JP3553001B2 - ガス監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガスの供給状態を監視するガス監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ガス使用先に配置したガスメータが検針情報や保安情報を検出すると、その情報を無線機を介して監視センタに送信し、ガスの使用状態を監視するようにしたガス監視システムが実用化されている。そして、この場合の無線機には、家庭用のAC100Vが電源として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のように、無線機に家庭用のAC100V電源を使用していると、無線機の取付場所が自ずと住宅内に限定される。
【0004】
また、ガス監視システムとしては、常時機能している必要があるが、上記のように、無線機に家庭用のAC100V電源を使用していると、停電時にはシステムとして機能しなくなり、不測の事態に十分対応できなくなることも予想される。
【0005】
一方、ガスが高圧ガス容器から供給される場合は、上記のガス監視システムは、その高圧ガス容器から各戸に供給されるガスの供給状態を監視するシステムとなり、このようなガス監視システムを、1台の無線親機と、各戸のガスメータに取り付けた複数台の無線子機とで構成し、各戸のガスメータが検針情報や保安情報を検出すると、その情報を無線子機を介して無線親機に伝送し、その無線親機から通信網を経由して監視センタに送信することが検討されている。そして、この場合の無線親機にも、家庭用のAC100Vが電源として使用される。
【0006】
ところで、このような高圧ガス容器から各戸に供給されるガスの供給状態を監視するガス監視システムを構築する上では、ガス供給元である高圧ガス容器が置かれている容器置場に無線親機を取り付けるのが都合がよいが、この容器置場には、家庭用のAC100V電源が設けられていない場合もあり、したがって、所望する場所への設置ができないという問題点を有していた。
【0007】
この発明は上記に鑑み提案されたもので、無線機の取り付け場所が限定されることなく自在に設置することができ、またシステムとしての機能を常時維持することができるガス監視システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、高圧ガス容器から供給されるガスの供給状態を監視するガス監視システムにおいて、上記高圧ガス容器からの液化ガスを収容するとともに気化する液体収容室と、上記高圧ガス容器からの気化ガスを触媒燃焼させる触媒燃焼装置と、一方の面が高温状態の触媒燃焼装置に接し他方の面が低温状態の液体収容室に接する熱発電素子と、を有する熱交換器と、上記熱発電素子で発電された電気が給電されて駆動する無線親機と、上記高圧ガス容器からの気化ガスが供給されるガス使用先に配置されたガスメータと、上記ガスメータ毎に設けた無線子機と、を備え、上記ガスメータが検出した各種情報を無線子機を介して無線親機に送信し、さらにその無線親機から監視センタに送信する、ことを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記無線親機から監視センタへの送信は、PHS通信網を経由して行われる、ことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず第1の実施形態を図1を用いて説明する。
【0017】
図1はこの発明のガス監視システムの構成を示す図である。図において、高圧ガス容器1は、プロパン等の液化石油ガスを蓄える容器であり、その上部には、気化した液化ガスを取り出す気体取出管2と、液相の液化ガスを取り出す液体取出管3とを接続している。液体取出管3は、高圧ガス容器1とは別体としたベーパライザ(熱交換器)4に接続している。
【0018】
ベーパライザ4は、液化ガスを収容する液体収容室4aと、熱発電素子4bと、触媒燃焼装置(熱源)4cとで構成され、詳細は後述するように、液体取出管3を経由して液体収容室4aに流入してきた液化ガスを気化し、その気化ガスを上部の気体取出管7へ送り出している。このベーパライザ4には無線親機6が取り付けられている。
【0019】
気体取出管7へ送り出された気化ガスは、気体取出管2の気化ガスと一緒になって各ガス供給先に枝分かれして流れ、ガスメータ8a,8b,8c…、および配管71等を経由して、家屋10内の燃焼器10a等へ供給される。
【0020】
ガスメータ8a,8b,8c…には、それぞれ無線子機9a,9b,9c…が取り付けられている。ガスメータ8a,8b,8c…は、マイコンで制御され、ガスの使用量を計測して得た検針情報や、保安情報その他の各種情報を無線子機9a,9b,9c…に出力する。無線子機9a,9b,9c…は、これらの各種情報を無線親機6に送信し、無線親機6は、所定の通信網、例えばPHS通信網を経由して、遠隔地の監視センタ90に送信する。
【0021】
気体取出管7へ送り出された気化ガスの一部は、枝分かれして配管7aに入り、ベーパライザ4にフィードバックして触媒燃焼装置4cに導かれる。
【0022】
この触媒燃焼装置4cは、例えば白金等の貴金属で構成した燃焼用触媒を備えて配管7aから供給された気化ガスを触媒燃焼させるものであり、その熱は熱発電素子4bを経由して液体収容室4aの液化ガスに伝達され、液化ガスを気化させる。
【0023】
熱発電素子4bは、その一方の面が高温状態の触媒燃焼装置4cに接し、また他方の面が低温状態の液体収容室4aに接しているので、その高温と低温との温度差に基づいて効率よく発電し、例えば2.5V程度の発電を行う。熱発電素子4bで発生した電気はバッテリ5に蓄えられるとともに、このバッテリ5を介して無線親機6に給電されている。
【0024】
ベーパライザ4を設けてあるのは、LPガス使用量の多い場合、あるいは気温の低い冬場等に、高圧ガス容器1内で気化して気体取出管2に取り出される気化ガスの量が不足するため、ベーパライザ4で強制的に気化させ、その気化ガスの不足分を補うためである。
【0025】
気体取出管2,7および配管7aには圧力調整器18a,18b,18cが設けられ、管内の圧力を適宜調整している。
【0026】
このように、この発明の第1の実施形態では、ガス監視システムを、ベーパライザ4の液化ガスとその液化ガスを加熱する熱源(触媒燃焼装置)4cとの温度差に基づいて発電する熱発電素子4bと、その熱発電素子4bから給電されて駆動する無線親機6と、高圧ガス容器1からのガスが供給される各ガス使用先に配置されたガスメータ8a,8b,8c…と、そのガスメータ8a,8b,8c…毎に設けた無線子機9a,9b,9c…とで構成し、この構成の下で、ガスメータ8a,8b,8c…が検出した各種情報を無線子機9a,9b,9c…を介して無線親機6に送信し、さらにその無線親機6から監視センタ90に送信できるようにしている。
【0027】
したがって、AC100V電源が設けられていないガス供給元(例えば高圧ガス容器の容器置場)であっても、ベーパライザ4の熱発電素子4bを利用することによって電源の確保を確実に行うことができ、無線親機6の設置を確実にまた任意の位置に自在に行えるようになる。さらに停電であっても電源を確保することができるので、システムとしての機能を常時維持することができ、不測の事態にも対応できるようになる。
【0028】
また、システムを複数の無線子機9a等と1台の無線親機6とで構成するようにしたので、電波による送信が妨害されるような地域であっても、各戸のガスメータ8a等の各種情報を無線親機6を介して確実に送信できるようになる。
【0029】
次に、この発明のガス監視システムの他の実施形態を図2〜図5を用いて説明する。なお、上記の第1の実施形態と略同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0030】
図2はこの発明のガス監視システムの第2の実施形態を示す図である。この第2の実施形態が上記第1の実施形態と相違する点は、ベーパライザ14を、液化ガスを収容する液体収容室14aと、熱媒収容室14bとで構成し、熱媒収容室14bに熱源機140で加熱した熱媒(例えば水)を供給するとともに、熱源機140にポンプ141と触媒燃焼装置(熱源)142と熱発電素子143とを設け、さらにこの熱源機140に無線親機6を取り付けている点である。
【0031】
上記の構成の下で、熱源機140で加熱された熱媒は、ポンプ141で送られ供給用管路144aを通ってベーパライザ14の熱媒収容室14bに供給される。この熱媒収容室14bは、熱媒の熱を液体収容室4aの液化ガスに伝達し、液化ガスを気化させる。熱を奪われて低温化した熱媒は、還流用管路144bを通って熱源機140に還流する。
【0032】
一方、熱源機140の触媒燃焼装置142には、配管7aからフィードバックしてきた気化ガスがここでは図示されいない管路を経由して供給され、触媒燃焼装置142は、その供給された気化ガスを触媒燃焼させ、その熱を熱発電素子143を介して還流用管路144c内を流れている熱媒に伝達させ、熱媒を加熱する。この加熱された熱媒は、ポンプ141でベーパライザ14に向けて送られる。
【0033】
熱発電素子143は、上記の第1の実施形態の場合と同様に、その一方の面が高温状態の触媒燃焼装置142に接し、また他方の面が還流用管路144cを介して低温状態の熱媒に接しているので、その高温と低温との温度差に基づいて効率よく発電し、この場合も、2.5V程度の発電を行う。熱発電素子143で発生した電気はバッテリ15に蓄えられるとともに、このバッテリ15を介して無線親機6に給電されている。
【0034】
このように、この第2の実施形態では、熱源機140の熱発電素子143を利用することによって電源の確保を確実に行うことができるので、上記の第1の実施形態の場合と同様に、AC100V電源が設けられていないガス供給元であっても、無線親機6の設置を確実にまた任意の位置に自在に行えるようになる。さらに停電であっても電源を確保することができるので、システムとしての機能を常時維持することができ、不測の事態にも対応できるようになる。
【0035】
図3はこの発明のガス監視システムの第3の実施形態を示す図である。この第3の実施形態が上記第1の実施形態と相違する点は、ベーパライザ24を、液化ガスを収容する液体収容室24aと、触媒燃焼装置24bとで構成するとともに、液体取出管3の途中に発電タービン20を設け、この発電タービン20に無線親機6を取り付けた点である。
【0036】
ベーパライザ24の触媒燃焼装置24bは、配管7aから供給された気化ガスを触媒燃焼させ、その熱は液体収容室24aの液化ガスに伝達され、液化ガスを気化させる。また、発電タービン20は、液化ガスが高圧ガス容器1から液体取出管3を経由してベーパライザ24の液体収容室24aに入るまでの間に高圧から低圧に減圧されるので、そのエネルギを回収して発電するエネルギ回収タービンであり、この発電タービン20で発生した電気はバッテリ25に蓄えられるとともに、このバッテリ25を介して無線親機6に給電されている。
【0037】
このように、この第3の実施形態では、発電タービン20を利用することによって電源の確保を確実に行うことができるので、上記の第1、第2の実施形態の場合と同様に、AC100V電源が設けられていないガス供給元であっても、無線親機6の設置を確実にまた任意の位置に自在に行えるようになる。さらに停電であっても電源を確保することができるので、システムとしての機能を常時維持することができ、不測の事態にも対応できるようになる。
【0038】
図4はこの発明のガス監視システムの第4の実施形態を示す図である。この第4の実施形態では、第2の実施形態と第3の実施形態とが合体した構成を有し、無線親機6には、発電タービン20および熱発電素子143の双方で発生した電気が、バッテリ35を介して供給される。
【0039】
図5はこの発明のガス監視システムの第5の実施形態を示す図である。この第5の実施形態では、高圧ガス容器1がバルク貯槽タイプのものであり、気体取出管7は、集合住宅100の各戸10に枝分かれし、気化ガスはガスメータ8a等を介して各戸に供給されている。その各戸10のガスメータ8a等にはそれぞれ無線子機9a等が取り付けられている。そして、この第5の実施形態は、第1の実施形態と第3の実施形態とが合体した構成を有し、無線親機6には、発電タービン20、およびベーパライザ4を構成する熱発電素子4bの双方で発生した電気が、バッテリ45を介して供給される。
【0040】
このように、この第4および第5の実施形態では、2つの発電手段を併用するようにしたので、電気を十分に確保することができ、無線親機6への給電をより確実に行えるようになるだけでなく、他の様々な装置にも給電することができるようになる。
【0041】
上記の各実施形態は、高圧ガス容器1からのガスを各戸に供給する場合のガス監視システムであるが、次に、一般の都市ガスを各戸に供給する場合のガス監視システムについて説明する。
【0042】
図6はこの発明のガス監視システムの第6の実施形態を示す図である。この第6の実施形態では、配管70内の都市ガスは、各ガス使用先に枝分かれして流れ、ガスメータ80a,80b,80c…、および配管70a等を経由して、家屋10内の燃焼器10a等へ供給される。
【0043】
ガスメータ80a,80b,80c…には、それぞれバッテリ55a,55b,55c…を介して無線機90a,90b,90c…が取り付けられている。また、ガスメータ80a,80b,80c…の各々には、ガス流によって翼が回転することで発電を行うマイクロタービン50a,50b,50c…が内蔵されており、このマイクロタービン50a等で発生した電気はバッテリ55a等に蓄えられるとともに、このバッテリ55a等を介して、ガスメータ80a等および無線機90a等に給電されている。
【0044】
ガスメータ80a等は、バッテリ55a等からの電気で駆動するとともに、マイコンで制御され、ガスの使用量を計測して得た検針情報や、保安情報その他の各種情報を無線機90a等に出力する。無線機90a等は、これらの各種情報を所定の通信網、例えばPHS通信網を経由して、遠隔地の監視センタ90に送信する。
【0045】
このように、この発明の第6の実施形態では、ガスメータ80a等に発電手段を設け、この発電手段で無線機90a等を駆動させるようにしているので、ガスメータ80a等に電源としての電池を設ける必要がなく、したがって、電池交換の手間を省くことができる。また、ガスメータ80a等は家屋毎に必ず配置するので、発電手段も確実に設けることができ、無線機によるシステム構築を確実に行えるようになる。さらに、親機を介することなく、無線機から直接監視センタに直結するように構成しているので、システムをより簡単なものとすることができる。
【0046】
図7はこの発明のガス監視システムの第7の実施形態を示す図である。この第7の実施形態では、都市ガスを供給する点で上記の第6の実施形態と同様であり、ガスメータ81a等に無線子機91a等を設けて電池で駆動させている点では、上記の第1〜第5の実施形態と同じである。
【0047】
この第7の実施形態が他の実施形態と相違しているのは、無線親機6を家屋10の外壁に備えた給湯器10bに取り付けている点である。給湯器10bは、都市ガスを燃焼させて配管12aの冷水を加熱して温水とし配管12bから家屋10内にその温水を供給している。
【0048】
この給湯器10bのパイロットバーナ11には、配管70aを経由して都市ガスが供給され、パイロットバーナ11は種火として常時その都市ガスを燃焼させている。また、このパイロットバーナ11の上方の配管12aには熱発電素子13が設けてある。この熱発電素子13は、その一方の面がパイロットバーナ11の炎に面して高温状態となり、他方の面が配管12aを介して加熱される前の冷水に接しているので、その高温と低温との温度差に基づいて効率よく発電し、この場合も、2.5V程度の発電を行う。熱発電素子13で発生した電気はバッテリ65に蓄えられるとともに、このバッテリ65を介して無線親機6に給電されている。
【0049】
このように、この第7の実施形態では、都市ガスに対するガス監視システムにおいて、給湯器10bのパイロットバーナを活用して発電するようにしたので、種火のガスをも無駄なく有効に利用することができ、また給湯器10bは、多くの家屋に設置されているので、無線親機6を設置する際の自由度も大幅に増すことができる。
【0050】
上記の第6および第7の実施形態では、本発明を都市ガスを各世帯に供給するシステムに適応するようにしたが、それ以外にも、簡易ガスを各世帯に供給するシステムや、LPガスを配管で各世帯に供給するシステムにも同様に適応することができる。
【0051】
また、上記の第1〜第7の各実施形態では、無線親機6あるいは無線機90a…から監視センタ90への情報送信を、PHS通信網を経由して行うようにしたが、PHS通信網に限ることなく、回線中継器を経由させた後は、他の通信網、例えば一般電話回線網や、光ファイバによる回線網で送信するように構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
【0053】
の発明では、ガスメータが検出した各種情報を無線機で監視センタに送信する際に、ガスを利用して発電する第1の発電手段の電気で無線機を駆動するようにしたので、AC100V電源が設けられていない場所であっても、電源の確保を確実に行うことができ、無線機の設置を確実にまた所望の任意の位置に自在に行えるようになる。
【0054】
また、停電であっても電源を確保することができるので、システムとしての機能を常時維持することができ、不測の事態にも対応できるようになる。
【0055】
さらに、無線機から直接監視センタに直結するように構成しているので、システムを簡単なものとすることができる。
【0056】
の発明では、ガスメータでのガスを利用して発電しその電気で無線機を駆動させるようにしたので、ガスメータに電源としての電池を設ける必要がなく、したがって、電池交換の手間を省くことができる。また、ガスメータは家屋毎に必ず配置するので、発電手段も確実に設けることができ、無線機によるシステム構築を確実に行えるようになる。
【0057】
の発明では、ガスを利用して発電する発電手段からの電気で無線親機を駆動させ、またシステムを複数の無線子機と1台の無線親機とで構成するようにしたので、無線親機の電源が確保できる等の効果を発揮するとともに、さらに、電波による送信が妨害されるような地域であっても無線親機を介して各戸のガスメータの各種情報を確実に送信できるようになる。
【0058】
また、の発明では、この発明を高圧ガス容器から各戸へのガス供給領域に適用し、無線親機への給電を、高圧ガス容器に貯留された液化ガスを利用して発電する発電手段から行うようにしたので、AC100V電源が設けられていない高圧ガス容器の容器置場であっても、電源の確保を確実に行うことができ、無線親機の設置を確実にまた任意の位置に自在に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガス監視システムの構成を示す図である。
【図2】この発明のガス監視システムの第2の実施形態を示す図である。
【図3】この発明のガス監視システムの第3の実施形態を示す図である。
【図4】この発明のガス監視システムの第4の実施形態を示す図である。
【図5】この発明のガス監視システムの第5の実施形態を示す図である。
【図6】この発明のガス監視システムの第6の実施形態を示す図である。
【図7】この発明のガス監視システムの第7の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 高圧ガス容器
2 気体取出管
3 液体取出管
4 ベーパライザ
4a 液体収容室
4b 熱発電素子(発電手段)
4c 触媒燃焼装置(熱源)
5 バッテリ
25 バッテリ
35 バッテリ
45 バッテリ
55a,55b,55c バッテリ
65 バッテリ
6 無線親機
7 気体取出管
7a 配管
70 配管
70a 配管
71 配管
8a,8b,8c ガスメータ
80a,80b,80c ガスメータ
81a,81b,81c ガスメータ
9a,9b,9c 無線子機
90a,90b,90c 無線機
91a,91b,91c 無線子機
10 家屋
10a 燃焼器
10b 給湯器
11 パイロットバーナ
12a 配管
12b 配管
13 熱発電素子
14 ベーパライザ
14a 液体収容室
14b 熱媒収容室
140 熱源機
141 ポンプ
142 触媒燃焼装置
143 熱発電素子
144a 供給用管路
144b 還流用管路
15 バッテリ
18a,18b,18c 圧力調整器
20 発電タービン
24 ベーパライザ
24a 液体収容室
24b 触媒燃焼装置
50a,50b,50c マイクロタービン
90 監視センタ
100 集合住宅

Claims (2)

  1. 高圧ガス容器から供給されるガスの供給状態を監視するガス監視システムにおいて、
    上記高圧ガス容器からの液化ガスを収容するとともに気化する液体収容室と、上記高圧ガス容器からの気化ガスを触媒燃焼させる触媒燃焼装置と、一方の面が高温状態の触媒燃焼装置に接し他方の面が低温状態の液体収容室に接する熱発電素子と、を有する熱交換器と、
    上記熱発電素子で発電された電気が給電されて駆動する無線親機と、
    上記高圧ガス容器からの気化ガスが供給されるガス使用先に配置されたガスメータと、
    上記ガスメータ毎に設けた無線子機と、を備え、
    上記ガスメータが検出した各種情報を無線子機を介して無線親機に送信し、さらにその無線親機から監視センタに送信する、
    ことを特徴とするガス監視システム。
  2. 上記無線親機から監視センタへの送信は、PHS通信網を経由して行われる、請求項1に記載のガス監視システム。
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