JP3546574B2 - 熱交換器 - Google Patents

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JP3546574B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流体間での熱交換を行なわせる、主として空調分野に属する熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば気体間での熱交換を行なわせる熱交換器としては、特公昭47ー19990号公報や特公昭54ー1054号公報及び特公昭51ー2131号公報に開示されているようなものが広く採用されている。これらのいずれも伝熱性と通湿性とを有する仕切板(伝熱性のみを有するものであることもある)を間隔板を挟んで所定の間隔をおいて複数層に重ね合わせた基本構造を採っている。仕切板は方形の平板で、間隔板は投影平面が仕切板に一致する鋸波状又は正弦波状の波形を成形した波板となっており、間隔板を仕切板の間にその波形の成形方向を交互に90度違えて挟着し、一次気流と二次気流を通す熱交換通路をこれらの各層間に交互に構成している。
【0003】
上記構成の熱交換器では、各層ごとに交互に形成され相互に独立した二系統の熱交換通路にそれぞれ一次気流と二次気流を導通させることにより、一次気流と二次気流との間で気流のそれぞれの保有する温度と湿度とが同時かつ連続的に交換される。そして、特公昭51―42334号公報や特公昭62―35596号公報、さらには特開平6―109395号公報や特開平6―123579号公報に開示されているように、熱交換機能の主体となる仕切板に関する多くの工夫もなされ、高い熱交換効率が得られるところまで技術革新が進み、空調分野において大きな貢献を果すに至っている。
【0004】
しかしながら、空調装置への小型化高性能化の要請は強く、その要請の基に更に熱交換器の熱交換効率を一段と高めることが課題となっており、仕切板や間隔板についての材質の改良や薄肉化など熱交換効率を向上させるための多くの工夫や試行が行なわれている。しかし、もともと上記したような熱交換器はその基本構造がシンプルで既に完成度もかなり高くなっていることから、仕切板の材質の改良や薄肉化の方向ではもはや上記した課題を達成することは殆ど無理である。
【0005】
こうした中で、例えば特開昭60―2888号公報に示されているような熱交換に関する有効面積を大きく拡大しようとする方向の技術が提唱されている。これは、図14に示すように波板シート101を貼った平板状シート102を波板シート101を向い合わせにして重ねたものの、同方向の両端にスペーサを兼ねるシール剤103を挟み込んだ単位部材を多数積層したものである。これは伝熱面が波板を中核として構成され、従来の平板のみの伝熱面のものよりはるかに伝熱面積が広くなり、熱交換効率を高めることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
波板による間隔板を廃し、波板の伝熱板の積層で構成した上記従来の熱交換器では、伝熱面積の拡大に伴う高性能化は期待できるものの、一層毎に両端をシールすることは微細な波形の波板シート101に対しては随分難しいことで、これまでの積層型の熱交換器のコルゲート加工等を含む製造技術を利用することはできず、生産性が低くコストが高騰するといった問題がある。
【0007】
また、図15に示すように波板シート101の山同士を対応させるものもあるが、山同士を全て正確に対応させることは、波ピッチの小さい波板シート101では甚だ難しく生産性も極めて低いうえ、波板シート101の波頂部において接着しているため、接着剤の染み込みによりできる熱交換(特に湿度交換)に機能しない部分の面積が広くなり、効率の低下を招いている。実際に空調装置に適用するこの種の熱交換器では、波形の高さ及びピッチはそれぞれ2.5mm程度や4〜6mm程度と極めて小さくなっている。
【0008】
さらに別の問題は、一方の流体の通路は直線状であるのに対して、他方の流体の通路は波形と直交し全域に凹凸が臨むものになってしまい、一次流体と二次流体との通路抵抗も大きく異るうえ一次流体と二次流体が全く異った流れ方をする。このことは、空調装置に適用する場合には、装置における一次流体と二次流体の各流体経路を熱交換器の通路に相互に関係付けて構成したり、送風機の能力を変えたりする必要が生じ、適用し辛い熱交換器となってしまう。
【0009】
本発明は上記した従来の問題点を解決しようとしてなされたもので、その課題とするところは、第1には高性能にしてコンパクトで空調装置に対する適用性も良い生産性の高い熱交換器を得ることであり、第2には高性能にしてコンパクトでコストも抑制できる熱交換器を得ることであり、第3にはそうした熱交換器の構造の安定性と性能の向上を推進することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を達成するために請求項1の発明は、流体を隔て得る平板態の薄材の両面に伝熱性を持つ波形の二枚の伝熱板を、互いのその波形が交叉するように重ねた積層モジュールを階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの各積層モジュールの各伝熱板の両端の波形による開口端の薄材側開放し、反薄材側気密状態に閉塞部により閉塞し、この閉塞部により波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられ、それぞれ伝熱板で画成された直線状の一次流体通路と二次流体通路が交叉状に構成され、閉塞部をもたない積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられ、それぞれ伝熱板で画成された直線状の一次流体通路と、二次流体通路が交叉状に構成されるほか、隣接する階層の積層モジュールの閉塞部の間に連通し、その伝熱板の波形に直交する方向に通じる伝熱板だけで画成される一次流体通路と二次流体通路とが交叉状に構成する手段を採用する。
【0011】
上記手段の採用により、波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の二系統の通路が交叉状に構成され、波形による開口端が開放している積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の二系統の通路と、隣接する階層の積層モジュールの閉塞された波形部分に連絡し、伝熱板だけで画成される内部が波状の二系統の通路とが交叉状に構成される。二系統の通路は積層構造全体としては流体の流れ方も、通路抵抗も同じになる。
【0012】
そして、波形の半分が閉塞された階層の直線状の通路に流れる流体は、当該通路を画成している伝熱板を介して相隣接する階層の波状の通路を流れる流体と熱交換する。波形が開放されている階層の直線状の通路を流れる流体は当該通路を画成している伝熱板を介して同じ層で隣接する同系統の通路を流れる流体と熱交換する。
【0013】
前記課題を達成するために請求項2の発明は、薄材の片面に伝熱性を持つ波形の伝熱板を重ねてなる二枚の熱交換要素を互いの波形が交叉するようにその薄材同士を背合わせに重ね薄材同士の合わせ部分により流体を隔て得る積層モジュールを階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの各積層モジュールのその各伝熱板の両端の波形による開口端の薄材側を開放し、反薄材側を気密状態に閉塞する手段を採用する。
【0014】
上記手段の採用により、二枚の熱交換要素の背合わせにより積層モジュールが形成できるとともに、波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の二系統の通路が交叉状に構成され、波形による開口端が開放している積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の二系統の通路と、隣接する階層の積層モジュールの閉塞された波形部分に連絡し、伝熱板だけで画成される内部が波状の二系統の通路とが交叉状に構成される。二系統の通路は積層構造全体としては流体の流れ方も、通路抵抗も同じになる。
【0015】
そして、波形の半分が閉塞された階層の直線状の通路に流れる流体は、当該通路を画成している伝熱板を介して相隣接する階層の波状の通路を流れる流体と熱交換する。波形が開放されている階層の直線状の通路を流れる流体は当該通路を画成している伝熱板を介して同じ層で隣接する同系統の通路を流れる流体と熱交換する。
【0016】
前記課題を達成するために請求項3の発明は、薄材の両面に伝熱性を持つ波形の二枚の伝熱板を、互いのその波形が平行になるように重ねた積層モジュールを伝熱板の波形が一階層ごとに交叉する状態に階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの各積層モジュールのその各伝熱板の両端の波形による開口端の薄材側を開放し、反薄材側を気密状態に閉塞する手段を採用する。
【0017】
上記手段の採用により、波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の同系統の通路が平行状に構成され、波形による開口端が開放している積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の他の系統の通路と、隣接する階層の積層モジュールの閉塞された波形部分に連絡し、伝熱板だけで画成される内部が波状の通路とが平行状に構成される。
【0018】
そして、波形の半分が閉塞された階層の直線状の通路に流れる流体は、当該通路を画成している伝熱板を介して相隣接する階層の波状の通路を流れる流体と熱交換する。波形が開放されている階層の直線状の通路を流れる流体は当該通路を画成している伝熱板を介して同じ層で隣接する同系統の通路を流れる流体と熱交換する。
【0019】
前記課題を達成するために請求項4の発明は、薄材の片面に伝熱性を持つ波形の伝熱板を重ねてなる二枚の熱交換要素を互いの波形が平行になるようにその薄材同士を背合わせに重ねた積層モジュールを、その伝熱板の波形が一階層ごとに交叉する状態に階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの各積層モジュールのその各伝熱板の両端の波形による開口端の薄材側を開放し、反薄材側を気密状態に閉塞する手段を採用する。
【0020】
上記手段の採用により、二枚の熱交換要素の背合わせにより積層モジュールが形成できるとともに、波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の同系統の通路が平行状に構成され、波形による開口端が開放している積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられた直線状の他の系統の通路と、隣接する階層の積層モジュールの閉塞された波形部分に連絡し、伝熱板だけで画成される内部が波状の他の系統の通路とが平行状に構成される。
【0021】
そして、波形の半分が閉塞された階層の直線状の通路に流れる流体は、当該通路を画成している伝熱板を介して相隣接する階層とにより形成される波状の通路を流れる流体と熱交換する。波形が開放されている階層の直線状の通路を流れる流体は当該通路を画成している伝熱板を介して同じ層で隣接する同系統の通路を流れる流体と熱交換する。
【0022】
前記課題を達成するために請求項5の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれかにかかる前記手段における各積層モジュールの薄材と伝熱板とを同一材料で構成する手段を採用する。
【0023】
上記手段の採用により、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれかにかかる前記機能とともに、各階層における薄材で隔てられた通路を流れる流体間でも熱交換が行なわれる。
【0024】
前記課題を達成するために請求項6の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれかにかかる前記手段における、各積層モジュールの薄材と伝熱板とを異る材料で構成する手段を採用する。
【0025】
上記手段の採用により、請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれかにかかる前記機能とともに、薄材を広範に選択でき、薄板による補強機能や製造し易さを推進することができる。
【0026】
前記課題を達成するために請求項7の発明は、請求項1〜請求項6までのいずれかにかかる前記手段における積層モジュールを、各伝熱板の両端の波形の谷部分を予め封止したものと、各伝熱板の両端の波形をそのまま開放したものとの二種類とし、これらの二種類の積層モジュールを交互に階層状に積層する手段を採用する。
【0027】
上記手段の採用により、請求項1〜請求項6までのいずれかにかかる前記機能とともに、二種類の積層モジュールを交互に階層状に積層するだけで製造することができる。
【0028】
前記課題を達成するために請求項8の発明は、請求項1〜請求項6までのいずれかにかかる前記手段における積層モジュールを、各伝熱板の両端の波形の谷部分を予め封止したものと、各伝熱板の両端の波形をそのまま開放したものとの二種類とし、これらの二種類の積層モジュールを交互に階層状にその封止部分において接着する手段を採用する。
【0029】
上記手段の採用により、請求項1〜請求項6までのいずれかにかかる前記機能とともに、接着箇所が減少し接着剤の染み込みによる熱交換阻害箇所を減少させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
発明の実施の形態1.
図1に示すこの実施の形態1の熱交換器は、通常よく知られている積層型の熱交換器における伝熱板の層間の間隔を保持する波形板を廃し、伝熱板自体を波形にしてその表面積の拡大を推進しようとする技術を評価し、この技術をさらに一層推進して得られたものである。
【0031】
図1に示す六面体の熱交換器1は、図2と図3に示すような二種類の積層モジュール2,3を階層状に積層して得られる。二種類の積層モジュール2,3はいずれも、流体を隔て得る平板態の薄材としての副伝熱板4の両面に伝熱性を持ち波形に成形された二枚の主伝熱板5を、互いのその波形が直交するように重ねた構成であり、その違いは主伝熱板5の両端の波形の半分が閉塞された閉塞部6を有するか否かだけである。従って、各積層モジュール2,3の基体部分は共通であり、これまでのコルゲート加工を含む熱交換器の製造技術をそのまま使って製造することができる。各積層モジュール2,3の主伝熱板5は、平面形状が平行四辺形に坪量100程度の伝熱材料で形成され、台形状や鋸歯状や三角波や正弦波状の波形が全面に成形されている。一方の積層モジュール2に備えられる閉塞部6は、主伝熱板5の波形の高さ及びピッチが大きいものでは、積層モジュール2,3を積層した状態で当該部のみに樹脂等を注入することにより形成することもできるが、空調用のものでは主伝熱板5の波形の高さ及びピッチがそれぞれ2.5mm内外や4〜6mmと小さいため殆ど無理である。
【0032】
そこでこの実施の形態1では、予め積層前の積層モジュール2に閉塞部6を形成している。即ち、副伝熱板4の片面に主伝熱板5を波形の峰部において接着し、この主伝熱板5の片面における波形の波方向の両端縁に沿う全ての谷部に、ホットメルト樹脂等の気密保持性のある樹脂を流し込み、波形の半分を閉塞する。この後、もう一枚の主伝熱板5を副伝熱板4の他の面に接着し、その片面における波形の波方向の両端縁に沿う全ての谷部に、ホットメルト樹脂等の気密保持性のある樹脂を流し込み、波形の半分を閉塞する。主伝熱板5自体は坪量100程度であり、剛構造材でもないので単独には波形の形状も保持しにくく、ホットメルト樹脂等をその谷部に流し込み的確に谷部を閉塞することは難しいが、副伝熱板4に接着した状態の主伝熱板5は、その波形が副伝熱板4により固定され位置決めできるので、樹脂の流し込みによる閉塞部6の形成は比較的容易である。この意味で副伝熱板4は主伝熱板5の形状を保持する強度メンバーでもあり、熱交換機能を主伝熱板5に十分に依存できれば、熱交換器1の構造を安定化させる機能を主機能とする素材を選定することもできる。
【0033】
この樹脂による閉塞部6は、気密を保持できれば良くそれほど幅を広くする必要はなく、ガンノズル等を使って連続的に形成することができる。このようにして予め閉塞部6を形成した積層モジュール2と、閉塞部6をもたない積層モジュール3を交互に階層状に複数積層して六面体の積層構造とすることにより図1に示す熱交換器1が得られる。積層モジュール2,3同士は閉塞部6を主要な接着部分として利用し、主伝熱板5の峰同士の当接箇所は、点接着にする方がよい。即ち、接着剤が含漬した部分は熱交換機能、特に湿度交換機能が阻害され、その面積が広いと全体の熱交換効率はかなり低下することになるので、接着面積はこのように少ない程よい。
【0034】
この熱交換器1の特徴は、基本的には同形同大の積層モジュール2,3の単純な積層のみで一次流体イと二次流体ロとを流通させ得る相互に離隔した一次流体通路7と二次流体通路8とが階層ごとに隣接する階層にわたって構成されることであり、換言すれば一次流体通路7と二次流体通路8を確保するスペーサなしに、全て伝熱機能を果たしうる構成要素で構成されていることである。そして、半数は閉塞部6を持たない積層モジュール2であり、これはこれまでのコルゲート加工を含む熱交換器の製造技術をそのまま利用し活用して作ることができるので、生産性が高くコストも抑制できる。
【0035】
閉塞部6により波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュール2の階層にはその階層の副伝熱板4により隔てられ、それぞれ主伝熱板5で画成された直線状の一次流体通路7と二次流体通路8が交叉状に構成される。閉塞部6をもたない積層モジュール3の階層にはその階層の副伝熱板4により隔てられ、それぞれ主伝熱板5で画成された直線状の一次流体通路7と、二次流体通路8が交叉状に構成されるほか、隣接する階層の積層モジュール2の閉塞部6の間に連通し、その主伝熱板5の波形に直交する方向に通じる主伝熱板5だけで画成される一次流体通路7と二次流体通路8とが交叉状に構成される。
【0036】
一次流体通路7も二次流体通路8も直線状のものと内部が波形に面する二種類が構成されるが、熱交換器1全体としては一次流体通路7も二次流体通路8もその流体の流れ方も、通路抵抗も同じになる。従って、熱交換器1を装置に適用する場合に、一次流体イと二次流体ロを導通させるための各流体経路も、送風機等の能力も同等に構成することができ、空調装置等には極めて適用し易い。
【0037】
閉塞部6を持つ積層モジュール2の階層に構成される直線状の一次流体通路7を流れる流体は、当該階層の積層モジュール2の副伝熱板4により隔てられた当該階層の直線状の二次流体通路8を流れる流体と副伝熱板4を介して連続的に熱交換する。これとともに、自体を画成している主伝熱板5を介して隣接する階層の積層モジュール3の波状の二次流体通路8を流れる流体とも連続的に熱交換する。閉塞部6を持たない積層モジュール3の階層に構成される直線状の一次流体通路7を流れる流体は、当該階層の積層モジュール3の副伝熱板4により隔てられた当該階層の直線状の二次流体通路8を流れる流体と副伝熱板4を介して連続的に熱交換する。これとともに、自体を画成している主伝熱板5を介して隣接する波状の一次流体通路7を流れる流体とも熱交換する。このようにこの熱交換器1は、熱交換に機能する伝熱面積が広く、コルゲート状の間隔板と平板の伝熱板の積層による従来の熱交換器に比べ180%を越える程度まで伝熱面積が増大し、高い熱交換性能が得られる。
【0038】
また、直線状でない波状の一次流体通路7と二次流体通路8は、流通方向に対して交差する方向に隣接する主伝熱板5による波形が臨んでいるので、通過する流体が乱流化され、流体の伝熱面への接触回数が増加するので熱交換性能を向上させる方向に作用する。さらに、接着箇所が少なく、接着剤によって熱交換に機能しない部分が少なくなっていることも熱交換性能の向上に寄与している。構造的には熱交換に機能する主副の伝熱板のみで構成されるためコンパクトであり、材料もスペーサを要する従来のものに比べ大幅に削減することができる。
【0039】
なお、閉塞部6については、ホットメルト樹脂の他にもシーラント類やモルトプレンやゴム等により形成することができる他、主伝熱板5が紙系統の場合には段ボール紙の容器体の成形にしばしば使われる反切り加工等により当該部をつぶす技術を利用して一体的に形成することも可能である。
【0040】
発明の実施の形態2.
この実施の形態2は、上述した実施の形態1の熱交換器1の積層モジュール2,3の主伝熱板5と副伝熱板4をそれぞれ無孔質伝熱材で構成したものであり、顕熱専用の熱交換器である。これ以外の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1にかかる図1,2,3をそのまま援用して説明するとともに、実施の形態1のものと同一部分の説明は省略する。
【0041】
この熱交換器1は主伝熱板5と副伝熱板4が無孔質伝熱材であるアルミ板や薄鋼板等の金属やプラスチック板で構成されている。アルミ板による副伝熱板4は押出し成形によって容易に成形できる利点があり、プラスチック板による主伝熱板5は成形型によって成形できる利点がある。このような無孔質伝熱材による積層モジュール2,3は紙などより剛性があり、波形の保形性も良いため扱い易く、積層によっても波形の潰れなどが生じにくく、熱交換器1の構造的な安定性が増し品質の維持もし易くなる。これ以外の構成及び機能並びに利点は基本的に実施の形態1のものと同じであるのでそれらの説明は省略する。
【0042】
発明の実施の形態3.
この実施の形態3は、上述した実施の形態1の熱交換器1の主伝熱板5と副伝熱板4とを伝熱性と通湿性をあわせ持つ繊維性多孔質材又は非繊維性多孔質材で構成したものであり、顕熱とともに潜熱も交換する全熱交換器1である。これ以外の構成は実施の形態1のものと同じである。従って、実施の形態1にかかる図1,2,3をそのまま援用して説明するとともに、実施の形態1のものと同一部分の説明は省略する。
【0043】
この実施の形態3の熱交換器1は、繊維性多孔質材又は非繊維性多孔質材で主伝熱板5と副伝熱板4とが構成された図2,3に示すような積層モジュール2,3を図1に示すように積層したものである。繊維性多孔質材としては、和紙、瀘紙、洋紙等の紙類やカーボン繊維、ガラス繊維との混抄紙などが適用される。また非繊維性多孔質材としては素焼きのセラミック等が適用される。副伝熱板4は平板態であり、必ずしも薬液加工などは施す必要がないので、主伝熱板5とは異る材料で構成してもよく、コストや補強機能や製造し易さを考慮して広範に選択することができる。これ以外の構成は実施の形態1のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0044】
上記構成の熱交換器1において、図1に示すように各階層ごとに交互に形成された相互に独立した一次流体通路7と二次流体通路8にそれぞれ流体を一方の開口端から導通させることにより、流体間で流体の流動を中断することなくそれぞれの保有する温度と湿度とを同時かつ連続的に交換させることができる。この熱交換器1における全熱交換に機能する伝熱面積は主伝熱板5と副伝熱板4とによるため、顕熱についても、潜熱についてもすこぶる熱交換性能の高い熱交換器1となる。特に、階層ごとの主伝熱板5同士の接着が点接着になり、接着剤によりできる熱交換阻害箇所が最小限になるので、潜熱の交換において随分有利に働く。これ以外の機能は実施の形態1のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0045】
発明の実施の形態4.
この実施の形態4は、上述した実施の形態3の熱交換器1の主伝熱板5を透湿性があり透気性の小さい気体に関する選択透過性を備えた多孔質伝熱材で構成したものであり、実施の形態3のものと同様に顕熱とともに潜熱も交換する全熱交換器1である。副伝熱板4については、主伝熱板5と同一材料でも、異る材料でもよい。これ以外の構成は実施の形態3のものと同じである。従って、実施の形態3にかかる図1,2,3をそのまま援用して説明するとともに、実施の形態3のものと同一部分の説明は省略する。
【0046】
この実施の形態4の熱交換器1は、多孔質伝熱材で構成された図2,3に示すような積層モジュール2,3を図1に示すように積層したものである。多孔質伝熱材は、弱疎水性の多孔質材の片面に吸湿剤を含む親水性高分子化合物の水溶液をコーティングした緻密な吸湿性薄膜に多孔質材をラミネートした三層構造をしている。弱疎水性の多孔質材としては、適度に親水処理の施された紙類が用いられる。また、ラミネートする多孔質材としては和紙、瀘紙、洋紙等の紙類やカーボン繊維、ガラス繊維との混抄紙にロジン、にかわ等の天然サイズ剤、合成サイズ剤を用いて弱疎水化処理を施した紙類が適用される。多孔質伝熱材としては上記したものの他に、沸点の高い高価アルコールとこれに相溶性の良い樹脂を含浸又はコーティングした紙材を使うこともできる。これ以外の構成は実施の形態3のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0047】
この実施の形態4の熱交換器1の機能は実施の形態3のものと基本的には同じであるが、実施の形態3のものと異り、その主伝熱板5に透気性が殆どなく、しかも高い透湿性を持つため、流体同士が一次流体通路7と二次流体通路8内で混合することがなく、一次流体通路7の流体に含まれていた一酸化炭素や一酸化イオウなどの有害ガスが二次流体通路8の流体へ移行するようなことがなくなり、しかも潜熱に関する熱交換性能が一層向上することになる。
【0048】
発明の実施の形態5.
この実施の形態5は、上述した実施の形態1,3,4の熱交換器1のそれぞれの主伝熱板5に図4,5に示すようにその表面積を拡大する構造を設けたものである。これ以外の構成は実施の形態1,3,4のものと同じである。この熱交換器1は、繊維性多孔質材又は非繊維性多孔質材で構成された図4に示すような微細構造9を付けた主伝熱板5と副伝熱板4により構成した積層モジュール2,3を図1に示すように積層したものである。微細構造9は、微細な波付け加工又は縮緬付け加工又は皺付け加工により形成されている。これにより、熱交換器1における熱交換(顕熱又は潜熱及び全熱についての)において機能する有効な表面積がさらに大幅に増えることになり、熱交換性能が一層高まることになる。これ以外の機能は実施の形態1又は実施の形態4のものと同じであるのでその説明は省略する。
【0049】
発明の実施の形態6.
この実施の形態6の熱交換器1は、上述の各実施の形態により示した熱交換器の積層モジュール2,3とはその構成が異るものである。即ち、図6,7に示すようにこの熱交換器1の積層モジュール2,3は、二枚の熱交換要素10の貼り合わせにより構成されている。熱交換要素10は、上記各実施の形態で示した主伝熱板5を副伝熱板4の片面に重ねて波形の峰の部分で接合した構成である。この熱交換要素10は、従来広く実施されてきたコルゲート加工の技術をそのまま適用して容易に作ることができる。
【0050】
この熱交換要素10二枚を主伝熱板5の波形が直交するようにして副伝熱板4同士を重ね、背合わせにすることにより積層モジュール2,3が構成される。閉塞部6を持つ積層モジュール2は、貼り合わせ前の熱交換要素10の形態でホットメルト樹脂を波形の谷に充填して形成する。この状態での閉塞部6の形成は、実施の形態1で示した仕方よりはるかに容易かつスピーディに行なうことができる。即ち、主伝熱板5の波形は副伝熱板4で固定され形状が保持されているため、副伝熱板4側を下にして連続的に送りながらホットメルト樹脂等を充填して閉塞部6を形成することができる。
【0051】
このようにして構成した二種類の積層モジュール2,3を実施の形態1で示したように階層構造に積み重ねて熱交換器1が構成される。この熱交換器1は各階層において副伝熱板4が二重になっている点を除けば、上記各実施の形態で示した熱交換器1と同じ構造になる。副伝熱板4が二重である分、副伝熱板4部分での熱交換機能は低下するが、全体の構造的な安定性が得られるうえ、製造がし易く生産性も高いので実用性は高い。
【0052】
二重構造による各階層の副伝熱板4における伝熱機能の低下も次のような工夫により容易に解消することができる。即ち、片側の熱交換要素10の副伝熱板4は平板態とし、これに接合するもう一方の副伝熱板4については、部分的な帯状とするか図8に示すように荒い網状のものとする。この副伝熱板4は単独には伝熱板でなく薄材といえるもので、伝熱機能も必要ではなく、主伝熱板5の波形状を保持できれば十分である。こうした熱交換要素10の接合により得られる積層モジュール2,3の積層によれば、各階層の二重構造は概ね解消し、実施の形態1で示した熱交換器1とほぼ同等な熱交換性能が得られる。これ以外の機能及び利点は各実施の形態で示したものと同じであるのでそれらについての説明は省略する。
【0053】
発明の実施の形態7.
この実施の形態7の熱交換器11は、図9,10に示すような二種類の積層モジュール12,13を階層状に積層して得られる。二種類の積層モジュール12,13はいずれも、流体を隔て得る平板態の薄材としての副伝熱板4の両面に伝熱性を持ち波形に成形された二枚の主伝熱板5を、互いのその波形が平行となるように重ねた構成であり、その違いは主伝熱板5の両端の波形の半分が閉塞された閉塞部6を有するか否かだけである。従って、各積層モジュール12,13の基体部分は、これまでのコルゲート加工を含む熱交換器の製造技術を使って製造することができ、生産性も良い。この積層モジュール12,13を交互にその主伝熱板5の波形が直交するように積層することにより図11に示すような熱交換器11が得られる。
【0054】
主伝熱板5の構成や副伝熱板4の構成並びに閉塞部6については、前述の各実施の形態で示したそれらにかかる構成をそれぞれ適宜に採用することができる。この熱交換器11においても熱交換に機能する構成要素を基本として構成され、伝熱面積もコルゲート状の間隔板を挟んで積層したものに比べれば、随分広くなり熱交換性能は向上する。即ち、閉塞部6をもつ積層モジュール12の階層にはその階層の副伝熱板4により隔てられた直線状の同系統の通路14が平行状に構成され、閉塞部6を持たない積層モジュール13の階層にはその階層の副伝熱板4により隔てられた直線状の他の系統の通路15と、隣接する階層の積層モジュール12の閉塞部6により両側が閉塞され、主伝熱板5だけで画成される内部が波状の通路15とが平行状に構成される。
【0055】
閉塞部6を持つ積層モジュール12の階層の直線状の通路14に流れる流体は、当該通路14を画成している主伝熱板5を介して相隣接する階層の波状の通路15を流れる流体と熱交換する。閉塞部6を持たない階層の直線状の通路15を流れる流体は当該通路15を画成している主伝熱板5を介して同じ層で隣接する同系統の通路15を流れる流体と熱交換する。このように、この熱交換器11は熱交換性能は比較的高く維持できるが、二系統の通路14,15の広さや流路抵抗に差ができ、空調装置には適用し難いものとなる。この点は、閉塞部6を片側の主伝熱板5に形成した積層モジュール13だけを積層して構成すれば解消することはできるが、従来の熱交換器に関する既成の製造技術を利用して生産性が良くコストも低く効率のよい熱交換器11を得ようとする課題の達成の観点からはあまり有効ではない。
【0056】
ただし、図12,13に示すように実施の形態6で示した二枚の熱交換要素10を背合わせにして積層モジュール12を構成する手立てを採ればこの点を克服できる。即ち、閉塞部6のない半数の熱交換要素10は、コルゲート加工を含む従来の製造技術をそのまま利用して作ることができ、閉塞部6を持つ熱交換要素10の基体部分についても同様の仕方で作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の熱交換器を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1の熱交換器の構成要素である積層モジュールを示す拡大斜視図である。
【図3】実施の形態1の熱交換器の構成要素である他の積層モジュールを示す拡大斜視図である。
【図4】実施の形態5の熱交換器の構成要素である積層モジュールを示す拡大斜視図である。
【図5】実施の形態5の熱交換器の構成要素である他の積層モジュールを示す拡大斜視図である。
【図6】実施の形態6の熱交換器の構成要素を示す拡大斜視図である。
【図7】実施の形態6の熱交換器の構成要素を示す拡大斜視図である。
【図8】実施の形態6の熱交換器の他の構成要素を示す拡大斜視図である。
【図9】実施の形態7の熱交換器の構成要素である積層モジュールを示す拡大斜視図である。
【図10】実施の形態7の熱交換器の構成要素である積層モジュールを示す拡大斜視図である。
【図11】実施の形態7の熱交換器を示す斜視図である。
【図12】実施の形態7の熱交換器の構成要素を示す拡大斜視図である。
【図13】実施の形態7の熱交換器の構成要素を示す拡大斜視図である。
【図14】従来の熱交換器の構成を示す部分拡大斜視図である。
【図15】従来の熱交換器の構成を示す部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 積層モジュール
3 積層モジュール
4 副伝熱板
5 主伝熱板
6 閉塞部
7 一次流体通路
8 二次流体通路
10 熱交換要素
11 熱交換器
12 積層モジュール
13 積層モジュール
14 通路
15 通路

Claims (8)

  1. 流体を隔て得る平板態の薄材の両面に伝熱性を持つ波形の二枚の伝熱板を、互いのその波形が交叉するように重ねた積層モジュールを階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの上記各積層モジュールのその上記各伝熱板の両端の上記波形による開口端の上記薄材側は開放し、反薄材側は気密状態に閉塞部により閉塞し、この閉塞部により波形による開口端の半分が閉塞された積層モジュールの階層にはその階層の上記薄材により隔てられ、それぞれ上記伝熱板で画成された直線状の一次流体通路と二次流体通路が交叉状に構成され、閉塞部をもたない上記積層モジュールの階層にはその階層の薄材により隔てられ、それぞれ上記伝熱板で画成された直線状の一次流体通路と、二次流体通路が交叉状に構成されるほか、隣接する階層の上記積層モジュールの上記閉塞部の間に連通し、その伝熱板の波形に直交する方向に通じる上記伝熱板だけで画成される一次流体通路と二次流体通路とが交叉状に構成された熱交換器。
  2. 薄材の片面に伝熱性を持つ波形の伝熱板を重ねてなる二枚の熱交換要素を互いの波形が交叉するようにその薄材同士を背合わせに重ね薄材同士の合わせ部分により流体を隔て得る積層モジュールを階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの上記各積層モジュールのその上記各伝熱板の両端の上記波形による開口端の上記薄材側は開放し、反薄材側は気密状態に閉塞部により閉塞させた構成の熱交換器。
  3. 薄材の両面に伝熱性を持つ波形の二枚の伝熱板を、互いのその波形が平行になるように重ねた積層モジュールを伝熱板の波形が一階層ごとに交叉する状態に階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの上記各積層モジュールのその上記各伝熱板の両端の上記波形による開口端の上記薄材側は開放し、反薄材側は気密状態に閉塞部により閉塞した構成の熱交換器。
  4. 薄材の片面に伝熱性を持つ波形の伝熱板を重ねてなる二枚の熱交換要素を互いの波形が平行になるようにその薄材同士を背合わせに重ねた積層モジュールを、その伝熱板の波形が一階層ごとに交叉する状態に階層状に複数積層した六面体の積層構造における、一階層おきの上記各積層モジュールのその上記各伝熱板の両端の上記波形による開口端の上記薄材側は開放し、反薄材側は気密状態に閉塞部により閉塞した構成の熱交換器。
  5. 請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれかに記載の熱交換器であって、各積層モジュールの薄材と伝熱板とを同一材料で構成したことを特徴とする熱交換器。
  6. 請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4のいずれかに記載の熱交換器であって、各積層モジュールの薄材と伝熱板とを異る材料で構成したことを特徴とする熱交換器。
  7. 請求項1〜請求項6までのいずれかに記載の熱交換器であって、各伝熱板の両端の波形の谷部分を予め封止した積層モジュールと、各伝熱板の両端の波形をそのまま開放した積層モジュールとを構成し、これらの二種の積層モジュールを交互に階層状に積層したことを特徴とする熱交換器。
  8. 請求項1〜請求項6までのいずれかに記載の熱交換器であって、各伝熱板の両端の波形の谷部分を予め封止した積層モジュールと、各伝熱板の両端の波形をそのまま開放した積層モジュールとを構成し、これらの二種の積層モジュールを交互に階層状にその上記封止部分において接着して積層したことを特徴とする熱交換器。
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