JP3548010B2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は魚釣用スピニングリールのスプールの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
魚釣用スピニングリールにおけるスプールの交換手段として、スプール上部に設けた押釦を押圧することにより、その先端のカム面でスプールの凹部に嵌合しかつスプール軸端部の頸部係止部に挟着係合しているバネ部材を拡開してスプールをスプール軸からワンタッチで分離できるようにすることが実公平2−33668号公報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記押釦によるスプール分離方式はスプール自体に形成した凹部に分離機構の押釦、バネ部材等を支持する受部が形成されているため、スプール自体がアルミ材、その他の金属や繊維強化樹脂で一体形成されたことによるスプール形成時の湯回り、複合材の混合、加工性等の影響で凹部底部表面が粗面となりバネ部材の拡開作用時の摩擦抵抗が大きくなって円滑なスプールの着脱操作ができなかったり、スプール自体が重量のある金属で形成されているときはスプールの重量化により釣糸の巻取り及び放出機能を低下せしめ魚釣り操作及び携帯も不便となる等の問題点がある。これらの現状により、本発明は押釦によるスプール分離方式におけるこれらの問題点を改善してスプール本体の重量、強度、大きさ、スプール分離操作性等に応じて適用できるスプールを有する魚釣用スピニングリールを提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、ハンドルと連動回転する釣糸案内部を有するローターの回転によってスプール軸の前部に着脱可能に装着してスプールに釣糸を巻取るようにした魚釣用スピニングリールにおいて、前記スプールの前部に形成した凹部内に該スプール本体の材料より滑りのよい異なる材料で形成した筒体を装着し、該筒体の前部でスプール軸の先端部に形成した係止部に係合するバネ部材を支持するとともに前記スプール前部に設けた押釦の押圧操作による前記バネ部材の変位により該バネ部材を前記スプール軸の係止部から解除してスプール軸よりスプールを分離可能としたことを特徴とするものであり、特に筒体をスプール本体より滑らかな材質で形成したことにより、バネ部材の拡開作用を円滑にしてスプール着脱操作を円滑確実に行うことができ、また前記筒体をスプール本体より軽い材料で形成するときは、スプールの軽量化も図ることもでき、一層魚釣り操作性と携帯性を向上することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面の実施例について説明すると、スピニングリールのリール本体1の前部に支持され、公知の如くハンドル2と連動回転するローター3には釣糸案内部3′が設けられており、これまた公知の如くリール本体1に前後摺動自在に支持されたスプール軸4の先端部にはスプール本体5が着脱可能に装着され、前記ローター3の回転によりその釣糸案内部3′を介して釣糸をスプール本体5に捲取るように構成されている。
【0006】
しかして前記スプール本体5の前部に形成された環状凹部6にはスプール本体5と別材質よりなる滑りのよい環状の筒体7が装着され、該筒体7の前面において内側に挟着部8′を形成した環状バネ8を支持し、前記挟着部8′は前記スプール軸4の先端部に形成された頸部係止部4′に挟着係合していると共にスプール本体5の前端部には鍔9を挟着するキャップ10が螺着され、更に前記環状バネ8の前面はワッシャー11を介してキャップ10によって押圧支持されている。
【0007】
また前記キャップ10の中央部には先端稍々内側にテーパー部12を有する押釦13の先端部が頸部係止部4′内方のスプール軸4に押圧自在に嵌合し、該押釦13を内方に押圧することにより前記テーパー部12が環状バネ8の挟着部8′を拡開して環状バネ8を頸部係止部4′より離脱できるように構成されている。
【0008】
従ってスプール本体5に対して軽量の筒体又は強度の大きい筒体或は表面の滑りのよい材料の筒体7等を組合わせ目的によって選択して嵌着使用し、このスプール本体5を交換する場合には押釦を13を内方に押圧するとそのテーパー部12が環状バネ8の挟着部8′を拡開して環状バネ8とスプール軸4の頸部係止部4′の係合は解除されるので筒体7を嵌着したスプール本体5はスプール軸4から前方に抜き取ることによって着脱を行うものである。
【0009】
図3に示す実施例は、スプール本体5の筒体7の嵌着する凹部6の内周面に更に環状凹部6′を形成してスプール本体5の軽量化も図るようにしたものである。なお本発明におけるスプール本体5と筒体7との材料別組合わせ例を示すと次の通りである。
【0010】
▲1▼,アルミ製スプール本体と合成樹脂筒体によってスプール本体の軽量化を図る。
▲2▼,合成樹脂スプール本体と金属製筒体によってスプール本体の強度強化を図る。
▲3▼,繊維強化樹脂スプール本体と滑りのよい材料合成樹脂筒体(例えばポリアセタール樹脂等)によってスプール本体の着脱作用の円滑化を図る。
【0011】
また特に筒体をスプール本体の材料より滑りのよい材料にする手段としては、表面処理によって滑りのよい筒体を形成することもできる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は魚釣用スピニングリールにおけるスプールの着脱構成部であるスプール本体の前部にこれと材料の異なる材料の筒体を装着するようにしたので、スプール本体の着脱作用の円滑化、スプール本体の重量、強度、大きさ等のリールの設定条件に容易かつ適確に対応でき、スプール本体の材料の選択を自由に行うことができる。
【0013】
また前記筒体をスプール本体の材料より滑りのよい材料で形成したので、押釦の押圧操作によるバネ部材の拡開作用を摩擦抵抗少なく円滑に行うことができ、スプール着脱時における操作を迅速かつ適確に行なうことができる。
【0014】
更に筒体をスプール本体の材料より軽い材料で形成するときは、スプール全体の軽量化を図ることができ、魚釣り時における操作機能を向上することができると共にその携帯も容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部切欠正面図。
【図2】同要部の一部切欠正面図。
【図3】本発明の別実施例の要部の一部切欠正面図。
【符号の説明】
1 リール本体
2 ローター
3 釣糸案内部
4 スプール軸
4′ 係止部
5 スプール本体
6 凹部
7 筒体
8 環状バネ
13 押釦

Claims (1)

  1. ハンドルと連動回転する釣糸案内部を有するローターの回転によってスプール軸の前部に着脱可能に装着してスプールに釣糸を巻取るようにした魚釣用スピニングリールにおいて、前記スプールの前部に形成した凹部内に該スプール本体の材料より滑りのよい異なる材料で形成した筒体を装着し、該筒体の前部でスプール軸の先端部に形成した係止部に係合するバネ部材を支持するとともに前記スプール前部に設けた押釦の押圧操作による前記バネ部材の変位により該バネ部材を前記スプール軸の係止部から解除してスプール軸よりスプールを分離可能としたことを特徴とする魚釣用スピニングリール。
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