JP3546371B2 - 便蓋の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、便蓋を軸部と軸受け部とによって揺動可能に取り付けるための構造に関し、簡単な構成で、着脱作業が容易にできるようにすることを目的とする。
【0002】
【従来の技術】
便蓋や便座は、便器や便座ボックスへ揺動可能に取り付けられるが、その取付部は一般に、いずれか一方に設けた軸部と他方に設けた軸受け部とを、互いに嵌合させる構造より成っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
便蓋又は便座は、これを揺動可能に支持している取付部が軸部と軸受け部とより構成されているため、従来、取り外しが困難であるか、又は、着脱のための複雑な構造を設けていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、簡単な構成で、便蓋の着脱作業を容易に行うことができる手段を提供するも
のである。本発明が採用する便蓋の取付構造は、軸部と軸受け部とによって便蓋が揺動可能に取り付けられ、前記軸受け部は一部が切除された円筒状であり、前記軸部の先端部はその全周が前記軸受け部により囲まれており、便蓋における取付部位の近傍に把持部が設けられ、当該把持部を通じて便蓋の取付部位を含む部分を弾性的に変形させることにより、前記軸部と軸受け部との着脱が可能に構成されていることを特徴とする。
【0005】
なお前記取付構造において、便蓋側に軸受け部が設けられると共に便器側に軸部が設けられ、前記軸受け部の下側に一部を切除した切欠部が形成され、便蓋を閉め下ろした閉止位置において、把持部を上方へ引き上げることにより便蓋を拡開方向へ弾性変形させると、軸受け部が位置変位して軸部全体が軸受け部の切欠部に臨む状態となり、この状態において上方へ持ち上げると軸受け部と軸部とが分離されるように構成することが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
図1乃至図4に、請求項1に係る本発明の一実施形態を示す。本実施形態における便蓋1の取付部は、便蓋1側に設けた軸受け部10と、便器4に載設した便座ボックス等の支持体3に設けた軸部20とから構成されている。便蓋1に設けられる軸受け部10は、図2に示すように、軸部20の外径よりわずかに大きい内径を有する円筒状であって、下側の一部が切除され、軸部20の先端部のみ、その全周を囲繞するように構成されている。この囲繞部分の長さは、軸受け部10と軸部20の寸法や両者のクリアランスの大きさに応じて適宜設定されるが、10mm程度とされる。便蓋1における軸受け部10近くの側縁部には、把持部1aが突出形成されている。
【0007】
かかる構成により、便蓋1を取り外すには、便蓋1が便座2上へ閉め下ろされた閉止位置に在る状態において、図3に示すように、把持部1aを上方へ引き上げる。これにより便蓋1が図示する如く拡開方向へ弾性変形し、これに伴い、軸受け部10が位置変位して、軸部20の全体が、軸受け部10の切欠部11に臨む状態となる。従って、上記の如く便蓋1を弾性変形させたまま上方へ持ち上げれば、軸受け部10と軸部20とが分離されるので、簡単に便蓋1を取り外すことができる。
【0008】
しかも、本実施形態の便蓋1は、開き上げた状態にあるとき、例えば着座位置にある使用者が背中で便蓋1に凭れかかったとしても、このような外力の作用によっては容易に外れることがない。また、上記把持部1a以外の箇所を持ったときにも、便蓋1が容易に外れるおそれはない。
【0009】
反対に便蓋1を取り付けるには、把持部1aを持って便蓋1を弾性変形させ、上記と反対の手順を踏んで、便蓋1の軸受け部10を軸部20に嵌合させてもよいが、次のようにすれば、より簡単に取り付けることができる。すなわち、便蓋1を取付位置へ配置して、軸受け部10を軸部20上に位置させる。そして、便蓋1の後方部の中央を押圧することにより、便蓋1を拡開方向へ弾性変形させ、軸部20を軸受け部10内へ嵌合せしめることができる。
【0010】
ところで本実施形態では、便蓋1を弾性変形させることにより着脱を行うものであるから、図4に示すように、便蓋1における少なくとも軸受け部10を含む後方部位Sを、弾性変形容易に構成することが望ましい。具体的には、上記部位Sを弾性に富む材質で形成したり、肉厚を薄くしたり、図示の如く切欠1bを形成したりすることが考えられる。また、後方部位Sを中央部が高くなるような上向きに凸の形状に形成すれば、中央部を押圧したときに、便蓋1を拡開方向へ弾性変形させ易くなる。
【0011】
便蓋1の前方領域Tについては、ここに物品が置かれたり、場合によっては人が座ったりすることがあるので、ある程度の強度が必要である。従って、上記前方領域Tについては、裏面にリブを設けたり、厚みを大きくしたり、硬質な材質で形成したりするなどして、剛性を高めることが望ましい。
【0012】
〔その他の実施形態〕
なお、前記実施形態において、前記把持部1aは、便蓋1の左右いずれか一方だけに設けるものとしてもよい。また、軸受け部10の長さ寸法を充分に短くすれば、切欠部11を省略しても、便蓋1の弾性変形により軸部20との嵌合を離脱させることが可能である。さらに、便蓋1側に軸部を、支持体3側に軸受け部を設ける構成も考えられる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成により、便蓋の着脱を容易に行える手段を提供することができる。しかも、所定の操作以外の操作では、簡単には外れるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るものであって、便蓋を取り外した状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るものであって、図(A)は便蓋の取付部を拡大して示す正面断面図、図(B)は図(A)のX−X線における断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るものであって、便蓋の取り外し要領を示す取付部の拡大断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るものであって、本発明に係る便蓋を裏面側から見た図面である。
【符号の説明】
1…便蓋 1a…把持部 2…便座 3…支持体(便座ボックス) 4…便器 10…軸受け部 11…切欠部 20…軸部
Claims (2)
- 軸部と軸受け部とによって便蓋を揺動可能に取り付けるための構造であって、前記軸受け部は一部が切除された円筒状であり、前記軸部の先端部はその全周が前記軸受け部により囲まれており、便蓋における取付部位の近傍に把持部が設けられ、当該把持部を通じて便蓋の取付部位を含む部分を弾性的に変形させることにより、前記軸部と軸受け部との着脱が可能に構成されていることを特徴とする便蓋の取付構造。
- 便蓋側に軸受け部が設けられると共に便器側に軸部が設けられ、前記軸受け部の下側に一部を切除した切欠部が形成され、便蓋を閉め下ろした閉止位置において、把持部を上方へ引き上げることにより便蓋を拡開方向へ弾性変形させると、軸受け部が位置変位して軸部全体が軸受け部の切欠部に臨む状態となり、この状態において上方へ持ち上げると軸受け部と軸部とが分離されるように構成されている請求項1に記載の便蓋の取付構造。
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JP34368298A JP3546371B2 (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 便蓋の取付構造 |
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JP34368298A JP3546371B2 (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 便蓋の取付構造 |
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ID=18363440
Family Applications (1)
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JP34368298A Expired - Fee Related JP3546371B2 (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | 便蓋の取付構造 |
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-
1998
- 1998-12-03 JP JP34368298A patent/JP3546371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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