JP3542627B2 - 張力装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は張力装置に係わり、特にスタッド又はボルト等に張力を発生させて保持するための液体圧作動のボルト又はナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明は特に、非限定であるが、環状の金属シリンダー本体がその一端面に環状の金属ピストンを受け入れるための環状空所を備えており、このピストンの半径方向内側及び外側の側壁はテーパー形の環状ウェブとして終端し、又これらが一緒になってそれらの間に環状凹部を画成すると共に、内部の作動液体圧によってピストンが空所に沿って軸方向に移動する間、作動液体圧の作用の下で空所壁に対するシールを形成するための柔軟性を表すような、英国特許公開明細書GB−A−2245681号に記載されている形式の留め具装置に関する。この装置は従来の液体圧作動のナットと比較すると、シール形態が高温度に対する長期間の露出に耐えられない材料の必要性を排除したことを特徴とする。
【0003】
上記特許公開明細書は、環状金属シリンダー本体が機械から突出した細長いボルト又はスタッドに螺着されるようになされた内ねじナットを含み、環状金属ピストンは作動流体圧によりピストン及びシリンダーが引き離されてボルト又はスタッドに引張応力を発生させる時に機械に対して支持されるようになされる荷重リングを含んでいる流体圧作動ナットを開示している。ピストンは半径方向外方に延在するフランジを含むピストン本体の一部であり、該フランジは室の半径方向外側のシリンダー本体の一部と向い合い、これにより前記フランジ及び本体部分の間に挿入されたシムは作動流体圧が解除された後に軸方向の並置状態、従って軸方向荷重を保持する。
【0004】
特にシール構造に基本的に関係するこの明細書は引張荷重がシムで保持される液体圧作動ナットに関連して説明されているが、ピストン又はシリンダー本体の周面に形成された協働ねじによって支持されるように内ねじを形成されると共に、作動液体圧の排出の前に他方と当接するまで軸方向に移動可能とされたロッキングリングによって、荷重作用の下でピストン及びシリンダー本体の相対位置を保持し、作動液体圧が解放された時にはこの当接を介して一方の本体から、リングとねじの形成された支持部を経て他方へ荷重が伝達されるようにすることも従来公知であることが認識されよう。
【0005】
上述したシール装置を有する液体圧作動ナットの特別な使用はタービンケーシングであり、これにおいてナットは作動液体圧を付与て物理的な保持を取り除く、即ちロッキングリングを移動してボルトの引張荷重を解放させるべく作動流体圧を低下させることにより取外されるまで、高温度にて長年にわたりケーシングボルトからの引張荷重を保持しなければならない。
【0006】
このような応用例に於いて典型的にケーシングボルトの間隔ピッチは液体圧作動ナットの寸法で制限されるので、径方向寸法を最少限にすることが望ましい。ロッキングリングがピストン本体を取囲んで支持され、又環状空所の半径方向外方のシリンダー本体の端面部分に当接するまで軸方向に移動されると都合が良い。これにより半径方向に作用する室圧力及び圧力除去後に支持される軸方向の引張荷重に耐えるように液体圧作動ナットの径方向寸法は印加される流体圧及び軸方向力で決定される環状空所の径方向寸法および空所の壁部を画成するシリンダー本体の径方向寸法により効果的に決定される。
【0007】
従来は、特に空所の外方のシリンダー本体部分の半径方向の厚さは、作動流体圧による壁部の如何なる歪及び変形もその弾性限界内にあって、その壁部は作動流体圧が解除されるとピストン及びシール装置が本来の形状に復元するように選択された。従来の弾性的なシール装置が使用される場合、正確な形状に復元するための要求条件は上記明細書の金属ウェブの寸法諸元の場合ほど厳密でない。
【0008】
しかしながら、作動流体圧で生じたシリンダー本体のあらゆる歪みが金属ピストンウェブのシール能力の範囲内に緩和されるこのような設計限界内でシリンダー本体の寸法及び材料を選択するにも拘かわらずに、シリンダー本体がピストン上のロッキングリングにより軸方向荷重を支持するようになされると、シール性が低下し空所のその後の加圧に支障をきたすことが見出された。
【0009】
ボルトのヘッドは軸方向力の付与の点でナットが螺着されたスタッド又はボルトシャンクと同様であり上述の論議は別個に取付けられたナットに対するのと同様に一体的な作動流体圧装置を有するボルトヘッドにもあてはまる。この明細書では「流体圧作動の張力装置」という用語は特別に限定しない限りナット又はボルトの何れかの形態も含むように意図される。
【0010】
本体に作用する力によってこのようなシール不足が生じる限り、僅かな程度であってもピストン及びシリンダー本体の間に何れかの形式のシール装置を介在させることを考えねばならず、従って本体に作用するこのような力を受け入れることはシールの正確な形状及び空所を画成するピストン及びシリンダー本体構造とは無関係である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的はシリンダー本体、及びピストン本体で担持されたロッキングリングを経て荷重を支持した後の再加圧により、周知の装置に於ける欠陥を緩和する液体圧作動の張力装置を提供することである。
【0012】
本発明の第一の概念によれば、液体圧作動の張力装置は(i)長手軸線を取囲み、一端面に軸方向に延在する空所を形成され、半径方向外方にシリンダー本体壁部分及び端面部分を含む環状シリンダー本体と、(ii)軸方向に延在する環状ピストン部分を有し、前記空所内に延入して内部で滑り嵌めを形成し、シリンダー本体と共に流体室を画成する環状ピストン本体と、(iii)前記室のシール手段と、(iv)ピストン本体を同軸的に取囲み、シリンダー本体壁部分の前記端面部分を同軸的に取囲み且つ対面したリング端部を有するロッキングリングを含んで成るロッキング部分、及び(v)作動時に前記室を加圧して本体の軸方向荷重に抗してピストン部分とシリンダー本体との間の軸方向変位を行わせるべく、ロッキングリング端部がシリンダー本体の前記端面部分に当接されてロッキング手段が位置決めされるように圧力の高められた液体を前記室に供給し、又前記室を減圧して前記軸方向荷重が前記シリンダー本体壁部分とロッキングリングとの間で伝達されるように前記室から液体を解放するためのダクト手段とを含んで構成され、軸方向荷重の伝達時にシリンダー本体壁部分がロッキングリング面上を半径方向内方へ滑動できるようにするために、シリンダー本体側のロッキングリングの前記端部に凹部を形成されてシリンダー本体の前記端面部分に半径方向内方に傾斜した面を提するようにされる。
【0013】
空所の半径方向外側のシリンダー本体の前記端面部分は、ロッキングリングの前記端部に対するほぼ相補的な傾斜を有して形成される。
【0014】
本発明の第二の概念によれば、取付対象機械から突出した細長い部材に引張応力を発生させて保持する方法は、該部材に同軸的に固定され、上述した装置のシリンダー本体又はピストン本体の一方が機械に支持されるように他方の本体を配置する段階と、シリンダー本体に対してピストン本体を軸方向に移動させて部材に引張応力を発生させるために高圧力の液体を室に供給する段階と、ロッキングリングをシリンダー本体の前記端面部分に当接させ且つピストン本体に対して軸方向に移動しないように固定する段階と、引張応力がシリンダー本体端面部分とロッキングリングとの間に作用するように室圧力を低下させる段階と、又少なくとも一度室を再加圧し、ロッキングリングを前記シリンダー本体端面部分に当接すように固定し、及び室圧力を低下させる諸段階とを含む。
【0015】
添付図面を参照して例を挙げて本発明の実施例をここに説明する。
【0016】
【実施例】
図1及び図2を参照すれば、長手軸線11を有するボルト10が機械の2つの部品12、13を互いに締付けることに使用される。ボルトは機械の一方の部品12に対して支持されるように配置されたヘッド14を有し、又他方の部品13から突出したねじを形成されたシャンク部分15を有する。この機械部品12、13はシャンク部分に螺着され且つ又部品13に反作用を及ぼす液体圧作動ナット16によりボルトに発生されて保持される引張応力によって圧縮されて互いに保持される。
【0017】
この流体圧作動ナット16は前述のGB−A−2245681号に記載されているように、ボルトと同軸の環状ナット本体17を有し、ナット半径方向内側の壁部18はねじを形成されてボルトと係合し、その下端面19は軸方向に延在する環状空所20を有する。空所の半径方向内側及び外側の壁部22、23は互いに向き合い、互いに又長手軸線11に対してほぼ平行に延在する。空所20によりナット本体にはシリンダー本体が画成される。空所の半径方向外方のシリンダー本体の部品24は便宜的にシリンダー本体壁部分として参照され得る。
【0018】
環状ピストン本体25はナット本体と機械部品13との間に配置される荷重リング部材を含む。荷重リングは任意のワッシャー部材25’、及び半径方向内側及び外側の壁部27、28で画成された直立環状ピストン部分26を含み、これは空所20内に延在して滑り嵌めを形成して、シリンダー本体と共に室29を画成する。環状ピストン部分の半径方向内側及び外側の壁部27、28は軸方向に延在したテーパー形の環状ウェブ30、31として室29内で終端し、これらのウェブが室のためにピストン及びシリンダー壁部の間にシール手段を形成する。
【0019】
液体圧作動ナットはロッキング手段を含む。ロッキング手段はピストン本体の直立部分を同軸的に取囲み、又シリンダー本体壁部分24の端面部分34と同軸で且つ対面するリング端部33を有する。このロッキングリングはその半径方向内側の軸方向壁部32’にねじが形成され、前記ウェブから軸方向に変化したピストン部分の協働ねじを形成された軸方向に延在する半径方向外側の側壁28’で支持される。
【0020】
標準ねじ連結穴36を含むダクト手段35はシリンダー本体を通して室29に延在し、作動液体が高圧で供給されるように、又そこから排出されるようになっている。
【0021】
これまで説明したように液体圧作動ナット装置の部材はこの分野でそれ自体は周知の従来のものである。しかしながらこの分野でナット本体及びロッキングリングの当接面を長手軸線11に垂直に延在させることが従来法であることに反して、本発明によればシリンダー側のロッキングリング32の端部33は凹部を形成され、シリンダー本体壁部分24の端面部分34に、空所20の半径方向外方で、半径方向内方に傾斜する面を提するようにされていることが相違する。
【0022】
シリンダー本体の端面部分34はロッキングリングの端部33に対してほぼ相補的な傾斜を有して形成されると都合良い。
【0023】
ロッキングリングの端部の凹部は、長手軸線上に中心のある球体面の一部となし得る、即ち、このリングの端面は半径方向に僅かな湾曲を有し得る。又は長手軸線上に中心のある円錐形の表面の一部となし得る、即ち、リングの前記面は半径方向に実質的に平坦とされ得る。さらに以下に説明するようにリング凹部の傾斜が要求する制約内で凹部を形成して構成されるようにできるものであればリング端部は、他の色々な輪郭も使用できる。
【0024】
液体圧作動ナット装置の作動は新規なものでなく、室29が排出された状態で、シリンダー本体(ナット本体)がボルトのシャンク15上に組立てられ、ピストン本体(荷重リング)25が部品13に当接する迄機械部品13に向けて前進移動するように回転され、次いで最少限の室29を画成するために空所20内にほぼ完全に引込められことは従来通りである。作動液体は高圧の下でダクト36を経て室29に導入されて室内に高圧を確立し、ピストンウェブ部品30、31を押しつけ空所の壁部とシール接触させる、又ピストン及びシリンダー本体を軸方向に引き離すように駆動し、この動きはボルトを機械13に対して長手方向に引伸ばしてこの軸方向力及び作動液体圧に関連して引張応力を発生させる一方、機械の部品を相応に圧縮させる。特定の引張応力が達成されると、ロッキングリング32は軸方向に移動され、図2に示したねじによる相互係合によってシリンダー本体の面部分34に当接されて固定され、この時室29内の圧力が低下されて、これにより空所の底部及びピストン部分の端部を経て既に支持されているボルトの引張応力がシリンダー本体壁部分24、端面部分34、ロッキングリング32及びピストン部分のねじを形成された表面28’により保持されるようになされる。
【0025】
室が加圧され、ピストンが図2に示すように空所のリップへ向けて軸方向に移動されるとき、室壁23に作用する圧力は壁部分24を半径方向外方へ向けてその材料及び厚さに応じた範囲で歪ませようとする。このような歪みは通常は非常に小さく、材料の弾性限界内である。更に、この同じ圧力がピストンウェブ部材31を歪ませてシールの連続性が有効となるべきことを保証する。
【0026】
室圧が低下されると、ピストンウェブは初期状態に弛緩し、ナット本体の外側壁部分はボルト張力の軸方向荷重がロッキングリングを経て作用するのと同様に作用する傾向を示す。
【0027】
ロッキングリングの端部に大きな軸方向荷重が伝達されるにも拘かわらずに、部分16’の前記弛緩部分と同様に、凹部を形成されたリング端部は端面部分34がロッキングリングの面を横断して半径方向内方へ滑動できるようにして、ピストンウェブとの接触関係をとらせるようにする。
【0028】
この点が上述した従来装置と対比される所であり、従来装置ではロッキングリングの端部及びシリンダー本体の面部分が長手軸線11に垂直であり、空所のリップがロッキング端部に埋まる(dig in)又はすえ込み(swage)する傾向を見せ、又半径方向に復帰しえなかった。これは軸方向荷重を支持する点では大きな影響を与えないが、完全に弛緩したピストンウェブ31及び部分的に歪んだ空所壁23との間の初期のシールが失われて、室29が正しく再加圧をできなくなる問題と提していた。
【0029】
長手軸線に対して5°から垂直までの凹部の傾斜が、荷重伝達効率に影響する非軸方向に伝達荷重力の成分を導かないで、シリンダー本体の壁部分24の半径方向の弛緩を十分に可能にすることが見出された。
【0030】
小さな凹部の傾斜が荷重力と組合わさって、小さな半径方向内方へ向かう反作用成分をシリンダー本体の端面部分34に発生させ、これがピストンウェブ31とシール接触するシリンダー本体の壁部分24の半径方向の動きを助成し、あるいは少なくともこの半径方向の動きに対する抵抗に打ち勝つようにできる。
【0031】
シリンダー本体部分16を半径方向内方へ弛緩させるようにする目的で、端面部分34の形状は正確に定められる必要はないが、共に応力状態又は荷重状態にある時、軸方向荷重を均等に分散させるために端面部分がほぼ相補的関係でロッキングリングの凹部に沿うことの望ましいことが理解されよう。
【0032】
作動時、シリンダー本体の壁部分24に沿って軸方向に作用する荷重力を保持する張力が、凹部の傾斜のためにロッキングリングに半径方向外方へ向かう成分を形成し、又ピストン部分のねじを形成された支持体28’に発生した反作用力から半径方向に偏倚した軸方向成分を形成し、この結果、ロッキングリングの上部が半径方向外方へ歪んで、使用前に一致したリング及びシリンダー本体の面が使用時にそれほど正確に一致しないことが認識されよう。
【0033】
望まれるならば、又使用時のリングの最大の歪みの程度が予測できるならば、リング凹部及びシリンダー本体の端面部分の傾斜は別個に形成され、リングが荷重を受けた状態での互いの一致を行わせるようになし得る。
【0034】
このような荷重の作用が僅かならば、それらを無視し、無荷重時にロッキングリングの端部凹部及びシリンダー本体の端面部分を一致させ、即ち同じ傾斜で製造される。
【0035】
リング凹部及びシリンダー本体の面部分の組合せ面は、荷重の作用する状態ですえつけることで適当に互いに一致するようにし、またこれにより取付け前のシリンダー本体部分の半径方向の弛緩及びシール効果を確かめることができるようにする。
【0036】
このような処理において、液体圧作動ナットは一緒に使用すべきボルト又はダミーボルトに固定され、室29はボルトに引張応力を発生させるように加圧され、ロッキングリングはピストン本体に沿って移動してシリンダー本体と接触状態で固定され、室は排出されて、シリンダー本体及び面部分34及びロッキングリング32を介してボルト張力が反作用するようにさせる。この、後少なくとも1回、好ましくは数回シリンダーが加圧され、室内圧が低下される前にロッキングリングは再びシリンダー本体と当接させた状態に再位置決めされて固定され、シリンダー本体及びロッキングリングの間に荷重が再付与される。液体圧作動ナットは次にボルト上に再組立てされ、ボルトに適当な引張応力を発生させてこれを保持する。
【0037】
加圧及び荷重付与のこのようなサイクルは、荷重の作用した状態でのロッキングリング及びシリンダー本体との組合せ面間の小さな不一致を軽減し、ピストンウェブ及び空所壁部が取付け後に繰り返される再加圧で有効なシールを形成することを保証する。
【0038】
本発明による液体圧作動ナットは図1及び図2に示したものに限定されないことが認識されよう。例えば、環状ピストン本体はボルト15と係合するナット本体を形成するように内ねじを形成でき、シリンダー本体は機械部品13上に係止される荷重リングを形成するようにされる。
【0039】
更に、本発明による液体圧作動ナットは、ピストン本体がシリンダー本体の半径方向外側及び内側の壁部の間に画成された室内に収容され、ピストン本体と一体的な金属ウェブがシール手段を形成している前述のGB−A−2245681号に記載された構造に立脚する必要はない。図3は、最後の1段落で説明したように、室構造が異なった、それ自体はこの分野で周知であるように、ボルト15及び機械部品13に対して逆の関係のピストン本体及びシリンダー本体41、42の形態を示している。
【0040】
シリンダー本体42はシリンダー本体端壁部分45、及びピストン本体が内部を滑動する段階状の環状空所46を形成するために半径方向内側の側壁44よりも軸方向に長い半径方向外側の側壁43を有する。ピストン本体は半径方向内側のねじを形成された側壁48よりも軸方向に短い半径方向外側の側壁47を有し、46と同じ半径の環状空所49を画成し、環状シール50、51と共に流体室52を画成する。
【0041】
内ねじを形成されたロッキングリング53であるロッキング手段はピストン本体のねじを形成された外側壁に担持され、シリンダー本体の半径方向外側の本体部分45の端面部分54と向き合う。
【0042】
図1及び図2に関連して説明したように、室内の作動流体圧がボルトに応力を発生させた時に、シリンダー本体部分45の端面部分54に当接するようにロッキングリングがピストン本体の廻りに回転されて位置決めでき、その後ねじ係合によって軸方向に動かないように保持される。少なくともロッキングリングの端部55は、又好ましくはシリンダー本体部分の端面54は、軸方向に荷重を伝達させる間にロッキングリング面上でシリンダー本体壁部分が半径方向内方に滑動できるようにするために凹部を形成される。
【0043】
本発明による流体圧作動装置はピストン本体で担持され、シリンダー本体の端面位置と当接するように移動できるねじを形成されたロッキングリングに限定されない。
【0044】
例えば、図2のナット16と殆どの点で同じ液体圧作動ナット16’の一部を示す図4を参照すれば、ロッキング手段60がロッキングリング62を含み、これはリング32に似ているがねじを形成されておらず、軸方向に延在したピストン本体26の外側の側壁に対して自由に軸方向に移動できる凹部の形成された端部63を有し、又複数のシム64がロッキングリングと機械部品13又はワッシャー部材25’の間にてピストン本体の側壁の廻りに配置されるように適当に配列されており、室圧力が低下されると、シリンダー本体の軸方向荷重はシリンダー壁部分24、ロッキングリング63及びシム64を経て機械に伝達されることで識別される。
【0045】
ロッキングリング63はスクリュー65によりシリンダー本体の端面部分34で緩く担持され、端面部分34に隣接して凹部端部を容易に位置決めできる一方、シムが挿入され、荷重は担持されないが、荷重を伝達する時はシリンダー本体壁部分の半径方向の弛緩を妨げないことで都合良い。
【0046】
本発明による液体圧作動張力装置は、ナット本体がねじを形成されたスタッド又はボルト部材に固定されるようにねじを形成されている液体圧作動ナット以外の形態を取り得ることは、認識されよう。部材に張力を付与するために環状シリンダー本体(図1、図2)又はピストン本体(図3)が他の方法で固定され、又は内ねじを形成されるか他の方法でボルト等に係合するようになされたプラー支持体として簡単に作用するジャッキの形を取り得る。
【0047】
上述の実施例は細長いスタッド又はボルト部材の端部に固定される流体圧作動ナット又は同様なジャッキ装置の形をした装置に制限された。
【0048】
図5に示されるように、液体圧作動張力装置は、機械部品72に固定されたねじ端部71及び機械部品74から突出したシャンク73を有するボルト70の形を取り得ることが認識されよう。ボルトヘッド75は、ナット本体17がボルトヘッドの一体部分であることを除いて、図1及び図2に示した液体圧作動ナット16と同じである。作動、及び凹部の形成されたロッキングリングの機能は、これまで説明したものと似ており、それ以上の説明は不要である。ボルトヘッドは、荷重リングを形成してロッキングリング77を担持するようなピストン本体76を受け入れるシリンダー本体を形成するものとして示されている。ロッキングリングの端部78は、室の半径方向外側のシリンダー本体部分の端面部分79であるとして凹部を形成され、作動は液体圧作動ナット16に関して前述で説明した通りである。ボルトヘッドはピストン本体として形成され、荷重リングは図3に類似のシリンダー本体として形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、機械から突出したボルト部材上に配置された液体圧作動ナットで、ナット本体はシリンダー本体及びピストン本体で形成された荷重リングで形成され、ボルト部材に引張応力が生じる前に軸方向に短縮される液体圧作動ナットとされた液体圧作動張力装置を通る断面図。
【図2】軸方向に延在し、ロッキングリングを経てボルト部材の引張応力を保持する留め具装置を示す図1と同様の断立面図。
【図3】ナット本体を形成するシリンダー本体に代えてピストン本体を有する液体圧作動ナットを構成した本発明による更に他の形態の装置の断立面図。
【図4】他の形態のロッキング手段を示す本発明による更に他の形態の装置の一部の図2と同様の断立面図。
【図5】圧縮される機械から突出した液体圧作動ボルトの形態をした本発明による流体圧作動張力装置の断立面図。
【符号の説明】
10 ボルト
12、13 機械部品
14 ヘッド
15 シャンク
16 ナット
20 室
25 ピストン本体
25’ワッシャー部材
30、31 ウェブ
40 ナット
41 ピストン本体
42 シリンダー本体
50、52 シール
52 室
60 ロッキング手段
62 ロッキングリング
63 凹部端部
64 シム
70 ボルト
72 機械部品
73 シャンク
74 機械部品
76 ピストン本体
77 ロッキングリング
【産業上の利用分野】
本発明は張力装置に係わり、特にスタッド又はボルト等に張力を発生させて保持するための液体圧作動のボルト又はナットに関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明は特に、非限定であるが、環状の金属シリンダー本体がその一端面に環状の金属ピストンを受け入れるための環状空所を備えており、このピストンの半径方向内側及び外側の側壁はテーパー形の環状ウェブとして終端し、又これらが一緒になってそれらの間に環状凹部を画成すると共に、内部の作動液体圧によってピストンが空所に沿って軸方向に移動する間、作動液体圧の作用の下で空所壁に対するシールを形成するための柔軟性を表すような、英国特許公開明細書GB−A−2245681号に記載されている形式の留め具装置に関する。この装置は従来の液体圧作動のナットと比較すると、シール形態が高温度に対する長期間の露出に耐えられない材料の必要性を排除したことを特徴とする。
【0003】
上記特許公開明細書は、環状金属シリンダー本体が機械から突出した細長いボルト又はスタッドに螺着されるようになされた内ねじナットを含み、環状金属ピストンは作動流体圧によりピストン及びシリンダーが引き離されてボルト又はスタッドに引張応力を発生させる時に機械に対して支持されるようになされる荷重リングを含んでいる流体圧作動ナットを開示している。ピストンは半径方向外方に延在するフランジを含むピストン本体の一部であり、該フランジは室の半径方向外側のシリンダー本体の一部と向い合い、これにより前記フランジ及び本体部分の間に挿入されたシムは作動流体圧が解除された後に軸方向の並置状態、従って軸方向荷重を保持する。
【0004】
特にシール構造に基本的に関係するこの明細書は引張荷重がシムで保持される液体圧作動ナットに関連して説明されているが、ピストン又はシリンダー本体の周面に形成された協働ねじによって支持されるように内ねじを形成されると共に、作動液体圧の排出の前に他方と当接するまで軸方向に移動可能とされたロッキングリングによって、荷重作用の下でピストン及びシリンダー本体の相対位置を保持し、作動液体圧が解放された時にはこの当接を介して一方の本体から、リングとねじの形成された支持部を経て他方へ荷重が伝達されるようにすることも従来公知であることが認識されよう。
【0005】
上述したシール装置を有する液体圧作動ナットの特別な使用はタービンケーシングであり、これにおいてナットは作動液体圧を付与て物理的な保持を取り除く、即ちロッキングリングを移動してボルトの引張荷重を解放させるべく作動流体圧を低下させることにより取外されるまで、高温度にて長年にわたりケーシングボルトからの引張荷重を保持しなければならない。
【0006】
このような応用例に於いて典型的にケーシングボルトの間隔ピッチは液体圧作動ナットの寸法で制限されるので、径方向寸法を最少限にすることが望ましい。ロッキングリングがピストン本体を取囲んで支持され、又環状空所の半径方向外方のシリンダー本体の端面部分に当接するまで軸方向に移動されると都合が良い。これにより半径方向に作用する室圧力及び圧力除去後に支持される軸方向の引張荷重に耐えるように液体圧作動ナットの径方向寸法は印加される流体圧及び軸方向力で決定される環状空所の径方向寸法および空所の壁部を画成するシリンダー本体の径方向寸法により効果的に決定される。
【0007】
従来は、特に空所の外方のシリンダー本体部分の半径方向の厚さは、作動流体圧による壁部の如何なる歪及び変形もその弾性限界内にあって、その壁部は作動流体圧が解除されるとピストン及びシール装置が本来の形状に復元するように選択された。従来の弾性的なシール装置が使用される場合、正確な形状に復元するための要求条件は上記明細書の金属ウェブの寸法諸元の場合ほど厳密でない。
【0008】
しかしながら、作動流体圧で生じたシリンダー本体のあらゆる歪みが金属ピストンウェブのシール能力の範囲内に緩和されるこのような設計限界内でシリンダー本体の寸法及び材料を選択するにも拘かわらずに、シリンダー本体がピストン上のロッキングリングにより軸方向荷重を支持するようになされると、シール性が低下し空所のその後の加圧に支障をきたすことが見出された。
【0009】
ボルトのヘッドは軸方向力の付与の点でナットが螺着されたスタッド又はボルトシャンクと同様であり上述の論議は別個に取付けられたナットに対するのと同様に一体的な作動流体圧装置を有するボルトヘッドにもあてはまる。この明細書では「流体圧作動の張力装置」という用語は特別に限定しない限りナット又はボルトの何れかの形態も含むように意図される。
【0010】
本体に作用する力によってこのようなシール不足が生じる限り、僅かな程度であってもピストン及びシリンダー本体の間に何れかの形式のシール装置を介在させることを考えねばならず、従って本体に作用するこのような力を受け入れることはシールの正確な形状及び空所を画成するピストン及びシリンダー本体構造とは無関係である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的はシリンダー本体、及びピストン本体で担持されたロッキングリングを経て荷重を支持した後の再加圧により、周知の装置に於ける欠陥を緩和する液体圧作動の張力装置を提供することである。
【0012】
本発明の第一の概念によれば、液体圧作動の張力装置は(i)長手軸線を取囲み、一端面に軸方向に延在する空所を形成され、半径方向外方にシリンダー本体壁部分及び端面部分を含む環状シリンダー本体と、(ii)軸方向に延在する環状ピストン部分を有し、前記空所内に延入して内部で滑り嵌めを形成し、シリンダー本体と共に流体室を画成する環状ピストン本体と、(iii)前記室のシール手段と、(iv)ピストン本体を同軸的に取囲み、シリンダー本体壁部分の前記端面部分を同軸的に取囲み且つ対面したリング端部を有するロッキングリングを含んで成るロッキング部分、及び(v)作動時に前記室を加圧して本体の軸方向荷重に抗してピストン部分とシリンダー本体との間の軸方向変位を行わせるべく、ロッキングリング端部がシリンダー本体の前記端面部分に当接されてロッキング手段が位置決めされるように圧力の高められた液体を前記室に供給し、又前記室を減圧して前記軸方向荷重が前記シリンダー本体壁部分とロッキングリングとの間で伝達されるように前記室から液体を解放するためのダクト手段とを含んで構成され、軸方向荷重の伝達時にシリンダー本体壁部分がロッキングリング面上を半径方向内方へ滑動できるようにするために、シリンダー本体側のロッキングリングの前記端部に凹部を形成されてシリンダー本体の前記端面部分に半径方向内方に傾斜した面を提するようにされる。
【0013】
空所の半径方向外側のシリンダー本体の前記端面部分は、ロッキングリングの前記端部に対するほぼ相補的な傾斜を有して形成される。
【0014】
本発明の第二の概念によれば、取付対象機械から突出した細長い部材に引張応力を発生させて保持する方法は、該部材に同軸的に固定され、上述した装置のシリンダー本体又はピストン本体の一方が機械に支持されるように他方の本体を配置する段階と、シリンダー本体に対してピストン本体を軸方向に移動させて部材に引張応力を発生させるために高圧力の液体を室に供給する段階と、ロッキングリングをシリンダー本体の前記端面部分に当接させ且つピストン本体に対して軸方向に移動しないように固定する段階と、引張応力がシリンダー本体端面部分とロッキングリングとの間に作用するように室圧力を低下させる段階と、又少なくとも一度室を再加圧し、ロッキングリングを前記シリンダー本体端面部分に当接すように固定し、及び室圧力を低下させる諸段階とを含む。
【0015】
添付図面を参照して例を挙げて本発明の実施例をここに説明する。
【0016】
【実施例】
図1及び図2を参照すれば、長手軸線11を有するボルト10が機械の2つの部品12、13を互いに締付けることに使用される。ボルトは機械の一方の部品12に対して支持されるように配置されたヘッド14を有し、又他方の部品13から突出したねじを形成されたシャンク部分15を有する。この機械部品12、13はシャンク部分に螺着され且つ又部品13に反作用を及ぼす液体圧作動ナット16によりボルトに発生されて保持される引張応力によって圧縮されて互いに保持される。
【0017】
この流体圧作動ナット16は前述のGB−A−2245681号に記載されているように、ボルトと同軸の環状ナット本体17を有し、ナット半径方向内側の壁部18はねじを形成されてボルトと係合し、その下端面19は軸方向に延在する環状空所20を有する。空所の半径方向内側及び外側の壁部22、23は互いに向き合い、互いに又長手軸線11に対してほぼ平行に延在する。空所20によりナット本体にはシリンダー本体が画成される。空所の半径方向外方のシリンダー本体の部品24は便宜的にシリンダー本体壁部分として参照され得る。
【0018】
環状ピストン本体25はナット本体と機械部品13との間に配置される荷重リング部材を含む。荷重リングは任意のワッシャー部材25’、及び半径方向内側及び外側の壁部27、28で画成された直立環状ピストン部分26を含み、これは空所20内に延在して滑り嵌めを形成して、シリンダー本体と共に室29を画成する。環状ピストン部分の半径方向内側及び外側の壁部27、28は軸方向に延在したテーパー形の環状ウェブ30、31として室29内で終端し、これらのウェブが室のためにピストン及びシリンダー壁部の間にシール手段を形成する。
【0019】
液体圧作動ナットはロッキング手段を含む。ロッキング手段はピストン本体の直立部分を同軸的に取囲み、又シリンダー本体壁部分24の端面部分34と同軸で且つ対面するリング端部33を有する。このロッキングリングはその半径方向内側の軸方向壁部32’にねじが形成され、前記ウェブから軸方向に変化したピストン部分の協働ねじを形成された軸方向に延在する半径方向外側の側壁28’で支持される。
【0020】
標準ねじ連結穴36を含むダクト手段35はシリンダー本体を通して室29に延在し、作動液体が高圧で供給されるように、又そこから排出されるようになっている。
【0021】
これまで説明したように液体圧作動ナット装置の部材はこの分野でそれ自体は周知の従来のものである。しかしながらこの分野でナット本体及びロッキングリングの当接面を長手軸線11に垂直に延在させることが従来法であることに反して、本発明によればシリンダー側のロッキングリング32の端部33は凹部を形成され、シリンダー本体壁部分24の端面部分34に、空所20の半径方向外方で、半径方向内方に傾斜する面を提するようにされていることが相違する。
【0022】
シリンダー本体の端面部分34はロッキングリングの端部33に対してほぼ相補的な傾斜を有して形成されると都合良い。
【0023】
ロッキングリングの端部の凹部は、長手軸線上に中心のある球体面の一部となし得る、即ち、このリングの端面は半径方向に僅かな湾曲を有し得る。又は長手軸線上に中心のある円錐形の表面の一部となし得る、即ち、リングの前記面は半径方向に実質的に平坦とされ得る。さらに以下に説明するようにリング凹部の傾斜が要求する制約内で凹部を形成して構成されるようにできるものであればリング端部は、他の色々な輪郭も使用できる。
【0024】
液体圧作動ナット装置の作動は新規なものでなく、室29が排出された状態で、シリンダー本体(ナット本体)がボルトのシャンク15上に組立てられ、ピストン本体(荷重リング)25が部品13に当接する迄機械部品13に向けて前進移動するように回転され、次いで最少限の室29を画成するために空所20内にほぼ完全に引込められことは従来通りである。作動液体は高圧の下でダクト36を経て室29に導入されて室内に高圧を確立し、ピストンウェブ部品30、31を押しつけ空所の壁部とシール接触させる、又ピストン及びシリンダー本体を軸方向に引き離すように駆動し、この動きはボルトを機械13に対して長手方向に引伸ばしてこの軸方向力及び作動液体圧に関連して引張応力を発生させる一方、機械の部品を相応に圧縮させる。特定の引張応力が達成されると、ロッキングリング32は軸方向に移動され、図2に示したねじによる相互係合によってシリンダー本体の面部分34に当接されて固定され、この時室29内の圧力が低下されて、これにより空所の底部及びピストン部分の端部を経て既に支持されているボルトの引張応力がシリンダー本体壁部分24、端面部分34、ロッキングリング32及びピストン部分のねじを形成された表面28’により保持されるようになされる。
【0025】
室が加圧され、ピストンが図2に示すように空所のリップへ向けて軸方向に移動されるとき、室壁23に作用する圧力は壁部分24を半径方向外方へ向けてその材料及び厚さに応じた範囲で歪ませようとする。このような歪みは通常は非常に小さく、材料の弾性限界内である。更に、この同じ圧力がピストンウェブ部材31を歪ませてシールの連続性が有効となるべきことを保証する。
【0026】
室圧が低下されると、ピストンウェブは初期状態に弛緩し、ナット本体の外側壁部分はボルト張力の軸方向荷重がロッキングリングを経て作用するのと同様に作用する傾向を示す。
【0027】
ロッキングリングの端部に大きな軸方向荷重が伝達されるにも拘かわらずに、部分16’の前記弛緩部分と同様に、凹部を形成されたリング端部は端面部分34がロッキングリングの面を横断して半径方向内方へ滑動できるようにして、ピストンウェブとの接触関係をとらせるようにする。
【0028】
この点が上述した従来装置と対比される所であり、従来装置ではロッキングリングの端部及びシリンダー本体の面部分が長手軸線11に垂直であり、空所のリップがロッキング端部に埋まる(dig in)又はすえ込み(swage)する傾向を見せ、又半径方向に復帰しえなかった。これは軸方向荷重を支持する点では大きな影響を与えないが、完全に弛緩したピストンウェブ31及び部分的に歪んだ空所壁23との間の初期のシールが失われて、室29が正しく再加圧をできなくなる問題と提していた。
【0029】
長手軸線に対して5°から垂直までの凹部の傾斜が、荷重伝達効率に影響する非軸方向に伝達荷重力の成分を導かないで、シリンダー本体の壁部分24の半径方向の弛緩を十分に可能にすることが見出された。
【0030】
小さな凹部の傾斜が荷重力と組合わさって、小さな半径方向内方へ向かう反作用成分をシリンダー本体の端面部分34に発生させ、これがピストンウェブ31とシール接触するシリンダー本体の壁部分24の半径方向の動きを助成し、あるいは少なくともこの半径方向の動きに対する抵抗に打ち勝つようにできる。
【0031】
シリンダー本体部分16を半径方向内方へ弛緩させるようにする目的で、端面部分34の形状は正確に定められる必要はないが、共に応力状態又は荷重状態にある時、軸方向荷重を均等に分散させるために端面部分がほぼ相補的関係でロッキングリングの凹部に沿うことの望ましいことが理解されよう。
【0032】
作動時、シリンダー本体の壁部分24に沿って軸方向に作用する荷重力を保持する張力が、凹部の傾斜のためにロッキングリングに半径方向外方へ向かう成分を形成し、又ピストン部分のねじを形成された支持体28’に発生した反作用力から半径方向に偏倚した軸方向成分を形成し、この結果、ロッキングリングの上部が半径方向外方へ歪んで、使用前に一致したリング及びシリンダー本体の面が使用時にそれほど正確に一致しないことが認識されよう。
【0033】
望まれるならば、又使用時のリングの最大の歪みの程度が予測できるならば、リング凹部及びシリンダー本体の端面部分の傾斜は別個に形成され、リングが荷重を受けた状態での互いの一致を行わせるようになし得る。
【0034】
このような荷重の作用が僅かならば、それらを無視し、無荷重時にロッキングリングの端部凹部及びシリンダー本体の端面部分を一致させ、即ち同じ傾斜で製造される。
【0035】
リング凹部及びシリンダー本体の面部分の組合せ面は、荷重の作用する状態ですえつけることで適当に互いに一致するようにし、またこれにより取付け前のシリンダー本体部分の半径方向の弛緩及びシール効果を確かめることができるようにする。
【0036】
このような処理において、液体圧作動ナットは一緒に使用すべきボルト又はダミーボルトに固定され、室29はボルトに引張応力を発生させるように加圧され、ロッキングリングはピストン本体に沿って移動してシリンダー本体と接触状態で固定され、室は排出されて、シリンダー本体及び面部分34及びロッキングリング32を介してボルト張力が反作用するようにさせる。この、後少なくとも1回、好ましくは数回シリンダーが加圧され、室内圧が低下される前にロッキングリングは再びシリンダー本体と当接させた状態に再位置決めされて固定され、シリンダー本体及びロッキングリングの間に荷重が再付与される。液体圧作動ナットは次にボルト上に再組立てされ、ボルトに適当な引張応力を発生させてこれを保持する。
【0037】
加圧及び荷重付与のこのようなサイクルは、荷重の作用した状態でのロッキングリング及びシリンダー本体との組合せ面間の小さな不一致を軽減し、ピストンウェブ及び空所壁部が取付け後に繰り返される再加圧で有効なシールを形成することを保証する。
【0038】
本発明による液体圧作動ナットは図1及び図2に示したものに限定されないことが認識されよう。例えば、環状ピストン本体はボルト15と係合するナット本体を形成するように内ねじを形成でき、シリンダー本体は機械部品13上に係止される荷重リングを形成するようにされる。
【0039】
更に、本発明による液体圧作動ナットは、ピストン本体がシリンダー本体の半径方向外側及び内側の壁部の間に画成された室内に収容され、ピストン本体と一体的な金属ウェブがシール手段を形成している前述のGB−A−2245681号に記載された構造に立脚する必要はない。図3は、最後の1段落で説明したように、室構造が異なった、それ自体はこの分野で周知であるように、ボルト15及び機械部品13に対して逆の関係のピストン本体及びシリンダー本体41、42の形態を示している。
【0040】
シリンダー本体42はシリンダー本体端壁部分45、及びピストン本体が内部を滑動する段階状の環状空所46を形成するために半径方向内側の側壁44よりも軸方向に長い半径方向外側の側壁43を有する。ピストン本体は半径方向内側のねじを形成された側壁48よりも軸方向に短い半径方向外側の側壁47を有し、46と同じ半径の環状空所49を画成し、環状シール50、51と共に流体室52を画成する。
【0041】
内ねじを形成されたロッキングリング53であるロッキング手段はピストン本体のねじを形成された外側壁に担持され、シリンダー本体の半径方向外側の本体部分45の端面部分54と向き合う。
【0042】
図1及び図2に関連して説明したように、室内の作動流体圧がボルトに応力を発生させた時に、シリンダー本体部分45の端面部分54に当接するようにロッキングリングがピストン本体の廻りに回転されて位置決めでき、その後ねじ係合によって軸方向に動かないように保持される。少なくともロッキングリングの端部55は、又好ましくはシリンダー本体部分の端面54は、軸方向に荷重を伝達させる間にロッキングリング面上でシリンダー本体壁部分が半径方向内方に滑動できるようにするために凹部を形成される。
【0043】
本発明による流体圧作動装置はピストン本体で担持され、シリンダー本体の端面位置と当接するように移動できるねじを形成されたロッキングリングに限定されない。
【0044】
例えば、図2のナット16と殆どの点で同じ液体圧作動ナット16’の一部を示す図4を参照すれば、ロッキング手段60がロッキングリング62を含み、これはリング32に似ているがねじを形成されておらず、軸方向に延在したピストン本体26の外側の側壁に対して自由に軸方向に移動できる凹部の形成された端部63を有し、又複数のシム64がロッキングリングと機械部品13又はワッシャー部材25’の間にてピストン本体の側壁の廻りに配置されるように適当に配列されており、室圧力が低下されると、シリンダー本体の軸方向荷重はシリンダー壁部分24、ロッキングリング63及びシム64を経て機械に伝達されることで識別される。
【0045】
ロッキングリング63はスクリュー65によりシリンダー本体の端面部分34で緩く担持され、端面部分34に隣接して凹部端部を容易に位置決めできる一方、シムが挿入され、荷重は担持されないが、荷重を伝達する時はシリンダー本体壁部分の半径方向の弛緩を妨げないことで都合良い。
【0046】
本発明による液体圧作動張力装置は、ナット本体がねじを形成されたスタッド又はボルト部材に固定されるようにねじを形成されている液体圧作動ナット以外の形態を取り得ることは、認識されよう。部材に張力を付与するために環状シリンダー本体(図1、図2)又はピストン本体(図3)が他の方法で固定され、又は内ねじを形成されるか他の方法でボルト等に係合するようになされたプラー支持体として簡単に作用するジャッキの形を取り得る。
【0047】
上述の実施例は細長いスタッド又はボルト部材の端部に固定される流体圧作動ナット又は同様なジャッキ装置の形をした装置に制限された。
【0048】
図5に示されるように、液体圧作動張力装置は、機械部品72に固定されたねじ端部71及び機械部品74から突出したシャンク73を有するボルト70の形を取り得ることが認識されよう。ボルトヘッド75は、ナット本体17がボルトヘッドの一体部分であることを除いて、図1及び図2に示した液体圧作動ナット16と同じである。作動、及び凹部の形成されたロッキングリングの機能は、これまで説明したものと似ており、それ以上の説明は不要である。ボルトヘッドは、荷重リングを形成してロッキングリング77を担持するようなピストン本体76を受け入れるシリンダー本体を形成するものとして示されている。ロッキングリングの端部78は、室の半径方向外側のシリンダー本体部分の端面部分79であるとして凹部を形成され、作動は液体圧作動ナット16に関して前述で説明した通りである。ボルトヘッドはピストン本体として形成され、荷重リングは図3に類似のシリンダー本体として形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による、機械から突出したボルト部材上に配置された液体圧作動ナットで、ナット本体はシリンダー本体及びピストン本体で形成された荷重リングで形成され、ボルト部材に引張応力が生じる前に軸方向に短縮される液体圧作動ナットとされた液体圧作動張力装置を通る断面図。
【図2】軸方向に延在し、ロッキングリングを経てボルト部材の引張応力を保持する留め具装置を示す図1と同様の断立面図。
【図3】ナット本体を形成するシリンダー本体に代えてピストン本体を有する液体圧作動ナットを構成した本発明による更に他の形態の装置の断立面図。
【図4】他の形態のロッキング手段を示す本発明による更に他の形態の装置の一部の図2と同様の断立面図。
【図5】圧縮される機械から突出した液体圧作動ボルトの形態をした本発明による流体圧作動張力装置の断立面図。
【符号の説明】
10 ボルト
12、13 機械部品
14 ヘッド
15 シャンク
16 ナット
20 室
25 ピストン本体
25’ワッシャー部材
30、31 ウェブ
40 ナット
41 ピストン本体
42 シリンダー本体
50、52 シール
52 室
60 ロッキング手段
62 ロッキングリング
63 凹部端部
64 シム
70 ボルト
72 機械部品
73 シャンク
74 機械部品
76 ピストン本体
77 ロッキングリング
Claims (13)
- (i) 長手軸線を取囲み、一端面に軸方向に延在する空所を形成され、該空所の半径方向外方にシリンダー本体壁部分及び端面部分を含む環状シリンダー本体、
(ii) 軸方向に延在する環状ピストン部分を有し、前記空所内に延入して内部で滑り嵌めを形成し、シリンダー本体と共に流体室を画成する環状ピストン本体、
(iii) 前記室のシール手段、
(iv) ピストン本体を同軸的に取囲み、シリンダー本体壁部分の前記端面部分と同軸且つ対面したリング端部を有するロッキングリングを含んで成るロッキング部分、及び
(v) 作動時に前記室を加圧して本体の軸方向荷重に抗してピストン部分とシリンダー本体との間の軸方向変位を行うと共に、ロッキングリング端部がシリンダー本体の前記端面部分に当接されてロッキング手段が位置決めされるように圧力の高められた液体を前記室に供給し、又前記室を減圧して前記軸方向荷重が前記シリンダー本体壁部分とロッキングリングとの間で伝達されるように前記室から液体を解放するためのダクト手段と
を含んで構成され、軸方向荷重の伝達時にシリンダー本体壁部分がロッキングリング面上を半径方向内方へ滑動できるようにするために、シリンダー本体に近いロッキングリングの前記端部が凹部を形成されてシリンダー本体の前記端面部分に半径方向内方に傾斜した面を提するようにされた流体圧作動の張力装置。 - 請求項1に記載の装置であって、ロッキングリングの前記端部が前記長手軸線上に中心がある球体表面の一部を含んで成る張力装置。
- 請求項1に記載の装置であって、ロッキングリングの前記端部の凹部が前記長手軸線上に中心がある円錐体表面の一部を含んで成る張力装置。
- 請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の装置であって、リングで支持されるべき軸方向荷重が作用する間、そのロッキングリングの端面に対してシリンダー本体の前記端面部分が滑動可能なように前記凹部の傾斜が浅くされている張力装置。
- 請求項4に記載の装置であって、凹部の傾斜が前記長手軸線の垂直面に対して5°程度である張力装置。
- 請求項1から請求項5までの何れか1項に記載の装置であって、前記空所の半径方向外側のシリンダー本体の前記端面部分がロッキングリングの前記端部に対してほぼ相補的に傾斜されている張力装置。
- 請求項6に記載の装置であって、ピストン部分のねじの形成された半径方向外壁面に作用する反作用の半径方向外側へ作用する前記支持荷重により発生される旋回結合によって、前記支持荷重下でロッキングリングの凹部が形成された端部の半径方向外側への歪む結果として生じる凹部の傾斜を補完するようにシリンダー本体の端面部分の傾斜が形成された張力装置。
- 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の装置であって、ねじを形成され、協働するねじを形成された軸方向に延在する半径方向外側の側壁により担持されている軸方向に延在する内側壁を有するロッキングリングをロッキング手段が含んで構成された張力装置。
- 請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の装置であって、ピストン本体の軸方向に延在する半径方向外側の側壁に対して軸方向に自由に移動可能なロッキングリング、及び前記ロッキングリングをシリンダー本体の前記端面部分に当接させて且つまたピストン本体部分に対して軸方向に移動しないように支持するために、ピストン本体の廻りに配置されるように配列された複数のシムをロッキング手段が含んで構成された張力装置。
- 請求項9に記載の装置であって、ロッキングリングがシリンダー本体壁部分の前記端面部分に緩く担持された張力装置。
- 請求項1から請求項10までの何れか1項に記載の装置であって、流体圧作動のナットを含み、該ナットはシリンダー本体及びピストン本体の一方の半径方向内側の環状壁部が取付け対象機械から突出したスタッド又はボルト部材を作動的に取囲んで係合するようになされており、該部材に引張応力を発生させてそれを保持するために前記一方の上にシリンダー本体及びピストン本体の他方が支持された張力装置。
- 取付対象の機械から突出した細長い部材に引張応力を発生させてそれを保持する方法であって、該部材に同軸的に固定された請求項1から請求項11までの何れか1項に記載の装置のシリンダー本体又はピストン本体の一方が機械に支持されるように他方の本体を配置し、シリンダー本体に対してピストン本体を軸方向に移動させて部材に引張応力を発生させるために高圧力の液体を室に供給し、ロッキングリングをシリンダー本体の前記端面部分に当接させ且つピストン本体に対して軸方向に移動しないように固定し、引張応力がシリンダー本体端面部分とロッキングリングとの間に作用するように室圧力を低下させ、又少なくとも一度室を再加圧し、ロッキングリングを前記シリンダー本体端面部分に当接するように固定し、及び室圧力を低下させる諸段階を含む方法。
- 請求項12に記載の方法であって、その後前記部材から装置を取外し、等価部材に引張応力を発生させてそれを保持するように使用する段階を含む方法。
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