JP3548631B2 - 酸素濃度計測装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、繰り返し周期で動作する運動器具を用いて運動する被検者の血液中の酸素濃度を計測する酸素濃度計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術としては、特開昭63−275324号公報のものが知られている。この公報に記載された従来の酸素濃度計測装置は、被検者の測定部位に照射された光の透過光強度を測定し、この測定データを心臓の心拍周期を分割した同期信号の区間ごとに蓄積している。そして、これらの蓄積データを演算し測定部位での酸素濃度を求めている。特にこの計測装置では、測定データを区間ごとに蓄積しているので、測定部位を透過する光量が微弱な場合でも酸素濃度を精度良く測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の酸素濃度計測装置では、被検者に動きが伴う場合、測定部位の光入射部分、透過光検出部分、および測定部位の内部状態が動きに合わせて変化してしまう。このため、運動負荷による測定部位の酸素濃度変化と動きによる酸素濃度変化とが重複して計測され、負荷による測定部位の酸素濃度の変化のみを連続して計測することができないといった問題があった。
【0004】
本発明は、このような問題を解決し、被検者の動きによる影響を取り除いて、被検者体内の酸素濃度の変化のみを連続して計測できる酸素濃度計測装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の酸素濃度計測装置は、繰り返し周期で動作する運動器具を用いて運動する被検者の血液中の酸素濃度変化を計測する装置であって、
運動器具に組み込まれ被検者の運動周期を検出する運動周期検出部と、運動周期検出部からの検出信号を入力しこの検出信号の周期を分割した各区間でパルスが発生する同期信号を生成する同期信号生成部と、被検者の測定部位に照射された光の透過量を同期信号のパルスタイミングで検出する透過光量検出部と、透過光量検出部で検出された透過光量データから被検者の血液中の酸素濃度変化を各区間ごとに演算する演算部とを備えている。
【0006】
ここで、演算部での演算結果を表示する表示部をさらに備え、演算部では各区間ごとに透過光量データを蓄積しこれらの蓄積データから各区間ごとのグラフを作成してこれらのグラフを表示部に表示させるものであってもよい。
【0007】
【作用】
本発明の酸素濃度計測装置によれば、運動周期検出部で検出された被検者の運動周期の検出信号が同期信号生成部に与えられ、この検出信号の周期を分割した各区間でパルスが発生する同期信号が生成される。この同期信号は透過光量検出部に与えられ、被検者の測定部位に照射された光の透過量を同期信号のパルスタイミングで検出する。検出された透過光量データは演算部に与えられ、この透過光量データから被検者の血液中の酸素濃度変化が区間ごとに算出される。
【0008】
ここで、パルスが発生する同期信号の各区間は、被検者の各運動ポジションに対応する。このため、演算部で得られる透過光量データは被検者の運動ポジションごとのデータであり、このデータを例えば運動ポジションごとに蓄積させて表示部にグラフ表示させれば、被検者の動きによる影響を取り除いた酸素濃度変化を視覚的に捕らえることができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例について添付図面を参照して説明する。図1は、本実施例に係る酸素濃度計測装置の構成を示す斜視図である。同図より、本実施例の酸素濃度計測装置は、運動器具であるトレッドミル10で運動する被検者1の腕や足などの測定部位2での血液中の酸素濃度変化を計測する装置である。トレッドミル10には、円盤11の回転周期を検出する運動周期検出器20が内蔵され、運動周期検出器20からの出力電流より被検者1の運動周期を測定する。また、被検者1の測定部位2には、取付具30,31が測定部位2を挟んで取り付けられ、取付具30,31にはそれぞれ光ファイバ32,33の一端が接続されている。光ファイバ32,33の他端は処理装置40に接続され、測定部位2での透過光量のデータが処理装置40に入力される。さらに、処理装置40は運動周期検出器20とケーブル23で接続され、運動周期検出器20からの出力電流データが入力される。これらのデータを入力した処理装置40では、測定部位2での透過光量と被検者1の運動周期とから血液中の酸素濃度変化を演算する。そして、処理装置40での演算結果はディスプレイ装置50に表示される。
【0010】
トレッドミル10は、自転車のペダル漕ぎを模した健康器具で、負荷のかかった円盤11の軸に取り付けられたペダル12を被検者1が漕ぐことにより、円盤11を回転させる器具である。円盤11の周縁の一部には遮光板11aが取り付けられ、この遮光板11aを挟む位置に光源21とホトダイオード22が取り付けられている。そして、円盤11が回転している間は少なくとも光源21から光が照射されるようにケーブル23を介して処理装置40から光源21に指示が与えられる。
【0011】
このため、光源21とホトダイオード22の間に遮光板11aがない時は、ホトダイオード22には光源21からの光が照射されるので、ホトダイオード22から出力される電流量は一定となる。また、円盤11が回転して光源21とホトダイオード22の間に遮光板11aが入ると、光源21からの光は遮光板11aで遮断されるので、ホトダイオード22から出力される電流量は減衰する。よって、ホトダイオード22からの出力電流量が減衰した時点から次に減衰する時点までの期間を処理装置40で測定することにより、円盤11の回転周期、つまりは被検者1の運動周期を検出することができる。
【0012】
次に、処理装置40の構成について図2のブロック図を用いて説明する。処理装置40は複数の透過光量検出部41を備えており、各透過光量検出部41はレーザダイオード(以下、LDと略す)41aと光電子増倍管41bとから構成されている。LD41aの出射端面には光ファイバ32の一端面が光軸を一致させて接合されており、LD41aからの出射光は光ファイバ32を通って被検者1の測定部位2に照射される。また、光電子増倍管41bの入射面には光ファイバ33の一端面が接合されており、測定部位2を透過した光は光ファイバ33を通って、光電子増倍管41bで増倍される。さらに、処理装置40は、透過光量検出部41と同数のLD駆動部42および透過光量信号生成部43が設けられ、LD駆動部42はLD41aの発光制御を行い、透過光量信号生成部43は光電子増倍管41bからの出力パルス電流を増幅・ノイズ除去して、透過光量信号を生成する。
【0013】
さらに、処理装置40は検出信号生成部44と同期信号生成部45を備えており、ホトダイオード22からの出力電流がケーブル23を介して検出信号生成部44に与えられる。検出信号生成部44では、ホトダイオード22からの出力電流が所定のスライスレベル以下になったときに一定幅のパルスが立ち上がる検出信号が生成される。この検出信号の生成を図3(a)〜(d)のタイムチャートを用いて説明する。図3(a)は円盤11の回転が遅い場合のホトダイオード22からの出力電流を、図3(c)円盤11の回転が速い場合のホトダイオード22からの出力電流を、図3(b),(d)は、これらの出力電流に基づいて検出信号生成部44で生成される検出信号をそれぞれ示している。
【0014】
円盤11の回転が遅い場合には、出力電流(図3(a)参照)の立ち下がり波形が鋭角なのでスライスレベルは意味を成さず、出力電流が立ち下がったときに一定幅のパルスが立ち上がる検出信号(図3(b)参照)が検出信号生成部44で生成される。ところが、円盤11の回転が高速になると、出力電流(図3(c)参照)の立ち下がり波形が鈍るのでスライスレベルでタイミングを取る必要が生じる。つまり、出力電流が所定のスライスレベル以下になったときに一定幅のパルスが立ち上がる検出信号(図3(d)参照)が検出信号生成部44で生成される。
【0015】
検出信号生成部44で生成された検出信号は、同期信号生成部45に与えられる。同期信号生成部45には、外部からの分割数データも与えられる。同期信号生成部45では、これらの入力データに基づいて、同期信号を生成する。この同期信号の生成を図4(a)(b)のタイムチャートを用いて説明する。図4(a)は1周期時間がTの検出信号を、図4(b)は分割数がN=6の同期信号を示している。同期信号生成部45では、検出信号(図4(a)参照)のパルスが立ち上がった時点から次のパルスが立ち上がる時点までの期間Tを求め、求めた期間Tを6等分してそれぞれの期間をt1〜t6としている。そして、各期間t1〜t6でパルスが立ち上がる同期信号(図4(b)参照)を生成する。このように生成された同期信号は、図2に示すLD駆動部42に与えられる。LD駆動部42では、同期信号のパルス間隔をさらに分割し、これらの分割間隔ごとに異なる波長の光をLD41aから出射させる。同期信号のパルス間隔は、この例のように期間Tを分割数Nで等分してもよく、t(i+1)=ti+Δtと可変になるように設定してもよい。
【0016】
さらに、処理装置40は信号分配部46と演算部47を備えており、同期信号生成部45で生成された同期信号は信号分配部46と演算部47にもそれぞれ与えられる。信号分配部46には、各透過光量信号生成部43で生成された透過光量信号も与えられ、同期信号に基づいて各透過光量信号を異なる波長ごとに分配する。図5のタイムチャートに信号分配部46での処理の例を示す。この例では、LD駆動部42の制御により、同期信号(図5(a)参照)のパルス間隔を2つに分割して、前半の期間と後半の期間で波長の異なる2種類の光(λa,λb)をLD41aから出力している(図5(b)(c)参照)。LD41aからこのような光が出射されると、透過光量信号生成部43で生成される透過光量信号(図5(d)参照)は、波長λaの光による透過光量信号と波長λbの光による透過光量信号が交互に現れる信号となる。そして、係る透過光量信号は信号分配部46に入力され、波長λaの光による透過光量信号(図5(e)参照)と波長λbの光による透過光量信号(図5(f)参照)とに分配される。
【0017】
このように分配された透過光量信号(図5(e)(f)参照)は、演算部47に与えられ、演算部47では波長ごとの透過光量の変化率ΔTλ ,ΔTλ を求める。演算部47ではさらに、このようにして求めた透過光量の変化率Tλ ,Tλ を以下に示す式▲1▼に代入して、酸素と結合したヘモグロビン(HbO)の濃度変化ΔXHbO2と、酸素の取り除かれたヘモグロビン(Hb)の濃度変化ΔXHbとを算出する。
【0018】
Figure 0003548631
ここで、ΔX=ΔXHbO2、ΔX=ΔXHb、ΔTλ =ΔTλ 、ΔTλ =ΔTλ 、n=2とする。また、Aijは、各波長λj(λa,λb)における各成分i(HbO,Hb)の吸収係数であり、図6から予め定まっているものとする。さらに、Lは入射光が測定部位2を通過する長さである。なお、本例は2波長による測定なのでn=2であるが、波長数がm(mは3以上の自然数)での測定のときはn=mとして演算すればよい。
【0019】
例えば、A11=0.7、A12=1.2、A21=1.0、A22=0.8(1/mM/cm)、取付具30,31の間隔D=2cmの場合のパス長L=2×0.59=1.18cmとして演算すれば、
ΔXHbO2= 1.21・ΔTλ +0.71・ΔTλ (mM/cm)
ΔXHb =0.847・ΔTλ +1.06・ΔTλ (mM/cm)
が得られる。
【0020】
LD41aでの発光は、パルス発光と連続発光との選択が可能である。同期信号のパルス間隔を複数に分割して、分割時間ごとに波長の異なる光をLD41aから出射しているので、クロストークが除去される。本例では2分割であるが、分割数を増やせば、より計測精度が向上する。さらに、バックグラウンド計測時間を設けて、各計測値をバックグラウンド値で減算すれば、LD41aからの出射光以外の要因による誤差が削除され、より一層計測精度が向上する。
【0021】
図2に示す処理装置40は、さらにメモリ48と連続補完処理部49を備えており、演算部47での演算結果はメモリ48に記憶される。メモリ48の内容の例を図7に示す。同図より、メモリ48には2つの測定部位(腕と足)での演算結果のテーブルがそれぞれ設けられている。そして、各テーブルには、酸素と結合したヘモグロビン(HbO)の濃度変化ΔXHbO2と酸素の取り除かれたヘモグロビン(Hb)の濃度変化ΔXHbとの演算結果、およびこれらの濃度変化の和ΔXt−Hb(=ΔXHbO2+ΔXHb)が期間t1〜t6ごとに記録されている。
【0022】
メモリ48に記録された演算結果のデータは連続補完処理部49に与えられる。連続補完処理部49では、これらのデータを期間t1〜t6ごとに6つのグループに分けて、各グループ内のデータを時間的に滑らかに補完して、6つのグラフ用のデータを作成している。各期間は、被検者1が周期運動する際のそれぞれのポジションP1〜P6に対応しているので、このようにグループ分けされた各グラフデータは、被検者1の運動による負荷を除外したデータとなる。そして、連続補完処理部49から出力されたグラフデータはディスプレイ装置50に与えられ、ポジションP1〜P6(期間t1〜t6)ごとにグラフ表示される。
【0023】
図8は、被検者1がトレッドミル10のペダル12を漕いで、円盤11を1分間に4回転させた場合の、ヘモグロビンの濃度変化ΔXt−Hbの演算結果のグラフである。このグラフは、期間t1〜t6ごとに分割せずに連続的に計測・演算して求めたグラフである。同図より、被検者1が運動している期間中にヘモグロビンの濃度が大きく変化していることが分かる。つまり、トレッドミル10のペダル漕ぎは、ペダル12を踏み込む際に足に力が入り、この時のヘモグロビン濃度が最大となる。このため、ペダル12の動きに合わせて、ヘモグロビン濃度が周期的に変化するのである。このような被検者1の運動による影響を、運動周期をモニターすることにより、本実施例では取り除いている。
【0024】
本実施例の表示例を図9,図10に示す。図9は、メモリ48に記録されたポジションP1〜P6(期間t1〜t6)ごとのデータに基づく6つのグラフである。また、図10は、これらの6つのグラフを時間t=0の位置を合わせて重畳したグラフである。これらの図から分かるように、被検者1が周期運動を行う運動期間中もヘモグロビン濃度の変動が少ないことが分かる。このように、本実施例を用いれば、被検者1の動きを除去したポジションP1〜P6ごとのヘモグロビン濃度の変化が計測できる。
【0025】
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、運動器具はトレッドミルに限られることなく、エルゴメータやその他の繰り返し運動を行う運動器具を用いてもよい。
【0026】
また、本実施例では、トレッドミル10に内蔵された運動周期検出器20から被検者1の周期的タイミング信号を計測してポジションごとのデータを抽出しているので、被検者1の周期が安定でなくても対応ができるが、運動能力計測などでは被検者1の周期を安定させる必要がある。このような場合には、光や音などの刺激信号を一定のリズムで発生させることにより、被検者1の周期を安定させることができる。また、刺激信号を高速、中速、低速と可変にすることにより、所望の周期で被検者1を運動させることもできる。
【0027】
さらに、本実施例では、2か所の測定部位2での透過光量を計測して酸素濃度変化を求めたが、1か所の測定部位2から酸素濃度変化を求めてもよく、3か所以上の測定部位2から酸素濃度変化を求めてもよい。
【0028】
さらにまた、本実施例では、1周期時間(T)を計測分割点数で分割した時間(t)を用いたが、運動周期が高速となると計測時間間隔(t)は短くなる。そして、あまり計測時間間隔(t)が短くなるとS/Nが悪くなるといった問題が生じる。このような場合には、1周期時間(T)を分割して計測時間間隔(t)とすることが不可能となり、複数の周期時間(T)ごとに計測を行うようになる。この結果、計測時間間隔(t)が1周期時間(T)より長くなり、被検者1の運動の影響は平均化されてしまう。そこで、計測時間間隔(t)が1周期時間(T)より十分長い場合は、計測時間間隔(t)をさらに分割して各分割時間で異なる波長の光を出射するように各LD41aを制御し、計測時間間隔(t)が1周期時間(T)より短いか等しい場合は、係る分割は行わず単一波長の光を出射するよう各LD41aを制御してもよい。このような制御は、同期信号生成部45が各LD駆動部42に指示を与えることにより実現される。
【0029】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の酸素濃度計測装置は、被検者の運動周期を検出する運動周期検出部と、運動周期検出部からの検出信号の周期を分割した各区間でパルスが発生する同期信号を生成する同期信号生成部と、被検者の測定部位に照射された光の透過量を同期信号のパルスタイミングで検出する透過光量検出部と、透過光量検出部で検出された透過光量データから被検者の血液中の酸素濃度変化を各区間ごとに演算する演算部とを備えている。
【0030】
ここで、パルスが発生する同期信号の各区間は、被検者の各運動ポジションに対応する。このため、演算部で得られる透過光量データは被検者の運動ポジションごとのデータであり、このデータを例えば運動ポジションごとに蓄積させて表示部にグラフ表示させれば、被検者の動きによる影響を取り除いた酸素濃度変化を視覚的に捕らえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る酸素濃度計測装置の構成を示す斜視図である。
【図2】処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】検出信号生成部の処理の概要を示すタイムチャートである。
【図4】同期信号生成部の処理の概要を示すタイムチャートである。
【図5】信号分配部の処理の概要を示すタイムチャートである。
【図6】ヘモグロビンの吸収スペクトルを示す図である。
【図7】メモリに記憶されたヘモグロビンの濃度変化の例を示す図である。
【図8】時分割なしに連続して計測した結果を示す図である。
【図9】運動位置ごとの時分割方式による表示結果を示す図である。
【図10】計測開始時を0に設定して重畳させた表示結果を示す図である。
【符号の説明】
1…被検者、10…トレッドミル、20…運動周期検出器、41…透過光量検出部、45…同期信号生成部、47…演算部、50…ディスプレイ装置。

Claims (2)

  1. 繰り返し周期で動作する運動器具を用いて運動する被検者の血液中の酸素濃度変化を計測する酸素濃度計測装置において、
    前記運動器具に組み込まれ、前記被検者の運動周期を検出する運動周期検出部と、
    前記運動周期検出部からの検出信号を入力し、この検出信号の周期を分割した各区間でパルスが発生する同期信号を生成する同期信号生成部と、
    前記被検者の測定部位に照射された光の透過量を前記同期信号のパルスタイミングで検出する透過光量検出部と、
    前記透過光量検出部で検出された透過光量データから前記被検者の血液中の酸素濃度変化を前記各区間ごとに演算する演算部とを備えることを特徴とする酸素濃度計測装置。
  2. 前記演算部での演算結果を表示する表示部をさらに備え、
    前記演算部では、前記各区間ごとに前記透過光量データを蓄積し、これらの蓄積データから前記各区間ごとのグラフを作成して、これらのグラフを前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項1記載の酸素濃度計測装置。
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