JP3549326B2 - 通信端末用自動応答装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機等の通信端末に用いられる自動応答装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の留守番電話機等に用いられる一般的な通信端末用自動応答装置は、単に、留守番モード時に発呼者からの着信があった場合に、被呼者により予め入力された音声メッセージをそのまま応答メッセージとして発呼者に発信するものに過ぎなかった。
【0003】
そのため、被呼者にとっては、発呼者に対して伝達内容を正確に伝えるためには、入力する音声メッセージの内容があいまいにならないように十分検討する必要があり面倒である一方、被呼者が思いつくままの内容を音声メッセージとして入力したのでは、今度は、応答メッセージの内容を発呼者が正確に理解できない問題を生じる。
【0004】
それらの従来の一般的な通信端末用自動応答装置がもつ問題を解決するものとして、特開平4−273748号公報記載の「音声認識合成装置及び電話装置」、特開平2−67050号公報記載の「電話機用自動応答装置」、特開平4−49749号公報記載の「留守番電話機」等の種々の提案がなされている。
【0005】
特開平4−273748号公報記載のものは、メッセージ登録時に簡単に発声するだけで、きちんとしたメッセージとして相手に伝えることができるものであるが、音声を認識してその認識結果に応じて応答メッセージを選択して発信するものに過ぎず、入力される音声に、「本日は」、「明日は」、「3時まで」、「10分後」等の、その音声を入力した時点を基準とする相対的時間情報があっても、それらの相対的時間情報は認識用標準パターンと照合され、そのままの表現内容のまま応答メッセージの文章に挿入されるだけであり、応答メッセージを登録する側である被呼者が応答メッセージの一部として伝達したいと意図する相対的時間情報が表す時点と、実際に発呼者が応答メッセージの一部として受け取った相対的時間情報を解釈して判断する時点とは必ずしも一致するとは限らないという欠点がある。
【0006】
つまり、例えば、被呼者が音声入力により「明日は外出しております。」というメッセージを登録・設定したとすると、そのメッセージ中の「明日」とは被呼者にとっては音声入力した時点(この場合は、時の流れを日単位で考えた場合の時点)、すなわち、「今日」の次の日のつもりである一方、「明日は外出しております。」というメッセージを受けた発呼者にとっては、「明日」が、一般社会で用いられている所定の歴法で何月何日なのかを知ることができない、つまり、被呼者にとっての「今日」が何月何日なのかを知ることがてきないため、その被呼者にとっての「今日」の次の日である「明日」が何月何日なのかを知ることもできない。したがって、発呼者は、「明日は外出しております。」というメッセージを受けても被呼者が何月何日に外出しているのかを必ずしも正確には知ることができない。
【0007】
また、例えば、被呼者が音声入力により「3時間後には戻ります。」というメッセージを登録、設定したとすると、そのメッセージ中の「3時間後」とは被呼者にとっては音声入力した時点(この場合は、時の流れを時間単位で考えた場合の時点)から3時間後のつもりである一方、「3時間後には戻ります。」というメッセージを受けた発呼者にとっては、「3時間後」が、一般社会で用いられてる時法で何時(何分(何秒))なのかを知ることができない、つまり、被呼者が、「3時間後には戻ります。」というメッセージを音声入力した時点が何時(何分(何秒))なのかを知ることがてきないため、その音声入力した時点から起算した3時間後が、何時(何分(何秒))なのかを知ることができない。したがって、発呼者は、「3時間後には戻ります。」というメッセージを受けても被呼者が何時(何分(何秒))になったら外出先から戻るのかを必ずしも正確には知ることができない。
【0008】
なお、前記「明日は外出しております。」というメッセージにおいては、「明日」という相対的時間情報を「何月何日」というように日単位の絶対的時刻情報にして「何月何日は外出しております。」という表現にすれば、発呼者は、一般社会で用いられる所定の歴法を介して、被呼者が外出する日を一義的に特定できる。
【0009】
また、前記「3時間後には戻ります。」というメッセージにおいては、「3時間後」という相対的時間情報を「何時(何分(何秒))」というように、時の流れを時間単位で考えた場合の絶対的時刻情報にして「何時(何分(何秒))には戻ります。」という表現にすれば、発呼者は、一般社会で用いられる所定の時法を介して、被呼者が外出先から戻る時刻を一義的に特定できる。
【0010】
その他、メッセージ中の時点情報を、「明日25日は…」、「午後5時には…」、「7月10日の午前10時に…」等のように、所定の歴法及び/または時法に基づいた絶対的時刻情報にすれば、応答メッセージの内容のうち重要な情報である時点情報を被呼者から発呼者に正確に伝達することができる。
【0011】
しかし、特開平4−273748号公報記載のものでは、特開平4−49749号公報記載のものでも同様であるが、メッセージに含まれる時点情報を絶対的時刻情報にした場合、音声に対応したメッセージをそれだけ多数種類用意しておかなければならない欠点がある。
【0012】
また、特開平2‐67050号公報記載のものは、計時機能によりメッセージを切り替えているが、メッセージに含まれる時点情報を絶対的時刻情報にした場合には、予め多くのメッセージを登録しておかなければならないという欠点がある。
【0013】
なお、一般的な人間の時間感覚として、ある時点を表現しようとするときは、絶対的時刻として表現するほうが、現時点を基準とした相対的時間で表現するよりも発想が容易でなく精神的負担が多い。つまり、現時点(今日)を基準とした次の日を明日と考えるほうが、今日が、例えば6月23日であるから、その次の日は6月24日であると発想するよりもずっと容易であり、また、今日が何月何日であるかを知らなくても、今日の次の日として明日を表現できる利点もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来装置においては、メッセージに含まれる時点情報を絶対的時刻情報にすれば、被呼者が発呼者に対して伝達内容を正確に伝えることができる反面メッセージ入力時の精神的負担が大きい一方、メッセージに含まれる時点情報を相対的時間情報にすれば、メッセージ入力時の精神的負担が軽減される反面被呼者が発呼者に対して伝達内容を必ずしも正確に伝えることができないという問題点が有った。
【0015】
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、メッセージ入力時の手間を省きつつ、被呼者から発呼者に対する正確なメッセージ内容の伝達を可能とする通信端末用自動応答装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の通信端末用自動応答装置は、留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、前記通信端末装置に設定する応答メッセージを入力する応答メッセージ入力手段と、前記応答メッセージ入力手段に入力されたメッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を絶対的時刻情報に変換する時点情報変換手段と、前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを絶対的時刻情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の絶対的時刻情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を繰り延べる絶対的時刻情報書替手段を備え、留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記絶対的時刻情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする。
【0017】
請求項2記載の通信端末用自動応答装置は、留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、前記通信端末装置に設定する応答メッセージを入力する応答メッセージ入力手段と、前記応答メッセージ入力手段に入力されたメッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を着信時点を基準とする正しい相対的時間情報に変換する時点情報変換手段と、前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを着信時点を基準とする正しい相対的時間情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の相対的時間情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該相対的時間情報が表す相対的時間を繰り延べる相対的時間情報書替手段を備え、留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記相対的時間情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の通信端末用自動応答装置は、留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、前記通信端末装置に設定する応答メッセージを音声入力する応答メッセージ音声入力手段と、前記応答メッセージ音声入力手段に入力された音声メッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を絶対的時刻情報に変換する時点情報変換手段と、前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを絶対的時刻情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の絶対的時刻情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を繰り延べる絶対的時刻情報書替手段を備え、留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記絶対的時刻情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする。
【0019】
請求項4記載の通信端末用自動応答装置は、留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、前記通信端末装置に設定する応答メッセージを音声入力する応答メッセージ音声入力手段と、前記応答メッセージ音声入力手段に入力された音声メッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を着信時点を基準とする正しい相対的時間情報に変換する時点情報変換手段と、前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを着信時点を基準とする正しい相対的時間情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の相対的時間情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該相対的時間情報が表す相対的時間を繰り延べる相対的時間情報書替手段を備え、留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記相対的時間情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明に係る自動応答装置を備えた電話機を示している。同図において、電話機回路2は、電話回線1に接続され、電話機としての基本動作(着信検出、発信、回線開閉等)を行うものである。音声入出力部3は、音声の入出力を行うものであり、そのためにマイクロホン3a及びスピーカ3bを備えている。音声記憶部4は、音声入出力部3により入力された音声メッセージを録音・記憶するメモリである。音声分割記憶部5は、音声記憶部4に記憶された音声メッセージを、後述する相対的時間情報識別部6によって識別された相対的時間情報と、それ以外の音声とに分割して再記憶するメモリである。
【0026】
相対的時間情報識別部6は、音声入出力部3により入力され、音声記憶部4に記憶された音声メッセージ中に含まれ得る相対的時間情報を、認識用音声パターン記憶部7を参照して音声認識するものである。認識用音声パターン記憶部7は、相対的時間情報を音声認識するために照合すべき音声パターンが予め記憶されているメモリである。
【0027】
その相対的時間情報の音声認識のための音声パターンの具体例としては、音声メッセージの入力時点を基準とする相対的時間情報である「今日」、「明日」、「明後日」、「今」、「2時間後」といった内容のものであり、いわば音声メッセージを入力する者の主観に基づく時点情報である。その相対的時間情報は、一般社会で用いられる所定の歴法や時法により、何月何日(何時(何分))というように、他人が客観的に判断できる絶対的時刻情報とは異なり、音声メッセージを入力した者が、その音声メッセージをいつ入力したのかを知らなければ、それが意味する時点を正確には知ることができないものである。
【0028】
さて、相対的時間情報解析部8は、相対的時間情報識別部6で識別された相対的時間情報が表す、音声メッセージの入力時点を基準とする相対的時間と、当該入力時点との時間隔を、相対的時間/時間間隔対応テーブル記憶部9を参照して引き出してくるものである。
【0029】
相対的時間/時間間隔対応テーブル記憶部9は、認識用音声パターン記憶部7に記憶されている、相対的時間情報の音声パターンに対して、その相対的時間情報が表す相対的時間と、その相対的時間の基準となる音声メッセージの入力時点との時間間隔を対応付けて記憶しているものである。その対応の具体例を以下のごとくいくつか列挙する。
「本日」 音声メッセージが入力された日
「明日」 音声メッセージが入力された日の1日後
「今」 音声メッセージが入力された時点
「HH時間後」 音声メッセージが入力された時点+HH時間
「HH時間前」 音声メッセージが入力された時点−HH時間
【0030】
このように、相対的時間情報が表す相対的時間が、音声メッセージの入力時点からどれだけの時間間隔だけ隔たっているかがわかれば、あとは、音声メッセージを入力した絶対的時刻がわかれば、相対的時間情報が表す相対的時間が示す絶対的時刻がわかることになる。
【0031】
そこで、時点情報変換部10は、時の流れの各時点を、所定の歴法及び時法で何月何日(何時(何分))というように表現される絶対的時刻として計時している計時部16の、音声メッセージの入力時点における計時出力、すなわち、音声メッセージを入力した時点の絶対的時刻を制御部15を介して得て、その音声メッセージを入力した絶対的時刻に、相対的時間情報解析部8から得られる相対的時間情報が表す相対的時間と音声メッセージの入力時点との時間間隔を加算することにより、相対的時間情報が表す相対的時間が示す絶対的時刻を算出する。そして、絶対的時刻情報音声パターン記憶部11を参照することにより、当該算出された絶対的時刻を、例えば、「何月何日(何時(何分))」というような音声で表される絶対的時刻情報に変換する。
【0032】
変換結果保持部12は、時点情報変換部10により、相対的時間情報を変換して得られた絶対的時刻情報を一時的に保持するものである。応答メッセージ合成記憶部13は、相対的時間情報とそれ以外の音声とに分割されて音声分割記憶部5に記憶された音声メッセージ中の相対的時間情報を、当該相対的時間情報から変換されて変換結果保持部12に保持された絶対的時刻情報に置換することにより応答メッセージを合成して記憶するものである。
【0033】
例えば、入力され音声記憶部4に記憶された音声メッセージが、『ただ今、会議で席をはずしています。2時間後には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き明日まで外出しています。』という内容であった場合、その音声メッセージ中に含まれる相対的時間情報は、「ただ今」、「2時間後」及び「明日」である。したがって、音声分割記憶部5には、『「ただ今」、会議で席をはずしています。「2時間後」には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き「明日」まで外出しています。』というように、相対的時間情報と、それ以外の音声とが分割区分されて記憶されることになる。
【0034】
また、音声メッセージが入力された絶対的時刻が9月10日15時30分であったとすると、「ただ今」は、絶対的時刻情報では「9月10日15時30分」であり、「2時間後」は、絶対的時刻情報では「9月10日17時30分」であり、「明日」は、絶対的時刻情報では「9月11日」となる。
【0035】
したがって、入力された音声メッセージ中の相対的時間情報が絶対的時刻情報に置換されて応答メッセージ合成記憶部13に記憶される応答メッセージは、『9月10日15時30分、会議で席をはずしています。9月10日17時30分には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き9月11日まで外出しています。』となる。または、より自然な言い回しになるように、相対的時間情報を単純に絶対的時刻情報に置換するのではなく、『ただ今、15時30分より会議で席をはずしています。17時30分には戻る予定です。尚会議終了後、本日9月10日より11日まで外出しています。』というように文脈を考慮した変換を行うことも考えられる。
【0036】
さて、音声合成部14は応答メッセージ合成部記憶部13に記憶された応答メッセージまたは、音声記憶部4に記憶された音声メッセージのいずれかを音声により合成して応答メッセージとして出力するものである。制御部15は、装置各部を制御するものであり、本発明の自動応答装置に係る機能の制御の他、電話機としての機能の制御を行う。また、制御部15は、制御手順や、制御に必要なデータ等の各種データが格納されたROM15bと、作業領域となるRAM15aを備えている。
【0037】
計時部16は、前述したように、時の流れの各時点を所定の歴法及び時法で何月何日(何時(何分))」というように表現される絶対的時刻として計時出力しているものであり、制御部15は、必要なとき計時部16を読み出すことにより、その読み出したときの絶対的時刻を得ることができる。
【0038】
タイマー17は、制御部15によりその初期値が設定されると共に、制御部15から起動され、その設定された初期値からカウントダウンして0までカウントすると制御部15に対する割り込みを発生するとと共に初期値からのカウントダウンを繰り返すものである。操作表示部18は、操作者からの指示入力を受け付けるためのテンキー等の各種キーが配設されると共に、操作者に対して装置の動作状況やメッセージを伝えるための液晶表示器のようなディスプレイ装置が配設されているものである。
【0039】
以上のように構成される本実施の形態に係る電話機は、常時は、通常の電話機同様に、発呼者からの着信が有っても操作者(被呼者)が送受話器をオフフックするまでは応答しないが、操作者が席を外したり外出したりする際等に、電話機を留守番モードに設定するための留守番キー(図示していないが操作表示部18に配設されている)を押下すると、それ以後は留守番モードに移行し、もう一度留守番キーを押下すると留守番モードを脱っして通常の電話機同様に動作する。
【0040】
本実施の形態に係る電話機の留守番モードは、複数の留守番モードの中から選択可能であり、操作者は予め留守番モードをどのモードにするのかを設定しておく。以下、図2を参照して、その留守番モードの設定手順について説明する。
【0041】
同図において、制御部15は、操作表示部18に配設された図示しない留守番モード設定キーの押下を監視する(判断101のNoループ)。留守番モード設定キーが押下された場合(判断101のYes)は、操作表示部18のディスプレイ装置に、「通常モードなら1、有効期間自動設定モードなら2、繰り延べモードなら3、メッセージ置換モードなら4を押して下さい」とのメッセージを表示する(処理102)。
【0042】
そして、操作表示部18に配設されたテンキーのうちの「1」、「2」、「3」または「4」キーのうちのいずれかのキーが押下されるまで待つ(判断103のNoループ)。いずれかのキーが押下されると(判断103のYes)、その押下されたキーが「1」、「2」、「3」または「4」のうちのいずれであるかを調べる(判断104)。
【0043】
「1」であれば、モードフラグFmに1を代入することにより、留守番モードを通常モードに設定する(処理105)。「2」であれば、モードフラグFmに2を代入することにより、留守番モードを有効期間自動設定モードに設定する(処理106)。「3」であれば、モードフラグFmに3を代入することにより、留守番モードを繰り延べモードに設定する(処理107)。「4」であれば、モードフラグFmに4を代入することにより、留守番モードをメッセージ置換モードに設定する(処理108)。
【0044】
また、「3」であった場合には、処理107で留守番モードを繰り延べモードに設定した後に、操作表示部16のディスプレイ装置に「繰り延べ間隔を分単位で指定してください」とのメッセージを表示し(処理109)、操作表示部16のテンキーによりその繰り延べ間隔が入力されるのを待つ(判断110のNoループ)。入力された場合(判断110のYes)は、その入力された値を繰り延べ間隔として変数Iに代入する。
【0045】
以上のようにして留守番モードが設定される。次に、電話機を留守番モードに設定するに先立って行われる、留守番モード時に着信した場合に発呼者に対して発信する応答メッセージの登録手順について、図3及び図4を参照して説明する。
【0046】
それらの図において、制御部15は、操作表示部18に配設された図示しないメッセージ登録キーの押下を待つ(判断201のNoループ)。メッセージ登録キーが押下されると(判断201のYes)、計時部16を読み出して得た日時を、絶対的音声入力時点として記憶し(処理202)た後、マイクロホン3aが受音する操作者の声(登録したいメッセージを発音している声)を音声入力部3より音声入力する(処理203)。その入力された音声メッセージを音声記憶部4に記憶する(処理204)。なお、その時入力された音声メッセージは、前に例示した『ただ今、会議で席をはずしています。2時間後には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き明日まで外出しています。』というものであったとする。また、この音声メッセージを以後音声メッセージAと称する。また、音声メッセージAについての処理202における絶対的音声入力時点は、9月10日15時30分であったとする。
【0047】
そして、相対的時間情報識別部6により音声記憶部6に記憶した音声メッセージを認識用音声パターン記憶部7の音声パターンと照合する(処理205)。その照合の結果、音声メッセージ中に相対的時間情報がない場合(判断206のNo)は、相対的時間情報を絶対的時刻情報に置換する必要がないため、後述する応答メッセージの発信モードを従来メッセージ発信モードに設定して(処理207)、判断201に戻る。
【0048】
音声メッセージ中に相対的時間情報が有る場合(判断206のYes)は、音声記憶部6に記憶されている音声メッセージを相対的時間情報とそれ以外とに分割して音声分割記憶部5に記憶する(処理208)。前記音声メッセージAについていうなら、『「ただ今」、会議で席をはずしています。「2時間後」には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き「明日」まで外出しています。』といように、分割されて記憶される。
【0049】
そして、相対的時間情報解析部8により相対的時間情報が意味する音声入力時点との時間間隔を、相対的時間/時間間隔対応テーブル記憶部9より引き出し(処理209)、時点情報変換部10により、処理202で得た絶対的音声入力時点と、処理209で得た時間間隔とに基づいて、相対的時間情報を絶対的時刻情報に変換し(処理210)、その変換した絶対的時刻情報を変換結果保持部12に保持する(処理211)。
【0050】
さらに、応答メッセージ合成記憶部13により音声分割記憶部5に記憶された音声メッセージ中の相対的時間情報を変換結果保持部12の絶対的時刻情報に置換して記憶する(処理212)。前記音声メッセージAについていうなら、『9月10日15時30分、会議で席をはずしています。9月10日17時30分には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き9月11日まで外出しています。』と置換される。処理212の後は、判断201に戻る。
【0051】
以上の手順により、音声入出力部3から入力された音声メッセージが、相対的時間情報を含むものであれば、その相対的時間情報が絶対的時刻情報に置換されて応答メッセージとして応答メッセージ合成記憶部13に記憶される一方、相対的時間情報を含まないものであっても、それはそのまま音声記憶部4に記憶される。また、操作者は、メッセージ登録キーを押下することにより、いつでも音声メッセージの再登録が可能である。
【0052】
次に、図2に示した留守番モード設定手順で設定された留守番モードに応じて、図3及び図4に示したメッセージ登録手順で登録された応答メッセージに対して行われる、メッセージ登録後処理手順について、図5を参照して説明する。
【0053】
同図において、先ず、図2に示した手順で設定された動作モードフラグFmの値を調べる(判断301)。
【0054】
動作モードフラグFmの値が1(通常モード)である場合は、何もしないで判断301に戻る。
【0055】
動作モードフラグFmの値が2(有期間自動設定モード)である場合は、計時部16を読み出して現時点の日時を得る(処理302)と共に、変換結果保持部12から絶対的時刻情報を読み出す(判断303)。
【0056】
そして、処理302で得た現時点の日時が、処理303で読みだした絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を過ぎたかを調べる(判断304)。過ぎている場合は(判断304のYes)、メッセージ発信許可フラグFsに0(不許可を意味する)を代入し(処理305)、過ぎていない場合は(判断304のNo)、メッセージ発信許可フラグFsに1(許可を意味する)を代入して(処理306)、判断301に戻る。
【0057】
動作モードフラグFmの値が3(繰り延べモード)である場合は、計時部16を読み出して現時点の日時を得る(処理307)と共に、変換結果保持部12から絶対的時刻情報を読み出す(判断308)。
【0058】
次に、処理307で得た現時点の日時が、処理308で読みだした絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を過ぎたかを調べる(判断309)。過ぎていない場合(判断309のNo)は、何もしないで判断301に戻り、過ぎている場合は(判断309のYes)、変換結果保持部12に保持された絶対的時刻情報を、それが意味する絶対的時刻に、図2に示した処理111で繰り延べ間隔が代入されている変数Iの値が示す時間間隔を加えることにより新たな絶対的時刻情報に変換し(処理310)、その新たな絶対的時刻情報を、応答メッセージ合成記憶部13に記憶された応答メッセージ中の絶対的時刻情報と置換して新たな応答メッセージを作成する(処理311)。
【0059】
そして、タイマー16に変数Iの値、なわち、繰り延べ間隔をセットして、そのタイマー16を起動する(処理312)。そのタイマー16は、前述したように、セットされた繰り延べ間隔毎に制御部15に対して割り込みを発生する。制御部は、判断313のNoループにより、その割り込みの発生を監視し、割り込みが発生した場合(判断313のYes)、すなわち、繰り延べ間隔が経過する毎に判断301に戻る。
【0060】
動作モードフラグFmの値が4(メッセージ置換モード)である場合は、計時部16を読み出して現時点の日時を得る(処理314)と共に、変換結果保持部12から絶対的時刻情報を読み出す(判断315)。
【0061】
次に、処理314で得た現時点の日時が、処理315で読みだした絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を過ぎたかを調べる(判断316)。過ぎていない場合(判断316のNo)は、何もしないで判断301に戻り、過ぎている場合は(判断316のYes)、応答メッセージ合成記憶部13に記憶されている応答メッセージを、ROM15bに予め記憶していた別の応答メッセージに置換する(処理317)。その別の応答メッセージの内容としては、『留守にしておりますが、行き先、予定をお伝えできなくて申し訳ありません。ご用件をお願いいたします』等の汎用的なものがふさわしい。
【0062】
なお、以上説明した図5に示すメッセージ登録後処理は、常時実行されていて、その間に、図2に示した留守番モード設定処理や、図3及び図5に示したメッセージ登録処理や、後述する図6に示す留守番モード時着信処理が行われる。
【0063】
次に、留守番モード時に発呼者からの着信があった場合の処理手順について図6を参照して説明する。
【0064】
同図において、制御部15は、電話機回路2に着信があるかを監視している(判断401のNoループ)。着信があると(判断401のYes)、図3の処理207において設定され得る従来メッセージ発信モードになっているかを調べる(判断402)。なっている場合(判断402のYes)は、音声記憶部4に記憶された音声メッセージの内容を音声合成部14で音声合成して応答メッセージとして、電話機回路2を介し、電話回線1を経由して発呼者に発信して(処理403)、判断401に戻る。
【0065】
従来メッセージ発信モードになっていない場合(判断402のNo)は、動作モードフラグFmの値を調べる(判断404)。
【0066】
動作モードフラグFmの値が、1(通常モード)、3(繰り延べモード)、または、4(メッセージ置換モード)である場合は、応答メッセージ合成部の内容を音声合成部14で音声合成して応答メッセージとして、電話機回路2を介し、電話回線1を経由して発呼者に発信して(処理405)、判断401に戻る。
【0067】
動作モードフラグFmの値が2(有効期間自動設定モード)である場合は、図5に示した処理305または306により値が設定されているメッセージ発信許可フラグFsの値を調べ(判断406)、1であれば処理405に移行し、0であれば、何もしないで判断401に戻る。
【0068】
これにより、入力された音声メッセージに相対的時間情報が含まれなければ、入力それた音声メッセージがそのまま応答メッセージとして発呼者に発信され、入力された音声メッセージに相対的時間情報が含まれていれば、留守番モードに応じた応答メッセージが発信される。
【0069】
ここで、各留守番モードにおいて発信される応答メッセージの相違について説明する。
【0070】
留守番モードが通常モード(Fm=1)である場合は、無条件に応答メッセージ合成記憶部13の内容を応答メッセージとして発信している。これにより、操作者(被呼者)が、音声メッセージ中に含まれる時点情報を相対的時間情報として、音声メッセージの入力の手間を省いても、その相対的時間情報は、絶対的時刻情報に置換されるため、発呼者に発信される応答メッセージには、時点情報に関する不確実さがなくなり、被呼者の発呼者に対して伝達内容を正確に伝えることができる。
【0071】
留守番モードが有効期間自動設定モード(Fm=2)である場合、入力された音声メッセージに含まれる相対的時間情報を時点情報変換して得られる絶対的時刻情報が例えば、「9月10日17時30分」である場合、図5に示すメッセージ登録後処理における判断304において、現実の時の流れを計時している計時部16が出力した日時が「9月10日17時30分」を過ぎた後は、「9月10日17時30分」は、もはや過ぎ去った過去の時点を示し、本来被呼者の未来の行動を発呼者に伝えるための応答メッセージが無意味なものとなってしまう。そこで、留守番モード時の着信処理でメッセージ発信許可フラグを参照することで、入力された音声メッセージに含まれる相対的時間情報を時点情報変換して得られる絶対的時刻までの間の、応答メッセージが実質的に有効である間のみ応答メッセージを発信するようにすることにより、もはや無意味な応答メッセージを発呼者に聞かせないようにすることがてきる。
【0072】
留守番モードが繰り延べモード(Fm=3)である場合、入力された音声メッセージに含まれる相対的時間情報を時点情報変換して得られる絶対的時刻情報が例えば、「9月10日17時30分」である場合、図5に示すメッセージ登録後処理における判断309において、現実の時の流れを計時している計時部16が出力した日時が「9月10日17時30分」を過ぎた後は、応答メッセージ合成記憶部13に記憶された応答メッセージ中の絶対的時刻情報は、図2に示した留守番モード設定手順における処理111で変数Iの値として設定された繰り延べ間隔毎に繰り延べ間隔分だけ書き換えられるため、「9月10日17時30分」までに被呼者が席に戻れずに、留守番モードを解除できなくても、例えば、繰り延べ間隔を30分とした場合、9月10日17時30分の時点では、応答メッセージ合成記憶部13に記憶された応答メッセージ中の絶対的時刻情報は、「9月10日18時00分」に書き換えられ、9月10日18時00分の時点では、応答メッセージ合成記憶部13に記憶された応答メッセージ中の絶対的時刻情報は、「9月10日18時30分」に書き換えられて、発呼者に発信される応答メッセージが常に被呼者の未来の行動予定を示す有効なものに維持されるため、もはや無意味となっている応答メッセージを発呼者に聞かせてしまうことがなくなる。なお、繰り延べ間隔は、分単位に限らず、時間単位、日単位などに設定するようにしてもよい。
【0073】
留守番モードがメッセージ置換モード(Fm=4)である場合、入力された音声メッセージに含まれる相対的時間情報を時点情報変換して得られる絶対的時刻情報が例えば、「9月10日17時30分」である場合、図5に示すメッセージ登録後処理における判断316において、現実の時の流れを計時している計時部16が出力した日時が「9月10日17時30分」を過ぎた後は、「9月10日17時30分」は、もはや過ぎ去った過去の時点を示し、本来被呼者の未来の行動を発呼者に伝えるための応答メッセージが無意味なものとなってしまう。そこで、入力された音声メッセージに含まれる相対的時間情報を時点情報変換して得られる絶対的時刻までの間の、応答メッセージが実質的に有効である間のみ、被呼者が入力した応答メッセージを優先して発信し、その被呼者が入力した応答メッセージがもはや無意味なものとなった後は、予め記憶しておいた汎用的な応答メッセージを発呼者に対して発信することで、被呼者が入力した応答メッセージがもはや無意味なものとなった後には発呼者に対して何の応答もしないような不親切な事態を回避できる。
【0074】
なお、以上説明した実施の形態では、音声入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を絶対的時間情報に変換することにより、相対的時間情報を含む応答メッセージを絶対的時刻情報を含む応答メッセージに変換したが、それ以外の変換方法も可能である。
【0075】
つまり、音声入力された応答メッセージ中の相対的時間情報は、音声入力された時点を基準としているが、その音声入力された時点を基準とする相対的時間情報を、留守番モード時における発呼者からの着信時点を基準とした正しい相対的時間情報に変換することが考えられる。
【0076】
具体的には、音声入力された時点を基準とする相対的時間情報を、絶対的時刻情報に変換し、その変換された絶対的時刻情報が表す絶対的時刻と、発呼者からの着信時点の絶対的時刻との差を、新たな相対的時間情報に変換することで実現できる。例えば、音声入力された応答メッセージ中の、音声入力された時点を基準とする相対的時間情報が「明日」であり、その「明日」の絶対的時刻が「6月23日」であるとすれば、発呼者から「6月23日」に着信があったとすると、新たな相対的時間情報は「6月23日」を基準とする「6月23日」、すなわち、「今日」に変換できる。
【0077】
これにより、例えば、6月22日に音声入力された「明日は外出しております。」というメッセージは、6月23日には「今日は外出しております。」と変換され、より自然な表現で変換することができる。
【0078】
また、以上説明した実施の形態では、図1に示したように、応答メッセージを音声入出力部3より音声として入力し、その入力された音声を識別することにより、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を識別して絶対的時刻情報に変換する構成としたが、それ以外の構成も考えられる。以下、図7を参照して図1とは別の構成について説明する。
【0079】
図7において、電話機回路2、制御部15、計時部16、タイマー17及び操作表示部18については、図1に示したものと同様であるため説明を省略し、それ以外の構成要素についてのみ詳細に説明する。
【0080】
同図において、応答メッセージ入力部23は、応答メッセージを図示しないキーボード等により文字列として入力するものである応答メッセージ記憶部24は、応答メッセージ入力部23により入力された応答メッセージを記憶するメモリである。応答メッセージ分割記憶部25は、応答メッセージ記憶部24に記憶された応答メッセージを、後述する相対的時間情報識別部26によって識別された相対的時間情報と、それ以外の文字列とに分割して再記憶するメモリである。
【0081】
相対的時間情報識別部26は、応答メッセージ入部23により入力され、応答メッセージ記憶部24に記憶された応答メッセージ中に含まれ得る相対的時間情報を、認識用単語記憶部7を参照して認識するものである。認識用単語記憶部27は、相対的時間情報を認識するために照合すべき単語が予め記憶されているメモリである。
【0082】
その相対的時間情報の認識のための単語の具体例としては、応答メッセージの入力時点を基準とする相対的時間情報である「今日」、「明日」、「明後日」、「今」、「2時間後」といったものである。
【0083】
相対的時間情報解析部28は、相対的時間情報識別部26で識別された相対的時間情報が表す、応答メッセージの入力時点を基準とする相対的時間と、当該入力時点との時間隔を、相対的時間/時間間隔対応テーブル記憶部29を参照して引き出してくるものである。
【0084】
相対的時間/時間間隔対応テーブル記憶部29は、認識用単語記憶部27に記憶されている、相対的時間情報を表す単語に対して、その相対的時間情報が表す相対的時間と、その相対的時間の基準となる音声メッセージの入力時点との時間間隔を対応付けて記憶しているものである。その対応の具体例を以下のごとくいくつか列挙する。
「本日」 音声メッセージが入力された日
「明日」 音声メッセージが入力された日の1日後
「今」 音声メッセージが入力された時点
「HH時間後」 音声メッセージが入力された時点+HH時間
「HH時間前」 音声メッセージが入力された時点−HH時間
【0085】
時点情報変換部30は、応答メッセージを入力した時点の絶対的時刻を制御部15を介して計時部16から得て、その応答メッセージを入力した絶対的時刻に、相対的時間情報解析部28から得られる相対的時間情報が表す相対的時間と応答メッセージの入力時点との時間間隔を加算することにより、相対的時間情報が表す相対的時間が示す絶対的時刻を算出する。そして、絶対的時刻情報単語記憶部31を参照することにより、当該算出された絶対的時刻を、例えば、「何月何日(何時(何分))」というような単語で表される絶対的時刻情報に変換する。
【0086】
変換結果保持部32は、時点情報変換部30により、相対的時間情報を変換して得られた絶対的時刻情報を一時的に保持するものである。応答メッセージ合成記憶部33は、相対的時間情報を表す単語と、それ以外の文字列とに分割されて応答メッセージ分割記憶部25に記憶された応答メッセージ中の相対的時間情報を、当該相対的時間情報から変換されて変換結果保持部32に保持された絶対的時刻情報に置換することにより応答メッセージを合成して記憶するものである。
【0087】
例えば、入力され応答メッセージ記憶部24に記憶された応答メッセージが、『ただ今、会議で席をはずしています。2時間後には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き明日まで外出しています。』という内容であった場合、その応答メッセージ中に含まれる相対的時間情報を表す単語は、「ただ今」、「2時間後」及び「明日」である。したがって、応答メッセージ分割記憶部25には、『「ただ今」、会議で席をはずしています。「2時間後」には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き「明日」まで外出しています。』というように、相対的時間情報を表す単語と、それ以外の文字列とが分割区分されて記憶されることになる。
【0088】
また、応答メッセージが入力された絶対的時刻が9月10日15時30分であったとすると、「ただ今」は、絶対的時刻情報では「9月10日15時30分」であり、「2時間後」は、絶対的時刻情報では「9月10日17時30分」であり、「明日」は、絶対的時刻情報では「9月11日」となる。
【0089】
したがって、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を表す単語が絶対的時刻情報を表す単語に置換されて応答メッセージ合成記憶部33に記憶される応答メッセージの文字列は、『9月10日15時30分、会議で席をはずしています。9月10日17時30分には戻る予定です。尚会議終了後、引き続き9月11日まで外出しています。』となる。
【0090】
音声合成部34は応答メッセージ合成部記憶部33に記憶された応答メッセージの文字列、または、応答メッセージ記憶部34に記憶された応答メッセージの文字列のいずれかを音声により合成して応答メッセージとして出力するものである。
【0091】
以上の構成により、応答メッセージを文字列として入力しても、図1に示した応答メッセージを音声で入力する構成のもの同様に、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が絶対的時刻情報に変換されることにより、相対的時間情報を含む応答メッセージを絶対的時刻情報を含む応答メッセージに変換することができる。したがって、図1に示した構成において行われる、図2に示した留守番モード設定手順、図3及び図4に示したメッセージ登録手順、図5に示したメッセージ登録後処理手順、及び、図6に示した留守番モード時着信処理手順と同様の処理は、図7に示す構成においても行うことができ、図1に示した構成同様の作用効果を得ることが可能である。
【0092】
また、音声合成部34により応答メッセージ合成記憶部33または応答メッセージ記憶部24に記憶された文字列の応答メッセージを、音声に合成して発呼者に発信するのではなく、所定のプロトコルにより文字列のまま発呼者側に発信し、発呼者側で通信端末の表示装置に表示させることも考えられる。
【0093】
なお、以上説明した各実施の形態では、本発明に係る自動応答装置を電話機に適用したが、それに限らず、通信端末であれば同様に適用可能なものである。
【0094】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、入力された応答メッセージに含まれる相対的時間情報は、絶対的時刻情報に変換され、発呼者に発信する応答メッセージは、前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を、変換後の絶対的時刻情報に置換したものであるため、被呼者が応答メッセージ中に含まれる時点情報を相対的時間情報として応答メッセージの入力の手間を省いても、発呼者に発信される応答メッセージには、時点情報に関する不確実さがなくなり、被呼者から発呼者に対して伝達内容を正確に伝えることができる。また、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の絶対的時刻情報を時間の経過に応じて書き替えて、その絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を繰り延べるため、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点までに被呼者が戻らなくても、被呼者が不在である事実と、その不在がいつ解消されるかの目安を発呼者に知らせることができる。
【0095】
請求項2に係る発明によれば、入力された応答メッセージに含まれる相対的時間情報は、着信時点を基準とする正しい相対的時間情報に変換され、発呼者に発信する応答メッセージは、前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を、変換後の着信時点を基準とする正しい相対的時間情報に置換したものであるため、被呼者が応答メッセージ中に含まれる時点情報を相対的時間情報として応答メッセージの入力の手間を省いても、発呼者に発信される応答メッセージには、時点情報に関する不確実さがなくなり、被呼者から発呼者に対して伝達内容を正確に伝えることができる。また、発呼者に発信される応答メッセージに含まれる時点情報を相対的時間情報にすることで、表現上の違和感が緩和される。また、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の相対的時間情報を時間の経過に応じて書き替えて、その相対的時間情報が表す相対的時間を繰り延べるため、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点までに被呼者が戻らなくても、被呼者が不在である事実と、その不在がいつ解消されるかの目安を発呼者に知らせることができる。
【0096】
請求項3に係る発明によれば、音声入力された応答メッセージに含まれる相対的時間情報は、絶対的時刻情報に変換され、発呼者に発信する応答メッセージは、前記音声入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を、変換後の絶対的時刻情報に置換したものであるため、被呼者が応答メッセージ中に含まれる時点情報を相対的時間情報として応答メッセージの入力の手間を省いても、発呼者に発信される応答メッセージには、時点情報に関する不確実さがなくなり、被呼者から発呼者に対して伝達内容を正確に伝えることができる。また、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の絶対的時刻情報を時間の経過に応じて書き替えて、その絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を繰り延べるため、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点までに被呼者が戻らなくても、被呼者が不在である事実と、その不在がいつ解消されるかの目安を発呼者に知らせることができる。
【0097】
請求項4に係る発明によれば、音声入力された応答メッセージに含まれる相対的時間情報は、着信時点からの正しい相対的時間情報に変換され、発呼者に発信する応答メッセージは、前記音声入力された応答メッセージ中の相対的時間情報を、変換後の着信時点からの正しい相対的時間情報に置換したものであるため、被呼者が応答メッセージ中に含まれる時点情報を相対的時間情報として応答メッセージの入力の手間を省いても、発呼者に発信される応答メッセージには、時点情報に関する不確実さがなくなり、被呼者から発呼者に対して伝達内容を正確に伝えることができる。また、発呼者に発信される応答メッセージに含まれる時点情報を相対的時間情報にすることで、表現上の違和感が緩和される。また、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の相対的時間情報を時間の経過に応じて書き替えて、その相対的時間情報が表す相対的時間を繰り延べるため、入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点までに被呼者が戻らなくても、被呼者が不在である事実と、その不在がいつ解消されるかの目安を発呼者に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る自動応答装置を備えた電話機のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る電話機における留守番モード設定手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係る電話機におけるメッセージ登録手順を示すフローチャートである。
【図4】図3と共に本発明の実施の形態に係る電話機におけるメッセージ登録手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る電話機におけるメッセージ登録後処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る電話機における留守番モード時着信処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施の形態に係る自動応答装置を備えた電話機のブロック構成図である。
【符号の説明】
1 電話回線
2 電話機回路
3 音声入出力部
3a マイクロホン
3b スピーカ
4 音声記憶部
5 音声分割記憶部
6、26 相対的時間情報識別部
7 認識用音声パターン記憶部
8、28 相対的時間情報解析部
9、29 相対的時間/時間間隔対応テーブル記憶部
10、30 時点情報変換部
11 絶対的時刻情報音声パターン記憶部
12、32 変換結果保持部
13、33 応答メッセージ合成記憶部
14、34 音声合成部
15 制御部
15a RAM
15b ROM
23 応答メッセージ入力部
24 応答メッセージ記憶部
25 応答メッセージ分割記憶部
27 認識用単語記憶部
31 絶対的時刻情報単語記憶部

Claims (4)

  1. 留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、
    クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、
    前記通信端末装置に設定する応答メッセージを入力する応答メッセージ入力手段と、
    前記応答メッセージ入力手段に入力されたメッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、
    前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を絶対的時刻情報に変換する時点情報変換手段と、
    前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを絶対的時刻情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と
    前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の絶対的時刻情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を繰り延べる絶対的時刻情報書替手段を備え、
    留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記絶対的時刻情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする通信端末用自動応答装置。
  2. 留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、
    クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、
    前記通信端末装置に設定する応答メッセージを入力する応答メッセージ入力手段と、
    前記応答メッセージ入力手段に入力されたメッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、
    前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を着信時点を基準とする正しい相対的時間情報に変換する時点情報変換手段と、
    前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを着信時点を基準とする正しい相対的時間情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と
    前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の相対的時間情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該相対的時間情報が表す相対的時間を繰り延べる相対的時間情報書替手段を備え、
    留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記相対的時間情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする通信端末用自動応答装置。
  3. 留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、
    クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、
    前記通信端末装置に設定する応答メッセージを音声入力する応答メッセージ音声入力手段と、
    前記応答メッセージ音声入力手段に入力された音声メッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、
    前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を絶対的時刻情報に変換する時点情報変換手段と、
    前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを絶対的時刻情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と
    前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の絶対的時刻情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該絶対的時刻情報が表す絶対的時刻を繰り延べる絶対的時刻情報書替手段を備え、
    留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記絶対的時刻情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする通信端末用自動応答装置。
  4. 留守番モード時の着信に応答して予め通信端末装置に設定しておいた時間情報を含む応答メッセージを発呼側に発信する通信端末用自動応答装置において、
    クロックをカウントして所望時点の絶対的時刻と現在時点から所望時点までの相対的時間とを算出する計時手段と、
    前記通信端末装置に設定する応答メッセージを音声入力する応答メッセージ音声入力手段と、
    前記応答メッセージ音声入力手段に入力された音声メッセージ情報の内、所定時点を表す相対的時間情報を識別する相対的時間情報識別手段と、
    前記相対的時間情報識別手段で識別された前記応答メッセージ中の相対的時間情報を着信時点を基準とする正しい相対的時間情報に変換する時点情報変換手段と、
    前記時点情報変換手段から得られる情報に基づき前記相対的時間情報を含む応答メッセージを着信時点を基準とする正しい相対的時間情報を含む応答メッセージに変換するメッセージ変換手段と
    前記入力された応答メッセージ中の相対的時間情報が示す時点を経過した後は、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージ中の相対的時間情報を時間の経過に応じて書き替えて、当該相対的時間情報が表す相対的時間を繰り延べる相対的時間情報書替手段を備え、
    留守番モード時の着信に応答して、前記メッセージ変換手段で変換した応答メッセージまたは変換後前記相対的時間情報書替手段により書き替えた応答メッセージを発呼側に発信することを特徴とする通信端末用自動応答装置。
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