JP3544785B2 - 光学式記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光学式記録再生装置に関し、詳しくは、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号の検出手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、例えば特開昭60−171644号公報に示された従来の光学式記録再生装置を示す図である。図において、1は光源である半導体レーザ、2は半導体レーザより出射された光束であり、3はこの光束2を平行光束4に変換するコリメータレンズ、5は1/4波長板、6は光ディスク7の情報面上にスポット8を形成する対物レンズである。
【0003】
10はディスク7で反射された光束を半導体レーザ1からの光束と分離するビ−ムスプリッタ、17はビ−ムスプリッタ10で反射された光束9を振幅の等しい第1、第2の反射光束12、13に2分割する光束分割器の働きをもつグレーティングレンズ(ホログラム素子とも呼ばれ、以下、「HOE」と記す)であり、第1の反射光束12の集光点Q1よりは近く、第2の反射光束13の集光点Q2よりは遠い位置に配置された光検知器18には、第1の反射光束を受光する第1の光検知器14と、第2の反射光束13を受光する光検知器15が配置されている。図11は光検知器14、15の具体的な形状を示しており、I,II,III,IVはそれぞれ分割された素子である。
【0004】
次に具体的な動作について説明する。図12に示すように、第1の反射光束12の集光点Q1と第2の反射光束13の集光点Q2は光軸20の方向に2ΔZずれた位置にある。従って、光ディスク7が合焦点位置にある時のQ1とQ2の間の位置(例えば点P)において、第1、第2の反射光束12、13の断面光束径が等しくなる所がある。その位置で、光軸20の点で垂直に2分割された第1、第2の光検知器14、15からなる光検知器18を配置し、光検知器18の各素子の出力の和Efが、
Ef=(II−I)+(III −IV)=0 ‥‥‥(1)
となるように、各素子I〜IVの形状を設定すれば、光ディスク7が合焦点位置より遠ざかる方向に動くとEfは負、また逆に近づく方向に動くとEfは正となる。
【0005】
また、上記従来例には、図13に示すように、光検知器の素子を、それぞれ3分割した第1、第2の光検知器22、23からなる6分割短冊型の光検知器24を用いた例が提案されており、I,II,II’,III ,IV,IV’はそれぞれ分割された素子である。この例の各素子の出力の和Efは
Ef=(II+II’+III )−(I+IV+IV’) ‥‥‥(2)
となり、このEfがフォーカス誤差信号となる。この例では、光検知器24の分割線の方向を、トラッキングに伴って光検知器24上の反射スポット12,13が動く方向と平行になるように設定すれば、トラッキングに伴うフォーカスずれ検出エラーを生じさせない利点を有している。
【0006】
ところで、光学式記録再生装置では上記のようなフォーカシング制御のほかに目標のトラックを確実に追従するためのトラッキング制御が必要であり、そのためのトラッキング誤差信号検出手段も併せて盛り込む必要がある。
【0007】
このトラッキング誤差信号の検出法については色々な方法が提案されているが、記録再生を行う光学式記録再生装置ではプッシュプル法がよく用いられている。この方式は、光ディスク上のトラックによる回折の影響で±1次の回折光が0次光に光束径の約半分だけずれた状態で重なっており、トラックと集光スポットの位置関係により0次光と±1次光の干渉領域の強度が変化する現象を利用してトラッキング誤差信号を得る方式である。しかし、上記従来例の光学式記録再生装置では、このトラッキング制御に関する記述はされていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、HOEを用いた光学式記録再生装置において、トラッキング誤差信号と同時に光ディスク上に形成されているトラックの影響が小さいフォーカス誤差信号が得られる光学式記録再生装置を得ることである。
【0009】
さらに、第2の目的は、部品の位置ずれに伴うトラッキング誤差信号の品質の低下の小さい光学式記録再生装置を得ることである。
【0010】
また、第3の目的はHOEにおいて誤差信号生成に用いない光束の影響を除去した光学式記録再生装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る光学式記録再生装置においては、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号生成のための光学素子としてHOEを用い、光ディスク上のトラックをHOE上に投影した座標において、トラックと同じ方向に分割された領域が並ぶようにHOEを複数の領域に分割するとともに、各領域の回折方向とレンズ作用の量を異なった値に形成し、受光素子の各々が、トラッキング方向を光検知器上に投影した方向に延びた線により3個の領域に分割されたものである。
【0012】
また、HOEの位置を、光検知器へ集光するための集束レンズに近づけたものである。
【0013】
さらに、HOEを回折せずに透過する0次光を受光するための光検知器を配置するとともに、0次光が±1次光を受光するための光検知器に入射しないように±1次光の回折角度を設定し、0次の光束を受光する受光素子の出力を接地したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態である光学式記録再生装置においては、センサ光学系に配置された光束分離機能をもつHOEの回折作用により複数本の光束に分割し、フォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号を生成するように働く。
また、HOEの分割方向は光ディスク上のトラックを投影した座標においてトラック方向に2つの領域に分割されているので、トラックによって生じる回折の影響がフォーカス誤差信号に及ばないようにすることができ品質が向上する。
【0015】
また、HOEを集束レンズに近づける配置を取ったので、HOE上での光束径が大きくなり、HOEの位置ずれ等光学素子の配置ずれに伴うオフセットの発生割合を小さくすることができる。
【0016】
さらに、HOEを透過した光束のうち誤差信号生成に作用していない0次回折光の影響を除去する構成にしたので、不要な光の混入を避けることができ誤差信号の品質が向上する。
【0017】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である光学式記録再生装置を示す図である。図において、1は半導体レーザ、2は光束、3はコリメータレンズ、6は対物レンズ、7は光ディスク、8はスポット、9は反射光、10は光ディスク7で反射された光束と半導体レーザ1からの光束とを分離するビームスプリッタ、16はビームスプリッタ10で反射された光束を集光する集束レンズ、17は光束分離手段であるHOE、18は光検知器である。
【0018】
このように構成された光学式記録再生装置では、光ディスク7で反射された光束9はHOE17で複数の光束に分離され、各光束を所望の形状に分割された光検知器で受光してサーボのための誤差信号を得ている。この様子を図2、図3を用いて説明する。
【0019】
図2はビームスプリッタ10で分離された以降のいわゆるセンサ系部と、その光検知器上のスポットの態様を示した図である。HOE17を透過した光束は上下半分の光束がそれぞれさらに2つの光束30a、30bと31a、31bに分割され、結局4本の光束に分割される。なお、HOE17は回折型の光束分離素子であり、厳密には弱い光束を含めると無数の光束に分割されるが、形状を最適化することでほぼ±1次光に集約することが可能であるので、ここでは4本に分割したとして扱う。
【0020】
HOE17の上半分で回折した光束(実線で表示)は、図示されているように光検知器18の手前で集束する光束30aと光検知器18の後方で集束する光束30bに分かれる。同様に、HOE17の下半分で回折された光束(点線で表示)は、光検知器18の手前で集束する光束31aと後方の31bに分かれるが、上半分と下半分では回折角が異なっているので、4本の光束のスポット33a〜33dは、図2に示すように、HOE17への入射光束の光軸に対して対称の位置に配置している。このような光束分離性能を示すHOE17の形状の一例を図4に示す。これら4個のスポット33a〜33dを受光する光検知器18上の分離された素子の形状は、図3の32a〜32dに示すように従来例の図13に示したものに、それぞれ3個の短冊状に分割されているが、各スポット33a〜33dの形状は半円形となっている。
【0021】
次に動作について説明する。光検知器18の手前で集束している光束30a、31aは光検知器18上では別々のスポット33b、33aとなっているが、もともとHOE17の上下半分の光束であり、二つを合わせるとHOE17で分割される前の光束と考えられる。したがって、光束30b、31bは、図12に示した従来例の光束13、12と同じであり、光検知器18も従来例の光検知器24と同じ6分割の光検知器と同じとなるので、同様の演算をすることによりフォーカス誤差信号が得られる。
【0022】
具体的な演算式を図3で説明する。図13に示した従来例では、片側の中央部と他方の外側を加えたもの同志の減算でフォーカス誤差信号を得ていたことから、この実施の形態1でのフォーカス誤差信号も
Ef=((32am+32bm)+(32cs+32ds))−((32as+32bs)+(32cm+32dm))‥‥(3)
として得ることができる。
【0023】
この理由を図5、6を用いて説明する。図5は対物レンズ6がディスク7に近づいた場合の光検知器18上のスポット33a〜33dを示している。対物レンズ6がディスク7に近づいた場合、センサ系では集束点が伸びるので、光検知器18の前で一度集束している光束30a、31aの集光点は光検知器18に近づき、一方、光検知器18の後方で集束する光束30b、31bの集光点は光検知器18より遠ざかるので、光束30a、31aのスポット33a、33bは小さくなり、光束30b、31bのスポット33c、33dは大きくなる。そこで上式によりフォーカス誤差信号Efを求めると、
Ef>0
となる。
【0024】
一方、対物レンズ6がディスク7より遠ざかった場合は図6に示すように、反対に光束30a、31aのスポット33a、33bは大きくなり、光束30b、31bのスポット33c、33dは小さくなる。従って、フォーカス誤差信号は、
Ef<0
となる。
【0025】
以上より、ディスク7に対して対物レンズ6の位置が変化する方向(近づいたり、遠ざかったりする)に対応した極性の信号が得られるので、フォーカス誤差信号として利用することができる。
【0026】
ところで、サーボにはもう一つトラッキング制御があり、このための誤差信号を生成する必要がある。これについて次に説明する。トラッキング誤差信号の生成方式としてプッシュプル法を採用する。プッシュプル法はトラックよる回折光と0次光の干渉を利用する方式であり、回折する方向に光束を2分割して各々の信号の強度差より誤差信号を生成する。図1においてプッシュプル信号の方向を確認する。光ディスク7上のトラックは図面においてy軸方向であるから回折光はx方向に現れ、これをHOE17上に投影して考えるとz方向である。今HOE17は光束を中央で上下(z方向)に分割しているので、分割された光束を各々減算することによりトラッキング誤差信号が得られることがわかる。
【0027】
実際の演算を図2、図3を用いて説明する。図2において、HOE17の上半分に入射した光束は30a、30bであり、一方下半分に入射した光束は31a、31bである。従って、トラッキング誤差信号Etは図3より
Et=((32bm+32bs)+(32cm+32cs))−((32am+32as)+(32dm+32ds))‥‥(4)
となる。
【0028】
ところで、光学式記録再生装置では、光ディスク7の偏芯や光学式記録再生装置の光ヘッド部の送り機構等の影響で、対物レンズがトラッキング方向(x方向)に並進動作を行う。このとき、この実施の形態の方式では、光検知器18上で集光していないので、ここでも並進動作が伴う。図3に示すようにスポット33a〜33dを配置しているので、並進方向によってはフォーカス誤差信号に誤った信号が発生する。しかしこの実施の形態では、並進方向は光ディスク7上でx方向であり、これを光検知器18上に投影して考えるとz方向で光検知器18の分割線方向であり、フォーカス誤差信号に誤った信号は重畳されず、正確なフォーカス制御が可能なことがわかる。
【0029】
さらに、一般に光源である半導体レーザは、温度や光出力および個々のばらつきによって波長が変動する。HOE17は回折型の素子であるから、波長が変動するとその回折角が変動し、ひいては光検知器18上のスポット位置が変動する。しかし、図2、図3に示したようにHOE17の回折方向はz方向であり、光検知器18上では分割線の方向と一致しているため、波長変動に伴うオフセットは生じない。
【0030】
実施の形態2.
プッシュプル法では、集光点位置で光束を分割していないので、分割領域で光束も並進移動を伴う。プッシュプル法では、上記に説明したように光束の半分(図1のz方向の上下)ずつの強度の差を演算しているので、例えばHOE17の位置がトラッキング方向(HOE上でz方向)にずれると誤った誤差信号が現れ、トラッキング制御性能が劣化するという問題がある。
【0031】
これは、ずれ量を一定に考えると、HOE17上での光束径が大きい方が有利であることがわかる。このことを図7を用いて説明する。図7はHOE17とHOE上の光束の様子を、ディスク7のトラックによる回折パターンを含めて記載したものである。プッシュプル法では、上下の光検知器の各素子の差信号より誤差信号を生成するので、図のようにHOE17と反射光束9の相対位置がずれた場合、本来減算されなければならない光束が同一素子内に入り込んでくるため、誤差信号の感度の低下が発生することが明白である。
【0032】
ところが、図7に示すように、このずれの影響は反射光束9の径dに依存しており、ずれ量をΔとすると、Δ/dで表せるので、光束径dが大きいほど影響が小さいことがわかる。光束径dは図1より集束レンズ16とHOE17との距離で定まるので、この間隔が狭いほど光束径が大きくなる。そこで、できる限り集束レンズ16とHOE17の距離を近づけるように配置することで、配置誤差や信頼性に対する許容値が大きくなる。
【0033】
さらに、同じ焦点距離の集束レンズであれば、HOE17と光検知器18の距離が遠いほうがHOE17による回折角が小さくできくので、HOE17に対する設計許容が大きくなるという利点もある。
【0034】
実施の形態3.
HOE17では回折光がほぼ4本に分離されるが、回折されない0次光光束は全くゼロではなく、場合によっては無視できない場合がある。そこで、0次光束が本来の光検知器18上の素子に入射しないように、±1次光の回折角度を設定することにより性能をさらに向上させることができる。この様子を図8、図9を用いて説明する。
【0035】
HOE17からの0次光は、図8中に2点鎖線で示すような光束34であり、光軸上にほぼ集光する。一般に合焦点でのスポット径(直径)の2倍以上離して隣接するスポットが配置されるようにすれば、隣接スポットによる影響を除去することができる。フォーカス誤差信号のリニアゾーンの両端の点では、この0次光束34によるスポット35はほぼ合焦点での±1次光スポット33a〜33dと同じ大きさであるから、0次光の集光点と隣接する±1次光の集光点との距離をL、合焦点での±1次光スポットの半径をrとすると
L=2×(2×r)
を満足するように±1次光の回折角を設定すれば、0次光の影響を除去することができる。
【0036】
また、本来使用する光検知器上の受光素子以外の位置に光が入射した場合、たとえその位置に受光素子がなくても光電変換によって電子が生じ、受光素子に到達して誤った誤差信号を生成してしまう場合がある。そこで、0次光を受光する受光素子を設け、出力を接地することにより、強制的に不要な信号を排除することができる。図9にはこのような構成を実現するための構成が示されており、0次光束34は受光素子32eによって受光され、発生した信号は他の受光素子32a〜32dへ流れないように制限されている。
【0037】
なお、上記実施の形態実施例では、HOE17の2つの領域17a、17bから回折された±1次光のうち、光検知器18の手前に集光する光束と後方に集束する光束が光軸に対して同じ側に配置する構成を説明したが、手前と後方に集束する光束が1本ずつ存在するような構成にしても、全く同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0039】
光ディスク上のトラック方向に分割線をもつ2つの領域に分割され、各領域で集光作用と回折方向の量が異なったHOEをセンサ光学系に用いることにより、トラッキングに伴う対物レンズの並進動作や光源の波長変動に対してもオフセットの発生しにくいフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号が容易に得られる。
【0040】
また、集束レンズとHOEの距離を短くしてHOE上での光束径を大きくしたので、HOEの位置ずれに伴うオフセットの発生を緩和することができる。
【0041】
さらに、本来用いない光束を受光してその信号を排除する構成にしたので、不要光によるオフセットの発生を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の光学式記録再生装置の光学系を示す図である。
【図2】実施の形態1のセンサ光学系を示す図である。
【図3】実施の形態1の光検知器上のスポットの形状を示す図である。
【図4】実施の形態1のHOEの構成を示す図である。
【図5】実施の形態1の対物レンズがディスクに近づいた場合の光検知器上のスポットの形状を示す図である。
【図6】実施の形態1の対物レンズがディスクから遠ざかった場合の光検知器上のスポットの形状を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態2のHOE上の光束が移動した場合の入射光束の形状を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態3の光学式記録再生装置のセンサ光学系を示す図である。
【図9】実施の形態3の光検知器上の様子を示す図である。
【図10】従来の光学式記録再生装置の光学系を示す図である。
【図11】従来の光学式記録再生装置の光検知器の構成を示す図である。
【図12】従来の光学式記録再生装置のセンサ光学系を示す図である。
【図13】従来の光学式記録再生装置の他の形状をもつ光検知器を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ、7 光ディスク、16 集束レンズ、17 光束分離手段(グレーティングレンズ,HOE)、18 光検知器、30a,30b,31a,31b 分割された光束、32a〜32e 受光素子、33a〜33d ±1次光スポット、34 0次光束、35 0次光スポット。

Claims (3)

  1. 光源と、この光源からの光束を光ディスク上に集光する対物レンズと、前記光ディスクからの反射光束を受光してフォーカス誤差信号およびトラッキング誤差信号を得る光検知器を備えた光学式記録再生装置において、前記反射光束中に配置され、光ディスク上のトラックを投影した座標において上記トラックとほぼ同じ方向に分割線が形成された複数の領域を有する光束分離手段を有し、この光束分離手段によって光軸を境にして上記反射光束が2分割されるとともに、少なくとも±1次光の光束に分離されて少なくとも4本の光束に分割され、さらに集束作用によって+1次光と−1次光で集光点が異なるように構成するとともに、上記光検知器を上記複数の分割された光束の集光点の中間位置に配設するとともに、各光束を受光する複数の受光素子を備え、上記受光素子の各々が、トラッキング方向を上記光検知器上に投影した方向に延びた線により3個の領域に分割されていることを特徴とする光学式記録再生装置。
  2. 光ディスクからの反射光束を光検知器上に集光する集束レンズと前記反射光束を分離する光束分離手段との距離を可能な限り近づけたことを特徴とする請求項1記載の光学式記録再生装置。
  3. 光束分離手段にて回折せずに透過した0次の光束を受光する受光素子を光検知器上に設けるとともに、前記光束分離手段によって回折された光束を受光するための受光素子に上記0次の光束が入射しないように前記光束分離手段の回折角度を設定し、上記0次の光束を受光する受光素子の出力を接地したことを特徴とする請求項1記載の光学式記録再生装置。
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