JP3546157B2 - 燃料集合体および炉心 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料集合体および炉心に係り、更に詳しくは、炉心内に横置きで装荷する燃料集合体、およびその燃料集合体が装荷されてなる横置き炉心に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、炉心で核分裂反応を制御する原子炉においては、燃料集合体を縦置きで装荷する縦置き型と、燃料集合体を横置きで装荷する横置き型との2タイプがある。
【0003】
図7はこの種の従来から用いられている縦置き型原子炉の燃料装荷方法の一例を示す概念図、図8はこの種の従来から用いられている横置き型原子炉の燃料装荷方法の一例を示す概念図である。
【0004】
また、図9は縦置き型原子炉に装荷される燃料集合体の一例を示す概要図である。
【0005】
図7に示すように、縦置き型原子炉では、燃料貯蔵ラック50に貯蔵されている燃料集合体40を、クレーン52により一旦吊上げ(1)、移動し(2)、所定の装荷場所に吊り下げて炉心54に装荷する(3)。
【0006】
この燃料集合体40は、核燃料物質が充填された長尺の燃料棒42を複数本束ねて構成される長尺構造であるため、縦置き型原子炉では、クレーン52のような大掛かりな燃料集合体移動装置が必要となるばかりでなく、燃料集合体移動装置が長尺の燃料集合体40を吊上げたまま移動することが可能な十分な階高が必要となり、原子炉建屋の大型化が避けられない。
【0007】
一方、図8に示すように、横置き型原子炉の炉心56に燃料集合体41を装荷する場合には、燃料貯蔵ラック51に貯蔵されている燃料集合体41をリフター60の荷台61に載せて、そのリフター60を炉心56まで移動する(1)。
【0008】
そして、燃料集合体41を載せた荷台61の高さを、所定の装荷口の高さまでジャッキアップ等により調整して(2)、プッシャ62により燃料集合体41を炉心56に装荷する(3)。
【0009】
すなわち、横置き型原子炉では、燃料集合体41を装荷する場合に、燃料集合体41を吊り上げる必要がないので、クレーン52のような大掛かりな装置を必要としない。また、燃料集合体41の吊上げに必要な階高を確保する必要も無い。
【0010】
したがって、横置き型原子炉は、縦置き型原子炉に比べて、原子炉建屋を小型化することができるというメリットがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の横置き型原子炉では、以下のような問題がある。
【0012】
すなわち、縦置き型原子炉に装荷される燃料集合体40は、束ねられた燃料棒42の間の間隙44は、冷却材が流通する冷却材流路となっており、この間隙44に冷却材を流通させることによって、核分裂により発生した熱を効率良く除去できる構成となっている。また、設計した通りに核分裂を持続するために、周囲に装荷される燃料集合体40との間隔が一定に保たれる構成となっている。
【0013】
そして、このような燃料集合体40を、そのまま横置き型原子炉に装荷した場合、燃料集合体40の上に他の燃料集合体40が積み上げられることになる。そのため、上に積み上げられる燃料集合体40の重量に耐えきれなくなり、下側に装荷された燃料集合体40が撓んでしまう。
【0014】
その結果、冷却材流路44が確保されなくなるとともに、設計どおりに核分裂を制御できなくなるという問題がある。
【0015】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、冷却材が流通する流路を確保するとともに、1体毎に重量を支持し、撓むことのない燃料集合体を提供することにある。
【0016】
また、第2の目的は、この燃料集合体を横置きに装荷して、燃料集合体を積み重ねることなく、発熱を伴う運転を可能とした炉心を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0018】
すなわち、請求項1の発明では、柱状構造体に、その軸方向とほぼ平行に複数の挿入用穴を穿孔し、この挿入用穴に、核燃料物質が充填された少なくとも1本の燃料棒と、核燃料物質の核分裂反応により発生する熱を冷却する冷却材を流通させる少なくとも1本の中空管とを挿入し、柱状構造体の軸方向が炉心内でほぼ水平となるように炉心に柱状構造体を挿入して装荷する場合に、炉心内の柱状構造体の挿入方向前方側に設けられた支持穴に装着されて炉心内に固定される支持部を、柱状構造体の挿入方向前端部に備える。
【0019】
請求項2の発明では、請求項1の発明の燃料集合体において、燃料棒から放出される放射線を遮蔽する遮蔽体を、柱状構造体の挿入方向後端部に備える。
【0020】
請求項3の発明では、請求項1または請求項2の発明の燃料集合体において、複数の挿入用穴のいずれかに、核分裂反応のデータを取得する計測手段を挿入する。
【0021】
請求項4の発明では、請求項3の発明の燃料集合体において、燃料集合体本体の炉心への装荷、および炉心からの取出し用の把持部を、遮蔽体に備える。
【0022】
請求項5の発明では、請求項4の発明の燃料集合体において、把持部に、燃料集合体本体における燃料棒の配置方向に関する基準方向の識別用の識別部を施す。
【0023】
請求項6の発明では、請求項5の発明の燃料集合体において、識別部として、把持部の表面に燃料集合体番号を表記する。
【0024】
請求項7の発明では、請求項1乃至6のうちの少なくとも1項の発明の燃料集合体を、軸方向が水平になるように装荷する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0026】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1から図5を用いて説明する。
【0027】
図1は第1の実施の形態に係る燃料集合体の一例を示す斜視図、図2は第1の実施の形態に係る燃料集合体の正断面図、図3は図1に示す燃料集合体のA−A断面図である。
【0028】
すなわち、本実施の形態に係る燃料集合体1は、燃料装填部2と、前方反射体3と、支持部4と、後方反射体5と、遮蔽体6と、把持部7とを備えている。
【0029】
燃料装填部2は、図3にその断面を示すように、例えば鉛や鉛合金製の金属からなる柱状(本例では正六角柱状)構造体13に、軸方向とほぼ平行に穿孔され設けられた複数の挿入用穴に、核燃料物質が充填された少なくとも1本の長尺の燃料棒10と、核燃料物質の核分裂反応により発生する熱を冷却する冷却材を流通させる少なくとも1本の長尺の冷却材用中空管11とを挿入して構成する。また、これらの挿入用穴に、核分裂反応のデータを取得する計測手段12を挿入しても良い。
【0030】
なお、図3に示すように、本実施の形態では断面形状が正六角形の燃料集合体1を用いて説明しているが、本発明の燃料集合体の断面形状は、それに限るものではない。たとえば、現状の商業用軽水炉で用いられている正方格子断面の燃料集合体であっても良い。
【0031】
前方反射体3および後方反射体5は、燃料装填部2における核分裂反応で発生した中性子を燃料装填部2側に反射させて、燃料装填部2から燃料装填部2外への中性子のリークを低減させるものであり、燃料装填部2の前部および後部にそれぞれ備えている。前方反射体3および後方反射体5には、例えばSUSを用いる。
【0032】
前方反射体3の前端部には、溶接等により支持部4を接続している。この支持部4は、燃料集合体1を横置き状態で炉心に装荷する場合に、炉心の燃料集合体挿入方向側の前方支持盤18に備えられた支持穴19に装着されることによって、炉心内で燃料集合体1を固定し、重量を前方で支持する。
【0033】
この支持部4の長さは、支持穴19の深さよりも長くなっており、支持部4が支持穴19に装着された状態では、前方支持盤18と前方反射体3との間に間隙17が形成されるようにしている。また、この前方反射体3は、冷却材用中空管11を挿入させる挿入用穴15を備えている。
【0034】
一方、後方反射体5には、溶接等により遮蔽体6を接続している。この遮蔽体6は、例えば鉛が用いられ、放射化された燃料棒10自身、燃料棒10に充填された核燃料物質、核燃料物質による核分裂反応、核分裂反応により生成した物質(FP)および超ウラン元素(TRU)から放出される放射線を遮蔽する。また、この後方反射体5と遮蔽体6とは、冷却材用中空管11を挿入させる挿入用穴14と、計測手段12を挿入する穴とを備えている。
【0035】
燃料集合体1は、炉心に横置きで装荷された状態では、この後方反射体5と遮蔽体6とは炉心の後方支持盤16に載せられ、重量を後方でも支持されるようにしている。
【0036】
更に、遮蔽体6には、溶接等により、把持部であるハンドル7を接続している。
【0037】
このハンドル7によって、作業員は、手作業等で燃料集合体1を炉心へ装荷したり、逆に炉心から取り出したりするようにしている。
【0038】
図4は、ハンドルの一例を示す斜視図である。
【0039】
図4に示すように、このハンドル7は、片側が膨らんだ左右非対称形状としており、この膨らんだ方向を燃料集合体1の左方向とすることにより、燃料集合体1における燃料棒10の配置方向に関する基準を識別できるようにしている。
【0040】
また、図5は、ハンドルの変形例を示す斜視図である。
【0041】
図5に示すように、このハンドル7は、左右対称形状であるが、燃料集合体1における燃料棒10の配置方向に関する基準を識別する識別部として、表面に燃料集合体番号20を刻印等により表記しており、この燃料集合体番号20を参照することにより、燃料集合体1の基準方向を識別できるようにしている。
【0042】
なお、このような識別部は、これに限られるものではなく、実質的に燃料棒10の配置方向を識別することができる構成であれば良い。
【0043】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る燃料集合体の作用について説明する。
【0044】
図3に示すように、本実施の形態に係る燃料集合体1の断面は、対称形状となっているが、ハンドル7の形状やハンドル7に表記された燃料集合体番号20の方向によって、作業者により燃料棒10の配置方向に関する基準方向が認識される。
【0045】
また、本実施の形態に係る燃料集合体1は、燃料装填部2が、金属性の柱状構造体13からなり、この柱状構造体13の軸方向とほぼ平行に穿孔され設けられた複数の挿入用穴に、燃料棒10と冷却材用中空管11とを挿入した堅固な構成である。したがって、燃料集合体1を冷却することができるとともに、水平に設置することによって撓むことがない。
【0046】
さらに、この燃料集合体1は、後端部に遮蔽体6を備えており、これによって放射線が遮蔽される。この遮蔽体6は、計測手段12が挿入される穴が設けられているので、遮蔽体6を取り除くこと無く、計測手段12の挿入や交換がなされる。
【0047】
上述したように、本実施の形態に係る燃料集合体1は、上記のような作用により、燃料棒10の配置方向に関する基準方向を正しく認識できる構成であるとともに、支持部4によって、炉心内の所定の場所に固定することができる。
【0048】
また、それぞれの燃料集合体1を個別に重量を支持するために、他の燃料集合体1の重量が積み上げられないので、撓むこともなく、かつ、核分裂で発生したエネルギーを除去することができる。
【0049】
さらに、遮蔽体6によって、燃料棒10から放出される放射線を遮蔽することができるとともに、この遮蔽体6を取り外すことなく、計測手段12の挿入や交換を行なうことができる。
【0050】
これらの結果、発熱を伴う横置き型炉心に装荷するのに最適で優れた燃料集合体を実現することが可能となる。
【0051】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図6を用いて説明する。
【0052】
図6は、第1の実施の形態に係る燃料集合体が装荷されてなる、第2の実施の形態に係る炉心の一例を示す概念図である。
【0053】
すなわち、本実施の形態に係る炉心30は、前方支持盤18と後方支持盤16との間に燃料集合体1を横置きに装荷する横置き型の炉心30である。この炉心30では、複数の支持体31が、前方支持盤18と後方支持盤16とを、互いの間隔が一定でかつ互いの面が平行になるように支持している。
【0054】
後方支持盤16は、燃料集合体1の断面形状をした燃料装荷口32を複数備えており、ここから燃料集合体1が、前方支持盤18方向に押し入れられ装荷されるようになっている。また、後方支持盤16及び燃料収納器70は燃料集合体1の断面を積み重ねた構造で周りを囲みこむことにより、燃料集合体1の重量及び垂直方向の動きを支持できる構造を有しており、装荷されている途中の燃料集合体1が、後方支持盤16と前方支持盤18との間で下方に傾くことなく、前方支持盤18の支持穴19に水平に押し入れられるようにしている。
【0055】
次に、以上のように構成した本実施の形態に係る炉心の作用について説明する。
【0056】
燃料収納器70に収納されている燃料集合体1は、作業員がハンドル7を用いて押し入れることによって、所定の燃料装荷口32から炉心30内に装荷される。
【0057】
図3に示すように、この燃料集合体1の断面は、対称形状となっているが、ハンドル7の形状や燃料集合体番号20の表記等の識別部によって作業者によって、燃料棒10の配置方向に関する基準方向が認識され、上下左右方向の誤りがあることなく、正しく炉心30内に押し入れられる。
【0058】
後方支持盤16と燃料収納器70とは燃料集合体1の周りを囲む構造となっているので、装荷されている途中の燃料集合体1は、後方支持盤16と前方支持盤18との間で下方に傾くことなく、前方支持盤18に設けられた所定の支持穴19に支持部4が挿入されるまで水平に移動し、これによって1体の燃料集合体1の装荷が行われる。
【0059】
このような作業を繰り返して、所定体数の燃料集合体1を装荷することにより炉心30が完成する。
【0060】
このような横置き型の炉心30では、後方支持盤16の後方から水やガスなどの冷却材を供給することにより、炉心30に装荷されたおのおのの燃料集合体1には、遮蔽体6を貫通している冷却材用中空管11の挿入用穴14より冷却材が供給される。
【0061】
さらに、このようにして供給された冷却材が、冷却材用中空管11内を後方支持盤16側から前方支持盤18方向に向かって流通することによって、燃料集合体1が冷却される。このように燃料集合体1を冷却した後の冷却材は、前方反射体3を貫通している冷却材用中空管11の挿入用穴15より流出される。また、逆に、前方反射体3から冷却材を流入させても良い。
【0062】
一方、支持部4の長さは、支持穴19の深さよりも長いことから、前方支持盤18と前方反射体3との間に間隙17が形成される。冷却材用中空管11内を流通する冷却材は、挿入用穴15からこの間隙17に解放されることにより、十分な流速が確保され、優れた除熱効率が得られる。
【0063】
また、この燃料集合体1は、後端部に遮蔽体6を備えており、これによって放射化された燃料棒10自身、燃料棒10に充填された核燃料物質、核燃料物質による核分裂反応、核分裂反応により生成した物質(FP)および超ウラン元素(TRU)から放出される放射線が遮蔽される。
【0064】
さらに、本実施の形態に係る炉心30は、炉心30の後方一面に亘って、遮蔽壁が形成されることになるため、炉心30を運転している途中においても作業員によるアクセスが可能とされる。例えば、炉心30の運転中であっても、作業員は後方支持盤16の後方であれば、作業をできるようになる。
【0065】
また、本実施の形態に係る燃料集合体1は、計測手段12が遮蔽体6に設けられた穴から直接挿入できるようになっているので、運転の途中においても計測装置12を交換することが可能となる。
【0066】
上述したように、本実施の形態に係る炉心30においては、上記のような作用により、燃料集合体1を正しい方向で、かつ、人間の力により装荷することができる。
【0067】
後方支持盤16と燃料収納器70とは、燃料集合体1の周りを取り囲む構造となっているので、装荷途中の燃料集合体1を、後方支持盤16と前方支持盤18との間で下方に傾かせることなく、前方支持盤18に設けられた所定の支持穴19に支持部4が挿入されるまで水平に移動させ、装荷を完了することができる。
【0068】
また、前方支持盤18と前方反射体3との間に間隙17が形成されることから、冷却材用中空管11内を流れる冷却材の流速を十分に確保でき、もって、優れた除熱効率を実現することができる。
【0069】
さらに、本実施の形態に係る炉心30は、炉心30の後方一面に亘って、遮蔽壁が形成されるので、炉心30を運転している途中においても作業員は、炉心30後方で作業することができる。
【0070】
これらの結果、この燃料集合体1を横置きに装荷して、発熱を伴う運転を行なうことが可能な炉心を実現することができる。
【0071】
以上、本発明の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の燃料集合体によれば、冷却材が流通する流路を確保するとともに、1体毎に重量を支持し、撓むことのない燃料集合体を実現することができる。
【0073】
また、本発明の炉心によれば、この燃料集合体を横置きに装荷して、燃料集合体を積み重ねることなく、発熱を伴う運転を可能とした炉心を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る燃料集合体の一例を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係る燃料集合体の正断面図。
【図3】図1に示す燃料集合体のA−A断面図。
【図4】ハンドルの一例を示す斜視図。
【図5】ハンドルの変形例を示す斜視図。
【図6】第1の実施の形態に係る燃料集合体が装荷されてなる、第2の実施の形態に係る炉心の一例を示す概念図。
【図7】この種の従来から用いられている縦置き型実験炉の燃料装荷方法の一例を示す概念図。
【図8】この種の従来から用いられている横置き型実験炉の燃料装荷方法の一例を示す概念図。
【図9】縦置き型実験炉に装荷される燃料集合体の一例を示す概要図。
【符号の説明】
1…燃料集合体、
2…燃料装填部、
3…前方反射体、
4…支持部、
5…後方反射体、
6…遮蔽体、
7…ハンドル、
10…燃料棒、
11…冷却材用中空管、
12…計測手段、
13…柱状構造体、
14、15…挿入用穴、
16…後方支持盤、
17…間隙、
18…前方支持盤、
19…支持穴、
20…燃料集合体番号、
30…炉心、
31…支持体、
32…燃料装荷口。
70…燃料収納器。
Claims (7)
- 柱状構造体に、その軸方向とほぼ平行に複数の挿入用穴を穿孔し、
この挿入用穴に、核燃料物質が充填された少なくとも1本の燃料棒と、前記核燃料物質の核分裂反応により発生する熱を冷却する冷却材を流通させる少なくとも1本の中空管とを挿入し、
前記柱状構造体の軸方向が炉心内でほぼ水平となるように前記炉心に前記柱状構造体を挿入して装荷する場合に、前記炉心内の前記柱状構造体の挿入方向前方側に設けられた支持穴に装着されて前記炉心内に固定される支持部を、前記柱状構造体の挿入方向前端部に備えたことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1に記載の燃料集合体において、
前記燃料棒から放出される放射線を遮蔽する遮蔽体を、前記柱状構造体の挿入方向後端部に備えたことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料集合体において、
前記複数の挿入用穴のいずれかに、前記核分裂反応のデータを取得する計測手段を挿入したことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項3に記載の燃料集合体において、
燃料集合体本体の前記炉心への装荷、および前記炉心からの取出し用の把持部を、前記遮蔽体に備えたことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項4に記載の燃料集合体において、
前記把持部に、燃料集合体本体における燃料棒の配置方向に関する基準方向の識別用の識別部を施したことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項5に記載の燃料集合体において、
前記識別部として、前記把持部の表面に燃料集合体番号を表記したことを特徴とする燃料集合体。 - 請求項1乃至6のうちの少なくとも1項に記載の燃料集合体を、前記軸方向が水平になるように装荷してなる炉心。
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