JP3545189B2 - 半導体記憶装置のメモリセル試験方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体記憶装置の試験方法に関し、詳しくは半導体記憶装置に於て動作不良の欠陥セルを検出する試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
DRAM(dynamic random access memory)やSDRAM(synchronous DRAM)等の半導体記憶装置は、縦横に配列状に並べられたメモリセルにデータを記憶する。このような半導体記憶装置に於ては、製造元で各セルの動作に関して試験を行い、不良動作を示す欠陥セルを取り除くか或いは製品を不良としてリジェクトする必要がある。一般にセルの動作を試験するためには、データをセルに書き込んで、その後セルからデータを読み出して、書き込んだデータと同一のデータが読み出されたか否かをチェックする。
【0003】
欠陥セルが示す不良動作には幾つか種類があるが、ある種の欠陥セルは、そのセル自体へのライト動作及びリード動作では不良動作を示さないが、そのセルに対するワード線を長時間活性化(選択)すると、周辺の非欠陥セルのデータが反転されてしまうという不良動作を示す。
図12は、このような欠陥セルの不良動作を説明するための図である。
【0004】
容量から構成されるセル203にデータ”1”を書き込む場合には、ワード線WL1を選択活性化してHIGHにすると、センスアンプ回路200に格納されたデータ”1”が、ビット線BL1及びトランジスタ201を介してセル203に記憶される。セル203にデータ”1”が記憶された状態で、ワード線WL2を選択活性化してHIGHにし、例えばデータ”0”を、ビット線BL2及びトランジスタ202を介してセル204に記憶させる。セル204からデータを読み出すためには、ワード線WL2を選択活性化してHIGHにし、トランジスタ202及びビット線BL2を介して、センスアンプ回路200にデータを読み出す。
【0005】
このようにセル203にデータ”1”が記憶された状態で、セル204に対するデータ書き込み/読み出しのためにワード線WL2の活性化及び非活性化を繰り返し、ワード線WL2を長時間活性化させると、セル203のデータが”0”に変化してしまう現象がある。これはセル204のピンホール欠陥のために生じると考えられている。
【0006】
図13は、半導体記憶装置に於て上記のようなセル欠陥を試験する従来の方法を示すフローチャートである。
ステップS1に於て、試験を行うアドレスを初期値に設定する。
ステップS2に於て、指定アドレスに対応するワード線を中心としてワード線7本を1セットとし、上位3本に対応する全てのセルに”1”を書き込み、中央のワード線に対応する全てのセルに”0”を書き込み、下位3本に対応する全てのセルに”1”を書き込む。この中央のワード線を、図13ではディスターブWLと称する。
【0007】
ステップS3に於て、中央のワード線を選択活性化する。
ステップS4に於て、中央のワード線を非活性化する。
ステップS5に於て、セルに対するリフレッシュ動作の間隔であるtREF時間経過したか否かを判定する。例えばリフレッシュ時間tREFは、65.6msである。ここでtREF時間経過したことを調べるのは、リフレッシュ時間tREFが経過しても不良動作によるデータ変化が起こらなければ、それ以上の長時間に対する動作を試験しなくても、半導体記憶装置の動作上問題がないと判断できるからである。またステップS3及びS4に於て、中央のワード線の選択活性化・非活性化を繰り返すのは、一般にワード線の活性化状態を持続できる時間が限られているためであり、仮にワード線を持続的に活性化できるのであればそれでかまわない。
【0008】
ステップS6に於て、上記7本のワード線の全てのセルをリードする。
ステップS7に於て、読み出されたデータが最初に書き込んだデータと一致するか否かを判定する。一致しない場合にはステップS8に進み、データ不一致をもたらしたセルを欠陥セルと判断して製品をリジェクトする。全てのデータが一致する場合には、ステップS9に進む。
【0009】
ステップS9に於て、アドレスを一つ進め、活性化する中央のワード線を一本進める。
ステップS10に於て、最終ワード線まで試験が終了したか否かを判定する。YESの場合には、ステップS11に於いて製品を良品と判断する。NOの場合には、ステップS2に戻り、上記処理を繰り返す。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図13の従来の方法に於ては、セル欠陥を試験するために、各ワード線に対して少なくとも65.6msの時間がかかることになる。例えば256MbitのSDRAMに於てワード線本数が1バンク辺り8192本有り、全部で4つのバンクが設けられているとすると、4x8192x65.6msで35分49秒の時間が試験に必要になる。
【0011】
なおここで図13のステップS2或いはステップS6に要する時間は、一つのセルに対するリード或いはライト動作が100nsかかり、各ワード線辺り256個のセルが存在するとすると、100[ ns] x256[ 個] x7[ 本] で179.2μsである。リフレッシュ時間tREFが65.6msであるのと比較すれば、ステップS2或いはS6に要する時間は殆ど無視できる。
【0012】
このように従来の方法に於ては、中央のワード線を活性化させて周辺セルへの影響を調べるために必要な時間が長く、試験時間が膨大になるという問題があった。
従って本発明の目的は、半導体記憶装置に於いて短時間で欠陥セルを検出する試験方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に於ては、ワード線多重選択機能を有した半導体記憶装置のメモリセル欠陥を試験する方法は、a)複数のワード線を多重させて順次活性化し、b)該複数のワード線の周囲のワード線のメモリセルに於いてデータが変化したか否かを判定する各段階を含むことを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明に於ては、請求項1記載の方法に於て、前記段階b)は、b1)前記複数のワード線を多重させて順次活性化する前に前記周囲のワード線のメモリセルに対して所定のデータを書き込み、b2)該複数のワード線を多重させて順次活性化した後に該周囲のワード線のメモリセルからデータを読み出し、b3)書き込んだデータと読み出したデータが一致するか否かを判定する各段階を含むことを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明に於ては、請求項1記載の方法に於て、前記段階a)は、前記複数のワード線を多重させて順次活性化する段階と同時に非活性化する段階とを繰り返すことを特徴とする。
請求項4の発明に於ては、請求項3記載の方法に於て、前記段階a)はメモリセルに対するリフレッシュ周期に略等しい時間間隔だけ実行されることを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明に於ては、請求項4記載の方法に於て、前記段階a)は、a1)あるバンクに於て複数のワード線を多重させて順次活性化し、a2)段階a1)を複数のバンクに対して順次実行し、a3)前記段階a2)の後にあるバンクに於いて該複数のワード線を同時に非活性化し、a4)段階a3)を該複数のバンクに対して順次実行する各段階を含むことを特徴とする。
【0017】
請求項6の発明に於ては、請求項1記載の方法に於て、前記段階a)は、前記複数のワード線に加えて少なくとも1本の冗長ワード線を多重させて活性化する段階を含むことを特徴とする。
請求項7の発明に於ては、ワード線多重選択機能を有した半導体記憶装置のメモリセル欠陥をテスターに試験させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記憶媒体に於いて、該プログラムは、複数のワード線を多重させて順次活性化する活性化プログラムコード手段と、該複数のワード線の周囲のワード線のメモリセルに於いてデータが変化したか否かを判定する判定プログラムコード手段を含むことを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明に於ては、請求項7記載の記憶媒体に於て、前記判定プログラムコード手段は、前記複数のワード線を多重させて順次活性化する前に前記周囲のワード線のメモリセルに対して所定のデータを書き込むプログラムコード手段と、該複数のワード線を多重させて順次活性化した後に該周囲のワード線のメモリセルからデータを読み出すプログラムコード手段と、書き込んだデータと読み出したデータが一致するか否かを判定するプログラムコード手段を含むことを特徴とする。
【0019】
請求項9の発明に於ては、請求項8記載の記憶媒体に於て、前記活性化プログラムコード手段は、前記複数のワード線を多重させて順次活性化する第1の動作と該複数のワード線を同時に非活性化する第2の動作とを繰り返すことを特徴とする。
請求項10の発明に於ては、請求項9記載の記憶媒体に於て、前記活性化プログラムコード手段は、メモリセルに対するリフレッシュ周期に略等しい時間間隔だけ前記第1の動作及び前記第2の動作を繰り返すことを特徴とする。
【0020】
請求項11の発明に於ては、請求項10記載の記憶媒体に於て、前記活性化プログラムコード手段は、あるバンクに於て複数のワード線を多重させて順次活性化する動作を複数のバンクに対して順次実行するプログラムコード手段と、該第1のプログラムコード手段が実行された後に、あるバンクに於いて該複数のワード線を同時に非活性化する動作を該複数のバンクに対して順次実行するプログラムコード手段を含むことを特徴とする。
【0021】
請求項12の発明に於ては、請求項7記載の記憶媒体に於て、前記活性化プログラムコード手段は、前記複数のワード線に加えて少なくとも1本の冗長ワード線を多重させて活性化するプログラムコード手段を含むことを特徴とする。
請求項1及び7の発明に於ては、あるワード線を活性化してその周囲のワード線のメモリセルのデータが影響を受けるか否かを判断する際に、半導体記憶装置のワード線多重選択機能を利用して複数のワード線を多重して順次活性化するので、欠陥セル検出試験に要する時間を大幅に短縮することが出来る。
【0022】
請求項2及び8の発明に於ては、同時に選択活性化されるワード線の周囲のワード線のメモリセルに予めデータを書き込んでおき、ワード線を多重して順次活性化した後に、メモリセルからデータを読み出して、活性化の前後でデータ変化があったか否かを容易に判定することが出来る。
請求項3及び9の発明に於ては、ワード線の連続活性化時間に制限がある場合であっても、ワード線の活性化及び非活性化を繰り返すことで、ワード線が活性化されている時間を累積的に長くすることが出来る。
【0023】
請求項4及び10の発明に於ては、ワード線の活性化・非活性化を繰り返す時間は、リフレッシュ周期に略等しい時間間隔だけ実行される。リフレッシュ周期に等しい時間が経過してもセルの不良動作が検出されなければ、通常の動作上何等問題がないので、必要最低限の時間だけをかけて試験を実行することが可能になる。
【0024】
請求項5及び11の発明に於ては、複数のバンクに対してワード線活性化及びワード線非活性化をバンクインターリーブさせて実行するので、セル欠陥を検出する試験に要する時間を更に短縮することが出来る。
請求項6及び12の発明に於いては、リアルセルに対するワード線に対してと同様に、冗長セルに対する冗長ワード線に対しても多重選択活性化を行う。従って、リアルセルだけでなく冗長セルをも含めた試験を、短時間で実行することが出来る。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を添付の図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明による欠陥セルを検出する試験方法を実行するシステムの構成図である。
図1のシステムは、テスター本体10、テストヘッド11、コンピュータ12、記憶装置13、及びモデム14を含む。テスター本体10は、プロセッサ、RAM、ROM等を含む処理装置であり、入出力端子を備えたテストヘッド11に装着された半導体記憶装置MDに対するテストを実行する。テスター本体10の動作は、パーソナルコンピュータ或いはワークステーション等のコンピュータ12によって制御される。
【0026】
コンピュータ12は、記憶装置13或いはモデム14から、本発明による欠陥セル検出用の試験方法のプログラムを受け取る。即ち記憶装置13は、本発明による試験方法を記録したフロッピーディスクやCD−ROM等の記録媒体MMから、欠陥セル検出用の試験方法のプログラムを読み取ってコンピュータ12に供給する。モデム14は、本発明による試験方法を記録した外部記録媒体に通信回線CLを介してアクセスして、欠陥セル検出用の試験方法のプログラムをコンピュータ12に供給する。
【0027】
コンピュータ12及びテスター本体10は、欠陥セル検出用の試験方法のプログラムに基づいて、半導体記憶装置MDに不良動作を行う欠陥セルが有るか否かを試験する。図1のシステムの構成そのものは従来技術の範囲内であり、その詳細な説明は省略する。但し本発明の欠陥セル検出用の試験方法に於ては、測定対象とする半導体記憶装置MDに、複数のワード線を同時に活性化する多重ワード線活性化機能が設けられる。
【0028】
図2は、半導体記憶装置MDの構成を示すブロック図である。
図2の半導体記憶装置MDは、クロックバッファ101、コマンドデコーダ102、アドレスバッファ103、I/Oデータバッファ104、制御信号ラッチ105、モードレジスタ106、コラムアドレスカウンタ107、複数のバンク108、テストモード判定回路109、テストモードデコーダ110、ワード線多重選択ユニット111、及び冗長WL選択ユニット112を含む。バンク108は、コラムデコーダ121、ワードデコーダ122、センスアンプ・データ入出力ゲート123、及びメモリセルアレイ124を含む。
【0029】
クロックバッファ101は、クロック信号CLKを受け取り、同期信号としてコマンドデコーダ102、アドレスバッファ103、及びI/Oデータバッファ104に供給する。また更にクロックバッファ101は、動作制御のための同期信号を内部回路に供給する。
コマンドデコーダ102は、コントロール信号/CS(chip select )、/RAS(row address strobe)、/CAS(column address strobe )、及び/WE(write enable)を受け取りデコードする。コマンドデコーダ102は、コントロール信号のデコード結果を、制御信号ラッチ105及びモードレジスタ106に供給する。制御信号ラッチ105は、コマンドデコーダ102からのデコード結果をラッチして、このラッチされた内容に基づいてバンク108が制御される。
【0030】
アドレスバッファ103は、アドレス信号A0乃至A12及びBA0及びBA1を受け取り、モードレジスタ106、コラムアドレスカウンタ107、及びバンク108にアドレスデータを供給する。図に示されるようにバンク108は、例えば4つ設けられており、バンクアドレスBA0及びBA1によって一つのバンクが選択される。
【0031】
モードレジスタ106は、一般にCASレイテンシやバースト長等のパラメータを格納するレジスタであり、レジスタに対する書き込み指令はコントロール信号でなされ、書き込み内容はアドレスデータで指定される。
コラムアドレスカウンタ107は、同一のローアドレス上の連続したコラムアドレスにアクセスする場合に、連続したコラムアドレスを順次生成し、バンク108に供給する。
【0032】
各バンク108に於て、ワードデコーダ122は、供給されたローアドレスで指定されるメモリセルのデータをメモリセルアレイ124から読み出し、センスアンプ・データ入出力ゲート123のセンスアンプに取り込む。コラムデコーダ121は、センスアンプ・データ入出力ゲート123のデータ入出力ゲートを開くことによって、供給されたコラムアドレスに対応するセンスアンプのデータをI/Oデータバッファ104に供給する。データ書き込みの場合は、上記動作とは逆の動作が行われる。
【0033】
I/Oデータバッファ104は、データ信号DQ0乃至DQ31を入出力するためのバッファである。
テストモード判定回路109は、コマンドデコーダ102からのデコード結果と、アドレスバッファ103からのアドレス信号と、信号/CKEとを受け取り、テスト動作モードであるか通常動作モードであるかを判定する。具体的には例えば、コントロール信号/RAS、/CAS、/WE、及び/CSが全てLOWであり、かつ信号/CKEとしてスーパーハイ即ち動作電圧VCCよりも高い電圧が与えられたときに、テスト動作モードであると判定する。
【0034】
テストモードデコーダ110は、テストモード判定回路109がテスト動作モードであると判定するときに、アドレスバッファ103からのアドレス信号をデコードする。ここでアドレス信号のビットパターンによって、テスト動作のテスト内容を指定することが出来る。テストモードデコーダ110は、デコード結果を制御信号として、ワード線多重選択ユニット111や冗長WL選択ユニット112等のテストユニットに供給する。このようにして、アドレス信号によってテストの内容を指定し、それに応じて例えば、ワード線多重選択ユニット111を用いてワード線多重選択によるテスト動作を制御することが出来る。ワード線多重選択ユニット111は、ワード線多重選択テストが指定されると、ワード線多重選択を可能にするテスト信号TESTを出力する(アクティブにする)。
【0035】
通常のDRAMに於ては、各バンク108のワードデコーダ122がローアドレスをラッチするローアドレスラッチを一つだけ備えており、各バンク108に於て一本のワード線を選択することしか出来ない。
本発明に於ては、ワードデコーダ122が、各ワード線毎に当該ワード線が選択されたか否かを示すラッチを備えており、メモリセル検査時には複数のワード線を選択活性化することが出来る。
【0036】
図3は、図2のワードデコーダ122の一部を示すブロック図である。図2のワードデコーダ122は、図3に示される構成以外の例えばアドレスデコード部分は従来技術の構成と同様であり、図3は本発明に関する部分のみを示す。
図3のワードデコーダ122の関連部分は、タイミング制御ユニット31、冗長選択ユニット32、冗長ワードドライバ33、及び複数のワードドライバ34を含む。
【0037】
タイミング制御ユニット31は、バンクアドレスデコード信号、タイミング信号、及びテスト信号TESTを受け取る。バンクアドレスデコード信号及びタイミング信号は、従来技術で用いられるのと同一の信号である。バンクアドレスデコード信号は、当該バンクが選択されたときにHIGHになる。テスト信号TESTは、ワード線多重選択テストが指定されると、メモリセル検査を示すものとしてHIGHになる。またタイミング信号は、ワード線を活性化するタイミングを指示する信号である。タイミング制御ユニット31は、当該バンクが選択されると、ワード線を活性化するタイミングを指示するタイミング信号を冗長選択ユニット32に供給する。
【0038】
冗長選択ユニット32は、冗長選択信号がHIGHの場合、タイミング制御ユニット31からのタイミングパルスを冗長ワードドライバ33に供給し、冗長選択信号がLOWの場合、タイミング制御ユニット31からのタイミングパルスを複数のワードドライバ34に供給する。冗長ワードドライバ33は、不良なメモリセルに対する代替メモリセル(冗長メモリセル)をアクセスするためのワードドライバである。不良なメモリセルへのアクセスが試みられるときには、従来技術と同一の冗長選択信号によって、冗長選択ユニット32がアクセス先を冗長ワードドライバ33の冗長メモリセルに切り替える。
【0039】
冗長ワードドライバ33及び複数のワードドライバ34は、各々が1ビットのラッチを備えており、当該ローアドレスが選択されると、リセットされるまで出力であるワード線を活性状態に保つ。冗長ワードドライバ33は、冗長選択信号がHIGHの時にタイミングパルスが供給されると、ワード線を活性状態にする。ワードドライバ34は、ローアドレスデコード信号RADがHIGHの時にタイミングパルスが供給されると、ワード線を活性状態にする。ローアドレスデコード信号RADは、デコードされたローアドレスを示す信号であり、選択されたローアドレスに対応する一つだけがHIGHになる。
【0040】
図4は、タイミング制御ユニット31及び冗長選択ユニット32の回路構成を示す回路図である。
タイミング制御ユニット31は、NAND回路41乃至43、遅延素子44、OR回路45、及びインバータ46を含む。バンクアドレスデコード信号及びテスト信号TESTがHIGHの状態で、タイミング信号のHIGHパルスが到来すると、NAND回路41の出力はLOWとなる。従って、インバータ46を介してHIGHパルスが冗長選択ユニット32に供給される。
【0041】
またリセット信号RSTは通常HIGHであり、NAND回路41の出力がLOWとなることで、NAND回路42及び43から構成されるラッチはHIGH出力をラッチする。ラッチのHIGH出力信号は、遅延素子44で遅延され、インバータ47を介してLOW信号としてOR回路45に供給される。従って、テスト信号TESTがLOWでメモリセル検査時ではない通常動作の場合は、タイミング信号が一度入力されるとOR回路45の出力はLOWとなるので、それ以降のタイミング信号のHIGHパルスは、NAND回路41を通過しない。これによって、通常動作時にワード線が一本以上同時に選択されることを、避けることが出来る。即ちワード線の多重選択を回避することが出来る。
【0042】
通常動作時にリセット信号RSTがLOWになると、NAND回路42及び43から構成されるラッチはLOW出力をラッチする。従ってインバータ47からOR回路45への入力はHIGHとなり、NAND回路41は次のタイミング信号のHIGHパルスを通過させる。このリセット信号RSTは、プリチャージコマンドを半導体記憶装置MDに入力することによってLOWになる信号であり、ローアクセスが完了した後にプリチャージ動作等のリセット動作の実行を指示するものである。
【0043】
テスト動作時には、テスト信号TESTがHIGHであるので、一本以上のワード線選択を防ぐフィードバックループの働きが無効にされ、NAND回路41はタイミング信号のHIGHパルスを全て通過させることが出来る。
冗長選択ユニット32は、AND回路51、NOR回路52、及びインバータ53を含む。冗長選択信号がHIGHの場合は、NOR回路52の出力は常にLOWであり、またAND回路51の出力はタイミング制御ユニット31から供給されるHIGHパルスとなる。逆に選択信号がLOWの場合は、AND回路51の出力は常にLOWであり、またNOR回路52の出力はタイミング制御ユニット31から供給されるHIGHパルスとなる。AND回路51の出力が冗長ワードドライバ33に供給され、NOR回路52の出力がワードドライバ34に供給される。
【0044】
図5は、冗長ワードドライバ33及びワードドライバ34の回路構成を示す回路図である。図5のワードドライバ34(或いは冗長ワードドライバ33)は、デコード部61、ラッチ62、リセット用NMOSトランジスタ63、及びインバータ64及び65を含む。デコード部61は、ローアドレスデコード信号RAD及びタイミング信号がHIGHになったときに、ラッチ62の入力をLOWにする。ラッチ62は、このLOW入力でHIGH出力をラッチする。ラッチ62のHIGH出力は、ワード線駆動用のインバータ64及び65を介して、ワード線に供給される。
【0045】
デコード部61は、NMOSトランジスタ71及び72を含む。またラッチ62は、PMOSトランジスタ73及び74と、NMOSトランジスタ75及び76を含む。これらのトランジスタによって上記動作を実現することが出来る。
図5に示されるワードドライバは、一度選択されると、リセット信号WRSTがHIGHになりリセットされるまで、ワード線にHIGHレベルの電位を出力し続ける。これによって、メモリセル検査時に複数のワード線を同時に活性化することが可能となる。なおリセット信号WRSTは、プリチャージ動作に同期してHIGHとなる信号でよい。
【0046】
図6は、複数のワード線を同時に活性化する動作を示すタイミングチャートである。
テストモードを指定するテストコマンドTESTを図2の半導体記憶装置MDに入力した後に、ワード線を活性化するアクティベーションコマンドACTVを複数連続して入力する。各アクティベーションコマンドACTVが入力される度に、クロック信号CLKに同期して、タイミング信号のHIGHパルスが図3のタイミング制御ユニット31に入力される。またアクティベーションコマンドACTVに同期して、ローアドレスRA1乃至RA5を入力する。
【0047】
タイミング制御ユニット31に入力されたHIGHパルスは、冗長ワードドライバ33或いは複数のワードドライバ34に供給される。これによって、ローアドレスRA1乃至RA5に対応する5つのワードドライバが順次選択され、その出力であるワード線WL1乃至WL5が次々にHIGHにされる。HIGHにされたワード線WL1乃至WL5は、プリチャージコマンドPREでリセットされる。
【0048】
以上のようにして、テスト動作時には、複数のワード線を同時に活性化することが可能となる。
図2乃至図5に示される半導体記憶装置MDに対して、図1に示されるシステムを用いて、セル欠陥を検出する試験を実行する。
図7は、本発明によるセル欠陥を検出する試験方法を示すフローチャートである。
【0049】
ステップS1に於いて、試験を行うアドレスを初期値に設定する。
ステップS2に於いて、テストモードにエントリーする。
ステップS3に於いて、ワード線(WL)1本分の全てのセルに”0”を書き込む。
ステップS4に於いて、上記ワード線から8本目のワード線を重複選択(多重選択)する。
【0050】
ステップS5に於いて、上記動作を計32回繰り返す。
ステップS6に於いて、ワード線7本分の全てのセルに”1”を書き込む。
ステップS7に於いて、次のワード線7本分を重複選択する。
ステップS8に於いて、上記動作を計32回繰り返す。
以上の動作によって、テストパターンの書き込みが終了する。
【0051】
図8は、複数のワード線を多重選択活性化する場合の動作を説明する図である。図8に示されるように、ワード線WL1乃至WLnの各々は、セルゲートトランジスタ81のゲート入力に接続される。ワード線WL1乃至WLnのうちの一本が選択活性化されると、選択されたワード線に接続されたセルゲートトランジスタ81が導通される。セルゲートトランジスタ81が導通されると、容量であるメモリセル82に記憶されたデータがビット線BLに読み出される。書き込み動作の場合は逆である。
【0052】
上記ステップS3乃至S8の動作によって、ワード線が256本あるとして、例えば、ワード線WL1、WL9、WL17、・・・、及びWL249の全てのメモリセル82に”0”が書き込まれ、それ以外のワード線に対してはメモリセル82に”1”が書き込まれる。
図7を再び参照して、ステップS9に於て、ディスターブワード線を選択活性化する。
【0053】
ステップS10に於いて、ディスターブワード線から8本目のワード線を重複して選択活性化する。
ステップS11に於いて、上記動作を計32回繰り返す。
ステップS12に於いて、全ワード線を非選択にする。
上記動作によって、図8の例においては、まずワード線WL1、WL9、WL17、・・・、及びWL249の32本のワード線が、重複して順次選択されて活性化され、その後に同時に非活性化されることになる。
【0054】
ステップS13に於いて、セルに対するリフレッシュ動作の間隔であるtREF時間経過したか否かを判定する。例えばリフレッシュ時間tREFは、65.6msである。ここでtREF時間経過したことを調べるのは、リフレッシュ時間tREFが経過しても不良動作によるデータ変化が起こらなければ、それ以上の長時間に対する動作を試験しなくても、半導体記憶装置の動作上問題がないと判断できるからである。またステップS9乃至S12に於て、ワード線の選択活性化・非活性化を繰り返すのは、一般にワード線の活性化状態を持続できる時間が限られているためであり、仮にワード線を持続的に活性化できるのであればそれでかまわない。
【0055】
ステップS14に於いて、256本のワード線の全てのセルをリードする。
ステップS15に於いて、読み出されたデータが最初に書き込んだデータと一致するか否かを判定する。一致しない場合にはステップS16に進み、データ不一致をもたらしたセルを欠陥セルと判断して製品をリジェクトする。全てのデータが一致する場合には、ステップS17に進む。
【0056】
ステップS17に於いて、ディスターブワード線を一本進める。即ち、図8の例に於いては、ワード線WL2、WL10、WL18、・・・、及びWL250が次のディスターブワード線となる。
ステップS18に於いて、選択されたディスターブワード線が8本目か否かを判定する。YESの場合はステップS19に進み、NOの場合はステップS3に戻る。
【0057】
ステップS19に於いて、ワード線が256本からなる次のワード線ブロックに進める。
ステップS20に於いて、試験が終了したブロックが最終ブロックであるか否か、即ち全てのブロックに対して試験が行われたか否かを判定する。YESの場合はステップS21に進み、NOの場合はステップS3に戻る。
【0058】
ステップS21に於いて、テストモードからイグジットする。
ステップS22に於いて、製品を良品と判断する。以上で処理を終了する。
このように周囲のセルに影響がでるか否かを確認するためにワード線の活性化・非活性化を繰り返す処理を、多重ワード線選択機能を利用して複数行のセルアレイブロックに対して同時に実行することで、メモリセル欠陥を検出する試験にかかる時間を短縮することが可能になる。例えば上述のように、ワード線を8本おきに選択活性化して計32本多重選択する場合には、ディスターブ動作に要する時間を1/32に短縮することが出来る。またワード線を例えば4本おきに選択活性化して計64本多重選択すれば、ディスターブ動作に要する時間を1/64に短縮することが可能である。
【0059】
この試験時間を更に削減することが、以下に説明するようにバンクインターリーブ動作を用いることで可能になる。
図2の半導体記憶装置MDに於いて、ワード線を立ち上げてメモリセルアレイ124のメモリセルからのデータをセンスアンプ・データ入出力ゲート123のセンスアンプ列に読み込むためにコマンドACTを入力し、センスアンプ列のデータをセンスアンプ・データ入出力ゲート123のデータ入出力ゲートを介してI/Oデータバッファ104に読み出すためにコマンドREADを入力するとする。またデータ読み出し後に、ビット線をプリチャージすると共にワード線を非活性化するためにコマンドPREを入力するとする。
【0060】
この場合、図4のステップS9に於いては、コマンドACTを入力して、対応したローアドレスを指定することで、ディスターブワード線を選択活性化することになる。またステップS10及びS11に於いて、更なるローアドレスを指定することで、計32本のワード線を多重して選択活性化することになる。更にステップS12に於いては、コマンドPREを入力して、ワード線を非活性化することになる。
【0061】
バンクインターリーブを行う場合には、まず第1のバンク108を選択し、コマンドACTの入力によって、指定された32本のワード線を多重させて順次選択活性化する。次に第2のバンク108を選択し、コマンドACTの入力によって、指定された32本のワード線を多重させて順次選択活性化する。これを第4のバンク108まで実行する。
【0062】
4つのバンク108の全てに於いて多重選択されたワード線を活性化したら、第1のバンク108を選択し、コマンドPREを入力して、選択状態にあるワード線を非活性化させる。次に第2のバンク108を選択し、コマンドPREを入力して、選択状態にあるワード線を非活性化させる。これを第4のバンク108まで実行する。
【0063】
このようにバンクインターリーブでワード線の活性化・非活性化を実行すれば、周囲のセルに影響がでるか否かを確認するためにワード線の活性化・非活性化を繰り返す処理を、更に時間短縮することが出来る。具体的には、この処理時間を、1/バンク数に削減することが出来る。
以下に於いて、冗長セルに対するセル検査をリアルセルに対する検査と同時に行う方法について説明する。
【0064】
図9は、リアルセル及び冗長セルに対するセル検査を説明するための図である。図9は一つのメモリセルブロックを示し、このメモリセルブロックは、256本のワード線WL0乃至WL255及び8本の冗長ワード線RWL0乃至RWL7を含む。リアルセルに欠陥があるときに、ヒューズ切断による結線論理で不良メモリセルを同定して、この不良メモリセルにアクセスが試みられたときには、替わりに冗長セルがアクセスされることになる。
【0065】
図9に於いて、サブワードデコーダ91が選択したワード線のメモリセル(図示せず)とセンスアンプ90との間で、ビット線BLを介してデータ転送が行われる。また同様に、冗長メモリセル(図示せず)をアクセスする場合には、冗長ワードデコーダ92が選択した冗長ワード線のメモリセルとセンスアンプ90との間で、ビット線BLを介してデータ転送が行われる。
【0066】
図10は、リアルセル及び冗長セルの両方に対してセル欠陥を検出する本発明による試験方法を示すフローチャートである。図9を参照しながら、この試験方法について以下に説明する。
ステップS1に於いて、試験を行うアドレスを初期値に設定する。
ステップS2に於いて、ワード線多重選択テストモードにエントリーする。
【0067】
ステップS3に於いて、ワード線(WL)1本分の全てのセルに”0”を書き込む。
ステップS4に於いて、上記ワード線から8本目のワード線を重複選択する。
ステップS5に於いて、上記動作を計32回繰り返す。
ステップS5の後にステップSAに於いて、冗長ワード線を重複選択する。即ち図9に於いて、冗長ワード線RWL0乃至RWL7のうちの一本を、ステップS3乃至S5で多重選択された32本のワード線に加えて、更に選択活性化する。この選択活性化される冗長ワード線は、多重選択されたワード線の最後のものから数えて、8本目の冗長ワード線である。即ち、ワード線WL0、WL8、WL16、・・・、及びWL248が多重選択された場合には、冗長ワード線RWL0が、図9に示されるように更に重複選択される。
【0068】
ステップS6に於いて、ワード線7本分の全てのセルに”1”を書き込む。
ステップS7に於いて、次のワード線7本分を重複選択する。
ステップS8に於いて、上記動作を計32回繰り返す。
ステップS8の後にステップSAに於いて、冗長ワード線を重複選択する。
以上の動作によって、テストパターンの書き込みが終了する。即ち図9の例に於いては、ワード線WL0、WL8、WL16、・・・、及びWL248と冗長ワード線RWL0の全てのメモリセルに”0”が書き込まれ、それ以外のワード線及び冗長ワード線に対しては、メモリセルに”1”が書き込まれる。
【0069】
ステップS9に於て、ディスターブワード線を選択活性化する。
ステップS10に於いて、ディスターブワード線から8本目のワード線を重複して選択活性化する。
ステップS11に於いて、上記動作を計32回繰り返す。
ステップS11の後にステップSAに於いて、冗長ワード線を重複選択する。
これによって指定された冗長ワード線が、ディスターブワード線として選択活性化される。
【0070】
ステップS12に於いて、全ワード線を非選択にする。
上記動作によって、図9の例においては、まずワード線WL0、WL8、WL16、・・・、及びWL248と冗長ワード線RWL0との33本のワード線が重複して選択活性化され、その後に非活性化されることになる。
ステップS13に於いて、セルに対するリフレッシュ動作の間隔であるtREF時間経過したか否かを判定する。例えばリフレッシュ時間tREFは、65.6msである。ここでtREF時間経過したことを調べるのは、リフレッシュ時間tREFが経過しても不良動作によるデータ変化が起こらなければ、それ以上の長時間に対する動作を試験しなくても、半導体記憶装置の動作上問題がないと判断できるからである。
【0071】
ステップS14に於いて、256本のワード線及び8本の冗長ワード線(計264本)の全てのセルをリードする。
ステップS15に於いて、読み出されたデータが最初に書き込んだデータと一致するか否かを判定する。一致しない場合にはステップS16に進み、データ不一致をもたらしたセルを欠陥セルと判断して製品をリジェクトする。全てのデータが一致する場合には、ステップS17に進む。
【0072】
ステップS17に於いて、ディスターブワード線を一本進める。
ステップS18に於いて、選択されたディスターブワード線が8本目か否かを判定する。YESの場合はステップS19に進み、NOの場合はステップS3に戻る。
ステップS19に於いて、ワード線が256本からなる次のワード線ブロックに進める。
【0073】
ステップS20に於いて、試験が終了したブロックが最終ブロックであるか否か、即ち全てのブロックに対して試験が行われたか否かを判定する。YESの場合はステップS21に進み、NOの場合はステップS3に戻る。
ステップS21に於いて、テストモードからイグジットする。
ステップS22に於いて、製品を良品と判断する。以上で処理を終了する。
【0074】
図11は、冗長ワード線を重複選択する処理(図10のステップSA)を示すフローチャートである。
冗長ワード線を重複選択するためには、まずステップSA1に於いて、冗長ワード線選択のテストモードにエントリーする。
図2を参照して説明したように、テストモードデコーダ110は、テストモード判定回路109がテスト動作モードであると判定するときに、アドレスバッファ103からのアドレス信号をデコードする。ここでアドレス信号のビットパターンによって、テスト動作のテスト内容を指定することが出来る。このようにアドレス信号のビットパターンに応じて、ワード線多重選択ユニット111を用いてワード線多重選択によるテスト動作を制御したり、冗長ワード線選択ユニット112を用いて冗長ワード線に対するテスト動作を制御することが出来る。複数のテストモードを同時に使用するときには、順次複数回に分けて各テストモードを指定する。図10のステップS2に於いて既にワード線多重選択テストモードに入っており、上記ステップSA1に於いて、更に冗長ワード線選択テストモードが指定されることになる。
【0075】
ステップSA2に於いて、強制冗長アドレス入力により冗長ワード線を活性化する。具体的には、アクティブコマンドを入力すると共に、強制冗長アドレスを入力することによって、強制的に活性化する冗長ワード線を1本指定する。これによって、指定された冗長ワード線が選択活性化される。
ステップSA3に於いて、冗長ワード線選択テストモードからイグジットする。これで冗長ワード線重複選択の処理を終了する。
【0076】
以上図10及び図11に示された処理によって、8本おきにディスターブ動作を実行するディスターブ検査を、リアルセルに対するワード線に対してだけでなく、冗長セルに対する冗長ワード線をも含めて、同時に実行することが可能になる。
なお上記説明に於いては、8本毎にディスターブワード線を設定する例を説明したが、4本毎等、適当なディスターブワード線間隔で同様のテストを実行できることは言うまでもない。
【0077】
以上、本発明を実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載される範囲内で自由に変形・変更が可能である。
【0078】
【発明の効果】
請求項1及び7の発明に於ては、あるワード線を活性化してその周囲のワード線のメモリセルのデータが影響を受けるか否かを判断する際に、半導体記憶装置のワード線多重選択機能を利用して複数のワード線を多重して順次活性化するので、欠陥セル検出試験に要する時間を大幅に短縮することが出来る。
【0079】
請求項2及び8の発明に於ては、同時に選択活性化されるワード線の周囲のワード線のメモリセルに予めデータを書き込んでおき、ワード線を多重して順次活性化した後に、メモリセルからデータを読み出して、活性化の前後でデータ変化があったか否かを容易に判定することが出来る。
請求項3及び9の発明に於ては、ワード線の連続活性化時間に制限がある場合であっても、ワード線の活性化及び非活性化を繰り返すことで、ワード線が活性化されている時間を累積的に長くすることが出来る。
【0080】
請求項4及び10の発明に於ては、ワード線の活性化・非活性化を繰り返す時間は、リフレッシュ周期に略等しい時間間隔だけ実行される。リフレッシュ周期に等しい時間が経過してもセルの不良動作が検出されなければ、通常の動作上何等問題がないので、必要最低限の時間だけをかけて試験を実行することが可能になる。
【0081】
請求項5及び11の発明に於ては、複数のバンクに対してワード線活性化及びワード線非活性化をバンクインターリーブさせて実行するので、セル欠陥を検出する試験に要する時間を更に短縮することが出来る。
請求項6及び12の発明に於いては、リアルセルに対するワード線に対してと同様に、冗長セルに対する冗長ワード線に対しても多重選択活性化を行う。従って、リアルセルだけでなく冗長セルをも含めた試験を、短時間で実行することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による欠陥セルを検出する試験方法を実行するシステムの構成図である。
【図2】半導体記憶装置MDの構成を示すブロック図である。
【図3】図2のワードデコーダの一部を示すブロック図である。
【図4】図3のタイミング制御ユニット及び冗長選択ユニットの回路構成を示す回路図である。
【図5】図3の冗長ワードドライバ及びワードドライバの回路構成を示す回路図である。
【図6】複数のワード線を同時に活性化する動作を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明によるセル欠陥を検出する試験方法を示すフローチャートである。
【図8】複数のワード線を多重選択活性化する場合の動作を説明する図である。
【図9】リアルセル及び冗長セルに対するセル検査を説明するための図である。
【図10】リアルセル及び冗長セルの両方に対してセル欠陥を検出する本発明による試験方法を示すフローチャートである。
【図11】冗長ワード線を重複選択する処理を示すフローチャートである。
【図12】欠陥セルの不良動作を説明するための図である。
【図13】半導体記憶装置に於てセル欠陥を試験する従来の方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 テスター本体
11 テストヘッド
12 コンピュータ
13 記憶装置
14 モデム
101 クロックバッファ
102 コマンドデコーダ
103 アドレスバッファ
104 I/Oデータバッファ
105 制御信号ラッチ
106 モードレジスタ
107 コラムアドレスカウンタ
108 バンク
109 テストモード判定回路109
110 テストモードデコーダ
111 ワード線多重選択ユニット
112 冗長ワード線選択ユニット
121 コラムデコーダ
122 ワードデコーダ
123 センスアンプ・データ入出力ゲート
124 メモリセルアレイ
Claims (4)
- ワード線多重選択機能を有した半導体記憶装置のメモリセル欠陥を試験する方法であって、該半導体記憶装置は、
タイミングパルスを受け取るタイミング信号ノードと、
リセット信号を受け取るリセット信号ノードと、
該タイミングパルスのタイミングで選択状態をラッチしてワード線の活性化状態を保持し、該リセット信号ノードにリセット信号を受け取るとリセットされるラッチ
を各々が含みワード線に接続される複数のワードドライバと、
通常動作時には1つだけ該タイミングパルスを供給することで一本のワード線を活性状態にし、試験動作時には複数の該タイミングパルスを供給して該複数のワードドライバを一つ以上順次選択して、選択されたワードドライバに対応するワード線を同時に活性状態にする制御回路を含み、
該試験方法は、
a)複数のワード線を多重させて順次活性化し、
b)該複数のワード線の周囲のワード線のメモリセルに於いてデータが変化したか否かを判定する各段階を含み、
前記段階b)は、
b1)前記複数のワード線を多重させて順次活性化する前に前記周囲のワード線のメモリセルに対して所定のデータを書き込み、
b2)該複数のワード線を多重させて順次活性化した後に該周囲のワード線のメモリセルからデータを読み出し、
b3)書き込んだデータと読み出したデータが一致するか否かを判定する
各段階を含み、前記段階a)は、前記複数のワード線を多重させて順次活性化する段階と同時に非活性化する段階とを繰り返すものであり、
a1)あるバンクに於て複数のワード線を多重させて順次活性化し、
a2)段階a1)を複数のバンクに対して順次実行し、
a3)前記段階a2)の後にあるバンクに於いて該複数のワード線を同時に非活性化し、
a4)段階a3)を該複数のバンクに対して順次実行する
各段階を含むことを特徴とする方法。 - ワード線多重選択機能を有した半導体記憶装置のメモリセル欠陥を試験する方法であって、該半導体記憶装置は、
タイミングパルスを受け取るタイミング信号ノードと、
リセット信号を受け取るリセット信号ノードと、
該タイミングパルスのタイミングで選択状態をラッチしてワード線の活性化状態を保持し、該リセット信号ノードにリセット信号を受け取るとリセットされるラッチ
を各々が含みワード線に接続される複数のワードドライバと、
通常動作時には1つだけ該タイミングパルスを供給することで一本のワード線を活性状態にし、試験動作時には複数の該タイミングパルスを供給して該複数のワードドライバを一つ以上順次選択して、選択されたワードドライバに対応するワード線を同時に活性状態にする制御回路を含み、
該試験方法は、
a)複数のワード線を多重させて順次活性化し、
b)該複数のワード線の周囲のワード線のメモリセルに於いてデータが変化したか否かを判定する各段階を含み、
前記段階b)は、
b1)前記複数のワード線を多重させて順次活性化する前に前記周囲のワード線のメモリセルに対して所定のデータを書き込み、
b2)該複数のワード線を多重させて順次活性化した後に該周囲のワード線のメモリセルからデータを読み出し、
b3)書き込んだデータと読み出したデータが一致するか否かを判定する
各段階を含み、前記段階a)は、前記複数のワード線に加えて少なくとも1本の冗長ワード線を多重させて活性化する段階を含むことを特徴とする方法。 - ワード線多重選択機能を有した半導体記憶装置のメモリセル欠陥をテスターに試験させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記憶媒体であって、該半導体記憶装置は、
タイミングパルスを受け取るタイミング信号ノードと、
リセット信号を受け取るリセット信号ノードと、
該タイミングパルスのタイミングで選択状態をラッチしてワード線の活性化状態を保持し、該リセット信号ノードにリセット信号を受け取るとリセットされるラッチ
を各々が含みワード線に接続される複数のワードドライバと、
通常動作時には1つだけ該タイミングパルスを供給することで一本のワード線を活性状態にし、試験動作時には複数の該タイミングパルスを供給して該複数のワードドライバを一つ以上順次選択して、選択されたワードドライバに対応するワード線を同時に活性状態にする制御回路を含み、
該プログラムは、
複数のワード線を多重させて順次活性化する活性化プログラムコード手段と、
該複数のワード線の周囲のワード線のメモリセルに於いてデータが変化したか否かを判定する判定プログラムコード手段を含み、
前記判定プログラムコード手段は、
前記複数のワード線を多重させて順次活性化する前に前記周囲のワード線のメモリセルに対して所定のデータを書き込むプログラムコード手段と、
該複数のワード線を多重させて順次活性化した後に該周囲のワード線のメモリセルからデータを読み出すプログラムコード手段と、
書き込んだデータと読み出したデータが一致するか否かを判定するプログラムコード手段
を含み、前記活性化プログラムコード手段は、前記複数のワード線を多重させて順次活性化する第1の動作と該複数のワード線を同時に非活性化する第2の動作とを繰り返すものであり、
あるバンクに於て複数のワード線を多重させて順次活性化する動作を複数のバンクに対して順次実行する第1のプログラムコード手段と、
該第1のプログラムコード手段が実行された後に、あるバンクに於いて該複数のワード線を同時に非活性化する動作を該複数のバンクに対して順次実行するプログラムコード手段
を含むことを特徴とする記憶媒体。 - ワード線多重選択機能を有した半導体記憶装置のメモリセル欠陥をテスターに試験させるプログラムを記録した機械読み取り可能な記憶媒体であって、該半導体記憶装置は、
タイミングパルスを受け取るタイミング信号ノードと、
リセット信号を受け取るリセット信号ノードと、
該タイミングパルスのタイミングで選択状態をラッチしてワード線の活性化状態を保持し、該リセット信号ノードにリセット信号を受け取るとリセットされるラッチ
を各々が含みワード線に接続される複数のワードドライバと、
通常動作時には1つだけ該タイミングパルスを供給することで一本のワード線を活性状態にし、試験動作時には複数の該タイミングパルスを供給して該複数のワードドライバを一つ以上順次選択して、選択されたワードドライバに対応するワード線を同時に活性状態にする制御回路を含み、
該プログラムは、
複数のワード線を多重させて順次活性化する活性化プログラムコード手段と、
該複数のワード線の周囲のワード線のメモリセルに於いてデータが変化したか否かを判 定する判定プログラムコード手段を含み、
前記判定プログラムコード手段は、
前記複数のワード線を多重させて順次活性化する前に前記周囲のワード線のメモリセルに対して所定のデータを書き込むプログラムコード手段と、
該複数のワード線を多重させて順次活性化した後に該周囲のワード線のメモリセルからデータを読み出すプログラムコード手段と、
書き込んだデータと読み出したデータが一致するか否かを判定するプログラムコード手段
を含み、前記活性化プログラムコード手段は、前記複数のワード線に加えて少なくとも1本の冗長ワード線を多重させて活性化するプログラムコード手段を含むことを特徴とする記憶媒体。
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