JP3549019B2 - コエンザイムq10含有素材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コエンザイムQ10含有素材、殊に体内吸収率の高められたコエンザイムQ10含有素材に関する。このコエンザイムQ10含有素材は、カプセルに被包された形態、具体的にはマイクロカプセルの形態または、ソフトカプセルもしくはハードカプセルに被包された形態で用いることができる。そしてこのコエンザイムQ10含有素材は、それ自体で、またはカプセルに被包された形態で栄養強化の目的で一般的な食品に添加するか、または飼料に添加して用いられる。
【0002】
【従来の技術】
コエンザイムQ10は、一般名がユビデカレノン(分子式:C59H90O4、分子量:863.36)として知られ、その融点は約48℃の物質で、水に殆ど溶けない物質であるが、エーテルなどには高い溶解性を示すものである。
【0003】
このコエンザイムQ10は、動物細胞のミトコンドリアがエネルギーを産生する際の補酵素として必須の物質であり、また酸素利用効率を改善する作用を有するビタミン様作用物質として知られている。このため、コエンザイムQ10は、うっ血組織に作用するほか、生体膜の安定化や抗酸化などの作用を有すると考えられ、臨床的には、軽度および中程度のうっ血性心不全症状改善のための医薬として用いられている。さらにまた食品への添加物としてまたは栄養補助食品中の成分などとしても利用されようとしている。
【0004】
このコエンザイムQ10はそのまま摂取すると体内吸収率が低く、また油脂などの基剤への溶解度が極めて低いことから、コエンザイムQ10を高濃度に含有する素材を用いてコエンザイムQ10の吸収性を改善する方法とかかる素材は現在まで知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従って、コエンザイムQ10の体内吸収性が改善された、コエンザイムQ10を高濃度で含有する素材と、コエンザイムQ10の吸収性を改善する方法の解明が求められている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記の課題解明のために鋭意研究の結果、コエンザイムQ10を食用油中に溶解させ、次いで冷却して析出させたコエンザイムQ10は、このような処理を経ないコエンザイムQ10に比較してこれを摂取したときに体内吸収性が著しく改善されることを見いだし、またこのようにして得られたコエンザイムQ10含有素材を食品に添加するときには素材中にコエンザイムQ10が高濃度に含有していてもコエンザイムQ10の自体の体内吸収性が極めて向上することを見いだして本発明を完成させたのである。
【0007】
そしてまた、コエンザイムQ10の食用油中への溶解と析出処理を通じて得られるコエンザイムQ10含有素材はカプセルに封入することで取り扱いが容易な材料となることも見いだしたのである。
【0008】
すなわち本発明は、加熱溶解したコエンザイムQ10を加熱した食用油に加えるか、またはコエンザイムQ10を食用油に加えた後加熱溶解し、得られたコエンザイムQ10と食用油との混合物を冷却して、その中にコエンザイムQ10が結晶形態で析出したものを含む、コエンザイムQ10含有素材に関する。
【0009】
また、本発明は、加熱溶解したコエンザイムQ10を加熱した食用油に加えるか、またはコエンザイムQ10を食用油に加えた後加熱溶解し、得られたコエンザイムQ10と食用油との混合物を冷却して、その中にコエンザイムQ10が結晶形態で析出したものを含むコエンザイムQ10含有素材を封入してなるカプセルにも関する。
さらにまた、本発明は、上記のようにして得られたコエンザイムQ10含有素材をそのままか又はカプセル化したものとして添加した食品または飼料に関する。
【0010】
このようにして、加熱溶解したコエンザイムQ10を加熱した食用油に加えるか、またはコエンザイムQ10を食用油に加えた後加熱溶解し、得られたコエンザイムQ10と食用油との混合物を冷却して、その中にコエンザイムQ10が結晶形態で析出したものを含む、コエンザイムQ10含有素材を用いると、結晶のコエンザイムQ10を食用油に単に分散させた場合と異なり、吸収性が大きく改善されるのである。そしてこのようにして得られる素材を用いると、素材にコエンザイムQ10を高濃度に配合しても、コエンザイムQ10の体内への吸収を高めることができるのである。
【0011】
本発明により得られたコエンザイムQ10含有素材は、マイクロカプセル、ソフトカプセル又はハードカプセルの封入してカプセル化することにより、栄養補給に、又は補助的に栄養成分の補給を目的とした栄養補助食品として直接摂取することができる。さらにこれらのカプセルは、例えば雑炊、ご飯、スープ、パン、ケーキ、パスタなどの調理時に適宜添加して用いることもできる。またこのコエンザイムQ10含有素材はそのまま食品に添加してもよく、さらに他の食品形態として利用することもできる。
【0012】
また、このコエンザイムQ10含有素材は、それ自体で、またはマイクロカプセル、ソフトカプセルまたはハードカプセルに封入してカプセル化したものとして飼料、ペットフードに添加して用いることができる。
【0013】
本発明のコエンザイムQ10を加熱溶解させる食用油としては、大豆油、菜種油、サフラワー油、オリーブ油、綿実油、トウモロコシ油、パーム油、米ぬか油、小麦胚芽油、ヒマワリ油、ベニバナ油、落花生油、鯨油、イワシ油、イカ油 などの天然動植物油、中鎖長脂肪酸トリグリセリド、炭素数4〜22の脂肪酸のモノ、ジ及びトリグリセリドまたはこれらの混合物が挙げられる。またこの食用油は常温で液状のものだけではなく、半固体状または固体状のラード、牛脂、水素添加魚油、マーガリン、シヨートニングなどと混合したものを使用することができる。
【0014】
この高濃度のコエンザイムQ10を含有する素材を製造する場合に、コエンザイムQ10の量が素材全重量(=コエンザイムQ10の重量+食用油の重量)に対して0.1〜75重量%、好ましくは1〜50重量%、より好ましくは1〜30重量%となるような量の食用油が用いられる。
【0015】
本発明のコエンザイムQ10含有素材には、添加剤として、乳化剤例えば脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、高価アルコール例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マンニトール、キシリトールなどを一緒に用いてもよい。また、必要に応じて、脂溶性栄養成分、例えばビタミンA、ビタミンEなど、また、水溶性栄養成分、例えばビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12などの一般的栄養成分、ミネラル類、生薬、ハーブ類などを同時に配合してもよい。
更に、上記の他に添加物として、乳糖、デキストリン、澱粉、結晶セルロース、などの賦形剤、甘味料、香料などの添加物を加えることもできる。
【0016】
本発明のコエンザイムQ10含有素材は、所定量のコエンザイムQ10をその融点48℃以上の温度例えば60〜70℃の温度に加熱して熔融させ、別に用意した所定量の食用油を48℃以上の温度例えば55〜70℃の温度に加熱し、両者を混合撹拌して均一な混合物を形成させるか、所定量のコエンザイムQ10と、所定量の食用油とを混合し、コエンザイムQ10の融点48℃以上の温度例えば55〜80℃の温度に加熱撹拌して、両者の均一な混合物を形成させ、次いでこの混合物を室温に冷却し、コエンザイムQ10が析出した混合物としてコエンザイムQ10含有素材を得ることができる。
【0017】
この場合のコエンザイムQ10の熔融、またはコエンザイムQ10と食用油の混合物の加熱は、コエンザイムQ10および食用油の劣化を防止するために不活性雰囲気、例えば窒素雰囲気下で行うことが好ましい。
【0018】
このコエンザイムQ10と食用油の均一な混合物は、上記したように冷却してコエンザイムQ10を析出させるものであるが、この冷却工程は独立した工程として行ってもよいが、例えばコエンザイムQ10と食用油の均一な混合物をカプセル皮膜が溶けない温度でカプセルに封入し、カプセルを取り出して強制または自然冷却するカプセル化工程と一体化したものであってもよい。
【0019】
この発明のコエンザイムQ10含有素材のカプセル化は、公知のマイクロカプセル化技術、ソフトカプセル化技術、またはハードカプセル化技術によって行うことができる。
【0020】
マイクロカプセル化は、コエンザイムQ10含有素材を皮膜形成物質の溶液に懸濁させ、得られた懸濁液を噴霧乾燥させるか、この懸濁液を皮膜形成物質とは貧溶解性の溶媒中に加えて撹拌下に相分離をおこさせ、芯物質を取り囲む皮膜を形成させる方法など種々の方法によって行うことができる。
【0021】
ソフトカプセル化は、皮膜形成剤としてゼラチンを用いて行うことができる。ゼラチンにはソルビトール、グリセリンなど通常のソフトカプセルに使用する添加剤を添加することができる。ソフトカプセルの製法としては、カプセルの成型と内溶液の充填を同時に行う、浸漬法、打ち抜き法、滴下法などがある。一般的な打ち抜き法はゼラチン溶液を薄く展延し、次いで冷却、ゲル化したのちゼラチンシートとし、2枚のゼラチンシートの間に調製液を入れ、金型で両面からこれを圧して、加熱溶解したコエンザイムQ10を食用油に加えたもの、またはコエンザイムQ10を食用油に加えた後加熱溶解したものをカプセル内部に注入し、直ちにゼラチンシートを加熱接着させ、打ち抜く。その後、乾燥させ、結晶を析出させると、本発明の素材を含有するソフトカプセルを得ることができる。
【0022】
ハードカプセルは、円筒形のボディと、これより直径のやや大きいキャップとの2個の部分からなる。キャップとボディとのかん合部を封じ、必要であればかん合部の隙間をシールすることにより、酸素透過性が少ないハードカプセルを得ることができる。
次に実施例によって本発明を更に詳細に説明することにする。
【0023】
【実施例】
実施例 1
食用油(小麦胚芽油;日清ファルマ製)220g、コエンザイムQ10(日清ファルマ製)30gをとり(濃度12%)、約60℃で窒素を吹きながら溶解し、アジホモミクサーを用い均一にしたあと一旦20℃以下に冷却し、コエンザイムQ10の結晶を析出させた後、25℃付近の室温に戻し、コエンザイムQ10含有素材を得た。
【0024】
比較例
食用油(小麦胚芽油;日清ファルマ製)220g、コエンザイムQ10(日清ファルマ製)30gをとり(濃度12%)、室温で窒素を吹きながらアジホモミクサーを用い温度が上昇しないように一定の温度(約25℃)で均一にコエンザイムQ10を分散させ、コエンザイムQ10分散液を得た。
これらのコエンザイムQ10含有素材およびコエンザイムQ10分散液をハードカプセルに充填し、ビーグル犬に投与した動物実験結果を以下に示す。投与は食事をコントロールし、投与後24時間まで一定時間ごとに血漿をサンプリングした。
【0025】
実施例で得られたコエンザイムQ10含有素材と比較例で得られたコエンザイムQ10分散液を、1群3頭のビーグル犬(雄)に、1頭当たりそれぞれ100mg/dogの投与量になるようにカプセルに充填し、そのカプセルを単回強制投与したあと、定期的に血液を採取して血漿中のコエンザイムQ10濃度の経時変化を調査した。測定はHPLCを用い下記の条件で行った。
カラム:Nucleosil 5 C18, 4.6mm*25cm
移動相:エタノール:アセトニトリル(55:45)
流速:1ml/min
検出器:紫外分光光度計 275nm
血漿中コエンザイムQ10濃度測定結果、薬物動態パラメーターを表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
結果:
実施例で得られた一旦溶解させ結晶析出させた植物油を含有する本発明のコエンザイムQ10含有素材と、比較例で得られたコエンザイムQ10そのままを植物油分散させたコエンザイムQ10分散液を、動物に投与した場合に、コエンザイムQ10の体内動態パラメーターである、Cmax、AUCを比較したところ、本発明のコエンザイムQ10含有素材の生体利用能は、コエンザイムQ10を植物油に分散させただけの投与に比べ明らかに有意差が確認された。
従って、本発明のコエンザイムQ10含有素材を用いると、極めて高い吸収性を示すことが認められた。
【0028】
実施例 2
食用油(小麦胚芽油;日清ファルマ製)220g、コエンザイムQ10(日清ファルマ製)30gをとり(濃度12%)、約60℃で窒素を吹きながら溶解し、アジホモミクサーを用い均一にしたあと一旦20℃以下に冷却し、コエンザイムQ10の結晶を析出させた後、25℃付近の室温に戻し、コエンザイムQ10含有素材を得た。次いで、ゼラチン100重量部に対しグリセリン30重量%を加え、膨潤させ、溶解したゼラチンシートを用いて、コエンザイムQ10含有素材を1カプセル当たり250mg(コエンザイムQ10 30mg相当)の内容量になるように、打ち抜き法により、ソフトカプセルを製造した。
【0029】
実施例 3
食用油(小麦胚芽油;日清ファルマ製)220g、コエンザイムQ10(日清ファルマ製)40gをとり(濃度15%)、約60℃で窒素を吹きながら溶解し、アジホモミクサーを用い均一にしたあと一旦20℃以下に冷却し、コエンザイムQ10の結晶を析出させた後、25℃付近の室温に戻し、コエンザイムQ10含有素材を得た。次いで、市販の食品用ハードカプセル(透明な2号サイズ;ワーナー−ランバート社製)を用い、コエンザイムQ10含有素材を1カプセル当たり250mg(コエンザイムQ10 30mg相当)の内容量になるように充填し、その後、接合部を薄めたゼラチン溶液でシールを行い、ハードカプセルを製造した。
【0030】
実施例 4
小麦粉(強力粉)200gとドライイースト3gを混ぜる。次いで実施例1で得られたコエンザイムQ 10 含有素材2.5g、砂糖25g、食塩3.5g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、卵を加え、よく混ぜ小麦粉に加えよく混ぜる。良く手でこねた後、バター約40gを加え、よくこね、10個のロールパン生地を作る。更に発酵させその後、溶き卵を塗り、オーブンに入れ約15分焼き、コエンザイムQ10が1個当たり均一に約30mg含有するロールパンを製した。
【0031】
実施例 5
小麦粉(強力粉)600g、全卵4個、黄卵8個分、コンスターチ55g、塩少々、オリープオイル18cc、実施例1で得られたコエンザイムQ10含有素材1.5gを加え、全体を良く混ぜ、ラップに包み、一晩冷蔵庫でねかせる。ねかせたパスタをパスタマシンで形を伸ばしていく。伸ばした生地を好みのサイズのパスタサイズに合わせてきる。一人前コエンザイムQ10が均一に約30mg含有するパスタを製した。
【0032】
実施例 6
パスタ用のミートソース一人前を鍋に入れ、同時にコエンザイムQ10含有素材含有カプセルを1個(コエンザイムQ10 30mg相当)を加え、ミートソースを温めながらカプセルを溶解し、均一なコエンザイムQ10含有ミートソースを得た。このソースを別茹でしたパスタにかけ、一人前コエンザイムQ10が均一に約30mg含有するパスタを製した。
【0033】
実施例 7
お米2合を用いて一般的な水量に対し、コエンザイムQ10含有素材含有カプセルを3個(コエンザイムQ10 90mg相当)を加え炊飯し、外観、味、食感とも良好であった。
約一人1食分当たりコエンザイムQ10が均一に約30mg含有するご飯を得た。
【0034】
実施例 8
小麦粉(中力粉)400gに対して、水200gにコエンザイムQ10含有素材1g、食塩20gを分散させ、良く混ぜこねて寝かす。この後生地を伸ばし、適当な大きさに切る。沸騰したお湯で約10分茹で、外観、味、食管ともに良好であった。約一人1食分当たりコエンザイムQ10が均一に約30mg含有する手打ちうどんを得た。
【0035】
実施例 9
小麦粉(薄力粉)50g、溶き卵25g、コエンザイムQ10含有素材1g、水75gを用いよく溶き、豚肉約80gとキャベツ、ねぎ、天かす、削り粉、卵を必要量とり、お好み焼きを製しソース、マヨネーズ、青海苔をかけ4人前のお好み焼きを制した。約一人1食分当たりコエンザイムQ10が均一に約30mg含有するお好み焼きを得た。
【0036】
実施例 10
ピッツアソース500gに、ホールトマト1缶、にんにく1/2片、オレガノ3枚、オリーブオイル小さじ1、塩少々、こしょう少々及びコエンザイムQ10含有素材1gを加え加温溶解し、均一にした後冷蔵庫で一昼夜寝かし、このソースを翌日にピッツア又は食パンに塗り、コエンザイムQ10を摂ることができた。
【0037】
実施例 11
トウモロコシ粉100g、フィッシュミール20g、マグロエキス5g、カツオエキス5g、牛脂3g、月見草オイル5g、オリゴ糖30g、粉砕豆30g、コエンザイムQ10含有素材1g、食塩及びアミノ酸を少々加え混練機で混合し、そこに少しずつ水を加えながらよく練り、二軸式押し出し造粒機で造粒し、更に顆粒を45℃で8時間乾燥し、コエンザイムQ10を均一に含有するペットフード添加用顆粒を得た。
【0038】
【発明の効果】
本発明のコエンザイムQ10含有素材は、優れた吸収性を有し、かつ生体内利用能を大きく改善し、栄養学的にみても個体差の影響を受け難く、血漿中濃度のばらつきが少ない極めて優れた特徴を有する。
Claims (8)
- 加熱溶解したコエンザイムQ10を加熱した食用油に加えるか、またはコエンザイムQ10を食用油に加えた後加熱溶解し、得られたコエンザイムQ10と食用油との混合物を冷却して、その中にコエンザイムQ10が結晶形態で析出したものを含む、コエンザイムQ10含有素材。
- コエンザイムQ10の濃度が、素材全重量に対して0.1〜75重量%である、請求項1記載のコエンザイムQ10含有素材。
- コエンザイムQ10の濃度が、素材全重量に対して1〜50重量%である、請求項2記載のコエンザイムQ10含有素材。
- コエンザイムQ10の濃度が、素材全重量に対して1〜30重量%である、請求項2記載のコエンザイムQ10含有素材。
- 請求項1記載のコエンザイムQ10含有素材を封入したカプセル。
- カプセルがマイクロカプセル、ソフトカプセルまたはハードカプセルである請求項5記載のカプセル。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のコエンザイムQ10含有素材を添加した食品または飼料。
- 請求項5または6に記載のカプセル化された形態のコエンザイムQ10含有素材を添加した食品または飼料。
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