JP3544884B2 - 荷電粒子ビーム照射装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は荷電粒子ビーム照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は電子ビーム露光装置を説明する図である。図8で(13)が電子銃であり、この電子銃(13)から電子ビーム(1)が引き出される。このビーム(1)は発散ビームとなっているがコンデンサレンズ(2)によって電子銃のクロスオーバー像を結ぶ。(11)はブランキングアパーチャーであり、ブランキング電極(12)の電圧が0[V]の時にビーム(1)を通過させ、40[V]の時にビーム(1)をカットオフするようになっている。ブランキングアパーチャーを通過したビームは矩形状に規定される第1成形アパーチャー(5)に照射される。
【0003】
矩形状に規定される第1成形アパーチャー(5)の像は投影レンズ(3)によって矩形状に規定される第2成形アパーチャー(6)上に第1成形アパーチャーの像の焦点を結ぶように構成される。この第2成形アパーチャー(6)を通過したビームは対物レンズ(4)により30:1に縮小されて、ターゲットとしての平板状の被露光物体(9)上に仮想光源、すなわち第1成形アパーチャーの焦点を結ぶようになる。ターゲット(9)上でのビームの照射位置は対物偏向器(8)によって制御される。またターゲット(9)はxy方向に移動できるステージ(10)に固定されており、移動しながら描画を行なう。
【0004】
図9は第1成形アパーチャー(5)、第2成形アパーチャー(6)によってビームを成形する仕組みを説明した図である。実際にはビームは平行光線ではなく、レンズによって結像をするのであるが、わかりやすくするために図では平行なビームが示してある。第1成形アパーチャー(5)に照射された電子ビーム(1b)は、第1成形アパーチャー(5)の開口部の形状に切り取られ、成形されたビーム(1c)になる。成形されたビーム(1c)は成形偏向器(7)によって偏向され、第2成形アパーチャー(6)上で結像される。第2成形アパーチャーを通過したビーム(1d)は第2成形アパーチャー(6)上に照射される第1成形アパーチャー(5)像と第2成形アパーチャー(6)の開口部の重なった領域の形状に成形される。この成形されたビームが縮小され、ターゲット(9)に照射される。
【0005】
図10は第1成型アパーチャー(5)の従来の固定方法を示した図である。第1成型アパーチャー(5)はアパーチャー支持台(32)の上に設置され、板バネ(31)でアパーチャー支持台(32)に押さえつけられて固定されている。第2成型アパーチャー(6)も同じ方法で固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
アパーチャーに電子ビームが照射された場合、照射された電子ビームの一部はアパーチャー開口部を通過するが、一部はアパーチャー構成部材によって吸収される。この吸収された電子ビームのエネルギーによって、アパーチャーの温度が上昇する。条件によってはアパーチャーの温度上昇は数100℃以上になる。温度上昇を100℃とし、アパーチャーの材料であるSiの膨張率を3×10−6とすると、各辺1cmのアパーチャーの膨張は3μmになる。図11はアパーチャーの膨張を模式的に示した図である。矢印が膨張する前と後とのアパーチャーの変化を示している。アパーチャーは全体が均等に膨張すると仮定すると、膨張する時に支点となって動かない点が1箇所存在する。アパーチャー(5)を図3の方法で固定した場合、アパーチャーが膨張すると、最悪の場合には図11のようにアパーチャーの端(42)を支点として一方向に膨らむ形で膨張する。これに伴い、アパーチャー開口部(43)も実線の位置から点線の位置に移動する。アパーチャーが膨張する時、支点がアパーチャー上のどこになるかを予測したり制御したりすることは難しい。アパーチャーの位置決めガイドで決まる場合もあるし、アパーチャー自身やアパーチャーを乗せている台の微細な凹凸で決まる場合もある。図11のように支点がアパーチャーの端になった場合、アパーチャーが3μm膨張するとアパーチャーの開口部(43)は矢印で示す方向に1.5μm移動することになり、縮小率1/30の場合、ターゲット上では50nm動くことになる。この変動はビームの寸法や位置の精度を劣化させ、問題になる。
【0007】
このように、電子ビームをアパーチャーに照射すると、アパーチャーの温度上昇が起こり、熱膨張によって開口部分の位置が動き、ターゲット上でのビームの位置や寸法が変動する現象が起こる。これが、描画パタンの寸法精度や位置精度を劣化させる原因になっている。本発明では電子ビームが照射された部材が、電子ビームのエネルギーによる温度上昇で熱膨張が起こっても、ビームの照射点の位置が変動しない、前記部材の固定方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の荷電粒子ビーム照射装置は、荷電粒子ビーム照射装置において、前記荷電粒子ビームが照射される位置がほぼ中心にあり、この位置に前記荷電粒子ビームを所望の形状に成形する開口部が設けられた成形アパーチャーを有し、前記成形アパーチャーは、前記荷電粒子ビームの進行方向と直交する面内で前記開口部を介して互いに対向する位置に力を作用させる 前記成形アパーチャーの周囲の各辺に取り付けられたバネにより保持され 前記バネは 変位に比例して力の大きさが変化するとともに、単位変位量当たりの力の大きさの変化量が等しいことを特徴とするものである。
以上
【0009】
荷電粒子ビーム照射装置構成部材に荷電粒子ビームが照射され温度が上昇した場合、ビームが照射された部分を支点として熱膨張が起こり、ビームが照射された部分の位置の変動が抑制される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明による、第1成形アパーチャー(5)の詳しい説明図である。ここでは第1成型アパーチャー(5)で説明を行なうが、第2成型アパーチャーでも同じ方法が適用できる。アパーチャーとなるSiチップの大きさは10mm×10mm×1mmでその中心には80μm×80μmの矩形の開口(43)が設けられている。第1成型アパーチャー(5)の周囲にはバネ(53)が取り付けられている。外径3mm程度のバネであれば、各辺に1〜3本程度取り付けることが可能である。バネは例えば外径3mm、バネ定数300g重/mmで材料はSUSのバネを用いる。このバネによりアパーチャーの水平面内での位置が決められている。対向する辺に取り付けられているバネのバネ定数は等しくなるようにする。一つの辺に複数のバネを取り付けることにより、バネ定数のばらつきは小さくなる。本実施例では、引っ張りバネを使った例を示したが、圧縮バネや板バネを用いる事もできる。バネ(53)は支持枠(54)に設けられた穴を通り、支持枠(54)に固定された張力調整器(55)に取り付けられている。張力調整器(55)と支持枠(54)との距離をマイクロメーターで調整することにより、バネの張力の調整をおこない、さらにアパーチャー開口部が電子ビームの光軸の中心を通るようにアパーチャーの位置の調整をおこなう。バネの引っ張りに対するアパーチャーの破壊強度を10kg、調整の時のバネの変位を0.2mmとするとバネ定数の最大値は50kg重/mmになる。バネ定数はこの値を越えないようにする。
【0011】
図2はバネをアパーチャーに取り付ける方法の1例を示した図である。図2(a)は断面、(b)は上から見た図を示している。アパーチャーの4辺には図2(a)に示したようなV溝をリソグラフィおよびエッチングの手法によって設ける。このV溝は表側と裏側に設け、それぞれ場所をずらす。このV溝には厚さ0.2mmのリン青銅の板バネ(62)の先端にくさび型の部材をとりつけ、差し込む。板バネの先端を折り曲げるだけでもよい。上下のV溝にかかる力が均等になるように、この部分をトールシールで固定する。この板バネでアパーチャーを両側から挟みつけるようにして、アパーチャーをバネ固定治具(61)に固定する。板バネの反対側はバネ固定治具にネジ止めする。バネ固定治具(61)のもう一方の側にバネ(53)を固定する。ここに述べた方法の他に、図2(c)のように表と裏の同じ位置に溝を作る方法や、図2(d)のように溝を貫通させてその中にコの字型の取り付け部材(63)を通す方法もある。
【0012】
図3はアパーチャの取り付け機構をさらに詳しく説明する図である。アパーチャー(5)は3本あるいはそれ以上のピン(71)と軽く接触している。ピンは銅でできており、その先端は滑らかな球面になるように加工されている。そのためピンとアパーチャーとの静止摩擦係数は0.1以下であり、水平方向の摩擦力が小さくなるようにしてある。アパーチャー固定治具(54)の高さ調整機構を設け、接触部分の圧力を調整できるようにする。アパーチャー(5)とピン(71)にかかる力を1gとすれば、摩擦力は0.1g以下になる。ピンの先端の高さは精度よく調整されており、このピンにアパーチャーが接触することにより、アパーチャーのビーム軸方向の高さの精度と水平度が保証される。取り付けの際、アパーチャーに応力がかかって割れないように注意する必要がある。また、電子ビームがアパーチャーに照射された際に、アパーチャーの温度が上昇すると、このピンを通ってアパーチャーの熱が外に放出される。このピンを支持している部材(72)はアパーチャー支持枠(54)とは熱的に分離された所に固定する。これによってアパーチャー支持枠の温度上昇を低減させる。また、アパーチャーの振動もこのピンによって防止される。このピンはアパーチャーの下側からアパーチャーに接触させてもよい。
【0013】
図4は本発明により、電子ビームと垂直な力でアパーチャーを固定した場合のアパーチャーの膨張を模式的に説明した図である。アパーチャーを固定しているバネの張力を調整することにより、膨張する時の支点をアパーチャーの開口部分の場所にすることができる。本発明の方法を用いるとアパーチャーの膨張に伴い、開口部分は拡大されるが、移動は伴わない。開口部の大きさを一辺80μmの正方形とし、ターゲット上での縮小率を1/30とすると、アパーチャーが100℃温度上昇した際の開口部分のターゲット上での変動は0.4nmとなり、膨張による精度の劣化は問題にならない。次に、図3に示したピンとアパーチャーの摩擦について評価する。先に説明したようにピンとアパーチャーとの摩擦力は0.1g重程度にすることが可能である。一方、300g重/mmのバネを一方向当たり4本取り付けた場合、アパーチャーに作用するバネの力は一方向当たり1200g重/mmである。そこでアパーチャーの熱膨張が3μm程度であるとすると、熱膨張により発生する張力は3.6g重になり、摩擦力よりも大きな力になる。そのため、膨張によるアパーチャーの変動の支点は摩擦力ではなく、バネの力によって決まることになる。このようにバネ定数の下限はピンとの摩擦力で決まり、アパーチャーの膨張が起きた時、新たにバネに発生する力がアパーチャーとピンとの摩擦力より大きくなる必要がある。このため精度を良くするためにはバネ定数を大きくする必要がある。一方、バネ定数の上限は先に説明したように、アパーチャーが破壊されないという条件から決まる。ところで、アパーチャーの構成部材であるSi自身も弾性体であり、この弾性率から求まる面積力当たりのひずみは約10kg/mm程度である。バネ定数はこの値よりも何桁も小さい値である必要があるが、本実施例ではアパーチャーが破壊されないという条件を満たしていれば必然的にこの条件も満たすことになる。
【0014】
図5にV溝を備えたアパーチャー作製のプロセスの1例を示す。基板は1mm厚のSi(100)基板(91)に2μm厚のSiO2(92)、20μm厚のSi(100)(93)の積層した貼り合わせ基板を用いる。以後図5で上側に示されている面を表面、下側の面を裏面とする。まず(a)に示すように、この基板の表面にレジスト(94)を塗布する。次に、電子ビーム描画でV溝を作るためのパターニング描画を行ない、現像をする。V溝のパターニング形状は0.4mm×4mmの矩形にする。この矩形の短辺の長さL(=0.4mm)とSi基板の厚さd(=1mm)は、2の平方根とdの積がLよりも大という条件を満たす必要がある。これを満たさないとV溝が基板を突き抜けてしまうことになる。次に(b)に示すように、このレジストをマスクにして、CF4およびSF6ガスを用いた反応性イオンエッチングによって、Siをエッチングする。反応性イオンエッチングは片面のみ行ない、エッチャントが裏面に回り込まないようにする。さらに、CF4、H2ガスを用いて、(c)に示すようにSiO2層を反応性イオンエッチングによりエッチングする。次に、(d)に示すように、この基板をKOH水溶液を用いた異方性エッチングによって基板のSiの表面にV溝を形成する。KOH水溶液によるSiのエッチング速度はSi(100)面、およびSi(110)面では、100μm/h以上にする事が可能であるが、Si(111)面のエッチング速度は2桁程度小さい。このため、KOHエッチングは選択性エッチングとなり、Si(111)表面で全面が覆われた所で終了する。この結果、Si(100)基板をKOHエッチングするとV溝が形成されることになる。KOHエッチングは片面のみ行ない、エッチングしない方の面および側面はKOH水溶液と接触しないようにする。次に図6(a)に示すように、表面のレジストは剥離し、裏面にレジストを塗布する。さらにV溝(95)および開口部を作る領域(96)のためにパターニング露光および現像を行なう。パターニング露光は両面アライナを用いて行ない表裏のパタンの位置を適宜合わせるようにする。次に図6(b)に示すように、このレジストをマスクにして裏面側のKOHエッチングを行ない、V溝および開口部領域を作製する。開口部領域はSiO2の所でエッチングがストップする。次に図6(c)に示すように裏面のレジストを剥離し、表面にレジストの塗布を行なう。さらにアパーチャー開口部の形状に電子ビームでパターニング描画を行なう。そしてCF4とSF6ガスを用いた反応性イオンエッチングによってSiO2面にぶつかるまでアパーチャー開口部にあたる部分のSiのエッチングを行なう。次に図6(d)に示すように沸酸で開口部領域のSiO2を取り除き、残ったレジストを剥離する。最後に両面にIrを50nmずつスパッタ成膜する。
(実施例2)
本発明による固定方法は、電子ビーム露光装置のビーム計測に用いられる微小マークの熱膨張によるドリフトを低減させるための、微小マーク固定方法にも応用できる。レーザー干渉計によって位置を正確に求めた微小マーク上で成形されたビームのスキャンを行ない、反射電子や二次電子の変化を測定することにより、ビームの正確な位置や形状を計測する。計測の結果はビーム調整のパラメータの値にフィードバックする。この微小マークは10mm×10mm×1mmのSi(100)基板の中心にリソグラフィの手法を用いて作製する。マークの形状は0.2μm×0.2μm×0.2μmの立方体、材料はWによって作製する。さらに実施例1で説明したV溝を作製する。この微小マークを作製したSi基板を図1と同じ構造のホルダーにアパーチャー(5)の代わりに装着する。微小マークを装着した支持枠(24)は図8で示した電子ビーム露光装置のステージ(10)に取り付ける。マーク面の高さは描画を行なうターゲットの高さと同じになるようにする。このマークをビーム計測に使用する時は、ステージを移動してマークにビームが照射されるようにする。この実施例においても図3と同じようにピンを接触させてマークの面の高さの決定と放熱を行なう。マークにビームが照射されて熱膨張が起こった場合には、実施例1に示した場合と同様に、マーク位置を支点としてSi基板が膨張するため、中心のマーク位置の変動は小さくなる。
(実施例3)
図7は電子顕微鏡の試料ホルダーに本発明を適用した1例である。(a)(b)はそれぞれ断面図および上面図を示している。試料ホルダー101は(a)に示すように斜めにカットした構造を持ち、電子顕微鏡のホルダー座(102)にはこの斜辺部分を差し込むように溝が作られている。この溝に試料ホルダーを差し込んで観察を行なう。試料交換の時は、試料ホルダーをホルダー座から引き抜き、試料の交換を行なう。この試料ホルダーの中心に、試料(103)がバネで固定されている。バネは支持枠(105)に設けられた穴を通り、支持枠(105)に固定された張力調整器(104)に取り付けられている。張力調整器(104)と支持枠(105)との距離を調整することにより、バネの張力を調整する。対向する辺に設置されたバネはバネ定数が等しくなるようにする。試料と試料ホルダーの間にはフォンブリンオイルをいれて熱を試料から試料ホルダーに放出させる。フォンブリンオイルの代わりに、試料と試料ホルダーの間をAgのワイヤーで接続し、熱を試料から試料ホルダーに放出させてもよい。この場合は、ワイヤーの試料に働く水平方向の力は、熱膨張によるバネの変位による張力の変動分より小さくなるようにする。張力の調整器(104)も取り付けてある。試料にビームが照射されて熱膨張が起こった場合には、試料の中心を支点として試料が膨張するため、試料の中心を観察していればドリフトが小さくなる。
【0015】
【発明の効果】
以上、説明したように荷電粒子ビーム照射装置において、ビームの照射される部材に本発明による固定方法を適用することにより、ビームを照射し熱膨張した際、ビームの照射された部分の位置の変動が低減された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による成形アパーチャーの固定方法である。
【図2】本発明のバネを成形アパーチャーに取り付ける方法である。
【図3】本発明の成形アパーチャーの取り付け機構の詳しい説明図である。
【図4】本発明の熱膨張に伴うビーム照射位置の変動の低減の説明である。
【図5】本発明の成形アパーチャー製作のプロセスである。
【図6】本発明の成形アパーチャー製作のプロセスである。
【図7】本発明の電子顕微鏡試料ホルダーである。
【図8】従来例の電子ビーム露光装置の簡単な説明図である。
【図9】従来例の成形アパーチャーによってビームを成形する仕組みの説明図である。
【図10】従来例の成形アパーチャーの固定方法の従来例である。
【図11】従来例の成形アパーチャーの膨張の模式図である。
【符号の説明】
1 電子ビーム
2 コンデンサレンズ
3 投影レンズ
4 対物レンズ
5 第1成形アパーチャー
5a 第2成形アパーチャー上の第1成形アパーチャーの像
6 第2成形アパーチャー
6a 第2成形アパーチャーの開口部
7 成形偏向器
8 対物偏向器
9 ターゲット
10 ステージ
11 ブランキングアパーチャー
12 ブランキング電極
13 電子銃
31 板バネ
32パーチャー支持台
42 アパーチャーの端
43 アパーチャーの開口部
53 バネ
54 支持枠
55 調節機構
61 バネ固定治具
62 板バネ
63 取り付け部材
71 ピン
72 ピンを支持する部材
91 Si(100)基板
92 SiO2膜
93 Si(100)
94 レジスト
95 V溝
96 開口部領域
101 試料ホルダー
102 ホルダー座
103 試料
104 調整機構
105 支持枠

Claims (2)

  1. 荷電粒子ビーム照射装置において、前記荷電粒子ビームが照射される位置がほぼ中心にあり、この位置に前記荷電粒子ビームを所望の形状に成形する開口部が設けられた成形アパーチャーを有し、前記成形アパーチャーは、前記荷電粒子ビームの進行方向と直交する面内で前記開口部を介して互いに対向する位置に力を作用させる 前記成形アパーチャーの周囲の各辺に取り付けられたバネにより保持され 前記バネは 変位に比例して力の大きさが変化するとともに、単位変位量当たりの力の大きさの変化量が等しいことを特徴とする荷電粒子ビーム照射装置。
  2. 前記バネはコイルバネであることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム照射装置。
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