JP2002048618A - ガス監視システム - Google Patents

ガス監視システム

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JP2002048618A JP2000237675A JP2000237675A JP2002048618A JP 2002048618 A JP2002048618 A JP 2002048618A JP 2000237675 A JP2000237675 A JP 2000237675A JP 2000237675 A JP2000237675 A JP 2000237675A JP 2002048618 A JP2002048618 A JP 2002048618A
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誠 水津
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健 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線機の取り付け場所が限定されることなく
自在に設置することができ、またシステムとしての機能
を常時維持することができるようにする。 【解決手段】 この発明のガス監視システムは、高圧ガ
ス容器1から供給されるガスの供給状態を監視するシス
テムであり、高圧ガス容器1に貯留された液化ガスを利
用して発電する発電手段4cと、その発電手段4cから
給電されて駆動する無線親機6と、高圧ガス容器1から
のガスが供給される各ガス使用先に配置されたガスメー
タ8a等と、ガスメータ毎に設けた無線子機9a等と、
を備え、ガスメータ8a等が検出した各種情報を無線子
機9a等を介して無線親機6に送信し、さらにその無線
親機6から監視センタ90に送信する、ことを特徴とし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガスの供給状態
を監視するガス監視システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ガス使用先に配置したガスメータ
が検針情報や保安情報を検出すると、その情報を無線機
を介して監視センタに送信し、ガスの使用状態を監視す
るようにしたガス監視システムが実用化されている。そ
して、この場合の無線機には、家庭用のAC100Vが
電源として使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のよう
に、無線機に家庭用のAC100V電源を使用している
と、無線機の取付場所が自ずと住宅内に限定される。
【0004】また、ガス監視システムとしては、常時機
能している必要があるが、上記のように、無線機に家庭
用のAC100V電源を使用していると、停電時にはシ
ステムとして機能しなくなり、不測の事態に十分対応で
きなくなることも予想される。
【0005】一方、ガスが高圧ガス容器から供給される
場合は、上記のガス監視システムは、その高圧ガス容器
から各戸に供給されるガスの供給状態を監視するシステ
ムとなり、このようなガス監視システムを、1台の無線
親機と、各戸のガスメータに取り付けた複数台の無線子
機とで構成し、各戸のガスメータが検針情報や保安情報
を検出すると、その情報を無線子機を介して無線親機に
伝送し、その無線親機から通信網を経由して監視センタ
に送信することが検討されている。そして、この場合の
無線親機にも、家庭用のAC100Vが電源として使用
される。
【0006】ところで、このような高圧ガス容器から各
戸に供給されるガスの供給状態を監視するガス監視シス
テムを構築する上では、ガス供給元である高圧ガス容器
が置かれている容器置場に無線親機を取り付けるのが都
合がよいが、この容器置場には、家庭用のAC100V
電源が設けられていない場合もあり、したがって、所望
する場所への設置ができないという問題点を有してい
た。
【0007】この発明は上記に鑑み提案されたもので、
無線機の取り付け場所が限定されることなく自在に設置
することができ、またシステムとしての機能を常時維持
することができるガス監視システムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、ガスの供給状態を監視す
るガス監視システムにおいて、上記ガスを利用して発電
する第1の発電手段と、上記第1の発電手段から給電さ
れて駆動する無線機と、上記ガスが供給されるガス使用
先に配置されたガスメータと、を備え、上記ガスメータ
が検出した各種情報を無線機に送り、その無線機から監
視センタに送信する、ことを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、上記した
請求項1に記載の発明の構成に加えて、上記第1の発電
手段はガスメータでのガスを利用して発電する、ことを
特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、ガスの供
給状態を監視するガス監視システムにおいて、上記ガス
を利用して発電する第2の発電手段と、上記第2の発電
手段から給電されて駆動する無線親機と、上記ガスが供
給される各ガス使用先に配置されたガスメータと、上記
ガスメータ毎に設けた無線子機と、を備え、上記ガスメ
ータが検出した各種情報を無線子機を介して無線親機に
送信し、さらにその無線親機から監視センタに送信す
る、ことを特徴としている。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、上記した
請求項3記載の発明の構成に加えて、上記ガスは高圧ガ
ス容器から供給されるガスであり、上記第2の発電手段
は高圧ガス容器に貯留された液化ガスを利用して発電す
る、ことを特徴としている。
【0012】さらに、請求項5に記載の発明は、上記し
た請求項4に記載の発明の構成に加えて、上記液化ガス
を気化する熱交換器を備え、上記第2の発電手段は、熱
交換器での液化ガスとその液化ガスを加熱する熱源との
温度差に基づいて発電する熱発電機である、ことを特徴
としている。
【0013】請求項6に記載の発明は、上記した請求項
4に記載の発明の構成に加えて、上記液化ガスを気化す
る熱交換器を備え、上記第2の発電手段は、熱交換器に
供給する熱媒とその熱媒を加熱する熱源との温度差に基
づいて発電する熱発電機である、ことを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項7に記載の発明は、上記した
請求項4に記載の発明の構成に加えて、上記液化ガスを
気化する熱交換器を備え、上記第2の発電手段は、高圧
ガス容器から熱交換器に流れる液化ガスの圧力差を利用
して発電する発電タービンである、ことを特徴としてい
る。
【0015】また、請求項8に記載の発明は、上記した
請求項4に記載の発明の構成に加えて、上記無線親機か
ら監視センタへの送信は、PHS通信網を経由して行わ
れる、ことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。先ず第1の実施形態を図
1を用いて説明する。
【0017】図1はこの発明のガス監視システムの構成
を示す図である。図において、高圧ガス容器1は、プロ
パン等の液化石油ガスを蓄える容器であり、その上部に
は、気化した液化ガスを取り出す気体取出管2と、液相
の液化ガスを取り出す液体取出管3とを接続している。
液体取出管3は、高圧ガス容器1とは別体としたベーパ
ライザ(熱交換器)4に接続している。
【0018】ベーパライザ4は、液化ガスを収容する液
体収容室4aと、熱発電素子4bと、触媒燃焼装置(熱
源)4cとで構成され、詳細は後述するように、液体取
出管3を経由して液体収容室4aに流入してきた液化ガ
スを気化し、その気化ガスを上部の気体取出管7へ送り
出している。このベーパライザ4には無線親機6が取り
付けられている。
【0019】気体取出管7へ送り出された気化ガスは、
気体取出管2の気化ガスと一緒になって各ガス供給先に
枝分かれして流れ、ガスメータ8a,8b,8c…、お
よび配管71等を経由して、家屋10内の燃焼器10a
等へ供給される。
【0020】ガスメータ8a,8b,8c…には、それ
ぞれ無線子機9a,9b,9c…が取り付けられてい
る。ガスメータ8a,8b,8c…は、マイコンで制御
され、ガスの使用量を計測して得た検針情報や、保安情
報その他の各種情報を無線子機9a,9b,9c…に出
力する。無線子機9a,9b,9c…は、これらの各種
情報を無線親機6に送信し、無線親機6は、所定の通信
網、例えばPHS通信網を経由して、遠隔地の監視セン
タ90に送信する。
【0021】気体取出管7へ送り出された気化ガスの一
部は、枝分かれして配管7aに入り、ベーパライザ4に
フィードバックして触媒燃焼装置4cに導かれる。
【0022】この触媒燃焼装置4cは、例えば白金等の
貴金属で構成した燃焼用触媒を備えて配管7aから供給
された気化ガスを触媒燃焼させるものであり、その熱は
熱発電素子4bを経由して液体収容室4aの液化ガスに
伝達され、液化ガスを気化させる。
【0023】熱発電素子4bは、その一方の面が高温状
態の触媒燃焼装置4cに接し、また他方の面が低温状態
の液体収容室4aに接しているので、その高温と低温と
の温度差に基づいて効率よく発電し、例えば2.5V程
度の発電を行う。熱発電素子4bで発生した電気はバッ
テリ5に蓄えられるとともに、このバッテリ5を介して
無線親機6に給電されている。
【0024】ベーパライザ4を設けてあるのは、LPガ
ス使用量の多い場合、あるいは気温の低い冬場等に、高
圧ガス容器1内で気化して気体取出管2に取り出される
気化ガスの量が不足するため、ベーパライザ4で強制的
に気化させ、その気化ガスの不足分を補うためである。
【0025】気体取出管2,7および配管7aには圧力
調整器18a,18b,18cが設けられ、管内の圧力
を適宜調整している。
【0026】このように、この発明の第1の実施形態で
は、ガス監視システムを、ベーパライザ4の液化ガスと
その液化ガスを加熱する熱源(触媒燃焼装置)4cとの
温度差に基づいて発電する熱発電素子4bと、その熱発
電素子4bから給電されて駆動する無線親機6と、高圧
ガス容器1からのガスが供給される各ガス使用先に配置
されたガスメータ8a,8b,8c…と、そのガスメー
タ8a,8b,8c…毎に設けた無線子機9a,9b,
9c…とで構成し、この構成の下で、ガスメータ8a,
8b,8c…が検出した各種情報を無線子機9a,9
b,9c…を介して無線親機6に送信し、さらにその無
線親機6から監視センタ90に送信できるようにしてい
る。
【0027】したがって、AC100V電源が設けられ
ていないガス供給元(例えば高圧ガス容器の容器置場)
であっても、ベーパライザ4の熱発電素子4bを利用す
ることによって電源の確保を確実に行うことができ、無
線親機6の設置を確実にまた任意の位置に自在に行える
ようになる。さらに停電であっても電源を確保すること
ができるので、システムとしての機能を常時維持するこ
とができ、不測の事態にも対応できるようになる。
【0028】また、システムを複数の無線子機9a等と
1台の無線親機6とで構成するようにしたので、電波に
よる送信が妨害されるような地域であっても、各戸のガ
スメータ8a等の各種情報を無線親機6を介して確実に
送信できるようになる。
【0029】次に、この発明のガス監視システムの他の
実施形態を図2〜図5を用いて説明する。なお、上記の
第1の実施形態と略同一の構成要素には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0030】図2はこの発明のガス監視システムの第2
の実施形態を示す図である。この第2の実施形態が上記
第1の実施形態と相違する点は、ベーパライザ14を、
液化ガスを収容する液体収容室14aと、熱媒収容室1
4bとで構成し、熱媒収容室14bに熱源機140で加
熱した熱媒(例えば水)を供給するとともに、熱源機1
40にポンプ141と触媒燃焼装置(熱源)142と熱
発電素子143とを設け、さらにこの熱源機140に無
線親機6を取り付けている点である。
【0031】上記の構成の下で、熱源機140で加熱さ
れた熱媒は、ポンプ141で送られ供給用管路144a
を通ってベーパライザ14の熱媒収容室14bに供給さ
れる。この熱媒収容室14bは、熱媒の熱を液体収容室
4aの液化ガスに伝達し、液化ガスを気化させる。熱を
奪われて低温化した熱媒は、還流用管路144bを通っ
て熱源機140に還流する。
【0032】一方、熱源機140の触媒燃焼装置142
には、配管7aからフィードバックしてきた気化ガスが
ここでは図示されいない管路を経由して供給され、触媒
燃焼装置142は、その供給された気化ガスを触媒燃焼
させ、その熱を熱発電素子143を介して還流用管路1
44c内を流れている熱媒に伝達させ、熱媒を加熱す
る。この加熱された熱媒は、ポンプ141でベーパライ
ザ14に向けて送られる。
【0033】熱発電素子143は、上記の第1の実施形
態の場合と同様に、その一方の面が高温状態の触媒燃焼
装置142に接し、また他方の面が還流用管路144c
を介して低温状態の熱媒に接しているので、その高温と
低温との温度差に基づいて効率よく発電し、この場合
も、2.5V程度の発電を行う。熱発電素子143で発
生した電気はバッテリ15に蓄えられるとともに、この
バッテリ15を介して無線親機6に給電されている。
【0034】このように、この第2の実施形態では、熱
源機140の熱発電素子143を利用することによって
電源の確保を確実に行うことができるので、上記の第1
の実施形態の場合と同様に、AC100V電源が設けら
れていないガス供給元であっても、無線親機6の設置を
確実にまた任意の位置に自在に行えるようになる。さら
に停電であっても電源を確保することができるので、シ
ステムとしての機能を常時維持することができ、不測の
事態にも対応できるようになる。
【0035】図3はこの発明のガス監視システムの第3
の実施形態を示す図である。この第3の実施形態が上記
第1の実施形態と相違する点は、ベーパライザ24を、
液化ガスを収容する液体収容室24aと、触媒燃焼装置
24bとで構成するとともに、液体取出管3の途中に発
電タービン20を設け、この発電タービン20に無線親
機6を取り付けた点である。
【0036】ベーパライザ24の触媒燃焼装置24b
は、配管7aから供給された気化ガスを触媒燃焼させ、
その熱は液体収容室24aの液化ガスに伝達され、液化
ガスを気化させる。また、発電タービン20は、液化ガ
スが高圧ガス容器1から液体取出管3を経由してベーパ
ライザ24の液体収容室24aに入るまでの間に高圧か
ら低圧に減圧されるので、そのエネルギを回収して発電
するエネルギ回収タービンであり、この発電タービン2
0で発生した電気はバッテリ25に蓄えられるととも
に、このバッテリ25を介して無線親機6に給電されて
いる。
【0037】このように、この第3の実施形態では、発
電タービン20を利用することによって電源の確保を確
実に行うことができるので、上記の第1、第2の実施形
態の場合と同様に、AC100V電源が設けられていな
いガス供給元であっても、無線親機6の設置を確実にま
た任意の位置に自在に行えるようになる。さらに停電で
あっても電源を確保することができるので、システムと
しての機能を常時維持することができ、不測の事態にも
対応できるようになる。
【0038】図4はこの発明のガス監視システムの第4
の実施形態を示す図である。この第4の実施形態では、
第2の実施形態と第3の実施形態とが合体した構成を有
し、無線親機6には、発電タービン20および熱発電素
子143の双方で発生した電気が、バッテリ35を介し
て供給される。
【0039】図5はこの発明のガス監視システムの第5
の実施形態を示す図である。この第5の実施形態では、
高圧ガス容器1がバルク貯槽タイプのものであり、気体
取出管7は、集合住宅100の各戸10に枝分かれし、
気化ガスはガスメータ8a等を介して各戸に供給されて
いる。その各戸10のガスメータ8a等にはそれぞれ無
線子機9a等が取り付けられている。そして、この第5
の実施形態は、第1の実施形態と第3の実施形態とが合
体した構成を有し、無線親機6には、発電タービン2
0、およびベーパライザ4を構成する熱発電素子4bの
双方で発生した電気が、バッテリ45を介して供給され
る。
【0040】このように、この第4および第5の実施形
態では、2つの発電手段を併用するようにしたので、電
気を十分に確保することができ、無線親機6への給電を
より確実に行えるようになるだけでなく、他の様々な装
置にも給電することができるようになる。
【0041】上記の各実施形態は、高圧ガス容器1から
のガスを各戸に供給する場合のガス監視システムである
が、次に、一般の都市ガスを各戸に供給する場合のガス
監視システムについて説明する。
【0042】図6はこの発明のガス監視システムの第6
の実施形態を示す図である。この第6の実施形態では、
配管70内の都市ガスは、各ガス使用先に枝分かれして
流れ、ガスメータ80a,80b,80c…、および配
管70a等を経由して、家屋10内の燃焼器10a等へ
供給される。
【0043】ガスメータ80a,80b,80c…に
は、それぞれバッテリ55a,55b,55c…を介し
て無線機90a,90b,90c…が取り付けられてい
る。また、ガスメータ80a,80b,80c…の各々
には、ガス流によって翼が回転することで発電を行うマ
イクロタービン50a,50b,50c…が内蔵されて
おり、このマイクロタービン50a等で発生した電気は
バッテリ55a等に蓄えられるとともに、このバッテリ
55a等を介して、ガスメータ80a等および無線機9
0a等に給電されている。
【0044】ガスメータ80a等は、バッテリ55a等
からの電気で駆動するとともに、マイコンで制御され、
ガスの使用量を計測して得た検針情報や、保安情報その
他の各種情報を無線機90a等に出力する。無線機90
a等は、これらの各種情報を所定の通信網、例えばPH
S通信網を経由して、遠隔地の監視センタ90に送信す
る。
【0045】このように、この発明の第6の実施形態で
は、ガスメータ80a等に発電手段を設け、この発電手
段で無線機90a等を駆動させるようにしているので、
ガスメータ80a等に電源としての電池を設ける必要が
なく、したがって、電池交換の手間を省くことができ
る。また、ガスメータ80a等は家屋毎に必ず配置する
ので、発電手段も確実に設けることができ、無線機によ
るシステム構築を確実に行えるようになる。さらに、親
機を介することなく、無線機から直接監視センタに直結
するように構成しているので、システムをより簡単なも
のとすることができる。
【0046】図7はこの発明のガス監視システムの第7
の実施形態を示す図である。この第7の実施形態では、
都市ガスを供給する点で上記の第6の実施形態と同様で
あり、ガスメータ81a等に無線子機91a等を設けて
電池で駆動させている点では、上記の第1〜第5の実施
形態と同じである。
【0047】この第7の実施形態が他の実施形態と相違
しているのは、無線親機6を家屋10の外壁に備えた給
湯器10bに取り付けている点である。給湯器10b
は、都市ガスを燃焼させて配管12aの冷水を加熱して
温水とし配管12bから家屋10内にその温水を供給し
ている。
【0048】この給湯器10bのパイロットバーナ11
には、配管70aを経由して都市ガスが供給され、パイ
ロットバーナ11は種火として常時その都市ガスを燃焼
させている。また、このパイロットバーナ11の上方の
配管12aには熱発電素子13が設けてある。この熱発
電素子13は、その一方の面がパイロットバーナ11の
炎に面して高温状態となり、他方の面が配管12aを介
して加熱される前の冷水に接しているので、その高温と
低温との温度差に基づいて効率よく発電し、この場合
も、2.5V程度の発電を行う。熱発電素子13で発生
した電気はバッテリ65に蓄えられるとともに、このバ
ッテリ65を介して無線親機6に給電されている。
【0049】このように、この第7の実施形態では、都
市ガスに対するガス監視システムにおいて、給湯器10
bのパイロットバーナを活用して発電するようにしたの
で、種火のガスをも無駄なく有効に利用することがで
き、また給湯器10bは、多くの家屋に設置されている
ので、無線親機6を設置する際の自由度も大幅に増すこ
とができる。
【0050】上記の第6および第7の実施形態では、本
発明を都市ガスを各世帯に供給するシステムに適応する
ようにしたが、それ以外にも、簡易ガスを各世帯に供給
するシステムや、LPガスを配管で各世帯に供給するシ
ステムにも同様に適応することができる。
【0051】また、上記の第1〜第7の各実施形態で
は、無線親機6あるいは無線機90a…から監視センタ
90への情報送信を、PHS通信網を経由して行うよう
にしたが、PHS通信網に限ることなく、回線中継器を
経由させた後は、他の通信網、例えば一般電話回線網
や、光ファイバによる回線網で送信するように構成して
もよい。
【0052】
【発明の効果】この発明は上記した構成からなるので、
以下に説明するような効果を奏することができる。
【0053】請求項1に記載の発明では、ガスメータが
検出した各種情報を無線機で監視センタに送信する際
に、ガスを利用して発電する第1の発電手段の電気で無
線機を駆動するようにしたので、AC100V電源が設
けられていない場所であっても、電源の確保を確実に行
うことができ、無線機の設置を確実にまた所望の任意の
位置に自在に行えるようになる。
【0054】また、停電であっても電源を確保すること
ができるので、システムとしての機能を常時維持するこ
とができ、不測の事態にも対応できるようになる。
【0055】さらに、無線機から直接監視センタに直結
するように構成しているので、システムを簡単なものと
することができる。
【0056】請求項2に記載の発明では、ガスメータで
のガスを利用して発電しその電気で無線機を駆動させる
ようにしたので、ガスメータに電源としての電池を設け
る必要がなく、したがって、電池交換の手間を省くこと
ができる。また、ガスメータは家屋毎に必ず配置するの
で、発電手段も確実に設けることができ、無線機による
システム構築を確実に行えるようになる。
【0057】請求項3に記載の発明では、ガスを利用し
て発電する発電手段からの電気で無線親機を駆動させ、
またシステムを複数の無線子機と1台の無線親機とで構
成するようにしたので、無線親機の電源が確保できる等
の効果を発揮するとともに、さらに、電波による送信が
妨害されるような地域であっても無線親機を介して各戸
のガスメータの各種情報を確実に送信できるようにな
る。
【0058】また、請求項4に記載の発明では、この発
明を高圧ガス容器から各戸へのガス供給領域に適用し、
無線親機への給電を、高圧ガス容器に貯留された液化ガ
スを利用して発電する発電手段から行うようにしたの
で、AC100V電源が設けられていない高圧ガス容器
の容器置場であっても、電源の確保を確実に行うことが
でき、無線親機の設置を確実にまた任意の位置に自在に
行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のガス監視システムの構成を示す図で
ある。
【図2】この発明のガス監視システムの第2の実施形態
を示す図である。
【図3】この発明のガス監視システムの第3の実施形態
を示す図である。
【図4】この発明のガス監視システムの第4の実施形態
を示す図である。
【図5】この発明のガス監視システムの第5の実施形態
を示す図である。
【図6】この発明のガス監視システムの第6の実施形態
を示す図である。
【図7】この発明のガス監視システムの第7の実施形態
を示す図である。
【符号の説明】
1 高圧ガス容器 2 気体取出管 3 液体取出管 4 ベーパライザ 4a 液体収容室 4b 熱発電素子(発電手段) 4c 触媒燃焼装置(熱源) 5 バッテリ 25 バッテリ 35 バッテリ 45 バッテリ 55a,55b,55c バッテリ 65 バッテリ 6 無線親機 7 気体取出管 7a 配管 70 配管 70a 配管 71 配管 8a,8b,8c ガスメータ 80a,80b,80c ガスメータ 81a,81b,81c ガスメータ 9a,9b,9c 無線子機 90a,90b,90c 無線機 91a,91b,91c 無線子機 10 家屋 10a 燃焼器 10b 給湯器 11 パイロットバーナ 12a 配管 12b 配管 13 熱発電素子 14 ベーパライザ 14a 液体収容室 14b 熱媒収容室 140 熱源機 141 ポンプ 142 触媒燃焼装置 143 熱発電素子 144a 供給用管路 144b 還流用管路 15 バッテリ 18a,18b,18c 圧力調整器 20 発電タービン 24 ベーパライザ 24a 液体収容室 24b 触媒燃焼装置 50a,50b,50c マイクロタービン 90 監視センタ 100 集合住宅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 難波 三男 東京都町田市忠生2丁目16番4号 高圧ガ ス保安協会液化石油ガス研究所内 Fターム(参考) 2F030 CC13 CE06 CE09 2F073 AA08 AB02 AB12 BB01 BB20 BC02 CC01 CC08 EE11 EE20 GG01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの供給状態を監視するガス監視シス
    テムにおいて、 上記ガスを利用して発電する第1の発電手段と、 上記第1の発電手段から給電されて駆動する無線機と、 上記ガスが供給されるガス使用先に配置されたガスメー
    タと、を備え、 上記ガスメータが検出した各種情報を無線機に送り、そ
    の無線機から監視センタに送信する、 ことを特徴とするガス監視システム。
  2. 【請求項2】 上記第1の発電手段はガスメータでのガ
    スを利用して発電する、請求項1に記載のガス監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】 ガスの供給状態を監視するガス監視シス
    テムにおいて、 上記ガスを利用して発電する第2の発電手段と、 上記第2の発電手段から給電されて駆動する無線親機
    と、 上記ガスが供給される各ガス使用先に配置されたガスメ
    ータと、 上記ガスメータ毎に設けた無線子機と、を備え、 上記ガスメータが検出した各種情報を無線子機を介して
    無線親機に送信し、さらにその無線親機から監視センタ
    に送信する、 ことを特徴とするガス監視システム。
  4. 【請求項4】 上記ガスは高圧ガス容器から供給される
    ガスであり、 上記第2の発電手段は高圧ガス容器に貯留された液化ガ
    スを利用して発電する、請求項3に記載のガス監視シス
    テム。
  5. 【請求項5】 上記液化ガスを気化する熱交換器を備
    え、 上記第2の発電手段は、熱交換器での液化ガスとその液
    化ガスを加熱する熱源との温度差に基づいて発電する熱
    発電機である、請求項4に記載のガス監視システム。
  6. 【請求項6】 上記液化ガスを気化する熱交換器を備
    え、 上記第2の発電手段は、熱交換器に供給する熱媒とその
    熱媒を加熱する熱源との温度差に基づいて発電する熱発
    電機である、請求項4に記載のガス監視システム。
  7. 【請求項7】 上記液化ガスを気化する熱交換器を備
    え、 上記第2の発電手段は、高圧ガス容器から熱交換器に流
    れる液化ガスの圧力差を利用して発電する発電タービン
    である、請求項4に記載のガス監視システム。
  8. 【請求項8】 上記無線親機から監視センタへの送信
    は、PHS通信網を経由して行われる、請求項4に記載
    のガス監視システム。
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