JP3548962B2 - 海底駆除装置と方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、昆布等の着生および生長を助長促進するために、岩肌の雑海藻や貝類を除去する海底駆除装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の海底駆除装置として、本出願人の発明に係る例えば特許第2519667号公報記載の海底の雑草駆除装置がある。
【0003】
この雑草駆除装置は、切削部体を列設してなる駆除フォーク体すなわち作業装置を備えたバックホウすなわち旋回掘削機械を乗載設置した架台を、履帯(いわゆるキャタピラ(商標))を巻装した左右一対の巻装船体フロートとその外側左右一対の補助フロートで支承し、前後左右4本のアウトリガーで現場海域に浮上固定して、上記駆除フォークにより岩肌の雑海藻や貝類を除去するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記雑草駆除装置には、第1に、喫水線を所要の高さに維持するとともに安定性を確保するために履帯巻装船体フロートの他に補助フロートを必要とする、第2に、アウトリガーがその駆動機構を歯車・ラック構造としているために、高波等により履帯巻装船体フロートが大きく上下動した場合にそのアウトリガーが海底岩盤に激突すると衝撃で上記駆動機構を損傷する、第3に、駆除フォーク体の切削部体が、横断面四角形の内筒と外筒との間にコイルスプリングを介装してなり、その内筒の下端の刃先に加わる例えば130kgの圧力を上記コイルスプリングで緩衝する構造になっているが、圧力の調整にはそのスプリング自体を交換しなければならない、第4に、上記切削部体の刃先によるいわば機械的駆除だけでは、岩肌を痛めずに雑海藻や貝類の駆除を完全に行うことは極めて困難である等の問題があることがわかってきた。
【0005】
そこで本発明は、上記補助フロートを不要にするとともに、アウトリガーが仮に海底岩盤に激突しても損傷することのないようにし、さらに、切削部体の緩衝にコイルスプリングを使用することを止め、かつ、刃先による機械的駆除に水流駆除を併せて行うことができるようにし、これらによって、従来の上記諸々の問題を一挙に解消しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明海底駆除装置の構成は次のとおりである。
(1)屈折自在ブームaに連繋器jを介して駆除フォーク体Bを取り付けたバックホウAを乗載設置した架台Cを、アウトリガーEを装備した履帯巻装船体フロートDに支承してなる海底駆除装置であること。
(2)上記履帯巻装船体フロートDは、鋼板製の内空舟形体bに合成樹脂板片を多数連繋してなる履帯cを巻装し、かつ、該内空舟形体bの内部に前後方向に複数の個室d1〜d4をそれぞれに複数の鋼材骨組を配置して区画してなること。
(3)上記各アウトリガーEは、上記内空舟形体bに設立した円筒外管eに、上端部に油圧緩衝装置gを内装固定した円筒脚管fを上下摺動自在に挿通し、上記油圧緩衝装置gと上記円筒脚管fの下端部との間にチエーン7を張架し、そのチェーン7の途中所要長さを、上記円筒外管eに架設したチェーン緊張装置g′のチェーンドラム11に巻回してなること。
(4)上記駆除フォーク体Bは、上半部に油圧シリンダ17を嵌着したガイド円筒14の下半部に、上記油圧シリンダ17のピストンロッド18と連繋するとともに下端に切削刃15を有する円杆体16を摺動自在に挿入してなる複数の切削部体iを、T字形取付器hの横架材12に列設し、その切削部体iの上記ガイド円筒14の外側に水流噴出ノズル19を設け、その水流噴出ノズル19に送気管21を接続し、かつ、上記油圧シリンダ17に給油管23を接続してなること。(5)その駆除フォーク体Bは、上記連繋器jの基板33に垂設固定した覆筒35に、その下方から、上記T字形取付器hの縦軸管13の上端部所要長さを挿入した状態において、頭部39′を上記縦軸管13の上側盲端部内に位置させたボルト39の先端所要長さを上記覆筒35の上側盲端部から突出させ、その突出部分にナット40を螺合緊締することにより、上記連繋器jに吊下し、かつ、覆筒35に設けた切込み凹処36内において上記縦軸管13にストッパーkを取り外し自在に取り付けていること。
(6)バックホウAに搭載した油圧ポンプ25を上記油圧シリンダ17に、同じくバックホウAに搭載したプランジャーポンプ28およびエアータンクを上記水流噴出ノズル19に、それぞれ接続してなること。
【0007】
本発明海底駆除方法の構成は次のとおりである。
上記海底駆除装置を、アウトリガーEの円筒脚管fを海底に到達固定させることにより当該作業現場海面に浮上支持した後、駆除フォーク体Bを海底岩盤に対し所要の角度になるように保持し、各切削部体iの円杆体16をガイド円筒14の下方に伸長させ、その円杆体16の下端の切削刃15を当該岩盤に所要の油圧圧力で押圧した状態において、バックホウAの屈折自在ブームaの屈伸動作を適宜繰り返すことにより、上記切削刃15を岩肌に対し前後に往復動させるとともに、水流噴出ノズル19から高圧水を圧力空気とともに噴出することによって、岩肌の雑海藻や貝類の駆除を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図示の一実施形態について詳しく説明する。
Aは屈折自在ブームaを有するバックホウ、Bはその屈折自在ブームaの先端アームa′に取り付けた駆除フォーク体、CはバックホウAを乗載設置している架台で、この架台Cは前後一対のサポートビームからなる。
Dは上記架台Cの左右に設置され該架台Cを支承する履帯巻装船体フロート、Eはその各履帯巻装船体フロートDの前後に装備したアウトリガーである。
【0009】
上記履帯巻装船体フロートDは、従来に比べて厚い鋼板製の内空舟形体bに履帯cを巻装してなる。
その履帯cは、従来の鋼板片に代えて高強度の合成樹脂板片を多数連繋して形成したものである。
上記内空舟形体bの内部は、鋼材製の複数の船底補強縦材b′と船底補強横材b″を縦横に枠組みして船底補強骨組b1とし、その船底補強骨組b1上に敷設した底板dの上方空間を、隔壁1〜3により前後方向に4つの個室d1〜d4に区画するとともに、その各個室d1〜d4に、複数本の鋼材製の補強縦材4および補強斜材5からなる鋼材骨組を、所定位置に所要数組配置している(図4〜7参照)。
これらにより、船底を含む履帯巻装船体フロートDの強度は従来に比べて飛躍的に向上している。
【0010】
上記アウトリガーEは、各履帯巻装船体フロートDの内空舟形体bの前後それぞれに設立した鋼管製の円筒外管eに同じく鋼管製の円筒脚管fを上下摺動自在に挿通している。
上記円筒脚管fの上端部には、油圧緩衝装置gを内装固定してあり、その天板に取り付けた取付片5と、該円筒脚管fの下端部の外側面に固定した取付片6との間にチエーン7を張架し、かつ、そのチェーン7の途中所要長さを、上記円筒外管eの外側面の取付枠8に架設した油圧モーター9により複数の連繋歯車10を介し駆動する六角形等の角形のチェーンドラム11からなるチェーン緊張装置g′のチェーンドラム11に巻回している。
【0011】
したがって、油圧モーター9の駆動により円筒脚管fを上記円筒外管eの下方に所要の長さ伸長し、作業現場の海底に到達固定させることによって、各履帯巻装船体フロートDを当該海面に浮上支持できる。
【0012】
円筒脚管fが上記のように伸長している場合において、高波等により履帯巻装船体フロートDが大きく上下動し、その円筒脚管fが、海底岩盤に急激に着地して強い衝撃を受けたとき、その衝撃は、チェーン7を介し上記油圧緩衝装置gによって吸収緩衝される。
このため、アウトリガーEは、従来の歯車・ラック構造により駆動する型のアウトリガーとは異なり、上記のような衝撃で損傷するようなことはない。
【0013】
次に、上記駆除フォーク体Bの構成について説明する。
hは横架材12と縦軸管13とを一体に接続してなるT字形取付器、iはそのT字形取付器hの前面に列設した切削部体である。
各切削部体iは、上記横架材12の前面列設した各ガイド円筒14の下半部に、下端に切削刃15を有する円杆体16を摺動自在に挿入してなる。
上記各ガイド円筒14の上半部には油圧シリンダ17を嵌着し、その油圧シリンダ17のピストンロッド18を上記円杆体16に連繋している。
【0014】
19は上記各ガイド円筒14の外側に沿設した水流噴出ノズルで、各ガイド円筒14にわたって横架した給水管20に突設されている。
21は同じく各ガイド円筒14にわたって横架した送気管で、分岐管22により上記水流噴出ノズル19に接続している。
23は同じく各ガイド円筒14にわたって横架した給油管で、分岐管24により上記油圧シリンダ17に接続している。
【0015】
25(図1)はバックホウAに搭載した油圧ポンプで、この油圧ポンプ25から配管26および上記給油管23を通じて圧油を、上記油圧シリンダ17に送ることにより、切削刃15を有する上記円杆体16をガイド円筒14の下方に伸長させることができ、また、上記配管26の途中に圧力調整用の窒素タンク27を接続し、図示しない調整弁により、その窒素量を増減することにより上記円杆体16の伸縮速度や圧力を調整することができるようにしてある。
【0016】
28(図1)はバックホウAに搭載したエンジン付きのプランジャーポンプ、29は同じくバックホウAに搭載した円環状水槽、30は履帯巻装船体フロートDの内側に装置した水中ポンプで、この水中ポンプ3により円環状水槽29に汲み上げ貯留した海水を、上記プランジャーポンプ28から高圧水として配管31,上記給水管20に送給し、上記水流噴出ノズル19から噴出することができる。
【0017】
このとき、バックホウAに搭載したエアータンク(図示していない)から圧力空気を配管32,上記送気管21を通じ水流噴出ノズル19に送ることにより、上記高圧水の噴出を一層強力にすることができるものである。
【0018】
続いて、上記構成の駆除フォーク体Bを、バックホウAの屈折自在ブームaの先端アームa′に取り付けている連繋器jについて説明する。
この連繋器jは、基板33の上側に左右一対の取付け縦板34,34を起立固定するとともに、下側に覆筒35を垂設固定してなる。覆筒35は、下端周壁に複数の切込み凹処36・・・を形成している。
上記取付け縦板34,34は、その下端部を上記先端アームa′の先端に軸支するとともに、上端部を該先端アームa′に沿設した油圧シリンダー37のピストンロッド38に軸支連結している。
【0019】
駆除フォーク体Bは、それの縦軸管13の上端部所要長さを上記覆筒35にその下方から挿入した状態、換言すると、上記覆筒35を上記縦軸管13に被せた状態において、ボルト39とナット40により、連繋器jに吊下されている。 さらに具体的には、上記ボルト39は、その頭部39′を上記縦軸管13の上側盲端部の内方に位置させるとともに、先端所要長さを覆筒35の上側盲端部から上方外部に突出させ、その突出部分にナット40を螺合緊締することによって、上記のように、駆除フォーク体Bを連繋器jに吊下しているものである。
【0020】
上記のように、ボルト39の先端所要長さが上方外部に突出しているので、ナット40の緩み、ボルト39の損傷または折損は、外部からの目視により容易に知り、補修を簡単迅速に行うことができる。
【0021】
この点は、前記従来の雑草駆除装置において、上記ボルト39,ナット40に相当するボルト・ナットを、T字形取付器内に、その横架材と縦軸管とを連結する状態にして内蔵していたため、ナット・ボルトの緩みや損傷または折損等の状況を外部から目視できず、場合によっては、駆除フォーク体を海中に落下させて
しまうようなこともあり、やむなく当該部分を、切断開口して調べなければならなかった不都合を解消したことになるものである。
【0022】
kは、上記覆筒35の切込み凹処36内において、上記縦軸管13に取り外し自在に取り付けたストッパーである。
上記縦軸管13、したがってまた駆除フォーク体Bは、外力が加わると、覆筒35、したがってまた連繋器jに対し、ストッパーkの辺縁が切込み凹処36の辺縁に当接する範囲内で左右に回動する。
【0023】
また、連繋器j、したがってまた駆除フォーク体Bは、上記油圧シリンダー37のピストンロッド38を伸縮することにより、先端アームa′の先端の軸支部を支点に前後に起伏することができる。
【0024】
上記構成の本発明装置による海底駆除作業にあたっては、まず、本発明装置を、各アウトリガーEの円筒脚管fを海底に到達固定させることにより、当該作業現場海面に浮上支持する。
その後、駆除フォーク体Bを海底岩盤に対し所要の角度になるように保持するとともに、各切削部体iの円杆体16をガイド円筒14の下方に伸長させ、続いて、屈折自在ブームaおよび先端アームa′の屈伸動作を適宜繰り返すことにより、上記円杆体16の下端の切削刃15を岩肌に対し前後に往復動させる動作を繰り返すことにより、岩肌の雑海藻や貝類の駆除を行う。
その駆除は、前記のように、高圧水を水流噴出ノズル19から圧力空気と一緒に強力に噴出することによって、一層効果的に行うことできる。
【0025】
このとき、駆除フォーク体Bの各切削部体iにおいては、円杆体16が、岩盤の起伏状況に応じ、前記油圧シリンダ17の油圧に抗し円筒脚管fに対し適宜伸縮し、上記切削刃15を当該岩盤に所要の圧力で押圧する。
油圧シリンダ17の油圧は所要の調整弁で随時任意に調整設定できるもので、前記従来の切削部体の場合のように、その押圧力の調整にスプリングを交換しなければならないといった欠点がない。
【0026】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように本発明によれば次の効果を奏する。
【0027】
履帯巻装船体フロートは、内空舟形体が鋼板製で、内部に前後方向に複数の個室をそれぞれに複数の鋼材骨組を配置して区画していて、強度に優れるとともに、十分な浮力と安定を得ることができ、したがって、従来のもののように補助フロートを必要としない。
また、履帯は、合成樹脂板片を連繋してなるから軽量化に寄与し、しかも、弾力性に富み衝撃に十分対応できる。
【0028】
アウトリガーは、円筒外管に円筒脚管を上下摺動自在に挿通し、しかも、円筒外管の上端部に油圧緩衝装置を内装固定し、その油圧緩衝装置と上記円筒脚管の下端部との間にチエーンを張架し、そのチェーンの途中所要長さをチェーン緊張装置のチェーンドラムに巻回しているので、高波等により履帯巻装船体フロートが大きく上下動し、アウトリガーが海底岩盤に激突して衝撃を受けることがあっても、その衝撃を有効に緩和し、従来のアウトリガーの駆動機構を歯車・ラック構造としていた場合とは相違して損傷するようなことはない。
【0029】
駆除フォーク体は、上半部に油圧シリンダを嵌着したガイド円筒の下半部に、下端に切削刃を有する円杆体を摺動自在に挿入し、かつ、その円杆体を上記油圧シリンダのピストンロッドと連繋した複数の切削部体を列設してなり、その切削部体の上記ガイド円筒の外側に水流噴出ノズルを設けるとともに、該水流噴出ノズルに送気管を接続してなる。
したがって、雑海藻や貝類の駆除を、切削刃の往復動作用と、水流噴出ノズルから高圧水を圧力空気の強力噴出作用とで、効果的に実施できる。
【0030】
このとき、駆除フォーク体の各切削部体においては、円杆体が、岩盤の起伏状況に応じ、前記油圧シリンダの油圧に抗し円筒脚管に対して適宜伸縮し、上記切削刃を当該岩盤に適切な圧力で押圧することができ、しかも、上記油圧シリンダの油圧を調整弁で随時任意に調整設定できるから、前記従来の切削部体の場合のように、その押圧力の調整にスプリングを交換しなければならないような不便はない。
【0031】
駆除フォーク体は、連繋器の基板に垂設固定した覆筒に、その下方から、T字形取付器の縦軸管の上端部所要長さを挿入した状態において、頭部を上記縦軸管の上側盲端部内に位置させたボルトの先端所要長さを上記覆筒の上側盲端部から上方外部に突出させ、その突出部分にナットを螺合緊締することにより、上記連繋器に吊下し、かつ、覆筒に設けた切込み凹処内において上記縦軸管にストッパーを取り付けている。
したがって、駆除フォーク体は、上記駆除作業において、所要の外力が加わると上記連繋器に対し、ストッパーの辺縁が切込み凹処の辺縁に当接する範囲内で左右に回動することができ、その回動範囲は、上記ストッパーの取付け位置を変えることにより適宜調整設定できる。
【0032】
上記から明らかなように、駆除フォーク体が、上記連繋器したがってまた屈折自在ブームに対し適宜左右回動し、また、その駆除フォーク体に列設の各切削部体の円杆体が、前記油圧に抗し円筒脚管に対して適宜伸縮し岩盤の起伏状況に応じ上下動することにより、各切削部体は、最も適切に当該岩盤の形状に対応し、所期の駆除作業を実施できるもので、海底駆除装置として画期的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る海底駆除装置の使用状態の側面図である。
【図2】同海底駆除装置の正面図である
【図3】同海底駆除装置の屈折自在ブームおよび駆除フォーク体を取り外して示す正面図である。
【図4】内空舟形体の斜視図である。
【図5】同内空舟形体の断面図である。
【図6】図5のI−I線断面図である。
【図7】図5のII−II線断面図である。
【図8】アウトリガーの斜視図である。
【図9】同アウトリガーのチェーン緊張装置の平面図である。
【図10】同アウトリガーの油圧緩衝装置の断面図である。
【図11】駆除フォーク体の正面図である。
【図12】同駆除フォーク体の一部縦断平面図である。
【図13】同駆除フォーク体の一部縦断側面図である。
【図14】(a)(b)(c)はいずれも同駆除フォーク体と連繋器の連繋部分の断面図である。
【図15】同駆除フォーク体の切削部体の列設状態を示す斜視図である。
【図16】同上の上記切削部体の斜視図である。
【符号の説明】
A バックホウ
B 駆除フォーク体
C 架台
履帯巻装船体フロート
E アウトリガー
a 屈折自在ブーム
a′ 先端アーム
b 内空舟形体
b′ 船底補強縦材
b″ 船底補強横材
b1 船底補強骨組
履帯
d 底板
d1〜d4 個室
e 円筒外管
f 円筒脚管
g 油圧緩衝装置
g′ チェーン緊張装置
h T字形取付器
i 切削部体
j 連繋器
k ストッパー
1〜3 隔壁
4 補強縦材
5 補強斜材
6 取付片
7 チエーン
8 取付枠
9 油圧モーター
10 連繋歯車
11 チェーンドラム
12 横架材
13 縦軸管
14 ガイド円筒
15 切削刃
16 円杆体
17 油圧シリンダ
18 ピストンロッド
19 水流噴出ノズル
20 給水管
21 送気管
22 分岐管
23 給油管
24 分岐管
25 油圧ポンプ
26 配管
27 窒素タンク
28 プランジャーポンプ
29 円環状水槽
30 水中ポンプ
31 配管
32 配管
33 基板
34 縦板
35 覆筒
36 切込み凹処
37 油圧シリンダー
38 ピストンロッド
39 ボルト
39′ 頭部
40 ナット

Claims (3)

  1. (1)屈折自在ブームに連繋器を介して駆除フォーク体を取り付けたバックホウを乗載設置した架台を、アウトリガーを装備した履帯巻装船体フロートに支承してなる海底駆除装置において、
    (2)上記履帯巻装船体フロートは、鋼板製の内空舟形体に合成樹脂板片を多数連繋してなる履帯を巻装し、かつ、該内空舟形体の内部に前後方向に複数の個室をそれぞれに複数の鋼材骨組を配置して区画してなり、
    (3)上記各アウトリガーは、上記内空舟形体に設立した円筒外管に、上端部に油圧緩衝装置を内装固定した円筒脚管を上下摺動自在に挿通し、上記油圧緩衝装置と上記円筒脚管の下端部との間にチエーンを張架し、そのチェーンの途中所要長さを、上記円筒外管に架設したチェーン緊張装置のチェーンドラムに巻回してなり、
    (4)上記駆除フォーク体は、上半部に油圧シリンダを嵌着したガイド円筒の下半部に、上記油圧シリンダのピストンロッドと連繋するとともに下端に切削刃を有する円杆体を摺動自在に挿入してなる複数の切削部体を、T字形取付器の横架材に列設し、その切削部体の上記ガイド円筒の外側に水流噴出ノズルを設け、その水流噴出ノズルに送気管を接続し、かつ、上記油圧シリンダに給油管を接続してなり、
    (5)その駆除フォーク体は、上記連繋器の基板に垂設固定した覆筒に、その下方から、上記T字形取付器の縦軸管の上端部所要長さを挿入した状態において、頭部を上記縦軸管の上側盲端部内に位置させたボルトの先端所要長さを上記覆筒の上側盲端部から上方外部に突出させ、その突出部分にナットを螺合緊締することにより、上記連繋器に吊下され、かつ、覆筒に設けた切込み凹処内において上記縦軸管にストッパーを取り外し自在に取り付け、
    (6)さらに、バックホウに搭載した油圧ポンプを上記油圧シリンダに、同じくバックホウに搭載したプランジャーポンプおよびエアータンクを上記水流噴出ノズルに、それぞれ接続してなることを特徴とする海底駆除装置。
  2. (1)屈折自在ブームの先端アームに連繋器を介して駆除フォーク体を取り付けたバックホウを架台に乗載設置し、その架台の左右に履帯巻装船体フロートを設け、さらに、その左右各履帯巻装船体フロートの前後にアウトリガーを装備してなる海底駆除装置において、
    (2)上記左右各履帯巻装船体フロートは、比較的厚い鋼板製の内空舟形体に高強度の合成樹脂板片を多数連繋してなる履帯を巻装するとともに、上記内空舟形体の内部を、鋼材製の船底補強骨組上に敷設した底板の上方空間を複数の隔壁により前後方向に複数の個室に区画し、かつ、その各個室に、複数本の鋼材製の補強縦材および補強斜材からなる鋼材骨組を配置してなり、
    (3)上記各アウトリガーは、左右各履帯巻装船体フロートの内空舟形体の前後それぞれに設立した鋼管製の円筒外管に同じく鋼管製の円筒脚管を上下摺動自在に挿通し、その円筒脚管の上端部に、油圧緩衝装置を内装固定し、該油圧緩衝装置の天板に取り付けた取付片と、上記円筒脚管の下端部に固定した取付片との間にチエーンを張架し、かつ、そのチェーン途中所要長さを、上記円筒外管に架設したチェーン緊張装置の油圧モーターにより複数の連繋歯車を介し駆動する角形のチェーンドラムに巻回してなり、
    (4)上記駆除フォーク体は、横架材と縦軸管とを一体に接続してなるT字形取付器と、上記横架材の前面に列設した各ガイド円筒の下半部に、下端に切削刃を有する円杆体を摺動自在に挿入してなる複数の切削部体とからなり、その各切削部体は、上記各ガイド円筒の上半部に油圧シリンダを嵌着し、その油圧シリンダのピストンロッドを上記円杆体に連繋し、さらに、上記各ガイド円筒の外側には、その各ガイド円筒にわたって横架した給水管に接続した水流噴出ノズルを設け、同じく上記各ガイド円筒にわたって横架した送気管の分岐管を上記各水流噴出ノズルに接続し、かつ、同じく上記各ガイド円筒にわたって横架した給油管の分岐管を上記各油圧シリンダに接続してなり、
    (5)上記連繋器は、基板の上側に左右一対の取付け縦板を起立固定するとともに、該基板の下側には、下端周壁に複数の切込み凹処を形成した覆筒を垂設固定し、上記取付け縦板の下端部を上記先端アームの先端に軸支するとともに、上端部を該先端アームに沿設した油圧シリンダーのピストンロッドに軸支連結してなり、
    (6)上記駆除フォーク体は、上記縦軸管の上端部所要長さを上記覆筒にその下方から挿入した状態において、ボルトとナットにより、上記連繋器に吊下され、上記ボルトが、その頭部を上記縦軸管の上側盲端部の内方に位置させるとともに、先端所要長さを上記覆筒の上側盲端部から上方外部に突出させ、その突出部分に上記ナットを螺合緊締し、かつ、上記覆筒の上記切込み上記凹処内において上記縦軸管にストッパーを取り外し自在に取り付け、
    (7)上記バックホウに油圧ポンプを搭載して、それを配管で上記油圧シリンダに接続するとともに、その配管の途中に圧力調整用の窒素タンクを接続し、また、同バックホウにプランジャーポンプおよびエアータンクを搭載して、それらを上記水流噴出ノズルに接続してなることを特徴とする海底駆除装置。
  3. 請求項1または2記載の海底駆除装置を、アウトリガーの円筒脚管を海底に到達固定させることにより当該作業現場海面に浮上支持した後、駆除フォーク体を海底岩盤に対し所要の角度になるように保持し、各切削部体の円杆体をガイド円筒の下方に伸長させ、その円杆体の下端の切削刃を当該岩盤に所要の油圧圧力で押圧した状態において、バックホウの屈折自在ブームの屈伸動作を適宜繰り返すことにより、上記切削刃を岩肌に対し前後に往復動させるとともに、水流噴出ノズルから高圧水を圧力空気とともに噴出することによって、岩肌の雑海藻や貝類の駆除を行うことを特徴とする海底駆除方法。
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