JP3542836B2 - 電子機器類の電源供給回路 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、装置への電源供給元が交直両用になっている電子機器類の電源供給回路に関するものである。
【0002】
【従来例】
交直両用の電子機器などにおいては、商用電源が利用できる場合はACアダプタから交流を直流に変換した電源を受け、商用電源が利用できない場合は電池から電源供給を受けるようになっている。
【0003】
図2にその例が示されているが、例えばACアダプタジャック3の接点a側を閉成すると電池2の電圧はシステム電源レギュレータ4と負荷6に加えられ、システム電源レギュレータ4に加わった電圧は安定化されてCPU5に加えられる。ここで、負荷6は例えば2つの負荷6aと6bとからなり、両負荷は互いに機能が異なる回路網で構成されているものとする。
【0004】
CPU5は電源が加わると動作を開始し、その出力ポートA,BからトランジスタQ1とQ2にそれぞれベース電流を流してONにする。これにより負荷6aと6bに電源が供給され、負荷の全回路が動作状態に入る。
【0005】
また、例えばACアダプタジャック3の接点b側を閉成すると、ACアダプタ1にて商用電源を直流化した電圧がシステム電源レギュレータ4と負荷6a,6bに加わり、更にシステム電源レギュレータ4から安定化された正の電圧VccがCPU5に加わる。以下、電池電源の場合と同様にCPU5はトランジスタQ1とQ2へベース電流を流してONにし、負荷6a,6bを動作状態にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置は回路構成が簡単であるという利点がある。ところで、負荷によっては必ずしも定格機能で常時動作させなくても装置が実用上差し支えなく使用できる場合がある。その対象の一例として照明用ランプの明るさ、モニタ類の音量、ディスプレイの表示動作などが考えられる。しかし従来装置においては、電源が電池の場合でもそれらの負荷に対して一緒に電源を供給するので電池の消耗が早いという難点がある。
【0007】
この発明は上記の事情を考慮してなされたもので、その目的は、装置の電源がACアダプタの場合は全負荷に電源を供給し、電池電源の場合は定格機能の連続動作を必ずしも必要としない負荷に対する電源供給を停止して装置の省電力動作を図った電源供給回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明においては下記の手段を備えるようにする。すなわち、
▲1▼ 例えば装置への電源供給元がACアダプタであるか、又は電池であるかの電源種別判断情報を発生する手段。
【0009】
▲2▼ 例えば上記電源種別の判断情報を読み取り、電源供給元がACアダプタである場合には全負荷に電源を供給し、電池である場合は所定の負荷に対して電源を供給しないようにする負荷駆動条件変更手段。
【0010】
【作用】
上記手段を備えることにより、例えば電池電源の場合は定格機能の連続動作を必要としない負荷に対して電源が供給されなくなり、電池の寿命が長くなる。
【0011】
【実施例】
図1にこの発明の実施例を示す。同図1中、前記図2の従来装置に用いられた各ユニットと同一のユニットについては同じ参照符号が付されている。
【0012】
この図1において、例えばダイオードD1とトランジスタQ3は上記課題解決手段(1)に記載した電源種別の判断情報を発生し、CPU5は課題解決手段(2)に記載した負荷駆動条件の変更動作を行うようになっている。
【0013】
ここで、装置本体側に取り付けられているACアダプタジャック3は、例えばACアダプタ1の図示しないプラグが差し込まれると接点b側に切り換えられ、ACアダプタ1の直流電源が装置へ加えられる。また、上記プラグを抜くと図示のように接点a側に切り替わり、電池の電源が装置へ加わるようになっている。よって、操作者は特に意識しなくとも自動的に装置のフルパワー動作(定格連続動作)とセーブパワー動作(省電力動作)の切り換えができる。
【0014】
すなわちACアダプタ1を使用しない場合は、ACアダプタジャック3は図示のように接点a側に切り替わり、電池2の一極が接地されてその電源回路が閉回路となる。これにより電池2の電圧はシステム電源レギュレータ4と負荷6a,6bに加わり、システム電源レギュレータ4からは正の電圧VccがCPU5と、抵抗Rを介してトランジスタQ3に加わる。
【0015】
この場合、電池2の正の電圧はダイオードD1により阻止され、トランジスタQ3のベース側には加わらないからベース電流は流れず、トランジスタQ3はOFFである。よって同トランジスタQ3のコレクタとCPU5の入力ポートCは、電圧Vccと同電位すなわちHighとなる。
【0016】
ここで、例えば負荷6aは定格機能で常時動作させる回路であり、負荷6bは必ずしもその必要が無い回路であるとする。CPU5はその入力ポートCの電位がHighであることを読み込むと電池2から電源供給を受けていると判断し、例えば出力ポートAを低インピーダンスにしてトランジスタQ1へベース電流を流すとともに、出力ポートBを高インピーダンスにしてトランジスタQ2にはベース電流を流さないようにする。これによりトランジスタQ1はONでトランジスタQ2はOFFとなり、負荷6a側にのみ電源が供給されてその回路が定格機能の動作をする。この場合、装置は省電力動作となる。
【0017】
次にACアダプタ1を使用した場合は、ACアダプタジャック3は接点b側に切り替わり、電池2の一極はオープンになるとともにACアダプタ1の一出力端子が接地され、同ACアダプタの電源回路が閉回路となる。よってACアダプタ1の正、負の出力電圧は例えばトランジスタQ3のベース側と、ダイオードD1を介してシステム電源レギュレータ4及び負荷6a,6bに加わる。更に、システム電源レギュレータ4からは安定化された正の電圧VccがCPU5と、抵抗Rを介してトランジスタQ3のコレクタ側に加えられる。
【0018】
これによりCPU5は動作を開始し、トランジスタQ3はONとなってコレクタ電流が流れる。このコレクタ電流により抵抗Rには電圧降下が発生し、CPU5の入力ポートCは電圧Vccより低い電位すなわちLowとなる。
【0019】
CPU5は入力ポートCの電圧がLowであることを読み込むとACアダプタ1から電源供給を受けていると判断し、例えば出力ポートA,Bを共に低インピーダンスにしてトランジスタQ1とQ2へそれぞれベース電流を流すようになっている。これによりトランジスタQ1,Q2はONとなる。負荷6a及び6bにはACアダプタ1からそれぞれ電源が供給され、両負荷の回路は定格機能で動作する。
【0020】
この発明においては、ACアダプタ1を使用(ACアダプタジャック3は接点b側)しているとき、瞬時的な電圧低下や停電等に対して無停電化を図るため、例えば電池2の一極と接地間にダイオードD2が設けられている。ACアダプタ1が正規の電圧を出力しているときは、ダイオードD1を通った電流はシステム電源レギュレータ4と負荷6側に流れ、電池2の方向に流れようとする電流はダイオードD2によって阻止される。
【0021】
ACアダプタ1の出力が停電等により瞬時的に低下した場合は、電池2−システム電源レギュレータ4−接地−ダイオードD2の電源回路が形成され、電池から電流が流れるため無停電化でき、負荷動作にCPU5がリセット動作を行う等の誤動作が防止される。
【0022】
なお、上記電池電源の場合においては負荷6bに対して電源を供給しない例が説明されているが、例えばCPU5の出力ポートBからトランジスタQ2へ一定周期でベース電流を流し、負荷6bを間欠的に動作させるようにしてもよい。この場合も装置が省電力動作となることは明らかである。
【0023】
【効果】
以上、説明したようにこの発明によると、ACアダプタの出力を電源とする場合は全負荷が定格機能の動作をするが、電池の出力を電源とする場合は所定の負荷が間欠動作又は動作を停止するようになっている。そのため電池の消耗が少なくなり、寿命を長くするのに有効である。
【0024】
また、ACアダプタを電源として稼動中瞬時的な停電等があっても対応できるので、CPUの誤動作を防止することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された電源供給回路の電気的構成を示すブロック線図。
【図2】従来装置の電気的構成を示すブロック線図。
【符号の説明】
1 ACアダプタ
2 電池
3 ACアダプタジャック
5 CPU
6a 負荷
6b 負荷
D1 ダイオード
Q1 トランジスタ
Q2 トランジスタ
Q3 トランジスタ
Claims (1)
- 交流電源の電圧を整流手段により整流した直流電圧もしくは電池からの電圧を切り換え可能に装置内の複数の負荷に加える電子機器類の電源供給回路において、
上記整流手段の+出力端子と上記電池の正極とが上記負荷に至る電圧路に対して並列的に接続されていて、それらの−出力端子と負極のいずれか一方を選択的に接地に接続するスイッチ手段と、上記負荷に加わる電圧の電源元が上記整流手段か上記電池かの判断に供される電源種別情報を発生する回路と、上記電源種別情報により電源元が上記整流手段と判断した場合と上記電池と判断した場合について、上記負荷の全部又は一部を連続動作もしくは間欠動作あるいは非動作となす負荷駆動条件変更手段とを備え、
上記電源種別情報発生回路は、上記整流手段の+出力端子から上記負荷に至る電圧路の間に順方向に設けられた第1ダイオードと、該第1ダイオードのアノード側に接続されていて、電源元が上記電池から上記整流手段に切り換えられたとき上記整流手段の+出力端子側からベース電流が与えられるスイッチング用トランジスタとを含み、該トランジスタのエミッタは接地側に接続され、そのコレクタは抵抗を介して装置内の+電圧路に接続されており、
上記負荷駆動条件変更手段は、上記トランジスタのコレクタ側を入力ポートに接続し、上記複数の負荷と接地間に設けられた各スイッチング用トランジスタのベース側をそれぞれ出力ポートに接続したCPUからなり、上記入力ポートに加わるコレクタ電位の高低に応じて上記出力ポートから送出する各ベース電流を制御し、かつ、
上記電池の負極と接地との間には、アノード側が接地された第2ダイオードが上記スイッチ手段と並列的に接続されていることを特徴とする電子機器類の電源供給回路。
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JP30830694A JP3542836B2 (ja) | 1994-11-17 | 1994-11-17 | 電子機器類の電源供給回路 |
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JPH08149705A JPH08149705A (ja) | 1996-06-07 |
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1994
- 1994-11-17 JP JP30830694A patent/JP3542836B2/ja not_active Expired - Fee Related
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