JP3545149B2 - 作動液リザーバ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の液圧式ブレーキシステムや液圧式クラッチシステムに使用される作動液リザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術として、例えば実公平4−2838号公報があり、以下、図5及び図6を参照して説明する。
【0003】
図5は、リザーバ本体1の筒部2にキャップ5を装着したときの状態を示す従来の作動液リザーバの側断面図である。キャップ5は筒部2に対して回動され、その内方側に形成された爪部7が、図6に示すように筒部2のフランジ部2Aに形成された下面に傾斜面を有する下方突起3を乗り越え、爪部7に設けられた突起が凹所4に嵌合することにより、リザーバ本体1に取り付けられるようになっており、これら爪部7と下方突起3との組は、図示せずとも2組形成されている。
【0004】
筒部2とキャップ5との間には、リザーバ本体1内部の作動液が外部に漏洩するのを防ぐ円板状のシール部8を介在させている。シール部8の外周部8Aは断面がほぼ矩形であり、筒部2の上端面(フランジ部2A)にはその下面がほぼ全域で弾接している。又、筒部2の内部のテーパ面2B及びキャップ5の内側底面に対しては、それぞれ環状突起10、及びシール外周部8A上面に形成された複数列の円環状突条9がそれぞれ弾接しており、このうち環状突起10はシール部8の筒部2に対する径方向の位置決めをし、他方の円環状突条9はキャップ5の回動時にシール外周部8Aが径外方に逃げるように押圧されるのを防止するようになっている。更にシール部8の凹溝11に、キャップ5の内側底面から突出する突壁12を挿入させて、キャップ5の回動によるたわみを防止するようにしている。通孔13は、キャップ5の通路14と共に空気を流通させ、リザーバ本体1の内部を一定圧(大気圧)に保っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この従来の作動液リザーバでは、キャップ5をリザーバ本体1に装着するとき、キャップ5の爪部7が筒部2の下方突起3を乗り越える必要があるので、この下方突起3の高さ分だけシール外周部8Aが弾性変形(圧縮)される。この弾性変形により筒部2の上端面に対するシール外周部8Aの押し付け力が増大し、この押し付け力の反発力によってシール外周部8Aとキャップ5との弾着力が増大することから、キャップ5の回動に伴ってシール部8のねじれ力が発生する。特に、このシール外周部8Aの下面が筒部2の上端面にほぼ全域にわたって密接しているので、シール外周部8Aの押し付け力による反発力が大きい。
【0006】
又、キャップ5は爪部7と共に一体成型されるため、この爪部7を成型する金型を抜くときにキャップ5の内側底面に生じる凹凸にシール部8が食い込むおそれがあり、上述したねじれ力に加わって、この食い込みによるシール部8に対するねじれ力も発生する。すなわち、これらのねじれ力により、シール部8の筒部2に対するシール不良や、キャップ5の着脱時に作用する力が増大して、キャップ5の回動に対する抵抗力が増大してしまうという問題がある。
【0007】
更に、従来のシール部8は、その周縁部をキャップ5の内側底部と爪部7との間で保持するようにしているが、長期間キャップ5の開閉を行わないときなどに見られる、作動液の油膜等によるシール部(環状突起10)の筒部2に対する弾接部(テーパ面2B)における張り付きによって、キャップ5を取り外して上方へ持ち上げるときに、その爪部7とシール外周部8Aとの間の係合だけであるのでシール部8がすり鉢状に変形し、ひいてはシール外周部8Aと爪部7との係合状態が解かれてシール部8がキャップ5から脱落してしまうことがある。そうなると、再度、シール部8を摘まんで筒部2から取り外さなければならず、作業性が悪くなるという問題がある。
【0008】
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、キャップ回動時に要する力を低減することができると共に、キャップ取り外し時に確実にシール部をリザーバ本体から取り外すことができる作動液リザーバを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題は、内部に作動液を蓄える空所を有し、上部に作動液注入用の筒部を突設したリザーバ本体と、前記筒部に嵌合し回動されることにより前記筒部の開口を覆うキャップと、このキャップの内方に支持され前記筒部の内壁に弾接する環状突起を有するシール部とを備え、前記筒部には径外方に突出し、且つ、下面に傾斜面を有する下方突起と、前記傾斜面に連続し前記下方突起の高さより低い底部を備える凹所が形成されたフランジ部を有し、前記キャップには、当該キャップを回動させることにより、前記下方突起と当接しながらこの下方突起を乗り越えて前記凹所に嵌合する爪部を有している作動液リザーバにおいて、前記シール部は、当該シール部の前記筒部の上端面との弾接部分に環状の凸状部を有していると共に、前記弾接部分よりも内方で前記キャップに対して係合するリテーナに連結されており、前記シール部の前記キャップの内方側には、前記環状の凸状部を挟んで一対の小突起を形成し、前記キャップと前記シール部とが相対的に移動する距離を前記爪部の前記傾斜面に対する側への突起高さより大きくしていることを特徴とする作動液リザーバ、によって解決される。
【0010】
シール部は、当該シール部の筒部の上端面との弾接部分に環状の凸状部を有しているので、キャップを回動して当該キャップにより前記筒部の開口を覆う、あるいは開放するとき、凸状部がシール部の径方向にも変形することができ、この凸状部のみの変形によりシール部のキャップ側に対する反発力を従来に比して小さくし、シール部がねじれる可能性を低減することができる。又、上記弾接部分よりも内方でキャップに対して係合するリテーナに連結されているので、キャップを持ち上げたときに、キャップとリテーナとの係合によりシール部を持ち上げ、シール部がキャップから脱落することを防止し、作業性を従来に比して向上させることができる。
そして、シール部のキャップ内方側には、上記環状の凸状部を挟んで一対の小突起を形成したので、これら小突起の間で凸状部の反発力を受ける、又は吸収することができ、又、小突起によりキャップの内側底部との接触面積が小さいので、より一層キャップの内側底面に対するシール部の反発力を低減することができる。
更に、キャップとシール部とが相対的に移動する距離を上記爪部の傾斜面に対する側への突起高さより大きくしているので、キャップの回動時、リテーナがキャップにより押圧されることがなく、キャップの回動時の力を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施の形態による作動液リザーバについて図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の第1の実施の形態による作動液リザーバを示し、その全体は20で示される。内部に作動液を蓄える空所26を有するリザーバ本体21の上部には作動液注入用の筒部22が突設されており、この筒部22にキャップ25が嵌合し回動されることにより、その開口を覆っている。筒部22とキャップ25との間には、空所26内の作動液が外部に漏洩するのを防ぐゴム製のシール部28が介在している。
【0013】
これら筒部22、キャップ25及びシール部28の詳細について図2及び図3を参照して説明する。筒部22のフランジ部22Aには下面に傾斜面23aを有する下方突起23と、その傾斜面23aに連続し下方突起23の高さより低い底部を備えた凹所24とが形成されている。又、キャップ25には、このキャップ25を筒部22に対して回動させることにより、下方突起23の傾斜面23aと当接しながらこの下方突起23を乗り越えて、凹所24に嵌合する突起27aを備えた爪部27が形成されている。なお、これら爪部27と下方突起23の組もまた、図示せずとも従来と同様に2組形成されている。
【0014】
シール部28の外周部28Aにおける筒部22の上端面との弾接部分には、断面が略半球状である環状の凸状部32が形成されており、これより内方側には、径外方向に突出し筒部22の内壁面と弾接する環状突起30が形成されている。これら凸状部32及び環状突起30が筒部22の開口部に弾接し、このうち環状突起30でもってシール機能を行わせている。一方、シール部の外周部28Aの上面側は、凸状部32を両側で挟むようして形成された一対の小突起29、29’によりキャップ25の内側底面に弾接しており、本実施の形態では、小突起29、29’は凸状部32と同心的に環状に形成されている。更に、シール部28の中央部にはスリット34が形成されており、このスリット34と、キャップ25の内側底面に形成された通路35とによりリザーバ本体21の内外における空気の流通ができるようになっている。更に又、スリット34の外周側には環状溝33が形成されており、キャップ25の回動時におけるシール部28の中央部のよじれを吸収し、スリット34がこのよじれにより開いた状態のままで取り付けられるのを防止するようになっている。
【0015】
シール部28は、その環状突起30よりも内方側で樹脂で成る環状のリテーナ31の外周部に嵌着され一体的に連結されており、その連結部上面は共に面一となっている。このリテーナ31は、その中央の環状突出部31aを、キャップ25の内側底部から下方に延びる係合爪25aに係合させている。又、その係合部において、これらキャップ25とリテーナ31とは相対移動可能となっている。又、本実施の形態では、図2及び図3に示すように、キャップ25とリテーナ31との間のリザーバ本体21の軸心方向における各部の隙間L 、L 、L は、キャップ25の爪部27の突起27aの高さHより大きく形成されている。ここでL は、キャップ25の内側底面中央部とリテーナ31の環状突出部31aとの間の距離、L は、キャップ25の内側底面とリテーナ31の周縁部上端との間の距離、そしてL は、キャップ25の係合爪25aの下端とリテーナ31との間の距離を示している。
【0016】
本実施の形態による作動液リザーバ20は以上のように構成され、以下、この作用について説明する。
【0017】
シール部28は、リテーナ31を介してキャップ25の内方に支持されている。キャップ25をリザーバ本体21の筒部22に取り付けるとき、先ず、このキャップ25を筒部22に嵌合し、シール部28の環状突起30を筒部22の内壁面に弾接させ、シール部28の径方向の位置決めをする。次いで、キャップ25を筒部22に対して上方から見て時計周りに回動し、これによりキャップ25の爪部27に筒部22の下方突起23を乗り越えさせ、爪部27の突起27aを凹所24に嵌合させる。このときキャップ25は、シール部28及びリテーナ31に対して相対的に移動する。すなわち、シール部28及びこれに連結するリテーナ31は筒部22に対して静止しているが、キャップ25は回動作用に伴って爪部27の突起27aの高さ分だけ筒部22に向かって下方に移動する。これにより、キャップ25は筒部22に装着される。
【0018】
本実施の形態によるシール部28は上述したような構成であるので、キャップ25の回動時におけるシール部28の外周部28Aに対する押し付け力は、凸状部32及び小突起29、29’の弾性変形により吸収され、キャップ25側へ伝わるシール外周部28Aの反発力が低減される。すなわち、筒部22の上端面との接触面積を従来よりも小さくすべく設けられた環状の凸状部32により、その径方向にも弾性変形できるようにして、そのとき生じるキャップ25側への反発力を従来に比して低減するようにしている。又、本実施の形態によれば、シール外周部28Aの上面に、凸状部32を挟むように一対の環状の小突起29を設けているので、これら小突起29、29’の間で凸状部32の反発力を受ける、又は吸収することができ、より一層、キャップ25の内側底面に対するシール部28の反発力を低減することができる。
【0019】
さらに本実施の形態によれば、上述したようにキャップ25とリテーナ31との間のリザーバ本体21の軸心方向における各部の隙間L 〜L を、キャップ25の爪部27の突起27aの高さHより大きく形成しているが、これはつまり、キャップ回動時、キャップ25とシール部28とが相対的に移動する距離を爪部27の突起27aの高さより大きくしていることを意味し、これにより、キャップ25の回動時、リテーナ31がキャップ25により押圧されることがなく、又、小突起29、29’によりキャップ25の内側底部との接触面積が小さいので、キャップ25の回動時の力を低減することができる。
【0020】
一方、キャップ25を筒部22から取り外すときは、キャップ25を上方から見て反時計周りに回動することによって行われる。このとき、上述したシール部28の作用により大きな力を必要とすることなくキャップ25を回動させることができるのは勿論のこと、キャップ25を筒部22から取り外したとき、リテーナ31とキャップ25の内側との係合により、シール部28を確実に筒部22から取り外すことができる。すなわち、キャップ25の取り外しと共に、シール部28をも同時に取り外すという所期の目的を、本実施の形態により確実に行わせることができる。
【0021】
図4は、本発明の第2の実施の形態による作動液リザーバのキャップ周辺部を示す断面図である。ここで、図2に対応する部分については同一の符号を付すものとし、その詳細な説明は省略する。
【0022】
本実施の形態によるシール部43は、筒部22の内壁面に弾接する環状突起44を2本並列にして形成しており、又、シール部43の中心部には、底部に空気流通用の小孔46を備えた段付凹所43aを形成し、この凹所43aに樹脂で成る環状のリテーナ42の係合部42aを係合させている。シール外周部43Aの下面には筒部22の上端面に弾接する断面略半球状で環状の凸状部45を形成しており、このシール部43とキャップ41との間にはリテーナ42を介在させている。すなわち、本実施の形態では、キャップ41の内方とシール部43のキャップ41内方側との間にリテーナ42を挟持させることにより、キャップ41の内側底部に直接、シール部43を弾接させないようにして、キャップ41の爪部47の成型時に生じるキャップ41の内側底面の凹凸に、シール部43が食い込むのを防止している。加えて、リテーナ42の上面には、凸状部45と径方向に位置を異ならせてキャップ41の内側底部と当接する突起部42bを環状に形成しており、これによりキャップ41の回動時におけるリテーナ42との抵抗を小さくして、回動力を低減し、作業性を向上させていると共に、突起部42bと凸状部45との配設位置を異ならせて、凸状部45が変形した時に発生する反発力を低減させている。
【0023】
キャップ41の側周部内方にはリテーナ42の周縁部と係合可能な段部41aが形成されており、これによりキャップ41の内方でリテーナ42及びシール部43を支持している。又、キャップ41側とシール部43とが相対的に移動する距離、すなわちリテーナ42の中央下端部とシール部43との間の隙間L を上述の第1の実施の形態と同様に爪部47の突起高さHより大きくして、キャップ41の回動時の力の軽減を図っている。
【0024】
本実施の形態によれば、上述した第1の実施の形態と同様な効果を得ることができるが、更に、キャップ41の内側底部と樹脂で成るリテーナ42の突起部42aとの摺動抵抗が、第1の実施の形態におけるシール部28(すなわち小突起29、29’)との弾接による摺動抵抗よりも小さいため、その分、キャップ41の回動時に要する力を低減することができる。
【0025】
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0026】
例えば以上の各実施の形態では、リテーナ31、42を樹脂で形成したが、金属で形成してもよい。又、以上の第1の実施の形態におけるシール部28の小突起29、29’、及び第2の実施の形態におけるリテーナ42の突起部42aをそれぞれ環状に形成したが、これをスポット状に形成しても、同様な効果を得ることができる。
【0027】
又、以上の各実施の形態では、環状の凸状部32、45を断面略半球状に形成したが、これに限らず、例えば断面略三角形状あるいは台形状としてもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の作動液リザーバによれば、キャップ回動時におけるシール部外周にかかる押圧力を筒部との弾接部分において環状に形成された凸状部の弾性変形により吸収し、また、シール部のキャップ内方側に凸状部を挟んで一対の小突起を形成すると共に、キャップとシール部とが相対的に移動する距離を爪部の傾斜面に対する側への突起高さより大きくすることで、キャップ側への反発力を小さくするようにしているので、キャップ着脱時のシール部に対するねじれ力の発生を低減することができると共に、キャップの回動に要する力を低減することができる。又、シール部をリテーナを介してキャップ側に一体的に支持されるように構成したので、キャップ取り外し時に確実にシール部をも筒部から取り外すことができる。したがって、作動液リザーバの保守・点検時の作業性を従来より一層、向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による作動液リザーバの側断面図である。
【図2】図1における要部の拡大図である。
【図3】図2における筒部とキャップとの装着状態を示す[3]−[3]線方向の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による作動液リザーバの要部の断面図である。
【図5】従来の作動液リザーバの要部を示す断面図である。
【図6】同キャップ未装着時の作動液リザーバの要部を示す側面図である。
【符号の説明】
20 作動液リザーバ
21 リザーバ本体
22 筒部
22A フランジ部
23 下方突起
23a 傾斜面
24 凹所
25 キャップ
26 空所
27 爪部
28 シール部
29 小突起
29’ 小突起
30 環状突起
31 リテーナ
32 凸状部
41 キャップ
42 リテーナ
43 シール部
45 凸状部

Claims (2)

  1. 内部に作動液を蓄える空所を有し、上部に作動液注入用の筒部を突設したリザーバ本体と、前記筒部に嵌合し回動されることにより前記筒部の開口を覆うキャップと、このキャップの内方に支持され前記筒部の内壁に弾接する環状突起を有するシール部とを備え、前記筒部には径外方に突出し、且つ、下面に傾斜面を有する下方突起と、前記傾斜面に連続し前記下方突起の高さより低い底部を備える凹所が形成されたフランジ部を有し、前記キャップには、当該キャップを回動させることにより、前記下方突起と当接しながらこの下方突起を乗り越えて前記凹所に嵌合する爪部を有している作動液リザーバにおいて、
    前記シール部は、当該シール部の前記筒部の上端面との弾接部分に環状の凸状部を有していると共に、前記弾接部分よりも内方で前記キャップに対して係合するリテーナに連結されており、
    前記シール部の前記キャップの内方側には、前記環状の凸状部を挟んで一対の小突起を形成し、前記キャップと前記シール部とが相対的に移動する距離を前記爪部の前記傾斜面に対する側への突起高さより大きくしていることを特徴とする作動液リザーバ。
  2. 前記キャップの内方と前記シール部のキャップ内方側との間には、前記リテーナが挟持されていることを特徴とする請求項1に記載の作動液リザーバ。
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