JP3544827B2 - 熱電式腕時計 - Google Patents

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    • G04CELECTROMECHANICAL CLOCKS OR WATCHES
    • G04C10/00Arrangements of electric power supplies in time pieces
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、腕時計を腕に装着した時の人の体温と外気温度の温度差を利用して、熱電変換する熱電素子の発電エネルギーを指針を運針する動力源に用いる熱電式腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開昭55ー20483号公報に開示されているような熱電式腕時計が知られている。すなわち図2に示すように、ケース側面に熱絶縁部材30を配置しており、裏蓋150で外部から吸熱した熱を弾性部材の金属性プレート31を介して熱電式発電機である熱電素子3の一端に伝熱している。
【0003】
一方、ケース内部に吸熱した熱は、熱電素子3の他端より金属性の弾性部材からなる衝撃吸収材32、金属性リングの中間リング33、文字板6、及び、外装のみぞぶち34、等を介して外部へ放熱される。
このように構成された熱電式腕時計は、面積の大きなケースの底部で着用者の腕から熱を吸収する事で、より多くの熱エネルギーを熱電式腕時計に供給する事が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の熱電式腕時計にあっては、より多くの熱エネルギーをケース内部に吸熱するため、ケース内部の温度が上昇して熱電素子3の両端の温度差が平衡状態となり熱電素子3が発電できない状態となることを防止する必要がある。
そこで、ケース外部にガラス7やみぞぶち34から効率良く熱を放熱するためには、ケース底面の熱を断熱するためにプラスチック等からなる熱絶縁部材30をケース側面に設けなくてはならなかった。
【0005】
そのため、ケース自体を熱絶縁部材30及びみぞぶち34の2部品で構成する必要があり、一体でできた金属ケースに仕上げることが不可能となり、外観的に見栄えが悪く、さらにケースの製造コストも高くなってしまう。
また、熱伝導性が低いガラス7や表面積が狭いみぞぶち34などによる放熱手段では,十分にケース内部の熱を放熱できず、ケース内部が温度平衡してしまい、熱電変換効率が低下してしまう。さらに、保温効果の高い熱絶縁部材30をケース側面全周を覆ってしまうことも、熱電変換効率を低下させる原因となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、従来と同等の面積を有するケースの底部で、より多くの熱エネルギーを熱電式腕時計に供給することが可能となるとともに、ケースを一体型の金属性ケースに仕上げられるため、ケースの見栄えがよくなり、ケースの一体化により製造コストを低くすることが可能となる。また、金属性ケースの表面積を大きくするケース内部の熱を効率よく外部へ放熱することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の熱電式腕時計では、吸熱板と伝熱ピンが一体となっている熱入力手段を裏蓋の底部に設ける。さらに、裏蓋と吸熱板の間及び裏蓋と熱伝導手段Aの間にプラスチック材叉は、ゴム材などの熱伝導率の低い材料で形成された熱伝導防止パッキンを設けた。そして、伝熱ピンを裏蓋及び熱伝導防止パッキンに設けた貫通穴に通し、ケース内部にある熱伝導性の高い金属板で形成した熱伝導手段の貫通穴と係合させ、熱伝板Aと伝熱ピンを熱かしめやねじ止めなどで固定して、熱入力手段と裏蓋と熱伝導防止パッキンと熱伝板Aを圧接させる。
【0008】
このような構造とすることで、吸熱板で吸熱した体温(腕の熱)がケースに伝わることなく、伝熱ピンを介して熱伝導手段に伝えられ、さらに熱伝導手段Aと常時接している熱伝素子の一端(入力部)に効率よく伝えることが可能となる。また、熱電素子の他端(出力部)は先述とは別の板部品である熱伝導手段Bと常時接触させ、さらに熱伝導手段Bをケースの胴も常時接触させておく。この様にしておくことにより、外気温度と温度平衡しているケースの胴と熱電素子の出力部は、常に同じ温度に保つことが可能となる。
【0009】
以上のように、常に熱電素子の両端に温度差(すなわち体温と外気温の差)がある状態を保つことで、効率よく熱エネルギーを電気エネルギーに熱電変換することが可能となる。
また、上記2つの熱伝導手段のうち、少なくとも一方の熱伝導手段Bとケースの胴の間、または熱伝導手段Bと熱電素子の間、または熱電素子と熱電素子と熱電導手段Aの間に、金属性の弾性材料で形成された熱伝ばねを設けることで、外部からの衝撃や組立時の圧力などによる加圧力を熱伝ばねで吸収して、熱電素子の破壊を防止することができる。
【0010】
また、熱入力手段の伝熱ピン及び裏蓋及び熱伝導防止パッキンの貫通穴を複数箇所に設けることで、熱伝導手段Aと伝熱ピンの圧接力が高まることによる防水性の向上、及び熱電効率のUPにつながる。
また、先述では熱入力手段を裏蓋に取り付けたが、本発明では胴と低部が一体成形されたケースでも実現可能であり、その場合ケースの底部に貫通穴を設ければ良い。
【0011】
また、ガラスもしくは、文字板に熱線集光手段を設け、更に例えば、地板等に熱線集光手段で集光した光を、熱伝板Aへ照射するための導光穴もしくは、光透過部材を設けることにで、熱伝板Aの温度を高めることができ、熱電効率のUPにつながる。
【0012】
【実施例】
本発明の実施例について、図面を参照して以下で説明する。
[実施例1]
まず、本発明における熱電式腕時計の実施例1の構造について、図1を用いて説明する。実施例1では、熱電素子3へ効率よく熱を吸熱(入力)するために、熱入力手段100、熱伝導防止パッキンA110、熱伝板A120、熱伝導防止パッキンB140を用いる。
【0013】
熱入力手段100は、金属部材の吸熱板101と伝熱ピン102、ねじ部103で構成されている。
熱伝導防止パッキンA110は、プラスチック材または、ゴム材などの熱伝導率の低い材料で形成され、防水用凸部111と伝熱ピン102を挿入する貫通穴が設けてある。
【0014】
熱伝板A120は金属部材の板であり、伝熱ピン102を挿入する貫通穴が設けられ、さらに上部に熱電素子3の一端及びリード基板11が接着されている。熱伝導防止パッキンB140は、プラスチック材または、ゴム材などの熱伝導率の低い材料で形成され、伝熱ピン102を挿入する貫通穴が設けてある。
裏蓋150は、伝熱ピン102を挿入する貫通穴及び防水溝151が設けられ、裏蓋パッキン10をケースの胴9とで挟み込に、胴9の一部と係止されている。
【0015】
そして、熱入力手段100、熱伝導防止パッキンA110、裏蓋150、熱伝導防止パッキンB140、熱伝板A120の順で各部品を断面的に重ね、各々の部品に設けた貫通穴に伝熱ピン102を挿入する。そして、ねじ部103に装着した固定用めねじ180で熱入力手段100、熱伝導防止パッキンA110、裏蓋150、熱伝導防止パッキンB140、熱伝板120を圧着する。
【0016】
一方、熱電素子3の熱を効率よく外部へ放熱(出力)するために、胴9及び熱伝板B130及び熱伝ばね170を用いる。
胴9は金属材料で形成されてる。熱伝板B130は、金属性の円板であり、下面の一部に熱伝ばね170を入れる溝がある。熱伝ばね170は、金属性の弾性部材である。
【0017】
そして、熱伝ばね170の一端は熱電素子3の他端と、他端は熱伝板B130とそれぞれ接触している。熱伝板B130の外周面は、胴の内周と接触しており、文字板6、熱伝板130B、中枠160で断面方向の位置決めをしている。
尚、本発明の実施例1の熱電式腕時計の防水性を高めるために、裏蓋150の底部に設けた防水用溝151に、熱伝導防止パッキンA110に設けた凸部111を埋入させる。そして、吸熱板101と固定用めねじ180によって熱伝導防止パッキンA110に断面的に圧力をかけて、凸部111と防水用溝151の密着性を高めて、防水するのである。
【0018】
次に、本発明の熱電式腕時計の熱伝導経路について図3を用いて説明する。
熱電式腕時計を腕に装着すると、熱入力手段100で体温(例えば36゜)を吸熱する。そして、熱入力手段100と熱電素子3に接触していた熱伝導手段である熱伝板A120を介して、吸熱した熱を熱電素子3の一端に伝える。その結果、熱電素子3の一端は、体温と同じ温度となる。
【0019】
一方、熱電素子3の他端、熱電ばね170、熱伝導手段である熱伝板B130及びケースの胴9は機械的に接触しており、外気温度(例えば24゜)と温度平衡状態にある。その結果、熱電素子3の他端は、外気温度と同じ温度となる。
従って、熱電素子3の両端の温度差は、約10゜となり、その温度差をもとに熱電素子3で電気エネルギーに熱電変換する。
【0020】
尚、熱入力手段100の熱が胴9に伝わるのを防止するために、熱伝導防止パッキンA110を熱入力手段100と裏蓋150の間に設け、さらに裏蓋150と熱伝板A120の間に熱伝導防止パッキンB140を設ける。
以上で述べたようにして、時計外部の体温と外気温度の差を利用して、熱電素子3で電気エネルギーに変換し、その電気エネルギーを電気的経路を設けたリード基板と金属性部材の押さえ板を介して2次電池14に蓄え、その電気エネルギーを動力源として、時計の電気的回路15とモータ等を駆動させ、四番車17aや二番車17bや筒車17c等の指針用輪列17を動かして、更に指針用輪列17と係合している秒針18a、分針18b、時針18cなどの指針18を運針させて、時刻を表示する電子時計が、本発明における熱電式腕時計の1つの実施例である。
【0021】
尚、本実施例では、時刻を指針で表示したが、液晶表示などを用いた電気的表せて、時刻を表示する電子時計が、本発明における熱電式腕時計の1つの実施例示パネルで表示してもよい。
[実施例2]
図4は、本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、胴と裏蓋を一体成形した一体ケース190を用いた所が特徴である。
【0022】
本発明の実施例2の一体ケース190は、通常の腕時計用一体ケースと同様な構造であるが、ケース底部191に防水用溝192を設けた。
本発明の実施例2の構造は、熱入力手段100、熱伝導防止パッキンA110、ケース底部191、熱伝導防止パッキンB140、熱伝板A120を順に断面的に積み重ねられ、伝熱ピン102の頭部を変形させたかしめにより、熱入力手段100を断面的に固定して、熱入力手段100、熱伝導防止パッキンA110、ケース底部191、熱伝導防止パッキンB140、熱伝板A120を圧着させる。
【0023】
吸熱板101で吸熱した熱は、実施例1と同様に、伝熱ピン102によって熱伝板A120に伝えられ、熱伝ばね170を介して熱電素子3の一端に伝わる。一方、熱電素子3の他端は、熱伝板B130に接着しており、更に熱伝板B130の外周部が胴9と接触している。
従って、熱電素子3の両端に温度差が生じ、熱電素子3の熱電変換により電気的エネルギーを得ることが可能となる。
【0024】
尚、本発明の実施例2の熱電式腕時計の防水性を高めるために、ケース底部191に防水用溝192を設け、熱伝導防止パッキンA110に設けた防水用凸部111を防水用溝192埋込させる。そして、吸熱板101とかしめ部104によって熱伝導防止パッキンA110とかしめ部104によって熱伝導防止パッキンA110に断面的に圧力をかけて、凸部111と防水用溝192の密着性を高めて、防水するのである。
【0025】
[実施例3]
図5は、本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、吸熱板101に設けた伝熱ピン102を複数設け、更に伝熱ピン102と同数分だけ、熱伝導防止パッキンA110、裏蓋150、熱伝導防止パッキンB140、熱伝板A120に貫通穴を設けた。
【0026】
[実施例4]
図6は、本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、熱伝導防止パッキンA110もしくは、熱伝導防止パッキンB140の熱伝導性を低く押さえるようにしたことが特徴である。具体的には、熱伝導防止パッキンA110もしくは熱伝導防止パッキンB140に、伝熱ピン102を通す貫通穴以外に複数の貫通穴112を設け、プラスチック材またはゴム材と比べて熱伝導性の低い空気の領域を増やした。
【0027】
[実施例5]
図7は本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、文字板6及び地板12等の少なくとも一部に貫通穴を設け、太陽光等の光を集光する集光部材202及び導光穴203により構成する熱線集光手段200を設け、熱電素子3と接触している熱伝板A120へ、太陽光等の光を集光した熱線を照射する様に配置した。
【0028】
[実施例6]
図8は本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、熱線集光手段200を構成する集光部7aをガラス7に設け、更に地板12等に設けた貫通穴により案内固定する光透過部材201を設け、熱電素子3へ接触している熱電板A120へ太陽光等の光を集光した熱線を照射する様に配置した。
【0029】
[実施例7]
図9は本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、熱線集光手段200を構成する集光部材202の形状を、より太陽光等の光を集光できる様に表裏凸形状とし、導光穴203を通った熱線が熱電素子3と接触している熱伝板A120へ照射する様に配置した。
【0030】
[実施例8]
図10は本発明における熱電式腕時計の他の実施例であり、熱線集光手段200を構成するガラス7に設けた集光部7aの形状を、より太陽光等の光を集光きる様に表裏凸形状とし、光透過部材201を通った熱線が熱電素子3と接触している熱伝板A120へ照射する様に配置した。
【0031】
【発明の効果】
本発明は、以上で説明したような形態で実施され、以下の記載されるような効果を奏する。
まず、ケースの胴を金属性の一体部品で形成できることにより、ケース内部の熱の放熱手段である金属性の胴の表面積を大きくとることが可能であり、ケース内部の熱を効率よく外部に放熱することができ、熱電素子の熱電変換効率が高くなる。また、ケースの見栄えもよくなり、ケースの一体成形により製造コストを低くすることも可能となる。
更に、ケースの底部に吸熱板を設けることで、熱を吸収する面積が大きくなり、より多くの熱エネルギーを熱電式腕時計に供給することが可能となる。
【0032】
次に、吸熱板に設けた伝熱ピンを複数設けることで、吸熱板から熱電素子への伝熱量を増やすことができ、かつ吸熱板から熱伝板Aまでの圧接力が高くなり、防水性も高まる。
そして、熱伝導防止パッキンに伝熱ピンを通す貫通穴(熱伝導性の低い空気の領域を増やす)を設けることで、吸熱板から裏蓋またはケース底部への熱伝導性を低く押さえ、ケース内部の温度平衡を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例1の熱電式腕時計の構造を示す縦断面図である。
【図2】従来の熱電式腕時計の構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明における実施例1の熱電式腕時計の熱伝導経路を示すフローチャート図である。
【図4】本発明における実施例2の熱電式腕時計の構造を示す縦断面図である。
【図5】本発明における実施例3の構造を示す図である。
【図6】本発明における実施例4の熱伝導防止パッキンを示す図である。
【図7】本発明における実施例5の構造を示す図である。
【図8】本発明における実施例6の構造を示す図である。
【図9】本発明における実施例7の構造を示す図である。
【図10】本発明における実施例8の構造を示す図である。
【符号の説明】
3 熱電素子
6 文字板
7 ガラス
7a 集光部
9 胴
10 裏蓋パッキン
11 リード基板
12 地板
13 押え板
14 2次電池
15 回路ブロック
17 指針用輪列
17a 四番車
17b 二番車
17c 筒車
18 指針
18a 秒針
18b 分針
18c 時針
100 熱入力手段
101 吸熱板
102 伝熱ピン
103 ねじ部
104 かしめ部
110 熱伝導防止パッキンA
111 防水用凸部
112 貫通穴
120 熱伝板A
130 熱伝板B
140 熱伝導防止パッキンB
150 裏蓋
151 防水用溝
160 中枠
170 熱伝ばね
180 固定用ねじ
190 一体ケース
191 ケース底部
192 防水溝
200 熱線集光手段
201 光透過部材
202 集光部材
203 導光穴

Claims (9)

  1. 裏蓋(150)と、外気温度と温度平衡する金属部材からなる胴(9)と、温度差を電気エネルギーに熱変換する熱電素子(3)と、裏蓋(150)の底部に設けた吸熱板(101)と伝熱ピン(102)で構成された熱入力手段(100)と、熱入力手段(100)と熱電素子(3)の一端に接触している少なくとも一つの金属部材からなる熱伝導手段(130)とを有し、
    裏蓋(150)とプラスチック材または、ゴム材から形成された少なくとも2つ以上の熱伝導防止パッキン(110、140)を、吸熱板(101)と裏蓋(150)と熱伝導手段(120)の間に断面的に配置し、
    さらに、熱伝導防止パッキン(110、140)、熱伝導手段(120)、及び裏蓋(150)に設けた貫通穴に伝熱ピン(102)を挿入し、且つ、かしめまたは、ねじ止めなどの機械的固定手段により伝熱ピン(102)と熱伝導手段(120)を固定して、熱入力手段(100)と熱伝導手段(120)と熱伝導防止パッキン(110、140)と裏蓋(150)を圧接したことを特徴とする熱電式腕時計。
  2. 2つの熱伝導手段(120、130)のうち、少なくとも一方の熱伝導手段に少なくとも1つの金属かつ弾性部材からなる熱伝ばね(170)を設けたことを特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  3. 熱伝導防止パッキン(110)に伝熱ピン(102)を挿入する貫通穴の他に複数の貫通穴を設けた事を特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  4. 裏蓋の代わりに胴(9)と一体成形されたケースのケース底部(191)を用いて、熱入力手段(100)と熱伝導手段(120)と熱伝導防止パッキン(110、140)とケース底部(191)を圧接した事を特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  5. 伝熱ピン(102)がムーブの中心にある事を特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  6. 熱伝板の凹部で熱伝ばね(170)の平面的な位置決めを行う事を特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  7. ガラス(7)もしくは文字板(6)の少なくとも一部に、太陽光等の光を集光する集光部材(202)もしくは、ガラス(7)に形成した集光部(7a)と、更に例えば地板等に導光穴(203)もしくは、光透過部材(201)により構成する熱線集光手段(200)を設け、集光した光を熱伝板(120)へ照射する位置に構成したことを特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  8. 集光部材(202)をガラスまたは、アクリル、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂で形成した事を特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
  9. 光透過部材(201)を、ガラスまたは、アクリル、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂で形成した事を特徴とする請求項1記載の熱電式腕時計。
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