JP3549040B2 - 自動切手払出装置 - Google Patents

自動切手払出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3549040B2
JP3549040B2 JP09941998A JP9941998A JP3549040B2 JP 3549040 B2 JP3549040 B2 JP 3549040B2 JP 09941998 A JP09941998 A JP 09941998A JP 9941998 A JP9941998 A JP 9941998A JP 3549040 B2 JP3549040 B2 JP 3549040B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamp
dispensing
cutting
automatic
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09941998A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11292382A (ja
Inventor
英和 石井
定義 持田
将介 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP09941998A priority Critical patent/JP3549040B2/ja
Publication of JPH11292382A publication Critical patent/JPH11292382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3549040B2 publication Critical patent/JP3549040B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続的な行方向ミシン目および列方向ミシン目を有する切手シートを搬送方向へ搬送かつ停止させてから行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いて切断した切手および搬送方向にそのまま連続搬送させた切手シートを選択的に払出口から外部へ払出可能に形成された自動切手払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便窓口事務は、内外郵便料金計算、切手類の販売・交換、郵便証紙の発行、各種郵便(例えば、書類郵便,別納郵便,後納郵便,国際郵便)の引受け等の多岐にわたる。また、窓口後方で行われる窓口事務処理状況の集計・管理事務には、切手類の補充請求書の作成や各種統計資料(例えば、切手類販売累計表,各種郵便物の引受日計簿,各種郵便物の引受月計簿,各種郵便物の引受年計簿等)の作成が含まれる。
【0003】
これら業務は、個別的な専用事務機の利用および手作業によって行われている場合が多い。これに対して、郵便窓口事務および窓口後方事務の各種情報を一括的処理ができるようにした郵便窓口事務処理装置が提案(例えば、特許番号 第2543175号)されている。これによれば、迅速かつ正確な事務処理ができる。例えば、ある種の情報集計は、電子的速度で処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる郵便窓口事務処理装置を導入した場合でも、特に、図12に示す切手7の販売事務の能率を向上させることができない。なお、この明細書で言う“切手”には、文言通りの“切手”の他に“収入印紙”および“特許印紙”も含まれる。
【0005】
つまり、レタートレイ構造と同様な複数の切手収容箱を有する切手整理棚から、客希望金額の図12に示す切手シート1が収容されている切手収容箱を見極めかつ引出し、そして、取出した切手シート1から例えば列方向ミシン目2および行方向ミシン目5を境に客希望枚数の切手7を引き千切る。しかる後に、当該切手収容箱を閉めてから、当該切手を客に手渡す。金銭授受も伴う。と言う従来事務遂行方法が採られているからである。
【0006】
しかも、初心者では客希望金額の切手が収容されている切手収容箱の見極めに多くの時間が掛かる。切手収容箱ごとの収容切手を変更した場合にはなおさらである。したがって、他の切手収納箱を間違えて開いてしまうことが生じ易く、やり直し作業に伴い誤認取出した先の切手が紛失してしまう虞がある。後ろ向きになって背後に配置された切手整理棚(切手収容箱)から切手を取出すレイアウトの場合には、係員がカウンターで客希望金額と枚数とを聴いてから切手整理棚(切手収容箱)に向かうまでに、当該金額および枚数を錯誤したり失念してしまうことがある。
【0007】
特に、切手シート1から所定枚数の切手7だけを引き千切る作業自体が煩わしい。切手が破れる場合があり、その対処が難しい。特に、販売数の多い売れ筋切手の場合に顕著である。
【0008】
本発明の目的は、客希望枚数を切断した切手またはシートのままの切手として迅速かつ正確に払出可能な自動切手払出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、連続的な行方向ミシン目および連続的な列方向ミシン目を有する切手シートを切手シート収容カセットから1枚ずつ給送可能であるとともに給送された切手シートを搬送方向に搬送可能かつその先端側を切断位置に停止可能に形成し、切断位置に配設された各ミシン目を切断可能な行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いて切手シートの先端側から入力された枚数分の切手を切断可能であるとともに切断された切手を搬送方向の払出口から外部へ払出可能に形成し、さらに給送された切手シートを切断位置で行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いた切断をすることなく搬送方向にそのまま連続搬送かつそのまま払出口から外部へ払出できるように選択可能に形成された自動切手払出装置である。
【0010】
かかる発明では、切手シート相当枚数の購入希望がある場合には、給送された切手シートを、切断位置における行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いた切断を実行することなく、搬送方向にそのまま連続搬送しかつ払出口から外部へ払出す。
【0011】
それ以外の任意枚数の購入希望があった場合には、給送された切手シートの先端側を切断位置に停止させかつ行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いてミシン目を切断し、入力枚数分だけ搬送方向の払出口から外部へ払出す。
【0012】
したがって、客希望枚数を切断した切手またはシートのままの切手として迅速かつ正確に払出でき、切手販売事務能率を大幅に向上させることができる。
【0013】
また、請求項2の発明は、連続的な行方向ミシン目および連続的な列方向ミシン目を有する複数枚の切手シートを収容可能な切手シート収容カセットを含み切手シートを1枚ずつ給送可能な給送手段と,給送された切手シートを搬送方向に搬送可能かつその先端側を切断位置に停止可能な搬送手段と,切断位置に配設された各ミシン目を切断可能な行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを有しかつ入力された枚数分の切手を切断可能な切断手段と,切断された切手を搬送方向の払出口へ払出可能な払出手段とを具備する自動切断払出手段と、連続的な行方向ミシン目および連続的な列方向ミシン目を有する複数枚の切手シートを収容可能な切手シート収容カセットを含み切手シートを1枚ずつ搬送方向へ給送可能な給送手段と,給送された切手シートを搬送方向の払出口まで連続搬送可能な連続搬送払出手段とを具備する自動連続搬送払出手段とを、組合せた構成とされかつ切断された切手および切手シートのままの切手を選択的に払出可能に形成されている自動切手払出装置である。
【0014】
かかる発明では、自動切断払出手段と自動連続搬送払出手段とを、例えば切手シート収容カセットを含む給送手段,払出手段等を共用した一体的に構築しあるいは別個独立的に構築することができる。
【0015】
ここで、切手シート相当枚数の購入希望がある場合には、自動連続搬送払出手段を選択して起動する。すなわち、切手シートは、給送手段によって切手シート収容カセットから1枚ずつ給送される。すると、自動連続搬送払出手段が、給送された切手シートを搬送方向の払出口まで連続搬送しかつ外部に払出す。
【0016】
それ以外の任意枚数の購入希望があった場合には、自動切断払出手段を選択起動させる。すなわち、搬送手段が、給送手段によって切手シート収容カセットから給送され来た切手シートを搬送しかつ先端側が切断位置に到達したところで停止する。すると、行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを有する切断手段が、入力された枚数分の切手を切断する。切断された切手は、払出手段によって搬送方向の払出口から外部へ払出される。
【0017】
したがって、請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏し得ることはもとより、さらに自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段のいずれかを選択するだけでよいから、取扱いが非常に簡単・容易である。
【0018】
さらに、請求項3の発明は、前記自動切断払出手段を上段としかつ前記自動連続搬送払出手段を下段として上下に組合せされている請求項2記載の自動切手払出装置である。
【0019】
かかる発明では、1または複数の切断された切手は上段の払出口から払出され、切手シートのままの切手は下段の払出口から払出される。すなわち、自動切断払出手段と自動連続搬送払出手段とをそれぞれ別個独立的に構成しかつこれらの組合せとして構築することができる。
【0020】
したがって、請求項2の発明の場合と同様に自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段のいずれかを選択するだけでよいから、取扱いが非常に簡単・容易であるとともに、さらに別個独立的な構成であるから切断された切手と切手シートとを同時的に払出可能であるから、一段と高速処理ができかつ構造簡単化を図れる。
【0021】
さらにまた、請求項4の発明は、前記自動連続搬送払出手段の搬送速度が、前記自動切断払出手段の搬送速度よりも高速とされている自動切手払出装置である。
【0022】
かかる発明では、切手シートのままの払出が先になされる。したがって、請求項2および請求項3の発明の場合と同様な作用効果を奏することができることに加え、さらに切手シートのままの払出の一層の高速化を図れるとともに、同一客が切断切手および切手シートの双方を希望する場合でも払出された切手の取扱いが容易である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本自動切手払出装置20は、図1〜図11に示す如く、連続的な行方向ミシン目5および連続的な列方向ミシン目2を有する複数枚の切手シート1を収容可能な切手シート収容カセット22Uを含み切手シート1を1枚ずつ給送可能な給送手段(22U,22RU)と,給送された切手シートを搬送(X)方向に搬送可能かつその先端側を切断位置(25)に停止可能な搬送手段23Uと,切断位置に配設された各ミシン目を切断可能な行方向ミシン目カッター26CGおよび列方向ミシン目カッター26CRを有しかつ入力された枚数分の切手7を切断可能な切断手段26と,切断された切手を搬送方向の払出口21WUへ払出可能な払出手段27Uとを具備する自動切断払出手段21Uと、切手シート収容カセット22Dを含む給送手段(22D,22RD)から給送された切手シート1を搬送(X)方向の払出口21WDまで連続搬送かつ払出可能な連続搬送払出手段(23D,27D)とを具備する自動連続搬送払出手段21Dとを組合せた構成とされかつ切断された切手7および切手シート1のままの切手を選択的に払出可能に形成されている。
【0024】
なお、“切手”には、上記の通り、“収入印紙”および“特許印紙”が含まれ、これらについても本発明は適応される。
【0025】
図2,図4〜図7において、自動切手払出装置20は、図2に示すように複数(4)の切手払出ユニット21A〜21Dを上下方向に積重ねた構成とされている。
【0026】
各切手払出ユニット21A〜21Dは、この実施形態では、自動切断払出手段21U(21UA〜21UD)と自動連続搬送払出手段21D(21DA〜21DD)とを別個独立的に形成するとともに、各自動切断払出手段21UA〜21UDを上段かつ各自動連続搬送払出手段21DA〜21DDを下段として、上下に組合せた構成とされている。
【0027】
各自動切断払出手段21UA〜21UDを上段に配置したのは、払出された切手7が払出された切手シート1で覆われてしまうことを回避するためである。
【0028】
但し、図4に示す例えば切手シート収容カセットを含む給送手段(22,22R),搬送手段(23),払出手段(27)等の全部または一部を共用した一体型に形成し、例えば自動切断払出手段21UA〜21UDとしては切手シート収容カセット(22)の前方上部から切手シート1を給送し、自動連続搬送払出手段21DA〜21DDとしては切手シート収容カセット(22)の後方上部または前方下部から切手シート1を給送するように構築しても実施することができる。
【0029】
図2において、各自動切断払出手段21UA〜21UDの中央に配設された各払出口21WUA〜21WUDの右側には当該各自動切断払出手段21UA〜21UDに対応された各デジタルスイッチ(ユニットID設定手段)75A〜75Dが設けられ、かつ正面左側にはランプ(表示器)76UA〜76UDが設けられている。
【0030】
この表示器は、金額および枚数を含む切手販売情報を表示可能な図3に示す液晶表示器77から形成してもよい。
【0031】
また、各自動連続搬送払出手段21DA〜21DDの中央に配設された各払出口21WDA〜21WDDの左側にはランプ(表示器)76DA〜76DDが設けられている。なお、各デジタルスイッチ(ユニットID設定手段)は設けられていない。対応する各自動切断払出手段21UA〜21UDと同一金額(種類)の切手シート1を取扱うので、各切手払出ユニット21A〜21Dに各1つだけ設ければよいからである。
【0032】
なお、各切手払出ユニット21A〜21Dの最下段には、切手販売代金を収容可能な自動開放型のドロワ29が配設されている。
【0033】
また、この実施形態では、各切手払出ユニット21A〜21Dには売れ筋切手7(1)を収容させ、係員の切手手出し作業負担を軽減しつつ販売事務能率を一段と大幅に向上できる。他の切手7(1)は、例えば、従来切手整理棚に収容させる。
【0034】
まず、各自動切断払出手段21UA〜21UDは、図4に示すごとく、複数枚の切手シート1を収容可能な切手シート収容カセット22Uと給送ローラ22RUとを含み切手シート1を搬送方向へ1枚ずつ給送する給送手段と,切手シート1を搬送(X)方向へ搬送する搬送手段23U(搬送ローラ23UU,23UD)と,切手シート1を切断する切断手段26と,切手シート1から切断された指定枚数の切手7を払出口21WUから払出す払出手段27U(払出ローラ27UU,27UD)とから形成されている。
【0035】
70は、当該自動連続搬送払出手段21DA〜21DDと共通のユニット制御部である。
【0036】
切手シート収容カセット22Uには、図12の場合と同様な切手シート1が図8に示す姿態、つまり搬送(X)方向に列方向ミシン目2の無い連続縁端3Lが来るように収容されている。すなわち、行方向ミシン目5がX方向に直交する状態で搬送可能とする。かくすれば、図6,図7に示す行方向ミシン目カッター26CGが行方向ミシン目5のみを切断すればよいから、負荷の均一化と円滑切断を達成できる。
【0037】
換言すれば、行方向ミシン目カッター26CGが連続縁端3Lを列方向ミシン目2の伸びる方向に切断しなければならない場合の負荷変動を一掃することができる。
【0038】
図4に示す搬送手段23U(23UU,23DU)は、切手シート収容カセット22Uから給送(取出)された切手シート1をX方向に搬送し、その先端側が切断テーブル(切断位置)25に到達したところで、停止させる。検出手段24(発光器24D,受光器24U)が、行方向ミシン目5を検出したことを利用して停止制御する。
【0039】
この切断テーブル25は、図5,図6に示すように、V字形状の1つの行方向溝25VGと,V字形状の列方向ミシン目2の数と同数の列方向溝25VRとを有する。V字形状としたのは、各ミシン目2,5の円滑切断および機械的位置調整容易化と、当該各カッター26CG,26CRとの協動によって搬送された切手シート1のスキュー(斜行)を補正可能とするためである。
【0040】
ここに、切断手段26は、図7に示すスライダー260にソロバン玉形状で双方向切断可能な行方向ミシン目カッター26CGと,先端(下端)に凹凸(ギザギザ)が設けられかつ薄板形状の列方向ミシン目カッター26CRを装着してなる。
【0041】
行方向ミシン目カッター26CG(回転軸264)は、スライダー260と一体的なブラケット262に軸受263を介して回転自在に装着され、回転軸264の方向に変位可能である。カッター26CGの行方向溝25VGへの馴染み性および切手シート1のスキュー補正効果の向上を図る。また、カッター26CGを、例えばタイミングベルトを介して強制回転可能に形成してもよい。
【0042】
列方向ミシン目カッター26CRは、行方向ミシン目5の伸びる方向(図8で左右方向)に撓み変形可能である。カッター26CRの列方向溝25VRへの馴染み性およびスキュー補正効果の向上を図る。
【0043】
また、この列方向ミシン目カッター26CRは、図7に示す2位置型のシリンダ267により昇降可能である。常態では内蔵されたスプリングによって上昇位置にあり、この上昇位置では、列方向ミシン目カッター26CRの下端(凹凸部)が、行方向ミシン目カッター26CGの下端よりも上の位置にある。
【0044】
かくして、行方向ミシン目カッター26CGによる行方向ミシン目5の切断中に、カッター26CRの下端部を切手シート1に対して非接触状態に保てる。つまり、列方向ミシン目2の切断時にシリンダ267を駆動して下降位置に切替える。
【0045】
スライダー260は、図6に示す移動手段90で行方向溝25VGの長手方向(左右方向)に往復移動可能である。すなわち、スライダー260は、左右の昇降体91,91に架設された移動手段の一部を形成するガイドバー94に摺動自在に装着され、スプロケット92,92間に張設されたロープ93の移動に伴って移動される。したがって、切手シート1の左右のいずれかからでも、切断開始できる。
【0046】
昇降手段200は、切断テーブル25を図5でX方向を挟んだ両側の計4本の支柱201と,これら支柱201に上下動可能に装着された上記の昇降体91,91を昇降させるシリンダ202,202とから形成されている。
【0047】
このシリンダ202,202は、2位置型でかつ常態では内蔵されたスプリングによって上昇位置にあり、駆動により下降位置に切替えられる。したがって、常態では行方向ミシン目カッター26CGの下端部が切断テーブル25(切手シート1)に非接触となる位置に保持し、行方向ミシン目5を切断する時期にシリンダ202を働かせて昇降体91を下降させることができる。
【0048】
この際、図7に示すシリンダ267は、上昇位置にあり、列方向ミシン目カッター26CRの下端部が切手シート1に接触しないように保持する。つまり、シリンダ267の昇降ストロークの方が、シリンダ202の昇降ストロークよりも大きい。
【0049】
払出手段27Uは、ワンウェイクラッチ(トルククラッチ等でもよい。)を組み込んだ払出ローラ27UU,27UDを含み、切断テーブル25上で切断された切手7をX方向に引出しかつ払出ローラ27UU,27UDで切手7の後端部をくわえた状態でかつその先端部が払出口21WUの外側へ突出した状態で払出可能に形成されている。その先端部を係員が引張ることにより、取出せる。
【0050】
一方、図2に示す各自動連続搬送払出手段21DA〜21DDは、図4に示す如く、給送手段(切手シート収容カセット22D,給送ローラ22RD)と,給送された切手シート1を搬送方向の払出口21WDまで連続搬送かつ払出可能な連続搬送払出手段とから形成されている。
【0051】
なお、切手シート収容カセット22Dに対する切手シート1の収容姿態は、ミシン目2・5を切断しないから、必ずしも図8に示す姿態に限定しなくてもよい。
【0052】
各連続搬送払出手段は、連続搬送手段23D(搬送ローラ23DU,23DD)と,ガイドを介して配設された連続払出手段27D(払出ローラ27DU,27DD)とからなり、搬送速度は対応する各自動切断払出手段21UA〜21UD(23UU,23UD)の搬送速度よりも高速である。
【0053】
また、払出ローラ27DU,27DDは、払出ローラ27UU,27UDの場合と同様に、切手シート1の後端部をくわえた状態でかつその先端部が払出口21WDの外側へ突出した状態で払出可能に形成されている。その先端部を係員が引張ることにより、取出せる。
【0054】
図1において、ユニット制御部70Dは、図2に示す最下段の切手払出ユニット21Dを駆動制御可能である。他のユニット制御部70C〜70Aも当該各切手払出ユニット21C〜21Aを駆動制御する。また、ユニット制御部70Dはデータ通信回線59を介してパソコン(情報管理手段)50に接続され、各ユニット制御部70D〜70Aはデータ通信回線79を介してデージーチェーン方式で接続されている。切手払出ユニット21の積重ね数を簡単に増大可能とするためである。
【0055】
なお、情報管理手段は、パソコン50ではなく例えば専用窓口端末から形成してもよい。
【0056】
各ユニット制御部70D〜70Aは、データ通信回線59およびデータ通信回線79を介してパソコン(情報管理手段)50から送信される切手払出指令信号のうち、自己宛のユニットIDを含むもののみをキャッチ(取込み)することができる。
【0057】
さて、ユニット制御部70D(70C〜70A)は、CPU71,ROM72,RAM73(ユニットIDテーブル73T),各ドライバ(DRVR)および入出力ポート(I/O)を含み、パソコン(情報管理手段)50から送信されて来た切手払出指令信号に基づき、指定枚数の切手7を切断・払出または/および指定枚数の切手シート1を連続搬送・払出させるように、当該切手払出ユニット21D(21UU,21UD)を駆動制御する。すなわち、各切手払出ユニット21が自己宛の切手払出指令信号を受信した場合に、指定(入力)された枚数の切手7または/および切手シート1を自動払出可能に形成されている。
【0058】
図1のデジタルスイッチ75(図2に示す75D)は、当該切手払出ユニット21Dの当該収容切手の金額を含むユニットID(切手払出ユニット識別情報)を設定入力するためのユニットID設定手段を形成する。例えば、収容された切手金額(種類)と,入出力ポートのポート番号(上から何番目の切手払出ユニットというような抽象的なものでもよい。)とを設定する。
【0059】
ユニット別ID出力制御手段は、各ユニットID設定手段(75)を用いて設定された各IDを外部(50)へ出力する手段で、ユニット別ID出力制御プログラムを格納させたROM72とCPU71から形成され、図10のST29で実行される。
【0060】
各デジタルスイッチ75A〜75Dおよび各ユニット別ID出力制御手段(71,72)は、当該各自動切断払出手段21UA〜21UDおよび自動連続搬送払出手段21DA〜21DDに共通である。
【0061】
また、ランプ76(図2の例えば76UD…表示器)は、受信した切手払出指令信号に基づき点滅(点灯…消灯)され、点灯によって当該切手払出ユニット(21UD)から切断された指定枚数の切手7が自動的に払出されることを目視確認可能とするものである。
【0062】
一方のランプ76(図2の例えば76DD…表示器)は、受信した切手払出指令信号に基づき点滅(点灯…消灯)され、点灯によって当該切手払出ユニット(21DD)から指定枚数の切手シート1が自動的に払出されることを目視確認可能とするものである。
【0063】
なお、いずれのランプ表示態様は、点灯のみならずフリッカー表示等を選択してもよい。
【0064】
図1,図4に示す検出手段24は、切手シート1の搬送・停止用のセンサ(発光器24D,受光器24U)で、行方向ミシン目5を検出する。つまり、この検出により、搬送手段23Uをコントロールして、切手7の後方側の行方向ミシン目5を行方向溝25VGに位置決めすることができる。
【0065】
図2に示す切手払出ユニット21A〜21Dの最下段に配設された自動開閉型のドロワ29は、ユニット制御部70Dの入出力ポート(I/O)を介して接続されている。
【0066】
このユニット制御部70Dとデータ通信回線59を介して接続された図1のパソコン50は、CPU51,ROM52,RAM53,HDD(ハードディスク装置)54,各インターフェイス(I/F)および各ドライバ(DRVR)を含み、切手販売情報入力手段(40)を用いて入力された切手販売情報を管理するための情報管理手段を形成する。
【0067】
また、パソコン50は、各切手払出ユニット21A〜21Dを制御対象とする外部(外部機器)を形成し、切手払出指令信号(切手販売情報)を出力(図9のST14)することができる。
【0068】
RAM53には、ワークエリアを形成する他に、管理ファイル53IFおよびIDファイル53IDFが形成されている。これらは、HDD54でバックアップされている。管理ファイル53IFには、各係員ごとの切手販売情報(総金額および枚数)を累積記憶可能である。
【0069】
また、プリンタ45は、管理ファイル53IFに記憶された切手販売情報等を利用して集計・作成された各種データをレポートや帳票で印刷出力することができる。
【0070】
図1に示す入力ユニット40は、係員IDおよび切手販売情報(例えば、少なくても金額と枚数を含む。)を入力するための切手販売情報入力手段を形成し、キーボード(KB)41と表示器(IND)42とからなる。このキーボード41および表示器42は、この実施形態の場合は、パソコン(情報管理手段)50の標準入出力装置としても使用される。
【0071】
切手販売情報は、切手7の“金額および枚数”,“種類と枚数”あるいは“何(例えば、1000)円分”の如きもので、客希望の購入条件(対象)を満たすことのできる情報である。この実施形態では、類例の一番多い“金額および枚数”として説明する。
【0072】
また、切手シート1のまま払出す場合には、“金額およびシート枚数”(または、“種類とシート枚数”)を入力するように形成してもよい。
【0073】
この切手販売情報入力手段(40)および情報管理手段(50)のいずれかから、切手払出ユニット21A〜21Dを指定した切手払出指令信号(切手販売情報)を出力(図9のST14)することができる。この実施形態では、情報管理手段(50)から出力するものとされている。
【0074】
ここに、入力ユニット(切手販売情報入力手段)40およびパソコン(情報管理手段)50を便宜的に一体として表現した図9において、情報管理手段(50)は、各ユニット制御部70A〜70Dから受信(ST15のYES)した各ユニットIDを、IDファイル53IDFに記憶する(ST16)。
【0075】
また、情報管理手段(50)内の記憶制御手段(CPU51,ROM52)は、切手販売情報入力手段(41)を用いて入力(ST10のYES)された今回係員ID(係員識別情報)と当該切手販売情報とを管理ファイル53IFに記憶(ST11,ST12)するとともに、表示器(IND)42に表示(図9のST13)する。入力した切手販売情報を直ちに確認することができる。つまり、事務処理上の最上流側事務である切手販売情報の入力をより正確に行える。
【0076】
そして、切手払出指令信号出力制御手段(51,52)が、IDファイル53IDFを参照して当該切手販売情報(金額)の切手7(切手シート1)を収容した切手払出ユニット21を指定するためのユニットIDを付した切手払出指令信号を自動払出装置20(例えば、ユニット制御部70D)へ出力(ST14)する。
【0077】
一方、自動切手払出装置20側のユニット制御部70(例えば、70D)では、デジタルスイッチ(ユニットID設定手段)75Dを用いて、当該切手払出ユニット21Dに収容された切手の金額(種類)を含むユニットIDが設定入力(図10のST25でYES)された場合、ユニットIDテーブル73Tに記憶する(ST26)。
【0078】
そして、ID転送指令により、パソコン(情報管理手段)50へ転送する(ST27〜ST29)。すなわち、ユニット別ID出力制御手段(71,72)が働く。
【0079】
自動切断払出手段21UDおよび自動連続搬送払出手段21DDのいずれを起動すべきかの判断は、この実施形態では図11に示すように自動的に行えるように形成されている。
【0080】
すなわち、切手払出指令信号で指定された切手7の指定(入力)枚数Niが切手シート1の所定枚数Ns(例えば、100枚)以下の場合(図11のST40でNO)に、自動切断払出手段21UD側を起動(ST44)させる。
【0081】
Ni≧Nsの場合(ST40のYES)には、入力枚数Niを残り枚数に置き換え(ST41)、自動連続搬送払出手段21DD側を起動(ST42)させる。この場合、シート1枚を搬送した後の残り枚数Nc(=Nc−Ns)が所定枚数Ns以上でなければ(ST43,ST44のNO)、その残り枚数Nc分について、自動切断払出手段21UD側を起動(ST45)させて補完する。また、残り枚数Ns以上ならば(ST44のYES)、次の切手シート搬送のためにST42へ戻る。
【0082】
パソコン(情報管理手段)50から切手払出指令信号(切手販売情報)を受信(図10のST20でYES)したユニット制御部70Dは、当該切手払出ユニット21Dの自動切断払出手段21UD側のランプ(表示器)76UDを点灯(表示)させ、当該自動切断払出手段21UDから切手7が指定(入力)枚数だけ自動払出されることを知らせる(ST21)。
【0083】
または、自動連続搬送払出手段21DD側のランプ(表示器)76DDを点灯(表示)させ、当該自動連続搬送払出手段21DDから切手シート1が指定(入力)枚数だけ自動払出されることを知らせる(ST21)。
【0084】
引続き、自動切断払出手段21UDを起動する場合、ユニット制御部70Dは、自動切断払出手段21UD側の搬送手段23Uを働かせて切手シート収容カセット22Uから取出(給送)された切手シート1をX方向に搬送させ、検出手段24が行方向ミシン目5を検出したことを利用して、その先端側が切断テーブル25に到達したところで、停止させる(ST22)。
【0085】
しかし、自動連続搬送払出手段21DDとして起動する場合には、連続搬送手段23Dおよび連続払出手段27Dを働かせて、切手シート収容カセット22Dから取出された切手シート1をX方向に連続搬送・払出させる(ST22,ST24)。この場合は、図10のST23はパスされる。
【0086】
次いで、自動切手払出手段21UD側の起動の場合で、かつ上記搬送(図10のST22)が終了すると、切断手段26を昇降手段200および移動手段90とともに働かせて、当該切手販売情報(切手払出指令信号)に基づく指定枚数Ni(≦Ns)の切手7を自動切断させる(図10のST23)。
【0087】
詳しくは、昇降手段200を上昇位置のまま、移動手段90を働かせて、スライダー260を行方向溝25VGに沿って移動させつつ行方向ミシン目カッター26CGを切断すべき切手シート1の行方向ミシン目5の所定位置に位置決め(停止)する。
【0088】
しかる後に、昇降手段200のシリンダ201を駆動して下降位置に切替え、かつ移動手段90でスライダー260を移動させつつ、行方向ミシン目カッター26CGを行方向溝25VGに押込みつつ回転移動させて、行方向ミシン目5を切断する。行方向ミシン目カッター26CGは双方向回転切断方式なので、移動方向がどちら(左→右,右→左)であっても、切断できる。
【0089】
切断後に、昇降手段200のシリンダ201を常態(上昇位置)として、行方向ミシン目カッター26CGを行方向溝25VGから上方に持上げる。引続き、スライダー260を移動させて、列方向ミシン目カッター25CRを切断すべき列方向ミシン目2に位置決めする。
【0090】
そして、上下動手段であるシリンダ267を上昇位置から下降位置に切替える。これにより、列方向ミシン目カッター26CRを列方向溝25VRに当該列方向ミシン目2を押込みつつ、列方向ミシン目2を切断する。切断後に、シリンダ267を上昇位置に切替えて、列方向ミシン目カッター26CRを列方向溝25VRからは外しておく。
【0091】
かくして、行方向ミシン目5および列方向ミシン目2で切断された指定枚数の切手7は、払出手段27Uによって払出口21WUへ払出される(図10のST24)。つまり、図4に示すように、切手7の後端部がワンウェイクラッチを有する払出ローラ27UU,27UDで係止された状態で払出される。その先端部を係員が引張ることにより、当該切手7を取出せる。
【0092】
一方、連続搬送手段23D(23DU,23DD)によって連続搬送された切手シート1は、当該連続払出手段27D(27DU,27DD)によって払出口21WDへ払出される(図10のST24)。この場合も、切手シート1の後端部がワンウェイクラッチを有する払出ローラ27DU,27DDで係止された状態で払出される。その先端部を係員が引張ることにより、当該切手シート1を取出せる。
【0093】
この際、ドロワ29が自動開放される。したがって、切手販売代金の授受および金銭の保管管理が確実である。
【0094】
なお、払出後に、切手払出完了信号をデータ通信回線59を介してパソコン(情報管理手段)50側へ出力することもできる。他のユニット制御部70A〜70Cは、データ通信回線79およびユニット制御部70Dを介して出力する。
【0095】
かかる構成の実施形態によれば、切手シート収容カセット22Uから1枚ずつ給送された連続的な行・列方向ミシン目5・2を有する切手シート1を搬送(X)方向に搬送しかつその先端側を切断位置に停止させ、切断位置(25)において行・列方向ミシン目カッター26CG、26CRを用いて切手シート1の先端側から入力枚数分の切手7を切断しかつ切断後切手を搬送方向の払出口21WUから外部へ払出可能に形成され、さらに給送された切手シート1を切断することなく搬送方向にそのまま連続搬送かつそのまま払出口21WDから外部へ払出できるように選択可能に形成されているので、客希望枚数を切断した切手7またはシート1のままの切手として迅速かつ正確に払出でき、切手販売事務能率を大幅に向上させることができる。
【0096】
また、自動切手払出装置20が、給送手段(22U,22RU)と,搬送手段23Uと,行方向ミシン目カッター26CGおよび列方向ミシン目カッター26CRをする切断手段26と,払出手段27Uとを具備する自動切断払出手段(21UA〜21UD)と、給送手段(22D,22RD)と,給送された切手シート1を搬送方向の払出口21WDまで連続搬送かつ払出可能な連続搬送払出手段(23D,27D)とを具備する自動連続搬送払出手段(21DA〜21DD)とを組合せた構成とされかつ切断された切手7および切手シート1のままの切手を選択的に払出可能に形成されているので、自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段のいずれかの選択は入力枚数で決定されているので、取扱いが非常に簡単・容易である。また、自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段を例えば切手シート収容カセットを含む給送手段,払出手段等を共用して一体的に構築した場合には、より小型化かつ軽量化できる。
【0097】
また、自動切断払出手段(21UA〜21UD)を上段としかつ自動連続搬送払出手段(21DA〜21DD)を下段として上下に組合せた構成とされているので、切断された切手7と切手シート1とを同時的に払出できるから、一段と高速処理ができかつ構造簡単化を図れる。さらに、払出された切手7が払出された切手シート1で覆われないから、切手7の取出しが簡単である。
【0098】
また、自動連続搬送払出手段(21DA〜21DD)の搬送速度が自動切断払出手段(21UA〜21UD)の搬送速度よりも高速とされているので、切手シート1のままの払出の一層の高速化を図れるとともに、同一客が切断切手7および切手シート7の双方を希望する場合でも払出された切手の取扱いが容易である。
【0099】
さらに、各切手払出ユニット21A〜21Dが自己宛の切手払出指令信号(切手販売情報)を受信した場合に指定(入力)された枚数の切手7を自動払出可能に形成されているので、切手払出ユニット21および切手枚数を指定可能な切手払出指令信号(切手販売情報)を外部(50)から入力させるだけで、客希望金額および枚数の切手を迅速かつ正確に自動的に払出できるとともに、取扱いが極めて簡単であり切手販売事務をより大幅に向上できる。
【0100】
さらに、ユニット制御部70A〜70Dが、入力枚数Niによって自動切断払出手段(21UA〜21UD)と自動連続搬送払出手段(21DA〜21DD)とを選択的に起動(図11)可能に形成されているので、客希望の枚数Niをそのまま入力するだけでよい。すなわち、入力操作が楽である。
【0101】
さらに、各切手払出ユニット21ごとに収容された切手7(1)の金額を含む当該各切手払出ユニットごとの各ユニットIDを設定可能なユニットID設定手段(75)を用いて設定された各ユニットIDを外部(50)へ出力可能に形成されているので、外部機器(50)側の手間を軽減しつつ、各切手払出ユニット21に収容させる切手種類(金額)の変更を簡単にでき、利用性が高まる。
【0102】
さらに、各切手払出ユニット21には売れ筋切手が収容されているので、係員の切手手出し作業の負担を軽減しつつ、販売事務能率を一段と大幅に向上できる。
【0103】
さらにまた、切手シート1を行方向ミシン目5が搬送(X)方向と直交する方向で搬送可能に形成されているので、切断手段26(行方向ミシン目カッター26CG)の負荷が安定し、円滑な切断ができる。
【0104】
さらにまた、移動手段90と昇降手段200とを設け、行方向ミシン目カッター26CGと,列方向ミシン目カッター26CRとの干渉(切手シート1への同時接触)がないものとされているので、より円滑な切断ができる。
【0105】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、切手シート収容カセットから給送された連続的な行・列方向ミシン目を有する切手シートを搬送しかつその先端側を切断位置に停止可能で、切断位置において行・列方向ミシン目カッターを用いて入力枚数分の切手を切断かつ切断切手を払出口から外部へ払出可能に形成し、さらに給送された切手シートを切断位置で行・列方向ミシン目カッター用いた切断をすることなくそのまま連続搬送かつそのまま払出口から外部へ払出できるように選択可能に形成された自動切手払出装置であるから、客希望枚数を切断した切手またはシートのままの切手として迅速かつ正確に払出でき、切手販売事務能率を大幅に向上させることができる。
【0106】
また、請求項2の発明によれば、切手シート収容カセットを含む給送手段と,給送された切手シートを搬送可能かつ切断位置に停止可能な搬送手段と,行・列方向ミシン目カッターを有しかつ入力枚数分の切手を切断可能な切断手段と,切断後切手を払出口へ払出可能な払出手段とを具備する自動切断払出手段と、切手シート収容カセットを含む給送手段と,給送された切手シートを払出口まで連続搬送・払出可能な連続搬送払出手段とを具備する自動連続搬送払出手段とを組合せた構成とされかつ切断された切手および切手シートのままの切手を選択的に払出可能に形成された自動切手払出装置であるから、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得ることはもとより、さらに取扱いが非常に簡単・容易である。
【0107】
さらに、請求項3の発明によれば、自動切断払出手段を上段としかつ自動連続搬送払出手段を下段として上下に組合せされているので、自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段のいずれかを選択するだけでよいから、請求項2の発明の場合と同様に取扱いが非常に簡単・容易であるとともに、さらに自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段が別個独立的構成であるから、切断された切手と切手シートとを同時的に払出できる。したがって、一段と高速処理ができかつ構造簡単化を図れる。
【0108】
さらにまた、請求項4の発明によれば、自動連続搬送払出手段の搬送速度が自動切断払出手段の搬送速度よりも高速とされているので、請求項2および請求項3の発明の場合と同様な効果を奏することができることに加え、さらに切手シートのままの払出の一層の高速化を図れるとともに、同一客が切断切手および切手シートの双方を希望する場合でも払出された切手の取扱いが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同じく、自動切手払出装置の正面図である。
【図3】同じく、表示器の変形例を説明するための図である。
【図4】同じく、切手払出ユニット(自動切断払出手段および自動連続搬送払出手段)を説明するための側面図である。
【図5】同じく、切断テーブルを説明するための図である。
【図6】同じく、切断手段,移動手段および昇降手段を説明するための図である。
【図7】同じく、切断手段を説明するための一部を破断した側面図である。
【図8】同じく、切手シートと搬送方向とを説明するための図である。
【図9】同じく、切手販売情報入力手段および情報管理手段側の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】同じく、切手払出ユニット側の動作を説明するためのフローチャート(1)である。
【図11】同じく、切手払出ユニット側の動作を説明するためのフローチャート(2)である。
【図12】従来例における切手シートを説明するための図である。
【符号の説明】
1 切手シート
2 列方向ミシン目
5 行方向ミシン目
7 切手
20 自動切手払出装置
21 切手払出ユニット
21U 自動切断払出手段
21D 自動連続搬送払出手段
21WU,21WD 払出口
22U,22D 切手シート収容カセット(給送手段)
22RU,22RD 給送ローラ(給送手段)
23U 搬送手段
23D 連続搬送手段(連続搬送払出手段)
24 検出手段
25 切断テーブル(切断位置)
25VG 行方向溝
25VR 列方向溝
26 切断手段
26CG 行方向ミシン目カッター
26CR 列方向ミシン目カッター
27U 払出手段
27D 連続払出手段(連続搬送払出手段)
29 ドロワ
40 入力ユニット
50 パソコン
70 ユニット制御部
90 移動手段
200 昇降手段
X 搬送方向

Claims (4)

  1. 連続的な行方向ミシン目および連続的な列方向ミシン目を有する切手シートを切手シート収容カセットから1枚ずつ給送可能であるとともに給送された切手シートを搬送方向に搬送可能かつその先端側を切断位置に停止可能に形成し、切断位置に配設された各ミシン目を切断可能な行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いて切手シートの先端側から入力された枚数分の切手を切断可能であるとともに切断された切手を搬送方向の払出口から外部へ払出可能に形成し、さらに給送された切手シートを切断位置で行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを用いた切断をすることなく搬送方向にそのまま連続搬送かつそのまま払出口から外部へ払出できるように選択可能に形成した自動切手払出装置。
  2. 連続的な行方向ミシン目および連続的な列方向ミシン目を有する複数枚の切手シートを収容可能な切手シート収容カセットを含み切手シートを1枚ずつ給送可能な給送手段と,給送された切手シートを搬送方向に搬送可能かつその先端側を切断位置に停止可能な搬送手段と,切断位置に配設された各ミシン目を切断可能な行方向ミシン目カッターおよび列方向ミシン目カッターを有しかつ入力された枚数分の切手を切断可能な切断手段と,切断された切手を搬送方向の払出口へ払出可能な払出手段とを具備する自動切断払出手段と、
    連続的な行方向ミシン目および連続的な列方向ミシン目を有する複数枚の切手シートを収容可能な切手シート収容カセットを含み切手シートを1枚ずつ搬送方向へ給送可能な給送手段と,給送された切手シートを搬送方向の払出口まで連続搬送可能な連続搬送払出手段とを具備する自動連続搬送払出手段とを組合せた構成とされかつ切断された切手および切手シートのままの切手を選択的に払出可能に形成した自動切手払出装置。
  3. 前記自動切断払出手段を上段としかつ前記自動連続搬送払出手段を下段として上下に組合せされている請求項2記載の自動切手払出装置。
  4. 前記自動連続搬送払出手段の搬送速度が前記自動切断払出手段の搬送速度よりも高速とされている請求項2または請求項3記載の自動切手払出装置。
JP09941998A 1998-04-10 1998-04-10 自動切手払出装置 Expired - Fee Related JP3549040B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09941998A JP3549040B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 自動切手払出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09941998A JP3549040B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 自動切手払出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11292382A JPH11292382A (ja) 1999-10-26
JP3549040B2 true JP3549040B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=14246961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09941998A Expired - Fee Related JP3549040B2 (ja) 1998-04-10 1998-04-10 自動切手払出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3549040B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11292382A (ja) 1999-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5335822A (en) Apparatus for dispensing tickets from a stack
US5611456A (en) Apparatus for dispensing tickets, cards and the like
US5941414A (en) Apparatus for dispensing tickets, cards and the like from a stack
WO1996022933A9 (en) Apparatus for dispensing tickets and the like
US5898155A (en) Automated teller machine including medium issuing apparatus for issuing supplementary information
JP3549040B2 (ja) 自動切手払出装置
EP0183234A2 (en) Slip issuing apparatus
JP3792397B2 (ja) 切手販売装置
JP3549041B2 (ja) 自動切手払出装置
JPH11277493A (ja) 切手シートの切断分離装置および方法
JPH11291199A (ja) 自動切手払出装置
JPH11277492A (ja) 自動切手払出装置
JPH11277496A (ja) 自動切手払出装置および方法
JPH11278699A (ja) 自動切手払出装置
JPH11283093A (ja) 自動切手販売装置
JPH11291198A (ja) 自動切手払出装置
JPH11291197A (ja) 切手シート切断装置
WO1993002954A1 (en) Device for supporting machine glazed paper
JP3581798B2 (ja) 切手シート切断装置
JP3643279B2 (ja) 自動切手払出装置
JP3646034B2 (ja) 自動切手払出装置
JP2000326288A (ja) 自動切手払出装置
JP2000308992A (ja) 自動切手払出装置
JP2024017040A (ja) 商品情報処理装置
JP2002008104A (ja) 現金自動取引装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040413

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080430

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees