第1の周波数変換器が導出した周波数対応値に基づいて、電力系統の周波数が、第1の周波数変換器が導出可能な帯域内の,所定値K1よりも小さい所定値K2よりも大きいと判定した場合に、第1の周波数変換器の導出精度が高くなるようにし、電力系統の周波数が所定値よりも大きいか小さいかの判定を行なうので、導出可能な帯域が狭くなることなく、電力系統の周波数が所定値よりも大きいか小さいかの判定を、高い精度で行なうことができる。
【0026】
実施の形態3.
図4は、本発明の実施の形態1によるディジタル形周波数継電器の構成図である。図において、11は、系統電圧から、下記の(1)に示される,導出精度の高い周波数導出アルゴリズムAを用いて、周波数対応値を導出する第1の周波数変換器である。
【0027】
【数6】
1201は第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値が所定値K1よりも低くなると出力を出す判定部、13は系統電圧が所定値V1よりも低くなると出力を出すUV検出部、14はUV検出部13の出力を入力とする否定回路、15は判定部1201の出力と否定回路14の出力とを入力とする論理積回路である。
【0028】
1210は、周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K1よりも小さいと判定したとき出力を出す回路である。
【0029】
1211は、周波数変換器11が導出した周波数対応値が、第1の周波数変換器11が導出可能な帯域内の,所定値K1よりも小さい所定値K2よりも小さいと判定したとき出力を出す回路である。1212は、現在導出されている周波数対応値(fn)と前回導出された周波数対応値(fn−1)とを比較し、現在導出されている周波数対応値(fn)の方が小さいと判定したとき出力を出す回路である。1213は、回路1211の出力と回路1212の出力とを入力とする論理積回路である。
【0030】
1214は、周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K2よりも大きいと判定したとき出力を出す回路である。1215は、現在導出されている周波数対応値(fn)と前回導出されている周波数対応値(fn−1)とを比較し、現在導出されている周波数対応値(fn)の方が大きいと判定したとき出力を出す回路である。1216は、回路1214の出力と回路1215の出力とを入力とする論理積回路である。
【0031】
1217は、フリップフロップ回路であり、論理積回路1213の出力があれば論理積回路1216の出力があるまで論理積回路1213の出力を保持する。1218は、回路1210の出力と回路1217の出力とを入力とする論理和回路である。
【0032】
以下に、動作について説明する。
ここで、系統電圧は所定値V1よりも高く、UV検出部13は出力を出さないものとする。従って、判定部1201が出力を出せば、論理積回路15は出力を出す。なお、系統電圧が所定値V1よりも低くなり、UV検出部13が出力を出せば、第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値の大きさにかかわらず論理積回路15は出力を出さない。
【0033】
第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K1よりも大きい場合には、回路1210、回路1211、及び回路1214はどれも出力を出さないので、論理和回路1218は出力を出さない。
【0034】
第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K1よりも小さい場合には、回路1210が出力を出し、論理和回路1218は出力を出す。
【0035】
第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K2よりも小さく、かつ、この周波数対応値が、前回導出された周波数対応値よりも小さい場合には、回路1211、及び回路1212は共に出力を出し、論理積回路1213はフリップフロップ回路1217に出力を出し、論理和回路1218は出力を出す。そして、電力系統の周波数がさらに小さくなり、第1の周波数変換器11が周波数対応値を導出することができなくなっても、フリップフロップ回路1217は、論理積回路1213の出力を保持しているので、論理和回路1218は出力を出す。
【0036】
第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K2よりも大きく、かつ、この周波数対応値が、前回導出された周波数対応値よりも大きい場合には、回路1214、及び回路1215は共に出力を出し、論理積回路1216はフリップフロップ回路1217に出力を出す。そして、第1の周波数変換器11が導出した周波数対応値が、所定値K1よりも大きくなれば、論理和回路1218は出力を出さない。
【0037】
このように、本実施の形態3によるディジタル形周波数継電器によれば、電力系統の周波数が、周波数変換器の導出可能な帯域以外となった場合でも、判定部は出力を出すので、電力系統の周波数が周波数変換器の導出可能な帯域以外となっても誤動作することなく、電力系統の周波数が所定値よりも大きいか小さいかの判定を、高い精度で行なうことができる。
【0038】
なお、上記実施の形態1〜3では、本発明によるディジタル形周波数継電器を不足周波数継電器に適用した場合を例として説明したが、過周波数継電器に適用してもよい。
【0039】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係るディジタル形周波数継電器によれば、電力系統の周波数に対応する値を導出する,第2の周波数対応値導出手段よりも導出可能な帯域は狭いが導出精度が高い第1の周波数対応値導出手段と、電力系統の周波数に対応する値を導出する,第1の周波数対応値導出手段よりも導出精度は低いが導出可能な帯域が広い第2の周波数対応値導出手段と、第2の周波数対応値導出手段が導出する,電力系統の周波数に対応する値に基づいて、電力系統の周波数が、所定の範囲を含み所定の範囲よりも広く定義される範囲内であると判定した場合に、第1の周波数対応値導出手段が導出する,電力系統の周波数に対応する値に基づいて、電力系統の周波数が所定の範囲内か範囲外かを判定する判定手段とを備えるので、導出可能な帯域が狭くなることなく、電力系統の周波数が所定の範囲内か範囲外かの判定を、高い精度で行なうことができるという効果がある。
【0040】
本発明の請求項2に係るディジタル形周波数継電器によれば、電力系統の周波数に対応する値を導出する,その導出精度が判定手段の制御により変化する周波数対応値導出手段と、周波数対応値導出手段が導出する,電力系統の周波数に対応する値に基づいて、電力系統の周波数が、所定の範囲内か範囲外かを判定する判定手段とを備え、判定手段が、周波数対応値導出手段が導出する,電力系統の周波数に対応する値に基づいて、電力系統の周波数が、所定の範囲を含み所定の範囲よりも広く定義される範囲内であると判定した場合に、周波数対応値導出手段の導出精度が高くなるように制御するので、導出可能な帯域が狭くなることなく、電力系統の周波数が所定の範囲内か範囲外かの判定を、高い精度で行なうことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるディジタル形周波数継電器の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1によるディジタル形周波数継電器の判定部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2によるディジタル形周波数継電器の判定部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態3によるディジタル形周波数継電器の構成図である。
【図5】周波数継電器が適用される電力系統を示す系統図である。
【図6】従来のディジタル形周波数継電器の構成図である。
【符号の説明】
1 周波数継電器、2 送電線、3 送電線用遮断器、4 母線、5 変圧器用遮断器、6 配電用変圧器、7 計器用変成器、11 第1の周波数変換器、12 判定部、13 UV検出部、14 否定回路、15 論理積回路、16 第2の周波数変換器。
Claims (2)
- 電力系統の周波数が所定の範囲外になったとき出力を出すディジタル形周波数継電器において、
上記電力系統の周波数に対応する値を導出する,第2の周波数対応値導出手段よりも導出可能な帯域は狭いが導出精度が高い第1の周波数対応値導出手段と、
上記電力系統の周波数に対応する値を導出する,上記第1の周波数対応値導出手段よりも導出精度は低いが導出可能な帯域が広い第2の周波数対応値導出手段と、
上記第2の周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が、上記所定の範囲を含み該所定の範囲よりも広く定義される範囲内であると判定した場合に、上記第1の周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が上記所定の範囲内か範囲外かを判定する判定手段とを備えることを特徴とするディジタル形周波数継電器。 - 電力系統の周波数が所定の範囲外になったとき出力を出すディジタル形周波数継電器において、
上記電力系統の周波数に対応する値を導出する,その導出精度が判定手段の制御により変化する周波数対応値導出手段と、
上記周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が、上記所定の範囲内か範囲外かを判定する判定手段とを備え、
上記判定手段は、上記周波数対応値導出手段が導出する,上記電力系統の周波数に対応する値に基づいて、上記電力系統の周波数が、上記所定の範囲を含み該所定の範囲よりも広く定義される範囲内であると判定した場合に、上記周波数対応値導出手段の導出精度が高くなるように制御することを特徴とするディジタル形周波数継電器。
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